JP6555237B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの下部から沸き上げ熱交換器を介して前記貯湯タンクの上部に接続される沸き上げ回路と、
前記貯湯タンクと風呂熱交換器との間を循環して接続する風呂熱交換回路と、
前記沸き上げ回路と前記風呂熱交換回路とが部分的に共通する共通配管部に配設される循環ポンプと、
前記沸き上げ回路及び前記風呂熱交換回路の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記沸き上げ回路によって貯湯タンクの湯水の沸き上げに必要な熱量を演算し、前記熱量に基づいて前記沸き上げ回路による沸き上げ運転を実行する沸き上げ時間を算出し、該沸き上げ時間に基づいて深夜時間帯に前記沸き上げ回路による沸き上げ運転を開始する沸き上げ開始時刻を決定し、過去の前記深夜時間帯において前記風呂熱交換回路による風呂熱交換運転を実行した運転履歴を記憶し、前記運転履歴に基づいて前記沸き上げ開始時刻を補正して補正沸き上げ開始時刻とし、前記補正沸き上げ開始時刻に基づいて前記沸き上げ回路による沸き上げ運転を実行することを特徴とする。
上記貯湯タンク10の下部に配管L1の一端を接続し、流路切り替え弁としてのポンプ入水三方弁V1の一方の入力側に配管L1の他端を接続している。また、ポンプ入水三方弁V1の出力側に配管L2の一端を接続し、バイパス弁V2の入力側に配管L2の他端を接続している。この配管L2に沸き上げ用循環ポンプP1を配設している。また、バイパス弁V2の一方の出力側に配管L3を介して沸き上げ熱交換器2aの一端を接続している。
次に、配管L11を介して上記貯湯タンク10の下部に外部の給水口を接続している。上流側から順に、ストレーナ11と、給水口側から貯湯タンク10側への流れのみを許容する逆止弁12と、減圧弁V10とを、配管L11に配設している。
上記接続アダプタ9の吸水口9bに配管L24の一端を接続し、風呂熱交換器20の2次側の入力に配管L24の他端を接続している。上記配管L24に風呂用循環ポンプP2を配設している。また、配管L22の複合水弁30よりも下流側に分岐配管L23の一端を接続し、風呂熱交換器20の2次側の出力に分岐配管L23の他端を接続している。
また、上記配管L22の複合水弁30よりも上流側に分岐配管L25の一端を接続し、風呂熱交換器20(1次側)の入力に分岐配管L25の他端を接続している。上記風呂熱交換器20(1次側)の出力に配管L26の一端を接続し、ポンプ入水三方弁V1の他方の入力側に配管L26の他端を接続している。
また、上記貯湯タンク10の上部に配管L31の一端を接続し、給湯混合弁V5の一方の入力側に配管L31の他端を接続している。貯湯タンク10側から給湯混合弁V5側への流れのみを許容する逆止弁23を上記配管L31に配設している。
風呂冷却回路C4は、貯湯タンク10と風呂熱交換器20(1次側)との間を循環して接続する風呂熱交換回路に対応し、貯湯タンク10の下部から風呂熱交換器20(1次側)を介して貯湯タンク10の下部に接続される。
また、上記貯湯タンク10には、下側から上側に向かって略等間隔に6つの温度センサT1〜T6を設けている。また、分岐配管L12と分岐配管L13との接続点近傍の上流側に、給水温度を検出する温度センサT11を設けている。また、給湯部26に接続された配管L32には、水量センサ25よりも下流側に給湯温度を検出する温度センサT12を設けている。
図2に示すように、貯湯ユニット1は、マイクロコンピュータ(CPU)と入出力回路などからなる制御部100を備えている。制御部100は、リモートコントローラ200との間で送受信を行う。制御部100は、温度センサT1〜T6,T11〜T14と水位センサLSと水流スイッチSWと水量センサ6,25と入水温度センサT21と出湯温度センサT22と外気温度センサT23とリモートコントローラ200とからの信号を受けて、ヒートポンプユニット2と沸き上げ用循環ポンプP1と風呂用循環ポンプP2とポンプ入水三方弁V1とバイパス弁V2と沸き上げ三方弁V3と湯張り混合弁V4と給湯混合弁V5と湯張り電磁弁V6などを制御する。
沸き上げ用循環ポンプP1は、例えば、直流モータにより駆動され、駆動信号のデューティ比や駆動周波数を変化させることで能力を調整可能なパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御型のDCポンプである。沸き上げ用循環ポンプP1のモータは、その回転数(回転速度)を検知する回転センサを内蔵する。沸き上げ用循環ポンプP1のモータは、回転速度を制御可能でポンプ負荷に応じて入力が変化する特性を有する。デューティ比が大きいか又は駆動周波数が高い場合、モータに供給される電力が大きくなりポンプ回転数が増加する。デューティ比が小さいか又は駆動周波数が低い場合、モータに供給される電力が小さくなりポンプ回転数が低下する。なお、この発明における沸き上げ用循環ポンプP1のモータの種類及び制御方式は、上記のものに限定されるものではなく、各種の種類及び方式を適用可能である。また、風呂用循環ポンプP2も沸き上げ用循環ポンプP1と同様である。
上記構成の給湯装置WHにおいて、ヒートポンプユニット2により貯湯タンク10内の湯を沸き上げる「沸き上げ運転」では、図3に示すように、ポンプ入水三方弁V1を配管L1と配管L2とを連通する一方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L3とが連通する一方の位置に切り換える。さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L4と配管L5とが連通する一方の位置に切り換える。
貯湯タンク10から浴槽3内に給湯する「風呂給湯運転」を実行する場合、図4に示すように、制御部100の風呂給湯制御部100bによって湯張り電磁弁V6が開かれると、貯湯タンク10内の上部の高温の湯が、配管L21,湯張り混合弁V4及び配管L22を介して浴槽3内に供給される。このとき、風呂給湯制御部100bは、湯張り混合弁V4を制御して、目標設定温度に基づいて、貯湯タンク10からの高温の湯と給水口からの水とを混合する。そして、水位センサLSで検出された浴槽3内の水位が設定水位になると、風呂給湯制御部100bによって湯張り電磁弁V6が閉じられる。
次に、風呂の浴槽3内の湯水を加熱して追い焚きする「追い焚き運転」を実行する場合、図5に示すように、制御部100の追い焚き制御部100cは、ポンプ入水三方弁V1を配管L26と配管L2とを連通する他方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L6とが連通する他方の位置に切り換える。追い焚き制御部100cは、さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L6と配管L7とが連通する他方の位置に切り換える。
次に、風呂の浴槽3内の湯水を冷却してぬるめの湯温にする「風呂冷却運転」を実行する場合、図6に示すように、制御部100の風呂冷却制御部100dは、ポンプ入水三方弁V1を配管L26と配管L2とが連通する他方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L6とが連通する他方の位置に切り換える。風呂冷却制御部100dは、さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L6と配管L7とが連通する他方の位置に切り換える。
また、給湯部26から湯水を供給する「給湯運転」を実行する場合は、図7に示すように、給湯部26の蛇口を開くと、給水圧力により給水口からの水が配管L11を介して貯湯タンク10の下部から貯湯タンク10内に供給される。これにより、貯湯タンク10内の上部から高温の湯が配管L31を介して押し出される。
図5,6,8を参照しながら、沸き上げ用循環ポンプP1の共用化により、沸き上げ回路C1の循環と、追い焚き回路C3又は風呂冷却回路C4(以下、風呂熱交換回路C3,C4という。)との循環とを同時に実行できない構成の給湯装置WHにおける一実施形態の沸き上げ運転制御を説明する
2…ヒートポンプユニット
2a…沸き上げ熱交換器
3…浴槽
5,7,12,21,22,23,24…逆止弁
6,25…水量センサ
9…接続アダプタ
9a…給湯口
9b…吸水口
10…貯湯タンク
11…ストレーナ
20…風呂熱交換器
26…給湯部
27…排水用二方弁
28…逃がし弁
30…複合水弁
100…制御部
200…リモートコントローラ
C1…沸き上げ回路
C2…風呂給湯回路
C3…追い焚き回路(風呂熱交換回路)
C4…風呂冷却回路(風呂熱交換回路)
C5…給湯回路
C6…風呂循環回路
L1…配管
L2…配管(共通配管部)
L3〜L7,L11…配管
L12〜L13,L23,L25…分岐配管
L21〜L22,L24,L26〜L27…配管
L31,L32,L41…配管
L42…排水配管
LS…水位センサ
P1…沸き上げ用循環ポンプ(循環ポンプ)
P2…風呂用循環ポンプ
SW…水流スイッチ
T1〜T6,T11〜T14…温度センサ
T21…入水温度センサ
T22…出湯温度センサ
T23…外気温度センサ
V1…ポンプ入水三方弁(流路切り替え弁)
V2…バイパス弁
V3…沸き上げ三方弁
V4…湯張り混合弁
V5…給湯混合弁
V6…湯張り電磁弁
V10…減圧弁
WH…給湯装置
Claims (4)
- 貯湯タンク(10)と、
前記貯湯タンク(10)の下部から沸き上げ熱交換器(2a)を介して前記貯湯タンク(10)の上部に接続される沸き上げ回路(C1)と、
前記貯湯タンク(10)と風呂熱交換器(20)との間を循環して接続する風呂熱交換回路(C3,C4)と、
前記沸き上げ回路(C1)と前記風呂熱交換回路(C3,C4)とが部分的に共通する共通配管部(L2)に配設される循環ポンプ(P1)と、
前記沸き上げ回路(C1)及び前記風呂熱交換回路(C3,C4)の動作を制御する制御部(100)とを備え、
前記制御部(100)は、前記沸き上げ回路(C1)によって貯湯タンク(10)内の湯水の沸き上げに必要な熱量を演算し、前記熱量に基づいて前記沸き上げ回路(C1)による沸き上げ運転を実行する沸き上げ時間を算出し、該沸き上げ時間に基づいて深夜時間帯に前記沸き上げ回路(C1)による沸き上げ運転を開始する沸き上げ開始時刻を決定し、過去の前記深夜時間帯において前記風呂熱交換回路(C3,C4)による風呂熱交換運転を実行した運転履歴を記憶し、前記運転履歴に基づいて前記沸き上げ開始時刻を補正して補正沸き上げ開始時刻とし、前記補正沸き上げ開始時刻に基づいて前記沸き上げ回路(C1)による沸き上げ運転を実行することを特徴とする給湯装置。 - 請求項1において、
前記補正沸き上げ開始時刻への補正に対して、前記過去の深夜時間帯に前記風呂熱交換運転を実行した日の運転時間を積算した日々の積算時間の平均値を用いることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1において、
前記補正沸き上げ開始時刻への補正に対して、前記過去の深夜時間帯に前記風呂熱交換運転を実行した日の運転時間を積算した日々の積算時間の最大値を用いることを特徴とする給湯装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項において、
前記風呂熱交換回路(C3,C4)は、前記貯湯タンク(10)の上部から風呂熱交換器(20)を介して前記貯湯タンク(10)の下部に接続される追い焚き回路(C3)、又は、前記貯湯タンク(10)の下部から風呂熱交換器(20)を介して前記貯湯タンク(10)の下部に接続される風呂冷却回路(C4)であることを特徴とする給湯装置。
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