JP6558208B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、トレッド部の接地面に静電気放出用の導電部が設けられた空気入りタイヤに関する。
従来、転がり抵抗を小さくしつつ、優れたグリップ性能を発揮させるために、シリカリッチ配合のトレッドゴムを有する空気入りタイヤが提案されている。一般に、シリカリッチ配合のトレッドゴムは、電気抵抗が大きいので、静電気を車体に蓄積させ、ラジオノイズ等の電波障害を招く傾向があった。
このような問題に対し、例えば、下記特許文献1には、シリカリッチ配合のトレッドゴムの接地面に、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部を有する空気入りタイヤが提案されている。特許文献1の導電部は、タイヤの内部の導電性ゴムを介してリムと電気的に接続されている。このようなタイヤは、車体と路面との間の導電経路を提供し、ひいては車体の静電気の蓄積を抑制し得る。
しかしながら、導電部は、シリカリッチ配合のゴムと比べ、摩耗し易いばかりか、トレッド部のセンター陸部にて、旋回時に受ける路面との摩擦や、タイヤ軸方向の大きなせん断変形により、剥離や偏摩耗を招く傾向があった。従って、導電部を用いたトレッド部のセンター陸部の耐久性については、さらなる改善の余地があった。
特開2007−153092号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、導電部の輪郭形状等を改善することを基本として、センター陸部の耐久性を向上させ得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、センター陸部と、前記センター陸部よりもトレッド端側に設けられたショルダー陸部とを有する空気入りタイヤであって、前記センター陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含み、前記ショルダー陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含み、前記センター陸部の前記導電部の合計面積は、前記ショルダー陸部の前記導電部の合計面積よりも小さく、前記接地面において、前記センター陸部の前記導電部の輪郭形状は、タイヤ軸方向の長さL1がタイヤ周方向の長さL2よりも大きい横長状であることを特徴としている。
本発明の空気入りタイヤは、前記センター陸部の前記導電部の前記輪郭形状は、長方形状であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、前記センター陸部の前記導電部の輪郭形状のタイヤ軸方向の長さL1とタイヤ周方向の長さL2との比L1/L2は、前記ショルダー陸部の前記導電部の輪郭形状の前記比L1/L2よりも大きいのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、前記長さの比L1/L2は、1.50〜2.50であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、前記ショルダー陸部の前記導電部の輪郭形状は、円形状であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、前記センター陸部の前記導電部の個数N1と、前記ショルダー陸部の前記導電部の個数N2との比N1/N2は、0.50〜1.00であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、センター陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含んでいる。ショルダー陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含んでいる。上記各導電部は、車体の静電気の蓄積を抑制するのに役立つ。
本発明では、センター陸部の導電部の合計面積は、ショルダー陸部の導電部の合計面積よりも小さい。これにより、センター陸部において導電部を起点とした損傷が抑制され、センター陸部の耐久性が高められる。
さらに本発明では、前記接地面において、センター陸部の導電部の輪郭形状は、タイヤ軸方向の長さL1がタイヤ周方向の長さL2よりも大きい横長状である。横長状の導電部は、タイヤ軸方向の剛性が大きいため、センター陸部がタイヤ軸方向にせん断変形した場合でも、導電部の剥離や偏摩耗が効果的に抑制される。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 (a)は、センター陸部の導電部の拡大平面図であり、(b)は、ショルダー陸部の導電部の拡大平面図である。 (a)乃至(c)は、本発明の他の実施形態のセンター陸部の導電部の拡大平面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1のトレッド部2の断面図が示されている。図2には、図1のタイヤ1のトレッド部2の展開図が示されている。図1は、図2のA−A線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用として好適に用いられる。
図1に示されるように、トレッド部2は、例えば、接地面を形成するキャップゴム層3と、キャップゴム層3のタイヤ半径方向内側に設けられたベースゴム層4とを含んでいる。
キャップゴム層3は、例えば、シリカリッチ配合の絶縁性ゴムで構成されている。このようなキャップゴム層3は、転がり抵抗を小さくしつつ、優れたグリップ性能を発揮することができる。本実施形態では、キャップゴム層3により、トレッド部2の接地面には、絶縁性ゴムからなる絶縁領域が含まれる。
本明細書において、絶縁性ゴムとは、体積固有抵抗が1×10Ω・cm以上のゴムを意味し、導電性ゴムとは、体積固有抵抗が1×10Ω・cm未満のゴムを意味する。体積固有抵抗は、15cm四方かつ厚さ2mmのゴムの試料を用い、印加電圧500V、気温25℃、湿度50%の条件でADVANTESTER8340Aの電気抵抗測定器を用いて測定した値とする。
ベースゴム層4は、例えば、カーボンリッチ配合の導電性ゴムで構成されている。ベースゴム層4は、例えば、カーカスのトッピングゴムや、サイドウォールゴム等、導電性ゴムで構成された他のタイヤ部材と接触し(図示省略)、リムまでの導電経路を確保する。
図2に示されるように、本実施形態のトレッド部2は、例えば、車両への装着の向きが指定された左右非対称のトレッドパターンを具えている。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示省略)等に文字やマークで表示されている。図2のトレッド部2において、右側が車両内側に対応し、左側が車両外側に対応している。但し、トレッド部2は、このような態様に限定されるものではなく、車両装着の向きが指定されないトレッドパターンを有するものでも良い。
トレッド部2は、例えば、タイヤ周方向に連続してのびる複数の主溝5と、主溝5で区分された陸部10とを有している。
主溝5は、例えば、タイヤ赤道Cの両側に一本ずつ設けられた一対のセンター主溝6と、センター主溝6の内側トレッド端Te1側又は外側トレッド端Te2側に設けられたショルダー主溝7と含んでいる。但し、トレッド部2に設けられる主溝5は、このような態様に限定されるものではなく、一対のセンター主溝6のみが設けられる態様でも良い。
内側トレッド端Te1は、タイヤが車両に装着されたとき、車両内側に位置する。外側トレッド端Te2は、タイヤが車両に装着されたとき、車両外側に位置する。各トレッド端Te1、Te2は、正規リム(図示せず)にリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
陸部10は、一対のセンター主溝6、6の間のセンター陸部11と、センター陸部11よりも内側トレッド端Te1側又は外側トレッド端Te2側に設けられたショルダー陸部12とを含んでいる。望ましい態様として、本実施形態の陸部10は、センター主溝6とショルダー主溝7との間のミドル陸部13を含んでいる。
各陸部10は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域14と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部15とを含んでいる。導電部15は、例えば、各陸部10において、タイヤ周方向に隔設されている。理解し易いように、図2では、各導電部15が薄く着色されている。各陸部10における導電部15の形状等は、後述される。
図1に示されるように、各導電部15は、キャップゴム層3を貫通して導電性ゴムで構成されたベースゴム層4に連なっている。上述の通り、ベースゴム層4とリムとの間には、導電経路が確保されているため、タイヤ走行時、車体の静電気は、ベースゴム層4及び各導電部15を通って路面に放出される。
図2に示されるように、接地面において、センター陸部11の導電部15cの合計面積ΣS1は、ショルダー陸部12の導電部15sの合計面積ΣS2よりも小さい。なお、センター陸部11及びショルダー陸部12が複数設けられている場合、前記合計面積ΣS1及びΣS2は、それぞれ、主溝で区分された1つの陸部内における導電部15の合計面積を意味する。これにより、センター陸部11において導電部15cを起点とした損傷が抑制され、センター陸部11の耐久性が高められる。しかも、センター陸部11において、絶縁領域14よりも剛性の低い導電部15の合計面積ΣS1が小さくなるため、センター陸部11の剛性が維持され、ひいては優れた操縦安定性が発揮される。
タイヤの導電性を確保しつつ、センター陸部11の耐久性を高めるために、センター陸部11の導電部15cの合計面積ΣS1とショルダー陸部12の導電部15sの合計面積ΣS2との比ΣS1/ΣS2は、好ましくは0.55以上、より好ましくは0.60以上であり、好ましくは0.70以下、より好ましくは0.65以下である。
図3(a)には、図2のセンター陸部11の導電部15cの拡大平面図が示されている。図3(a)に示されるように、センター陸部11の導電部15cの輪郭形状は、タイヤ軸方向の長さL1がタイヤ周方向の長さL2よりも大きい横長状である。横長状の導電部15cは、タイヤ軸方向の剛性が大きいため、センター陸部11がタイヤ軸方向にせん断変形した場合でも、導電部15cの剥離や偏摩耗が効果的に抑制される。
本実施形態のセンター陸部11の導電部15cの輪郭形状は、例えば、長辺がタイヤ軸方向に沿ってのびる横長の長方形状である。このような導電部15cは、ゴムの剥離をさらに抑制することができる。但し、前記導電部15cの輪郭形状は、このような態様に限定されるものではなく、図4(a)乃至(c)に示されるように、横長の楕円形状、長円形状、又は、ひし形状でも良い。このような導電部15cは、タイヤ軸方向の端を起点とした剥離を抑制することができる。
タイヤの導電性を確保しつつ、導電部15cの偏摩耗を抑制するために、前記導電部15cの輪郭形状のタイヤ軸方向の長さL1は、例えば、1.5〜2.5mmであるのが望ましい。前記導電部15cの輪郭形状のタイヤ周方向の長さL2は、例えば、0.8〜1.2mmであるのが望ましい。
前記タイヤ軸方向の長さL1と前記タイヤ周方向の長さL2との比L1/L2は、好ましくは1.50以上、より好ましくは1.75以上であり、好ましくは2.50以下、より好ましくは2.25以下である。前記比L1/L2が1.50より小さい場合、上述の効果が小さくなるおそれがある。前記比L1/L2が2.50より大きい場合、例えば、センター陸部11のタイヤ周方向の変形によって導電部15cが偏摩耗し易くなるおそれがある。
図2に示されるように、センター陸部11の各導電部15cは、例えば、タイヤ周方向に等間隔で設けられている。タイヤ1周におけるセンター陸部11の導電部15cの個数N1は、好ましくは14以上より好ましくは24以上であり、好ましくは60以下、より好ましくは50以下である。このような導電部15cは、タイヤの導電性とセンター陸部11の耐久性とをバランス良く高める。
センター陸部11の各導電部15cは、大きな接地圧が作用するタイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に位置ずれしているのが望ましい。本実施形態のセンター陸部の各導電部15cは、タイヤ赤道Cよりも外側トレッド端Te2側に設けられている。これにより、導電部15cの偏摩耗がさらに抑制される。
次に、ショルダー陸部12に設けられた導電部15sの構成が説明される。望ましい態様として、本実施形態では、内側トレッド端Te1側のショルダー陸部12のみに導電部15sが配されている。外側トレッド端Te2側のショルダー陸部12は、タイヤ走行時、作用する接地圧の変化が大きいため、導電部15sが設けられた場合、その偏摩耗を招くおそれがある。
図3(b)には、図2のショルダー陸部12の導電部15sの拡大平面図が示されている。図3(b)に示されるように、ショルダー陸部12の導電部15sは、例えば、センター陸部11の導電部15c(図3(a)に示され、以下、同様である。)と異なる輪郭形状を有している。
ショルダー陸部12の導電部15sの輪郭形状は、例えば、タイヤ軸方向の長さL1とタイヤ周方向の長さL2との比L1/L2が、センター陸部11の導電部15cの前記比L1/L2よりも小さいのが望ましい。具体的には、ショルダー陸部12の導電部15sの前記比L1/L2は、例えば、0.80〜1.20であるのが望ましい。本実施形態の前記導電部15cの輪郭形状は、前記比L1/L2が1.00の円形状である。前記導電部15c輪郭形状の直径D1は、例えば、1.5〜2.5mmであるのが望ましい。
図2に示されるように、センター陸部11に設けられた導電部15cの面積S1と、ショルダー陸部12に設けられた導電部15sの面積S2との比S1/S2は、望ましくは0.55以上、より好ましくは0.60以上であり、好ましくは0.70以下、より好ましくは0.65以下である。このような導電部15c、15sは、センター陸部11とショルダー陸部12の剛性バランスを適正にし、ひいては操縦安定性を高めるのに役立つ。
ショルダー陸部12の各導電部15sは、例えば、タイヤ周方向に等間隔で設けられている。ショルダー陸部12の導電部15sの個数N2は、例えば、14〜60であるのが望ましい。
センター陸部11の導電部15cの個数N1と、ショルダー陸部12の導電部15sの個数N2との比N1/N2は、好ましくは0.50以上、より好ましくは0.65以上であり、好ましくは1.00以下、より好ましくは0.85以下である。これにより、各導電部15の剥離や偏摩耗が抑制されつつ、タイヤの導電性が高められる。
本実施形態では、内側トレッド端Te1側のミドル陸部13にも、導電部15mが設けられている。このような導電部15mは、タイヤの導電性をさらに高めるのに役立つ。
本実施形態のミドル陸部13の導電部15mの輪郭形状は、例えば、円形状である。望ましい態様として、ミドル陸部13の導電部15mの輪郭形状は、例えば、ショルダー陸部12の導電部15sと同一である。
ミドル陸部13の導電部15mの合計面積ΣS3は、センター陸部11の導電部15cの合計面積ΣS1よりも大きく、ショルダー陸部12の導電部15sの合計面積ΣS2よりも小さいのが望ましい。これにより、各陸部が均一に摩耗し易くなり、ひいては耐偏摩耗性能が高められる。
各陸部11、12、13に設けられた導電部15は、互いにタイヤ周方向に位置ずれしているのが望ましい。これにより、偏摩耗の起点となり易い導電部15がタイヤ周方向に分散するため、耐偏摩耗性能が高められる。
図1に示されるように、各導電部15は、陸部の踏面に沿った横断面の面積が、タイヤ半径方向内側に向かって漸増しているのが望ましい。これにより、トレッド部2の摩耗が進行しても、タイヤの導電性が維持される。
以上、本発明の一実施形態の空気入りタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図2の基本トレッドパターンを有するサイズ205/55R16の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図2の基本パターンを有し、かつ、センター陸部の導電部の合計面積ΣS1とショルダー陸部の導電部の合計面積ΣS2とが同一であり、しかも、センター陸部の導電部が円形状である空気入りタイヤが試作された。各テストタイヤのセンター陸部における導電部の剥離の有無、及び、センター陸部の耐摩耗性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
リム:16×6.5JJ
タイヤ内圧:230kPa
テスト車両:前輪駆動車、排気量2000cc
タイヤ装着位置:全輪
<センター陸部における導電部の剥離の有無>
上記テストタイヤを装着したテスト車両で一定距離走行した後、センター陸部における導電部の剥離の有無が目視で確認された。
<センター陸部の耐摩耗性>
上記テストタイヤを装着したテスト車両で一定距離走行した後、センター陸部の摩耗量が測定された。結果は、比較例の前記摩耗量を100とする指数であり、数値が小さい程、センター陸部の摩耗量が小さく、耐摩耗性に優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006558208
テストの結果、実施例の空気入りタイヤは、センター陸部の耐久性が向上していることが確認できた。
2 トレッド部
11 センター陸部
12 ショルダー陸部
14 絶縁領域
15 導電部
ΣS1 センター陸部の導電部の合計面積
ΣS2 ショルダー陸部の導電部の合計面積
L1 導電部の輪郭形状のタイヤ軸方向の長さ
L2 導電部の輪郭形状のタイヤ周方向の長さ

Claims (6)

  1. トレッド部に、センター陸部と、前記センター陸部よりもトレッド端側に設けられたショルダー陸部とを有する空気入りタイヤであって、
    前記センター陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含み、
    前記ショルダー陸部の接地面は、絶縁性ゴムからなる絶縁領域と、静電気放出用の導電性ゴムが離散的に配された導電部とを含み、
    前記センター陸部の前記導電部の合計面積は、前記ショルダー陸部の前記導電部の合計面積よりも小さく、
    前記接地面において、前記センター陸部の前記導電部の輪郭形状は、タイヤ軸方向の長さL1がタイヤ周方向の長さL2よりも大きい横長状であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記センター陸部の前記導電部の前記輪郭形状は、長方形状である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記センター陸部の前記導電部の輪郭形状のタイヤ軸方向の長さL1とタイヤ周方向の長さL2との比L1/L2は、前記ショルダー陸部の前記導電部の輪郭形状の前記比L1/L2よりも大きい請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記長さの比L1/L2は、1.50〜2.50である請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー陸部の前記導電部の輪郭形状は、円形状である請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記センター陸部の前記導電部の個数N1と、前記ショルダー陸部の前記導電部の個数N2との比N1/N2は、0.50〜1.00である請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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