JP6565404B2 - 部品管理システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、部品管理システムおよびプログラムに関する。
特許文献1には、部品に関連する複数の項目により構成される部品情報と、各項目毎の当該項目内の情報の有無の割合を示すデータ充足度を記憶しておき、検索画面取得要請の際にデータ充足度に基づいて検索画面を生成して検索端末に送信するようにした検索支援装置が開示されている。
特許文献2には、図面情報の特定の領域から文字列を読み取ってその図面の図面名称を取得して、取得した文字列からその図面の種類を判定して、図面の情報を管理する階層構造を自動的に構築するようにした階層構造構築装置が開示されている。
特開2007−072645号公報 特開2015−007955号公報
製品を設計、製造および販売する企業内では、様々な種類の部品情報を登録しておき、必要な時には欲しい部品情報の条件を設定して検索することにより条件に合致した部品リストを得られるような部品情報データベースが用いられている。
しかし、同一企業内においても、部品を部品会社から調達する調達部門では各部品のコスト情報や調達先に関する情報を主として格納したデータベースを構築していたり、製造部門では、どの製品にどの部品が使用されているかの情報を主として格納したデータベースを構築している場合がある。また、品質管理部門では、製品毎の市場品質情報をメインとしたデータベースを構築している場合がある。
このような各部門がそれぞれデータベースを構築していたのでは、複数部門で部品情報データベースを共通に使用したとしても、製品の開発設計者が新製品の部品の選定を行う際に、コスト情報、市場品質情報等の様々な情報を考慮した上で部品の選定を行うことができないという問題がある。
例えば、このようなデータベースが部門間でアクセス可能なようになっていた場合でも、開発設計者が部品情報データベースを検索してある部品情報を得て、その部品のコスト情報を知りたい場合には、改めて購買部門のデータベースにアクセスしてその部品のコスト情報を入手しなければならない。また、その部品の市場不具合情報等を知りたい場合には、開発設計者は、品質管理部門のデータベースにアクセスしてその部品に関する品質情報を入手しなければならない。
そもそも、市場からフィードバックされるトラブルデータ等の品質情報では、トラブルの種類の情報と機種名や装置のシリアルナンバーとが紐づいた情報となっている。しかし、このような品質情報のみから部品の設計変更前後の市場不具合率の推移を把握しようとすると容易ではない。なぜならば、トラブルが発生した装置のシリアルナンバーから、その装置に使用されるユニットのシリアルナンバーを調べ、さらに設計変更部品の導入情報を別途調べて、この導入情報と装置のシリアルナンバーとの関係を把握する必要があるからである。
また、開発設計者が他の部品について同様にコスト情報や品質情報を知りたい場合には、再度購買部門のデータや品質管理部門のデータベースにアクセスして欲しい情報を入手しなければならず、様々な情報を参照して部品選定を行うためには煩雑な手間が必要になる。
本発明の目的は、部品情報を格納した部品情報データベースとは独立して、部品に関する他の関連情報を格納したデータベースが存在する場合でも、部品情報データベースから検索した部品情報のリストに関連情報を含めて表示させることが可能な部品管理システムおよびプログラムを提供することである。
[部品管理システム]
請求項1に係る本発明は、予め設定された複数の部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する部品分類の選択を受け付ける第1の受付手段と、
選択された部品分類に対して設定されている属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段により属性情報および部品番号が入力された部品情報を格納する部品情報データベースと、
前記部品情報データベースに格納されている部品情報の中から、指定された条件に合致する部品情報を検索する検索手段と、
部品番号に対して前記部品情報以外の他の情報を格納する1または複数の連携情報データベースと、
前記検索手段により検索された部品情報に対して登録されている関連情報を前記1または複数の連携情報データベースから抽出する抽出手段と、
前記検索手段により検索された部品情報のリストを、当該部品情報のリストに対して前記抽出手段により抽出された関連情報のうちのどの関連情報を含めて表示するかを切替えるための複数のタブとともに表示するよう制御する表示制御手段とを有し、
前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された部品情報のリストに、前記複数のタブのうち選択されたタブに対応する関連情報を含めて表示するような制御を行う部品管理システムである。
請求項に係る本発明では、前記部品分類は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類であり、
前記属性情報には、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報と、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報が存在する請求項記載の部品管理システムである。
[プログラム]
請求項に係る本発明は、予め設定された複数の部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する部品分類の選択を受け付ける第1の受付ステップと、
選択された部品分類に対して設定されている属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける第2の受付ステップと、
前記第2の受付ステップにおいて属性情報および部品番号が入力された部品情報を部品情報データベースに格納する格納ステップと、
前記部品情報データベースに格納されている部品情報の中から、指定された条件に合致する部品情報を検索する検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された部品情報に対して登録されている関連情報を、部品番号に対して前記部品情報以外の他の情報を格納する1または複数の連携情報データベースから抽出する抽出ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された部品情報のリストを、当該部品情報のリストに対して前記抽出ステップにおいて抽出された関連情報のうちのどの関連情報を含めて表示するかを切替えるための複数のタブとともに表示し、前記検索ステップにおいて検索された部品情報のリストに、前記複数のタブのうち選択されたタブに対応する関連情報を含めて表示するよう制御する表示制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項に係る本発明では、前記部品分類は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類であり、
前記属性情報には、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報と、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報が存在する請求項記載のプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、部品情報を格納した部品情報データベースとは独立して、部品に関する他の関連情報を格納した連携情報データベースが存在する場合でも、部品情報データベースから検索した部品情報のリストに関連情報を含めて表示させることが可能になるという効果を得ることができる。さらに、請求項1に係る本発明によれば、タブを選択することにより、検索により得られた部品情報のリストに、どの連携情報データベースからの関連情報を含めて表示させるかを切替えることが可能になるという効果を得ることができる。
請求項に係る本発明によれば、請求項に係る発明により得られる効果に加えて、開発設計部門と調達・製造部門(環境管理部門・品質部門・原価管理部門等)とで共通に使用することができ、かつ各部品毎に登録する必要がある属性項目の数を、全ての部品について同じ属性項目を設定する場合と比較して削減することが可能な部品管理システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、部品情報を格納した部品情報データベースとは独立して、部品に関する他の関連情報を格納した連携情報データベースが存在する場合でも、部品情報データベースから検索した部品情報のリストに関連情報を含めて表示させることが可能になるという効果を得ることができる。さらに、請求項に係る本発明によれば、タブを選択することにより、検索により得られた部品情報のリストに、どの連携情報データベースからの関連情報を含めて表示させるかを切替えることが可能になるという効果を得ることができる。
請求項に係る本発明によれば、請求項に係る発明により得られる効果に加えて、開発設計部門と調達・製造部門(環境管理部門・品質部門・原価管理部門等)とで共通に使用することができ、かつ各部品毎に登録する必要がある属性項目の数を、全ての部品について同じ属性項目を設定する場合と比較して削減することが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の部品管理システム10を含むシステム全体の構成を示す図である。 部品情報データベース32と他のデータベース33〜37とが連携する様子を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の部品管理システム10における管理サーバ31のハードウェア構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の部品管理システム10における管理サーバ31の機能構成を示すブロック図である。 生産情報データベース37に格納される生産情報の一例を示す図である。 図面データベース33に格納されている図面データの一例を示す図である。 開発設計者が端末装置21を操作して、部品分類として「ベアリング」を指定して部品情報データベース32を検索した場合に表示される画面例を示す図である。 内径が「6.0」、外径が「10.0」、グリス有無が「有」、ボール数が「8」の部品が基準部品として選択された場合の画面例を示す図である。 図7に示した画面例において、図面サムネイル画像を選択した場合の画面例を示す図である。 「コスト情報」というタブを選択した場合の部品情報リストの画面例を示す図である。 購入価格が低い順番で部品情報リストを並び替えた場合の画面例を示す図である。 部品番号を第1の軸とし、属性情報の中から選択した「内径」および「グリス有無」を第2の軸として2次元表示した場合の画面例を示す図である。 製品を開発設計して販売する一般的な企業における各部門間の連携の様子の概略を示す図である。 複合部品分類の具体例を説明するための図である。 「成型カバー」という複合部品分類が選択された場合に表示される登録フレーム枠の一例を示す図である。 図15に示した登録フレーム枠に対して属性情報を順次入力した場合の様子の一例を示す図である。 「板金カバー」という複合部品分類が選択された場合に表示される登録フレーム枠の一例を示す図である。 「プレスギヤ」という複合部品分類が選択された場合に表示される登録フレーム枠の一例を示す図である。 複合部品分類毎に異なる属性情報が登録された部品情報の一例を示す図である。 複合部品分類毎に異なる属性項目を設定せずに、単に属性項目を増やした場合の比較例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の部品管理システム10を含むシステム全体の構成を示す図である。
本発明の第1の実施形態の部品管理システム10は、図1に示されるように、ネットワーク30を介して端末装置21〜23と接続された構成となっている。ここで、端末装置21〜23は、それぞれ、開発設計部門、調達部門、製造部門に設置されている。なお、本実施形態では、説明を簡単にするために3台の端末装置21〜23のみが部品管理システム10に接続されているものとして説明を行うが、実際には多数の端末装置を部品管理システム10に接続することが可能である。
また、部品管理システム10は、管理サーバ31と、部品情報データベース32と、図面データベース33と、購買情報データベース34と、環境情報データベース35と、品質情報データベース36と、生産情報データベース37とから構成されている。
部品情報データベース32には、様々な部品の部品番号や属性情報を含む部品情報が格納されている。図面データベース33には、部品の図面画像が図面データとして格納されている。また、購買情報データベース34には、部品の購入単価、購入数量、購入先に関する情報等の購買情報が格納されている。環境情報データベース35には、各部品毎のCO2(二酸化炭素)排出量等の各種環境情報が格納されている。品質情報データベース36には、各部品または製品毎の市場不具合発生率等の品質情報が格納されている。生産情報データベース37には、製品の各機種毎の生産台数、生産日、シリアル番号(製造番号)、生産場所、または各機種が使用している部品情報等の各種生産情報が格納されている。
端末装置21〜23は、管理サーバ31にアクセスして、図面データベース33に格納されている図面データを閲覧したり、部品情報データベース32に格納されている部品情報を検索したりすることが可能となっている。また、本実施形態の部品管理システムでは、部品情報データベース32と、図面データベース33、購買情報データベース34、環境情報データベース35、品質情報データベース36、生産情報データベース37が連携することにより、単に部品の検索を行うだけではなく検索した部品のコスト情報、環境情報、品質情報等の各種情報を把握することが可能となっている。
そのため、本実施形態の部品管理システムによれば、新機種の開発設計を行うとする開設設計者は、新機種に使用する部品を選定する際に、各部品の技術的な仕様、特性等の情報だけでなく、コスト、市場品質、購入数量、環境負荷等の様々な情報を得ることが可能となる。
つまり、本実施形態の部品管理システムでは、図2に示されるように、部品情報データベース32をハブ情報データベースとして、図面データベース33、購買情報データベース34、環境情報データベース35、品質情報データベース36、生産情報データベース37等のローカル情報データベース(連携情報データベース)と連携させることにより部品検索の際に様々な情報を得ることが可能となる。
次に、本実施形態の部品管理システム10における管理サーバ31のハードウェア構成を図3に示す。
管理サーバ31は、図3に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ユーザインタフェース(UI)装置14、ネットワーク30を介して部品情報データベース32や各種データベース33〜37、端末装置21〜23等の外部装置との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、管理サーバ31の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図4は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される管理サーバ31の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の管理サーバ31は、図4に示されるように、情報送受信部41と、部品検索部42と、表示制御部43とを備えている。
情報送受信部41は、予め設定された複数の部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する部品分類の選択を受け付ける(第1の受付手段)。
そして、情報送受信部41は、選択された部品分類に対して設定されている属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける(第2の受付手段)。
そして、部品情報データベース32は、情報送受信部41により属性情報および部品番号が入力された部品情報を格納する。
部品検索部42は、部品情報データベース32に格納されている部品情報の中から、情報送受信部41を介して端末装置21〜23から指定された検索条件に合致する部品情報を検索する。
表示制御部43は、部品検索部42により検索された部品情報のリストを、端末装置21〜23のうち検索を指示した端末装置の表示部に対して表示させるような制御を行う。
図面データベース33、購買情報データベース34、環境情報データベース35、品質情報データベース36、生産情報データベース37等のローカル情報データベースは、部品番号に対して部品情報以外の他の情報を格納する連携情報データベースである。
そして、情報送受信部41は、部品検索部42により検索された部品情報に対して登録されている関連情報を連携情報データベースであるデータベース33〜37から抽出する(抽出手段)。
そして、表示制御部43は、部品検索部42により検索された部品情報のリストを、その部品情報のリストに対して情報送受信部41により抽出された関連情報のうちのどの関連情報を含めて表示するかを切替えるための複数のタブとともに端末装置21〜23の表示部に表示するよう制御する。
なお、表示制御部43は、部品検索部42により検索された部品情報のリストに、複数のタブのうち選択されたタブに対応する関連情報を含めて表示させるような制御を行う。
また、表示制御部43は、部品情報のリストを、部品番号を第1の軸とし、属性情報の中から選択された1又は複数の属性項目または関連情報の中から選択された1又は複数の項目を第2の軸として2次元表示するような制御を行う。
さらに、情報送受信部41は、部品検索部42により検索された部品情報のリストを、属性情報の中から選択された属性項目または関連情報の中から選択された項目に基づいて並び替えまたは属性項目または項目に対して設定された条件に基づいて絞込むような処理を行う機能も備えている(修正手段)。
そして、表示制御部43は、情報送受信部41により並び替えまたは絞り込まれた後の部品情報のリストを、抽出された関連情報を含めて表示するよう端末装置21〜23の表示部を制御する。
なお、生産情報データベース37には、部品番号に対してその部品が搭載された製品の機種番号およびシリアル番号(製造番号)からなる生産情報が格納されている。この生産情報データベース37に格納される生産情報の一例を図5に示す。
この図5に示した生産情報によれば、例えば、機種名「C7788」という機種のシリアル番号が100001〜100956の製品には、「123A044251A」という部品が使用されており、シリアル番号が100957〜102145の製品には、「123A044251B」という設計変更後の部品が使用されていることが分かる。
そのため、部品情報データベース32と他のデータベース33〜37等の連携情報データベースとの連携を部品番号をキーとして行うだけでなく、製品の機種番号や製造番号等の生産情報をキーとして行うようにすることも可能である。
このようにすることにより、情報送受信部41は、部品検索部42により検索された部品情報により特定される部品が搭載された製品の機種番号および製造番号を生産情報データベース37から抽出し、抽出された機種番号および製造番号に対して登録されている品質情報を品質情報データベース36から抽出することが可能となる。
そして、表示制御部43が、部品検索部42により検索された部品情報のリストに、抽出された品質情報を含めて表示するよう制御するようにすれば、その部品を搭載した製品の市場不具合率等を把握することが可能となる。
次に、本実施形態の部品管理システム10における具体的な動作を図面を参照して説明する。
先ず、図面データベース33に格納されている図面データの一例を図6に示す。図6に示された図面データは、「ベアリング」の図面例であり、部品の外形形状等ともに各種の特性情報等が画像情報として構成されている。
以下の説明では、開発設計者が新機種に搭載するベアリングを選定する場合の操作に基づいて本実施形態の部品管理システムの動作を説明する。
例えば、開発設計者が端末装置21を操作して、部品分類として「ベアリング」を指定して部品情報データベース32を検索した場合に表示される画面例を図7に示す。
図7に示した画面例では、部品分類が大分類、中分類、小分類に分かれている場合が示されている。ここでは、大分類として「機構部品」、中分類として「ベアリング」、小分類として「ボールベアリング」が指定されて検索が行われた場合が示されている。
なお、この検索された部品リストの部品を選択すると、その選択された部品の図面画像がサムネイル画像として表示されている
また、この画面例では、さらに検索条件を追加することができるようになっており、検索項目を選択して、検索条件を入力することにより、入力された検索条件に基づいて部品リストを絞り込むことができるようになっている。例えば、検索項目として「メーカー名」を指定して、検索条件として「○○○産業」を入力して検索釦を操作することにより、メーカー名として「○○○産業」が登録されている部品のみを抽出することができるようになっている。
さらに、図面データベース33〜生産情報データベース37等の他の情報データベースと連携するために、連携のキーとなる情報(データ連携の際の共通情報)を指定して、データ転送釦71を操作することにより検索された部品リストに対応する情報が他の情報データベースから抽出される。
図7に示した例では、部品番号が連携のキーとなる情報として指定された例である。一般的には、部品情報の管理は部品番号で行われるため、部品番号を連携のキーとなる情報として選択することが行われる。
ここで、図7に示した画面例においてある部品を基準部品として選択すると、図8に示すように、その基準部品と同一のとなる属性情報の項目が他の項目とは異なる色により表示されるようになっている。
図8に示す画面例では、内径が「6.0」、外径が「10.0」、グリス有無が「有」、ボール数が「8」の部品が基準部品として選択されたため、他の部品の属性項目において、内径については「6.0」の部分の色が変化し、外径については「10.0」の部分の色が変化し、グリス有無については「有」の部分の色が変化し、ボール数については「8」の部分の色が変化しているのがわかる。
このようにすることにより、基準部品の仕様と近い仕様の部品または同一の仕様の部品がどれであるかを容易に把握することが可能となる。
また、図7に示した画面例において、図面サムネイル画像を選択した場合の画面例を図9に示す。図9に示した画面例では、サムネイル画像に対応する図面データが図面データベース33から取り込まれて大きく表示されているのが分かる。
このようにすることにより、図面の詳細を知りたい開発設計者は、サムネイル画像をクリックするだけで、図面データを見ることが可能となる。
さらに、例えば、検索により得られた部品情報のリストにおける各部品の購入価格等のコスト情報を知りたい場合には、操作者は、図10に示すように、「コスト情報」というタブを選択するだけで、部品情報にリストに「購入価格」というコスト情報が付加された部品情報リストを見ることが可能となる。
また、図11に示されるように、この購入価格の低い部品を優先して選択した場合等には、この「購入価格」の項目を選択して並び替え(降順または昇順)を指示することにより、得られたリストを価格の安い順番(または高い順番)等で並び替えた結果を見ることが可能となる。
なお、図11に示した画面例では、購入価格が低い順番で部品情報リストを並び替えた場合が示されている。
さらに、得られた部品情報リストに対して、部品番号を第1の軸とし、属性情報の中から選択した「内径」および「グリス有無」を第2の軸として2次元表示(マトリクス表示)した場合の画面例を図12に示す。
この図12に示した画面では、同一仕様の部品毎に並び替えられて、同一仕様の部品については黒丸が縦方向に並ぶように表示されている。そのため、操作者は、どの部品とどの部品が同一仕様であるかを容易に把握することが可能になり、ある部品と同一仕様の部品の存在の有無を容易に知ることができる。
つまり、本実施形態の部品管理システムによれば、ある部品分類において、同一仕様の部品の存在の有無および仕様が近似した部品の拡散の状態を幾何学的に認識することが可能となる。例えば、部品番号の第1の軸をY軸とし、部品の属性情報の第2の軸をX軸として、2次元表示画面上のX軸とY軸に対応する交点に黒丸マークを配置した場合、黒丸マークがY軸方向に一直線に並んだ場合には、同一仕様の部品が重複して登録されている可能性があると判定できる。また、Y軸方向の近傍に黒丸マークがずれて並んでいる場合には、仕様が近似する部品が多く登録されている可能性があると判定できる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態の部品管理システムについて説明する。
本実施形態の部品管理システムは、図1に示した第1の実施形態の部品管理システム10と基本的な構成は同様であるためその説明は省略する。
本発明の第2の実施形態の部品管理システムは、部品分類が、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類であり、属性情報には、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報と、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報が存在する点が、上記で説明した第1の実施形態の部品管理システムと異なる。
本実施形態における部品情報データベース32は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複数の複合部品分類毎に異なる属性情報、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報および部品番号を含む複数の部品情報を格納する。なお、この部品情報データベース32の詳細については後述する。
部品の様々な属性情報が登録されている部品データベースは、社内の様々な部門により使用される。そのため、各部門毎に各部品に対して登録することを希望する属性情報が異なる。
例えば、開発設計部門では、部品を機能毎に分類して、必要な機能を達成するための部品が既に存在するか等の情報を得ることができる部品データベースを希望する。
これに対して、購買部等の調達部門、製造部門等は、部品の機能的な分類よりも、材料、加工法で分類した部品データベースを使用して、調達先の選定等を行うことができることを希望する。何故ならば、購買部等の調達部門では、板金部品であれば板金部品メーカーに発注し、樹脂部品であれば樹脂部品メーカーに発注するため、その部品がどのような機能を有するのかよりもどのような材料、加工法で作られるのかが必要になるからである。
そのため、開発設計部門で必要となる部品データベースと、調達部門、製造部門等で必要な部品データベースとでは要求される仕様が異なり、別々のデータベースを構築して運用する場合もあった。
しかし、部品単価を低減させて製品のコストを削減しようとした場合、開発設計部門の部品データベースと、調達部門、製造部門等の部品データベースが連携していないと、どの部品がどのような価格でどこから調達されているのかを開発設計部門では把握できないという課題が発生する。
そのため、開発設計部門と調達部門、製造部門等とで共通に使用することができ、かつ必要な情報を得ることが可能なデータベースを構築しようとすると、各部品に登録するための属性項目の数が多くなってしまうという問題がある。
また、既に部品番号が設定されている部品の中から希望する仕様の部品を選択する場合や、似たような仕様の部品を統合して部品単価を低減しようとする場合、部品番号毎にその部品の仕様が登録されていることが必要となる。
しかし、部品の種類毎にその部品の特性を表現する属性項目が異なる。例えば、モータ、ベアリングおよび樹脂部品では、その部品の特性を表現するための属性項目が全く異なる。そのため、各部品番号毎に必要な属性項目を登録できるようにした場合、部品品種が多くなると属性項目の数が膨大になってしまい現実的に使用することができなくなる。そのため、各部品の重量、寸法や発注先、材質程度の共通的な属性情報を登録することしかできないという制限があった。
また、膨大な数の図面から属性項目を引き出して紐付ける作業をするためには各部品を分類しておくようにすることが考えられる。なぜなら部品を分類すればその分類種毎に登録する属性項目をあらかじめ決めておく事ができるため、図面に記載されている属性項目のうちどの属性情報を選択して登録するかを容易に判断することができるからである。しかしこの「分類」は、設計部門では「機能分類」で、調達・製造部門では「材料加工分類」で、それぞれ行われてきたためお互いの部門で共通に利用できなかった。
このような事情により、調達部門、製造部門等と開発設計部門とで共通に使用することができ、各部品毎に必要な属性情報が登録可能な部品データベースを構築しようとしても、各部品毎に登録しなければならない属性項目の数が膨大になり現実的に使用可能な範囲を超えてしまい使い難い、または使うことができないものになってしまう。
このような理由により、本実施形態では、開発設計部門と調達・製造部門(環境管理部門・品質部門・原価管理部門等)とで共通に使用することができ、かつ各部品毎に登録する必要がある属性項目の数を、全ての部品について同じ属性項目を設定する場合と比較して削減することが可能な部品管理システムを実現させることを目的としている。
次に、本実施形態の部品管理システムを、図4を参照して説明する。なお、以下の説明では、上記で説明した第1の実施形態の部品管理システムとは異なる部分についてのみ説明を行う。
本実施形態の情報送受信部41は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複数の複合部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する複合部品分類の選択を受け付ける。
そして、本実施形態における情報送受信部41は、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける。
そして、部品情報データベース32は、情報送受信部41により受け付けられ、複合部品分類毎に異なる属性情報が設定された部品情報を格納する。
より、詳細に説明すると、本実施形態の部品管理システム10における部品情報データベース32は、上記でも説明したように、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複数の複合部品分類毎に異なる属性情報、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報および部品番号を含む複数の部品情報を格納する。
このように部品情報データベース32に格納されている部品情報において、複合部品分類毎に異なる属性情報が設定されている理由を説明する。
先ず、製品を開発設計して販売する一般的な企業における各部門間の連携の様子の概略を図13に示す。
いわゆるメーカーと呼ばれる企業における製品の企画、開発、設計、調達、製造、販売、保守等の各部門には、業務を実行する際の流れにより分類すると大きく分けて2つの軸が存在する。そのうちの1つは、企画、開発設計、生産準備、生産技術等の部門によるエンジニアリング軸であり、もう1つは、調達・購買、製造、出荷、販売、販売計画、生産計画、保守等の部門によるサプライチェーン軸である。
そして、これらの各部門は、部品管理を行う際に部品を分類したい分類方法が異なっている。
具体的には、企画、開発設計、生産準備、生産技術等のエンジニアリング軸の部門では、設計的視点による分類である機能分類により部品を管理する必要がある。また、調達・購買、製造、出荷、販売、販売計画、生産計画、保守等の部門のサプライチェーン軸の部門では、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類により部品を管理する必要がある。
そのため、本実施形態の部品管理システム10では、部品情報は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的なマトリクス状に設定された複数の複合部品分類毎に異なる属性情報が設定できるようになっている。
次に、この複合部品分類の具体例を図14を参照して説明する。
図14に示した具体例では、設計的視点(開発・設計部門的視点)による分類である機能分類として、ベアリング、ギヤ・歯車、カバー・シュート、フレームという分類が示されている。また、図14に示した具体例では、調達製造的視点(調達部門・製造部門的視点)による分類である工法・材料・形状分類として、金属切削・研削部品、板金・プレス部品、粉末冶金部品、樹脂射出成型部品、樹脂ブロー成型部品という分類が示されている。
そして、複合部品分類として、上記の機能分類、工法・材料・形状分類の2つの分類を2次元的(2軸的)に組み合わせて、ボールベアリング、切削フレーム、プレスギヤ、板金カバー、板金フレーム等の分類が示されている。
例えば、「ボールベアリング」という複合部品分類は、「ベアリング」という機能分類と、「金属切削・研削部品」という工法・材料・形状分類の2つの分類の両方に含まれる部品分類である。
そして、本実施形態の部品管理システム10では、このような「ボールベアリング」、「切削フレーム」、「プレスギヤ」等の複合部品分類毎に、異なる属性項目が登録可能になっている。
そのため、新規の部品の部品情報を部品情報データベース32に登録しようとする場合、部品の登録をしようとするユーザ(使用者)は、この複数の複合部品分類の中から1つの複合部品分類を選択する。
例えば、「成型カバー」という複合部品分類が選択された場合、部品情報を登録するための登録フレーム枠として図15に示すような登録フレーム枠が表示される。
この図15に示される登録フレーム枠では、選択された複合部品分類が「成型カバー」であるため、機能分類として「カバー」、工法・材料・形状分類として「樹脂(射出成型)」という分類名が既に登録済みとなっている。
そして、この図15に示された「成型カバー」という複合部品分類の登録フレーム枠では、属性項目として「最大板厚」、「投影面積」、「成形圧力」、「成形型締め力」という項目が設定されている。
そのため、ユーザは、図16に示すように、この登録フレーム枠に対して、部品番号、部品名、メーカー情報、重量、XYZ(縦、横、高さ)寸法、最大板厚、投影面積、成形圧力、成形型締め力等の属性情報を順次入力して、部品情報として登録することができる。
また、図14に示した複合部品分類において「板金カバー」が選択された場合に表示される登録フレーム枠の一例を図17に示す。
この図17に示した例では、選択された複合部品分類が「板金カバー」であるため、機能分類として「カバー」、工法・材料・形状分類として「板金・プレス」という分類名が既に登録済みとなっている。
そして、この図17に示された「板金カバー」という複合部品分類の登録フレーム枠では、属性項目として「板厚」、「展開寸法」、「プレストン数」、「型種類(単/順送)」、「ステージ数」、「穴数」という項目が設定されている。
また、図14に示した複合部品分類において「プレスギヤ」が選択された場合に表示される登録フレーム枠の一例を図18に示す。
この図18に示した例では、選択された複合部品分類が「プレスギヤ」であるため、機能分類として「ギヤ」、工法・材料・形状分類として「板金・プレス」という分類名が既に登録済みとなっている。
そして、この図18に示された「プレスギヤ」という複合部品分類の登録フレーム枠では、属性項目として「段数」、「歯数」、「外形φ」、「内径φ」、「歯幅」、「歯形誤差」という項目が設定されている。
そして、このように複合部品分類毎に異なる属性情報が登録された部品情報の一例を図19に示す。
図19を参照すると分かるように、機能分類が同じでも工法・材料・形状分類が異なれば違う属性項目が設定される場合もあり、また、工法・材料・形状分類が同じでも機能分類が異なれば違う属性項目が設定される場合もある。
例えば、機能分類が「カバー」であっても、工法・材料・形状分類が「樹脂(射出成型)」であるか「板金・プレス」であるかにより部品情報の属性項目が異なっている(図15、図17参照)。また、例えば、工法・材料・形状分類が「板金・プレス」であっても、機能分類が「カバー」であるか「ギヤ」であるかにより部品情報の属性項目が異なっている(図17、図18参照)。
なお、「ソレノイド」、「ファンモータ」、「その企業に特殊な機能部材」等のように工法・材料・形状分類が存在しない又は分類できない部品については、機能分類毎に異なる属性情報が登録可能になっている。
例えば、シャフトを持った3層ロールの場合は紙送りロールとして登録し、シャフト、ゴムの属性情報を登録する。これは「紙送りロール」が金属シャフトとゴムロールという組合せと製作方法が10年〜20年という時間的スパンで安定的に固定されている事が明瞭であるからである。
また、金属シャフトに成形樹脂ロールを組み合わせて使用するような場合はそれぞれ独立した末端部品として登録する。
さらに、金属シャフトに成形樹脂ロールを一体成形する場合等、特殊な場合は材料分類を複数持たせることで対応させることも可能である。
例えば、金属シャフト周囲にEPDMゴム(エチレン・プロピレン・ジエン・ゴム)を接着固定しその表層にウレタン樹脂を積層したような材料では、このロールが帯電ロールといった従来から認知されている特定の機能部材であれば複合分類のカテゴリではなくその機能名称で一つの分類として登録する。そして、機能が認知されておらず特定できないような部品であれば、ゴムロールといった複合分類にあてはめ、属性としてシャフト材料、積層する2種の有機材料を登録する方法も可能である。工法・材料・形状分類で単にゴムではなく、単層ゴムと積層ゴムなどに分類しておけば、積層ゴムロールなどの分類に登録できる。これらの場合どの分類方法でも、分類につく属性は材料種が複数になる分多くはなるが、単にロールなどといった一般的機能分類の属性数に比べればはるかに低減することができ、必要な属性情報を図面などから抽出する困難さは大幅に軽減される。
本実施形態の部品管理システム10では、管理しようとする数多くの部品を、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類により分類している。そのため、開発設計部門と調達・製造部門(環境管理部門・品質部門・原価管理部門等)の両方の部門において共通して本実施形態の部品管理システム10を使用することができ、全社的に統一した部品管理を行うことが可能となる。
また、本実施形態の部品管理システム10では、この複合部品分類毎に異なる部品情報を各部品に登録することができるようにしているため、部品毎に登録することが必要な属性項目の数を現実的に利用可能な数に抑えつつ、各部品の様々な仕様等を部品情報に登録することが可能となる。
さらに、従来設計部門として必要であった分類により作成され設計部門で活用されてきた部品構成表の分類と、調達や製造部門毎にそれぞれの部門用に分類し構築・活用してきた部品構成表の分類を、複合分類によって少ない修正で結合することが可能であるため、部門毎に構築してきた部品構成表という部門資産を全社資産として継続して有効活用できるというメリットもある。
例えば、複合部品分類毎に異なる属性項目を設定せずに、単に属性項目を増やした場合の比較例を図20に示す。
この図20に示した比較例では、部品の種類に関係なく登録可能な属性項目を増やした場合が示されている。そして、この図25に示した例では、その部品に必要が無い属性項目まで設定されていることによりこの部品についてはどの属性項目を利用して属性情報を登録すれば良いのかが分かり難く利用者が利用し難いものとなっているのが分かる。
具体的には、図20に示した例では、部品として「樹脂のカバー」を登録する際の例が示されていて、属性項目として「最大板厚」、「投影面積」、「成形圧力」、「成形型締め力」という項目に属性情報を登録する場合の例が示されているが、利用者はどの属性項目に属性情報を登録すべきなのかが分かり難いものとなっている。
これに対して、本実施形態の部品管理システム10は、複合部品分類として、「成型カバー」という分類を選択するだけで、図15に示すような登録フレーム枠が用意されることにより、利用者は、どの属性項目に属性情報を登録すべきなのかを容易に把握することができる。
そして、本実施形態の部品管理システム10によれば、各部門間が単独で部品管理をすることなく全部門で共通した部品管理ができるようになり、全社的に統一した部品データベースを構築することが可能となる。そのため、本実施形態の部品管理システム10を利用することにより、製品のコスト削減を効果的に推進して、総原価低減に貢献することができる。
具体的には、本実施形態の部品管理システム10を利用することにより、1つの部品に複数の部品番号が設定されるような一部品多部品番号の発生を防止することにより適正な部品価格の実現が可能となる。
また、本実施形態の部品管理システム10によれば、部品の仕様と単価の比較が容易になることにより、通常より価格設定が高い部品を見つけることが可能となり、適正な部品価格の実現が容易になる。
また、本実施形態の部品管理システム10によれば、仕様が近い部品を容易に把握することができるようになり、部品の標準化を図って部品種類を削減したり、類似属性の部品比較を行ってコスト的に有利な部品選択を行うことができるようになる。
さらに、本実施形態の部品管理システム10を用いることにより、どのような部品をどのような仕入れ先からどれだけ購入しているのかを知ることが可能になり、購買実績、調達状況の把握が容易に把握可能になる。
なお、本実施形態では説明していないが、部品部面の図面データを管理する図面管理システムと本実施形態の部品管理システム10とを連携させるようにすることも可能である。このように、図面管理システムと部品管理システム10とを連携させることにより、図面データから属性情報を直接入力可能としたり、検索した部品の図面データを利用者が容易に閲覧できるようになる。
10 部品管理システム
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 ユーザインタフェース(UI)装置
15 通信インタフェース(IF)
16 制御バス
21〜23 端末装置
30 ネットワーク
31 管理サーバ
32 部品情報データベース
33 図面データベース
34 購買情報データベース
35 環境情報データベース
36 品質情報データベース
37 生産情報データベース
41 情報送受信部
42 部品検索部
43 表示制御部
71 データ転送釦

Claims (4)

  1. 予め設定された複数の部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する部品分類の選択を受け付ける第1の受付手段と、
    選択された部品分類に対して設定されている属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段により属性情報および部品番号が入力された部品情報を格納する部品情報データベースと、
    前記部品情報データベースに格納されている部品情報の中から、指定された条件に合致する部品情報を検索する検索手段と、
    部品番号に対して前記部品情報以外の他の情報を格納する1または複数の連携情報データベースと、
    前記検索手段により検索された部品情報に対して登録されている関連情報を前記1または複数の連携情報データベースから抽出する抽出手段と、
    前記検索手段により検索された部品情報のリストを、当該部品情報のリストに対して前記抽出手段により抽出された関連情報のうちのどの関連情報を含めて表示するかを切替えるための複数のタブとともに表示するよう制御する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された部品情報のリストに、前記複数のタブのうち選択されたタブに対応する関連情報を含めて表示するような制御を行う部品管理システム。
  2. 前記部品分類は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類であり、
    前記属性情報には、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報と、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報が存在する請求項項記載の部品管理システム。
  3. 予め設定された複数の部品分類の中から、新しく登録を行う部品に合致する部品分類の選択を受け付ける第1の受付ステップと、
    選択された部品分類に対して設定されている属性情報および部品番号を含む部品情報の入力を受け付ける第2の受付ステップと、
    前記第2の受付ステップにおいて属性情報および部品番号が入力された部品情報を部品情報データベースに格納する格納ステップと、
    前記部品情報データベースに格納されている部品情報の中から、指定された条件に合致する部品情報を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにおいて検索された部品情報に対して登録されている関連情報を、部品番号に対して前記部品情報以外の他の情報を格納する1または複数の連携情報データベースから抽出する抽出ステップと、
    前記検索ステップにおいて検索された部品情報のリストを、当該部品情報のリストに対して前記抽出ステップにおいて抽出された関連情報のうちのどの関連情報を含めて表示するかを切替えるための複数のタブとともに表示し、前記検索ステップにおいて検索された部品情報のリストに、前記複数のタブのうち選択されたタブに対応する関連情報を含めて表示するよう制御する表示制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  4. 前記部品分類は、設計的視点による分類である機能分類と、調達・製造的視点による分類である工法・材料・形状分類の2つの分類の組み合わせにより2次元的に設定された複合部品分類であり、
    前記属性情報には、選択された複合部品分類に対して設定され各複合部品分類毎に異なる複数の属性情報と、複合部品分類に関係なくどの部品に対しても共通に設定されている共通属性情報が存在する請求項記載のプログラム。
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