JP6560274B2 - 点検装置及び点検方法 - Google Patents

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この発明は橋梁のケーブルを点検するために用いられる点検装置及び点検方法に関する。
斜張橋や吊り橋等の橋梁は、橋桁を支持するためのケーブルの外周面に保護用の皮膜が形成されており、この皮膜が損傷すると、その損傷部分から内部の鋼線が腐食する等の問題が生じるため、ケーブルの外観について定期的に点検が行なわれている。
しかしながらこのような点検作業をクレーン等に乗った作業員が近接目視にて行う場合、高所での作業となるため危険が伴なう他、その作業に要する時間や点検コストが問題となる。また30mを超えるような高所にあるケーブルの点検については、そもそも作業員による近接目視自体が困難となってしまう。
一方、作業員による近接目視に代えて高所にあるケーブルの外観を点検するための装置も提案されている。例えば下記特許文献1では、伸縮駆動部によって互いに接離動作を行なう第1及び第2の可動部と、これらの可動部にそれぞれ設けられた一対の挟持部とを有し、挟持部の開閉動作と可動部の伸縮動作とによりケーブルを挟持しながら尺取虫のようにケーブルに沿って移動し、撮像手段としてのCCDカメラによりケーブルの状態を確認するメンテナンスロボットが開示されている。
また、下記特許文献2では、モータにより回転駆動する駆動ローラと、この駆動ローラに対向する位置に設けられた従動ローラとをそれぞれフレームに取り付け、これら駆動ローラと従動ローラとでケーブルを挟みつけながら、駆動ローラの回転力に基づいてケーブルに沿って移動し、同じくフレームに取り付けられた撮影手段にてケーブルの外表面を撮影する点検装置が開示されている。
しかしながら、これら特許文献に記載のものは、ケーブルと、ケーブルを挟持する一対機の挟持部(又はローラ)との間の摩擦力を高めて、かかる摩擦力を利用してケーブル上を移動するものであるため、上方への移動の際に誤って落下したり、駆動用のローラが空転したりすることがないよう所定の摩擦力を維持する必要がある。このため高速での移動が難しく、点検に要する時間が長くなってしまう問題点を有している。
特開平10−118964号公報 特開2012−163402号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、ケーブルに沿って速やかに移動することができ、効率的にケーブル点検作業を行うことが可能な点検装置及び点検方法を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1は点検装置に関するもので、橋梁のケーブルに沿って移動し、該ケーブルの外観を点検する点検装置であって、(a)内部に該ケーブルを挿通させる挿通空間を有し、該ケーブルを囲繞するフレームと、(b)該フレームに取り付けられ回転によって推力を発生させる回転翼と、(c)該フレームに取り付けられ内向きに突出させたガイド部材を、周方向の複数箇所に配置した位置決め手段と、(d)該フレームに取り付けられた複数の撮像手段と、を備え、前記ガイド部材の先端に設けられたガイドローラは、いずれも前記ガイドローラを回転駆動させるモータと接続されたものではなく、前記回転翼の推力に基づく前記フレームの上昇移動にともなって従動回転可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1において、前記フレームは、前記ケーブルを囲繞する環状部と、該環状部から外側に向かって放射状に延びる複数のアーム部と、を備え、前記アーム部の先端に取り付けられる形態で、前記回転翼が周方向に間隔を隔てて複数配置されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1,2の何れかにおいて、前記ガイドローラ前記ケーブルに対する接近離間方向に揺動可能に設けられており、該ガイドローラは付勢部材によって内向きに付勢されていることを特徴とする。
請求項は、請求項1〜の何れかにおいて、前記位置決め手段として、前記ケーブル挿通方向に離間した上部位置決め手段および下部位置決め手段が設けられ、これら上部位置決め手段および下部位置決め手段は、前記フレームに対し前記ケーブル挿通方向のそれぞれ反対側に突出した状態で配置されていることを特徴とする。
請求項は、橋梁のケーブルに沿って移動し、該ケーブルの外観を点検する点検装置であって、(a)内部に該ケーブルを挿通させる挿通空間を有し、該ケーブルを囲繞するフレームと、(b)該フレームに取り付けられ回転によって推力を発生させる回転翼と、(c)該フレームに取り付けられ内向きに突出させたガイド部材を、周方向の複数箇所に配置した位置決め手段と、(d)該フレームに取り付けられた複数の撮像手段と、を備え、更に、複数のブロック状の衝撃吸収体と、該衝撃吸収体を一連に連結するベルトと、を有し、点検対象の前記ケーブルの外周面に締付固定可能に構成された衝突緩衝手段を備えていることを特徴とする。
請求項は点検方法に関するもので、請求項1〜の何れかに記載の点検装置を前記ケーブルに沿って移動させながら、該ケーブルの外表面の状態を撮像して、該ケーブルの外観を点検することを特徴とする。
請求項は、請求項において、前記点検装置を前記ケーブルの上部に向けて所定の点検速度よりも高速で位置移動させた後、該ケーブルの下部に向けて該所定の点検速度で下降させながら、該ケーブルの外表面の状態を撮像することを特徴とする。
以上のように本発明は、撮像手段を備えたフレームに回転翼を取り付けており、本発明によれば回転翼の回転により生じた推力により、撮像手段を備えたフレームを昇降させることができる。このため、ケーブルとケーブルを挟持する部材との間の摩擦力を高めて、所定の摩擦力を維持しながら移動する従来の点検装置に比べ、高速で移動することができる。
例えば、請求項に記載の点検方法のように、点検装置を一旦ケーブルの上部まで上昇させた後に、下降させる過程でケーブルの外表面の点検を行う場合、点検に伴なう速度規制がない上昇時に、点検装置を速やかにケーブルの上部まで移動させて、点検作業に要する時間の短縮化を図ることができる。
また本発明では、内向きに突出させたガイド部材を周方向の複数箇所に配置して成る位置決め手段が設けられている。このガイド部材は点検装置のケーブル軸方向の移動を許容する一方、ケーブル軸直角方向の移動を規制する。このため本発明によれば、斜め方向に延びるケーブルに対してもその傾斜に沿って、点検装置をケーブル軸方向に移動させることができる。
ここで本発明では、回転翼をケーブルの外側において周方向に間隔を隔てて複数配置されておくことができる。
本発明ではまた、ガイド部材の先端にガイドローラを回転可能且つケーブルに対する接近離間方向に揺動可能に設け、このガイドローラを付勢部材によって内向きに付勢させておくことができる。このようにすることで、ケーブルに対する接近離間方向に揺動可能なガイドローラを、付勢力に基づいてケーブルの外表面に弾性的に当接させるので、ケーブルの外表面に段差があった場合でも、段差に沿ってガイドローラの位置をケーブルに対する接近離間方向に移動させて、その段差を乗り越えることができる。
ここで本発明の点検装置では、ガイドローラの正逆何れか一方の回転に対し制動力を作用させる制動手段を設けておくことができる。
本発明の点検装置は、横風等の外乱要因に応じて回転翼の推力を調整してその昇降時の移動速度が制御される。このような場合、回転翼の推力に対する移動速度の感度が高いと、推力の変動に対する点検装置の移動速度のばらつきが大きくなって、撮像時に安定した点検画像を取得することが難しい場合がある。これに対し、ガイドローラの回転に対し制動力を作用させ移動時の点検装置に抵抗を与えることで、回転翼の推力に対する移動速度の感度を低下させることができる。即ち、撮像が行なわれる際のガイドローラの回転に対し制動力を作用させることで点検装置の移動速度のばらつきを抑えて、安定した点検画像を取得することができる。尚、制動力が作用するのは一方向のみであるため、制動力が作用しない方向については、点検装置を速やかに移動させることができる。
また、点検装置の下降時に制動力が作用するように設定した場合には、制動力が作用する方向が回転翼の推力の方向と同じとなるため、回転翼の出力を抑えてバッテリーの消費を抑えることができる。また、動力喪失により回転翼の推力が得られなくなった場合でも点検装置の落下速度を抑制でき安全に点検装置を降下させることができる。
ここで制動手段は、ガイドローラと一体に回転する軸体と、内部に収容されたロータの回転に対して制動力を発生させるロータリーダンパと、を備え、軸体とロータとがワンウェイクラッチを介して連結されている構成とすることができる。
本発明ではまた、複数の位置決め手段をケーブルの挿通方向に離間させて設けておくことができる。このようにすることで、斜め方向に延びるケーブルに対して点検装置を取り付ける際、ケーブルの挿通方向に離間して設けられた複数の位置決め手段によって、点検装置全体がケーブルの傾きに沿って傾いた状態でケーブルに保持される。この場合フレームとともに回転翼の回転軸もケーブルの傾きに沿って傾けられるため、傾斜したケーブルに対してもスムーズに昇降動作を行なわせることができる。
また、点検装置が横風を受けた場合でも、かかる複数の位置決め手段とケーブルとの当接作用により、ケーブルの軸線方向に対し装置全体が大きく傾いてしまうのを抑制することができ、撮像手段とケーブル外表面との距離を略一定に保持し得て、点検画像のブレを抑制することができる。
本発明の点検装置は、複数のブロック状の衝撃吸収体と、衝撃吸収体を一連に連結するベルトと、を有し、点検対象のケーブルの外周面に締付固定可能に構成された衝突緩衝手段を備えておくことができる。このような衝突緩衝手段を、点検装置よりも下方において、ケーブルの外周面に締付固定しておけば、仮に点検装置が点検動作中に動力を喪失し、ケーブルに沿って落下した場合であっても、点検装置がケーブルの定着部と直接衝突するのを防止して、ケーブル保護を図ることができる。
以上のような本発明によれば、ケーブルに沿って速やかに移動することができ、効率的にケーブル点検作業を行うことが可能な点検装置及び点検方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の点検装置の斜視図である。 図1の点検装置の平面図である。 図1の点検装置の側面図である。 図1の点検装置のガイド部材を拡大して示した図である。 (A)点検対象の斜張橋を模式的に示した図である。(B)同実施形態の点検装置の作用説明図である。 本発明の他の実施形態におけるガイド部材を拡大して示した図である。 (A)同実施形態の制動手段をその周辺部とともに示した斜視図である。(B)同実施形態の制動手段をその周辺部とともに示した部分断面図である。 クラッチ機構部の模式図で、(A)はロック状態、(B)は非ロック状態を示した図である。 本発明の更に他の実施形態の要部を示す図である。 本発明の更に他の実施形態の点検装置の斜視図である。 図10の点検装置の平面図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
図1及び図2において、10は点検装置で、12は内部にケーブル14(図2)を挿通させこのケーブル14を囲繞するフレーム、18はフレーム12に取り付けられた回転翼、19a,19bは点検装置10がケーブル14の軸直角方向に移動するのを規制するガイド部材、20はケーブル外表面の状態を撮像する撮像手段としてのカメラである。
本例の点検装置10は、回転翼18の回転により生じた推力により、内部を挿通させたケーブル14に沿ってフレーム12が回転翼18と一体に移動し、フレーム12に取り付けられたカメラ20によりケーブル14の外表面の状態を撮像することができる。
フレーム12は、アルミニウム製の中空角管部材を組み合わせた四角環状の環状部22と、同じくアルミニウム製の中空角管部材から成り環状部22に基端が一体に接合され、先端が外側に向かって放射状に延びる複数のアーム部24とを備えている。尚、25はアーム部24から下向きに延びる脚部である。
環状部22は内部にケーブル14を挿通させる挿通空間16を有し、挿通させたケーブル14の周囲を取り囲むように構成されている。
図2で示すように、環状部22は周方向に分割体22aと22bとに2分割可能とされており、それらは一端側同士を連結したヒンジ23周りに開閉可能とされている。
図3で示すように環状部22の上面26及び下面27には、それぞれガイド部材19a及び19b(一括して言及するときは、「ガイド部材19」と表記する)が、取り付け固定されている。
図4は環状部22の上面に取り付けられたガイド部材19aを拡大して示した図である。ガイド部材19aは、環状部22の上面26に取り付けられた第1支持体28と、第1支持体28の長穴28aに沿って上下方向にスライド移動可能に取り付けられた第2支持体30と、この第2支持体30に連結軸31を介して揺動可能に連結された揺動アーム32とを備えている。尚、29a及び29bは、第1支持体28と第2支持体30とを挟み付けた状態で固定するボルト及びナットである。
揺動アーム32の先端側には樹脂製のガイドローラ34が回転可能に連結されている。ガイドローラ34には、揺動アーム32に固定された軸部34aの軸中心回りに回転可能なベアリングが内装されており、このベアリングの外輪と一体にガイドローラ34の外周部が回転可能とされている。他方、揺動アーム32の基端側には付勢手段としてのコイルばね36が取り付けられている。揺動アーム32にはコイルばね36のばね力に基づいて、連結軸31を中心に図中時計方向に回転する力が作用して、揺動アーム32先端に設けられたガイドローラ34は内向きに(ケーブル14側に)付勢される。そしてガイドローラ34は挿通空間16に配設されたケーブル14の外表面に当接する。
尚、コイルばね36の他端は、第2支持体30に固定された調整ネジ部材44に係止しており、かかる調整ネジ部材44の突出量を調整することでガイドローラ34に作用する内向きの付勢力を調整することができる。
図2で示すようにフレーム12の上面26には、上記のように構成されたガイド部材19aが平面視でケーブル14の周方向等間隔(この例では90°間隔)に複数配置され、これらが上部位置決め手段37aを構成している。このように本例では上部位置決め手段37aを構成する複数のガイドローラ34を周方向の複数箇所からそれぞれケーブル14の外表面に当接させることで、点検装置10のケーブル軸方向への移動を許容する一方、ケーブル軸直角方向への移動を規制する。
本例のガイド部材19aでは、点検装置10がケーブル14に沿って移動する際、ケーブル14の外表面に当接するガイドローラ34が回転し、ケーブル14の外表面が傷付くのを防止している。また、図4(B)で示すようにガイドローラ34は、連結軸31を中心に、ケーブル14に対する接近離間方向に揺動可能に設けられているため、ケーブル14の外表面に段差がある場合でも、段差に沿ってガイドローラ34の位置を、ケーブル14に対する接近離間方向に移動させて、その段差を乗り越えることができる。
以上、環状部22の上面26に取り付けられたガイド部材19aについて詳述したが、本例では図3で示すように、ガイド部材19aと同様の構成から成るガイド部材19bが環状部22の下面27に取り付けられている。下面27に取り付けられたガイド部材19bは、ガイド部材19aと周方向同じ位置に、詳しくは平面視でケーブル14の周方向等間隔(この例では90°間隔)に配置され、これら下面27に取り付けられた複数のガイド部材19bが下部位置決め手段37bを構成している。尚、上部位置決め手段37a及び下部位置決め手段37bを一括して言及するときは、「位置決め手段37」と表記する。
図3で示すように、本例ではケーブル14の挿通方向(図中上下方向)に離間して設けられた上部位置決め手段37aと下部位置決め手段37bとでケーブル14に対する軸直角方向の位置決めが行われており、ケーブル14の軸線方向に対し点検装置10全体が大きく傾いてしまうのを抑制することができる。
回転翼18は、回転翼18を回転駆動させるモータ38を介してアーム部24の先端に取り付けられている。本例では周方向に90°の等間隔で4つの回転翼18が取り付けられている。
図2において、40は点検装置10の動作を制御する制御部、42はモータ38に回転駆動用の電力を供給するバッテリーである。
制御部40は、図示を省略する別体の操縦装置からの無線信号により指示された目標速度と、点検装置10に取り付けられた速度センサから得られる実際の移動速度との偏差に基づいて、バッテリー42からモータ38に供給する電圧または電流を調整して、点検装置10の実際の移動速度が目標速度となるよう、回転翼18の回転を制御する。
撮像手段としてのカメラ20は、図2で示すようにケーブル14の周方向に120°間隔で、保持棒21(図1)を介してフレーム12の上面26に取り付けられている。それぞれのカメラ20はケーブル14の周方向120°の範囲でケーブル外表面を撮像可能とされており、本例では3つのカメラ20によりケーブル14の外表面を全周360°に亘って点検することができる。但しこれらカメラ20の配置はこれに限定されるものではなく、周方向に90°間隔で4つのカメラを配置することも可能である。またカメラ20をフレーム12の下面27側に取り付けることも可能である。
以上のように構成された本実施形態の点検装置10は、特に斜張橋のケーブルの点検に好適に用いることができる。
図5(A)は斜張橋の構造を模式的に示した図である。同図で示すように斜張橋50では主塔52から、主桁54を支持する多数のケーブル14が主桁54に対して斜めに張設されている。このような斜張橋50のケーブル14の点検を行なう際、図1において、先ずそれぞれ環状部22を構成する分割体22aに対して分割体22bをヒンジ23周りに回転させて、分割体22aと22bとの間に開部を形成して、開部を通じてフレーム12内部の挿通空間16に点検対象のケーブル14を配設する。その後、分割体22a,22b間の開部を閉じ、点検装置10をケーブル14の外側に嵌め込んだ状態とする。
この時、上部位置決め手段37aと下部位置決め手段37bでは、ガイドローラ34がケーブル14の外表面に当接してケーブル14に対する軸直角方向の位置決めが行われ、図5(B)で示すように斜めに延びるケーブル14の軸線方向に、点検装置10全体が傾いた状態でケーブル14の下端近傍に取り付けられる。
またフレーム12に取り付けられた回転翼18の回転軸もケーブル14の軸線方向に傾いた状態となり、この状態で回転翼18を回転させ推力を発生させることで、点検装置10をケーブル14に沿って最上部にまで高速で移動させる。
その後、点検装置10をケーブル14の最上部から、ケーブルの点検が可能な一定の点検速度にて下降させながら、ケーブル14の外表面の状態をカメラ20にて撮像する。撮像された画像データは、カメラ20内部の記憶手段に格納しても良いし、無線通信により外部装置に送信させても良い。
以上のように本実施形態は、カメラ20が取り付けられたフレーム12に回転翼18を取り付けており、本実施形態によれば回転翼18の回転により生じた推力により、カメラ20が取り付けられたフレーム12を昇降させることができる。このため、ケーブル14とケーブル14を挟持する部材との間の摩擦力を高めて、所定の摩擦力を維持しながら移動する従来の点検装置に比べ、高速で移動することができる。
例えば、点検装置10を一旦ケーブル14の最上部まで上昇させた後に、下降させる過程で点検を行う場合、点検に伴なう速度規制がない上昇時に、本実施形態によれば点検装置10を速やかにケーブル14の最上部まで移動させて、点検作業に要する時間の短縮化を図ることができる。
また本実施形態では、ガイドローラ34を内向きに突出させたガイド部材19を周方向の複数箇所に配置して成る位置決め手段37が設けられている。この位置決め手段37は点検装置10のケーブル軸方向の移動を許容する一方、ケーブル軸直角方向の移動を規制する。このため本実施形態によれば斜め方向に延びるケーブル14に対してもその傾斜に沿って、ケーブル軸方向に点検装置10を移動させることができる。
本実施形態ではまた、ガイド部材19の先端にガイドローラ34を回転可能且つケーブル14に対する接近離間方向に揺動可能に設け、このガイドローラ34がコイルばね36によって内向きに付勢されており、本実施形態によれば、ケーブル14の外表面に段差があっても段差に沿ってガイドローラ34の位置を、ケーブル14に対する接近離間方向に移動させて、その段差を乗り越えることができる。
本実施形態ではまた、上部位置決め手段37a及び下部位置決め手段37bをケーブル14の挿通方向に離間させて設けており、点検装置10全体がケーブル14の傾きに沿って傾いた状態で、ケーブル14に保持される。この場合、フレーム12とともに回転翼18の回転軸もケーブル14の傾きに沿って傾けられるため、傾斜したケーブル14に対してもスムーズに昇降動作を行なうことができる。
また、点検装置10が横風を受けた場合でも、かかる複数の位置決め手段37a,37bとケーブル14との当接作用により、ケーブル14の軸線方向に対し装置全体が大きく傾いてしまうのを抑制することができ、カメラ20とケーブル14外表面との距離を略一定に保持し得て、撮像画像のブレを抑制することができる。
図6、図7は本発明の他の実施形態を示している。本実施形態の点検装置10Bは、コイルばね36の付勢力に基づいてケーブル14の外表面に当接するガイドローラ34Bに、制動力を作用させる制動手段90が連結されている。尚、以下の説明では上記第1の実施形態との共通部分は共通の符号を以って示し、重複する説明は省略する。
制動手段90は、ガイドローラ34Bと一体回転する軸体91(図7(B)参照)と、ワンウェイクラッチ93と、ロータリーダンパ95とを備えている。尚、本例ではガイド部材19a,19bのそれぞれのガイドローラ34Bに対して制動手段90が連結されている。また、ガイドローラ34Bは、ケーブル14と当接した際に大きな接触面積が得られるようにスポンジ製とされている。
軸体91は、図7(B)に示すように、スリーブ96を介して揺動アーム32Bに回転可能に保持されている。軸体91の一端側(先端側)には小径部91aが形成され、この小径部91aがガイドローラ34Bの中心部に形成された貫通孔に嵌合し、ガイドローラ34B及び軸体91はナット97にて締め付け固定されている。一方、軸体91の他端側は、ワンウェイクラッチ93の保持孔107に嵌め込まれている。
ワンウェイクラッチ93は、別体をなすハウジング本体部100aと底部100bとがねじ固定されたハウジング100を有し、ハウジング本体部100aにクラッチ機構部102が形成され、底部100bに後述するロータリーダンパ95のロータ軸112aと嵌合する嵌合孔101が形成されている。
クラッチ機構部102は、図8の模式図で示すように、ハウジング本体部100aに対し相対回転不能に取り付けられた外輪104の内側に、ばね105で付勢されたローラ106が周方向に複数配設され、ローラ106の内側に軸体91を保持する保持孔107が形成されている。
本例では、軸体91が、点検装置10Bが下降する際の回転方向(図中R1の回転方向)に回転すると、ばね105で付勢されたローラ106が外輪カム面104aと軸体91との間に食い込んで、軸体91と強くかみ合うロック状態になり、軸体91及びワンウェイクラッチ93のハウジング100は一体に回転する。一方、軸体91が、点検装置10Bが上昇する際の回転方向(図中R2の回転方向)に回転すると、ローラ106が外輪カム面104aから離れた非ロック状態になり、軸体91の回転はワンウェイクラッチ93のハウジング100に伝達されなくなる。
ロータリーダンパ95は、図7(B)に示すように、ダンパーケース110と、ダンパーケース110内の収容空間111に収容されたロータ112とを備えている。ダンパーケース110は、ロータ112を内部に収容するケース本体110aと、ケース本体110aの外側に延出した取付片110bと有し、取付片110bが、揺動アーム32Bに固定された取付プレート33にねじ固定されている。
ロータ112は、その大部分がケース本体110a内の収容空間111に回転可能に収容される一方、その回転軸の上端側にケース本体110aの外方に延出するロータ軸112aが形成されている。ロータ軸112aは、ワンウェイクラッチ93の嵌合孔101と嵌合し、ロータ112はワンウェイクラッチ93のハウジング100と一体回転可能に構成されている。
ケース本体110a内の収容空間111には、ロータ112とともに粘性流体としてのシリコンオイルが充填されており、ロータ112が回転するとシリコンオイルの粘性抵抗により制動トルク(制動力)が発生する。
以上のように構成された制動手段90では、点検装置10Bが上降する際、ワンウェイクラッチ93は非ロック状態となり、ガイドローラ34Bの回転に対し制動力は作用しない。一方、点検装置10Bが下降する際、ワンウェイクラッチ93がロック状態となりガイドローラ34Bに対しては、その回転を妨げる方向の制動力が作用する。
本実施形態では、点検装置10Bの下降時において、ガイドローラ34Bに制動力を作用させることで回転翼18の推力に対する移動速度の感度を低下させている。このため点検装置10Bの下降時において撮像動作を行なわせるようにすれば、点検装置の移動速度のばらつきを抑えて、安定した点検画像を取得することができる。一方、点検装置10Bの上昇時においては制動力は作用せず、点検装置10Bを速やかに移動させることができる。
また、点検装置10Bの下降時に制動力が作用するように設定した本実施形態では、制動力が作用する方向が回転翼18の推力の方向と同じであるため、回転翼18の出力を抑えてバッテリー42の消費を抑えることができる。また、動力喪失により回転翼18の推力が得られなくなった場合でも点検装置10Bの落下速度を抑制でき安全に点検装置10Bを降下させることができる。
図9は、本発明の更に他の実施形態の要部を示した図である。本実施形態では、衝突緩衝手段120がフレーム12とは分離して設けられている。衝突緩衝手段120は、複数(ここでは8個)のブロック状の衝撃吸収体122と、これらを一連に連結するベルト124を備えている。
衝撃吸収体122は、略直方体のブロック状をなし、スポンジ、発砲スチロールまたはウレタンフォーム等の発泡部材など衝撃を良好に吸収可能な材料で形成されている。衝撃吸収体122には、一方の端面と対向する他方の端面とを貫通する貫通溝123が形成されており、貫通溝123にベルト124が挿通されている。
ベルト124は、可撓性を有し、所定の長さを有するベルト本体126と、その一端に取り付けられた金具128とを有している。金具128は、ベルト本体126の周長を調整しつつ、ベルト本体126の一端と他端とを連結する。このようなベルト124としては、市販されているタイダウンベルトを用いることができる。
この衝突緩衝手段120は、点検対象のケーブル14の基端側において、図9(B)に示すように、ケーブル14の外周面に巻き付けて用いるもので、ベルト124を締め付け、衝撃吸収体122の一端面をケーブル14の外周面に押し付けることでケーブル14に固定する。このような衝突緩衝手段120を設けておけば、点検装置の本体部分が点検動作中に動力を喪失し、ケーブル14に沿って落下するような場合であっても、点検装置の本体部を衝撃吸収体122で受け止めて、点検装置の本体部がケーブル14と直接衝突するのを防止し、ケーブル14の定着部を保護することができる。尚、本例ではケーブル14周りに衝突緩衝手段120を1段で固定したが、場合によってはケーブル14周りに複数段、衝突緩衝手段120を固定することも可能である。
図10、図11は本発明の更に他の実施形態を示している。尚、以下の説明では図1〜5に記載された上記第1の実施形態との共通部分は共通の符号を以って示し、重複する説明は省略する。
本例の点検装置60では、内部に挿通させたケーブル14(図11)の周囲を取り囲むフレーム62の環状部64が六角形状をなしている。環状部64は、対称形状の分割体64aと64bとに2分割可能とされており、それらは一端側同士を連結したヒンジ66周りに開閉可能とされている。
環状部64を構成する一対の角管部材の外側にはアーム部68が取り付けられている。
本例のアーム部68は先端側が左右方向に分岐しており、その分岐アーム68aのそれぞれの先端に回転翼18が取り付けられている。尚、場合によっては環状部64に対しアーム部68の基端を回転可能に取り付けて、回転翼18の回転面を環状部64に対して傾けておくことも可能である。
環状部64の上面側及び下面側には、それぞれガイド部材70a,70bがケーブル14の周方向等間隔(90°間隔)に複数取り付けられ、これらが上部位置決め手段72a及び下部位置決め手段72bを構成している。
本例のガイド部材70a,70bは、環状部64に取り付けられた第1支持体74と、第1支持体74から内側(挿通空間の側)に向かって延びる第2支持体76と、この第2支持体76に連結軸78を介して揺動可能に連結された揺動アーム80とを備えている。
また揺動アーム80の先端側にはガイドローラ82が回転可能に支持されている。
本例のガイド部材70a,70bは、ガイドローラ82を支持する揺動アーム80と第2支持体76との間にねじりコイルばね84が装着されており、ねじりコイルばね84のばね力により、ガイドローラ82は内向きに(ケーブル14側に)付勢される。そしてガイドローラ82は挿通空間16に配設されたケーブル14の外表面に当接する。
尚、第2支持体76は調整ネジ部材86のねじ送り作用により内向きの突出量を調整可能とされており、フレーム62の内部を挿通させるケーブル14の外径に応じてその突出量を調整することができる。
本例では撮像手段としてのカメラ20を上部位置決め手段72aと下部位置決め手段72bの間の位置、詳しくは環状部64を構成する角管部材の内側にブラケット88を介して取り付け固定されている。本例のようにカメラ20を上部位置決め手段72aと下部位置決め手段72bの間の位置に設けておけば、仮にケーブル14の軸線方向に対し点検装置60が傾いた場合でもカメラ20とケーブル14外表面との間の距離の変動を小さくし得て、撮像画像のブレを抑制することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまでも一例示である。例えば上記実施形態においては、位置決め手段をケーブル挿通方向に離間して2箇所設けているが、場合によっては1又は3箇所以上に設けることも可能である。また上記実施形態は、点検装置の下降時にケーブルの外表面を撮像したが、場合によっては、点検装置の上昇時にケーブルの外表面を撮像することも可能である等、その趣旨を逸脱しない範囲において様々変更を加えた形態で構成可能である。
10,10B,60 点検装置
12,62 フレーム
14 ケーブル
16 挿通空間
18 回転翼
19,19a,19b,70,70a,70b ガイド部材
20 カメラ(撮像手段)
34,34B,82 ガイドローラ
36 コイルばね(付勢手段)
37,72 位置決め手段
37a,72a 上部位置決め手段
37b,72b 下部位置決め手段
84 ねじりコイルばね(付勢手段)
90 制動手段
91 軸体
93 ワンウェイクラッチ
95 ロータリーダンパ
112 ロータ
120 衝突緩衝手段
122 衝撃吸収体
124 ベルト

Claims (7)

  1. 橋梁のケーブルに沿って移動し、該ケーブルの外観を点検する点検装置であって、
    (a)内部に該ケーブルを挿通させる挿通空間を有し、該ケーブルを囲繞するフレームと、(b)該フレームに取り付けられ回転によって推力を発生させる回転翼と、(c)該フレームに取り付けられ内向きに突出させたガイド部材を、周方向の複数箇所に配置した位置決め手段と、(d)該フレームに取り付けられた複数の撮像手段と、を備え
    前記ガイド部材の先端に設けられたガイドローラは、いずれも前記ガイドローラを回転駆動させるモータと接続されたものではなく、前記回転翼の推力に基づく前記フレームの上昇移動にともなって従動回転可能に構成されていることを特徴とする点検装置。
  2. 請求項1において、前記フレームは、前記ケーブルを囲繞する環状部と、該環状部から外側に向かって放射状に延びる複数のアーム部と、を備え、
    前記アーム部の先端に取り付けられる形態で、前記回転翼が周方向に間隔を隔てて複数配置されていることを特徴とする点検装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記ガイドローラ前記ケーブルに対する接近離間方向に揺動可能に設けられており、該ガイドローラは付勢部材によって内向きに付勢されていることを特徴とする点検装置。
  4. 請求項1〜の何れかにおいて、前記位置決め手段として、前記ケーブル挿通方向に離間した上部位置決め手段および下部位置決め手段が設けられ、これら上部位置決め手段および下部位置決め手段は、前記フレームに対し前記ケーブル挿通方向のそれぞれ反対側に突出した状態で配置されていることを特徴とする点検装置。
  5. 橋梁のケーブルに沿って移動し、該ケーブルの外観を点検する点検装置であって、
    (a)内部に該ケーブルを挿通させる挿通空間を有し、該ケーブルを囲繞するフレームと、(b)該フレームに取り付けられ回転によって推力を発生させる回転翼と、(c)該フレームに取り付けられ内向きに突出させたガイド部材を、周方向の複数箇所に配置した位置決め手段と、(d)該フレームに取り付けられた複数の撮像手段と、を備え、
    更に、複数のブロック状の衝撃吸収体と、該衝撃吸収体を一連に連結するベルトと、を有し、点検対象の前記ケーブルの外周面に締付固定可能に構成された衝突緩衝手段を備えていることを特徴とする点検装置。
  6. 請求項1〜の何れかに記載の点検装置を前記ケーブルに沿って移動させながら、該ケーブルの外表面の状態を撮像し、該ケーブルの外観を点検することを特徴とする点検方法。
  7. 請求項において、前記点検装置を前記ケーブルの上部に向けて所定の点検速度よりも高速で位置移動させた後、該ケーブルの下部に向けて該所定の点検速度で下降させながら、該ケーブルの外表面の状態を撮像することを特徴とする点検方法。
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