JP6562834B2 - 電磁波シールド材及び電磁波シールド材の製造方法 - Google Patents
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(%) …式(1)
(%) …式(1)
基材は、伸縮性を有する基材である。基材が10%伸長するように基材に引張力を付与した後に基材に対する引張力を解放したときに、下記式(1)より求められる値が0.70%以下であることが好ましい。
(%) …式(1)
導電層は、電磁波を遮蔽するために設けられている。導電層の材料としては、特に限定されないが、例えば、Cu、Au、Ni、Ag、Al、Fe、Mo、Cr又はこれらの金属の合金等を含む材料を用いることができる。導電性をより一層高める観点から、導電層は、好ましくは、Cu、Au、Ag、Ni又はこれらの合金を含むことが好ましく、Cu又はCuとNiとの合金を含むことがより好ましい。導電層は、上記の金属を含む金属膜であることが好ましい。
第1及び第2の防錆層はそれぞれ、特に限定されないが、例えば、Ti、Ni、Cr又はこれらの金属の合金等を含む材料を用いることができる。導電層の耐腐食性をより一層高める観点から、第1及び第2の防錆層はそれぞれ、好ましくは、Ti、Ni、Cr又はこれらの金属の合金を含むことが好ましく、Ti又はNiとCrとの合金を含むことがより好ましい。第1及び第2の防錆層はそれぞれ、上記の金属を含む金属膜であることが好ましい。
基材として、厚み85μmの熱可塑性ポリウレタン樹脂フィルム(日本マタイ株式会社製、商品名「DUS202−CDR(6HF)」)を用意した。用意したフィルム上に、DCマグネトロンスパッタリングにより、Ti、Cu及びTiをこの順に堆積させ、第2の防錆層、導電層及び第1の防錆層を形成し、電磁波シールド材(電磁波シールドシート)を得た。第1及び第2の防錆層の厚みはそれぞれ、30nmであり、導電層の厚みは、210nmであった。
(%) …式(1)
基材として、厚み16μmのPETフィルム(東洋紡株式会社製、商品名「T4102」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電磁波シールド材を得た。
得られた電磁波シールド材について、KEC法に準拠して周波数0.1MHz〜1000MHzにおける電磁波シールド特性(電界シールド特性)を評価した。
得られた電磁波シールド材について、テンションフリーで電磁波シールド特性を評価した。続いて、電磁波シールド材を2%伸長した状態で治具で固定して電磁波シールド特性を評価した。次に、電磁波シールド材を10%伸長した状態で治具で固定して電磁波シールド特性を評価した。最後に、テンションフリーで再度電磁波シールド特性を評価した。
得られた電磁波シールド材について、2%以上伸長させると基材が破断したため、2%及び10%伸長した状態で、電磁波シールド特性を測定できなかった。参考のため、1%伸長時において、実施例1と同様の電磁波シールド特性の評価を行った。結果を図4に示す。
2…基材
3…導電層
3a…第1の表面
3b…第2の表面
4…第1の防錆層
5…第2の防錆層
6…割れ部分
Claims (9)
- 電磁波の遮蔽性を有する電磁波シールド材であって、伸縮性を有する基材と、前記基材の表面上に配置された、導電層とを備え、前記導電層の厚みが、5nm以上、500nm以下であり、前記電磁波シールド材が2%伸長するように前記電磁波シールド材に引張力を付与したときに、前記導電層に割れが生じ、かつ、前記電磁波シールド材が2%伸長するように前記電磁波シールド材に引張力を付与した後に前記電磁波シールド材に対する引張力を解放したときに、前記導電層の割れた部分が再接触する、電磁波シールド材。
- 電磁波の遮蔽性を有する電磁波シールド材であって、伸縮性を有する基材と、前記基材の表面上に配置された、導電層とを備え、前記導電層の厚みが、5nm以上、500nm以下であり、前記電磁波シールド材が10%伸長するように前記電磁波シールド材に引張力を付与したときに、前記導電層に割れが生じ、かつ、前記電磁波シールド材が10%伸長するように前記電磁波シールド材に引張力を付与した後に前記電磁波シールド材に対する引張力を解放したときに、前記導電層の割れた部分が再接触する、電磁波シールド材。
- 前記基材が10%伸長するように前記基材に引張力を付与した後に前記基材に対する引張力を解放したときに、下記式(1)より求められる値が0.70%以下である、請求項1又は2に記載の電磁波シールド材。
(伸長後の基材の寸法−伸長前の基材の寸法)/(伸長前の基材の寸法)×100
(%) …式(1) - 前記導電層が、Cu、Au、Ni、Ag、Al、Fe、Mo、Cr又はこれらの金属の合金を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電磁波シールド材。
- 前記導電層の前記基材とは反対側の表面上に配置された、第1の防錆層をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電磁波シールド材。
- 前記第1の防錆層が、Ti、Ni、Cr又はこれらの金属の合金を含む、請求項5に記載の電磁波シールド材。
- 前記基材と前記導電層との間に配置された第2の防錆層をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電磁波シールド材。
- 第2の防錆層が、Ti、Ni、Cr又はこれらの金属の合金を含む、請求項7に記載の電磁波シールド材。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電磁波シールド材の製造方法であって、
スパッタリングにより、前記伸縮性を有する基材の表面に、前記導電層を配置する工程を備える、電磁波シールド材の製造方法。
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JP2015254492A JP6562834B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 電磁波シールド材及び電磁波シールド材の製造方法 |
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JP2017188516A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | 丸五ゴム工業株式会社 | 電磁波遮蔽構造 |
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