JP6563758B2 - メタルマスク製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メタルシートをマスクフレームにレーザ溶接してメタルマスクを製造するメタルマスク製造方法に関するものである。
従来、有機ELフラットパネルディスプレイ等を製造する際に蒸着工程で使用されるメタルマスクの製造方法として、マスクフレームにメタルシートを乗せ、その上面から溶接することでマスクフレームの所定の固定位置にメタルシートを溶接し、メタルマスクを完成させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−005070号公報
ところで、近年、有機ELフラットパネルディスプレイ等が高精細化するのに伴いメタルシートの薄膜化が進んでいる。メタルシートが薄膜化した場合、メタルシートとマスクフレームの伝熱量の差が大きくなるため、マスクフレームにメタルシートを溶接させ難くなるという問題が生じる。
例えば、図10に示すように、マスクフレーム40に載置された薄膜メタルシート80に溶接用のレーザ光140を照射したとする。この場合、薄膜メタルシート80に比べマスクフレーム40の伝熱量は極めて小さいため、マスクフレーム40が融点に達する前に薄膜メタルシート80が融点に達し、レーザ光140が照射された位置に穴が開いた状態となる。このため、薄膜メタルシート80が融解するタイミングに合わせてマスクフレーム40を融解させることができず、マスクフレーム40に薄膜メタルシート80を溶接させることができない。
また、マスクフレーム40が融解する前に薄膜メタルシート80のレーザ光140が照射された位置に穴が開かないように、レーザ光140の熱量を低下させることも考えられるが、この場合、マスクフレーム40は更に融解しにくくなる。したがって、この場合においても、薄膜メタルシート80が融解するタイミングに合わせてマスクフレーム40を融解させることはできず、マスクフレーム40に薄膜メタルシート80を溶接させることができない。
このように、上述の方法においては、薄膜のメタルシートを的確にマスクフレームに溶接させることができず、高精細度のメタルマスクを容易に製造することができないという問題があった。
また上述の方法の他にも、メタルシートを溶接ノズルで押え付けることによりマスクフレームとメタルシートの間の隙間量を0にした状態で溶接を行う溶接方法も存在するが、メタルシートを溶接ノズルで押え付けるとメタルシートの位置がずれ、高精細度のメタルマスクを製造することが困難になる。
本発明の目的は、高精細度のメタルマスクを容易に製造することができるメタルマスク製造方法を提供することである。
本発明のメタルマスク製造方法は、薄膜メタルシートをマスクフレームにレーザ溶接してメタルマスクを製造するメタルマスク製造方法であって、前記薄膜メタルシートよりも厚さが厚く、前記マスクフレームよりも厚さが薄く、かつ前記薄膜メタルシートの厚さの5倍以下の厚さの中間メタルシートを前記マスクフレームに載置する第1載置工程と、前記マスクフレームに載置された前記中間メタルシートを前記マスクフレームにレーザ溶接する第1溶接工程と、前記マスクフレームに載置された前記中間メタルシートの上に前記薄膜メタルシートを載置する第2載置工程と、前記中間メタルシートに載置された前記薄膜メタルシートを前記中間メタルシートにレーザ溶接する第2溶接工程とを含み、前記中間メタルシートのレーザ溶接される位置の前記薄膜メタルシート側の表面には、凹部が形成されており、前記凹部の深さは、前記レーザ溶接によって前記中間メタルシートの表面に形成される溶接ナゲットの高さよりも深いことを特徴とする。
また、本発明のメタルマスク製造方法は、前記マスクフレームが、対向する二辺を構成する第1フレーム部と、前記第1フレーム部と直交する方向において対向する二辺を構成する第2フレーム部とを備え、前記中間メタルシートは、前記マスクフレームの対向する二辺の前記第1フレーム部または対向する二辺の前記第2フレーム部に載置されることを特徴とする。
また、本発明のメタルマスク製造方法は、前記中間メタルシートが、長尺状の形状を有し、長手方向が前記第1フレーム部または前記第2フレーム部の長手方向と平行になるように前記第1フレーム部または前記第2フレーム部に載置されることを特徴とする。
また、本発明のメタルマスク製造方法は、前記薄膜メタルシートが、長尺状の形状を有し、長手方向を前記中間メタルシートの長手方向と直交させ、かつ前記第1フレーム部と前記第2フレーム部によって形成された前記マスクフレームの開口部を跨いだ状態で長手方向の両端部が前記中間メタルシートに載置されることを特徴とする。
また、本発明のメタルマスク製造方法は、前記薄膜メタルシートの厚さが20μm以下の厚さであり、前記中間メタルシートの厚さは、60μm以上100μm以下の厚さであることを特徴とする。
また、本発明のメタルマスク製造方法は、前記凹状部の深さが前記中間メタルシートの厚さの半分以下の深さであることを特徴とする。
本発明のメタルマスク製造方法によれば、高精細度のメタルマスクを容易に製造することができる。
実施の形態に係るメタルマスク製造方法により製造されたメタルマスクを上方から視た斜視図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法に用いるマスクフレームを上方から視た斜視図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法において隙間メタルシートをマスクフレームに載置した状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法において中間メタルシートをマスクフレームに載置した状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法においてマスクフレームに載置された中間メタルシートにレーザ光を照射した状態を示す断面図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法においてマスクフレームに載置された中間メタルシートがレーザ光によって融解した状態を示す断面図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法において中間メタルシートに載置された薄膜メタルシートにレーザ光を照射した状態を示す断面図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法において中間メタルシートに載置された薄膜メタルシートがレーザ光によって融解した状態を示す断面図である。 実施の形態に係るメタルマスク製造方法において薄膜メタルシートを中間メタルシートに溶接する場合における伝熱状態を示す概念図である。 従来のメタルマスク製造方法において薄膜メタルシートを直接メタルフレームに溶接する場合における伝熱状態を示す概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るメタルマスク製造方法について、有機EL素子の製造工程において真空蒸着を行う際に使用されるメタルマスクを製造する場合を例に説明する。図1は、実施の形態に係るメタルマスク製造方法により製造されたメタルマスクを上方から視た斜視図である。図1に示すように、メタルマスク2は、マスクフレーム4、中間メタルシート6、薄膜メタルシート8、及び隙間メタルシート10によって構成されている。
図2に示すように、マスクフレーム4は、中央に矩形状の開口部4cを有する金属製フレームである。ここで、開口部4cは、マスクフレーム4の短手方向に延びる二本の短辺フレーム部4aと、マスクフレーム4の長手方向に延びる二本の長辺フレーム部4bとによって囲まれている。また、短辺フレーム部4aは長辺フレーム部4bと直交する方向に配置され、二本の短辺フレーム部4a、及び二本の長辺フレーム部4bは、それぞれ開口部4cを挟んで対向している。なお、マスクフレーム4は、中間メタルシート6、薄膜メタルシート8、及び隙間メタルシート10と比較して十分な厚みを有している。
中間メタルシート6は、メタルマスク2を製造する際に、薄膜メタルシート8を溶接し易くするために用いられる長尺の金属板である。中間メタルシート6は、60〜100μmの厚さを有しており、長手方向が長辺フレーム部4bの長手方向と平行になるように長辺フレーム部4b上に載置される。また、溶接対象となる位置である溶接位置6a(図5参照)の薄膜メタルシート8が載置される側の面にはエッチング加工が施され、このエッチング加工によって溶接位置6aに凹状部が形成されている。ここで、溶接位置6aに形成された凹状部の深さは、レーザ溶接によって中間メタルシート6の表面に形成される溶接ナゲット7d(図6参照)の高さよりも深く、かつ中間メタルシート6の厚さの半分以下の深さである。
薄膜メタルシート8は、厚さが20μm以下の長尺の金属薄板であり、長手方向が中間メタルシート6の長手方向と直交するように中間メタルシート6に載置される。なお、メタルマスク2を製造する過程においては、薄膜メタルシート8の長手方向の両端部8aが中間メタルシート6に溶接される。
隙間メタルシート10は、薄膜メタルシート8と薄膜メタルシート8の隙間に配置される長尺の金属板である。なお、隙間メタルシート10の長手方向の長さは、薄膜メタルシート8の長手方向の長さよりも短く形成されている。
次に、図面を参照して実施の形態に係るメタルマスク製造方法について説明する。まず、図3に示すように、隙間メタルシート10がマスクフレーム4に載置される。ここで、隙間メタルシート10は、長手方向の両端部がマスクフレーム4を構成する長辺フレーム部4bの位置に位置するようにマスクフレーム4の開口部4cを跨いでマスクフレーム4に載置される。
次に、図示しないメタルマスク製造装置に備えられた図示しない溶接用ノズルからレーザ光が射出され、各隙間メタルシート10の両端部が長辺フレーム部4bに溶接される。
次に、図4に示すように、中間メタルシート6の長手方向が長辺フレーム部4bの長手方向と平行になるようにして、中間メタルシート6がマスクフレーム4の長辺フレーム部4bに載置される(第1載置工程)。なお、隙間メタルシート10の端部は、中間メタルシート6が載置される位置よりも開口部4c側に位置しているため、長辺フレーム部4bに中間メタルシート6を載置しても、隙間メタルシート10の端部の位置と中間メタルシート6の位置が重複することはない。
次に、メタルマスク製造装置は、溶接用ノズルの位置を中間メタルシート6の溶接位置6aの直上に合わせて溶接用ノズルからレーザ光を射出させ、図5に示すように、溶接位置6aにレーザ光14を照射する(第1溶接工程)。なお、図5は、長辺フレーム部4b及び中間メタルシート6を長手方向に切断した場合の断面図である。これにより、図6に示すように、溶接位置6aのレーザ光14が照射された部分が融解して下方に歪み、歪んだ融解部分7の下方がマスクフレーム4と接触し、融解部分7の上方に溶接ナゲット7dが形成される。
融解部分7の下方がマスクフレーム4と接触すると、融解部分7の下方と接触したマスクフレーム4の接触位置4fが、中間メタルシート6の融解部分7から伝達された熱によって融解し、中間メタルシート6の融解部分7とマスクフレーム4の接触位置4fが溶接される。
なお、上述したように、溶接位置6aに形成された凹状部の深さは、溶接ナゲット7dの高さよりも深くなるように形成されているため、レーザ光14によって溶接位置6aが融解し溶接ナゲット7dが形成された場合に、溶接ナゲット7dの高さが溶接位置6a以外の位置のシート表面の高さを超えることはない。したがって、例えば幅の広い薄膜メタルシート8が中間メタルシート6に載置され、薄膜メタルシート8の幅方向の端部が溶接ナゲット7dに形成された溶接ナゲット7dの部分に被さった場合であっても、中間メタルシート6に載置された薄膜メタルシート8の平面度を維持することができる。
次に、図7に示すように、マスクフレーム4の長辺フレーム部4bに溶接された中間メタルシート6の上に薄膜メタルシート8が載置される(第2載置工程)。ここで、薄膜メタルシート8は、長手方向の両端部8aが中間メタルシート6の位置に位置するようにマスクフレーム4の開口部4cを跨いで中間メタルシート6に載置される(図1参照)。次に、メタルマスク製造装置は、溶接ノズルの位置を薄膜メタルシート8の溶接位置の直上に合わせてレーザ光14を溶接位置に照射する(第2溶接工程)。これにより、図8に示すように、レーザ光14が照射された部分が融解して下方に歪み、歪んだ融解部分9の下方が中間メタルシート6と接触し、融解部分9の上方に溶接ナゲット9dが形成される。
融解部分9の下方が中間メタルシート6と接触すると、融解部分9の下方と接触した中間メタルシート6の接触位置6fが、中間メタルシート6の融解部分9から伝達された熱によって融解する。これにより、薄膜メタルシート8の融解部分9と中間メタルシート6の接触位置6fが溶接され、図1に示すメタルマスク2が完成する。
図9は、薄膜メタルシート8を中間メタルシート6に溶接する場合における伝熱状態を示す概念図であり、図10は、従来のように、薄膜メタルシート80を直接マスクフレーム40に溶接する場合における伝熱状態を示す概念図である。
ここで、レーザ光14、140を薄膜メタルシート8、80に照射した場合における被溶接部材の伝熱量Eは以下の数式(1)で表される。
伝熱量E(W)=溶接される部分の面積A(mm2)/被溶接部材の厚さB(μm)*被溶接部材の熱伝導率C(W/mK)*レーザ光の温度D(℃)・・・(1)
なお、薄膜メタルシート8を中間メタルシート6に溶接する場合、及び薄膜メタルシート80を直接マスクフレーム40に溶接する場合の何れの場合であっても、溶接される部分の面積A(mm2)、レーザ光の温度D(℃)は変化しない。また、被溶接部材の熱伝導率C(W/mK)は、被溶接部材が中間メタルシート6であってもマスクフレーム40であっても変化しない。従って、被溶接部材の厚さB(μm)のみが被溶接部材の伝熱量E(W)に影響を与えることになる。具体的には、被溶接部材の厚さB(μm)が厚い程被溶接部材の伝熱量E(W)が小さくなり、被溶接部材が融点に達するまでの時間が長くなる。一方、被溶接部材の厚さB(μm)が薄い程被溶接部材の伝熱量E(W)が大きくなり、被溶接部材が融点に達するまでの時間が短くなる。
このため、図9に示すように、マスクフレーム4よりも厚さの薄い中間メタルシート6を薄膜メタルシート8の被溶接部材とした場合において中間メタルシート6の接触位置6fが融点に達するまでの時間は、図10に示すように、マスクフレーム40を直接薄膜メタルシート80の被溶接部材とした場合においてマスクフレーム40の接触位置40fが融点に達するまでの時間よりも短くなる。よって、薄膜メタルシート8とマスクフレーム4の間にマスクフレーム4よりも厚さの薄い中間メタルシート6を挟み、中間メタルシート6を薄膜メタルシート8の被溶接部材とすることにより、薄膜メタルシート8のレーザ光14が照射された部分が融解してから中間メタルシート6の接触位置6fが融点に達するまでの時間の隔たりを小さくすることができる。
これにより、従来のように、被溶接部材が融解する前に薄膜メタルシートに穴が開くことがなく、薄膜メタルシート8の融解に合わせて中間メタルシート6を融解させることができ、的確なタイミングで薄膜メタルシート8を中間メタルシート6に溶接することができる。
この実施の形態に係るメタルマスク製造方法によれば、マスクフレーム4に一旦中間メタルシート6を溶接し、更に中間メタルシート6に薄膜メタルシート8を溶接することにより、的確にマスクフレーム4、中間メタルシート6、薄膜メタルシート8を溶接することができるため、高精細度のメタルマスクを容易に製造することができる。
また、上述の実施の形態において、中間メタルシート6は、薄膜メタルシート8を溶接することができれば、必ずしも長尺状でなくてもよい。
また、上述の実施の形態において、中間メタルシート6の厚さは、必ずしも60〜100μmの厚さでなくてもよく、薄膜メタルシート8よりも厚さが厚く、かつ薄膜メタルシート8の厚さの5倍以下であればよい。
また、上述の実施の形態において、中間メタルシート6には、必ずしもエッチング加工が施されていなくてもよい。この場合、中間メタルシート6の厚さは、30μm以上40μm以下の厚さであることが好ましい。
また、上述の実施の形態においては、マスクフレーム4が二本の短辺フレーム部4aと二本の長辺フレーム部4bとを備えているが、同じ長さの四本のフレームを備えていてもよい。
また、上述の実施の形態において、中間メタルシート6は、長手方向が短辺フレーム部4aの長手方向と平行になるように短辺フレーム部4a上に載置してもよい。
2…メタルマスク、4…マスクフレーム、4a…短辺フレーム部、4b…長辺フレーム部、4f…接触位置、6…中間メタルシート、6a…溶接位置、6f…接触位置、7…融解部分、7d…溶接ナゲット、8…薄膜メタルシート、9…融解部分

Claims (6)

  1. 薄膜メタルシートをマスクフレームにレーザ溶接してメタルマスクを製造するメタルマスク製造方法であって、
    前記薄膜メタルシートよりも厚さが厚く、前記マスクフレームよりも厚さが薄く、かつ前記薄膜メタルシートの厚さの5倍以下の厚さの中間メタルシートを前記マスクフレームに載置する第1載置工程と、
    前記マスクフレームに載置された前記中間メタルシートを前記マスクフレームにレーザ溶接する第1溶接工程と、
    前記マスクフレームに載置された前記中間メタルシートの上に前記薄膜メタルシートを載置する第2載置工程と、
    前記中間メタルシートに載置された前記薄膜メタルシートを前記中間メタルシートにレーザ溶接する第2溶接工程とを含み、
    前記中間メタルシートのレーザ溶接される位置の前記薄膜メタルシート側の表面には、凹部が形成されており、前記凹部の深さは、前記レーザ溶接によって前記中間メタルシートの表面に形成される溶接ナゲットの高さよりも深いことを特徴とするメタルマスク製造方法。
  2. 前記マスクフレームは、対向する二辺を構成する第1フレーム部と、前記第1フレーム部と直交する方向において対向する二辺を構成する第2フレーム部とを備え、
    前記中間メタルシートは、前記マスクフレームの対向する二辺の前記第1フレーム部または対向する二辺の前記第2フレーム部に載置されることを特徴とする請求項1記載のメタルマスク製造方法。
  3. 前記中間メタルシートは、長尺状の形状を有し、長手方向が前記第1フレーム部または前記第2フレーム部の長手方向と平行になるように前記第1フレーム部または前記第2フレーム部に載置されることを特徴とする請求項2記載のメタルマスク製造方法。
  4. 前記薄膜メタルシートは、長尺状の形状を有し、長手方向を前記中間メタルシートの長手方向と直交させ、かつ前記第1フレーム部と前記第2フレーム部によって形成された前記マスクフレームの開口部を跨いだ状態で長手方向の両端部が前記中間メタルシートに載置されることを特徴とする請求項2または3に記載のメタルマスク製造方法。
  5. 前記薄膜メタルシートの厚さは、20μm以下の厚さであり、
    前記中間メタルシートの厚さは、60μm以上100μm以下の厚さであることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のメタルマスク製造方法。
  6. 前記凹状部の深さは、前記中間メタルシートの厚さの半分以下の深さであることを特徴とする請求項記載のメタルマスク製造方法。
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