JP6565176B2 - 電子装置及び実装方法 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は電子装置及び実装方法に関する。
シェルフに、断面凹部のガイド部を上下に対向して並設し、プリント板の挿入時に下側のガイド部の先端が上側のガイド部の先端より手前にある状態としたプリント板実装シェルフがある。
また、筐体に導電性舌状片を設け、プラグインユニット内の予め定めた信号線に接続された導電性金属片と挿入時に接触するよう筐体の溝間に導電性舌状片を突出させた筐体の構造がある。
さらに、シェル部の補助レールに、プラグインレールのスライド収納速度を低減させるような制動部を備える構造がある。
特開平7−212063号公報 実開昭61−129395号公報 特開2011−181568号公報
電子装置の筐体にプラグインユニット等のプラグインユニットを挿入して実装するとき、挿入時の位置合わせを容易にすることが望まれる。
また、筐体内におけるプラグインユニットからの電磁波の漏洩の抑制や、挿入作業時の作業者の静電気を逃がす等のために、プラグインユニットと筐体の間に導電部材を設けることがある。導電部材は、たとえば、プラグインユニットの前面カバーに設けられる。
プラグインユニットが筐体に電気的に接続されるよりも前に作業者の静電気を逃がすためには、上記の導電部材をプラグインユニットの挿入方向の奥側に配置することが望まれる。しかし、導電部材を奥側に配置するために、前面カバーを後側(奥側)に大型化すると、筐体内における冷却風等の通過領域(通風領域)を前面カバーが覆ってしまう。
本願の開示技術は、1つの側面として、筐体へのプラグインユニット挿入時の位置合わせを容易にし、プラグインユニットから電磁波の漏洩の抑制と実装作業者の静電気の放電を図りつつ筐体内の通風領域を広く確保することが目的である。
本願の開示する技術では、筐体に実装されるプラグインユニットを保持部で保持する案内部材が、付勢部材により、筐体から突出する突出位置へ付勢される。プラグインユニットと案内部材との間には、プラグインユニットと案内部材とを導電させる導電部材が設けられる。
筐体へのプラグインユニット挿入時の位置合わせを容易にし、プラグインユニットから電磁波の漏洩の抑制と実装作業者の静電気の放電を図りつつ筐体内の通風領域を広く確保できる。
図1は第一実施形態の電子装置を示す分解斜視図である。 図2は第一実施形態の電子装置のサブラックを示す斜視図である。 図3は第一実施形態の電子装置のサブラックを示す斜視図である。 図4は第一実施形態の電子装置を示す斜視図である。 図5は第一実施形態の電子装置を示す正面図である。 図6は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す斜視図である。 図7は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す分解斜視図である。 図8は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す斜視図である。 図9は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す分解斜視図である。 図10は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す斜視図である。 図11は第一実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す分解斜視図である。 図12は第一実施形態の電子装置を示す前後方向の断面で示す断面図である。 図13は第一実施形態の電子装置を示す前後方向の断面で示す拡大断面図である。 図14は第一実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。 図15は第一実施形態の電子装置のガスケットを長手方向と直交する断面で示す断面図である。 図16Aは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図16Bは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図16Cは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図16Dは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図17Aは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図17Bは第一実施形態の電子装置をレバーの近傍で拡大して示す断面図である。 図18は第一実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。 図19は第一実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。 図20は第一実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。 図21は第一実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。 図22は第二実施形態の電子装置を案内部材の近傍で拡大して示す平面図である。 図23は第二実施形態の電子装置を案内部材の近傍で拡大して示す平面図である。 図24は第二実施形態の電子装置を案内部材の近傍で拡大して示す平面図である。 図25は第二実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す斜視図である。 図26は第二実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す分解斜視図である。 図27は第二実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す斜視図である。 図28は第二実施形態の電子装置のサブラックを案内部材の近傍で拡大して示す分解斜視図である。 図29は第三実施形態の電子装置を示す前後方向の断面で示す拡大断面図である。 図30は第四実施形態の電子装置を前後方向の断面で示す断面図である。
第一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、第一実施形態の電子装置22は、サブラック24を有する。サブラック24は筐体の一例である。サブラック24内には、複数のプラグインユニット26が挿入され、幅方向に並べた状態で実装される。図面において、サブラック24の上下方向、幅方向及び前後方向を、それぞれ矢印U、矢印W及び矢印Dで示す。サブラック24において、後述するバックプレーン38が設けられた側が後側(後方)である。したがって、サブラック24の前側が、プラグインユニット26を挿入するときの挿入方向手前側である。
図4に示すように、たとえばサブラック24は、上下方向に複数段(図4の例では3段)配置され、メインラック28に搭載されることがある。メインラック28において、サブラック24の下方(または上方)には、ファン30が配置される。ファン30は、プラグインユニット26に風を送ってプラグインユニット26を冷却する。なお、プラグインユニット26の冷却のための風を、ファン30以外の部材や構造によって得てもよい。
プラグインユニット26は、プリント基板32を有する。プリント基板32は、剛性及び絶縁性を有する材料(たとえばガラスエポキシ)によって板状に形成される。プリント基板32には、各種の電子部品34が搭載される。
図1及び図12に示すように、プリント基板32の後側には、コネクタ36が設けられる。コネクタ36は、サブラック24内のバックプレーン38のコネクタ40と電気的に接続される(図14及び図21参照)。
プラグインユニット26は、フロントパネル42を有する。図1に示すように、フロントパネル42は、前板44、左板46及び右板48を有する。前板44は、プラグインユニット26における前側に位置する。左板46及び右板48はそれぞれ、前板44の左右から後側に伸びる。すなわち、フロントパネル42は、平面視(矢印A1方向視)にて、後側に開く扁平なU字状である。
図5及び図14に示すように、フロントパネル42は、プラグインユニット26がサブラック24内に実装された状態で、隣り合うプラグインユニット26のフロントパネル42と前後方向の同じ位置にあり、全体でサブラック24の前面を形成する。
図2及び図3に示すように、サブラック24は、下板50、上板52、左側板54及び右側板56を有する箱状の部材である。下板50、上板52、左側板54及び右側板56はいずれも金属製である。サブラック24はアースに接続される。
図14及び図21に示すようにサブラック24の後側には、バックプレーン38が配置される。バックプレーン38には、複数のコネクタ40が上下方向及び幅方向に並べて配置される。コネクタ40はそれぞれ、複数のプラグインユニット26がサブラック24内の実装位置に実装されると、コネクタ36と電気的に接続される。これにより、プラグインユニット26のプリント基板32が、バックプレーン38と電気的に接続される。
図2及び図3に示すように、サブラック24の下板50及び上板52には、複数の孔部58が形成される。孔部58は、上板52及び下板50を厚み方向に貫通する。貫通部分における幅方向の両側では、下板50及び上板52の板材の一部が切り起こされる。
図2及び図3に示す例では孔部58は、前後方向に3列、幅方向には、実装されるプラグインユニット26の数よりも1つ多く形成される。ただし、幅方向両端の孔部58は、それ以外の孔部58よりも幅狭である。
幅方向に隣り合う孔部58の切り起こし部分の間は、案内レール60である。案内レール60の幅は、プリント基板32の厚みT1よりもわずかに広い。案内レール60は、複数のプラグインユニット26のそれぞれに対応しており、且つ前後方向に形成される。プラグインユニット26がサブラック24に挿入されるとき、プリント基板32の縁部32E(上縁部及び下縁部)が案内レール60内に収容される。
図6及び図7に示すように、下板50の前側には、下方に向かって段差64を生じる段部62が形成される。同様に、図10及び図11に示すように、上板52の前側にも、上方に向かって段差68を生じる段部66が形成される。
段部62には、複数の案内部材70が幅方向に並べて配置される。本実施形態では、段部62の段差64の高さH1は、案内部材70の高さH2に等しい。
同様に、段部66には、複数の案内部材72が幅方向に並べて配置される。本実施形態では、段部66の段差68の高さH3は、案内部材72の高さH4に等しい。
案内部材70、72は、下板50及び上板52のそれぞれにおいて、プラグインユニット26と同数設けられる。なお、以下では下板50に設けられる案内部材70について説明するが、図7及び図11に示すように、下板50に設けられる案内部材70と上板52に設けられる案内部材72とは上下対称の構造である。また、以下では、案内部材70、72が対向する面を単に対向面74という。段差64の高さH1は、案内部材70の収容溝84(詳細は後述する)の底部における高さH2に等しいので、案内部材70の収容溝84の底部は、下板50の上面と同一の平面にある。段差68の高さH3は、案内部材72の収容溝84の底部における高さH4に等しいので、案内部材72の収容溝84の底部は、上板52の下面と同一の平面にある。
図8及び図9に示すように、下板50には、前後方向に沿って直線状のスリット76が形成される。スリット76には、案内部材70から突出する突条部78が収容される。これにより、案内部材70が下板50に保持されると共に、前後方向にスムースにスライドする。案内部材72においても、スリット76に突条部78が収容されるため、案内部材72は上板52に保持されて、前後方向にスライドする。
図6及び図10に示すように、それぞれの案内部材70、72は、後方にスライドした状態では、全体がサブラック24内に退避した退避位置BPにある。これに対し、案内部材70、72が前方にスライドすると、案内部材70、72における前側の部分がサブラック24よりも前方へ突出した突出位置APに至る。
案内部材70、72の前方へのスライドは、突条部78の前端がスリット76の前端に当たることで制限される。案内部材70の後方へのスライドは、案内部材70が、後述するバネ台座80に当たることで制限される。すなわち、案内部材70の前後方向へのスライドは所定範囲に制限される。
図8及び図9に示すように、スリット76は、前側の幅狭部76Nと、後側において幅狭部76Nより幅広の幅広部76Wとを有する。これに対し、突条部78には、案内部材70に近い位置の収容部78Aと、案内部材70から離れた位置の係合部78Bとが形成される。収容部78Aは、スリット76の幅狭部76Nよりも幅狭である。係合部78Bは、スリット76の幅広部76Wよりも幅狭である。突条部78の前後方向の長さは、幅広部76Wの長さよりもわずかに短い。
そして、案内部材70、72のそれぞれを後側に位置させて、スリット76の幅広部76Wに、突条部78の係合部78Bを挿し込むことができる。このように幅広部76Wに係合部78Bを差し込んだ状態で、案内部材70、72を前方にスライドさせると、係合部78Bが幅狭部76Nに係合する。
段部62、66には、案内部材70、72のそれぞれとの間にバネ台座80が配置される。バネ台座80は、幅方向に伸びる長尺部80Aと、長尺部80Aから前方へ突出する複数の凸部80Bとを有する。凸部80Bは、案内部材70と一対一で対応する。
凸部80Bには前方に向かって開口するバネ収容部80Cが形成される。案内部材70には、後方に向かって開口する凹部70Cが形成される(図9参照)。バネ収容部80Cと凹部70Cとの間には、コイルバネ82が収容される。このコイルバネ82は案内部材70を前方(突出位置AP)へ向かって付勢する。
具体的には、上記したように、幅広部76Wに係合部78Bを挿し込んで案内部材70を前方にスライドさせた状態で、バネ台座80を段差64に取り付ける。バネ台座80の長尺部80Aは前後方向に厚みT2(図7参照)を有している。このため、案内部材70が後方側にスライドして長尺部80Aに突き当たると、係合部78Bの前方側の部分が幅狭部76Nの後方側の部分に係合した状態が維持される。これにより、案内部材70の段部62からの脱落が防止される。
図6及び図10に示すように、案内部材70、72の対向面74には、収容溝84が形成される。収容溝84は、案内部材70、72の前端から後端まで前後方向に連続する直線状の溝である。
収容溝84の溝幅W1は、プリント基板32の厚みT1よりもわずかに広い。この収容溝84に、プリント基板32の上下の縁部32Eを収容させることで、プラグインユニット26の後側への移動を案内できる。案内部材70はコイルバネ82により前方へ向かって付勢されているので、プラグインユニット26を後側へ押しても、案内部材70の後方へのスライドは抑制される。そして、コネクタ36、40が接続される前にガスケット88が案内部材70に接触する。ガスケット88が案内部材70に接触した後、さらにプラグインユニット26を後側へ押すと、案内部材70はコイルバネ82の付勢力に抗して、バネ台座80に当たるまで後方へ移動する。
収容溝84の前方側には、前方に向かって次第に幅広となるテーパー部86が形成される。本実施形態では、テーパー部86は、二等辺三角形の形状であり、収容溝84を中心として、幅方向に対称の形状である。
図1、図12及び図13に示すように、それぞれのプラグインユニット26の左板46には、上下方向に沿ってガスケット88が取り付けられる。ガスケット88は、1つの左板46において、左板46の上部から下部まで連続する。
プラグインユニット26の前板44の上部及び下部には、幅方向に沿ってガスケット90が取り付けられる。ガスケット90のそれぞれは、1つの前板44において幅方向に連続する。
図5及び図14に示すように、サブラック24の右側板56の内面には、上下方向に沿ってガスケット92が取り付けられる。ガスケット92は、プラグインユニット26の右側板56が対向する範囲で、上部から下部まで連続する。
ガスケット88は、図15に示すように、芯材94と、この芯材94を囲む被覆材96とを有する。芯材94は、長手方向と直交する方向の断面が半円状である。芯材94は弾性を有する材料(たとえばスポンジ)で形成される。被覆材96は、導電性を有する材料(たとえば金属)で膜状に形成される。すなわち、ガスケット88は、弾性と表面の導電性の双方を備えた部材である。
なお、ガスケット90、92についても、長手方向と直交する方向の断面形状は、ガスケット88と同様の形状を採用できる。ただし、ガスケット90、92の長さは、ガスケット88の長さと異なる。
ガスケット88は、その外側の一部(図15における右側の平らな面)が接着面98である。ガスケット88は、この接着面98により、プラグインユニット26のそれぞれの左板46に取り付けられる。 図14に示すように、複数のプラグインユニット26がサブラック24に実装された状態で、それぞれのプラグインユニット26のガスケット88は、プラグインユニット26のさらに左側に位置するプラグインユニット26の右板48に接触する。ただし、図14において最も左側に位置するプラグインユニット26(その左側にはプラグインユニット26がない)のガスケット88は、サブラック24の左側板54に接触する。
ガスケット90は、接着面98により、前板44の後面(後側の面)に取り付けられる。プラグインユニット26のそれぞれがサブラック24に実装された状態で、ガスケット90は、案内部材70の前面70Fに接触する。
ガスケット92は、接着面98により、右側板56の内面(サブラック24の内側の面)に取り付けられる。最も右側に位置するプラグインユニット26がサブラック24に実装された状態で、ガスケット88は、このプラグインユニット26の右板48に接触する。
そして、プラグインユニット26のそれぞれがサブラック24内に実装されると、図5に示すように、プラグインユニット26の周囲をガスケット88、90が長方形状に取り囲む。特に、もっとも右に位置するプラグインユニット26については、ガスケット88、90、92が長方形状に取り囲む。ガスケット88、90、92は導電性を有しているので、プラグインユニット26の周囲が導電性の部材で取り囲まれた状態、換言すれば、電磁波が漏洩する隙間が少ない(好ましくは隙間が無い)構造が実現される。
ガスケット90の位置及び形状は、プラグインユニット26をサブラック24内に挿入する途中で、コネクタ36とコネクタ40とが電気的に接続されるよりも前に、案内部材70、72に接触する位置及び形状である。
図13に示すように、案内部材70と、サブラック24の下板50の間、及び、案内部材72と、サブラック24の上板52の間には、ガスケット100が幅方向に沿って配置される。なお、図13では案内部材72と上板52の間でガスケット100が配置される構造を示しているが、案内部材70と下板50の間も、同様にガスケット100が配置される構造である。
ガスケット100は、ガスケット88と同様に、弾性を有する芯材と、この芯材の周囲で導電性を有する被覆材とを有する。ただし、長手方向と直交する方向の断面形状は、図15に示す形状(半円形状)に限定されない。
ガスケット100は、たとえば、下板50及び上板52の段部62、66に取り付けられ、案内部材70、72と接触する。案内部材70、72は、前後方向にスライドするとガスケット100との接触状態を維持しつつ摺動する。すなわち、案内部材70、72とサブラック24とは、ガスケット100によって、導電状態(電気的に接続された状態)に維持される。
なお、ガスケット100は、たとえば、案内部材70、72に取り付けられて、案内部材70、72と一体で前後方向にスライドする構造でもよい。この場合、ガスケット100は、下板50あるいは上板52との接触状態を維持しつつ摺動する。
図12及び図13に示すように、フロントパネル42の上部及び下部には、レバー102が設けられる。レバー102のそれぞれは、幅方向に沿った軸104により、フロントパネル42に対し回動可能に支持される。
レバー102の一端側は、作業者がレバー102を回転操作させる操作部106である。レバー102は、操作部106が略水平となる係合解除位置RP(図16A参照)と、操作部106が略鉛直(前板44と平行)になる係合位置KP(図12参照)との間で回動する。
図16A〜図16D、図17A〜図17Bにも示すように、レバー102の他端側には、係合爪108と接触爪110とが形成される。これに対し、下板50の段部62及び上板52の段部66には、係合孔112が形成される。さらに、段部62、66において、係合孔112の前側には接触壁114が形成される。
プラグインユニット26がサブラック24内に挿入される前には、図16Aに示すように、レバー102は係合解除位置RPとする。このとき、プラグインユニット26を後側へ移動させると、図16Bに示すように、接触爪110が接触壁114に接触する。ここで、レバー102を係合位置KPに向かって回動させると、回動途中で、図16Cに示すように、係合爪108が係合孔112に入り込み、接触壁114の後面に引っ掛かる。さらにレバー102を係合位置KPに向かって回動させると、図16Dに示すように、レバー102による「てこの原理」で、プラグインユニット26が後側へ移動され、実装位置に実装される。
プラグインユニット26をサブラック24内から抜き出すときは、図17Aに示すように、レバー102を係合解除位置RPに向かって回動させる。回動途中で、レバー102の接触爪110が、接触壁114の前面に接触する。
図17Bに示すように、レバー102が係合解除位置RPへさらに回動すると、レバー102の係合爪108は係合孔112から抜け出る。これにより、プラグインユニット26を前側に引き、サブラック24から抜き出すことができる。
次に、第一実施形態の作用及び、サブラック24にプラグインユニット26を実装する実装方法について説明する。
第一実施形態では、プラグインユニット26をサブラック24内に挿入する場合、案内部材70、72の収容溝84に、プリント基板32の一部(上下の縁部32E)を収容させる。これにより、プラグインユニット26がサブラック24に対し位置合わせされるので、実装作業が容易である。
特に、サブラック24にプラグインユニット26を実装する前の状態で、案内部材70のそれぞれは突出位置APにある。それぞれの案内部材70の一部は、サブラック24よりも前側に突出している。そして、案内部材70の収容溝84の一部も、サブラック24の前側に位置している。
したがって、案内部材70を有さない構造や、案内部材70がサブラック24の前側に突出しない構造と比較して、サブラック24へプラグインユニット26を挿入するときの挿入位置(搭載位置)を視認しやすい。このため、プラグインユニット26を位置合わせする作業が容易である。
本実施形態では、案内部材70が収容溝84を有する。この収容溝84にプラグインユニット26の一部(プリント基板32の上下の縁部32E)を収容することで、プラグインユニット26が幅方向に保持される。案内部材70、72が収容溝84を有さない構造と比較して、サブラック24へプラグインユニット26を挿入する際のプラグインユニット26の姿勢が安定するため、挿入が容易である。
収容溝84には、前側に向かって溝幅が漸増するテーパー部86が形成される。プリント基板32の縁部32Eを収容溝84に収容するときの間口が広いので、テーパー部86が形成されない構造と比較して、収容溝84にプリント基板32の一部を収容する作業が容易である。
レバー102は、プラグインユニット26をサブラック24に実装する場合は、図18に示すように係合解除位置RPとされる。そして、収容溝84にプリント基板32の上縁部及び下縁部を収容させる。
そして、プラグインユニット26を後側へ押す。このとき、図19に示すように、案内部材70は後方へ移動せず、案内部材70とプラグインユニット26との間に後方への位置のズレが生じてもよい。
そして、コネクタ36、40が接続される前に、ガスケット88が案内部材70に接触する。ガスケット88は、被覆材96により導電性を有する。案内部材70及びサブラック24の上板52下板50はいずれも金属製であり、案内部材70と上板52及び下板50の間も、ガスケット100により導通する。したがって、プラグインユニット26の電気は、ガスケット88、案内部材70、ガスケット100、サブラック24(上板52及び下板50)を経て、アースに放電される。
たとえば、プラグインユニット26をサブラック24に実装する作業者が帯電していても、作業者が帯びた電気は、コネクタ36、40が接続される前に放電される。
なお、案内部材70は、バネ台座80に当たり、それ以上の後方への移動が止められる。案内部材70の後方への移動には、コイルバネ82のバネ力が逆方向に作用する。このため、プラグインユニット26の後方への移動速度も緩和される。これにより、コネクタ36、40の嵌合部分の損傷を抑制できる。コネクタ40にコネクタ36が衝撃的に当たらないので、たとえば、既にコネクタ36がコネクタ40に接続されている他のプラグインユニット26への振動等による影響を緩和できる。
そして、プラグインユニット26を後側へ移動させる途中で、図16で示したように、レバー102の接触爪110が、接触壁114に接触する。この状態で、レバー102を係合位置KPに向かって回動させる。図16Cに示すように、係合爪108が係合孔112に入り込み、接触壁114の後面に引っ掛かる。このとき、図20に示すように、コネクタ36、40が接触する。
さらにレバー102を係合位置に向かって回動させると、「てこの原理」によって、プラグインユニット26が後側へ移動する。そして、図21に示すように、プラグインユニット26が実装位置に実装される。プラグインユニット26が実装位置に至ると、コネクタ36、40が電気的に接続される。このとき、レバー102は、図16Dにも示すように、係合位置KPにある。
このように、本実施形態では、レバー102を操作することで、プラグインユニット26をサブラック24内の後側へ移動させて実装でき、実装作業が容易である。しかも、レバー102の「てこの原理」により、コネクタ36、40の接続を確実性を高めることができる。また、同じくレバー102の「てこの原理」により、ガスケット90を案内部材70、72に強く押し付けることができる。さらに、係合爪108が係合孔112に入り込んで接触壁114の後面に引っ掛かるので、プラグインユニット26の移動を抑制でき、ガスケット90が案内部材70、72に接触した状態を維持できる。
本実施形態では、上記したように、作業者が帯びた電気を、コネクタ36、40が電気的に接続される前に、アースに放電することができる。このため、作業者の帯びた電気が、バックプレーン38を介して他のプラグインユニット26に作用せず、他のプラグインユニット26の電子部品等に影響を及ぼさない。
ここで、コネクタ36、40の接続より前にプラグインユニット26をサブラック24に電気的に接続するためには、たとえば、フロントパネル42を後方に延長(大型化)する構造が考えられる。すなわち、延長部分に、筐体との電気的接続用の部材を取り付けて、コネクタ36、40の接続より前にプラグインユニット26をサブラック24に電気的に接続する構造である。しかし、上記の延長部分を設けると、筐体内における風の通過領域(通風領域)に延長部分が位置する。この延長部分によって箱状に囲まれた領域内は、上下が延長部分によって閉じられているため、冷却のための風が当たりにくい領域となるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、フロントパネル42に上記の延長部分を設けないので、サブラック24内で風の通過領域を広く確保できる。
図5に示すように、プラグインユニット26がサブラック24内の実装位置に実装された状態では、電子装置22を前面から見て、それぞれのプラグインユニット26のフロントパネル42が、幅方向に連続する。このように連続したフロントパネル42により、サブラック24の前面を形成し、内部からの電磁波の漏洩を抑制できる。
そして、電子装置22を前面から見ると、プリント基板32および電子部品34がガスケット88、90(又はガスケット88、90、92)によって囲まれる。プラグインユニット26の全体が、金属製のサブラック24、案内部材70、および、フロントパネル42で覆われる。そして、サブラック24とフロントパネル42の隙間が、ガスケット88、90、92でシールされる。これにより、電子部品34で電磁波が発生しても、この電磁波がサブラック24から外部へ漏洩することが抑制される。たとえば、プラグインユニット26における電子回路の高速化に伴って強い電磁波が生じても、この電磁波の漏洩を抑制できる。
なお、ガスケット88とガスケット92とが、幅方向の左右で入れ替わっている構造でもよい。すなわち、ガスケット88を右板48に取り付けて、右側に隣接するプラグインユニット26の左板46にこのガスケット88接触させる構造でもよい。この場合、ガスケット92は左側板54に取り付け、最も左側のプラグインユニット26の左板46に接触させればよい。
プラグインユニット26をサブラック24から抜き出す場合は、図17Aに示すように、レバー102を係合位置KPから係合解除位置RPに向かって回動させる。レバー102の回動途中で、接触爪110が接触壁114の前面に接触するが、さらにレバー102を回動させると、プラグインユニット26が前側へ移動しつつ、係合爪108が係合孔112から抜け出る。プラグインユニット26が前側へ移動することで、コネクタ36、40の接続が解除される。
図17Bに示すように、レバー102を係合解除位置RPまで回動させた状態で、プラグインユニット26を前側に引き出すことで、プラグインユニット26をサブラック24から抜き出すことができる。
このように、レバー102を操作することで、プラグインユニット26をサブラック24に対し、後側(接続方向)および前側(接続解除方向)へ移動させることができ、プラグインユニット26のサブラック24への実装及び取り外しが容易である。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同一の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第二実施形態の電子装置122では、案内部材70がロック部材124を有する。ロック部材124は、案内部材70が突出位置にあるとき、案内部材70の移動をロック及びロック解除する部材である。
図28に示すように、案内部材70には、対向面74の反対側の面に、収容凹部126が形成される。収容凹部126には、ロック部品128の一部が収容される。ロック部品128は、図22〜24に示すように、ロック位置LPと、ロック解除位置HPとの間で、幅方向(矢印W方向)に移動可能である。
収容凹部126とロック部品128の間にはロック付勢バネ130が配置される。ロック付勢バネ130は、ロック部品128をロック位置LPに向かって付勢する。
ロック部品128は、ロック片132を有する。本実施形態では、ロック片132は、ロック部品128から幅方向右側に突出する。ロック片132の後側の面は係止面134である。
ロック片132の幅W2は、スリット76の幅狭部76Nの幅W3よりも短い。ロック片132は幅狭部76N内を移動するが、図22及び図27に示すように、案内部材70が突出位置APにある状態では、ロック片132はスリット76の前側に抜け出る。そして、ロック部品128はロック付勢バネ130に付勢されてロック位置LPにある。ロック位置LPでは、係止面134が段部62の前面62Fに係止される。このため、案内部材70の後側への移動がロックされる。
ロック部品128は、突起部136を有する。第二実施形態では、図25及び図26に示すように、収容溝84の側壁に孔部138が形成される。ロック部品128がロック位置LPにあるとき、突起部136は孔部138を通過して、突起部136の先端部分が収容溝84内に位置している。
ここで、プリント基板32の一部(縁部32E)が収容溝84に収容され、突起部136をロック解除方向に押すと、図23に示すように、ロック付勢バネ130のバネ力に抗してロック部品128がロック解除方向に移動する。そして、前面62Fに対する係止面134の係止が解除されると、案内部材70は後方へ移動可能となる。
このように、ロック部品128がロック解除位置HPにある状態では、図24に示すように、案内部材70が退避位置BPへと移動可能である。
突起部136の上面及び前面には、テーパー面136Tが形成される。テーパー面136Tは、プリント基板32が突起部136を押す力の方向を、ロック解除方向に変換するように傾斜する面である。
第二実施形態では、このように、案内部材70が不用意に後側(退避位置BP)に移動することをロック部材124で阻止できる。換言すれば、第二実施形態では、案内部材70を突出位置APでロックできる。このため、収容溝84にプリント基板32の一部(縁部32E)を収容する作業の時に案内部材70が後側に移動しないので、この収容作業が容易である。
そして、収容溝84に縁部32Eが収容されたプリント基板32が突起部136を押すことで、ロック部材124による案内部材70のロックが解除できる。すなわち、案内部材70のロックを解除するための特別な操作が不要であり、作業性に優れる。
突起部136にはテーパー面136Tが形成されているので、プリント基板32が突起部136を押す力の方向を、ロック解除方向に変換できる。すなわち、プリント基板32の縁部32Eを収容溝84に収容する動作で、ロック部材124による案内部材70のロックを解除できる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と同一の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図29に示すように、第三実施形態の電子装置162では、ガスケット90(図13参照)に代えて、ガスケット140を有する。ガスケット140は、案内部材70、72の前面70F、72Fすなわち、プラグインユニット26の前板44と対向する面に取り付けられる。
なお、図29では上側の案内部材72の近傍のみを示しているが、下側の案内部材70にも同様にガスケット140が取り付けられる。
第三実施形態では、ガスケット90と同様の作用を奏するガスケットを、サブラック24が有している。このため、ガスケット90が設けられていないプラグインユニットであっても、コネクタ36、40の接続前に、プラグインユニットをサブラック24に対し電気的に接続できる。また、ガスケット90が設けられていないプラグインユニットがサブラック24に実装された状態で、電磁波の漏洩を抑制できる。
次に、第四実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と同一の要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図30に示すように、第四実施形態の電子装置172では、コイルバネ82(図13参照)に代えて、ダンパー142が設けられる。このダンパー142は、ガススプリングと称されることもある。
ダンパー142は、筒状のシリンダ144を有する。シリンダ144はサブラック24に取り付けられる。
シリンダ144内にはピストン146が収容される。ピストン146からは前方にロッド148が延出される。ロッド148はシリンダ144の挿通孔150を通り、ロッド148の先端は案内部材70に取り付けられる。
シリンダ144内には、高圧のガスとオイルとが封入されている。ロッド148がシリンダ144内に押し込まれると、ピストン146により、ガスが圧縮される。そして、ガスの圧力がピストン146からロッド148に作用する。これにより、ロッド148は案内部材70に対し前方への力を作用させる。すなわち、ダンパー142は付勢部材の一例である。
ピストン146にはオリフィス152が形成される。ピストン146がシリンダ144内で移動すると、オリフィス152をオイルが通過する。そして、オリフィス152をオイルが通過する際の粘性抵抗で、ピストン146の移動に抵抗が生じる。すなわち、ダンパー142は抵抗部材の一例でもある。
第四実施形態では、ダンパー142が案内部材70に対し前方への力を作用させるので、案内部材70を突出位置APに維持できる。
また、第四実施形態では、プラグインユニット26を後側へ押し込むときに、プラグインユニット26から案内部材70及びロッド148を介してピストン146が後側へ押されると、ピストン146の移動に抵抗が生じる。そして、プラグインユニット26の移動にも抵抗が生じる。プラグインユニット26をサブラック24に実装するときのプラグインユニット26の移動速度が抑えられるので、コネクタ36、40の嵌合時にバックプレーン38に衝撃が作用することを抑制できる。これにより、他のプラグインユニット26のコネクタ36と、バックプレーン38のコネクタ40との嵌合状態(接続状態)が不安定になることを抑制できる。たとえば、他のプラグインユニット26が動作中である場合には、動作状態を安定的に維持できる。
なお、第四実施形態では、ダンパー142が、案内部材70に前方への力を作用させる機能と、案内部材70の後側への移動に抵抗を生じさせる(移動速度を抑える)機能の双方を有している。しかし、これらの機能が別々の部材で実現されてもよい。たとえば、第一実施形態のコイルバネ82を設けると共に、このコイルバネ82とは別体のオイルダンパー等を設けてもよい。コイルバネ82と別体のオイルダンパーを有する構造では、コイルバネ82が、案内部材70に対し前方への力を作用させる。そして、オイルダンパーが、案内部材70の後方への移動に抵抗を生じさせる。
第四実施形態のようにダンパー142を用いると、抵抗部材と付勢部材とが一体化されるので、部品点数を少なくできる。
上記各実施形態において、ガスケット90は弾性を有している。したがって、プラグインユニット26のサブラック24内への挿入時に、ガスケット90と案内部材70、72との接触の衝撃を緩和できる。同様に、ガスケット88、92は弾性を有している。したがって、プラグインユニット26のサブラック24内への挿入時に、ガスケット88、92と右板48との接触の衝撃を緩和できる。
上記各実施形態では、サブラック24と案内部材70、72の間にもガスケット100が配置される。このガスケット100がなく、案内部材70、72がサブラック24に接触する構造であっても、サブラック24と案内部材70とを電気的に接続できる。上記実施形態のように、ガスケット100を備えた構造では、ガスケット100により、サブラック24と案内部材70、72とが電気的に接続された状態を確実に維持できる。たとえば、ガスケット100が圧縮されて案内部材70と下板50とに接触していると、案内部材70が下板50から離間する方向に移動しても、ガスケット100の弾性復元により、案内部材70とサブラック24の双方に接触した状態を維持できる。案内部材72と上板52の間のガスケット100についても同様である。
上記では、案内部材70が1つのプラグインユニット26に対し上下一対で設けられる例を挙げたが、案内部材70は1つのプラグインユニット26に対し下側又は上側にのみ設けられる構造でもよい。案内部材70が1つのプラグインユニット26に対し上下一対で設けられる構造では、プラグインユニット26を上下の案内部材70で案内できるので、サブラック24への挿入時の姿勢がより安定する。
また、上記では、レバー102が1つのプラグインユニット26において上下一対で設けられる例を挙げたが、レバー102は1つのプラグインユニット26において、下側又は上側にのみ設けられる構造でもよい。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
筐体と、
前記筐体に挿入され前記筐体内の接続基板と電気的に接続されるプラグインユニットと、
前記プラグインユニットを保持する保持部を備え、前記プラグインユニットの挿入方向手前側へ前記筐体から突出する突出位置と、前記筐体側へ退避する退避位置との間で移動し、前記筐体と電気的に接続される案内部材と、
前記案内部材を前記突出位置へ付勢する付勢部材と、
前記プラグインユニットと前記案内部材との間で前記プラグインユニットと前記案内部材とを導電させる導電部材と、
を有する電子装置。
(付記2)
前記プラグインユニットが前記挿入方向前側にフロントパネルを有し、
前記導電部材が、前記挿入方向で見て前記プラグインユニットの左右いずれか一方側、上側及び下側で前記フロントパネルまたは前記案内部材に設けられ、
前記左右の他方側では前記筐体に前記導電部材が設けられる付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記導電部材が弾性を有する付記1または付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記筐体と前記案内部材の間に、前記筐体及び前記案内部材と電気的に接続される接続部材が設けられる付記1〜付記3のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記5)
前記保持部が、前記プラグインユニットの挿入方向に沿って前記案内部材に形成され前記プラグインユニットを部分的に収容する収容溝である付記1〜付記4のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記6)
前記収容溝に、前記挿入方向前側に向かって溝幅が漸増するテーパー部が形成される付記5に記載の電子装置。
(付記7)
前記案内部材が、前記突出位置で前記案内部材をロックするロック部材を有する付記5または付記6に記載の電子装置。
(付記8)
前記ロック部材が、
前記案内部材に設けられ前記筐体に係止するロック位置と、前記係止が解除されるロック解除位置との間で移動するロック部品と、
前記ロック部品を前記ロック位置に付勢するロック付勢部材と、
前記ロック部品に設けられて前記収容溝の内部に位置し、前記収容溝に収容された前記プラグインユニットに押されて前記ロック部品を前記ロック解除位置に移動させる突起部と、
を有する付記7に記載の電子装置。
(付記9)
前記案内部材の前記退避位置への移動に対し抵抗する抵抗部材を有する付記1〜付記8のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記10)
前記抵抗部材と前記付勢部材とが一体化されたダンパーを有する付記9に記載の電子装置。
(付記11)
前記プラグインユニットに回動可能に設けられ、前記筐体に係止された状態で回動することで、前記プラグインユニットを前記接続基板に対する接続方向または接続解除方向に移動させるレバー、
を有する付記1〜付記10のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記12)
筐体から突出し筐体と電気的に接続された案内部材にプラグインユニットの一部を保持させて前記プラグインユニットを前記筐体の内部に挿入し、
前記挿入の途中で前記プラグインユニットと前記案内部材との間の導電部材により前記プラグインユニットと前記案内部材とを導電させ、
前記導通後に前記プラグインユニットをさらに前記筐体内に挿入して前記筐体内の接続基板と電気的に接続させる実装方法。
(付記13)
前記案内部材が、前記筐体から突出した突出位置でロックされ、
前記プラグインユニットの一部を前記案内部材に保持させて前記ロックを解除する付記12に記載の実装方法。
22 電子装置
24 サブラック(筐体の一例)
26 プラグインユニット
38 バックプレーン(接続基板の一例)
42 フロントパネル
70、72 案内部材
82 コイルバネ(付勢部材の一例)
84 収容溝(保持部の一例)
86 テーパー部
88、90、92 ガスケット(導電部材の一例)
100 ガスケット(接続部材の一例)
102 レバー
122 電子装置
124 ロック部材
128 ロック部品
130 ロック付勢バネ(ロック付勢部材の一例)
136 突起部
140 ガスケット(導電部材の一例)
142 ダンパー
162 電子装置
172 電子装置

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体に挿入され前記筐体内の接続基板と電気的に接続されるプラグインユニットと、
    前記プラグインユニットを保持する保持部を備え、前記プラグインユニットの挿入方向手前側へ前記筐体から突出する突出位置と、前記筐体側へ退避する退避位置との間で移動し、前記筐体と電気的に接続される案内部材と、
    前記案内部材を前記突出位置へ付勢する付勢部材と、
    前記プラグインユニットと前記案内部材との間に設けられ前記プラグインユニットの前記筐体への挿入で前記接続基板と電気的に接続されるより前に前記プラグインユニットと前記案内部材とを導電させる導電部材と、
    を有し、
    前記プラグインユニットが前記挿入方向前側にフロントパネルを有し、
    前記導電部材が、前記挿入方向で見て前記プラグインユニットの左右いずれか一方側、上側及び下側で前記フロントパネルまたは前記案内部材に設けられ、
    前記左右の他方側では前記筐体に前記導電部材が設けられる電子装置。
  2. 前記導電部材が弾性を有する請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記筐体と前記案内部材の間に、前記筐体及び前記案内部材と電気的に接続される接続部材が設けられる請求項1又は請求項2に記載の電子装置。
  4. 筐体から突出し、前記筐体と接続部材によって電気的に接続された状態を維持している案内部材にプラグインユニットの一部を保持させて前記筐体に対し移動させ、前記プラグインユニットを前記筐体の内部に挿入し、
    前記挿入の途中で前記プラグインユニットと前記案内部材との間の導電部材により前記プラグインユニットと前記案内部材とを導電させ、
    前記導通後に前記プラグインユニットをさらに前記筐体内に挿入して前記筐体内の接続基板と電気的に接続させる実装方法。
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