JP6565436B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
従来、車載燃料電池システムにおいて、自動車の走行用電動機等に必要になる電力を発電する燃料電池と、燃料電池の出力電力を制御する制御装置を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、制御装置は、道路環境に応じた制御率Rを目標電圧αに乗じた電圧値を出力するように燃料電池を制御する。これにより、燃料電池の出力電圧上昇幅と電圧上昇発生頻度を抑えることにより、燃料電池の耐久性を向上することができる。
特開2013−176213号公報
上記車載燃料電池システムでは、複数の燃料電池を用いた場合には、更なる燃料電池の耐久性の向上が望まれる。
本発明は上記問題に鑑みたもので、燃料電池の耐久性をより一層向上するようにした車載燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、燃料ガスおよび酸化剤ガスの電気化学反応により発電する複数の燃料電池セルを有する複数の燃料電池(21a、21b)と、負荷に対して燃料電池と並列に接続されて、負荷への放電および燃料電池からの充電が可能な複数の二次電池(24a、24b)と、負荷が必要とするシステム要求出力を算出する要求出力算出手段(S110)と、システム要求出力に基づいて複数の燃料電池毎の分配出力を特定し、該燃料電池毎の分配出力に基づいて複数の燃料電池および複数の二次電池を制御する分配出力制御手段(S120、S220、S320、S130)と、を備え、分配出力制御手段は、複数の二次電池の充電または放電により複数の燃料電池のうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲となるよう複数の燃料電池および複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴としている。
このような構成によれば、分配出力制御手段は、複数の二次電池の充電または放電により複数の燃料電池のうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲となるよう複数の燃料電池および複数の二次電池の分配出力を特定するので、燃料電池の劣化が抑制され、燃料電池の耐久性をより向上することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における車載燃料電池システムの全体構成を示す図である。 燃料電池セルの電流−電圧特性を示した図である。 燃料電池セルの耐久サイクル数と最大出力との関係を示す図である。 燃料電池の出力電圧と燃料電池セルの平均電圧の関係を示した図である。 第1実施形態の制御装置のフローチャートである。 第1実施形態のシステム要求出力と燃料電池、バッテリの分配出力を示すグラフである。 バッテリのSOCが55%未満の場合のシステム要求出力と燃料電池、バッテリの分配出力を示すグラフである。 バッテリのSOCが65%以上の場合のシステム要求出力と燃料電池、バッテリの分配出力を示すグラフである。 各燃料電池の分配出力を平等に制御するとともにバッテリの分配出力を平等に制御するようにした比較例を示した図である。 第2実施形態の制御装置のフローチャートである。 第2実施形態のシステム要求出力と燃料電池、バッテリの分配出力を示すグラフである。 バッテリSOCと劣化速度の関係を示した図である。 第3実施形態の制御装置のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムが適用される自動車用の車載燃料電池システム10の全体構成を図1に示す。車載燃料電池システム10は、燃料電池車両に搭載される車載電源システムとして機能するものである。本実施形態の燃料電池車両としては、バスやトラックの大型自動車が用いられる。
車載燃料電池システム10は、燃料電池ユニット20A、20B、制御装置30、およびアクセルセンサ40を備えている。
燃料電池ユニット20Aは、燃料電池21a、DC−DCコンバータ22a、23a、バッテリ24a、インバータ25a、モータジェネレータ26aおよびSOC検出部28aを備える。
燃料電池21aは、多数の燃料電池セルを直列に接続してなる固体高分子型燃料電池セルスタックである。各燃料電池セルは、それぞれ、燃料ガスおよび酸化剤ガスの電気化学反応により直流電力を出力する。
具体的には、各燃料電池セルでは、アノード極において(1)式の酸化反応が生じ、カソード極において(2)式の還元反応が生じる。燃料電池21a全体としては(3)式の起電反応が生じる。
2→2H++2e-…(1)
(1/2)O2+2H++2e-→H2O…(2)
2+(1/2)O2→H2O…(3)
なお、本実施形態では、燃料ガスとしては、例えば水素ガスが用いられる。酸化剤ガスとしては、酸素をカソード極に供給するために例えば、空気が用いられる。
DC−DCコンバータ22aは、燃料電池21aから出力される直流電力を昇圧してインバータ25およびDC−DCコンバータ23aに出力する。
DC−DCコンバータ23aは、バッテリ24aから供給される直流電圧を昇圧してインバータ25aに出力する機能と、燃料電池21aが発電した直流電力、または回生制動によりモータジェネレータ26aが回収した回生電力を降圧してバッテリ24aを充電する機能とを有する。
バッテリ24aは、負荷であるモータジェネレータ26aおよび後述する補機に対して並列に接続されている。バッテリ24aは、モータジェネレータ26aに電力を供給するとともに、燃料電池21aから出力される余剰の直流電力とモータジェネレータ26aが回収した回生電力とを充電することが可能な二次電池である。
インバータ25aは、例えば、パルス幅変調方式で駆動されるPWMインバータであり、制御装置30からの制御指令に従って、燃料電池21aまたはバッテリ24aから出力される直流電圧を三相交流電圧に変換して、モータジェネレータ26aの回転トルクを制御する。また、インバータ25aは、モータジェネレータ26aで回収した回生電力を交流電力から直流電力に変換してDC−DCコンバータ23aに出力する。
モータジェネレータ26aは、例えば、三相交流モータであり、本車載燃料電池システムを搭載した燃料電池車両の駆動輪27を駆動して燃料電池車両の動力源を構成するとともに、駆動輪27の制動により回生電力を回収する交流発電機を構成する。
SOC検出部28aは、バッテリ24aの蓄電残量を表すSOC(State Of Charge)を検出し、バッテリ24aのSOCを示す信号を制御装置30へ出力する。
燃料電池ユニット20Bは、燃料電池ユニット20Aと同様、燃料電池21b、DC−DCコンバータ22b、23b、バッテリ24b、インバータ25bモータジェネレータ26bおよびSOC検出部28bを備える。
なお、燃料電池21bは燃料電池21aに対応し、DC−DCコンバータ22bはDC−DCコンバータ22aに対応し、DC−DCコンバータ23bはDC−DCコンバータ23aに対応し、バッテリ24bはバッテリ24aに対応し、インバータ25bはインバータ25aに対応し、モータジェネレータ26bはモータジェネレータ26aに対応し、SOC検出部28bはSOC検出部28aに対応する。
制御装置30は、CPU、ROM、RAM、入出力インタフェース等を備える周知の電子制御装置である。制御装置30は、ROMに記憶されたプログラムに従って燃料電池システム10の各部を制御する。制御装置30は、制御処理の実行に伴って燃料電池21a、21bの出力電力を制御する。
アクセルセンサ40は、アクセルペダル50の踏み込み量をアクセル開度として検出する。アクセル開度は、後述するシステム要求出力Waを算出するために用いられる。アクセルペダル50は、運転者が燃料電池21a、21bの出力電力を制御するために運転者の足により踏み込まれる操作部である。
次に、本実施形態の制御装置30の制御処理の説明に先だって、燃料電池21a、21bの特性について説明する。図2は、燃料電池21a、21bにおける燃料電池セルの電流−電圧(I−V)特性を示した図である。
車載燃料電池システム10においては、燃料電池車両の走行に伴ってシステム負荷が変動する。具体的には、燃料電池セルの出力電圧は、燃料電池セルの負荷に流れる電流に応じて、0.6ボルト〜1.0ボルト程度の範囲で変動する。
燃料電池21a、21bは、発電の負荷状態に応じて燃料電池セル毎に、出力電極間(アノード極およびカソード極の間)の電圧が変動し、その過程において、触媒層にてPt(プラチナ)の溶出、析出を繰り返してPtが凝集する。このため、発電に寄与するPt表面積が低下して出力低下を招くことになる。
そこで、このような車載燃料電池システム10においては、燃料電池21a、21bにおける燃料電池セル当たりの出力限電圧が0.7〜0.75ボルトの所定値、燃料電池セルの出力電圧の出力限電圧が0.8〜0.85ボルトの所定値に入るよう制御することで耐久性の向上を図るようにしている。
図3に、アクセルのON/OFFを繰り返す耐久サイクル数と燃料電池セルの最大出力との関係を示す。アクセルONとは、燃料電池セルが高負荷になり、燃料電池セルの出力電圧が開放電圧から低下した状態である。アクセルOFFとは、燃料電池セルが低負荷になり、燃料電池セルの出力電圧が上昇して開放電圧に近づいた状態である。
グラフQ1は、アクセルON時の燃料電池セルの出力電圧を0.7Vとし、アクセルOFF時の燃料電池セルの出力電圧を0.85Vとしたときの燃料電池セルの最大出力の変化を示す。グラフQ2は、アクセルON時の燃料電池セルの出力電圧を0.7Vとし、アクセルOFF時の燃料電池セルの出力電圧を0.9Vとしたときの燃料電池セルの最大出力の変化を示す。グラフQ3は、アクセルON時の燃料電池セルの出力電圧を0.6Vとし、アクセルOFF時の燃料電池セルの出力電圧を1.0Vとしたときの燃料電池セルの最大出力の変化を示す。
このようにアクセルOFF時の燃料電池セルの出力電圧が開放電圧に近づくほど、少ない耐久サイクル数で燃料電池セルの最大出力が低下する。つまり、アクセルOFF時の燃料電池セルの出力電圧が開放電圧に近づくほど、燃料電池セル(燃料電池21a、21b)の耐久性は大きく低下する。
そこで、本実施形態では、制御装置30は、燃料電池21a、21bの出力電力を制御する際には、燃料電池セルの出力電極間電圧が、燃料電池セルが劣化しやすい電圧範囲(例えば、0.75V未満、または0.8V以上)に入る使用頻度を下げる。すなわち、燃料電池セルの出力電極間電圧が、燃料電池セルが劣化しにくい所定電圧範囲Va(例えば、0.75V以上、0.8V未満)に入る使用頻度を上げる。つまり、燃料電池21a、21bを構成する燃料電池セルの個数をNとし、燃料電池の電流をIとしたとき、(Va×N×I)から決まる電力範囲を燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnとし、燃料電池21a、21bの出力電力を制御する際には、燃料電池21a、21bの出力が所定電圧範囲Wnに入る使用頻度を上げることになる。
図4は、燃料電池の出力電圧と、燃料電池の出力電圧を燃料電池セルの数で除算して求められる平均電圧の関係を示した図である。燃料電池セルは、製造上のばらつきや運転状態により、燃料電池の出力電圧にばらつきが生じる。
また、燃料電池21a、21bにおいて、高負荷と低負荷とを繰り返す負荷変動時において、低負荷時の燃料電池セルの出力電極間電圧が、開放電圧(約1.0V)に近いほど燃料電池セルの劣化が進行しやすくなる。このため、燃料電池の出力電圧のばらつきを考慮して、燃料電池セルの出力電圧が0.8Vを超えないよう所定電力範囲Wnの下限値Wn1および上限値Wn2を設定する必要がある。本実施形態では、燃料電池セルの出力電圧が0.75Vのときの燃料電池21a、21bの出力電力を所定電力範囲Wnの下限値Wn1とし、燃料電池セルの出力電圧が0.7Vのときの燃料電池21a、21bの出力電力を所定電力範囲Wnの上限値Wn2とする。
本車載燃料電池システム10のように複数の燃料電池21a、21bを有するシステムにおいては、燃料電池21a、21bの分配出力が平等となるよう燃料電池21a、21bを制御すると、燃料電池21a、21bの出力電力が所定電力範囲Wnに入らなくなる頻度が高くなり、燃料電池21a、21bの耐久性が低下してしまう。
そこで、本車載燃料電池システム10の制御装置30は、複数の二次電池の充電または放電により燃料電池21a、21bのうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を制御する処理を行う。
以下、制御装置30の制御処理について図5、図6を参照して説明する。図5は、本実施形態の制御装置30のフローチャートである。また、図6は、後述するシステム要求出力Waと燃料電池21a、21b、バッテリ24a、24bの分配出力の関係を示すグラフである。
制御装置30は、定期的に図5に示す処理を実施する。なお、フローチャートにおける各制御ステップは、制御装置30が有する各種の機能実現手段を構成している。なお、本実施形態においては、バッテリ24a、24b蓄電残量を表すSOC(State Of Charge)が55%以上、65%未満となっているものとする。
まず、ステップ100において、アクセルセンサ40によりアクセル開度を検出する。アクセル開度は、運転者が足で踏み込むアクセルペダル50の踏み込み量である。踏み込み量が大きくなるほどアクセル開度が大きくなる。
次に、ステップ110において、アクセル開度に基づいて、自動車のモータジェネレータ26a、26bおよび補機に必要となる電力をシステム要求出力Waとして算出する。システム要求出力Waは、アクセル開度が大きくなるほど、大きくなるように設定されている。補機に必要な電力とは、車両用空調装置、変速機、車輪制動装置、操舵装置、照明装置および音響装置等の各種の車載装置に必要となる電力のことである。
次に、ステップ120において、システム要求出力Waに基づいて、燃料電池21aおよびバッテリ24aの少なくとも一方が出力すべき電力Ws1(以下、分配出力Ws1という)と、燃料電池21bおよびバッテリ24bの少なくとも一方が出力すべき電力Ws2(以下、分配出力Ws2という)を決める。
(1)Wa<W1の場合
システム要求出力Waが、所定の基準電力W1(図6参照)未満の場合、分配出力Ws1を分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を分配出力BAT2とする。本実施形態において、分配出力BAT1は、バッテリ24aの放電出力であり、分配出力BAT2は、バッテリ24bの放電出力である。このように、システム要求出力Waが、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1を大きく下回る場合には、バッテリ24a、24bの放電電力により自動車の負荷であるモータジェネレータ26a、26bおよび補機に電力を供給する。したがって、燃料電池21a、21bの出力電圧はそれぞれ0となり、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(2)W1≦Wa<W2の場合
ここで、W2は、所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1である。すなわち、システム要求出力Waが、所定の基準電力W1以上で、かつ、所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1未満の場合、分配出力Ws1をWaとし、分配出力Ws2を0とする。ここでは、燃料電池21aで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給する。なお、システム要求出力Waが、所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1未満の状態のときには、燃料電池21aの出力電圧が、所定電力範囲Wnに入らなくなってしまうが、燃料電池21bの出力電圧は0であるため、燃料電池21bの劣化は抑制される。
(3)W2≦Wa<W3の場合
ここで、W3は、第1制限出力Wn1×2である。すなわち、システム要求出力Waが、第1制限出力Wn1以上で、かつ、第1制限出力Wn1×2未満の場合、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を0とする。このように、システム要求出力Waが、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1以上になると、燃料電池21aで発電された電力とバッテリ24aの放電出力で自動車の負荷に電力を供給する。ここで、燃料電池21aの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21aの劣化は抑制される。また、燃料電池21bの出力電圧は0であるため、燃料電池21bの劣化も抑制される。
(4)W3≦Wa<W4の場合
ここで、W4は、第1制限出力Wn1×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2である。すなわち、システム要求出力Waが、第1制限出力Wn1×2以上で、かつ、第1制限出力Wn1×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2未満の場合、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1+分配出力BAT1とし、Ws2を第1制限出力Wn1+分配出力BAT2とする。ここで、燃料電池21a、21bの出力電力は、それぞれ燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(5)W4≦Wa<W5の場合
ここで、W5は、第2制限出力Wn2+第1制限出力Wn1+バッテリ24aの最大出力である。すなわち、システム要求出力Waが、第1制限出力Wn1×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2以上で、かつ、第2制限出力Wn2+第1制限出力Wn1+バッテリ24aの最大出力未満の場合、分配出力Ws1をWn2+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2をWn1とする。ここで、燃料電池21a出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの上限値に対応する第2制限出力Wn2となり、燃料電池21bの出力電力は、所定電力範囲Wnの下限値に対応する第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(6)W5≦Wa<W6の場合
ここで、W6は、第2制限出力Wn2×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2である。すなわち、システム要求出力Waが、第2制限出力Wn2+第1制限出力Wn1+バッテリ24aの最大出力以上で、かつ、第2制限出力Wn2×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2未満の場合、分配出力Ws1を第2制限出力Wn2+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第2制限出力Wn2+分配出力BAT2とする。燃料電池21a 、21bの出力電力は、所定電力範囲Wnの上限値に対応する第1制限出力Wn2となるため、燃料電池21bの劣化は抑制される。
(7)W6≦Wa<W7の場合
ここで、W7は、燃料電池21aの最大出力+第2制限出力Wn2+バッテリ24aの最大出力である。すなわち、システム要求出力Waが、第2制限出力Wn2×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2以上で、かつ、燃料電池21aの最大出力+第2制限出力Wn2+バッテリ24aの最大出力未満の場合、分配出力Ws1をWnlim+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第2制限出力Wn2とする。ここで、Wnlimは、燃料電池21a、21bの最大出力である。この場合、燃料電池21aの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnに対応する所定電力範囲Wnに入らなくなってしまうが、燃料電池21bの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの上限値に対応する第2制限出力Wn2となるため、燃料電池21bの劣化は抑制される。
(8)W7≦Waの場合
システム要求出力Waが、燃料電池21aの最大出力+Wn2+バッテリ24aの最大出力の場合、分配出力Ws1をWnlim+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2をWnlim+分配出力BAT2とする。このような場合には、各燃料電池21a21bの出力電圧は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnに入らなくなる。
このように、ステップ120において、燃料電池21a、21bの分配出力Ws1、Ws2およびバッテリ24a、24bの分配出力BAT1、BAT2を算出する。
S130では、分配出力Ws1、Ws2を制御出力値として燃料電池21a、21bに出力するとともに分配出力BAT1、BAT2を制御出力値としてバッテリ24a、24bに出力し、本処理を終了する。
上記したように、バッテリ24a、24bのSOCが55%以上、65%未満となっている場合には、図6に示した出力特性となるよう各燃料電池21a、21bの分配出力およびバッテリ24a、24bの分配出力を制御する。なお、バッテリ24a、24bのSOCが55%未満の場合には、バッテリの放電頻度が減るように制御することで、バッテリのSOCが下がるのを防止する。例えば、図7に示すような出力特性となるよう各燃料電池21a、21bの分配出力およびバッテリ24a、24bの分配出力を制御する。また、バッテリ24a、24bのSOCが65%以上の場合には、バッテリの放電頻度が増えるように制御することで、SOCが高くなりすぎるのを防止しつつ、さらに燃料電池の耐久性を向上させる。例えば、図8に示すような出力特性となるよう各燃料電池21a、21bの分配出力およびバッテリ24a、24bの分配出力を制御する。
図9は、各燃料電池21a、21bの分配出力を平等に制御するとともにバッテリ24a、24bの分配出力を平等に制御するようにした比較例である。このように、各燃料電池21a、21bの分配出力を平等に制御する場合、2つの燃料電池21a、21bの出力電力が同時に燃料電池が劣化しやすい所定電圧に相当する電力範囲に入ってしまう頻度が上がるため、システム全体の燃料電池の耐久性が低下してしまう。
これに対し、本実施形態では、バッテリ24a、24bの放電により燃料電池21a、21bのうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を個別に特定するので、例えば、システム負荷の変動時に燃料電池21a、21bの出力が所定電力範囲Wnを下回る回数が全体として減るため、システム全体の燃料電池の耐久性が向上する。
また、このような車載燃料システム10においては、燃料電池21a、21bの負荷が高負荷になると出力電圧が低下して効率も悪化する。すなわち、燃料電池21a、21bの出力電圧を低い状態、すなわち、燃料電池21a、21bの出力が所定電力範囲Wn未満の状態で動作させると効率が悪化する。しかし、本実施形態の車載燃料システム10においては、燃料電池21a、21bの出力が所定電力範囲Wnに入るよう燃料電池21a、21bの分配出力が特定されるので、効率を向上し、燃費特性を改善することも可能である。
上記した構成によれば、制御装置30は、複数のバッテリ24a、24bの放電により燃料電池21a、21bのうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を制御するので、燃料電池の劣化が抑制され、燃料電池の耐久性をより向上することができる。
また、制御装置30は、システム要求出力Waに応じて燃料電池毎の分配出力が段階的に切り替わるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を制御することができる。
また、所定電力範囲Wnは、燃料電池21a、21bの燃料電池セル当たりの出力電圧が0.75ボルト以上、0.8ボルト未満に相当する燃料電池21a、21bの電力範囲とすることができる。
また、制御装置30は、既に発電している燃料電池21a、21bの燃料電池セルの出力電圧が所定電圧範囲Vaの下限値以下になる場合、出力電力が0となっている発電待機中の燃料電池21a、21bの発電を開始するよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を制御する。これにより、既に発電している燃料電池21a、21bの劣化を防止することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る車載燃料電池システムについて説明する。本実施形態の車載燃料電池システムの構成は上記第1実施形態の車載燃料電池システムと同じである。
上記第1実施形態では、バッテリ24a、24bの放電により各燃料電池21a、21bの分配出力が所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池毎の分配出力を制御するようにしたが、本実施形態では、バッテリ24a、24bの放電および放電により各燃料電池21a、21bの分配出力が燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池毎の分配出力を制御する。
以下、本実施形態の制御装置30の制御処理について図10、図11を参照して説明する。図10は、本実施形態における制御装置30のフローチャートである。また、図11は、本実施形態におけるシステム要求出力Waと燃料電池21a、21bの出力電力の関係を示すグラフである。制御装置30は、定期的に図10に示す処理を実施する。
制御装置30は、まず、S100にてアクセル開度を検出し、S110にてアクセル開度に基づいて、自動車のモータジェネレータ26a、26bおよび補機に電力をシステム要求出力Waとして算出する。
次のS220では、システム要求出力Waに基づいて、燃料電池21aおよびバッテリ24aの少なくとも一方が出力すべき電力Ws1(以下、分配出力Ws1という)と、燃料電池21bおよびバッテリ24bの少なくとも一方が出力すべき電力Ws2(以下、分配出力Ws2という)を決める。なお、本実施形態におけるS220のW1〜W7は、S120のW1〜W7に対応している。
(1)Wa<W1の場合
システム要求出力Waが、基準電力W1(図11参照)未満の場合、分配出力Ws1を分配出力BAT1とし、Ws2を分配出力BAT2とする。ここで、分配出力BAT1は、バッテリ24aの放電出力であり、分配出力BAT2は、バッテリ24bの放電出力である。このように、システム要求出力Waが所定電力範囲Wnの下限値である下限出力Vn1より大きく下回る場合には、バッテリ24a、24bの放電により自動車の負荷に電力を供給する。したがって、燃料電池21a、21bの出力電圧はそれぞれ0となり、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(2)W1≦Wa<W2の場合
システム要求出力Waが、基準電力W1以上で、かつ、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1未満の場合、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を0とする。なお、S220においてBAT1、BAT2がマイナス(−)として示されているのは、バッテリを充電することを意味する。また、図11において縦軸の出力が負となっている箇所はバッテリを充電することを意味する。ここでは、燃料電池21aで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給する。また、燃料電池21aの発電により余剰となった電力はバッテリ24aに充電される。また、燃料電池21aの出力電圧が、所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21aの劣化は抑制される。また、燃料電池21bの出力電圧は0であるため、燃料電池21bの劣化も抑制される。
(3)W2≦Wa<W3の場合
システム要求出力Waが、第1制限出力Wn1以上で、かつ、第1制限出力Wn1×2未満の場合、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1−分配出力BAT2とする。なお、燃料電池21a、21bの発電により余剰となった電力は、それぞれバッテリ24a、24bに充電される。ここで、燃料電池21a、21bの出力電力は、それぞれ燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(4)W3≦Wa<W4の場合
システム要求出力Waが、第1制限出力Wn1×2以上で、かつ、第1制限出力Wn1×2+バッテリ24a、24bの許容出力×2未満の場合、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1+分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1+分配出力BAT2とする。ここで、燃料電池21a、21bの出力電力は、それぞれ燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
なお、S220における(5)〜(8)に対する処理については、S120の(5)〜(8)と同じであるので、ここでは説明を省略する。このように、ステップ120において、燃料電池21a、21bの分配出力Ws1、Ws2を算出する。
S130では、分配出力Ws1、Ws2を制御出力値として燃料電池21a、21bに出力するとともに分配出力BAT1、BAT2を制御出力値としてバッテリ24a、24bに出力し、本処理を終了する。
上記したように、W1≦Wa<W2の場合、すなわち、システム要求出力Waが、基準電力W1以上で、かつ、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1未満の場合、分配出力Ws1を燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wn未満にするのではなく、所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1とし、燃料電池21aの発電により余剰となった電力はバッテリ24aに充電される。このため、燃料電池21aの劣化を抑制するだけでなく、バッテリ24aに充電した電力を高負荷時に負荷に供給することが可能である。
上記した構成によれば、制御装置30は、複数のバッテリ24a、24bの充電または放電により燃料電池21a、21bのうち少なくとも1つの燃料電池の分配出力が所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定するので、燃料電池の耐久性をより向上することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る車載燃料電池システムについて説明する。本実施形態の車載燃料電池システムの構成は上記第1実施形態の車載燃料電池システムと同じである。
上記第1実施形態では、システム要求出力Waの大きさに基づいて燃料電池21a、21bの分配出力Ws1、Ws2およびバッテリ24a、24bの分配出力BAT1、BAT2を算出するようにしたが、本実施形態では、バッテリ24a、24bのSOCおよびシステム要求出力Waの大きさに基づいて燃料電池21aおよびバッテリ24aの少なくとも一方が出力すべき電力Ws1(以下、分配出力Ws1という)と、燃料電池21bおよびバッテリ24bの少なくとも一方が出力すべき電力Ws2(以下、分配出力Ws2という)を決める。
図12に、バッテリSOCと劣化速度の関係を示す。バッテリ24a、24bは、そのSOCが所定の下限値(例えば、40%)を下回ったり、所定の上限値(例えば、80%)を上回ったりすると劣化しやすくなる。このため、各バッテリ24a、24bのSOCが第1の基準値(例えば、55%)や第2の基準値(例えば、65%)を設定し、これらの範囲内になるようにバッテリ24a、24bの充電制御を行うのが好ましい。
本実施形態では、各燃料電池21a、21bの分配出力が、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池毎の分配出力を制御するとともに、バッテリ24a、24bの劣化が抑制されるよう、バッテリ24a、24bの充電制御を行う。
以下、本実施形態の制御装置30の制御処理について図13を参照して説明する。図13は、本実施形態における制御装置30のフローチャートである。制御装置30は、定期的に図13に示す処理を実施する。
制御装置30は、まず、S100にてアクセル開度を検出し、S110にてアクセル開度に基づいて、自動車のモータジェネレータ26a、26bおよび補機に必要となる電力をシステム要求出力Waとして算出する。
次のS320では、システム要求出力Waおよびバッテリ24a、24bの蓄電残量を表す各バッテリSOCに基づいて、燃料電池21aが出力すべき電力Ws1(以下、分配出力Ws1という)と、燃料電池21bが出力すべき電力Ws2(以下、分配出力Ws2という)と、バッテリ24aが出力すべき電力BAT1(以下、分配出力BAT1という)と、バッテリ24bが出力すべき電力BAT2(以下、分配出力BAT2という)の分配出力を決める。なお、本実施形態におけるS320のW2〜W3は、S120、S220のW2〜W3とは異なる。
(1)Wa<W1の場合
ここで、W1は、所定の基準電力W1である。すなわち、Wa<W1、かつ、S1≦SOC1、2の場合には、分配出力Ws1を分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を分配出力BAT2とする。ここで、SOC1は、バッテリ24aのSOCであり、SOC2は、バッテリ24bのSOCである。また、S1は、バッテリ24a、24bが劣化するのを防ぐSOCの基準値(例えば、55%)である。このように、システム要求出力WaがW1以下で、バッテリ24a、24bのSOCがS1以上の場合には、バッテリ24a、24bバッテリ24a、24bの放電により自動車の負荷に電力を供給する。したがって、燃料電池21a、21bの出力電圧はそれぞれ0となり、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
Wa<W1、かつ、SOC1、2≦S1の場合には、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1−分配出力BAT2とする。このように、システム要求出力WaがW1以下で、バッテリ24a、24bのSOCがS1未満の場合には、燃料電池21a、21bで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給する。ここで、燃料電池21a、21bの出力電力は、それぞれ燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。また、燃料電池21a、21bの発電により余剰となった電力はバッテリ24a、24bに充電される。
(2)W1≦Wa<W2の場合
ここで、W2は、所定電力範囲Wnの上限値に対応する第1制限出力Wn1である。すなわち、W1≦Wa<W2、かつ、S1≦SOC1≦SOC2<S2の場合には、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を0とする。なお、S2は、バッテリ24a、24bが劣化するのを防ぐSOCの基準値(例えば、65%)である。
この場合、燃料電池21aで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給し、燃料電池21aの発電により余剰となった電力はバッテリ24aに充電される。すなわち、バッテリ24a、24bのうち、SOCの少ない方の燃料電池ユニットの燃料電池の発電を優先するよう分配出力Ws1、Ws2、BAT1、BAT2が決定される。そして、燃料電池21aの発電により余剰となった電力がSOCの少ない方のバッテリ24aに充電される。なお、燃料電池21aの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21aの劣化は抑制される。
W1≦Wa<W2、かつ、S1≦SOC2<SOC1<S2の場合には、分配出力Ws1を0とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1−分配出力BAT2とする。この場合、燃料電池21bで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給し、燃料電池21bの発電により余剰となった電力はバッテリ24bに充電される。ここで、燃料電池21bの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21bの劣化は抑制される。また、燃料電池21aの出力電圧は0であるため、燃料電池21aの劣化も抑制される。
上記したようにW1≦Wa<W2のような場合、複数のバッテリ24a、24bのうちSOCのより低いバッテリに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池毎の分配出力を特定する。なお、燃料電池の発電により、その燃料電池に接続されたバッテリのSOCが他方のバッテリのSOCよりも高くなると、他方のバッテリに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池毎の分配出力が特定されるようになる。
W1≦Wa<W2、かつ、SOC1、2<S1の場合には、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1−分配出力BAT2とする。この場合、燃料電池21a、21bで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給し、燃料電池21a、21bの発電により余剰となった電力はバッテリ24a、24bに充電される。ここで、燃料電池21aの出力電力は、燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲Wnの下限値である第1制限出力Wn1となるため、燃料電池21aの劣化は抑制される。
W1≦Wa<W2、かつ、S2≦SOC1、2の場合には、分配出力Ws1を分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を分配出力BAT2とする。このように、バッテリ24a、24bのSOC1、2がS2以上の場合、バッテリ24a、24bの放電電力により自動車の負荷に電力を供給する。したがって、燃料電池21a、21bの出力電圧はそれぞれ0となり、燃料電池21a、21bの劣化は抑制される。
(3)W2≦Wa<W3の場合
ここで、W2は、所定電力範囲Wnの上限値に対応する第1制限出力Wn1×2である。W2≦Wa<W3、かつ、SOC1、2<S2の場合には、分配出力Ws1を第1制限出力Wn1−分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を第1制限出力Wn1−分配出力BAT2とする。この場合、燃料電池21a、21bで発電された電力で自動車の負荷に電力を供給し、燃料電池21a、21bの発電により余剰となった電力はバッテリ24a、24bに充電される。
W2≦Wa<W3、かつ、S2<SOC1、2の場合には、分配出力Ws1を分配出力BAT1とし、分配出力Ws2を分配出力BAT2とする。このように、バッテリ24a、24bのSOC1、2がS2以上の場合、バッテリ24a、24bの放電電力により自動車の負荷に電力を供給する。
(4)W3≦Waの場合
S120の(4)〜(8)と同じであるので、ここでは説明を省略する。なお、(5)や(7)のときのように燃料電池21a、燃料電池21bの出力やバッテリ24a、24bの出力が異なる場合は、バッテリ24aと24bのSOCの高い方の出力を大きくし、かつバッテリを優先的に使うことで、バッテリのSOCを均一化でき、かつ2つの燃料電池を均等に使うことができる。
S130では、分配出力Ws1、Ws2を制御出力値として燃料電池21a、21bに出力するとともに分配出力BAT1、BAT2を制御出力値としてバッテリ24a、24bに出力し、本処理を終了する。
ここで、システム要求出力を段階的に変化させて燃料電池21a、21bを間欠動作させる場合について説明する。
W1≦Wa<W2の場合、バッテリ24a、24bのうちSOCのより低いバッテリに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池毎の分配出力が特定される。例えば、バッテリ24aのSOCがバッテリ24bのSOCよりも低い場合、バッテリ24aに接続された燃料電池21aが発電を開始し、燃料電池21aにより余剰となった電力がバッテリ24aに充電される。したがって、バッテリ24aのSOCは次第に高くなり、バッテリ24bのSOCよりも高くなる。
次に、Wa<W1になると、燃料電池21a、21bは、それぞれ発電を停止し、バッテリ24a、バッテリ24bの分配出力は、それぞれWa/2となる。このように、バッテリ24a、バッテリ24bの放電により自動車の負荷に電力を供給する。
次に、W1≦Wa<W2になると、バッテリ24a、24bのうちSOCのより低いバッテリに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池毎の分配出力が特定される。ここでは、バッテリ24bのSOCがバッテリ24aのSOCよりも低くなっているため、バッテリ24bに接続された燃料電池21bが発電を開始し、燃料電池21bにより余剰となった電力がバッテリ24bに充電される。したがって、バッテリ24bのSOCは次第に高くなり、バッテリ24aのSOCよりも高くなる。このように、バッテリ24a、24bのSOCに基づいて燃料電池21a、燃料電池21bが交互に発電を行う。
本実施形態では、上記第1、第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第1、第2実施形態と同様に得ることができる。
また、上記した構成によれば、車載燃料電池システム10は、バッテリ24a、24bの蓄電残量であるSOCを検出するSOC検出部28a、28bを備え、制御装置30は、SOC検出部28a、28bにより検出された蓄電残量に応じて燃料電池21a、21b毎の分配出力が異なるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定するので、バッテリ24a、24bのSOCに適した分配出力を特定することが可能である。
また、制御装置30は、複数のバッテリ24a、24bのうちSOC検出部28a、28bにより検出されたSOCのより低いバッテリ24a、24bに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定する。これにより、SOCの低いバッテリに接続された燃料電池21a、21bが発電した余剰の電力でSOCの低いバッテリを充電することができる。
また、制御装置30は、SOC検出部28a、28bにより検出されたSOCが第1基準値S1以上で、かつ、第1基準値より大きな第2基準値S2未満の場合、SOCのより低いバッテリ24a、24bに接続された燃料電池の発電を優先するよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定することができる。ここで、第1基準値S1を45〜55%の所定値とし、第2基準値S2を55〜65%の所定値とすることが好ましい。
また、制御装置30は、SOC検出部28a、28bにより検出されたSOCが第2基準値S2以上の場合、SOCが第2基準値S2以上となっているバッテリ24a、24bに接続された燃料電池21a、21bが発電を開始しないよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定する。これにより、バッテリ24a、24bを無駄に充電しないようにすることができる。
また、制御装置30は、SOC検出部28a、28bにより検出されたSOCが第1基準値S1未満の場合、システム要求出力waが所定の電力W1未満であっても、SOCが第1基準値S1未満となっているバッテリ24a、24bに接続された燃料電池が所定の出力で発電し、この燃料電池に接続されたバッテリを充電するよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定する。これにより、SOCが第1基準値S1未満となっているバッテリ24a、24bがバッテリ上がりとなるのを防止することができる。
また、SOCが第1基準値S1未満となっているバッテリ24a、24bに接続された燃料電池の分配出力が所定電力範囲Wnとなるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定するので、SOCが第1基準値S1未満となっているバッテリ24a、24bに接続された燃料電池の劣化を防止することもできる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、燃料電池車両に搭載される車載電源システムとして機能する車載燃料電池システムの構成を示したが、燃料電池車両に搭載される車載電源システムに限定されるものではない。
(2)上記各実施形態では、乗員が操作するアクセルペダル50の操作量を検出するアクセルセンサ40の出力信号に基づいて、複数の燃料電池21a、21bから出力するべき電力の総量をシステム要求出力として算出するようにしたが、アクセルセンサ40の出力信号以外の信号を用いて負荷が必要とするシステム要求出力を算出するようにしてもよい。
(3)上記各実施形態では、システム要求出力に応じて燃料電池21a、21bの分配出力が段階的に切り替わるよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定するようにしたが、システム要求出力に応じて燃料電池21a、21bの分配出力が連続的に変化するよう燃料電池21a、21bおよびバッテリ24a、24bの分配出力を特定するようにしてもよい。
(4)上記各実施形態では、2つの燃料電池ユニット20A、20Bを有する車載燃料電池システム10の構成を示したが、3つ以上の燃料電池ユニットを有する燃料電池システム10とすることもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S110が要求出力算出手段に相当し、S120、S220、S320が分配出力制御手段に相当し、蓄電残量検出手段に相当し、SOC検出部28a、28bが畜電残量検出手段に相当する。
10 車載燃料電池システム
21a、21b 燃料電池
22a、22b DC−DCコンバータ
23a、23b DC−DCコンバータ
24a、24b バッテリ
25a、25b インバータ
26a、26b モータジェネレータ

Claims (13)

  1. 燃料ガスおよび酸化剤ガスの電気化学反応により発電する複数の燃料電池セルを有する複数の燃料電池(21a、21b)と、
    負荷に対して前記燃料電池と並列に接続されて、前記負荷への放電および前記燃料電池からの充電が可能な複数の二次電池(24a、24b)と、
    前記負荷が必要とするシステム要求出力を算出する要求出力算出手段(S110)と、
    前記システム要求出力に基づいて前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定し、該燃料電池毎の分配出力に基づいて前記複数の燃料電池を制御する分配出力制御手段(S120、S220、S320、S130)と、を備え、
    前記分配出力制御手段は、前記複数の二次電池の充電または放電により前記複数の燃料電池のうち少なくとも1つの前記燃料電池の分配出力が前記燃料電池が劣化しにくい所定電力範囲となるよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記分配出力制御手段は、前記システム要求出力に応じて前記燃料電池毎の分配出力が段階的に切り替わるよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記所定電力範囲は、前記燃料電池セル当たりの出力下限電圧が0.7〜0.75ボルトの所定値、出力上限電圧が0.8〜0.85ボルトの所定値となる電力範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記分配出力制御手段は、前記システム要求出力に応じて前記燃料電池毎の分配出力が連続的に変化するよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記分配出力制御手段は、既に発電している前記燃料電池の燃料電池セルの出力電圧が所定電圧範囲の限値以上になる場合、発電待機中の前記燃料電池の発電を開始するよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記複数の二次電池の蓄電残量を検出する蓄電残量検出手段(28a、28b)を備え、
    前記分配出力制御手段は、前記蓄電残量検出手段により検出された蓄電残量に応じて前記燃料電池毎の分配出力が異なるよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  7. 前記分配出力制御手段は、前記システム要求出力および前記蓄電残量検出手段により検出された二次電池の前記蓄電残量に基づいて前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記分配出力制御手段は、前記複数の二次電池のうち前記蓄電残量検出手段により検出された蓄電残量のより低い前記二次電池に接続された前記燃料電池の発電を優先するよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項6または7に記載の燃料電池システム。
  9. 前記分配出力制御手段は、前記蓄電残量検出手段により検出された二次電池の前記蓄電残量が第1基準値以上で、かつ、第1基準値より大きな第2基準値未満の場合、前記蓄電残量のより低い前記二次電池に接続された前記燃料電池の発電を優先するよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  10. 前記第1基準値は45〜55%の所定値であり、前記第2基準値は65〜75%の所定値であることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池システム。
  11. 前記分配出力制御手段は、前記蓄電残量検出手段により検出された二次電池の前記蓄電残量が前記第2基準値以上の場合、該蓄電残量が前記第2基準値以上となっている前記二次電池に接続された前記燃料電池が発電を開始しないよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項9または10に記載の燃料電池システム。
  12. 前記分配出力制御手段は、前記蓄電残量検出手段により検出された二次電池の前記蓄電残量が前記第1基準値未満の場合、前記システム要求出力が所定の電力未満であっても、前記蓄電残量が前記第1基準値未満となっている前記二次電池に接続された前記燃料電池が所定の出力で発電し、該燃料電池に接続された前記二次電池を充電するよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  13. 前記分配出力制御手段は、前記蓄電残量が前記第1基準値未満となっている前記二次電池に接続された前記燃料電池の分配出力が前記所定電力範囲となるよう前記複数の燃料電池および前記複数の二次電池の分配出力を特定することを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システム。
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