JP3158169U - 消火器の防犯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消火器が持ち上げられると、これを警報音によって知らせることのできる消火器の防犯装置を提供する。【解決手段】消火器用受け皿2の上面で後部の位置に警報発生器3を設け、この警報発生器3の下部に、上下動可能となって常時上昇位置に移動する移動弾性が付勢され、上昇位置にあるとき警報を発し、下降位置にあるとき警報を発しないようにする係止片10を設け、前記消火器用受け皿2の上部に配置される載置部材4に、前記係止片10の鉤形部11に対して係合し、この載置部材4に載せた消火器の重量で前記係止片10を下降位置に保持する係合部12を設けた。【選択図】図1
Description
この考案は、建物の床面等に設置されている消火器が悪戯されたり持ち去られることのないようにする消火器の防犯装置に関する。
屋内等に消火器を配置する場合の設置形態として床置設置があり、この床置設置は、床面に置く受け皿上に消火器を起立状に載置し、速やかな消火器の使用を可能にすると共に、受け皿によって消火器の下部が錆びたり腐食しないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、消火器の床置設置は、単に消火器を受け皿上へ起立状に載置しただけの状態となっているので、だれでも自由に消火器を触ることができ、このため、監視の届かないところでは、消火器に対する悪戯や移動、消火器の窃盗等が往々にして発生しているのが現状である。
そこで、この考案の課題は、受け皿上に載置した消火器を持ち上げると警報を発して周辺の人に知らせるようにし、消火器に対する悪戯や盗難を確実に防ぐことができる消火器の防犯装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、この考案は、消火器用受け皿と、この受け皿の上面で後部の位置に設けた警報発生器と、前記消火器用受け皿の上部に配置され、消火器を直接載せる載置部材とからなり、前記警報発生器が、下部に上下動可能となるよう設けた係止片が常時上昇位置に移動する移動弾性が付勢され、この係止片が上昇位置にあるとき警報を発し、下降位置にあるとき警報を発しないように形成され、前記載置部材の後部に、前記係止片に対して係合し、この載置部材に載せた消火器の重量で前記係止片を下降位置に保持する係合部を設けたものである。
上記警報発生器が、巻き締めたゼンマイを駆動源として鈴を鳴動させるように形成され、上記係止片の上部延長部分が、係止片の上昇位置で鈴を鳴動させ、下降位置で鈴の鳴動を停止させる制御部になっている構造とすることができる。
ここで、消火器用受け皿は、合成樹脂等を用い、平面的に消火器の直径よりも少し大きく形成され、その後部両側に支柱が立設され、両支柱の上端間に、消火器の使用方法等を表記した表示板が取付けられている。
上記警報発生器は、消火器用受け皿の後部上面で両支柱間の位置に起立配置したケースの外面に鈴を設け、このケース内に鈴を叩いて鳴らすゼンマイ等の鳴動機構や上記制御部を収納し、前記ケースの下部から下方に突出する係止片は、その下端が前方に突出する鉤形部になっている。
上記載置部材は、平面的に消火器の直径が納まる円形の皿形に形成され、その後部外周縁に設けた係合部が、係止片の鉤形部に対して上から嵌め込むことによって係合する下面開放状の箱形になっている。
この載置部材は、係合部を係止片の鉤形部に係合させても、上昇位置にある係止片を引き下げることのできない自重を有し、その上面に載置した消火器の重量が加わることで、係止片を下降位置に引き下げることになる。
上記載置部材の上面に消火器を載置することで係止片が下降位置に保持され、警報発生器は鳴動機構が作動しない状態となり、消火器を持ち上げると、消火器の重量から解かれた係止片が上昇位置に移動し、警報発生器の鳴動機構が作動することで鈴を叩き、警報音を発することになる。
この考案によると、消火器用受け皿上の載置部材に対して消火器を持ち上げると警報発生器が警報を発するようにしたので、消火器の床置設置において、消火器を持ち上げると警報によって周辺の人に知らせることができ、これによって、消火器に対する悪戯や移動、消火器の窃盗等の発生を確実に防ぐことができる。
また、消火器を載置部材に対して載せ置くだけでよいので、消火器に何らの加工を施す必要がなく、既存の消火器がそのまま使用できることになる。
以下、この考案の実施の形態を図示例に基づいて説明する。
図1のように、消火器の防犯装置1は、消火器用受け皿2と、この受け皿2の上面で後部の位置に設けた警報発生器3と、前記消火器用受け皿2の上部に配置され、消火器を直接載せる載置部材4とで形成されている。
上記消火器用受け皿2は、合成樹脂や防錆性の金属板を用い、平面的に消火器の胴部直径よりも少し大きい馬蹄形となる底板2aの直線状となる後部縁を除く周縁に周壁2bを設け、底板2aの部分が窪んだ形状に形成され、その後部両側には、周壁2bに設けた孔5に下端を差し込むことによって一対の支柱6が立設され、図4のように、両支柱6の上端間に、消火器の使用方法等を表記した表示板7が取付けられている。
上記警報発生器3は、消火器用受け皿2における底板2aの後部上面で両支柱6間の位置に起立するよう固定配置したケース8の外面に鈴9を設け、図示省略したが、このケース8内に、ケース8の外部から巻き締めることによってゼンマイに弾性を蓄積し、蓄積弾性を開放することで、前記ゼンマイを駆動源として鈴9を叩いて鳴らす周知の鳴動機構を収納し、前記ケース8の下部に係止片10が上下動可能となるように設けられている。
この係止片10は、上下に長い板状となり、ケース8内に設けたばねによって常時上昇位置に移動する移動弾性が付勢され、上記鳴動機構に対して、この係止片10の上部延長部分が、係止片10の上昇位置で鈴を鳴動させ、下降位置で鈴の鳴動を停止させるよう作用する制御部になっていると共に、前記ケース8の下部から下方に突出する係止片10の下端が前方に突出する鉤形部11に形成されている。
なお、警報発生器3は、ケース8内にブザーとその電源である電池及びスイッチ等を収納し、係止片10の上昇位置でスイッチの接点が閉じてブザーが鳴り、下降位置でスイッチの接点が開いてブザーが鳴らないようにした構造を採用することもできる。
上記載置部材4は、図1と図2のように、合成樹脂や防錆性の金属板を用いて平面的に消火器aの直径が納まる円形の浅い皿形に形成され、その後部外周縁に、上記係止片10の鉤形部11に対して上から嵌め込むことによって係合する下面開放状の箱形となる係合部12が設けられている。
この載置部材4は、係合部12を係止片10の鉤形部11に係合させても、上昇位置にある係止片10を引き下げることのできない自重を有し、その上面に載置した消火器aの重量が加わることで、係止片10を下降位置に引き下げることになる。
上記載置部材4は、図示のような円形の浅い皿形に限るものではなく、前後に長い帯板状に形成してもよく、載置した消火器aの重量で係止片10を下降位置に引き下げることができるものであればよい。
この考案の防犯装置は、上記のような構成であり、屋内等に消火器aを配置する床置設置において、消火器用受け皿2を床面に設置し、この消火器用受け皿2上に配置した載置部材4の係合部12を係止片10の鉤形部11に係合させ、前記載置部材4の上に消火器aを起立状に載置してその重量で係止片10を下降位置に引き下げ、警報発生器3はゼンマイを巻き締めておくことにより、図2と図4のように、消火器の床置設置状態とする。
このとき、係止片10は下降位置にあるので、警報発生器3の鳴動機構はオフの状態に保持され、警報発生器3が鳴動することはない。
上記した消火器の床置設置状態で、図3のように、消火器aが持ち上げられると、載置部材4を介して係止片10に加わっていた消火器aの重量が解かれるので、係止片10はばねの引き上げ力によって上昇位置に移動し、警報発生器3の鳴動機構はオンとなり、鈴9を叩いて鳴動する音で、消火器aが持ち上げられたことを周囲の人に知らせ、これにより、消火器aに対する悪戯や移動、消火器aの盗難等の発生を確実に防ぐことができる共に、火災発生時の消火器aの使用においても、同様の鳴動する音で火災の発生を周囲の人に知らせることができ、火災に対する安全性の向上が図れることになる。
なお、警報発生器3の鳴動は、載置部材4の上に消火器aを戻すか、警報発生器3に設けてある鳴動停止ボタンを押すことによって停止させることができる。
1 消火器の防犯装置
2 消火器用受け皿
3 警報発生器
4 載置部材
5 孔
6 支柱
7 表示板
8 ケース
9 鈴
10 係止片
11 鉤形部
12 係合部
2 消火器用受け皿
3 警報発生器
4 載置部材
5 孔
6 支柱
7 表示板
8 ケース
9 鈴
10 係止片
11 鉤形部
12 係合部
Claims (2)
- 消火器用受け皿と、この受け皿の上面で後部の位置に設けた警報発生器と、前記消火器用受け皿の上部に配置され、消火器を直接載せる載置部材とからなり、
前記警報発生器が、下部に上下動可能となるよう設けた係止片が常時上昇位置に移動する移動弾性が付勢され、この係止片が上昇位置にあるとき警報を発し、下降位置にあるとき警報を発しないように形成され、
前記載置部材の後部に、前記係止片に対して係合し、この載置部材に載せた消火器の重量で前記係止片を下降位置に保持する係合部を設けた消火器の防犯装置。 - 上記警報発生器が、巻き締めたゼンマイを駆動源として鈴を鳴動させるように形成され、上記係止片の上部延長部分が、係止片の上昇位置で鈴を鳴動させ、下降位置で鈴の鳴動を停止させる制御部になっている請求項1に記載の消火器の防犯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000038U JP3158169U (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 消火器の防犯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000038U JP3158169U (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 消火器の防犯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158169U true JP3158169U (ja) | 2010-03-18 |
Family
ID=54861769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000038U Expired - Lifetime JP3158169U (ja) | 2010-01-06 | 2010-01-06 | 消火器の防犯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158169U (ja) |
-
2010
- 2010-01-06 JP JP2010000038U patent/JP3158169U/ja not_active Expired - Lifetime
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