JP6558716B2 - ブレース取付構造 - Google Patents
ブレース取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6558716B2 JP6558716B2 JP2017063854A JP2017063854A JP6558716B2 JP 6558716 B2 JP6558716 B2 JP 6558716B2 JP 2017063854 A JP2017063854 A JP 2017063854A JP 2017063854 A JP2017063854 A JP 2017063854A JP 6558716 B2 JP6558716 B2 JP 6558716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brace
- pin
- plate
- members
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
(1)本発明で使用するブレースは、ブレース部材の両端部に設けた一対の接合プレート部材が、矩形状架構面の対角位置にあるガセットプレート等の一対のプレート材に対して、ピン部材を介して矩形状架構面内で相対回転可能にピン接合されることにより、このピン接合部において部材相互の相対的な移動が拘束されるので、ブレース部材に作用する引張力や圧縮力の伝達がスムーズに行われ、構面外への座屈変形を効果的に抑制して耐震性能を向上させることができる。
(2)本発明で使用するブレースは、ブレース部材のねじ部と筒状雌ねじ部材の螺合構造により、ブレース全体の長さ寸法の調整を広い範囲で簡単に行うことができ、ブレース部材への張力導入も可能である。これにより、寸法調整のためのターンバックルが不要になり、ブレース部材である丸鋼の中間部分に異質的な形状の部品が存在しないので、ブレース全体がすっきりとした外観になり、商品としての美観の向上につながる
(3)本発明に係るブレース取付構造によれば、ブレース体に地震等による引張力が作用したときにはブレース体が自身の引張耐力で負担するが、圧縮力が作用したときには、ブレース体がすべてのピン接合部の位置で回転し、中間部分に位置するピン接合部の位置で屈曲した形状に変化して圧縮力を回避するので、圧縮力による曲げ座屈などに伴う急激な耐力低下が起こらず、鉄骨構造物の耐震性能が向上する。
Claims (4)
- 鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面の対角位置に該矩形状架構面と平行に設けた一対のプレート材に、ブレース体をその両端側で傾斜状にピン接合してなるブレース取付構造であって、前記ブレース体は、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材の一方が前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなり、該接合プレート部材の他方が前記筒状雌ねじ部材を受け入れる切欠部で結合した1枚のプレートからなる、2本のブレースが他方の接合プレート部材同士を離した対向状態で、それぞれの接合プレート部材である1枚のプレートの他端側を挟み込む2枚の連結プレートと2本のピン部材により直列状にピン接合されていることを特徴とするブレース取付構造。
- 鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面の各隅部に該矩形状架構面と平行に設けた二対のプレート材にブレース体をX字状にピン接合してなるブレース取付構造であって、前記ブレース体は、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材が、それぞれ前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなる、2本のブレースが接合プレート部材同士を離した対向状態で、それぞれの接合プレート部材である2枚のプレートの他端側に両端部を挿入した1枚の連結プレートと2本のピン部材により直列状にピン接合された一方のブレース体と、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材の一方が前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなり、該接合プレート部材の他方が前記筒状雌ねじ部材を受け入れる切欠部で結合した1枚のプレートからなる、2本のブレースが他方の接合プレート部材同士を離した対向状態で、それぞれの接合プレート部材である1枚のプレートの他端側を挟み込む2枚の連結プレートと2本のピン部材により直列状にピン接合された他方のブレース体からなり、一方のブレース体の連結プレートが他方のブレース体の2枚の連結プレート間に挿入されて交差状態になっていることを特徴とするブレース取付構造。
- 鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面の隅部と鉄骨柱と鉄骨梁の3個所に該矩形状架構面と平行に設けた3枚のプレート材に、ブレース体を略T字状にピン接合してなるブレース取付構造であって、前記ブレース体は、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材の一方が前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなり、該接合プレート部材の他方が前記筒状雌ねじ部材を受け入れる切欠部で結合するとともに複数のピン挿通孔が形成された1枚のプレートからなるブレースの他方の接合プレート部材である1枚のプレートを、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材が、それぞれ前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなる、2本のブレースの接合プレート部材である2枚のプレート間に挿入した交差状態で2本のピン部材によりピン接合されていることを特徴とするブレース取付構造。
- 鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面の各隅部に該矩形状架構面と平行に設けた二対のプレート部材にブレース体をX字状にピン接合してなるブレース取付構造であって、前記ブレース体は、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材の一方が前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなり、該接合プレート部材の他方が前記筒状雌ねじ部材を受け入れる切欠部で結合するとともに複数のピン挿通孔が形成された1枚のプレートからなるブレースの他方の接合プレート部材である1枚のプレートを、右ねじ部と左ねじ部が両端側に形成された丸鋼からなるブレース部材と、このブレース部材の右ねじ部と左ねじ部にそれぞれ螺合する一対の筒状雌ねじ部材と、これら一対の筒状雌ねじ部材にその軸心と平行に一端側で結合され、鉄骨柱と鉄骨梁を骨組みとする鉄骨架構の矩形状架構面内で該矩形状架構面と平行に設けたプレート材または他のブレースに対して、それぞれ垂直方向に貫通するピン部材により他端側でピン接合される一対の接合プレート部材を備え、前記一対の接合プレート部材が、それぞれ前記筒状雌ねじ部材を両側から挟むように結合した2枚のプレートからなる、3本のブレースの接合プレート部材である2枚のプレート間に挿入した交差状態で3本のピン部材によりピン接合されていることを特徴とするブレース取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017063854A JP6558716B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | ブレース取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017063854A JP6558716B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | ブレース取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018150783A JP2018150783A (ja) | 2018-09-27 |
JP6558716B2 true JP6558716B2 (ja) | 2019-08-14 |
Family
ID=63680170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017063854A Expired - Fee Related JP6558716B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | ブレース取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6558716B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109555236B (zh) * | 2018-11-30 | 2024-01-05 | 华中科技大学 | 一种铰接式剪刀支撑阻尼器系统及减振效能评估方法 |
JP2020153103A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 博 入田 | 筋交い及び建築物の骨組構造 |
CN111441495A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-07-24 | 华南理工大学 | 一种采用滑移连接套筒的超长屈曲约束支撑及其制作方法 |
CN111706141A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-25 | 重庆大学 | 一种全装配三段式防屈曲耗能支撑 |
CN113123457B (zh) * | 2021-03-06 | 2022-09-06 | 河北工业大学 | 连梁式双耗能支撑结构、装配式支撑框架体系及施工方法 |
CN113123455A (zh) * | 2021-03-06 | 2021-07-16 | 河北工业大学 | 一种装配式双人字型支撑框架结构及施工方法 |
CN113123454B (zh) * | 2021-03-06 | 2022-09-02 | 河北工业大学 | 一种连柱式双耗能-装配式混凝土框架体系及施工方法 |
CN113123451B (zh) * | 2021-03-06 | 2022-09-06 | 河北工业大学 | 一种连梁式支撑-装配式混凝土框架体系及施工方法 |
CN113123456B (zh) * | 2021-03-06 | 2022-08-30 | 河北工业大学 | 一种连柱式支撑-装配式混凝土框架体系及施工方法 |
KR102530972B1 (ko) * | 2021-11-19 | 2023-05-10 | 주식회사 에스피기업 | 부잔교 연결 브라켓 고정 장치 |
CN114263291B (zh) * | 2022-01-29 | 2022-09-06 | 哈尔滨工业大学 | 弹性销连接端部加强长度可调防屈曲支撑系统及安装方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2780066B2 (ja) * | 1991-09-18 | 1998-07-23 | 鹿島建設株式会社 | ブレース端部接合構造及び接合金物 |
JP3720252B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2005-11-24 | 辰治 石丸 | ブレース状制動ユニット |
JP3165699U (ja) * | 2010-09-14 | 2011-02-03 | 日本タイロッド工業株式会社 | タイロッド用連結具 |
JP6558714B2 (ja) * | 2015-08-26 | 2019-08-14 | 株式会社B&B技術事務所 | ブレース構造 |
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017063854A patent/JP6558716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018150783A (ja) | 2018-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6558716B2 (ja) | ブレース取付構造 | |
JP5123378B2 (ja) | 耐震継手装置 | |
KR100504058B1 (ko) | 강철프레임응력감소연결부 | |
JP4419088B2 (ja) | 建築物の耐震補強構造 | |
JP2003193699A (ja) | 弾塑性・粘弾性ブレース | |
JP2019214881A (ja) | 座屈拘束ブレース | |
JP3197734U (ja) | 鉄骨架構の補強構造 | |
JP4419089B2 (ja) | 建築物の耐震補強構造 | |
JP6558714B2 (ja) | ブレース構造 | |
JP5551652B2 (ja) | 曲げ降伏型弾塑性ダンパー | |
JP5228528B2 (ja) | 耐力壁 | |
JP4123160B2 (ja) | 開口部耐震補強装置 | |
JP7233153B2 (ja) | 耐力壁 | |
JPH10227061A (ja) | 偏心型引張ブレース構造 | |
JP3215633U (ja) | ブレース取付構造 | |
JP3218529U (ja) | ブレース用接続金具及びこれを用いたブレース取付構造 | |
JP6497270B2 (ja) | ブレース | |
JP5956893B2 (ja) | 柱脚金物及びそれを用いた柱脚構造 | |
JP2020196995A (ja) | ブレース用接合金具およびその製造方法 | |
JP3360230B2 (ja) | 軸組構造のブレースおよび十字ブレース | |
JP7356032B2 (ja) | 耐力壁及び木造建物 | |
JP5806843B2 (ja) | 建物の耐震構造及び建物 | |
JP7340435B2 (ja) | 鋼管柱の継手構造 | |
JP7397677B2 (ja) | 建物ユニット補強構造 | |
JP2004092156A (ja) | 構造物の制震構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190706 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6558716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |