JP6557545B2 - プレス成形装置及びプレス成形方法 - Google Patents

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本発明は、繊維強化樹脂からなるワークから樹脂成形品を得るためのプレス成形装置及びプレス成形方法に関する。
例えば、薄肉で広面積のパネル形状構造体を、マトリックス樹脂中に強化繊維を含めた繊維強化樹脂から形成することがある。この種のパネル形状構造体は、例えば、繊維強化樹脂からなるワークに対して熱及び荷重を付与する熱プレス成形によって作製される。
この場合、特許文献1の図2〜図4に示されるように、固定型である下型に載置されたワークに対し、可動型である上型を接近させて型閉じを行う。このときに両金型の温度を上げて樹脂の流動性が高い状態でプレス成形を行うと、成形性が良好となる。同時に、固定型と可動型の摺動面から樹脂が流出し易くなる。
米国特許第5908524号明細書
ところで、リブやボス等の突起部をはじめとする厚肉部を有するパネル形状構造体を成形する場合、マトリックス樹脂が硬化する際に厚肉部の硬化速度が他の部位と相違することに起因して、該厚肉部に引け巣が発生する。引け巣は、美観を損ねるとともに、強度低下を招く懸念がある。
強化繊維が分散した溶融樹脂を射出する射出成形では、保圧用ガスを供給してキャビティ内に封入することで引け巣の発生を抑制するようにしている。これに対し、熱プレス成形では、保圧用ガスをキャビティ内に封入することが困難である。この理由は、下型と上型の縁部との間に、上記したようにワークが摺動可能に介在しているからである。このため、保圧用ガスをキャビティに供給したとしても、下型と上型の摺動部との間から漏洩が起こる。
このように、保圧用ガスのシール対策を行った熱プレス成形であっても、強度低下の懸念が払拭され且つ美観に優れたパネル形状構造体を得ることが困難であるという不都合がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、保圧用ガスをキャビティ内に封入することが可能であるとともに、所定の部位に対する選択的な保圧を維持することが可能であり、このために美観に優れ且つ強度低下の懸念が払拭された樹脂成形品を得ることが可能なプレス成形装置及びプレス成形方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、位置決め固定された固定型と、前記固定型に対して接近又は離間する可動型とを有し、前記可動型の縁部が繊維強化樹脂からなるワークを押圧するプレス成形装置において、
前記固定型に、該固定型と、前記ワークから得られる樹脂成形品との間に保圧用ガスを供給するためのガス供給路が形成され、
且つ前記固定型、又は前記可動型の少なくともいずれか一方に、キャビティに導入された保圧用ガスを該キャビティ内に封入するための第1シールを有するとともに、前記ワークの、前記縁部に押圧された中実な部位に第2シールが形成され、
前記第1シールと前記第2シールが互いに補完し、前記保圧用ガスを圧入することを特徴とする。
また、本発明は、位置決め固定された固定型と、前記固定型に対して接近又は離間する可動型とを有するプレス成形装置にて、繊維強化樹脂からなるワークを前記可動型の縁部で押圧して成形するプレス成形方法において、
前記固定型と、前記ワークから得られた樹脂成形品との間に供給された保圧用ガスを、前記固定型、又は前記可動型の少なくともいずれか一方に形成した第1シールと、前記ワークの、前記縁部に押圧された中実な部位に形成した第2シールとを互いに補完させることで圧入し、成形品の所定部位を選択的に保圧することを特徴とする。
要するに、本発明においては、固定型又は可動型の少なくともいずれか一方に、公知技術に準じた第1シールを設けるとともに、ワークに第2シールを設け、第1シールと第2シールを互いに補完するようにしている。この補完により、キャビティ内に導入された保圧用ガスが、ワークと固定型又は可動型との間を通過することが困難となる。従って、ワークを、可動型又は固定型に効果的に押し付け続けることができる。換言すれば、キャビティ外に漏洩することが防止されたガスが保圧として作用する。
すなわち、上記の構成により、十分な量の保圧用ガスがキャビティ内の適切な部位に圧入される。このため、前記ワークから得られる樹脂成形品に引け巣が発生することが抑制される。従って、プレス成形でありながら、美観に優れ、且つ強度が確保された樹脂成形品を得ることができる。
なお、第2シールの好適な一例としては、可動型の縁部に形成されたシボ成形部が挙げられる。この場合、シールは、前記シボ成形部の転写によって成形されたシボである。
第2シールは、可動型の縁部に形成されて固定型から離間する方向に延在する凹部であってもよい。この構成では、シールは、前記凹部に繊維強化樹脂が進入することで該樹脂成形品の縁部に形成された突出部である。
さらに、第2シールは、固定型の、可動型の縁部に対向するとともに該縁部に指向して突出した突部であってもよい。この場合、樹脂成形品の、突部と前記縁部によって成形されて他の部位に比して厚みが小さい肉薄部がシールとなる。
本発明によれば、固定型又は可動型の少なくともいずれか一方に第1シールを設けるとともに、ワークに第2シールを設け、第1シールと第2シールで互いを補完するようにしている。この相互補完により、キャビティ内に導入された保圧用ガスが、ワークと固定型又は可動型との間を通過することが困難となるので、十分な量の保圧用ガスがキャビティ内の適正部位に圧入される。
このため、ワークから得られる樹脂成形品に引け巣が発生することが抑制される。従って、美観に優れ、且つ強度が確保された樹脂成形品が得られる。
本発明の実施の形態に係る熱プレス成形装置の要部概略断面図である。 図1の熱プレス成形装置の、第2シール近傍の要部拡大断面図である。 図1から、出発材(ワーク)に荷重を付与して樹脂成形品を成形した状態を示す要部概略断面図である。 第2シールの別の一例を示す要部拡大断面図である。 第2シールのまた別の一例を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明に係るプレス成形方法につき、それを実施することが可能なプレス成形装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る熱プレス成形装置10(プレス成形装置)の要部概略断面図である。この熱プレス成形装置10は、位置決め固定された固定型である下型12と、昇降動作によって該下型12に対して接近又は離間する可動型としての上型14とを有する。下型12又は上型14の少なくともいずれか一方には、第1シールが設けられる。この種の第1シールは公知であり、従って、図示及び詳細な説明を省略する。
下型12には、紙面に直交する方向に沿って、又は紙面に直交する方向に対して傾斜するように延在する3本のリブ成形部16が形成されている。下型12には、さらに、リブ成形部16よりも一層陥没した凹部18が形成されるとともに、図示しないノックアウトピンが設けられる。
下型12には、図示しないガス供給源から供給された保圧用ガスを供給するためのガス流通路20が形成される。ガス流通路20は、下型12内で分岐し、キャビティ形成面の複数箇所で開口する。従って、保圧用ガスは、キャビティ22内の複数箇所に導出される。なお、保圧用ガスとしては、窒素やアルゴン等の不活性ガスを選定すればよい。一般的には、大気を圧縮して酸素を分離することで得られた圧縮窒素が用いられる。
そして、下型12のキャビティ形成面の近傍には、温調用流路24が形成されている。この温調用流路24には、温調用オイルが流通される。
一方の上型14の縁部には、下型12の前記凹部18に進入して樹脂成形品26(図3参照)の縁部を押圧する凸部28が突出形成される。この上型14は、図示しない昇降機構の作用下に昇降動作することが可能である。上型14が下降して下型12に接近することに伴い、型閉じがなされてキャビティ22が形成される。これとは逆に、上型14が上昇して下型12から離間することにより、型開きがなされる。
前記凸部28のキャビティ形成面には、図2に示すように、複数個の凹部と凸部によるシボ成形部30が設けられている。後述するように、このシボ成形部30が保圧用ガスを圧入する際に第2シールとして機能する。
上型14には、キャビティ形成面の近傍に温調用流路32(図1参照)が形成される。この温調用流路32にも、温調用流路24と同様に温調用オイルが流通される。
次に、上記のように構成される熱プレス成形装置10の作用効果につき、本実施の形態に係る熱プレス成形方法(プレス成形方法)との関係で説明する。
パネル形状構造体等の樹脂成形品26を得るには、先ず、ワークとしての出発材40を下型12の所定位置に配置する。ここで、出発材40は、マトリックス樹脂内に強化繊維(図示せず)を含有した繊維強化樹脂からなる。マトリックス樹脂の好適な例としては、熱可塑性のナイロン樹脂や熱硬化性のエポキシ樹脂等が挙げられ、強化繊維の好適な例としては炭素繊維やガラス繊維が挙げられる。強化繊維は、長繊維であってもよいし、短繊維であってもよい。また、強化繊維は、マトリックス樹脂内で所定方向に指向するように配向していてもよいし、指向方向がランダムであってもよい。
その後、温調用流路24、32に温オイルを流通させる。出発材40のマトリックス樹脂が6ナイロン樹脂である場合には、温オイルの温度を、融点(約220℃)を超えるように設定すればよい。なお、出発材40を下型12上に載置する前に、温調用流路24、32に温オイルを流通させるようにしてもよい。
温オイルが流通することにより、下型12及び上型14の温度が上昇する。これに伴って、出発材40に熱が付与される。下型12及び上型14の温度が所定の温度まで上昇した後、前記昇降機構の作用下に上型14を下降させて型閉じを行い、図1に示すように、下型12と上型14で出発材40を挟持した状態とする。この時点で、下型12と上型14の温度が前記熱可塑性マトリックス樹脂の融点以上、例えば、6ナイロン樹脂である場合には、約220℃以上となっていることが好ましい。
なお、マトリックス樹脂が、ポリカーボネート(PC)やアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の非晶性樹脂からなる場合、下型12と上型14の温度を、マトリックス樹脂が流動性を示す程度に低粘度となる温度以上に設定すればよい。以下、この温度を「軟化温度」と表記する。結晶性樹脂の軟化温度が融点であることは勿論である。
この後にさらに上型14を下降させると、出発材40に荷重が付与される。この荷重付与前に下型12と上型14の温度が熱可塑性マトリックス樹脂の軟化点以上となっている場合、荷重付与に追従して出発材40が迅速に圧潰される。出発材40が下型12及び上型14によって既に十分に加熱されているので、軟化しているからである。
出発材40が圧潰されると、図3に示すように、該出発材40がキャビティ22に沿って展延する。展延した出発材40(マトリックス樹脂及び強化繊維)は、リブ成形部16に流入する。これにより、リブ成形部16に対応する形状のリブ42が成形される。また、リブ成形部16に流入しなかった残余の出発材40は、下型12と上型14の間のクリアランスに残留する。この残留した出発材40により、略平板形状をなす基部44が成形される。すなわち、基部44とリブ42を有する樹脂成形品26が得られる。
出発材40の、凹部18まで延展した縁部は、上型14の縁部である凸部28によって押圧され、凹部18に進入する。これにより、出発材40の縁部は、凹部18及び凸部28の形状に対応する形状に成形される。
凸部28のキャビティ形成面には、上記したようにシボ成形部30(第2シール)が設けられている。従って、樹脂成形品26の縁部には、シボ成形部30の形状が転写されることでシボ46(第2シール)が形成される。従って、シボ成形部30とシボ46が互いに噛み合った状態となる。換言すれば、シボ成形部30とシボ46が係合し、これにより、樹脂成形品26の縁部の上端面(シボ46)と、凸部28の下端面(シボ成形部30)との間にラビリンス構造が形成される。
成形が終了した後、温調用流路24、32に流通する温調用オイルを冷オイルに切り換える。冷オイルの温度は、例えば、30℃程度とすればよい。これにより下型12及び上型14の温度が低下するので、樹脂成形品26の熱が下型12及び上型14に奪取されるようになる。その結果として、樹脂成形品26の温度も低下する。樹脂成形品26の温度がマトリックス樹脂の融点を下回ると、該樹脂成形品26が硬化する。
その一方で、ガス供給源からガス流通路20を介してキャビティ22に保圧用ガスを導入する。保圧用ガスの一部は、下型12の凹部18の上端面と、樹脂成形品26の縁部の下端面との間を通過し、樹脂成形品26の縁部の上端面と、上型14の凸部28の下端面との間に到達する。
ここで、樹脂成形品26の縁部の上端面はシボ46であり、上記したように凸部28の下端面(シボ成形部30)とともにラビリンス構造を形成している。このため、保圧用ガスがラビリンス構造を通過することは困難である。すなわち、保圧用ガスが、互いに噛み合った(係合した)シボ46とシボ成形部30の間を通過することが防止される。
このように、本実施の形態においては、上型14にシボ成形部30(第2シール)を設けるとともに、出発材40の、上型14の縁部である凸部28に押圧される部位にシボ46(第2シール)を設け、且つシボ成形部30とシボ46を互いに係合させてラビリンス構造を形成するようにしている。このラビリンス構造によって、凸部28と樹脂成形品26との間がシールされる。従って、両者の間を保圧用ガスが通過することが回避される。
その一方で、前記第1シールによって保圧用ガスが漏洩することが防止される。すなわち、第1シールと第2シールの相互補完により、十分な量の保圧用ガスがキャビティ22の適正な部位に圧入される。このため、樹脂成形品26が、保圧用ガスから十分な圧力、すなわち、保圧を受ける。
樹脂成形品26が硬化した後、前記昇降機構の作用下に上型14を上昇させて型開きを行い、さらに、前記ノックアウトピンを作動させる。樹脂成形品26は、このノックアウトピンから押圧を受けることで下型12から離間する。
この樹脂成形品26では、引け巣が発生することが抑制されている。上記したように、樹脂成形品26の冷却硬化時に保圧用ガスで保圧されているからである。従って、美観に優れる。また、十分な強度が確保されるので、強度低下が起こる懸念が払拭される。
以上のように、本実施の形態によれば、熱プレス成形を行うにも関わらず、美観に優れ且つ強度低下の懸念が払拭された樹脂成形品26を得ることが可能となる。
第1シール及び第2シールは、互いに補完し合うものであればよく、第2シールは、上記したシボ成形部30及びシボ46に限定されるものではない。第2シールの別の一例としては、図4に示すものが挙げられる。
この場合、第2シールは、上型14の凸部28の側壁に形成された凹溝50(凹部)と、基部44から突出した突出部52である。すなわち、この場合、突出部52が前記凹溝50に進入することで、突出部52と凹溝50が互いに係合している。
この構成では、凹溝50内の各壁と、該凹溝50に進入した突出部52との接触面積が大きい。加えて、突出部52の剛性が低いので、該突出部52と上型14との間に流れ込んだガスの圧力により、突出部52が凹溝50に押し付けられる。このため、保圧用ガスが凹溝50と突出部52の間を通過することが困難である。すなわち、この場合においても、上型14の凸部28(縁部)と樹脂成形品26の縁部との間がシールされる。また、前記第1シールによってガスが下型12及び上型14から漏洩することが回避される。その結果、十分な量の保圧用ガスがキャビティ22を選択的に保圧するので、引け巣が発生することが抑制されて外観が良好な樹脂成形品26が得られる。
なお、突出部52は、成形時に出発材40の一部が凹溝50内に流動し、その後に冷却硬化することによって成形される。
図5は、第2シールのまた別の一例である。この例では、下型12において、上型14の凸部28に対向する位置に、該凸部28に指向して突出した突部60を設けている。これら凸部28及び突部60で成形される部位は、他の部位に比して肉薄に設定される。換言すれば、当該成形部位は最薄板厚部である。
この構成では、図5に示すように、樹脂成形品26の縁部が、突部60と凸部28で押圧される。従って、該縁部の肉厚が、基部44に比して小さくなる。その結果、基部44と薄肉の縁部との間に段差が形成される。この段差に、突部60が進入する。すなわち、下型12の突部60に対し、段差が生じた縁部が係合する。この係合により、突部60と縁部の間がシールされる。さらに、硬化収縮時のプレス力が樹脂成形品26の最薄板厚部に作用するので、第2シールでは、プレス圧によって硬化時もシール力が保持される。
従って、この場合においても、キャビティ22を選択的に保圧するので、樹脂成形品26は外観が良好であり、且つ引け巣が発生することも抑制される。
なお、図2、図4及び図5に示した構成の2種以上を採用するようにしてもよいことは勿論である。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、樹脂成形品は、パネル形状構造体に特に限定されるものではなく、如何なる形状のものであってもよい。
10…熱プレス成形装置 12…下型
14…上型 16…リブ成形部
18…凹部 20…ガス流通路
22…キャビティ 24、32…温調用流路
26…樹脂成形品 28…凸部
30…シボ成形部 40…出発材
42…リブ 44…基部
46…シボ 50…凹溝
52…突出部 60…突部

Claims (8)

  1. 位置決め固定された固定型と、前記固定型に対して接近又は離間する可動型とを有し、前記可動型の縁部が繊維強化樹脂からなるワークを押圧するプレス成形装置において、
    前記固定型に、該固定型と、前記ワークから得られる樹脂成形品との間に保圧用ガスを供給するためのガス供給路が形成され、
    且つ前記固定型、又は前記可動型の少なくともいずれか一方に、キャビティに導入された保圧用ガスを該キャビティ内に封入するための第1シールを有するとともに、前記ワークの、前記縁部に押圧された中実な部位に第2シールが形成され、
    前記第1シールと前記第2シールが互いに補完し、前記保圧用ガスを圧入することを特徴とするプレス成形装置。
  2. 請求項1記載のプレス成形装置において、前記第2シールが、前記可動型の前記縁部に形成されたシボ成形部と、前記シボ成形部の転写によって成形されたシボであることを特徴とするプレス成形装置。
  3. 請求項1記載のプレス成形装置において、前記第2シールが、前記可動型の前記縁部に形成されて前記固定型から離間する方向に延在する凹部と、前記凹部に前記繊維強化樹脂が進入することで前記樹脂成形品の縁部に形成された突出部であることを特徴とするプレス成形装置。
  4. 請求項1記載のプレス成形装置において、前記第2シールが、前記固定型の、前記可動型の前記縁部に対向するとともに前記縁部に指向して突出した突部と、前記突部と前記縁部によって成形されて他の部位に比して厚みが小さい肉薄部であることを特徴とするプレス成形装置。
  5. 位置決め固定された固定型と、前記固定型に対して接近又は離間する可動型とを有するプレス成形装置にて、繊維強化樹脂からなるワークを前記可動型の縁部で押圧して成形するプレス成形方法において、
    前記固定型と、前記ワークから得られた樹脂成形品との間に供給された保圧用ガスを、前記固定型、又は前記可動型の少なくともいずれか一方に形成した第1シールと、前記ワークの、前記縁部に押圧された中実な部位に形成した第2シールとを互いに補完させることで圧入し、成形品の所定部位を選択的に保圧することを特徴とするプレス成形方法。
  6. 請求項5記載のプレス成形方法において、前記第2シールを、前記可動型の前記縁部に形成したシボ成形部と、前記シボ成形部の転写によって成形されたシボとすることを特徴とするプレス成形方法。
  7. 請求項5記載のプレス成形方法において、前記第2シールを、前記可動型の前記縁部に形成されて前記固定型から離間する方向に延在する凹部と、前記凹部に前記繊維強化樹脂が進入することで前記樹脂成形品の縁部に形成した突出部とすることを特徴とするプレス成形方法。
  8. 請求項5記載のプレス成形方法において、前記第2シールを、前記固定型の、前記可動型の前記縁部に対向するとともに前記縁部に指向して突出した突部と、前記突部と前記縁部によって成形されて他の部位に比して厚みが小さい肉薄部とすることを特徴とするプレス成形方法。
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