JP6555607B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置を備えたキャビネッに関する。
特許文献1には、キャビネット本体の収納空間を閉塞する扉に照明装置が設けられたミラーキャビネットが開示されている。
特開2007−98034号公報
ところで、キャビネット本体の前側に扉と並べて照明装置を設けるにあたって、例えば扉の厚みが大きい場合には、照明装置が扉に対して後寄りの位置に配置されやすい。また、扉の厚みが小さい場合には、照明装置が扉に対して前寄りの位置に配置されやすい。このため、キャビネット本体に設けられる扉の厚みに応じて、照明装置が扉よりも前側に大きく突出したり、扉よりもかなり後側に配置されたりして、キャビネットの外観が大きく変わる可能性がある。また、キャビネット本体に設けられる扉の厚みに応じて照明装置の扉に対する前後位置が変わるため、照明装置の利用時における利用者に与える印象が変わることも懸念される。また、照明装置の前後長さを扉の厚みに応じて変化させることも考えられるが、この場合は厚みのことなる扉毎に照明装置が必要となり、キャビネットのコストが高くなる可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、コストの増加を抑え、且つ、照明装置を扉に応じた前後位置に配置できるキャビネッを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明キャビネットは、前方に開口した収納空間が形成されたキャビネット本体と、前記キャビネット本体の前側に設けられて前記収納空間を開閉可能に閉塞する扉と、前記キャビネット本体の前側に前記扉と並べて設けられた照明ユニットとを備え、前記照明ユニットが、前記キャビネット本体に対して取り付けられた取付ベースと、前記取付ベースの前側に取り付けられた照明装置とを有し、前記照明装置は前後方向と直交する方向に延びる長形であり、前記取付ベースは前記照明装置に沿って延びる長形であり、前記取付ベースは、前方に開口した収納溝を有し、前記照明装置が前記収納溝の前側から嵌め込まれており、前記取付ベースは、規制部を有し、前記照明装置は前記規制部によって前後方向の移動が規制され、前記照明装置は前記規制部に対して前記取付ベースの長さ方向にスライド可能であることを特徴とする
本発明にあっては、共通の照明装置を扉の厚みに応じた前後位置に配置できる。また、共通の照明装置を利用できるので、コストの増加を抑制できる。
本発明の一実施形態におけるキャビネットの要部水平断面図であって、図3のA部拡大図である。 本発明の一実施形態のキャビネットを具備する洗面化粧台の正面図である。 本発明の一実施形態のキャビネットの水平断面図である。 本発明の一実施形態の左側の扉を取り外したキャビネットの正面図である。 本発明の一実施形態のキャビネットの扉を取り外した状態の要部斜視図である。 本発明の一実施形態のキャビネットの扉を取り外した状態の要部正面図である。 図6のB−B′線断面図である。 本発明の一実施形態の照明装置の底面図である。 本発明の一実施形態の照明ユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施形態の照明装置をキャビネットに取り付けるときの様子を示した斜視図である。 厚みの大きい扉とこれに対応する取付ベースを取り付けたときの図1に対応する断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。図2に本実施形態のキャビネット1を含む洗面化粧台を示す。なお、以下では、図2に示すキャビネット1の設置状態における方向を基準にして記述する。すなわち、以下では、図2において、D1に示す方向を上方、D2に示す方向を下方と定義して記述する。また、以下では、図3においてD3に示す方向を前方、D4に示す方向を後方、D5に示す方向を右方、D6に示す方向を左方と定義して記述する。
図2に示す洗面化粧台は、洗面台2とキャビネット1を備えている。洗面台2は、後面側を部屋の壁に沿わせた状態で床上に設置される。
洗面台2は、洗面ボウル20を備えている。洗面ボウル20は、洗面台2の上部に設けられている。洗面ボウル20の上面には、下方に凹み上方に開口したボウル部(不図示)が形成されている。洗面ボウル20の上面の後端部には、上方に突出した立ち上がり壁部200が形成されている。
本実施形態のキャビネット1は、図3に示すように、キャビネット本体3、複数の照明ユニット4、及び複数の扉8を備えている。
キャビネット本体3は、例えば合成樹脂製である。なお、キャビネット本体3の材料は、合成樹脂に限られない。
キャビネット1は、例えばキャビネット本体3の後面側を部屋の壁に沿わせた状態で、複数のねじ等を用いて壁に固定される。なお、キャビネット本体3は、部屋の壁に対して固定されなくてもよい。
キャビネット本体3は、洗面台2の立ち上がり壁部200の上方に配置される。キャビネット本体3は、洗面台2の立ち上がり壁部200よりも前方に突出して配置される。
図4に示すように、本実施形態のキャビネット本体3は、天井部30、底部31、一対の側壁部32、後壁部33、複数の収納空間34、及び複数の仕切壁部35(図3)を有している。以下、特に区別する場合には、キャビネット本体3の両側の側壁部32のうち、右側の側壁部32を側壁部32Aと記載し、左側の側壁部32を側壁部32Bと記載する。
天井部30の上面は、キャビネット本体3の上面である。底部31の下面は、キャビネット本体3の下面である。両側壁部32の外面は、キャビネット本体3の外側面である。後壁部33の後面は、キャビネット本体3の後面である。
図3に示すように、複数の収納空間34は左右に並べて形成されている。本実施形態では、収納空間34がキャビネット本体3の左右方向における両側と中央の計三箇所に設けられている。各収納空間34は前方に向かって開口している。
以下、特に区別する場合には、キャビネット本体3の右側に形成された収納空間34を収納空間34Aと記載する。また、キャビネット本体3の左右方向における中央に形成された収納空間34を収納空間34Bと記載する。また、キャビネット本体3の左側に形成された収納空間34を収納空間34Cと記載する。
キャビネット本体3の両側壁部32の間には、2つの仕切壁部35が形成されている。両仕切壁部35は、左右に並んでいる。各仕切壁部35は、後壁部33から前方に向かって突出している。すなわち、仕切壁部35は、後壁部33の両側壁部32の間の部分における左右両側に形成されている。各仕切壁部35は縦長である。各仕切壁部35は、天井部30から底部31にまで亘っている。
各仕切壁部35の前面は、天井部30の前面及び底部31の前面よりも後方に位置している。なお、天井部30の前面と底部31の前面は、前後方向において同じ位置に配置されている。
以下、特に区別する場合には、キャビネット本体3の右側に形成された仕切壁部35を仕切壁部35Aと記載し、キャビネット本体3の左側に形成された仕切壁部35を仕切壁部35Bと記載する。
キャビネット本体3の右側の収納空間34Aは、正面視で、右側の側壁部32A、右側の仕切壁部35A、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。キャビネット本体3の中央の収納空間34Bは、正面視で、両仕切壁部35A、35B、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。右側の収納空間34Aと中央の収納空間34Bの間には、右側の仕切壁部35Aが位置している。すなわち、右側の仕切壁部35Aは、右側の収納空間34Aと中央の収納空間34Bの間の部分である。
キャビネット本体3の左側の収納空間34Cは、正面視で、左側の側壁部32B、左側の仕切壁部35B、天井部30、及び底部31によって囲まれた空間である。左側の仕切壁部35Bは、左側の収納空間34Cと中央の収納空間34Bの間に位置している。すなわち、左側の仕切壁部35Bは、左側の収納空間34Cと中央の収納空間34Bの間の部分である。
このようにキャビネット本体3は、天井部30、底部31、両側の側壁部32、及び後壁部33で囲まれた空間が、縦長の2つの仕切壁部35で仕切られている。これにより、キャビネット本体3には、内部が収納空間34となった収納部が複数形成されている。
図1〜図3に示すように、各照明ユニット4は、キャビネット本体3の前側に設けられている。本実施形態では、各仕切壁部35に照明ユニット4が設けられている。
図1に示すように、各照明ユニット4は、取付ベース6と照明装置5を備えている。各照明ユニット4の取付ベース6は上下方向に延びる長形(縦長)であって、溝形に形成されている。
各照明ユニット4の取付ベース6は、後面を仕切壁部35の前面に当てて接した状態で仕切壁部35に取り付けられている。
各取付ベース6は、例えば、アルミニウム、鉄、銅等の熱伝導性の優れた金属材料から形成される。各照明ユニット4の取付ベース6は、断面形状が前方に開口する溝形に形成されている。各照明ユニット4の取付ベース6は、後述するビス用孔600が形成された箇所を除いて、長さ方向と直交する断面の形状が長さ方向に亘って一様である。各照明ユニット4の取付ベース6は、取付ベース6よりも長く、且つ長さ方向と直交する断面の形状が取付ベース6と同一の長尺部材を切断して形成されたものである。なお、一の長尺部材から形成される取付ベース6は、1本であってもよいし、複数本であってもよい。
各取付ベース6は、後片部61、及び一対の側片部60を有している。後片部61は、溝形の取付ベース6の奥部分を構成している。後片部61の後面は、取付ベース6の後面である。側片部60は、後片部61の両側(詳しくは両側端部)から前方に向かって突出している。各側片部60の外面は、取付ベース6の外側面である。
各取付ベース6は、前方及び上下に開口した収納溝62を有している。各取付ベース6の収納溝62は、両側片部60と後片部61とで形成されている。収納溝62は、取付ベース6の上下方向の全長に亘っている。収納溝62の奥面は、後片部61の前面である。収納溝62の内側面は、側片部60の内面である。
本実施形態のキャビネット本体3は、図1又は図5に示す、複数の凹部37及び複数の嵌込溝部36をさらに有している。
図5に示すように、凹部37は、キャビネット本体3の天井部30の上面において各仕切壁部35に対応する箇所に形成されている。各凹部37は下方に向かって凹んでいる。各凹部37の底面は、天井部30の上面の一部である。各凹部37は平面視矩形状に形成されており、上方及び前方に開口している。
嵌込溝部36は、キャビネット本体3の底部31及び天井部30において各仕切壁部35に対応する箇所の前面に形成されている。各嵌込溝部36は、前方に開口している。以下、特に区別する場合には、天井部30に形成された嵌込溝部36(図10参照)を嵌込溝部36Aと記載し、底部31に形成された嵌込溝部36(図1参照)を嵌込溝部36Bと記載する。
天井部30に形成された各嵌込溝部36Aは、図10に示すように、各凹部37の底面の前端部の一側端部を構成する部分に形成されている。各嵌込溝部36Aは、天井部30を上下に貫通しており、各嵌込溝部36Aの上開口部は、凹部37の底面に形成されている。各嵌込溝部36Aは、上開口部から上方に向かって開口している。
底部31に形成された各嵌込溝部36Bは、図1に示すように、底部31を上下に貫通している。各嵌込溝部36Bの下開口部は、底部31の下面に形成されている。各嵌込溝部36Bは、下開口部から下方に向かって開口している。
各取付ベース6の上端部は、図5に示すように、キャビネット本体3の天井部30の嵌込溝部36Aに嵌め込まれている。各取付ベース6の収納溝62は、上方に向かって開口し、対応する凹部37に通じている。
各取付ベース6の下端部は、図1に示すように、キャビネット本体3の底部31の嵌込溝部36Bに嵌め込まれている。各取付ベース6の収納溝62は、下方に向かって開口し、キャビネット本体3の底部31の下側に通じている。
各取付ベース6の後片部61は、前方より挿入したねじ13によって、仕切壁部35に固定されている。これにより、キャビネット本体3において左右に並ぶ収納空間34の間の部位である仕切壁部35には、前方に開口する収納溝62が設けられている。
各取付ベース6の両側片部60の前端部は、キャビネット本体3の天井部30及び底部31よりも前方に突出している。
各照明装置5は、上下方向に延びる長形(縦長)である。各照明装置5は、対応する取付ベース6の前側に取り付けられている。すなわち、各照明装置5は、対応する取付ベース6を介してキャビネット本体3の前側に取り付けられている。
各照明装置5は、図9に示すように、導光部材51と光源ブロック54を備えている。本実施形態の各照明装置5は、さらに、ホルダー50、下キャップ52(図8参照)、上キャップ53、放熱シート55、放熱板56、表面カバー57、及び放熱板カバー58を備えている。
各照明装置5のホルダー50は、上下に延びる縦長の部材である。各ホルダー50は例えば合成樹脂製である。
各照明装置5のホルダー50は、対応する取付ベース6と上下長さが略同じである。各照明装置5のホルダー50は、保持溝部500を有している。各保持溝部500は、前方に向かって開口している。各保持溝部500は、ホルダー50の上下に亘って形成されている。
各照明装置5の導光部材51は、縦長棒状に形成されている。各導光部材51は、長さ方向と直交する断面の形状が長さ方向に亘って一様である。各導光部材51の上下長さは、対応するホルダー50の上下長さと略同じである。各導光部材51は、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明な樹脂から形成されている。各導光部材51は、透光性を有している。各導光部材51は、図1に示すように保持溝部500内に嵌め込まれることで、対応するホルダー50に保持されている。
各導光部材51は、図9に示すように、入光部510、反射部511、及び出光部512を有している。各導光部材51の上端面は、ホルダー50の保持溝部500の上開口部から、ホルダー50の上方に向かって露出している。本実施形態では、各導光部材51の上端面が入光部510である。各導光部材51の入光部510は、光源ブロック54が有する光源541から発せられた光が入射する位置に配置されている。
各導光部材51の後面には、図1に示すように、反射部511が設けられている。各導光部材51の反射部511は、例えば導光部材51の後面に印刷や蒸着によって反射性の物質を設けたり、微細な凹凸を設けたり、二色成形によって反射部分を設けたりすることによって形成される。
各導光部材51の入光部510から導光部材51に入射した光は、各導光部材51の内部を下方に向かって進行する過程で反射部511において拡散して前側に反射する。換言すると、各導光部材51の反射部511は、入光部510から導光部材51に入射した光を、拡散して前側に反射するように構成されている。
各導光部材51の出光部512は、導光部材51の前方に臨んだ前面である。各導光部材51の出光部512は、ホルダー50の保持溝部500の前開口部から、ホルダー50の前方に向かって露出している。各導光部材51の出光部512は、反射部511で反射した光を前側に出射するように構成されている。
各照明装置5の下キャップ52(図8参照)は、ホルダー50の下端面に沿って配置されている。各照明装置5の下キャップ52は、図8に示すねじ14によってホルダー50の下端部に取り付けられている。各照明装置5の下キャップ52は、ホルダー50に保持された導光部材51の直下に位置している。各照明装置5の下キャップ52は、導光部材51の下方への移動を規制する。
各照明装置5の図9に示す上キャップ53は、ホルダー50の上端部に被せ付けられている。これにより、各ホルダー50の上端部は、対応する上キャップ53の内側に嵌め込まれている。
各照明装置5の上キャップ53は、ホルダー50に保持された導光部材51の直上に位置している。各照明装置5の上キャップ53は、導光部材51の上方への移動を規制する。
各照明装置5の上キャップ53は、窓部530を有している。各上キャップ53の窓部530は、上キャップ53において導光部材51の入光部510に対向する箇所に形成されている。各上キャップ53の窓部530は、例えば孔又は切欠である。各上キャップ53の窓部530は、上下に貫通している。
各照明装置5の上キャップ53上には、光源ブロック54が有する回路基板540がその一面を下に向けて載置されている。各照明装置5の回路基板540の下面の一部は、対応する上キャップ53の窓部530に対向している。
各照明装置5の回路基板540には、光源541が設けられている。本実施形態では、
各照明装置5の光源ブロック54は、回路基板540と光源541で構成されている。光源541は、点光源であり、例えば発光ダイオードである。なお、光源541は、発光ダイオード以外の点光源であってもよいし、点光源以外の光源であってもよい。
各照明装置5の光源541は、対応する回路基板540の下面において窓部530に臨む部分に実装されている。
各照明装置5の光源541は、上キャップ53の窓部530に配置され、導光部材51の入光部510に対向している。各照明装置5の光源541は、下方に向かって光を照射する。なお、本実施形態の光源541は、光源ブロック54の発熱量を抑えるために回路基板540に一つだけ設けられているが、複数設けられてもよい。
各照明装置5の回路基板540の上面には、放熱シート55が積層されている。本実施形態の各放熱シート55は、回路基板540の上面に直接積層されている。放熱シート55は、例えばシリコーン等の熱伝導性の優れた材料から形成されている。
各照明装置5の回路基板540上(詳しくは放熱シート55上)には、放熱板56が配置されている。各放熱板56は、光源ブロック54で発生した熱を放散する放熱部である。
各照明装置5の放熱板56は、放熱性に優れた材料から形成される。各放熱板56は、例えばアルミニウム等の金属製である。なお、各放熱板56は、例えば鉄、銅等のアルミニウム以外の材料から形成されてもよい。
各照明装置5の放熱板56は、平面視略矩形状に形成されている。各放熱板56は、突出部560を有している。各放熱板56の突出部560は、放熱板56の前端部の一方の側端部に形成されている。各突出部560は、放熱板56の側端部から前方に向かって突出している。
平面視略矩形状の各放熱板56の突出部560側の角部において、突出部560を含めた前側の部分は挟持部561である。また、平面視略矩形状の各放熱板56の突出部560側の角部において、挟持部561よりも後側の部分は固定部562である。
各放熱板56の固定部562は、対応する上キャップ53上に直接載置されている。各放熱板56の固定部562には、固着具である複数のビス70が上方から挿通されている。これらビス70は、上キャップ53を通して対応するホルダー50にねじ込まれている。これにより、各放熱板56は、対応するホルダー50に取り付けられている。各照明装置5の上キャップ53は、ホルダー50とホルダー50にビス70で取り付けられた固定部562との両者で上下に挟み込まれて固定されている。
各照明装置5の放熱板56の挟持部561は、放熱シート55を介して回路基板540上に配置されている。各照明装置5にあっては、挟持部561と上キャップ53によって回路基板540と放熱シート55が上下に挟み込まれている。これにより、各照明装置5の放熱板56は、放熱シート55を介して回路基板540に熱的に接続されている。
各照明装置5において光源ブロック54の光源541が発光すると、光源541及び光源541が実装された回路基板540は発熱する。このように光源ブロック54において発生した熱は、放熱シート55を介して放熱板56に伝わり、放熱板56から放散される。
各照明装置5の表面カバー57の形状は、上下方向に延びる縦長である。各表面カバー57は例えば合成樹脂製である。各表面カバー57の上下長さは、対応するホルダー50の上下長さ及び導光部材51の上下長さと略同じである。
各照明装置5の表面カバー57は、図1に示すように、後方に開口した溝形である。本実施形態の各照明装置5の表面カバー57は、長さ方向と直交する断面の形状が長さ方向に亘って一様である。
各照明装置5の表面カバー57は、前片部570と、一対の掛止片部571を有している。前片部570の前面は、表面カバー57の前面である。掛止片部571は、前片部570の両側から、後方に向かって突出している。
各照明装置5の表面カバー57は、両掛止片部571をホルダー50の前部に引っ掛けて固定(掛止)することで、導光部材51の前面を覆うようにホルダー50に前側から取り付けられる。各照明装置5の表面カバー57の前片部570は、照明装置5の前端部に位置している。各表面カバー57の前面は、照明装置5の前面である。
各照明装置5の表面カバー57は、透光性を有している。各照明装置5の導光部材51の出光部512から出射された光は、表面カバー57の前片部570を透過してキャビネット本体3の前側に出射する。すなわち、各表面カバー57は、照明装置5において前方に光を出す発光部分となる。
図9に示すように、各照明装置5の放熱板カバー58は、下方に開口した厚みの薄い箱状に形成されている。各放熱板カバー58は、図6に示すように、放熱板56に被せ付けられている。各照明装置5の放熱板56は、放熱板カバー58に嵌め込まれ、放熱板カバー58に収納されている。
各照明装置5の放熱板カバー58は、図9に示すように、突曲部582と複数の掛止部583を有している。各放熱板カバー58の突曲部582は、放熱板カバー58の前面部580の側端部に位置している。各放熱板カバー58の突曲部582の水平断面形状は、後方に開口した溝形である。各放熱板カバー58の突曲部582は、放熱板カバー58から前方に突出するように屈曲している。各放熱板カバー58の突曲部582には、放熱板56の突出部560が収納されている。
各放熱板カバー58の両側面部581の下縁の前後には、掛止部583が形成されている。各掛止部583は、放熱板カバー58の側面部581から下方に向かって突出している。
図6に示すように、各掛止部583は、爪部584を有している。爪部584は、各掛止部583の下部に形成されている。各爪部584は、放熱板カバー58の内側方(左右方向の内側)に向かって突出している。
各掛止部583の爪部584は、対応する放熱板56の側縁部の下面に引っ掛けて固定されている。これにより放熱板カバー58は、放熱板56に取り付けられている。
図1に示すように、照明装置5のホルダー50は、取付ベース6の収納溝62に嵌め込まれている。
各照明装置5のホルダー50は、被規制部503を有している。各照明装置5の被規制部503は、一対の被掛止部504を有している。各照明装置5のホルダー50の後面の両側には、引掛片部501が形成されている。各引掛片部501は、後方に向かって突出している。被掛止部504は、ホルダー50の両引掛片部501に形成されている。各被掛止部504は、引掛片部501の後端部から、ホルダー50の幅方向(左右方向)の外側に向かって突出している。
一方、各取付ベース6は、規制部63を有している。規制部63は、対応する照明装置5の被規制部503の前後方向の移動を規制している。
本実施形態の各規制部63は、一対の掛止部630と、一対の後止部631を有している。掛止部630は、取付ベース6の各側片部60に形成されている。各掛止部630は、側片部60の後部から、取付ベース6の幅方向(左右方向)の内側に向かって突出している。
後止部631は、取付ベース6の後片部61の左右両側に形成されている。各後止部631は、後片部61から前方に向かって突出している。各後止部631は、対応する掛止部630の後方に位置している。
各引掛片部501の被掛止部504は、取付ベース6の対応する掛止部630と、対応する後止部631の間に嵌め込まれる。これにより、各被掛止部504は、前後方向の移動が規制される。すなわち、各被掛止部504は、取付ベース6の対応する掛止部630の後面に引っ掛けられて前方への移動が規制される。また、各被掛止部504は、対応する後止部631に対向し、この後止部631の前面の近傍に配置される又は接する。これにより、各被掛止部504は、後方への移動が規制される。各照明装置5の被規制部503は、対応する取付ベース6の規制部63に対して上下方向にスライド可能である。すなわち、取付ベース6の規制部63は対応する照明装置5の被規制部503の前後方向及び左右方向の移動のみを規制し、各照明装置5の被規制部503は、対応する取付ベース6の規制部63に対して上下方向の移動が規制されていない。
各照明装置5の取付ベース6は、一又は複数のビス用孔600(図5参照)を有している。ビス用孔600は、取付ベース6の長さ方向における一か所にのみ形成されている。なお、ビス用孔600は、取付ベース6の長さ方向において同じ位置に形成されるのであれば、両側片部60に形成されてもよいし、両側片部60のうちの一方の側片部60にのみ形成されてもよい。
各ビス用孔600には、取付ベース6の外側方から、固着具としてのビス71が挿通されている。各ビス71は、対応するホルダー50にねじ込まれている。これによりホルダー50は、取付ベース6の側片部60に対して固定されている。各ホルダー50は、対応する取付ベース6に対して長さ方向における一か所のみがビス71により固定されるため、ビス71により取付ベース6に固定された箇所以外の部分は、取付ベース6に対して上下にスライドできる。このため、取付ベース6とホルダー50の熱による膨張率の違いによって取付ベース6又はホルダー50が変形等することを抑制できる。
各照明装置5のホルダー50及び導光部材51は、図1に示すように、キャビネット本体3の天井部30の前面及び底部31の前面よりも前方に突出している。また、各照明装置5の表面カバー57の前面は、前後方向において、収納空間34を閉塞した各扉8の前面と略同じ位置(詳しくは僅かに後方位置)に配置されている。
キャビネット本体3の各凹部37には、図6に示すように、対応する照明装置5の放熱板56及び放熱板カバー58が配置されている。各照明装置5の放熱板カバー58は、キャビネット本体3の対応する凹部37に嵌め込まれている。
各放熱板カバー58の各掛止部583の下端(詳しくは爪部584の下端)は、図7に示すように、キャビネット本体3の対応する凹部37の底面に当たって接している、或いはキャビネット本体3の対応する凹部37の底面の近傍に配置されている。これにより、各放熱板56の下面と対応する凹部37の底面との間には、放熱板56の直下に位置する空間12(隙間)が形成されている。
各放熱板カバー58の突出部560を除く前面部580と、対応する凹部37の底面の前縁部との間には、図6に示す開口10が形成されている。各放熱板56の下側に位置する空間12は、開口10からキャビネット本体3の外方となる前方に開放されている。このため、各放熱板56で生じた熱は、対応する空間12から開口10を介してキャビネット本体3の外部となる前側に排出される。
各取付ベース6の収納溝62内における導光部材51の後側には、図1に示す通気路74が形成されている。各通気路74は、取付ベース6の収納溝62とホルダー50の後面部とで囲まれた空間である。各通気路74は、上下方向に延び、縦長である。各通気路74は、収納溝62の上下方向の略全長に亘っている。
図1及び図8に示すように、各ホルダー50の下端部に設けられた下キャップ52は、取付ベース6の後片部61よりも隙間73を介して前方に位置している。各通気路74の下端部は、隙間73を介してキャビネット本体3の外方(詳しくは下方)に開放されている。これにより、各通気路74の下端部は、キャビネット本体3の下方の空間に通じている。
キャビネット本体3の外部に存在する空気は、隙間73を介して各通気路74に導入される。すなわち、各ホルダー50の下端部に設けられた隙間73は、対応する通気路74にキャビネット本体3の外部の空気を取り入れるための吸気口となる。
各通気路74の上端部は、放熱板56の直下に位置する空間12に通じている。各通気路74の上端部を、空間12に通じさせるには、例えば図7に示すように、ホルダー50上に配置された上キャップ53の後部が、ホルダー50の上端面よりも隙間72を介して上方に配置される。この場合、ホルダー50の上端面と上キャップ53の後部との間に隙間72が形成され、通気路74の上端部は、隙間72を介して放熱板56直下の空間12に通じる。このため、通気路74に存在する空気は、通気路74を上昇した後、隙間72を介して空間12に導入され、この後、空間12から開口10を介してキャビネット本体3の前方に導出される。なお、通気路74の上端部を空間12に通じさせる方法はこれに限られない。例えば、上キャップ53に通気路74と空間12を通じさせる孔を形成し、この孔により通気路74の上端部が空間12に通じてもよい。
キャビネット1が有する複数の扉8(図2参照)は、キャビネット本体3の前面に設けられている。本実施形態では、図3に示すように、キャビネット本体3の収納空間34毎に扉8が設けられている。
本実施形態の各扉8は、前面が鏡面となった鏡扉である。すなわち、本実施形態のキャビネット1は、前面を構成する扉8を鏡扉としたミラーキャビネットである。複数の扉8は、キャビネット本体3の前面において照明ユニット4と左右に並べて取り付けられている。
各扉8の吊元となる側端部は、上端部が蝶番11を介してキャビネット本体3の天井部30の前面に取り付けられている。また、各扉8の吊元となる側端部は、下端部が蝶番11を介してキャビネット本体3の底部31の前面に取り付けられている。
このように各扉8は蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられるため、対応する収納空間34を閉塞する位置から収納空間34の前方を開放する位置まで左右に回動可能になっている。なお、収納空間34を閉塞する位置に配置された各扉8は、キャビネット本体3の天井部30及び底部31の前側に配置され、天井部30及び底部31の前側を覆う。
以下、特に区別する場合には、キャビネット1の右側に配置された扉8を扉8Aと記載する。また、キャビネット1の左右方向の中央に配置された扉8を扉8Bと記載する。また、キャビネット1の左側に配置された扉8を扉8Cと記載する。
各扉8を閉じたとき、中央の扉8Bと右側の扉8Aの間、並びに中央の扉8Bと左側の扉8Cの間には、隙間15(図1参照)が形成される。これら隙間15には、図1に示すように、照明装置5の取付ベース6から前方に突出した前端部が配置される。すなわち、隙間15には、表面カバー57の全体、ホルダー50の前端部、及び導光部材51の前部が配置される。
キャビネット1に設けられた各照明装置5は、光源541が発光することで導光部材51からキャビネット1の前側に光を発する。具体的に光源541から下向きに照射された光は、導光部材51の上端面である入光部510から導光部材51に導入され、この後、導光部材51の下端側に向かう過程で反射部511において拡散して前側に反射する。この光は出光部512から前側に出射し、隣り合う扉8の間に位置する表面カバー57の前片部570を透してキャビネット1の前側に出射する。これにより、扉8の前面に設けられた鏡面を利用する利用者は、出光部512から表面カバー57を透して出射された光を利用して、化粧や洗面等を行うことができる。
各照明装置5の光源541が発光したときには、各照明装置5の光源541及び回路基板540が発熱する。この熱は放熱シート55を介して、キャビネット本体3の外面である上面に設けられた放熱板56に伝わり、放熱板56において放散される。
また、本実施形態のキャビネット1の左右の扉8C,8Aは、キャビネット1の品番毎に異なる。このため、キャビネット1は、左右の扉8C,8Aとして、前後厚みの異なる、複数種類の扉80,81を備えている。そして、左右の扉8C,8Aとして、キャビネット1毎に厚みの異なる扉80,81が用いられる。なお、同じキャビネット1における左右の扉8C,8A,は、厚みが同じ同種の扉が用いられる。
また、本実施形態のキャビネット1は、取付ベース6として、前後長さが異なる、複数種類の取付ベース6a,6bを備えている。そして、各照明ユニット4が有する取付ベース6には、複数種類の取付ベース6a,6bの中から、キャビネット1毎に異なる左右の扉8C,8Aの厚みに応じて選択された取付ベース6a又は取付ベース6bが用いられる。
本実施形態では、左右の扉8C,8Aとして、図1に示す厚みの小さな扉80(以下、第1扉80)、又は図11に示す厚みの大きな扉81(以下、第2扉81)が用いられる。このため、左右の扉8C,8Aとして、第1扉80又は第2扉81を選択することで、図1に示す第1扉80を備えたキャビネット1と、図11に示す第2扉81を備えたキャビネット1を製造できる。
詳細な図示は省略するが、図1に示す第1扉80は、後面を構成するパネルに、前面を構成する鏡板が取り付けられて全体として一枚の板状に形成されている。第1扉80は、
キャビネット1の右側の扉8Aとして利用されるときには、閉じたときの左側が吊元側とされ、左側の扉8Cとして利用されるときには、閉じたときの右側が吊元側とされる。すなわち、右側の扉8Aとして利用されるときには、閉じたときの左側の端部が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられ、左側の扉8Cとして利用されるときには、閉じたときの右側の端部が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられる。このため、キャビネット1の中央の扉8Bを閉じた状態で、左右の扉8C,8Aを前側に回動することで、キャビネット本体3に設けられた三枚の扉8を三面鏡として利用できる。
他方、図11に示す厚みの大きな第2扉81は、後扉体83、蝶番84、及び前扉体85を有している。蝶番84は、後扉体83の側端部に取り付けられている。前扉体85は、蝶番84を介して後扉体83に縦軸回り(左右)に回動可能に取り付けられている。
前扉体85は第1扉80と略同じ厚みである。前扉体85の前面は鏡面である。前扉体85は、図11に示すように後面が後扉体83の前面に沿った閉じ位置から、後扉体83の前面より前方に離れた開き位置まで回動可能である。
図示は省略するが、後扉体83は、蝶番84と反対側の側端部が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられている。このため、後扉体83と前扉体85の開き方向は逆方向である。
具体的には、第2扉81は、キャビネット1の右側の扉8Aとして利用されるときには、閉じたときの右側が吊元側とされて後扉体83の右側が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられる。また、第2扉81は、キャビネット1の左側の扉8Cとして利用されるとき、閉じたときの左側が吊元側とされて後扉体83の左側が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられる。これにより、左右の扉8C,8Aの後扉体83を前方に開くことで、対応する収納空間34を開放できる。また、キャビネット1の中央の扉8Bを閉じ、左右の扉8C,8Aの後扉体83を閉じた状態で、左右の扉8C,8Aの前扉体85を前方に開くことで、キャビネット本体3に設けられた三枚の扉8A〜8Cを三面鏡として利用できる。つまり、第2扉81をキャビネット1の左右の扉8C,8Aとして利用することで、キャビネット1を両開き型三面鏡として利用できる。
なお、第2扉81は、右側の扉8Aとして利用されるときに後扉体83の左側が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられ、左側の扉8Cとして利用されるときに後扉体83の右側が蝶番11を介してキャビネット本体3に取り付けられてもよい。また、本実施形態では、第2扉81を、後扉体83とこれに回動可能に取り付けられた前扉体85とを有する両開き型の扉としたが、第2扉81は一枚板状の扉であってもよい。
ここで、本実施形態では、キャビネット1の左右の扉8C,8Aとして扉8a及び第2扉81のいずれの扉8が用いられる場合であっても、キャビネット1の中央の扉8Bは、第1扉80と同じ厚みの扉が用いられる。
また、中央の扉8Bは、蝶番11を変更等することで、扉8A,8Cが第1扉80又は第2扉81のいずれであっても、各扉8を閉じたときに扉8Bの前面と扉8A,8Cの前面とが前後方向において同じ位置に配置されるようキャビネット本体3に取り付けられる。なお、キャビネット1の中央の扉8Bとしては、左右の扉8C,8Aと同種の扉を利用しても構わない。
また、本実施形態では、取付ベース6として、図1に示す前後長さの短い取付ベース6a(以下、第1取付ベース6a)と、図11に示す前後長さの長い取付ベース6b(以下、第2取付ベース6b)の二種類が用意される。
第1取付ベース6aと第2取付ベース6bは、上下長さ及び左右幅が同じである。第1取付ベース6aは第2取付ベース6bと比べて、後片部61の両側から前方に突出した両側片部60の突出長さが短くなっている。
図1に示す第1取付ベース6aの規制部63と、図11に示す第2取付ベース6bの規制部63は、前端までの前後方向の距離が略同じになる位置に形成されている。具体的に、図1に示す第1取付ベース6aの両側片部60に形成された掛止部630と、図11に示す第2取付ベース6bの両側片部60に形成された掛止部630は、同大同形の半球状に形成されている。すなわち、第1取付ベース6a及び第2取付ベース6bは、共通(同大同形)の掛止部630を有している。このため、両取付ベース6a,6bには、共通(同大同形)の照明装置5のホルダー50を引っ掛けて固定できる。
また、第1取付ベース6aの後面から第1取付ベース6aの掛止部630までの前後方向の距離La(図1参照)は、第2取付ベース6bの後面から第2取付ベース6bの掛止部630までの前後方向の距離Lb(図11参照)よりも短くなっている。具体的に、距離Laと距離Lbの差ΔL(ΔL=Lb−La)は、第1扉80の厚みtaと第2扉81の厚みtbの差Δt(Δt=tb−ta)と略同じ寸法になっている。
また、第2取付ベース6bにあっては、後止部631が各側片部60に形成されている。第2取付ベース6bの各後止部631は、取付ベース6bの内側方に向かって突出している。
このように本実施形態では、第1取付ベース6aの規制部63と、第2取付ベース6bの規制部63とが、前端までの前後方向の距離が略同じになる位置に形成されている。このため、キャビネット本体3に第1扉80及び第2扉81のいずれの扉8を取り付けた場合にも、照明装置5の発光部分となる表面カバー57の閉じられた扉8の前面に対する前後方向の位置を、略一致させることができる。
また、図示は省略するが、第1取付ベース6aに形成されたビス用孔600と、第2取付ベース6bに形成されたビス用孔600は同大同形の孔である。このため、第1取付ベース6aに形成されたビス用孔600と、第2取付ベース6bに形成されたビス用孔600には、同一(同大同形)のビス71を挿通できるようになっている。
ただし、第1取付ベース6aの後面から第1取付ベース6aのビス用孔600までの前後方向の距離と、第2取付ベース6bの後面から第2取付ベース6bのビス用孔600までの前後方向の距離とには差がある。この差は、第1扉80の厚みtaと第2扉81の厚みtbの差Δtと略同じ寸法である。このため、照明装置5は、共通のビス71を用いて第1取付ベース6a及び第2取付ベース6bのいずれにも固定できるようになっている。つまり、照明装置5は第1取付ベース6a及び第2取付ベース6bのいずれにも、同様に引っ掛けて固定できるようになっている。
以上説明した本実施形態のキャビネット1は、以下に示す第1の特徴を有する。すなわち、キャビネット1は、キャビネット本体3と、扉8と、照明ユニット4とを備える。キャビネット本体3には、前方に開口した収納空間34が形成される。扉8は、キャビネット本体3の前側に設けられて収納空間34を開閉可能に閉塞する。照明ユニット4は、キャビネット本体3の前側に扉8と並べて設けられる。照明ユニット4が、取付ベース6と、照明装置5とを有する。取付ベース6は、キャビネット本体3に対して取り付けられる。照明装置5は、取付ベース6の前側に取り付けられる。
このキャビネット1は、扉8の厚みに応じて取付ベース6を変更するだけで、共通の照明装置5を扉8の厚みに応じた前後位置に配置できる。このため、扉8の厚みによって、照明装置5が扉8よりも前側に大きく突出したり、扉8よりもかなり後側に配置されたりすることを防止できる。また、扉8の厚みにかかわらず、照明装置5の扉8の前面に対する前後位置を略一定にして、照明したときに利用者に対して同様の印象を与えることもできる。また、共通の照明装置5を利用できるので、キャビネット1のコストの増加を抑えることができる。
また、第1の特徴を有するキャビネット1は、以下に示す第2の特徴を有することが好ましい。キャビネット1は、取付ベース6が、異なる前後長さを有する複数種類の取付ベース6の中から、キャビネット本体3に設けられる扉8に応じて選択される。このキャビネット1にあっては、異なる前後長さを有する複数種類の取付ベース6の中から選択された取付ベース6を設けることで、扉8に応じた位置に照明装置5を設けることができる。
また、第1の特徴又は第2の特徴を有するキャビネット1は、以下に示す第3の特徴を有することが好ましい。照明装置5は前後方向と直交する方向に延びる長形である。取付ベース6は照明装置5に沿って延びる長形である。取付ベース6は前方に開口した収納溝62を有する。照明装置5が収納溝62の前側から嵌め込まれる。このキャビネット1は、照明装置5を取付ベース6の収納溝62に前側から嵌め込んで簡単に取り付けることができる。
また、第3の特徴を有するキャビネット1は、以下に示す第4の特徴を有することが好ましい。取付ベース6は規制部63を有する。照明装置5は規制部63によって前後方向の移動が規制される。例えば長形の照明装置5をねじだけで固定する場合、照明装置5の長さ方向の両端及び中央をねじで固定する等、照明装置5の長さ方向の多くの箇所をねじで固定する必要がある。しかし、第3の特徴を有するキャビネット1は、規制部63によって照明装置5の前後方向の移動が規制できるため、ねじによって固定される箇所を少なくでき、容易に照明装置5をキャビネット1に取り付けることができる。
また、第4の特徴を有するキャビネット1は、以下に示す第5の特徴を有することが好ましい。照明装置5は規制部63に対して取付ベース6の長さ方向にスライド可能である。照明装置5を取付ベース6に固定した場合、照明装置5と取付ベース6とが熱による膨張率の違いによって照明装置5又は取付ベース6がゆがむ等する恐れがある。しかし、第5の特徴を有するキャビネット1のように照明装置5が規制部63に対して取付ベース6の長さ方向にスライド可能であると、照明装置5と取付ベース6の熱による収縮率の違いを吸収することができて、前記ゆがみの発生を抑制できる。
また、第3〜第5のいずれかの特徴を有するキャビネット1は、以下に示す第6の特徴を有することが好ましい。取付ベース6は、取付ベース6よりも長く且つ長さ方向と直交する断面の形状が取付ベースと同一の長尺部材を切断して形成される。このキャビネット1にあっては、断面形状が取付ベース6と同一で且つ取付ベース6よりも長い部材を切断して、所望の長さを有する取付ベース6を形成できる。このため、キャビネット1のサイズ等に応じて、低コストで取付ベース6を製造できる。
なお、第2〜第6の特徴は第1の特徴に任意に付加される特徴である。
また、本実施形態では、2種類の取付ベース6の中から選択された取付ベース6を設けるようにしたが、キャビネット1の種類数(扉8の種類数)に応じて、前後長さの異なる3種類以上の取付ベース6の中から選択された取付ベース6を用いるようにしてもよい。また、扉8の異なる複数種類のキャビネット1は、共通のキャビネット本体3を備えたものであってもよい。つまり、この場合は、キャビネット本体3に対して厚みの異なる複数種類の扉8の中から選択された扉8が取り付けられ、この扉8の厚みに対応した取付ベース6が用いられることとなる。また、本実施形態では、前後長さの異なる取付ベース6を付け替えるようにしたが、取付ベース6の前後長さを調節可能として、複数種類の扉8に対応できるようにしても構わない。
また、本実施形態では、各通気路74の下端部がキャビネット1の下方に開口しているが、キャビネット本体3の外部に通じるものであれば、例えばキャビネット1の前方に開口してもよい。
また、本実施形態では、キャビネット本体3の上面と放熱板56の下面との間に形成された空間12がキャビネット本体3の前方に開口している。しかし、空間12はキャビネット本体3の外部に通じるものであれば、側方や後方等の前方以外の方向に開口してもよい。
また、本実施形態ではキャビネット1に二つの照明装置5を設けたが、キャビネット1には照明装置5を一つだけ設けてもよい。また、キャビネット1に設けられる扉8は、3枚に限られるものではない。また、扉8は鏡扉以外の扉であってもよく、また、扉8を省略したキャビネットであってもよい。
また、本実施形態では、照明装置5をビス71により取付ベース6に固定したが、照明装置5をビス71を用いずに取付ベース6に固定してもよい。例えばこの場合、照明装置5は、各被掛止部504を、取付ベース6の対応する掛止部630と、対応する後止部631の間に強く嵌め込むことでのみ取付ベース6に固定することが考えられる。また、この固定に加えて、キャビネット本体3の底部31の一部で照明装置5を支持することも考えられる。
また、本実施形態の照明装置5及び取付ベース6は、上下方向に延びる長形であるが、照明装置5及び取付ベース6の長さ方向は上下方向に限られず、例えば左右方向等、前後方向と直交する方向であってもよい。
また、この他、キャビネット1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。
1 キャビネット
3 キャビネット本体
4 照明ユニット
6 取付ベース
6a 前後長さの小さい取付ベース
6b 前後長さの大きい取付ベース
8 扉
80 第1扉
81 第2扉
34 収納空間

Claims (1)

  1. 前方に開口した収納空間が形成されたキャビネット本体と、
    前記キャビネット本体の前側に設けられて前記収納空間を開閉可能に閉塞する扉と、
    前記キャビネット本体の前側に前記扉と並べて設けられた照明ユニットとを備え、
    前記照明ユニットが、
    前記キャビネット本体に対して取り付けられた取付ベースと、
    前記取付ベースの前側に取り付けられた照明装置とを有し、
    前記照明装置は前後方向と直交する方向に延びる長形であり、前記取付ベースは前記照明装置に沿って延びる長形であり、
    前記取付ベースは、
    前方に開口した収納溝を有し、
    前記照明装置が前記収納溝の前側から嵌め込まれており、
    前記取付ベースは、
    規制部を有し、
    前記照明装置は前記規制部によって前後方向の移動が規制され、
    前記照明装置は前記規制部に対して前記取付ベースの長さ方向にスライド可能であることを特徴とするキャビネット。
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