JP5228528B2 - 耐力壁 - Google Patents

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この発明は、住宅等の建物に設けられて、建物に加わる水平荷重に対する耐力を負担する耐力壁に関する。
従来より、住宅等の建物の耐力壁として、方形枠状の軸組の枠内に、その対角線に沿って2本のブレース材をX字状に組み込んだ構造のものが広く知られている(例えば特許文献1〜4参照)。
この種の耐力壁では、建物に加わる水平荷重に対して軸組やブレース材が抵抗し、大地震発生等に伴う大きな水平荷重が建物に加わっても、この水平荷重をブレース材が伸びて塑性変形することで吸収して、軸組や周辺の構造材の損傷を抑えるようになっている。
特開2004−324133号公報 特開2001−317123号公報 特開平10−31415号公報 特開平8−68138号公報
しかしながら、従来の耐力壁においては、2本のブレース材を軸組の内外方向(厚み方向)に互いに重ねるようにして交差させていて、これらブレース材の軸心が互いに偏心した状態となっていた。このため、これらブレース材の軸心を軸組の厚み方向中央(軸組の中心)に一致させることができず、水平荷重に対して抵抗する際に、ブレース材の止め付け部分において捻れや曲げ等の無理な力がかかり易くなって、耐力壁の剛性低下や耐力低下を招く要因となっていた。
そこで、近年では、互いに交差するブレース材の軸心を偏心させずに同一平面上に配置するための専用部材を、ブレース材の交差部位に設けた構造のものが提案されている。しかしながら、このように専用部材を使用すると、それだけ構造が複雑になるとともに、製造コストも高くなるといった不具合があった。
この発明は、上記の不具合を解消して、簡単な構造でありながら、互いに交差するブレース材の軸心を偏心させずに同一平面上に配置して、良好な剛性及び耐力を確保することができる耐力壁の提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の耐力壁は、方形枠状の軸組2の枠内に、ブレース材3、4を互いに交差するようにX字状に組み込んだものであって、各ブレース材3、4は、張力調整用の割枠式ターンバックル胴24、32を備え、前記ブレース材3、4のうち一方のブレース材3に、他方のブレース材4との交差部位において、前記張力調整用の割枠式ターンバックル胴24、32と同規格の割枠式ターンバックル胴25を軸心位置合わせ用として設けて、その位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25の枠内25cに、前記他方のブレース材4を挿通させることで、前記一方及び他方のブレース材3、4の軸心を同一平面上に配置したことを特徴とする。
また、前記一方及び他方のブレース材3、4の長さ方向に沿った両端部に、螺子部20a、22a、30a、31aを形成するとともに、前記軸組2に、前記螺子部20a、22a、30a、31aを夫々固定するための複数の固定部材12・・を設け、これら固定部材12・・は、前記螺子部20a、22a、30a、31aに対してほぼ直交するように配された螺子孔41a付きの締結プレート41を夫々備え、それら締結プレート41・・の螺子孔41a・・に前記螺子部20a、22a、30a、31aを夫々ねじ込んで、前記螺子部20a、22a、30a、31aに螺合したナット43・・を前記締結プレート41・・に夫々押し付けることで、前記螺子部20a、22a、30a、31aを前記固定部材12・・に夫々固定している。
さらにまた、前記一方及び他方のブレース材3、4の長さ方向に沿った両端部に、螺子部20a、22a、30a、31aを形成するとともに、前記軸組2に、前記螺子部20a、22a、30a、31aを夫々固定するための複数の固定部材12・・を設け、これら固定部材12・・は、前記螺子部20a、22a、30a、31aに対してほぼ直交するように配された貫通孔51a付きの締結プレート51を夫々備え、それら締結プレート51・・の貫通孔51a・・に前記螺子部20a、22a、30a、31aを夫々挿通して、前記螺子部20a、22a、30a、31aに螺合した一対のナット52、52によって前記締結プレート51・・を夫々挟み込むことで、前記螺子部20a、22a、30a、31aを前記固定部材12・・に夫々固定している。
この発明の耐力壁では、一方のブレース材に設けた割枠式ターンバックル胴の枠内に、他方のブレース材を挿通させることで、一方及び他方のブレース材の軸心を同一平面上に配置しているので、これらブレース材の軸心を軸組の厚み方向中央(軸組の中心)に一致させることができ、水平荷重に対して抵抗する際に、ブレース材の止め付け部分すなわち固定部材の締結プレートに捻れや曲げ等の無理な力がかかり難くなって、良好な剛性及び耐力を確保することができる。しかも、広く普及している割枠式ターンバックル胴を軸心位置合わせ用として使用した簡単な構造であって、製造コストを抑えることができる。
さらに、一方のブレース材に設けた割枠式ターンバックル胴の枠内に、他方のブレース材を挿通させることで、軸組にブレース材を挿通させる中桟等を設けなくても、軸組の厚み方向へのブレース材の座屈を阻止して、外壁材や内装材の損傷を防止することができる。
また、軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴として、一方及び他方のブレース材に設けた張力調整用の割枠式ターンバックル胴と同じものを用いることで、部材の共通化を図ることができ、製造をより一層簡単にすることができる。
さらにまた、一方及び他方のブレース材の長さ方向に沿った螺子部を、それら螺子部に対してほぼ直交するように配された螺子孔付きの締結プレート若しくは貫通孔付きの締結プレートに着脱可能に取り付けていて、ブレース材が伸びて塑性変形しても、締結プレートを含めた軸組は塑性変形することなく継続使用が可能であるから、耐力壁の片面側のみを開放して塑性変形したブレース材を交換するだけで、元の状態に簡単に修復することができる。
(第1実施形態)
この発明の第1実施形態に係る耐力壁は、例えば鉄骨軸組構造の住宅に適用されるものであって、耐力壁フレーム1に対して図示しない外壁材や内装材を取り付けることによって構成されている。
耐力壁フレーム1は、図1に示すように、方形枠状の軸組2の枠内に、その対角線に沿って2本のブレース材3、4が互いに交差するようにX字状に組み込まれたものである。
軸組2は、左右一対の軸柱10、10と、これら軸柱10、10の上端部間及び下端部間を連結する上下一対の軸桟11、11とから構成されている。これら軸柱10、10及び軸桟11、11は、例えばC形鋼からなり、その開口部を内側に向けるようにして配設されている。なお、この軸組2は、隣接する耐力壁若しくは非耐力壁の軸組にボルト等によって連結されるようになっている。
X字状に組み込まれるブレース材3、4のうち一方のブレース材3は、図1に示すように、3本の第1〜第3丸鋼20、21、22と、第1丸鋼20と第2丸鋼21とを連結する張力調整用の割枠式ターンバックル胴24と、第2丸鋼21と第3丸鋼22とを連結する軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25とから構成されている。
第1〜第3丸鋼20、21、22の両端部には、螺子部20a、21a、22a・・が夫々形成されている。張力調整用の割枠式ターンバックル胴24は、図2に示すように、JIS A 5541で規格された規格品であって、その両端部には螺子孔24a、24aが夫々貫通して形成され、それら両端部同士を互いに平行な連結バー24b、24bによって連結することで構成されている。なお、両端部の螺子孔24a、24aの螺旋は、互いに逆向きとなっている。軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25は、図2に示すように、張力調整用の割枠式ターンバックル胴24と同じくJIS A 5541で規格された規格品が使用され、その両端部には螺子孔25a、25aが夫々貫通して形成され、それら両端部同士を互いに平行な連結バー25b、25bによって連結することで構成されている。この軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25は、一方のブレース材3の長さ方向略中央すなわち他方のブレース材3との交差部位に対応して配されている。
そして、第1丸鋼20の他端部側の螺子部20aと第2丸鋼21の一端部側の螺子部21aが、張力調整用の割枠式ターンバックル胴24の螺子孔24a、24aに夫々ねじ込まれ、第2丸鋼21の他端部側の螺子部21aと第3丸鋼22の一端部側の螺子部22aが、軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25の螺子孔25a、25aに夫々ねじ込まれて、これら第1〜第3丸鋼20、21、22、張力調整用の割枠式ターンバックル胴24、軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25の夫々の中心軸が同一直線上に配されている。すなわち、一方のブレース材3の軸心が一直線状となっている。
他方のブレース材4は、図1に示すように、2本の第4、第5丸鋼30、31と、これら第4丸鋼30と第5丸鋼31とを連結する張力調整用の割枠式ターンバックル胴32とから構成されている。
第4、第5丸鋼30、31の両端部には、螺子部30a、31aが夫々形成されている。張力調整用の割枠式ターンバックル胴32は、図2に示すように、一方のブレース材3における張力調整用の割枠式ターンバックル胴24と同じくJIS A 5541で規格された規格品が使用され、その両端部には螺子孔32a、32aが夫々貫通して形成され、それら両端部同士を互いに平行な連結バー32b、32bによって連結することで構成されている。
そして、第4丸鋼30の他端部側の螺子部30aと第5丸鋼31の一端部側の螺子部31aが、張力調整用の割枠式ターンバックル胴32の螺子孔32a、32aに夫々ねじ込まれて、これら第4、第5丸鋼30、31、張力調整用の割枠式ターンバックル胴32の夫々の中心軸が同一直線上に配されている。すなわち、他方のブレース材4の軸心が一直線状となっている。
上記の一方のブレース材3と他方のブレース材4とを交差させるにあたって、図3に示すように、一方のブレース材3の軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25の枠内25cに、他方のブレース材4の第5丸鋼31を挿通させることで、これら一方及び他方のブレース材3、4の軸心を偏心させることなく同一平面上に配置している。このように、広く普及しているJIS規格の割枠式ターンバックル胴25を軸心位置合わせ用として使用して、一方及び他方のブレース材3、4の軸心を同一平面上に配置することで、専用部材を使用する場合と比べて、部材種類を減らして製造コストを抑えるようにしている。
そして、軸組2の枠内側の四隅には、ブレース材3、4の長さ方向に沿った両端部を夫々固定するための固定部材12・・が設けられている。なお、一方のブレース材3の一端部には、第1丸鋼20の一端部側の螺子部20aが位置し、他端部には、第3丸鋼22の他端部側の螺子部22aが位置しており、従って一方のブレース材3の両端部は螺子部20a、22aとなっている。また、他方のブレース材4の一端部には、第4丸鋼30の一端部側の螺子部30aが位置し、他端部には、第5丸鋼31の他端部側の螺子部31aが位置しており、従って他方のブレース材4の両端部は螺子部30a、31aとなっている。
固定部材12は、図4に示すように、軸柱10に溶接された互いに平行な一対の垂直プレート40、40と、これら垂直プレート40、40に跨って溶接されて、ブレース材3、4の螺子部20a、22a、30a、31aに対してほぼ直交するように配された螺子孔41a付きの締結プレート41とから構成されている。なお、図4は、一方のブレース材3の螺子部20aを固定する固定部材12を一例として示しているが、一方のブレース材3の螺子部22a、他方のブレース材3の螺子部30a、31aを固定する固定部材12・・も同様の構造となっている。
そして、これら固定部材12・・へのブレース材3、4の固定に際しては、図5及び図6に示すように、固定部材12・・における締結プレート41・・の螺子孔41a・・へブレース材3、4の螺子部20a、22a、30a、31aを夫々ねじ込んで、螺子部20a、22a、30a、31aに螺合した緩み止め用のナット43・・を締結プレート41・・の表面側若しくは裏面側に夫々押し付けるようにしている。これにより、軸組2の内外方向の長さ(厚み方向の長さ)が短くても、ブレース材3、4を固定部材12・・に固定することができる。なお、図5及び図6は、一方のブレース材3の螺子部20aの固定構造を一例として示しているが、一方のブレース材3の螺子部22a、他方のブレース材3の螺子部30a、31aも同様に固定部材12・・に固定される。
このようにして軸組2にブレース材3、4を取り付けた状態において、ブレース材3、4の軸心が軸組2の内外方向(厚み方向)中央すなわち軸組2の中心に配置されている。また、ブレース材3、4における張力調整用の割枠式ターンバックル胴24、32の枠内24c、32cに治具を差し込んで、これら割枠式ターンバックル胴24、32を回転させることで、一方のブレース材3においては第1丸鋼20と第2丸鋼21とが互いに引き寄せられ、他方のブレース材4においては第4丸鋼30と第5丸鋼31とが互いに引き寄せられて、ブレース材3、4の張力が調整されるようになっている。
上記構成の耐力壁では、建物に加わる比較的小さな水平荷重に対して軸組2やブレース材3、4が抵抗し、大地震発生等に伴う大きな水平荷重が建物に加わると、この水平荷重をブレース材3、4の第1〜第5丸鋼20、21、22、30、31が伸びて塑性変形することで吸収するようになっている。
このとき、ブレース材3、4の軸心が軸組2の中心において同一平面上に配置されているので、ブレース材3、4の止め付け部分すなわち固定部材12・・の締結プレート41・・に捻れや曲げ等の無理な力をかけることなく、耐力壁フレーム1全体に亘って水平荷重を効率良く伝達して、良好な剛性及び耐力を確保することができる。
しかも、ブレース材3、4の第1〜第5丸鋼20、21、22、30、31が伸びて塑性変形したときには、ブレース材3、4が軸組2の厚み方向に座屈して外壁材や内装材を損傷させる可能性があるが、この座屈を軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25によって防止することができる。従来においては、軸組に設けた中桟の貫通孔にブレース材を挿通させることで、このようなブレース材の座屈を防止していたが、軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴25を使用することで、軸組2から中桟を廃止することができる。
さらに、ブレース材3、4の第1〜第5丸鋼20、21、22、30、31が伸びて塑性変形しても、固定部材12・・を含めた軸組2は塑性変形することなく継続使用が可能であり、耐力壁フレーム1に取り付けた外壁材又は内装材のうちの片側のみを取り外して、緩み止め用のナット43・・を緩めて塑性変形した第1〜第5丸鋼20、21、22、30、31を交換するだけで、耐力壁フレーム1を元の状態に修復することができる。
なお、ブレース材の丸鋼を固定部材に溶接している耐力壁の場合には、丸鋼が伸びて塑性変形したときには、軸組ごと交換するか、塑性変形した丸鋼を切断して新たな丸鋼を再溶接するといった煩雑な修復作業が必要となる。また、ブレース材の丸鋼に溶接した羽子板を、軸組の内外方向(厚み方向)と丸鋼の軸心方向の双方に直交する方向のボルトによって固定部材に止め付けている耐力壁の場合には、丸鋼が伸びて塑性変形したときには、羽子板も変形する可能性がある。また、ブレース材の丸鋼に溶接した羽子板を、軸組の内外方向(厚み方向)のボルトによって固定部材に止め付けている耐力壁の場合には、軸組の厚み方向の長さが短ければ、外壁材又は内装材のうちの片側のみを取り外しただけでは、ボルトの脱着のための十分な作業用空間が確保できないことから、内外両側を取り外す必要があるといった煩雑な修復作業が必要となる。これに対して、上記構成の耐力壁では、このような煩雑な修復作業を強いられることなく、容易に修復することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る耐力壁では、図7及び図8に示すように、固定部材12・・における締結プレート51・・に、螺子孔の代わりに貫通孔51a・・を形成して、この締結プレート51・・の貫通孔51a・・へブレース材3、4の螺子部20a、22a、30a、31aを夫々挿通して、螺子部20a、22a、30a、31aに螺合した一対の抜け止め用のナット52、52によって締結プレート51・・を挟み込むことで、螺子部20a、22a、30a、31aを固定部材12・・に夫々固定している。
このような取り付け状態においては、螺子部20a、22a、30a、31aに対する抜け止め用のナット52、52の締め付け位置を変えることで、ブレース材3、4の張力を調整することができ、従ってブレース材3、4における張力調整用の割枠式ターンバックル胴24、32を省略することも可能となっている。なお、図7及び図8は、一方のブレース材3の螺子部20aの固定構造を一例として示しているが、一方のブレース材3の螺子部22a、他方のブレース材3の螺子部30a、31aも同様に固定部材12・・に固定される。その他の構成及び作用効果は、第1実施形態と同様であり、図7及び図8において第1実施形態と同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、この発明の耐力壁は、鉄骨軸組構造の住宅に限らず、木造住宅に適用しても良い。また、上記実施形態の耐力壁においては、方形枠状の軸組の枠内に、その対角線に沿って2本のブレース材を互いに交差するようにX字状に組み込むようにしていたが、図9に示すように、方形枠状の軸組の枠内を上下に区画して、それら上下の枠内の夫々に、2本のブレース材を互いに交差するようにX字状に組み込むようにしても良い。
この発明の第1実施形態に係る耐力壁における耐力壁フレームの正面図である。 張力調整用及び軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴を示す正面図である。 耐力壁フレームの横断面図である。 ブレース材の螺子部の固定構造を示す分解斜視図である。 ブレース材の螺子部の固定構造を示す斜視図である。 ブレース材の螺子部の固定構造を示す縦断面図である。 第2実施形態に係る耐力壁におけるブレース材の螺子部の固定構造を示す分解斜視図である。 ブレース材の螺子部の固定構造を示す縦断面図である。 耐力壁における耐力壁フレームの変形例を示す正面図である。
符号の説明
2・・軸組、3・・一方のブレース材、4・・他方のブレース材、24、32・・張力調整用の割枠式ターンバックル胴、25・・軸心位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴、25c・・枠内、20a、22a、30a、31a・・螺子部、12・・固定部材、41a・・螺子孔、41・・螺子孔付きの締結プレート、43・・緩み止め用のナット、51a・・貫通孔、51・・貫通孔付きの締結プレート、52・・抜け止め用のナット

Claims (3)

  1. 方形枠状の軸組(2)の枠内に、ブレース材(3)(4)を互いに交差するようにX字状に組み込んだ耐力壁であって、各ブレース材(3)(4)は、張力調整用の割枠式ターンバックル胴(24)(32)を備え、前記ブレース材(3)(4)のうち一方のブレース材(3)に、他方のブレース材(4)との交差部位において、前記張力調整用の割枠式ターンバックル胴(24)(32)と同規格の割枠式ターンバックル胴(25)を軸心位置合わせ用として設けて、その位置合わせ用の割枠式ターンバックル胴(25)の枠内(25c)に、前記他方のブレース材(4)を挿通させることで、前記一方及び他方のブレース材(3)(4)の軸心を同一平面上に配置したことを特徴とする耐力壁。
  2. 前記一方及び他方のブレース材(3)(4)の長さ方向に沿った両端部に、螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を形成するとともに、前記軸組(2)に、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を夫々固定するための複数の固定部材(12・・)を設け、これら固定部材(12・・)は、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)に対してほぼ直交するように配された螺子孔(41a)付きの締結プレート(41)を夫々備え、それら締結プレート(41・・)の螺子孔(41a・・)に前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を夫々ねじ込んで、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)に螺合したナット(43・・)を前記締結プレート(41・・)に夫々押し付けることで、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を前記固定部材(12・・)に夫々固定した請求項1記載の耐力壁。
  3. 前記一方及び他方のブレース材(3)(4)の長さ方向に沿った両端部に、螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を形成するとともに、前記軸組(2)に、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を夫々固定するための複数の固定部材(12・・)を設け、これら固定部材(12・・)は、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)に対してほぼ直交するように配された貫通孔(51a)付きの締結プレート(51)を夫々備え、それら締結プレート(51・・)の貫通孔(51a・・)に前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を夫々挿通して、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)に螺合した一対のナット(52)(52)によって前記締結プレート(51・・)を夫々挟み込むことで、前記螺子部(20a)(22a)(30a)(31a)を前記固定部材(12・・)に夫々固定した請求項1記載の耐力壁。
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