JP6613665B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本願が開示する技術は、電子機器に関する。
ラックと、ラックに搭載されるマウント筐体と、マウント筐体の内部を冷却する冷却ファンとを備える電子機器がある(例えば、特許文献1,2参照)。マウント筐体には、例えば、発熱する複数の電子部品が実装された複数のプラグインユニットが収容される。
この種の電子機器では、冷却ファンが作動すると、マウント筐体を前後方向に通過する冷却風が生成される。この冷却風は、例えば、プラグインユニットの前面側の吸気口からプラグインユニット内に導入される。プラグインユニット内に導入された冷却風は、複数の電子部品を通過した後、プラグインユニットの後面側の排気口から排気される。この冷却風によって、各プラグインユニット内の電子部品が冷却される。
特開2005−286268号公報 国際公開第2009/004708号
しかしながら、例えば、プラグインユニットに実装される電子部品の高密度化に伴って、プラグインユニットの前面側に吸気口を確保したり、プラグインユニットの後面側に排気口を確保したりすることが困難になる。この場合、マウント筐体内の冷却風の流れが悪くなり、マウント筐体内の電子部品の冷却効率が低下する可能性がある。
本願が開示する技術は、一つの側面として、マウント筐体内の電子部品の冷却効率の低下を低減することを目的とする。
本願が開示する技術では、電子機器は、ラックと、マウント筐体と、可動ダクトとを備える。マウント筐体は、内部に電子部品を収容するとともに、ラックの前面側又は後面側からラック内に搭載される。可動ダクトは、マウント筐体の側壁部に形成された開口からマウント筐体内に収納される収納状態と、開口からマウント筐体の外側へ移動されてマウント筐体の外側に開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される。
本願が開示する技術によれば、一つの側面として、マウント筐体内の電子部品の冷却効率を向上することができる。
図1は、第1実施形態に係る電子機器を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示されるラック及びマウント筐体を示す平断面図である。 図3は、図1に示されるラック、マウント筐体及び電子ユニットを示す平断面図である。 図4は、図1に示されるラックにマウント筐体及び電子ユニットが搭載された状態を示す平断面図である。 図5は、図1に示される電子ユニットを示す斜視図である。 図6は、図5に示されるユニット筐体及び吸気用可動ダクトを示す分解斜視図である。 図7は、図5に示される電子ユニットを示す平断面図である。 図8は、図7の一部拡大図である。 図9は、図7の一部拡大図である。 図10は、図4に示されるマウント筐体及び電子ユニットを示す縦断面図である。 図11Aは、図10のF11−F11線断面図に対応する断面図である。 図11Bは、図10のF11−F11線断面図に対応する断面図である。 図11Cは、図10のF11−F11線断面図に対応する断面図である。 図12Aは、吸気用可動ダクトのガイドピン及び前側ガイド孔を示す平面図である。 図12Bは、吸気用可動ダクトのガイドピン及び前側ガイド孔を示す平面図である。 図13Aは、吸気用可動ダクトのガイドピン及び前側ガイド孔を示す平面図である。 図13Bは、吸気用可動ダクトのガイドピン及び前側ガイド孔を示す平面図である。 図14Aは、排気用可動ダクトのガイドピン及び後側ガイド孔を示す平面図である。 図14Bは、排気用可動ダクトのガイドピン及び後側ガイド孔を示す平面図である。 図15Aは、排気用可動ダクトのガイドピン及び後側ガイド孔を示す平面図である。 図15Bは、排気用可動ダクトのガイドピン及び後側ガイド孔を示す平面図である。 図16は、第2実施形態に係る電子ユニットを示す斜視図である。 図17は、図16に示される電子ユニットを示す平面図である。 図18は、図16に示される電子ユニットを示す平面図である。 図19は、従来の接続レバーを示す平面図である。 図20は、第2実施形態に係るギヤ機構を示す平面図である。 図21は、第2実施形態に係るギヤ機構を示す平面図である。 図22は、第1実施形態に係る電子ユニットを示す斜視図である。 図23は、第3実施形態に係る電子ユニットを示す斜視図である。 図24は、図23のF24−F24線断面図である。 図25は、第4実施形態に係るラックマウント装置を示す分解斜視図である。 図26は、図25のF26−F26線断面図である。
先ず、本願が開示する技術の第1実施形態について説明する。
(電子機器)
図1に示されるように、第1実施形態に係る電子機器10は、例えば、光伝送装置とされる。この電子機器10は、ラック12と、複数のラックマウント装置30と、複数の冷却ファン58(図2参照)とを有する。ラックマウント装置30は、マウント筐体32と、マウント筐体32に収容される複数の電子ユニット60とを有する。
なお、各図において適宜示される矢印Fは、ラック12の前後方向の前側を示し、矢印Rは、ラック12の前後方向の後側を示す。また、矢印Wは、ラック12の幅方向を示す。さらに、矢印Uは、ラック12の高さ方向(上下方向)の上側を示す。また、ラックマウント装置30(マウント筐体32)及び電子ユニット60(ユニット筐体70)の前後方向、幅方向及び高さ方向は、ラック12の前後方向、幅方向及び高さ方向と一致する。
(ラック)
図1及び図2に示されるように、ラック12は、例えば、汎用の19インチラックとされており、高さ方向を長手方向とした直方体状に形成される。このラック12は、土台14と、天壁部16と、複数の支柱18と、一対の側壁部20を有する。
ラック12の前面12F側には、マウント筐体32を搭載するための搭載口22が形成される。この搭載口22は、後述する冷却ファン58が作動されると、ラック12内に外気(冷却風)を導入する吸気口としても機能する。一方、ラック12の後面12R側には、冷却ファン58によってラック12内に導入された外気(冷却風)を外部に排気する排気口24(図2参照)が形成される。
なお、搭載口は、ラック12の後面12R側に形成されても良い。また、搭載口は、ラック12の前面12F側及び後面12R側の両方に形成されても良い。つまり、搭載口は、ラック12の前面12F側及び後面12R側の少なくとも一方に形成することができる。
土台14及び天壁部16は、平面視に矩形状に形成されており、ラック12の高さ方向に対向して配置される。この土台14と天壁部16との間に、複数(本実施形態では4本)の支柱18が立てられる。図2に示されるように、各支柱18は、平面視にてS字状に形成されており、土台14の各角部に立てられる。
一対の側壁部20は、ラック12の前後方向に隣り合う前後一対の支柱18の外側に配置される。この前後一対の側壁部20は、ラック12の幅方向に対向して配置されており、前後一対の支柱18にそれぞれ支持される。また、前後一対の支柱18の内側には、ラック12の前後方向に延びる横フレーム26が配置される。横フレーム26は、前後一対の支柱18に架け渡される。この横フレーム26には、ラック12の高さ方向に延びるマウントフレーム28が取り付けられる。
一対のマウントフレーム28は、平面視にてL字状に形成される。この一対のマウントフレーム28は、ラック12の前後方向の中間部に配置される。また、一対のマウントフレーム28は、ラック12にマウント筐体32が搭載された状態で、マウント筐体32の幅方向の両側に配置される。各マウントフレーム28は、横フレーム26に固定されるベース部28Aと、ベース部28Aからラック12の幅方向の中央部側へ延出するフランジ部28Bと有する。なお、フランジ部28Bは、被固定部の一例である。
フランジ部28Bには、当該フランジ部28Bをラック12の前後方向に貫通する複数のボルト孔29が形成される。そして、所定のボルト孔29には、後述するマウント筐体32のフランジ部42Bをフランジ部28Bに固定するためのボルト48が挿入される。
(ラックマウント装置)
図1に示されるように、ラックマウント装置30のマウント筐体32は、例えば、ラック12に搭載されるシェルフ又はサブラックとされる。このマウント筐体32は、直方体状に形成されており、搭載口22からラック12内に搭載される。また、マウント筐体32は、ラック12内にラック12の高さ方向に複数収容される。各マウント筐体32は、底壁部34と、天壁部36と、複数の仕切板38と、一対の側壁部40と、一対のマウントブラケット42とを有する。
マウント筐体32内は、複数の仕切板38によってマウント筐体32の高さ方向に仕切られる。これにより、高さ方向に隣り合う仕切板38の間に、電子ユニット60を収容する収容スペースがそれぞれ形成される。なお、以下では、電子ユニット60の上側に配置される仕切板38を上側仕切板38Uとし、電子ユニット60の下側に配置される仕切板38を下側仕切板38Lとして区別する場合がある。
図2に示されるように、マウント筐体32の前面32F側、すなわち上側仕切板38U及び下側仕切板38Lの前端部間には、電子ユニット60を収容するための収容口44が形成される。なお、収容口は、マウント筐体32の後面32R側に形成されても良い。また、収容口は、マウント筐体32の前面32F側及び後面32R側の両方に形成されても良い。つまり、収容口は、マウント筐体32の前面32F側及び後面32R側の少なくとも一方に形成することができる。
マウント筐体32の一対の側壁部40は、マウント筐体32の幅方向に互いに対向して配置される。この一対の側壁部40におけるマウント筐体32の前後方向の中間部の外面には、マウントブラケット42がそれぞれ設けられる。なお、ここでいう側壁部40におけるマウント筐体32の前後方向の中間部とは、側壁部40におけるマウント筐体32の前後方向の両端部以外の部位を意味する。
マウントブラケット42は、平面視にてL字状に形成される。また、マウントブラケット42は、側壁部40に固定されるベース部42Aと、ベース部42Aからラック12の幅方向の外側へ延出するフランジ部42Bと有する。なお、フランジ部42Bは、固定部の一例である。
フランジ部42Bには、当該フランジ部42Bをラック12の前後方向に貫通する複数のボルト孔46が形成される。このフランジ部42Bは、図3に示されるように、ラック12にマウント筐体32が搭載された状態で、マウントフレーム28のフランジ部28Bにラック12の前後方向に重ねられ、ボルト48及びナット49によってフランジ部28Bに固定される。
なお、ラック12にマウント筐体32が搭載された状態で、マウントブラケット42のフランジ部42Bの前側(矢印F側)の領域は、図示しないケーブル等が配線される配線スペース50とされる。
一対の側壁部40における前側には、後述する吸気用可動ダクト80を展開させるための前側開口52Fがそれぞれ形成される。各前側開口52Fは、マウントブラケット42のフランジ部42Bよりも前側に配置される。一方、一対の側壁部40における後側には、後述する排気用可動ダクト90を展開させるための後側開口52Rがそれぞれ形成される。各後側開口52Rは、マウントブラケット42のフランジ部42Bよりも後側に配置される。なお、前側開口52F及び後側開口52Rは、開口の一例である。
また、マウント筐体32の後側には、バックボード54が収容される。バックボード54は、複数の仕切板38の後側に、マウント筐体32の前後方向を厚み方向として配置される。このバックボード54には、複数の電子ユニット60がそれぞれ接続される複数の第1コネクタ56が実装される。複数の第1コネクタ56は、マウント筐体32の高さ方向の間隔を空けて配列され、マウント筐体32の高さ方向に隣り合う仕切板38の間にそれぞれ配置される。
(冷却ファン)
図4に示されるように、マウント筐体32の後側には、複数の冷却ファン58が設けられる。複数の冷却ファン58は、例えば、軸流ファンとされており、マウント筐体32の前後方向を軸方向として配置される。また、複数の冷却ファン58の少なくとも一部は、バックボード54よりもラック12の幅方向(矢印W方向)の外側に配置される。
ここで、複数の冷却ファン58が作動されると、ラック12内の空気がラック12の後面12Rの排気口24からラック12外へ排気されるとともに、ラック12の前面12Fの搭載口(吸気口)22からラック12内に外気が導入される。つまり、複数の冷却ファン58が作動されると、ラック12内を前後方向に通過する冷却風Vが生成される。また、各冷却ファン58は、後述する展開状態にある排気用可動ダクト90の出口92Aとマウント筐体32の前後方向に対向して配置される。
(電子ユニット)
図4に示されるように、電子ユニット60は、例えば、マウント筐体32に着脱可能に収容されるプラグインユニットとされる。この電子ユニット60は、プリント基板62と、ユニット筐体70と、一対の吸気用可動ダクト80と、一対の排気用可動ダクト90とを有する。プリント基板62は、平面視にて矩形状に形成されており、マウント筐体32の高さ方向を厚み方向として配置される。このプリント基板62には、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の複数の電子部品64が実装される。
プリント基板62の前端側には、ケーブル66が接続される複数のケーブルコネクタ68が実装される。複数のケーブルコネクタ68は、プリント基板62の前端部に沿って配列される。一方、プリント基板62の後端側には、第2コネクタ69が設けられる。第2コネクタ69は、バックボード54の第1コネクタ56にとマウント筐体32の前後方向に接続される。
図5に示されるように、ユニット筐体70は、箱状に形成される。このユニット筐体70は、底壁部72と、天壁部74と、一対の側壁部76とを有する。なお、ユニット筐体70の前面70Fからは、複数のケーブルコネクタ68が露出される。また、ユニット筐体70の後面70Rからは、第2コネクタ69が露出される。
なお、ユニット筐体70には、例えば、梃の原理よって第2コネクタ69を第1コネクタ56に接続する図示しない接続レバー(カードレバー)等が設けられる。また、ケーブルコネクタ68及び第2コネクタ69は、電子部品の一例である。なお、接続レバーとしては、例えば、図19に示される接続レバー130が用いられる。
(吸気用可動ダクト)
図5に示されるように、一対の吸気用可動ダクト80は、例えば、金属製で、ユニット筐体70の前側における幅方向の両側に設けられる。また、一対の吸気用可動ダクト80は、ユニット筐体70の両側の側壁部76における前後方向の前側(一方側)にそれぞれ配置される。この一対の吸気用可動ダクト80は、同じ構成とされており、ユニット筐体70の幅方向の中央部に対して対称に配置される。なお、一対の吸気用可動ダクト80は、可動ダクトの一例である。また、吸気用可動ダクト80は、金属製に限らず、例えば、樹脂製でも良い。
図6に示されるように、吸気用可動ダクト80は、例えば、金属製で、平面視にて三角形状に形成される。この吸気用可動ダクト80は、ユニット筐体70の前後方向から見た断面形状が、ユニット筐体70側が開口したU字状に形成される。また、吸気用可動ダクト80は、下壁部80Lと、上壁部80Uと、縦壁部80Sとを有する。この吸気用可動ダクト80の内部には、通風路82が形成される。さらに、吸気用可動ダクト80の前側の端部80Fには、通風路82の入口82Aが形成される。なお、吸気用可動ダクト80の前側の端部80Fは、吸気用可動ダクト80の前後方向の一方側の端部の一例である。また、入口82Aは、通風路の出入口の一例である。
図6に示されるように、吸気用可動ダクト80の後側の端部80Rには、ユニット筐体70の高さ方向に延びる一対の回動軸86が設けられる。なお、吸気用可動ダクト80の後側の端部80Rは、吸気用可動ダクト80の前後方向の他方側の端部の一例である。一対の回動軸86は、互いに同軸上に配置される。この一対の回動軸86を介して、吸気用可動ダクト80がユニット筐体70と回動可能に連結される。
具体的には、一対の回動軸86のうち一方の回動軸86は、上壁部80Uから上方へ突出し、ユニット筐体70の天壁部74(図5参照)に形成された図示しない軸孔に回動可能に挿入される。一方、一対の回動軸86のうち他方の回動軸86は、下壁部80Lから下方へ突出し、ユニット筐体70の底壁部72に形成された軸孔88に回動可能に挿入される。
図7に示されるように、吸気用可動ダクト80は、ユニット筐体70の前側の側部に収納される。また、ユニット筐体70の側壁部76における前側には、通気口78が形成される。通気口78は、ユニット筐体70の前後方向を長手方向とした長方形状に形成される。そして、吸気用可動ダクト80は、一対の回動軸86を中心とした回動に伴って、通気口78からユニット筐体70内に収納される収納状態(実線の状態)と、通気口78からユニット筐体70の外側へ突出する展開状態(二点鎖線の状態)とに変化される。
収納状態では、吸気用可動ダクト80の全体がユニット筐体70内に配置され、吸気用可動ダクト80が通気口78からユニット筐体70の外側へ突出しない。また、収納状態では、吸気用可動ダクト80の縦壁部80Sが通気口78内に配置され、当該通気口78の一部が縦壁部80Sによって塞がれる。なお、収納状態では、吸気用可動ダクト80の通風路82内に、プリント基板62の幅方向の端部が配置される。
一方、展開状態では、吸気用可動ダクト80が通気口78からユニット筐体70の側壁部76の外側に突出される。また、展開状態では、吸気用可動ダクト80の入口82Aが、ユニット筐体70の側壁部76の外側に配置される。これにより、ユニット筐体70の外側に、通気口78に通じる通風路82(図4参照)が形成(出現)される。この通風路82からユニット筐体70内に冷却風Vが導入される。
また、展開状態では、通風路82の入口82Aが前側(矢印F側)を向く。これにより、冷却風Vが、入口82Aから通風路82内に導入され易くなる。さらに、展開状態では、ユニット筐体70の側壁部76に対し、吸気用可動ダクト80の縦壁部80Sが前側へ向かうに従ってユニット筐体70の外側へ向かうように傾斜される。これにより、縦壁部80Sが、通風路82に導入された冷却風Vを通気口78に案内する導風板として機能する。
(排気用可動ダクト)
図4に示されるように、一対の排気用可動ダクト90は、例えば、金属製で、ユニット筐体70の後側における幅方向の両側に設けられる。また、一対の排気用可動ダクト90は、ユニット筐体70の両側の側壁部76における前後方向の後側(他方側)にそれぞれ配置される。この一対の排気用可動ダクト90は、吸気用可動ダクト80と同じ構成とされており、ユニット筐体70の幅方向の中央部に対して対称に配置される。なお、一対の排気用可動ダクト90は、可動ダクトの一例である。また、排気用可動ダクト90は、金属製に限らず、例えば、樹脂製でも良い。
また、本実施形態では、一例として、排気用可動ダクト90の基本的な構成が、吸気用可動ダクト80の構成と同じとされる。そして、吸気用可動ダクト80と排気用可動ダクト90とは、電子ユニット60がマウント筐体32に収容された状態で、マウントブラケット42のフランジ部42Bに対して、マウント筐体32の前後方向の両側に互いに反対向きに配置される。なお、排気用可動ダクト90の構成と吸気用可動ダクト80の構成とは、異なっていても良い。
図5に示されるように、排気用可動ダクト90は、下壁部90Lと、上壁部90Uと、縦壁部90Sとを有する。また、排気用可動ダクト90の内部には、通風路92(図4参照)が形成される。さらに、排気用可動ダクト90の後側の端部90Rには、通風路92の出口92Aが形成される。なお、排気用可動ダクト90の後側の端部90Rは、排気用可動ダクト90の前後方向の一方側の端部の一例である。また、出口92Aは、通風路の出入口の一例である。
図7に示されるように、排気用可動ダクト90の前側の端部90Fには、ユニット筐体70の高さ方向に延びる一対の回動軸96が設けられる。この一対の回動軸96を介して、排気用可動ダクト90がユニット筐体70の回動可能に連結される。なお、排気用可動ダクト90の前側の端部90Fは、排気用可動ダクト90の前後方向の他方側の端部の一例である。
排気用可動ダクト90は、ユニット筐体70の後側の側部に収納される。また、ユニット筐体70の側壁部76における後側には、通気口79が形成される。通気口79は、ユニット筐体70の前後方向を長手方向とした長方形状に形成される。そして、排気用可動ダクト90は、一対の回動軸96を中心とした回動に伴って、通気口79からユニット筐体70内に収納される収納状態(実線の状態)と、通気口79からユニット筐体70の外側へ突出する展開状態(二点鎖線の状態)とに変化される。
収納状態では、排気用可動ダクト90の全体がユニット筐体70内に配置され、排気用可動ダクト90が通気口79からユニット筐体70の外側へ突出しない。また、収納状態では、排気用可動ダクト90の縦壁部90Sが通気口79内に配置され、当該通気口79の一部が縦壁部90Sによって塞がれる。なお、収納状態では、排気用可動ダクト90の通風路92内に、プリント基板62の幅方向の端部が配置される。
一方、展開状態では、排気用可動ダクト90が通気口79からユニット筐体70の側壁部76の外側に突出される。また、展開状態では、排気用可動ダクト90の後側の出口92Aが、ユニット筐体70の側壁部76の外側に配置される。これにより、ユニット筐体70の外側に、通気口79に通じる通風路92が形成(出現)される。
また、図4に示されるように、展開状態では、通風路92の出口92Aがバックボード54の幅方向の外側に配置される。さらに、展開状態にある排気用可動ダクト90の出口92Aは後側を向く。さらにまた、展開状態にある排気用可動ダクト90の出口92Aの後側には、当該出口92Aとマウント筐体32の前後方向に対向する冷却ファン58が配置される。これにより、冷却ファン58が作動されると、通風路92に負圧が生じ、ユニット筐体70内に空気(冷却風V)が通風路92を介してユニット筐体70外に排気される。
また、展開状態では、ユニット筐体70の側壁部76に対し、排気用可動ダクト90の縦壁部90Sが前側から後側へ向かうに従ってユニット筐体70の外側へ向かうように傾斜される。これにより、縦壁部90Sが、ユニット筐体70の空気(冷却風V)をラック12の排気口24へ案内する導風板として機能する。
(展開機構)
図3に示されるように、ラックマウント装置30には、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って、吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90を収納状態から展開状態へそれぞれ変化させる展開機構100,110が設けられる。
各吸気用可動ダクト80の展開機構100は、マウント筐体32に設けられる前側ガイド孔102と、吸気用可動ダクト80に設けられるガイドピン104とを有する。これと同様に、各排気用可動ダクト90の展開機構110は、マウント筐体32に設けられる後側ガイド孔112と、排気用可動ダクト90に設けられるガイドピン114とを有する。なお、前側ガイド孔102,112は、ガイド部の一例である。また、ガイドピン104,114は、スライド部の一例である。
ここで、本実施形態では、吸気用可動ダクト80の展開機構100と排気用可動ダクト90の展開機構110とは、基本的構成が同じとされる。そのため、以下では、吸気用可動ダクト80の展開機構100を中心に説明し、排気用可動ダクト90の展開機構110については、展開機構100との相違点を中心に説明する。
前側ガイド孔102は、下側仕切板38Lの収容口44側における幅方向の両側にそれぞれ形成される。各前側ガイド孔102は、マウント筐体32の収容口44側(前側)から奥側(後側)へ向かうに従ってマウント筐体32の幅方向の外側へ向かうように、ユニット筐体70の収容方向(矢印R方向)に対して傾斜される。なお、ユニット筐体70の収容方向は、マウント筐体32の前後方向と一致する。
図6に示されるように、ガイドピン104は、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lから下方へ突出し、ユニット筐体70の底壁部72に形成された円弧状の長孔106に貫通される。長孔106は、一対の回動軸86を中心とした円の円周に沿って円弧状に形成される。これにより、図8及び図9に示されるように、一対の回動軸86を中心とした吸気用可動ダクト80の回動に伴って、ガイドピン104が長孔106に沿って移動する。
また、図10に示されるように、ガイドピン104は、長孔106を介してユニット筐体70の底壁部72から下方へ突出される。図11Aに示されるように、ガイドピン104の先端部(下端部)には、下側仕切板38Lの収容口44側の端部38Fに当接される傾斜面104Aが形成される。傾斜面104Aは、電子ユニット60の収容方向の手前側(前側、矢印F側)から奥側(後側、矢印R側)へ向かうに従って上側(上側仕切板38U側、矢印U側)へ向かうように、電子ユニット60の収容方向に対して傾斜される。
図11Bに示されるように、傾斜面104Aが下側仕切板38Lの端部38Fに当接されると、ガイドピン104が傾斜面104Aに沿って上側(矢印a)へ移動され、ガイドピン104が下側仕切板38Lの端部38Fに乗り上げる。この際、図10に二点鎖線で示されるように、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lが縦壁部80Sに対して上側(矢印b)へ弾性変形される。この状態で、図11Cに示されるように、ガイドピン104が前側ガイド孔102の収容口44側の端部102Fに達すると、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lの弾性変形が復元して下側へ移動し、ガイドピン104が前側ガイド孔102の端部102Fに挿入される(矢印c)。
また、図12A、図12B、図13A及び図13Bに示されるように、ガイドピン104は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って前側ガイド孔102に沿ってスライドする。これにより、吸気用可動ダクト80が一対の回動軸86を中心として回動し、収納状態から展開状態へ変化される。
次に、排気用可動ダクト90の展開機構110について説明する。図3に示されるように、展開機構110の後側ガイド孔112は、下側仕切板38Lの奥側における幅方向の両側にそれぞれ形成される。各後側ガイド孔112の収容口44側の端部112Fは、前側ガイド孔102の端部102Fよりもマウント筐体32の幅方向の中央部側に配置される。
展開機構110のガイドピン114は、排気用可動ダクト90の下壁部90Lから、ユニット筐体70の底壁部72に形成された円弧状の長孔116を介して下方へ突出される。
このガイドピン114は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って、前側ガイド孔102に挿入されないように前側ガイド孔102に対するマウント筐体32の幅方向の中央部側を通るように、排気用可動ダクト90の下壁部90Lに設けられる。そして、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って、ガイドピン114が後側ガイド孔112の端部112Fに達すると、ガイドピン114が後側ガイド孔112の端部112Fに挿入される。
また、図14A、図14B、図15A及び図15Bに示されるように、ガイドピン114は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って後側ガイド孔112に沿ってスライドする。これにより、排気用可動ダクト90が一対の回動軸96を中心として回動し、収納状態から展開状態へ変化される。
なお、ガイド部としての前側ガイド孔102及び後側ガイド孔112は、上側仕切板38U及び下側仕切板38Lの少なくとも一方に形成することができる。また、例えば、前側ガイド孔102及び後側ガイド孔112が上側仕切板38Uに形成される場合は、ガイドピン104,114は、吸気用可動ダクト80の上壁部80Uからユニット筐体70の天壁部74から上方へ突出される。つまり、スライド部の一例としてのガイドピンは、ユニット筐体70から当該ユニット筐体70の高さ方向の一方側に突出され、上側仕切板38U又は下側仕切板38Lに形成されたガイド部としての前側ガイド孔に挿入することができる。また、ガイド部としては、ガイド孔に限らず、例えば、ガイドレールを用いることができる。
次に、ラック12に対するラックマウント装置30の搭載方法の一例について説明する。
先ず、図2に示されるように、電子ユニット60が収容されていないマウント筐体32が、ラック12の搭載口22からラック12内の一対のマウントフレーム28の間に収容される。そして、図3に示されるように、マウントブラケット42のフランジ部42Bが、マウントフレーム28のフランジ部28Bの所定位置に対してラック12の前後方向に重ねられる。次に、ボルト48及びナット49によって、マウントブラケット42のフランジ部42Bが、マウントフレーム28のフランジ部28Bに固定される。これにより、ラック12にマウント筐体32が搭載される。
次に、ラック12内におけるマウント筐体32の後側に、複数の冷却ファン58が搭載される。また、例えば、マウントブラケット42のフランジ部28Bの前側の配線スペース50に、図示しないケーブル等が配線される。なお、冷却ファン58は、ラック12に予め搭載されても良い。
次に、図4に示されるように、電子ユニット60が、マウント筐体32の収容口44から下側仕切板38Lと上側仕切板38U(図1参照)との間に収容される。この際、吸気用可動ダクト80の展開機構100及び排気用可動ダクト90の展開機構110が作動し、吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90がそれぞれ収納状態から展開状態に変化される。
具体的には、図11B及び図12Aに示されるように、吸気用可動ダクト80のガイドピン104の傾斜面104Aが、下側仕切板38Lの収容口44側の端部38Fに当接すると、次のようになる。すなわち、ガイドピン104が、傾斜面104Aに沿って上昇し(図11Bの矢印a)、ガイドピン104が下側仕切板38Lに乗り上げる。この際、図10に二点鎖線で示されるように、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lが縦壁部80Sに対して上側(矢印b)へ弾性変形される。この状態で、図11C及び図12Bに示されるように、ガイドピン104が前側ガイド孔102の収容口44側の端部102Fに達すると、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lの弾性変形が復元して下側へ移動し(図11Cの矢印c)、ガイドピン104が前側ガイド孔102の端部102Fに挿入される。
この状態で、電子ユニット60がマウント筐体32の奥側へさらに移動されると、図13A及び図13Bに示されるように、ガイドピン104が前側ガイド孔102の周縁部に係合され、当該前側ガイド孔102に沿ってスライドする。これにより、吸気用可動ダクト80が一対の回動軸86を中心として回動され(図13Aの矢印K)、収納状態から展開状態に変化される。
吸気用可動ダクト80と同様に、図14A及び図14Bに示されるように、排気用可動ダクト90のガイドピン114が後側ガイド孔112の収容口44側の端部112Fに達すると、ガイドピン104が後側ガイド孔112に挿入される。
この状態で、電子ユニット60がマウント筐体32の奥側へ移動されると、図15A及び図15Bに示されるように、ガイドピン104が後側ガイド孔112の周縁部に係合され、当該後側ガイド孔112に沿ってスライドする。これにより、排気用可動ダクト90が一対の回動軸96を中心として回動され(図15Aの矢印M)、収納状態から展開状態に変化される。
次に、上記と同様の手順により、マウント筐体32に複数の電子ユニット60が収容される。なお、マウント筐体32の空きスペース(空きスロット)には、プリント基板62等が実装されてないダミーの電子ユニットが収容されても良い。
ここで、図4に示されるように、吸気用可動ダクト80の展開状態では、吸気用可動ダクト80がマウント筐体32の前側開口52Fを通してマウント筐体32の外側に突出される。これにより、マウント筐体32の外側、かつ、マウントブラケット42のフランジ部42B及び配線スペース50の前側に、ユニット筐体70の通気口78に通じる通風路82が形成される。
また、排気用可動ダクト90の展開状態では、排気用可動ダクト90がマウント筐体32の後側開口52Rを通してマウント筐体32の外側に突出される。これにより、マウント筐体32の外側、かつ、マウントフレーム28のフランジ部28Bの後側に、ユニット筐体70の通気口79に通じる通風路92が形成される。
次に、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
図4に示されるように、本実施形態によれば、複数の冷却ファン58が作動されると、ラック12の前面12F側の搭載口22からラック12内に冷却風Vが導入される。ラック12内に導入された冷却風Vは、マウント筐体32の後面32R側からマウント筐体32外へ排気される。そして、マウント筐体32外に排気された冷却風Vは、ラック12の後面12R側の排気口24からラック12外に排気される。この冷却風Vによって、マウント筐体32に収容された電子ユニット60のプリント基板62が冷却される。
ここで、プリント基板62に実装される複数の電子部品64の高密度化に伴い、プリント基板62の発熱量が増加する。一方、プリント基板62に複数の電子部品64が高密度で実装されると、ユニット筐体70内を冷却風Vが流れ難くなり、プリント基板62の冷却効率が低下する可能性がある。
特に、本実施形態では、プリント基板62の前端側に、電子部品としての複数のケーブルコネクタ68が密に実装される。また、プリント基板62の前端側には、作業者に注意を促すメッセージが付された電子部品等が実装されるため、各種の電子部品が高密度で実装され易い。したがって、ユニット筐体70の前面70F側において、ユニット筐体70内に冷却風Vを取り込む吸気口を十分に確保することが難しい。
これと同様に、本実施形態では、プリント基板62の後端側に第2コネクタ69が密に実装される。また、ユニット筐体70の後側には、バックボード54が配置される。そのため、ユニット筐体70の後面70R側において、ユニット筐体70内の冷却風Vをユニット筐体70外に排気する排気口を十分に確保することが難しい。したがって、本実施形態では、プリント基板62の冷却効率が低下する可能性がある。
この対策として本実施形態では、電子ユニット60に一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90が設けられる。この電子ユニット60がマウント筐体32に収容されると、前述したように展開機構100,110が作動し、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90が収納状態から展開状態にそれぞれ変化される。
これにより、一対の吸気用可動ダクト80によって、マウント筐体32の前側の側壁部40の外側に通風路82が形成される。この通風路82は、マウント筐体32の前側の通気口78に通じており、この通風路82を介してユニット筐体70内に冷却風Vが導入される。
また、一対の排気用可動ダクト90によって、マウント筐体32の後側の側壁部40の外側に通風路92がされる。この通風路92は、マウント筐体32の後側の通気口79に通じており、この通風路92を介してユニット筐体70内の冷却風Vがユニット筐体70外へ排気される。したがって、ユニット筐体70内に換気効率が向上するため、プリント基板62及びプリント基板62に実装される電子部品64の冷却効率の低下が低減される。
このように本実施形態では、プリント基板62に複数の電子部品64を高密度に実装しつつ、プリント基板62及び電子部品64の冷却効率の低下を低減することができる。
また、吸気用可動ダクト80の展開状態では、吸気用可動ダクト80の入口82Aがラック12の前側を向く。これにより、入口82Aから吸気用可動ダクト80の通風路82内に冷却風Vが導入され易くなる。
さらに、排気用可動ダクト90の展開状態では、排気用可動ダクト90の出口92Aがバックボード54の幅方向の外側に配置される。これにより、ユニット筐体70内の冷却風Vが排気用可動ダクト90の出口92Aからユニット筐体70外へ排気され易くなる。さらに、排気用可動ダクト90の出口92Aは後側を向く。しかも、排気用可動ダクト90の出口92Aの後側には、冷却ファン58が配置される。これにより、ユニット筐体70内の冷却風Vが排気用可動ダクト90の出口92Aからユニット筐体70外へさらに排気され易くなる。したがって、プリント基板62及び電子部品64の冷却効率の低下がさらに抑制される。
また、本実施形態では、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収納に伴って、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90が収納状態から展開状態へ変化される。したがって、マウント筐体32に電子ユニット60が収容される際に、一対の排気用可動ダクト90がマウントブラケット42に干渉することが抑制される。つまり、本実施形態では、マウントブラケット42の前後方向の両側に、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90を容易に展開させることができる。
また、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90の収納状態では、マウント筐体32の幅方向の外側に、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90が突出しない。したがって、マウント筐体32の幅方向の外側に、マウントフレーム28のフランジ部28Bにマウントブラケット42のフランジ部42Bをボルト48等によって固定するための作業スペースを確保し易くなる。また、マウント筐体32の幅方向の外側の配線スペース50に、ケーブル等をフォーミング(整理及び結束など)するための作業スペースも確保し易くなる。
しかも、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容に伴って、展開機構100,110により収納状態から展開状態へ変化される。したがって、例えば、作業者が一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90を収納状態から展開状態へそれぞれ変化させる手間が低減される。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成の部材等には同符号を付して説明を省略する。
図16及び図17に示されるように、第2実施形態に係るラックマウント装置120では、吸気用可動ダクト80は、手動により収納状態から展開状態へ変化される。また、吸気用可動ダクト80は、梃の原理よりバックボード54の第1コネクタ56に電子ユニット60の第2コネクタ69を接続する接続レバー(カードレバー)としての機能を兼ね備える。
具体的には、マウント筐体32の上側仕切板38Uには、一対の引掛けピン124が設けられる。一対の引掛けピン124は、円柱状に形成されており、上側仕切板38Uの幅方向の両側の下面から下側仕切板38Lへ向けてそれぞれ突出される。なお、引掛けピン124は、引掛け部の一例である。
一方、吸気用可動ダクト80は、解除アーム126及び接続アーム128を有する。解除アーム126及び接続アーム128は、吸気用可動ダクト80の回動軸86に設けられており、当該回動軸86と一体に回動される。なお、解除アーム126は、当接部の一例であり、接続アーム128は、押圧部の一例である。
解除アーム126は、収納状態にある回動軸86からユニット筐体70の幅方向の中央部へ延出される。この解除アーム126は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容方向(前後方向)から見て引掛けピン124と重なっており、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収納に伴って、引掛けピン124に当接される。
一方、接続アーム128は、収納状態にある回動軸86からユニット筐体70の奥側、かつ、幅方向の中央部側へ延出される。この接続アーム128は、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収容方向から見て、引掛けピン124と重ならない。
また、吸気用可動ダクト80の縦壁部80Sには、ユニット筐体70よりも前側へ延出する操作部80Hが設けられる。この操作部80Hが作業者によって操作されることにより、吸気用可動ダクト80が収納状態から展開状態に変化される。
次に、第2実施形態の作用及び効果について説明する。
図17に示されるように、マウント筐体32に対する電子ユニット60の収納に伴って解除アーム126が引掛けピン124に当接された状態で、吸気用可動ダクト80が収納状態から展開状態に変化されると、次のようになる。すなわち、図18に示されるように、接続アーム128が、回動軸86と一体に回動し(矢印T1)、引掛けピン124をマウント筐体32の収容口44側へ押圧する。
これにより、引掛けピン124に対して電子ユニット60がマウント筐体32の奥側(後側)へ移動され(矢印T2)、バックボード54の第1コネクタ56に電子ユニット60の第2コネクタ69が接続される。この際に、回動軸86を支点とした梃の原理により、操作部80Hに入力される作業者の操作力Qが増幅されて引掛けピン124に伝達される。したがって、第1コネクタ56と第2コネクタ69とを容易に接続することができる。
また、第1コネクタ56と第2コネクタ69とが接続された状態で、吸気用可動ダクト80が展開状態から収納状態に変化されると、次のようになる。すなわち、解除アーム126が、回動軸86と一体に回動し、引掛けピン124をマウント筐体32の奥側へ押圧する。これにより、引掛けピン124に対して電子ユニット60がマウント筐体32の収容口44側へ移動され、第1コネクタ56と第2コネクタ69との接続状態が解除される。この際に、回動軸86を支点とした梃の原理により、操作部80Hに入力される作業者の操作力Qが増幅されて引掛けピン124に伝達される。したがって、第1コネクタ56と第2コネクタ69との接続状態を容易に解除することができる。
このように本実施形態では、吸気用可動ダクト80がバックボード54の第1コネクタ56に電子ユニット60の第2コネクタ69を接続する接続レバーとして機能する。したがって、例えば、図19に示されるように、従来の接続レバー130を省略することができる。
なお、従来の接続レバー130について補足すると、従来の接続レバー130の端部には、フック132が設けられる。このフック132は、回動軸134を中心とした接続レバー130の回動に伴って(矢印T1)、図示しないマウント筐体32に設けられた引掛け部136に引っ掛けられるとともに、当該引掛け部136を前側(矢印F側)へ押圧する。これにより、引掛けピン124に対して電子ユニット60がマウント筐体32の奥側(後側)へ移動され(矢印T2)、バックボード54の第1コネクタ56に電子ユニット60の第2コネクタ69が接続される。
また、本実施形態では、吸気用可動ダクト80に接続アーム128及び解除アーム126が設けられるが、本実施形態はこれに限らない。例えば、図20及び図21に示されるように、吸気用可動ダクト80には、ギヤ機構140が設けられても良い。
具体的には、ギヤ機構140は、駆動ギヤ142及び従動ギヤ144を有する。駆動ギヤ142は、回動軸86と同軸上に設けられ、当該回動軸86と一体に回動される。一方、従動ギヤ144は、ユニット筐体70に設けられた回動軸146を中心として回動される。この従動ギヤ144は、駆動ギヤ142と噛み合わされており、駆動ギヤ142の回動に伴って当該駆動ギヤ142と逆方向に回動される。
また、従動ギヤ144の直径は、駆動ギヤ142の直径よりも小さく設定される。さらに、従動ギヤ144の歯数は、駆動ギヤ142の歯数よりも少なく設定される。これにより、駆動ギヤ142の歯数に対する従動ギヤ144の歯数の比(ギヤ比)に応じて、従動ギヤ144の回動速度が、駆動ギヤ142の回動速度よりも増速される。つまり、従動ギヤ144の回転量が、駆動ギヤ142の回転量よりも大きくなる。
従動ギヤ144には、回動軸86の軸方向から見て、扇状の切欠き部148が形成される。切欠き部148は、従動ギヤ144の径方向に沿った一対の解除縁部148A及び接続縁部148Bを有する。なお、解除縁部148Aは、当接部の一例である。また、接続縁部148Bは、押圧部の一例である。
ここで、吸気用可動ダクト80が収納状態にある状態で、マウント筐体32に電子ユニット60が収納されると、引掛けピン124が従動ギヤ144の切欠き部148内に挿入されるとともに、切欠き部148の解除縁部148Aに当接される。この状態で、図21に示されるように、操作力Qによって、吸気用可動ダクト80が収納状態から展開状態に変化されると、次のようになる。
すなわち、駆動ギヤ142が回動軸86と一体に回動するとともに(矢印P1)、従動ギヤ144が駆動ギヤ142と逆方向へ回動される(矢印P2)。この従動ギヤ144の回動に伴って、切欠き部148の接続縁部148Bが引掛けピン124をマウント筐体32の収容口44(図18参照)側へ押圧する。これにより、引掛けピン124に対して電子ユニット60がマウント筐体32の奥側(後側)へ移動され、バックボード54の第1コネクタ56に電子ユニット60の第2コネクタ69が接続される。
また、第1コネクタ56と第2コネクタ69とが接続された状態で、吸気用可動ダクト80が展開状態から収納状態に変化されると、次のようになる。すなわち、駆動ギヤ142が回動軸86と一体に回動するとともに、従動ギヤ144が駆動ギヤ142と逆方向へ回動される。この従動ギヤ144の回動に伴って、切欠き部148の解除縁部148Aが引掛けピン124をマウント筐体32の奥側へ押圧する。これにより、引掛けピン124に対して電子ユニット60がマウント筐体32の収容口44側へ移動され、第1コネクタ56と第2コネクタ69との接続状態が解除される。
ここで、例えば、マウント筐体32の幅方向の外側に吸気用可動ダクト80の回動スペースを十分に確保できず、吸気用可動ダクト80の回動量が小さい場合には、次のことが懸念される。すなわち、吸気用可動ダクト80の回動に伴う電子ユニット60の前後方向の移動量(ストローク)が小さくなり、第1コネクタ56に第2コネクタ69を接続することができない可能性がある。
これに対して本実施形態では、駆動ギヤ142と従動ギヤ144とのギヤ比に応じて、従動ギヤ144の回動量が吸気用可動ダクト80の回動量よりも大きくなる。したがって、吸気用可動ダクト80の回動に伴う電子ユニット60の前後方向の移動量が大きくなるため、第1コネクタ56と第2コネクタ69とを接続することができる。
なお、従動ギヤ144の歯数は、駆動ギヤ142の歯数よりも大きく設定されても良い。この場合、第1コネクタ56と第2コネクタ69とを接続するための作業者の操作力Qが低減される。
次に、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ構成の部材等には同符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、図22に示されるように、ユニット筐体70の前側の側壁部76に通気口78が形成される。一方、第3実施形態では、図23に示されるように、通気口78の一部が電磁シールド150によって覆われる。
具体的には、ユニット筐体70の側壁部76は、導電性を有する金属板等で形成される。この側壁部76には、前側が開口したU字状のスリット154が形成される。そして、スリット154によって囲まれた側壁部76の部位が、電磁シールド150とされる。この電磁シールド150には、複数の通風孔152が形成される。
なお、以下では、電磁シールド150の上端部に沿ったスリット154を上側スリット154Uとし、電磁シールド150の下端部に沿ったスリット154を下側スリット154Lとする。
図24に示されるように、吸気用可動ダクト80の縦壁部80Sは、電磁シールド150の外側に配置される。また、吸気用可動ダクト80の上壁部80Uは、縦壁部80Sの上端部から上側スリット154Uを通してユニット筐体70内へ延出される。さらに、吸気用可動ダクト80の下壁部80Lは、縦壁部80Sの下端部から下側スリット154Lを通して前記ユニット筐体70内へ延出される。
ここで、ユニット筐体70内に配置された上壁部80Uの下面には、上側導通ガスケット156が設けられる。これと同様に、ユニット筐体70内に配置された下壁部80Lの上面には、下側導通ガスケット158が設けられる。これらの上側導通ガスケット156及び下側導通ガスケット158は、導電性を有し、吸気用可動ダクト80の展開状態において電磁シールド150の内面150Aに接触される。これにより、金属製の吸気用可動ダクト80と電磁シールド150とが電気的に接続される。
次に、第3実施形態の作用及び効果について説明する。
図23に示されるように、本実施形態では、通気口78の一部が、電磁シールド150によって覆われる。この電磁シールド150によって、通気口78を通過する電磁波等が遮断される。また、電磁シールド150には、複数の通風孔152が形成される。これらの通風孔152を介して、冷却風V(図4参照)がユニット筐体70内に導入される。
したがって、本実施形態では、通気口78を通過する電磁波を遮断しつつ、ユニット筐体70内に冷却風Vを導入することができる。また、例えば、ユニット筐体70内の電子部品64が出火しても、電磁シールド150によって、通気口78からユニット筐体70外に火が漏れることが抑制される。
また、図24に示されるように、吸気用可動ダクト80が展開状態にある場合、上壁部80Uの上側導通ガスケット156及び下壁部80Lの下側導通ガスケット158が電磁シールド150の内面150Aに接触される。これにより、吸気用可動ダクト80と電磁シールド150とが電気的に接続されるため、上側スリット154U及び下側スリット154Lを通過する電磁波も遮断される。
なお、本実施形態の電磁シールド150、上側導通ガスケット156及び下側導通ガスケット158は、ユニット筐体70の後側の通気口79及び排気用可動ダクト90(図7参照)にも適用可能である。
次に、第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態において、第1実施形態と同じ構成の部材等には同符号を付して説明を省略する。
図25に示されるように、第4実施形態に係るラックマウント装置160は、マウント筐体162と、マウント筐体162に収容される複数の電子ユニット180とを有する。マウント筐体162の側壁部164の前側には、複数の前側開口166が形成される。複数の前側開口166は、マウント筐体162の高さ方向に間隔を空けて複数形成される。各前側開口166には、吸気用可動ダクト80が配置される。なお、前側開口166は、開口の一例である。
図26に示されるように、吸気用可動ダクト80は、ブラケット168を介して側壁部164の内面に回動可能に連結される。また、マウント筐体162の側壁部164の内面には、マウント筐体162の前後方向に延びるガイドレール170が設けられる。このガイドレール170によって、電子ユニット180のプリント基板62がスライド可能に支持される。なお、本実施形態の電子ユニット180は、プリント基板62を収容するユニット筐体を備えていない。
次に、第4実施形態の作用及び効果について説明する。
例えば、作業者によって、吸気用可動ダクト80がマウント筐体162の側壁部164に対して外側へ引き出されると、吸気用可動ダクト80の一対の回動軸86を中心として回動し、収納状態から展開状態に変化される。これにより、マウント筐体162の側壁部164の外側には、前側開口166に通じる通風路82が形成される。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、マウント筐体162に吸気用可動ダクト80が設けられるが、マウント筐体162には排気用可動ダクト90(図5参照)が設けられても良い。
次に、上記第1〜第4実施形態の変形例について説明する。なお、以下では、上記第1実施形態を例に各種の変形例について説明するが、これらの変形例は第2〜第4実施形態にも適宜適用可能である。
上記第1実施形態では、電子ユニット60に一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90が設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。電子ユニット60には、一対の吸気用可動ダクト80及び一対の排気用可動ダクト90の少なくとも一方を設けることができる。
また、吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90の数は、適宜変更可能である。例えば、電子ユニット60には、一対の吸気用可動ダクト80ではなく、1つの吸気用可動ダクト80が設けられても良い。
また、上記第1実施形態では、ラックマウント装置30に展開機構100,110が設けられるが、展開機構100,110は省略されても良い。展開機構100が省略された場合には、例えば、手動によって吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90が収納状態から展開状態に変化される。
また、上記1実施形態では、吸気用可動ダクト80が一対の回動軸86を中心として回動されることより収納状態から展開状態に変化されるが、上記第1実施形態はこれに限らない。例えば、吸気用可動ダクト80は、スライド機構によりマウント筐体32の幅方向にスライドされることにより収納状態から展開状態に変化されても良い。
また、上記1実施形態では、吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90が金属製とされるが、吸気用可動ダクト80及び排気用可動ダクト90は、樹脂製等であっても良い。
また、上記第1実施形態では、冷却風Vがラック12の前側から後側へ向けて流れるが、冷却風Vは、ラック12の後側から前側へ向けて流れても良い。この場合、第1実施形態における吸気用可動ダクト80が排気用可動ダクトとなり、排気用可動ダクト90が吸気用可動ダクトとなる。
また、上記1実施形態では、マウント筐体32の後側に冷却ファン58が配置されるが、冷却ファン58の配置や数は適宜変更可能である。冷却ファンは、例えば、ラック12外に設けられても良い。また、冷却ファンは、マウント筐体32の前後に設けられても良い(PUSH−PULL方式)。
また、上記1実施形態では、マウントフレーム28及びマウントブラケット42の前側に配線スペース50が設けられるが、配線スペース50の配置や数は適宜変更可能である。
また、上記1実施形態では、第1コネクタ56がバックボード54に設けられるが、第1コネクタ56は、他の部材に設けられても良い。
また、上記1実施形態では、ラック12のマウントフレーム28にマウント筐体32のマウントブラケット42が固定されるが、上記第1実施形態はこれに限らない。ラック12に対するマウント筐体32の固定方法は、適宜変更可能である。
また、上記1実施形態では、ラックマウント装置30として、プラグインユニット等の複数の電子ユニット60を収容するシェルフ型のラックマウント装置30が用いられるが、上記第1実施形態はこれに限らない。ラックマウント装置としては、例えば、複数のプリント基板等が予め実装されたボックスタイプユニットであっても良い。
以上、本願が開示する技術の一実施形態について説明したが、本願が開示する技術は上記の実施形態に限定されるものでない。また、上記実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本願が開示する技術の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
なお、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
ラックと、
内部に電子部品を収容するとともに、前記ラックの前面側又は後面側から該ラック内に搭載されるマウント筐体と、
前記マウント筐体の側壁部に形成された開口から該マウント筐体内に収納される収納状態と、前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動されて該マウント筐体の外側に前記開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される可動ダクトと、
を備える電子機器。
(付記2)
前記可動ダクトは、前記マウント筐体の前記側壁部における前後方向の一方側に配置され、
前記通風路は、前記展開状態において前記マウント筐体の外側に配置され、前記マウント筐体の前後方向の一方側を向く出入口を有する、
付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記可動ダクトは、前記マウント筐体の高さ方向に延びる回動軸を有し、前記回動軸を中心とした回動に伴って前記収納状態から前記展開状態に変化される、
付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記マウント筐体は、前記側壁部における前後方向の中間部から前記マウント筐体の幅方向の外側へ延出し、前記ラックに固定される固定部を有し、
前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記固定部に対して少なくとも前記マウント筐体の前後方向の一方側に配置される、
付記2又は付記3に記載の電子機器。
(付記5)
前記可動ダクトは、前記固定部に対して前記マウント筐体の前後方向の両側に互いに反対向きに配置される、
付記4に記載の電子機器。
(付記6)
前記ラックは、前記マウント筐体の幅方向の外側に配置されるとともに前記固定部が前記ラックの前後方向に係合された状態で固定される被固定部を有する、
付記4又は付記5に記載の電子機器。
(付記7)
前記ラック内における前記マウント筐体の幅方向の外側には、配線スペースが設けられ、
前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記配線スペースに対して少なくとも前記ラックの前後方向の一方側に配置される、
付記2〜付記4の何れか1つに記載の電子機器。
(付記8)
前記ラック内を該ラックの前後方向に流れる冷却風を生成する冷却ファンを備える、
付記2〜付記7の何れか1つに記載の電子機器。
(付記9)
前記冷却ファンは、前記展開状態にある前記可動ダクトの前記出入口と前記マウント筐体の前後方向に対向して配置される、
付記8に記載の電子機器。
(付記10)
前記可動ダクトは、前記マウント筐体の幅方向の両側にそれぞれ配置される、
付記1〜付記9の何れか1つに記載の電子機器。
(付記11)
前記電子部品を有し、前記マウント筐体の前面側又は後面側に形成された収容口から該マウント筐体内に収容される電子ユニットを備え、
前記可動ダクトは、前記電子ユニットに設けられる、
付記1〜付記10の何れか1つに記載の電子機器。
(付記12)
前記マウント筐体は、該前記マウント筐体の前後方向を厚み方向として配置されるとともに前記電子ユニットが接続されるバックボードを有し、
前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記バックボードよりも幅方向の外側へ位置される、
付記11に記載の電子機器。
(付記13)
前記マウント筐体は、前記マウント筐体の高さ方向に対向するとともに、互いの間に前記電子ユニットを収容する一対の上側仕切板及び下側仕切板を有し、
前記上側仕切板及び前記下側仕切板の少なくとも一方には、前記マウント筐体に対する前記電子ユニットの収容に伴って、前記収納状態にある前記可動ダクトを前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動させるガイド部が設けられる、
付記11又は付記12に記載の電子機器。
(付記14)
前記ガイド部は、前記収容口から該マウント筐体の奥側へ向かうに従って該マウント筐体の幅方向の外側へ傾斜され、
前記可動ダクトには、前記マウント筐体に対する前記電子ユニットの収容に伴って、前記ガイド部に係合され、該ガイド部に沿ってスライドするスライド部が設けられる、
付記13に記載の電子機器。
(付記15)
前記マウント筐体は、
第1コネクタと、
前記上側仕切板から前記下側仕切板へ向けて突出する引掛け部と、
を有し、
前記電子ユニットは、前記第1コネクタと前記マウント筐体の前後方向に接続される第2コネクタを有し、
前記可動ダクトは、
前記マウント筐体に対する前記電子ユニットの収容に伴って前記引掛け部に当接される当接部と、
前記引掛け部に前記当接部が当接された状態で前記可動ダクトが前記収納状態から前記展開状態へ変化されるに伴って、前記引掛け部に引っ掛けられるとともに該引掛け部を前記収容口側へ押圧し、前記電子ユニットを前記マウント筐体の奥側へ移動させて前記第2コネクタを前記第1コネクタに接続する押圧部と、
を有する、
付記13又は付記14の何れか1つに記載の電子機器。
(付記16)
前記電子ユニットは、
前記電子部品が実装されるとともに前記マウント筐体の高さ方向を厚み方向として配置されるプリント基板と、
前記プリント基板を収容するユニット筐体と、
を有し、
前記可動ダクトは、前記収納状態において前記ユニット筐体内に収容され、前記展開状態において前記ユニット筐体の側壁部に形成された通気口から前記開口を介して前記マウント筐体の外側へ突出し、該マウント筐体の外側に前記通気口に通じる前記通風路を形成する、
付記11〜付記15の何れか1つに記載の電子機器。
(付記17)
前記ユニット筐体の前記側壁部には、前記通気口の一部を覆うとともに複数の通風孔が形成される電磁シールドが設けられる、
付記16に記載の電子機器。
(付記18)
前記ユニット筐体の前記側壁部には、前記電磁シールドの上端部及び下端部に沿ってそれぞれ延びる上側スリット及び下側スリットが形成され、
金属製の前記可動ダクトは、
前記電磁シールドの外側に配置される縦壁部と、
前記縦壁部の上端部から前記上側スリットを通して前記ユニット筐体内へ延出する上壁部と、
前記縦壁部の下端部から前記下側スリットを通して前記ユニット筐体内へ延出する下壁部と、
導電性を有し、前記ユニット筐体内において前記上壁部に設けられ、前記展開状態において前記電磁シールドの内面に接触される上側導通ガスケットと、
導電性を有し、前記ユニット筐体内において前記下壁部に設けられ、前記展開状態において前記電磁シールドの内面に接触される下側導通ガスケットと、
を有する、
付記17に記載の電子機器。
(付記19)
前記電子ユニットは、前記マウント筐体内に該マウント筐体の高さ方向に並んで複数収容される、
付記11〜付記18の何れか1つに記載の電子機器。
(付記20)
前記可動ダクトは、前記マウント筐体に設けられる、
付記1〜付記10の何れか1つに記載の電子機器。
(付記21)
内部に電子部品を収容するとともに、ラックの前面側又は後面側から該ラック内に搭載されるマウント筐体と、
前記マウント筐体の側壁部に形成された開口から該マウント筐体内に収納される収納状態と、前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動されて該マウント筐体の外側に前記開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される可動ダクトと、
を備えるラックマウント装置。
10 電子機器
12 ラック
12F 前面
12R 後面
28 マウントフレーム
28B フランジ部(被固定部の一例)
30 ラックマウント装置
32 マウント筐体
38L 下側仕切板
38U 上側仕切板
40 側壁部(マウント筐体の側壁部の一例)
42 マウントブラケット
42B フランジ部(固定部の一例)
44 収容口
50 配線スペース
52F 前側開口(開口の一例)
52R 後側開口(開口の一例)
54 バックボード
56 第1コネクタ
58 冷却ファン
60 電子ユニット
62 プリント基板
64 電子部品
69 第2コネクタ
70 ユニット筐体
78 通気口
79 通気口
80 吸気用可動ダクト(可動ダクトの一例)
82 通風路
82A 出入口(通風路の出入口の一例)
86 回動軸
90 排気用可動ダクト(可動ダクトの一例)
92 通風路
92A 出入口(通風路の出入口の一例)
96 回動軸
102 前側ガイド孔(ガイド部の一例)
104 ガイドピン(スライド部の一例)
112 後側ガイド孔(ガイド部の一例)
114 ガイドピン(スライド部の一例)
120 ラックマウント装置
124 引掛けピン(引掛け部の一例)
126 解除アーム(当接部の一例)
128 接続アーム(押圧部の一例)
148 切欠き部
148A 解除縁部(当接部の一例)
148B 接続縁部(押圧部の一例)
150 電磁シールド
150A 内面(電磁シールドの内面の一例)
152 通風孔
154L 下側スリット
154U 上側スリット
156 上側導通ガスケット
158 下側導通ガスケット
160 ラックマウント装置
162 マウント筐体
164 側壁部(マウント筐体の側壁部の一例)
166 前側開口(開口の一例)
180 電子ユニット
V 冷却風

Claims (10)

  1. ラックと、
    内部に電子部品を収容するとともに、前記ラックの前面側又は後面側から該ラック内に搭載されるマウント筐体と、
    前記マウント筐体の側壁部に形成された開口から該マウント筐体内に収納される収納状態と、前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動されて該マウント筐体の外側に前記開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される可動ダクトと、
    を備え、
    前記マウント筐体は、前記側壁部における前後方向の中間部から前記マウント筐体の幅方向の外側へ延出し、前記ラックに固定される固定部を有し、
    前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記固定部に対して前記マウント筐体の前後方向の両側に互いに反対向きに配置され、
    前記通風路は、前記展開状態において前記マウント筐体の外側に配置され、前記固定部と反対側を向く出入口を有する、
    電子機器。
  2. 前記ラック内における前記マウント筐体の幅方向の外側には、配線スペースが設けられ、
    前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記配線スペースに対して前記ラックの前後方向の両側に配置される、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ラック内を該ラックの前後方向に流れる冷却風を生成する冷却ファンを備え、
    前記冷却ファンは、前記展開状態にある前記可動ダクトの前記出入口と前記マウント筐体の前後方向に対向して配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記電子部品を有し、前記マウント筐体の前面側又は後面側に形成された収容口から該マウント筐体内に収容される電子ユニットを備え、
    前記可動ダクトは、前記電子ユニットに設けられる、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 前記マウント筐体は、前記マウント筐体の前後方向を厚み方向として配置されるとともに前記電子ユニットが接続されるバックボードを有し、
    前記可動ダクトは、前記展開状態において、前記バックボードよりも幅方向の外側へ位置される、
    請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記可動ダクトは、前記マウント筐体に設けられる、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電子機器。
  7. ラックと、
    前記ラックの前面側又は後面側から該ラック内に搭載されるマウント筐体と、
    電子部品を有し、前記マウント筐体の前面側又は後面側に形成された収容口から該マウント筐体内に収容される電子ユニットと、
    前記電子ユニットに設けられ、前記マウント筐体の側壁部に形成された開口から該マウント筐体内に収納される収納状態と、前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動されて該マウント筐体の外側に前記開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される可動ダクトと、
    を備え、
    前記マウント筐体は、前記マウント筐体の高さ方向に対向するとともに、互いの間に前記電子ユニットを収容する一対の上側仕切板及び下側仕切板を有し、
    前記上側仕切板及び前記下側仕切板の少なくとも一方には、前記マウント筐体に対する前記電子ユニットの収容に伴って、前記収納状態にある前記可動ダクトを前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動させるガイド部が設けられる、
    電子機器。
  8. 前記マウント筐体は、
    第1コネクタと、
    前記上側仕切板から前記下側仕切板へ向けて突出する引掛け部と、
    を有し、
    前記電子ユニットは、前記第1コネクタと前記マウント筐体の前後方向に接続される第2コネクタを有し、
    前記可動ダクトは、
    前記マウント筐体に対する前記電子ユニットの収容に伴って前記引掛け部に当接される当接部と、
    前記引掛け部に前記当接部が当接された状態で、前記可動ダクトが前記収納状態から前記展開状態へ変化されるに伴って、前記引掛け部に引っ掛けられるとともに該引掛け部を前記収容口側へ押圧し、前記電子ユニットを前記マウント筐体の奥側へ移動させて前記第2コネクタを前記第1コネクタに接続する押圧部と、
    を有する、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. ラックと、
    前記ラックの前面側又は後面側から該ラック内に搭載されるマウント筐体と、
    電子部品を有し、前記マウント筐体の前面側又は後面側に形成された収容口から該マウント筐体内に収容される電子ユニットと、
    前記電子ユニットに設けられ、前記マウント筐体の側壁部に形成された開口から該マウント筐体内に収納される収納状態と、前記開口から前記マウント筐体の外側へ移動されて該マウント筐体の外側に前記開口に通じる通風路を形成する展開状態とに変化される可動ダクトと、
    を備え、
    前記電子ユニットは、
    前記電子部品が実装されるとともに前記マウント筐体の高さ方向を厚み方向として配置されるプリント基板と、
    前記プリント基板を収容するユニット筐体と、
    を有し、
    前記可動ダクトは、前記収納状態において前記ユニット筐体内に収容され、前記展開状態において前記ユニット筐体の側壁部に形成された通気口から前記開口を介して前記マウント筐体の外側へ突出し、該マウント筐体の外側に前記通気口に通じる前記通風路を形成する、
    電子機器。
  10. 前記ユニット筐体の前記側壁部には、前記通気口の一部を覆うとともに複数の通風孔が形成される電磁シールドが設けられる、
    請求項9に記載の電子機器。
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