JP6562742B2 - 撮像制御装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像制御装置およびその制御方法等に関し、特にタッチ操作を受け付け可能な表示部への制御をする技術に関する。
近年、項目の設定変更等を例えばタッチ操作によって受け付ける機器がある。また、EVF(電子ビューファインダ)への表示をするようにした場合に、装置の外側から視認可能な表示部への表示を非表示にする技術がある。特許文献1には、接眼検知されたことに応じて、背面に設けられるモニタを非表示状態にすることが記載されている。
特開2008−170872号公報
例えば自分を撮影するモード等でタッチパネル部に表示されたアイテムへのタッチ操作でユーザが指示をする場合に、タッチパネル部の表示が不本意に非表示に切り替わってしまうと、ユーザはタッチ操作をするアイテムが見えず、指示を行えない可能性がある。また、表示部を反転した状態で撮影をする場合に、画像を見ながら撮影や操作等を行う場合に不本意に非表示に切り替わってしまうと、ユーザは撮影を行いにくくなる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、タッチパネルへのタッチ操作によってユーザが指示をするモードの場合に、タッチパネルへの表示がされなくなる可能性を低減させた撮像制御装置の提供を目的とする。また、本発明は、上記の課題に鑑み、表示部を反転して撮影をする自分撮りモード等の場合に、表示部への表示がされなくなる可能性を低減させた撮像制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像制御装置は、タッチ操作を受付可能な第一の表示手段に表示された表示アイテムに対するタッチ操作に基づいた所定の画像処理が実行される第一の撮影モードと、前記タッチ操作に基づいて前記所定の画像処理が実行されない第二の撮影モードを選択可能な選択手段と、ユーザからのタッチ操作を受け付けない第二の表示手段への物体の接近を検知する検知手段と、前記第二の撮影モードの場合に、前記検知手段によって前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて前記第一の表示手段における表示を非表示にし、前記第一の撮影モードの場合に、前記第二の表示手段へ物体が接近しても前記第一の表示手段における表示を非表示にしないように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルへのタッチ操作によって設定変更をするモードの場合に、タッチパネルへの表示がされなくなる可能性を低減させることができる。
本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの外観図 本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの構成例を示すブロック図 第一実施形態における撮影モードの処理を示すフローチャート 本実施形態における自撮り項目設定の処理を示すフローチャート 本実施形態における切り替え処理を示すフローチャート 本実施形態における自撮り撮影の処理を示すフローチャート 第二実施形態における撮影モードの処理を示すフローチャート 本実施形態における表示の一例を示す図
<第一実施形態>
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に本発明の撮像制御装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)に示す表示部28(背面表示部)は画像や各種情報を表示する表示部である。表示部28に重畳するようにタッチ操作を受付可能なタッチパネル70aが設けられている。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。十字キー79は操作部70に含まれる上下左右キーを含む操作部材であり、それぞれのキーに応じた方向への移動指示等をするためのキーである。例えば、下キーが押下されると、現在選択されているアイコンの下にあるアイコンが選択される。SETボタン75は、選択した項目や条件を設定(確定)するためのボタンである。メニューボタン78は、メニュー画面を開くためのボタンである。メニュー画面では、画像を表示する表示先の設定である表示先切り替え設定をマニュアルにするか、オートにするかの設定等をすることができる。表示先切り替え設定がマニュアルの場合には、後述するユーザの切替操作に応じて、表示部28かEVF76かいずれに表示するかが決まる。また、マニュアルの場合にはさらに、電源を入れた初期状態で表示部28またはEVF76のいずれに表示するかを設定することができる。オートの場合には、後述する接眼センサ77の検知結果に基づいて、表示先を決定する。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の不揮発性の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となり記録や再生が可能となる。蓋202は記録媒体スロット201の蓋である。図においては、蓋202を開けてスロット201から記録媒体200の一部を取り出して露出させた状態を示している。
ストロボ57は被写体を照射するための発光部である。
EVF(電子ビューファインダ)76を含むファインダ部74は、デジタルカメラ100に取り外し可能に取り付けられており、ファインダ部74のEVF76を覗きこむようにすると、ユーザは表示部28に表示する画像と同じ画像を見ることができる。接眼センサ77は、物体が1センチや2センチ等の所定距離より近い距離(所定距離以内)に接近したことを検知するための物体検知手段である。例えばユーザがEVF76を見ようとファインダ部74(または接眼部)に目を近付けた場合に、接眼センサ77が物体(目)の接近を検知すると、EVF76に画像等を表示させることができる。また、接眼センサ77は所定距離以上物体(目)が離れたことを検知すると、EVF76に表示していた画像を非表示にする。切替ボタン73は、EVF76と表示部28とのいずれに画像等の表示をするかを手動で切り替える操作を受付るボタンであり、表示先の切替指示をするための操作部である。
また、パネル部82は、左右回転軸81及び上下回転軸83を介してデジタルカメラ100の本体部に対して回転可能に取り付けられている。パネル部82には表示部28及びタッチパネル70aが含まれる。図1に示すように、左右回転軸81は、デジタルカメラ100の左右方向Aにパネル部82を回転させるための軸であり、上下回転軸83は、デジタルカメラ100の上下方向Bにパネル部82を回転させるための軸である。図1(a)は、表示部28がデジタルカメラ100の本体部に表示部28が見える状態で収納されている状態を示しており、表示部28の表示方向がデジタルカメラ100の背面部と同じ方向である。図1(b)は、図1(a)の状態から左右回転軸81を介して、パネル部82がデジタルカメラ100の本体部に対して開かれた状態を示しており、表示部28の表示方向は撮像部22側と同じ方向である。図1(c)は、図1(b)の状態から、上下回転軸83を介して、パネル部82がデジタルカメラ100の本体部に対して上下方向Bに回転された状態を示しており、表示部28の表示方向が撮像部22側から背面部側に向けられている。図1(d)は、図1(c)の状態から左右回転軸81を介して、図1(a)から図1(b)に回転された方向とは逆方向に回転され、デジタルカメラ100の本体部に対して表示部28が閉じられた状態(本体部に対向して閉じられた状態)を示している。このように、表示部28がデジタルカメラ100の内側を向くと、外部から表示部28の表示を視認することも、タッチパネル70aへのタッチ操作をすることもできない。つまり、パネル部82が閉じられている場合には、本体部の面と表示部28の表示面が接するように面しているので、ユーザが表示部28にタッチ操作をすることが難しい。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図2において、撮像レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。なお、表示先がEVF76に設定されている場合には、表示部28ではなくEVF76に表示をする。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28(もしくはEVF76)に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28(もしくはEVF76)により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー画像表示)を行える。また、EVF76も同様にスルー画像表示をすることができる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
左右回転検知部81a、上下回転検知部83aはそれぞれ左右回転軸81や上下回転軸83の回転状態(及び位置)を検知可能である。具体的には、左右回転検知部81aと上下回転検知部83aは、本体部に取り付けられたスイッチであり、それぞれのスイッチのオン/オフの状態、及び、検知履歴によってパネル部82の位置を検知可能である。このように、パネル部82が図1(d)のように閉じられた状態か、それ以外の位置にあるかを判定することができる。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、自撮りモード等のいずれかの撮影モードに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となるポートレートモード等を含む各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後に、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。例えば、メニューボタン78が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、十字キー79の上下左右の4方向ボタンやSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。また、操作部70には、タッチパネル70aが含まれており、表示部28に表示がされている場合には基本的にタッチパネル70aへの操作が有効であり、タッチパネル70aへのタッチ操作に応じた処理をシステム制御部50が行うように制御する。表示部28に表示されているアイコンへのタッチ操作をタッチパネル70aが受け付けると、アイコンの選択操作が行われたとする。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。電源スイッチ72がユーザからの電源オン、電源オフを切り替える操作を受け付けるとシステム制御部50を介して電源のオン、オフが切り換えられる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の不揮発性の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
上述したデジタルカメラ100では中央1点AFや顔AFを用いた撮影が可能である。中央1点AFとは撮影画面内の中央位置1点に対してAFを行うことである。顔AFとは顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔に対してAFを行うことである。特に自撮り(自分撮り、セルフィ)モードでは、ユーザの顔を主被写体として撮影するので、顔検出を行い、検出された顔にAFをする。
顔検出機能について説明する。システム制御部50は顔検出対象の画像データを画像処理部24に送る。システム制御部50の制御下で画像処理部24は、当該画像データに水平方向バンドパスフィルタを作用させる。また、システム制御部50の制御下で画像処理部24は処理された画像データに垂直方向バンドパスフィルタを作用させる。これら水平及び垂直方向のバンドパスフィルタにより、画像データよりエッジ成分が検出される。
その後、システム制御部50は、検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目及び鼻、口、耳の候補群を抽出する。そして、システム制御部50は、抽出された目の候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを、目の対と判断し、目の対があるもののみ目の候補群として絞り込む。そして、システム制御部50は、絞り込まれた目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)を対応付け、また、予め設定した非顔条件フィルタを通すことで、顔を検出する。システム制御部50は、顔の検出結果に応じて上記顔情報を出力し、処理を終了する。このとき、顔の数などの特徴量をシステムメモリ52に記憶する。
以上のようにライブビュー画像あるいは再生表示される画像データを画像解析して、画像データの特徴量を抽出して被写体情報を検出することが可能である。本実施例では被写体情報として顔情報を例に挙げたが、被写体情報には他にも赤目判定や目の検出、目つむり検出、笑顔検出等の様々な情報がある。
なお、顔AFと同時に顔AE,顔FE、顔WBを行うことができる。顔AEとは検出された顔の明るさに合わせて、画面全体の露出を最適化することである。顔FEとは検出された顔を中心にフラッシュの調光をすることである。顔WBとは、検出された顔の色に合わせて画面全体のWBを最適化することである。
本実施形態で説明する自撮りモードは、主に撮影者自身が被写体となって撮影を行う、自分撮りを行うための撮影モードである。自撮りモードでは、後述するように美肌設定や、明るさ設定、背景ぼかし設定等の効果を設定することができる。これらの効果は、他のモードにおいては設定することができない(設定変更を実行不可能)。一般的に自撮りは、表示部28を被写体側(撮像部22側)に向けて撮影を行う。また、自撮りモードに設定されると表示部28へのタッチ操作に応じて処理を行うか否かを設定するタッチ機能の有効状態、無効状態の設定が有効状態になる。
図3を用いて、第一実施形態における撮影処理について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100に電源が入り、撮影を行うための撮影モードに切り替えられると開始する。
S301では、システム制御部50は、現在設定されている撮影モードが自撮りモードか否かを判定する。自撮りモードは、モード切替スイッチ60への操作またはメニュー画面において設定することができる。自撮りモードであると判定された場合は、S302へ進み、そうでない場合は、S313へ進む。
S302では、システム制御部50は、パネル部82が閉じられた状態か、すなわち図1(d)に示す状態か否かを判定する。パネル部82が閉じられた状態であると判定された場合は、S306へ進み、そうでない場合は、S303へ進む。
S303では、システム制御部50は、図8(a)に示すように、表示部28にライブビュー画像801を表示し、自撮りモードの設定がタッチ操作によって行うことができる(実行可能)ことを説明するためのガイド802を表示する。このようにガイド802を表示することで、ユーザは自撮りモードではタッチ操作での設定変更を受け付けることが分かる。
S304では、システム制御部50は、表示先の切替条件を切替条件2に設定し、システムメモリ52に記憶させる。切替条件については、図5を用いて説明する。パネル部82が開いている(図1(d)のように閉じた状態ではない)場合には切替条件2に設定される。ただし、切替条件2に設定する代わりに接眼センサ77を無効にしてもよい。
S305では、システム制御部50は、自撮り項目設定をする。自撮り項目設定については、図4を用いて説明する。
S306では、システム制御部50は、表示部28への表示がされていた場合には非表示にし、さらに、EVF76への表示をする。このように、自撮りモードであってもパネル部82が閉じられたことに応じて、表示部28からEVF76へ表示が切り替わる。また、EVF76への表示は6秒以上接眼検知をしなかったことに応じて非表示になる。ただし、再び接眼検知すると後述する切替条件に応じてEVF76への表示をする。
S307では、システム制御部50は、表示先の切替条件を切替条件1に設定し、システムメモリ52に記憶させる。
S308では、システム制御部50は、切替ボタン73の押下による表示先切替操作があったか否かを判定する。表示先切替操作があったと判定した場合には、S309へ進み、そうでない場合は、S310へ進む。
S309では、システム制御部50は、S308で受け付けた表示先切替操作を無効にし、表示先を切り替えない。また、メニュー画面における表示先切り替え設定も自撮りモードでは、グレーアウトもしくは非表示にすることで設定変更するための項目を表示させない(表示不可能にする)。つまり、自撮りモードにおいては表示先の切替操作を受け付けない。
S310では、システム制御部50は、パネル部82の位置が変更されたか否かを判定する。パネル部82の位置の変更がされたか否かの判定は、左右回転軸81、上下回転軸83への回転操作が行われたことによって行われる。パネル部82の位置が変更されたと判定した場合には、S302へ進み、そうでない場合は、S311へ進む。
S311では、システム制御部50は、切替処理を行う。切替処理については、図5を用いて説明する。ただし、S304において切替条件2に設定されずに接眼センサ77が無効に設定された場合には、図5の処理は行わない。すなわち、接眼検知の結果に関わらずにEVF76への表示をしない。
S312では、システム制御部50は、自撮り撮影の処理を行う。自撮り撮影の処理については、図6を用いて説明する。
S313〜S326の処理は、自撮りモードではない撮影モードの場合の撮影処理を示している。
S313では、システム制御部50は、表示先切り替え設定がマニュアルか否かを判定する。表示先切り替え設定がマニュアルであると判定した場合は、S314へ進み、そうでない場合は、S319へ進む。
S314では、システム制御部50は、表示先設定が表示部28になっているか否かを判定する。表示先設定が表示部28になっていると判定した場合は、S315へ進み、そうでない場合は、S318へ進む。
S315では、システム制御部50は、図1(e)に示すように表示部28にライブビュー画像801を表示する。
S316では、システム制御部50は、接眼センサ77を無効に設定する。接眼センサ77が無効に設定されると、接眼センサ77が接眼検知を行わない、もしくは、接眼検知を行って物体の接近が検知されても表示部28からEVF76に表示を切り替えない、またはEVF76に表示をしないようにする。
S317では、システム制御部50は、S308と同様に、切替ボタン73の押下による表示先切替操作があったか否かを判定する。表示先切替操作があったと判定した場合には、S314へ進み、そうでない場合は、S323へ進む。自撮りモードではない撮影モードの場合には、S317において表示先切替操作がされると、表示先設定が表示部28であった場合にはEVF76へ、EVF76であった場合には表示部28に変更される。
S318では、システム制御部50は、図8(e)に示すようにEVF76にライブビュー画像801を表示する。ただし、ガイド802は表示しない。
S319では、システム制御部50は、接眼センサ77を有効に設定する。接眼センサ77が有効に設定されると、接眼センサ77が物体の接近(例えばユーザの目)を検知したことに応じて、表示部28からEVF76に表示を切り替える、または表示部28に画像が表示されていない状態からEVF76への表示をする。
S320では、システム制御部50は、接眼センサ77が接眼検知(物体が2センチ以上接近したことの検知をここでは接眼検知とする)をしたか否かを判定する。接眼検知したと判定した場合は、S321へ進み、そうでない場合は、S322へ進む。
S321では、システム制御部50は、S318と同様にEVF76にライブビュー画像801を表示する。ただし、ガイド802は表示しない。
S322では、システム制御部50は、表示部28にライブビュー画像801を表示する。なお、パネル部82が図1(d)のように閉じられている状態の場合には、接眼検知をしていなくても表示部28への表示は行わない。
S323では、システム制御部50は、シャッターボタン61が半押しされたか(すなわち第一シャッタースイッチ62が発生したか)否かを判定する。半押しされたと判定した場合は、S324へ進み、そうでない場合は、S313へ進む。
S324では、システム制御部50は、AF処理を行って焦点を被写体に合わせる処理を行う。
S325では、システム制御部50は、シャッターボタン61が全押しされたか(すなわち第二シャッタースイッチ64が発生したか)否かを判定する。全押しされたと判定した場合は、S326へ進み、そうでない場合は、S323に戻る。
S326では、システム制御部50は、撮影処理を行い、記録媒体200に撮像部22により得られた画像を記録する。
このように、自撮りモードではない撮影モードにおいては、表示先切り替え設定がマニュアルであればユーザの表示先設定に応じて、表示部28かEVF76かのいずれかに表示をする。表示先切り替え設定がオートであれば、接眼センサ77の接眼検知結果に応じて、表示先を切り替える。ただし、表示部28への表示がされている状態でパネル部82が閉じられるとEVF76に表示が切り替わる。
一方で、S302〜S312で説明した自撮りモードでは、パネル部82が開いていれば(閉じられていなければ)EVF76へは表示をせず、表示部28に表示をする。また、パネル部82が閉じられると、EVF76に表示を切り替え、さらに接眼を検知したことに応じてEVF76に表示をする切替条件(切替条件1)に設定する。一方で、パネル部82が開いている場合には、よりEVF76への表示を行わないようにするための切替条件(切替条件2)に設定する。また、自撮りモードであればパネル部82の状態に関わらず、切替ボタン73が押下されても表示先を切り替えず、またメニュー画面においても表示先の設定やオート、マニュアルの設定変更をすることができない。また、ユーザが自撮りモードに切り替える前に表示先切り替え設定をマニュアルにし、表示先をEVFに設定しても、オートに設定しても、自撮りモードに切り替えられるとパネル部82が開いていればEVF76の表示を非表示にし、表示部28に表示をする。また、EVF76に表示を切り替えないようにする。すなわち、自撮りモードの場合にはパネル部82が閉じない限り、ユーザの表示先設定や切替操作に関わらず(ユーザの表示先の指示に寄らず)、表示部28に表示をするようにする。
具体的には、自撮りモードではユーザが表示先を指定しても、パネル部82が閉じられ物理的にタッチパネル70aへのタッチ操作ができない状態にならない限りは、表示部28の表示が非表示になりにくく、EVF76に表示切り替えがされにくいようにする。言い換えれば、自撮りモードにおいてはタッチ操作を受け付けることのできる状態から、タッチ操作を受け付けることのできない状態に切り替わりにくくなる。これは、後述するように自撮りモードがタッチ操作によって、項目の設定変更操作を行う撮影モードであり、タッチ操作を受け付けることのできないEVF76への表示をしてしまうと、自撮りモードの項目の設定変更操作ができなくなってしまうためである。
次に、図4を用いて図3のS305の詳細の処理である自撮り項目設定について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S401では、システム制御部50は、図8(a)に示す効果設定ボタン803〜805(表示アイテム)のいずれかへのタッチダウンがあったか否かを判定する。効果設定ボタン803〜805のいずれかへのタッチダウンがあったと判定した場合は、S402へ進み、そうでない場合は、S409へ進む。効果設定ボタン803は背景ぼかし設定、効果設定ボタン804は明るさ設定、効果設定ボタン805は美肌設定を示している。
S402では、システム制御部50は、効果設定ボタン803が選択され、さらに効果設定ボタン803が選択されたことに応じて表示される図8(b)に示すような効果設定領域806において背景ぼかし設定のバー806aが操作されたか否かを判定する。背景ぼかし設定のバー806aが操作されたと判定した場合には、S403へ進み、そうでない場合は、S404へ進む。背景ぼかし設定は、主顔が強調されるよう、撮影範囲の中の主顔以外の領域をぼかすような加工をする設定である。
S403では、システム制御部50は、背景ぼかし設定をオート、マニュアル(OFFを含む)のいずれかに切替える。また、背景ぼかしに関するガイド810が表示される。ここで、背景ぼかし設定がオートにされた場合には、撮像部22で取得した画像に対して簡易的に背景ぼかし処理を行ってライブビュー画像として表示部28に表示する。また、背景ぼかし設定に関するガイド810を表示する。簡易的な背景ぼかし処理とは、主顔以外の領域がぼけるような画像処理を行う処理である。背景ぼかし設定がマニュアルにされた場合には、さらに5段階に背景ぼかしの強さ(度合い)を設定可能である。背景ぼかし設定が図8(b)の背景ぼかし設定のバー808aは、オートに設定されていることを示している。背景ぼかし設定はOFFから強まで5段階で設定可能であり、バー808aのうち、メモリが下に行くほど背景がぼける(強)設定になる。また、表示部28には、撮像部22で取得した画像に対して以下の処理で行う、明るさ設定、美肌設定、ストロボ設定に基づいた処理を行った上でライブビュー画像として表示をする。
S404では、システム制御部50は、効果設定ボタン804が選択され、さらに効果設定ボタン804が選択されたことに応じて表示される図8(b)に示すような効果設定領域807において明るさ設定のバー807aが操作されたか否かを判定する。明るさ設定のバー807aが操作されたと判定した場合には、S405へ進み、そうでない場合は、S406へ進む。明るさ設定は、撮像範囲の全体に対して、露出補正と調光補正を行い、明るさを変更する設定である。
S405では、システム制御部50は、明るさをS404において操作された明るさ設定のバー807aのメモリの位置に基づいて設定する。明るさは5段階あり、設定に応じて撮影時に露出補正と調光補正を行う。このとき、設定された明るさに基づいて露出値及び調光値をシステムメモリ52に記録し、撮像部22及び画像処理部24に対して補正値を適用するように制御することで表示部28に明るさ設定が反映された画像を表示させる。また、明るさ設定に関するガイド811を表示する。図8(c)の明るさ設定のバー807aは、明るさ設定が5段階中の真ん中である3段階目に設定されていることを示している。バー807aのメモリが上にいくほど明るくなる。
S406では、システム制御部50は、効果設定ボタン805が選択され、さらに効果設定ボタン805が選択されたことに応じて表示される図8(c)に示すような効果設定領域808において美肌設定のバー808aが操作されたか否かを判定する。美肌設定のバー808aが操作されたと判定した場合には、S407へ進み、そうでない場合は、S408へ進む。美肌設定は、撮像範囲にある顔のうち、主に自撮りモードでの効果を付与する主顔(主被写体)に対して、美肌効果処理をし、肌がきれいにみえるような画像処理をするための設定である。美肌効果処理では、顔を検出すると目、鼻、口が含まれる範囲を検出し、検出した範囲の中のYUVの値を取得する。算出したYを低活化することで肌領域が平滑化され、しわ等を目立たなくする(しわ等の凸凹をぼかす)ことができる。また、UVの値を平均化し、平均化した色で肌部分を塗るようにすることで肌の色ムラが小さくなる。
S407では、システム制御部50は、美肌効果の強さをS406において操作された美肌設定のバー808aのメモリの位置に基づいて設定する。美肌効果の強さは強〜弱の5段階あり、ユーザは美肌設定のバー808aを操作することで美肌効果の強さを設定することができる。ここで、撮像部22で取得した画像に設定された美肌効果に基づいて、簡易美肌処理をしてライブビュー画像として表示部28に表示する。また、美肌設定に関するガイド812を表示する。図8(d)では、美肌設定のバー808aは、美肌設定が5段階中の真ん中である3段階目に設定されていることを示している。バー808aのメモリが上にいくほど美肌効果が強くなる。
S408では、システム制御部50は、図8(b)〜(d)に示す戻るボタン809へのタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあったと判定した場合は、S401へ進み、そうでない場合は、S402に戻る。S408の判定時に、背景ぼかし設定が選択されていた場合にはS403へ、明るさ設定が選択されていた場合にはS405へ、美肌設定が選択されていた場合にはS407へ戻り、それぞれの設定変更操作を受け付ける。それぞれの設定領域が表示部28に表示されている場合に戻るボタン809が選択されると、S401のように他の設定項目(背景ぼかし、明るさ、美肌)を選択可能な画面に戻る。
S409では、システム制御部50は、図8(a)のセルフタイマーボタン813へのタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあったと判定した場合は、S410へ進み、そうでない場合は、S411へ進む。
S410では、システム制御部50は、不図示のセルフタイマー画面において、セルフタイマーを設定する。セルフタイマーは、OFF(0秒)、2秒、10秒のいずれかから選択される。セルフタイマーがON(2秒または10秒)に設定された場合には、撮影指示が行われた後に設定された時間が経過後に撮影を行う。
S411では、システム制御部50は、図8(a)に示すストロボボタン814へのタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあったと判定した場合は、S412へ進み、そうでない場合は、S415へ進む。
S412では、システム制御部50は、ストロボ設定がS411時点でONであった場合にはOFFに、OFFであった場合にはONに切り替える。ストロボボタン814は、ストロボ設定がOFFの状態を示しており、ストロボ設定がONに設定された場合にはストロボ設定がONであることを示す表示に切り替わる。また、ストロボ設定がONの時に、ストロボボタンへのタッチダウンが検出された場合には、ストロボ設定がOFFであることを示す表示に切り替わる。ストロボ設定が変更された場合は、ストロボのON、OFFに応じて、S405で設定された露出値及び調光値を設定し直し、メモリ32に記録する。システムメモリ52に記録されている露出値及び調光値は撮影に反映される。
S413では、システム制御部50は、S412においてストロボ設定がONになったか否かを判定する。ONになったと判定した場合は、S414へ進み、そうでない場合は、S415へ進む。ストロボ57が収納式のストロボである場合には、ストロボがONに設定されたことに応じて、被写体に光を照射できるように、ストロボ57を収納されていた位置からデジタルカメラ100本体の外側に出してもよい。
S414では、システム制御部50は、背景ぼかし設定をOFFにし、効果設定ボタン803をグレーアウトする。ストロボ設定がONになった場合には、もともとの背景ぼかし設定に関わらず背景ぼかしはOFFになり、背景ぼかしの効果を撮像した画像にかけることができない。しかし、ストロボ設定をOFFにすると背景ぼかし設定は有効になる。ここで、ストロボ設定がONにされた場合には、撮像部22で取得した画像に対して簡易的な背景ぼかし処理を行わずに、ライブビュー画像として表示部28に表示する。
S415では、システム制御部50は、図8(a)に示すタッチシャッターボタン815へのタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあったと判定した場合は、S416へ進み、そうでない場合は、自撮り項目設定を終了する。図8(a)のタッチシャッターボタン815は、タッチ操作で撮影指示を行える(タッチシャッターが有効である)ことを示している。
S416では、システム制御部50は、タッチシャッター設定がS415時点で有効であった場合には無効に、無効であった場合には有効に、切り替える。タッチシャッター設定が有効になると、タッチパネル70aへのタッチダウンによって撮影が可能になり、無効になるとタッチパネル70aへのタッチダウンによっては撮影ができなくなりシャッターボタン61を押下する操作のみで撮影が可能になる。
このように自撮り項目設定では、様々な自撮りに関する設定項目の設定変更を、ライブビュー画像801を見ながら行うことができ、また簡易的に設定内容をライブビュー画像801に反映する。よって、ユーザは撮影される画像をよりイメージしやすく、より所望の画像をえることができる。自撮りモードでは、他のモードに比べて画像の質(ユーザの顔部分の画質)に関する設定項目が多いため、タッチ操作で画面を見ながらユーザに感覚的に設定を行わせたい。そのため、タッチ操作での項目設定変更を受け付けるようにしている。なお、効果設定ボタン803〜805はタッチ操作によってのみ選択可能であるが、各設定項目の設定変更は十字キー79やSETボタン75等の物理キーへの操作によっても行うことができる。
次に、図5を用いて図3のS311の詳細の処理である切替処理について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。図5(a)の示すS501〜S504は、第一実施形態のうち第一パターン、図5(b)の示すS510〜S517は第一実施形態のうち第二パターンの切替処理を示している。
S501では、システム制御部50は、接眼センサ77が接眼検知をしたか否かを判定する。接眼検知をしたと判定した場合は、S502へ進み、そうでない場合は、切替処理を終了する。
S502では、システム制御部50は、図3のS304またはS307で設定された切替条件が切替条件2であるか否かを判定する。切替条件2であると判定した場合は、S503へ進み、そうでない場合(切替条件1である場合)は、S504へ進む。
S503では、システム制御部50は、表示部28にライブビュー画像801を表示したままにし、切替処理を終了する。
S504では、システム制御部50は、EVF76の表示がオフとなっていた場合はオンに切り替え、図8(e)のようにライブビュー画像801をEVF76に表示し、ガイド802を表示し、切替処理を終了する。パネル部82が閉じてS306でEVF76への表示が開始されてから接眼を検知しないまま6秒が経過した場合に、EVF76が非表示になるので、EVF76と表示部28は共に非表示となっている。その状況から接眼を検知した場合に、このS504でEVF76が表示状態に切り替わる。
このように、パターン1では切替条件2の場合(パネル部82が図1(a)〜(c)のいずれかの位置)には接眼検知してもEVF76に表示をせず、切替条件1の場合(パネル部82が図1(d)のように閉じている)には接眼検知するとEVF76に表示をする。つまり、切替条件2の場合には表示部28の表示が非表示になりにくくなる。
次に、パターン2について説明する。パターン2は、所定時間ユーザがEVF76を覗きこんだ場合に、自撮り項目設定の変更操作ができなくなるが、ユーザのEVF76を使った撮影をする意思が高いものとしてEVF76に表示をするパターンである。
S510〜S511の処理は、S501〜S502の処理と同様の処理である。
S512では、システム制御部50は、接眼検知をした状態が何秒継続したかを計測するための時間を計測開始する。時間の計測はシステムタイマー53を用いて行う。
S513では、システム制御部50は、表示部28にライブビュー画像801を表示したままにする。つまり、接眼が検知されてもすぐにEVF76へ表示を切り替えない。
S514では、システム制御部50は、S512の時間計測開始から所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間は5秒や10秒といった時間である。所定時間経過したと判定した場合は、S515へ進み、そうでない場合は、S516へ進む。
S515では、システム制御部50は、EVF76に表示を切り替え、図8(e)のようにライブビュー画像801をEVF76に表示し、ガイド802を表示し、切替処理を終了する。このとき、表示部28に表示されていたライブビュー画像801は非表示になる。つまり、自撮り項目設定の変更操作を受け付けることができなくなる。
S516では、システム制御部50は、接眼検知がされているか否かを判定する。接眼検知がされていると判定した場合は、S513へ進み、そうでない場合は、切替処理を終了する。つまり、S512で時間を計測し始めてから、接近状態が継続しているか否かを判定する。所定時間が経過する前(所定時間未満)にユーザが目を離した(接近状態ではなくなった)場合には、切替処理を終了し、そうでない場合には接眼検知した状態で所定時間経過するのを待つ。
S517では、システム制御部50は、S504と同様にEVF76の表示がオフとなっていた場合にオンに切り替え、図8(e)のようにライブビュー画像801をEVF76に表示し、ガイド802を表示し、切替処理を終了する。
このように、パターン2では、切替条件2の場合には、所定時間以上ユーザがEVF76を覗くとEVF76への表示をするが、そうでない限りは表示部28への表示をする。つまり、切替条件2の場合には表示部28の表示が非表示になりにくくなる。なお、パターン2のように切替処理をする際に、切替条件2に設定されている場合には、上述した図3のS306もしくは後述する図7のS706においてすぐにEVF76に表示をせずに、EVF76を所定時間以上覗いたことに応じて表示をしてもよい。
パターン1、パターン2で説明したように、切替処理においては、設定された切替条件(つまり、パネル部82の位置や、ユーザの表示先設定等)に基づいて、接眼検知した場合にEVF76への表示をするか否かを判定する。自撮りモードにおいては、表示部28に表示をすることで、ユーザは自撮り項目設定を行うことができるので、自撮りモード特有の効果をかけた画像を得やすくなる。
次に、図6を用いて図3のS312の詳細の処理である自撮り撮影について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S601では、システム制御部50は、シャッターボタン61が半押しされたか(すなわち第一シャッタースイッチ62が発生したか)否かを判定する。半押しされたと判定した場合は、S602へ進み、そうでない場合は、S604へ進む。
S602では、システム制御部50は、検出している主顔がある位置にAFする位置を確定する。なお、主顔が検出されない場合には、撮像領域の中心にある被写体にAFしてもよいし、他の被写体にAFしてもよい。
S603では、システム制御部50は、シャッターボタン61が全押しされたか(すなわち第二シャッタースイッチ64が発生したか)否かを判定する。全押しされたと判定した場合は、S607へ進み、そうでない場合は、S601に戻る。
S604では、システム制御部50は、図8(a)のライブビュー画像801へのタッチがあった否かを判定する。タッチがあったと判定した場合は、S605へ進み、そうでない場合は、自撮り撮影の処理を終了する。タッチシャッターが有効の場合には、ライブビュー画像801へのタッチによって撮影指示をすることができる。
S605では、システム制御部50は、設定されているタッチシャッター設定が有効であるか否かを判定する。タッチシャッター設定が有効であると判定した場合は、S606へ進み、そうでない場合は、自撮り撮影の処理を終了する。
S606では、システム制御部50は、S602と同様に検出している主顔がある位置にAFする位置を確定する。もしくは、S604で判定されたタッチの位置に応じた位置にAFをする。
S607では、システム制御部50は、セルフタイマーがONであり、2秒もしくは10秒の設定時間に設定されているか(撮像指示があってからユーザの設定した所定時間経過後に撮影をするか)否かを判定する。2秒もしくは10秒の設定時間に設定されていると判定された場合は、S608へ進み、そうでない場合は、S609へ進む。
S608では、システム制御部50は、カウントダウンを開始し、10秒に設定されている場合のみ撮影までの秒数を表示部28に大きく表示する不図示のカウントダウン表示を行う。撮影の2秒前になったらカウントダウン表示はしない。セルフタイマーのカウントは、システムタイマー53により行う。
S609では、システム制御部50は、設定されているストロボ設定がONであるか否かを判定する。ストロボ設定がONであると判定した場合は、S621へ進み、そうでない場合は、S610へ進む。
S610では、システム制御部50は、明るさ設定で設定された明るさが撮影に反映されるようにシステムメモリ52に記録されている露出値を反映して、S602またはS606において確定された主顔にAFして撮影をする。シャッター101の絞りと露光する長さ(シャッタースピード)を調整することにより、設定された明るさで撮影を行うようにする。
S611では、システム制御部50は、S610において撮影された画像をメモリ32に記録する。
S612では、システム制御部50は、背景ぼかし設定がOFFか否かを判定する。OFFに設定されていると判定した場合は、S623へ進み、そうでない場合(背景ぼかし効果をかける場合、オートもしくはマニュアルのうちOFFではない設定である場合)は、S613へ進む。
S613では、システム制御部50は、背景部分(検出されている主顔ではない部分)にAFをし直して撮影を行う。ここで、撮影された画像は、S610で撮影された画像から背景を切り出す画像処理を行うために使用され、使用後は不揮発性メモリ56に記録されずに削除される。
S614では、システム制御部50は、S613において背景にAFして撮影された画像をメモリ32に記録する。
S615では、システム制御部50は、S611で撮影された主顔にAFした画像(1枚目の画像)と、S613で撮影された背景にAFした画像(2枚目の画像)を比較して、背景ぼかしが可能であるか否かを判定する。背景ぼかしは、デジタルカメラ100からみた背景と主顔の距離が両者を区別できるほど十分であって、さらに背景と主顔の色に所定以上の差があると判定された場合に、効果をかけることが可能であると判定される。背景ぼかしの効果をかけることができると判定された場合は、S616へ進み、そうでない場合は、S623へ進む。
S616では、システム制御部50は、1枚目の画像と2枚目の画像を比較して、2枚目の画像から背景部分を検出し、背景部分として検出された部分と同じ領域を1枚目の画像から背景として切り出す。本実施形態においては、ユーザの設定に応じて背景部分と主顔部分に切り分けて、それぞれにユーザにより設定された効果をかけて、効果のかかった画像を合成する。
S617では、システム制御部50は、S616で切り分けられた主顔部分から顔を検出することができるかを判定する。顔検出できると判定した場合は、S618へ進み、そうでない場合は、S625へ進む。
S618では、システム制御部50は、S617で検出された顔に対して設定された美肌効果をかける美肌処理を行う。
S619では、システム制御部50は、背景部分に対して背景ぼかし処理を行う。1枚目の画像では、主顔にAFされており、背景部分にはAFされていないが背景部分をさらにぼかす処理を行うことで主顔として検出された人物の顔を引き立たせた画像になる。
S620では、システム制御部50は、S618で得られた人物部分とS619で得られた背景部分を合成する。
S621では、システム制御部50は、明るさ設定で設定された明るさが撮影に反映されるようにシステムメモリ52に記録されている露出値及び調光値を反映して、S602またはS606において確定された主顔にAFして撮影をする。撮像レンズ103の絞りとシャッターの長さを調整し、さらにストロボ57を発光させて、設定された明るさで撮影を行うようにする。ストロボ57の発光の大きさは、調光値に応じて決定される。
S622では、システム制御部50は、S621において撮影された画像をメモリ32に記録する。
S623では、システム制御部50は、S610またはS621において撮影された画像から顔を検出することができるかを判定する。顔検出できると判定した場合は、S624へ進み、そうでない場合は、S625へ進む。
S624では、システム制御部50は、S623で検出された顔に対して設定された美肌効果をかける美肌処理を行う。
S625では、システム制御部50は、S620において合成された画像、またはS624において美肌処理された画像を不揮発性メモリ56に記録する。ここで、記録される画像は撮影の開始前に表示部28に表示しているライブビュー画像801とは異なり、ユーザの明るさ設定に応じて撮影され、さらに美肌処理、背景処理の画像処理が行われた画像である。しかし、ライブビュー画像801にユーザの設定した効果に基づき、撮像部22で得た画像に疑似的に設定された効果を反映した画像を表示することで、ユーザは撮影前にどのような画像を得ることができるのかを把握することができる。
以上、説明した実施形態によれば、タッチ操作で項目の設定変更を行う自撮りモードに設定した場合に、表示部28の表示が非表示になりにくくする。表示部28からEVF76へ表示を切り替えにくくし、表示部28への表示をするようにするので、ユーザは設定変更操作を行いやすくなり、より所望の画像を得やすくなる。EVF76への表示を他のモードと同様に行った場合には、ユーザは項目の設定変更を行うことに気付かずに撮影を行ってしまう可能性があるが、上述した本実施形態のようにユーザの設定に関わらず表示部28への表示をするとユーザは表示部28の表示を見る。よって、ユーザが自撮りモードにおいて他の撮影モードにはないような設定変更可能な項目があることを仮に知らなかったとしても、表示先を表示部28にしてタッチ操作を受け付けるようにするので、設定変更を行うことができる。
また、ユーザが自撮りモードに設定した場合には、自身を撮影している可能性が高く、この場合EVF76ではなく表示部28を見ながら撮影を行う可能性が高い。そのため、撮影準備をする際に、意図せず指等が接眼センサ77に接近し、接眼検知されEVF76に表示が切り替わらないので操作性が向上する。
<第二実施形態>
第二実施形態は、デジタルカメラ100の構成に関しては第1実施形態の図1及び図2と同様である。図7を用いて、第二実施形態における撮影処理について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100に電源が入り、撮影を行うための撮影モードに切り替えられると開始する。第二実施形態では、自撮りモードであれば切替条件2に設定し、切替処理において接眼検知をしてもEVF76に表示をしにくくする。第二実施形態では自撮りモードであれば、パネル部82が図1(d)のように閉じられているか否かに関わらず、切替条件2に設定される。
S701では、システム制御部50は、現在設定されている撮影モードが自撮りモードか否かを判定する。自撮りモードは、モード切替スイッチ60への操作またはメニュー画面において設定することができる。自撮りモードであると判定された場合は、S702へ進み、そうでない場合は、S712へ進む。
S702では、システム制御部50は、表示先の切替条件を切替条件2に設定し、システムメモリ52に記憶させる。
S703〜S704の処理は、図3のS302〜S303と同様の処理である。
S705、S706の処理は、図3のS305、S306と同様の処理である。
S707〜S725の処理は、図3のS308〜S326と同様の処理である。
以上、説明した実施形態によれば、タッチ操作で項目の設定変更を行う自撮りモードに設定した場合に、EVF76への表示をしにくくし表示部28への表示をするようにするので、ユーザは設定変更操作を行いやすくなり、より所望の画像を得やすくなる。つまり、自撮りモードの場合には表示部28の表示が非表示になりにくくなる。第二実施形態によれば、切替処理がパターン1の場合には、自撮りモードに設定されたことに応じて切替条件2に設定されるので、EVF76をユーザが覗いてもEVF76への表示は行わない。切替処理がパターン2の場合には、自撮りモードに設定されたことに応じて切替条件2に設定されるので、EVF76をユーザが所定時間以上覗かない限り、EVF76への表示は行わない。
また、図1で示したデジタルカメラ100のようにパネル部82をタッチ操作が不可能な閉じる状態にすることができないような場合であっても本実施形態は適用可能である。上述した第一実施形態と第二実施形態では、表示部28からEVF76への表示を切り替えるか否かについて説明したが、本発明はEVF76が装着されておらず、タッチ操作を受け付けるタッチパネルがある場合にも適用可能である。このようにEVF76が装着されていない場合には、接眼検知もしないので、切替ボタン73の押下により表示部28の表示を非表示にする指示がされる。つまり、タッチ操作に応じて所定の処理が実行される例えば自撮りモードのような撮影モードであれば、切替ボタン73により表示部28を非表示にする指示がされても、パネル部82が閉じていない限りは表示部28を非表示にせず、表示したままにする。よって、タッチ操作に応じて所定の処理が実行されるような撮影モードに設定した場合に、タッチパネルへの表示が非表示にならず、ユーザは設定変更操作を行いやすくなり、より所望の画像を得やすくなる。
上述した実施形態では、自撮りモードにおいてはタッチ操作によって項目の設定変更を行うため表示部28の表示を非表示にしないようにすることを説明したが、自撮りモードにおいては以下のような場合も考えられる。ユーザは自撮りを行う際に、デジタルカメラ100のようにパネル部82が本体部に対して反転可能である場合には、パネル部82を反転して被写体側に向けて撮影を行うと撮影される画像を確認しながら撮影を行うことができるので、自分撮りを行いやすい。例えば、パネル部82を反転した状態で、表示部28へのタッチ操作や、撮像レンズ103側に設けられたボタン操作等をしながらユーザは設定変更等の行うことができる。このとき、接眼センサ77にユーザの指や壁等の物体が接近して表示部28の表示が非表示になってしまうとユーザは撮影される画像を確認できなくなる。よって、接眼センサ77に物体が接近したとしても、自撮りモードにおいて表示部28を非表示にしないようにすることでユーザは撮影を行いやすくなる。
また、自撮りモードは設定変更した美肌効果、明るさ設定、背景ぼかし等の効果を画像にかけて記録することを説明したが、画像に効果をかけるタイミングは記録時に限らず、また効果に関する設定変更をするタイミングも撮影開始前に限らない。すなわち、自撮りモードで撮影された画像には、再生モードにおいて効果を示すアイコンが画像と共に表示され、アイコンへのタッチ操作や、操作部材への操作で効果を設定できるようにしてもよい。レックレビュー中に撮影された画像を確認しながら効果を設定できるようにしてもよい。また自撮りモード以外のオート撮影モード等でも、美肌効果、明るさ設定、背景ぼかし等の効果をかけられるようにしてもよいが、自撮りモードのように人物の顔に効果をかける頻度は低い可能性が高い。よって、自撮りモードのように、すぐに画像にかける効果を設定できるようにアイコンを表示してしまうと、効果をかけないユーザにとっては必要が無いので、自撮りモードのように容易に効果を受け付けないようにする。言い換えると、自撮りモードでない撮影モードでは、効果をかけるための手順が多くなる。
また、上述した実施形態においては、表示部28からEVF76へ表示が切り替わる際に、表示部28に表示されていた画像とアイコンが共に非表示になることを説明したがこれに限らず、例えば一部の表示が残っていてもよい。すなわち、電池容量を示すアイコンが表示されたままであったり、アイコンが非表示になるが画像は表示されたままであってもよい。
なお、本実施形態では自撮りモードを例に挙げて説明をしたが、これに限らず本実施形態では、タッチ操作で設定変更や撮影指示を受け付けるようなモードであれば適用可能である。つまり、タッチAF、タッチAE等の処理を行う位置の設定をタッチ操作で行うようなモードや、タッチAF、タッチAE等の処理に続いて撮影を行うようなモードであればよい。
また、表示先の切り替え指示は、切替ボタン73もしくはメニュー画面における設定において行えることを説明したが、必ずしも両方で切り替え指示ができなくてもよく、いずれかで切り替え指示ができるような場合でもよい。
なお、本実施形態では、自撮りモードの場合には切替ボタン73への押下は無効であることを説明したが、自撮りモードにおいてパネル部82が閉じられている場合には切替ボタン73の押下によって表示先を切り替えるようにしてもよい。すなわち、自撮りモードでパネル部82が閉じていない場合には、表示部28への表示がされた状態で、切替ボタン73が押下されてもEVF76へ表示を切り替えない。パネル部82が閉じていない場合には、表示部28の表示がされた状態で、切替ボタン73の押下がされるとEVF76に表示を切り替える。
なお、本実施形態では、静止画を撮影するものとして説明をしたが、動画等の撮影であっても適用可能である。
また、本実施形態では、EVFを用いて説明をしたが、これに限らず外部機器に画像を表示するような場合であっても適用可能である。例えば、デジタルカメラ100に直接操作をする、ユーザからのタッチ操作を受け付け可能な表示部と、デジタルカメラ100から離れた位置にある外部表示部への表示を切り替え可能な場合にも適用可能である。このような場合にも、ユーザの設定に関わらず外部表示部に表示をしにくくして、ユーザのタッチ操作を受け付け可能な表示部に表示をするようにするので、項目の設定変更を行うことができ、ユーザは効果をつけた画像を得やすくなる。
さらに、自撮りモードにかけることのできる効果としては、しみなどを目立たなくする効果、顔や体を細く表示する効果、顔のしわを消す効果が含まれてもよい。
なお、撮像制御装置の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態では、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、タッチ操作を受け付ける表示部へ表示の制御が可能な撮像制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ファインダーを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。また、上述した表示装置と、EVFや外部表示装置への表示の切り替えを行うことのできる撮像制御装置にも適用可能である。
<他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。

Claims (15)

  1. タッチ操作を受付可能な第一の表示手段に表示された表示アイテムに対するタッチ操作に基づいた所定の画像処理が実行される第一の撮影モードと、前記タッチ操作に基づいて前記所定の画像処理が実行されない第二の撮影モードを選択可能な選択手段と、
    ユーザからのタッチ操作を受け付けない第二の表示手段への物体の接近を検知する検知手段と、
    前記第二の撮影モードの場合に、前記検知手段によって前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて前記第一の表示手段における表示を非表示にし、
    前記第一の撮影モードの場合に、前記第二の表示手段へ物体が接近しても前記第一の表示手段における表示を非表示にしないように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像制御装置。
  2. 前記第一の表示手段がユーザからのタッチ操作を受け付けない第一の位置か否かを検出する検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第一の撮影モードにおいて、前記第一の表示手段が前記第一の位置であることが検出された場合に、前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて、前記第二の表示手段に表示をするようにし、前記第一の撮影モードにおいて、前記第一の表示手段が前記第一の位置ではない位置にあることが検出された場合に、前記第二の表示手段へ物体が接近しても、前記第二の表示手段に表示をしないように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記第一の表示手段がユーザからのタッチ操作を受け付けない第一の位置か否かを検出する検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第一の撮影モードにおいて、前記第一の表示手段が前記第一の位置であることが検出された場合に、前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて、前記第二の表示手段に表示をするようにし、前記第一の撮影モードにおいて、前記第一の表示手段が前記第一の位置ではないことが検出された場合に、所定時間以上の前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて前記第二の表示手段に表示をするように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第二の撮影モードにおいて、前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて、前記第二の表示手段に表示をするように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  5. 前記第一の撮影モードは、撮影者自身が被写体となる自分撮りモードであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記第二の撮影モードは、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、ポートレートモード、プログラムAEモード、カスタムモードの少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記第二の表示手段は、接眼して視認する電子ビューファインダであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 前記第一の表示手段は、当該撮像制御装置の本体部に回転可能に設けられており、
    前記第一の表示手段の前記第一の位置は、前記第一の表示手段の表示面が前記本体部に対向して閉じられた位置であることを特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
  9. 前記所定の画像処理は画像に効果をかける処理であり、前記効果には被写体の肌をなめらかにする美肌効果、しみを目立たなくする効果、顔や体を細く表示する効果、顔のしわを消す効果の少なくとも一つが含まれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記第一の撮影モードの場合に、撮像手段により得られた画像に前記効果をかける画像処理をした画像をライブビュー画像として前記第一の表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項9に記載の撮像制御装置。
  11. 前記第二の表示手段は、当該撮像制御装置とは異なる外部機器に備えられた表示手段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記第二の撮影モードにおいては、前記第一の表示手段と前記第二の表示手段のいずれに表示するかを切り替える設定項目を選択可能に表示し、前記第一の撮影モードにおいては、前記設定項目を設定可能に表示しないように制御することを特徴とする請求項1乃至4、7、11のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  13. タッチ操作を受付可能な第一の表示手段に表示された表示アイテムに対するタッチ操作に基づいた所定の画像処理が実行される第一の撮影モードと、前記タッチ操作に基づいて前記所定の画像処理が実行されない第二の撮影モードを選択可能な選択ステップと、
    ユーザからのタッチ操作を受け付けない第二の表示手段への物体の接近を検知する検知ステップと、
    前記第二の撮影モードの場合に、前記検知ステップにおける前記第二の表示手段への物体の接近が検知されたことに応じて前記第一の表示手段における表示を非表示にし、
    前記第一の撮影モードの場合に、前記第二の表示手段へ物体が接近しても前記第一の表示手段における表示を非表示にしないように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする撮像制御装置の制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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