JP6560561B2 - 感震通電遮断器 - Google Patents
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Description
このときノブに引掛けられている吊下部材はノブから離脱するからケーシング全体が床上に落下してしまう。ケーシングの床上落下を防ぐため、ケーシング底部に適宜長さの紐(ブレーカーノブから床面までの距離の長さよりケーシングを含んだ紐の長さが短い)による保持紐の先端を取付け、その紐の後端をブレーカー近傍に固定すると、ケーシングの床上落下を防ぐことが出来る。
そして前記重錘を磁石に吸着保持させた状態で前記ケーシングをその吊下部材によって前記ターンスイッチのオン側のノブに引掛けておきこの状態で地震が発生すると、その震動で前記重錘が磁石から離脱してケーシング内を落下して下端閉塞部に衝突し、この衝突加速力によって前記ケーシングが前記ターンスイッチのノブをオフ側に引き下して通電回路を遮断するようにした。
これにより地震の際に多発していた通電火災を効果的に防ぐことができる。この通電遮断器は、磁石とその磁力に吸着保持される重錘と前記磁石と重錘を収装したケーシングを主要部材として形成したから、シンプルな構造で高い動作精度を得ることができる。
図1〜図5において、1は、一例として長さが40cm程度で内径が20〜30mm程度の透明なプラスチック製のパイプにより形成したケーシングで、このケーシング1の上端部1aは、磁石2を埋設した栓体3により閉栓されている。ケーシング1の上記数値は一例であってこれに限られるものではない。
ここで、上記栓体3は、上半部を磁石2の埋設部3aに形成し、下半部を後述する重錘5の上端が入る凹部3bに形成している。埋設部3aの底と凹部3bの天井の間は、厚さを薄く形成した隔壁3cに形成し、後述する重錘5の上端が、直接磁石2に触れないようにしている。
また、図4、図5に示した栓体3は、その磁石埋設部3aが、磁石2を埋めた磁石ホルダ31を、ネジ式3dで当該埋設部3aに対して上下方向で進退自在に具備している。これによって磁石2の底面と重錘5の上端面との離間距離を微小調整できるように造られている。
吸着力の調整は段落0011に述べた重錘5の上面に非磁性体のネジを植えこのネジの高さを調整して磁石2下面と重錘5上面の隙間の大きさを変えてもよい。磁石2下面と重錘5上面が対面していれば上記ネジは磁石2下面に植えてもよい。
前記ノブ8に対する吊下設置のために、本発明では上記ケーシング1の上端部1aに、上向き位置の当該ノブ8に引掛けられる引掛穴6aを設けた舌片形状の薄いシート材による吊下部材6を、固定部8bを介して設けた。
すなわち、ケーシング1の長さに、取付ける紐9(又はチェーン等の索を含む)の長さを加えた長さがブレーカー7から地上(又は床上)までの距離よりも小さくなるように、長さを調整した紐9を、前記ケーシング1の下端部16とブレーカー7の取付ボードBoに取付けるのである。こうすると、ケーシング1がオフ側に下がったノブ8から外れても当該ケーシング1が地上(床上)に落下衝突することはない。 図において10は紐9を取付ボードBoに固定するための釘等の固定具である。
特にそのための構造は、ブレーカーの通電回路のノブに吊下げられるパイプ状のケーシングと、ケーシングの上端部に設けた磁石と、ケーシング内に収めた前記磁石に吸着保持されたりその吸着が解かれる重錘とを主要部材としたから、全体として至って簡潔な構造で形成でき、従って容易に製造して低価格で供給することができるから、通電火災の防止手段としてきわめて有用である。
1a,1b ケーシングの上,下端部
2 磁石
3 栓体
4 閉塞栓
5 重錘
6 吊下部材
7 ブレーカー
8 ノブ
9 紐
10 釘等の固定具
Claims (6)
- 適宜長さで下端部を閉塞した筒状ケーシングの上端内部に磁石を着脱可能に設けると共に、該ケーシングをブレーカーのスイッチのオン状態の上向きノブに吊下げるための吊下部材を当該ケーシングの上端部に設ける一方、前記ケーシング内に、静定時には前記磁石に吸着保持されているが震動を受けるとその吸着保持が解かれて自然落下する重錘を配して成り、前記重錘を磁石に吸着保持させた状態で前記ケーシングをその吊下部材によって前記スイッチのオン状態のノブに引掛けておき、この状態で地震が発生するとその震動で前記重錘が磁石から離脱しケーシング内を落下して下端閉塞部に衝突し、この衝突加速力によって前記ケーシングが前記スイッチのノブをオフ側に引き下して通電回路を遮断するようにしたことを特徴とする感震通電遮断器。
- ブレーカーのスイッチのノブがブレーカー前面から突出していないノブでは、当該ノブに突出した引掛部を設け、該引掛部に吊下部材を引掛けるようにした請求項1に記載の感震通電遮断器。
- ケーシングの上,下端部は、栓体又は帽体で閉塞し、上端部の栓体又は帽体には、磁石を取付可能に設けた請求項1又は2の感震通電遮断器。
- 磁石の下面と重錘の上面の間には薄い隔壁又は増減できる非磁性フィルム若しくは進退できる非磁性体のネジを感度調整のために介在させた請求項1〜3のいずれかの感震通電遮断器。
- 磁石の下面と重錘の上面は、少なくとも一方を浅いドーム状凸面に形成して磁石と重錘の当接面をそれらの断面より小さく形成した請求項1〜4のいずれかの感震通電遮断器。
- ケーシングは透明材で形成すると共に重錘は色を有して形成した請求項1〜5のいずれかの感震通電遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015161124A JP6560561B6 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 感震通電遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015161124A JP6560561B6 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 感震通電遮断器 |
Publications (3)
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JP2016006782A JP2016006782A (ja) | 2016-01-14 |
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JP6560561B6 JP6560561B6 (ja) | 2019-11-27 |
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ID=55225092
Family Applications (1)
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JP2015161124A Active JP6560561B6 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 感震通電遮断器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6560561B6 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109752987A (zh) * | 2017-11-08 | 2019-05-14 | 河源市信大石英电器有限公司 | 一种在任何角度都能使用但受外力冲击断电的装置 |
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2015
- 2015-08-18 JP JP2015161124A patent/JP6560561B6/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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