JP7133286B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

この発明は、貯湯式の給湯装置に関する。
従来、貯湯式の給湯装置としては、貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を沸き上げるためのヒートポンプユニットと、貯湯タンクとヒートポンプユニットとの間での循環を実行する沸き上げ回路と、沸き上げ回路に配設された沸き上げ用循環ポンプと、貯湯タンクと風呂熱交換器との間での循環を実行する追い焚き回路と、追い焚き回路に配設された追い焚き用循環ポンプとを備えたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013-87998号公報
特許文献1の給湯装置では、沸き上げ回路と追い焚き回路とが別回路として構成されているとともに2台の循環ポンプが使用されているので、沸き上げ用循環ポンプが沸き上げ運転時に作動し、追い焚き用循環ポンプが追い焚き運転時に作動する。
給湯装置の据付時には各種の試運転が実行される。試運転時には、沸き上げ用循環ポンプ及び追い焚き用循環ポンプをそれぞれ作動させることにより、対応する回路の配管内の空気抜きを行っている。沸き上げ回路と追い焚き回路とが別回路である場合には、対応する循環ポンプがそれぞれ作動することによって、各回路での各配管内の空気抜きを行っている。
ところで、給湯装置の小型化・低コスト化のために、沸き上げ用循環ポンプと追い焚き用循環ポンプとを共通化して1台の循環ポンプによって沸き上げ回路の循環と追い焚き回路の循環とを行わせる取り組みが行われている。1つの循環ポンプによって両回路の循環を実行する場合、両回路が部分的に共通する共通配管部に1台の循環ポンプが配設され、沸き上げ回路と追い焚き回路とを切り替える切り替え弁が、共通配管部の上流側に配設される。
1台の循環ポンプによって沸き上げ回路の循環と追い焚き回路の循環とを実行する場合、流路切り替え弁が沸き上げ回路又は追い焚き回路のいずれか一方を接続した状態で空気抜き動作が実行される。流路切り替え弁が接続された一方の回路ではその配管内から空気が抜けるものの、流路切り替え弁が接続されなかった他方の回路ではその配管内に空気が残留してしまう。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、沸き上げ回路及び追い焚き回路の各配管から確実に且つ素早く空気抜きを実行することのできる給湯装置を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の給湯装置が提供される。
すなわち、この発明に係る給湯装置は、
貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの下部から沸き上げ熱交換器を介して前記貯湯タンクの上部に接続される沸き上げ回路と、
前記貯湯タンクの上部から風呂熱交換器を介して前記貯湯タンクの下部に接続される追い焚き回路と、
前記沸き上げ回路と前記追い焚き回路とが部分的に共通する共通配管部に配設される循環ポンプと、
前記共通配管部の上流側に配設される流路切り替え弁と、
前記循環ポンプおよび前記流路切り替え弁を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記流路切り替え弁を前記沸き上げ回路側に切り替えて、前記循環ポンプを運転して前記貯湯タンク内の水を前記沸き上げ回路を介して循環させる動作と、
前記流路切り替え弁を前記追い焚き回路側に切り替えて、前記循環ポンプを運転して前記貯湯タンク内の水を前記追い焚き回路を介して循環させる動作とを含む空気抜き動作を行うと共に、
前記空気抜き動作中は、前記循環ポンプを運転しながら前記流路切り替え弁を切り替えることを特徴とする。
この発明の給湯装置によれば、制御部によって、空気抜き動作中に、流路切り替え弁が沸き上げ回路側と追い焚き回路側とに切り替えられるので、沸き上げ回路及び追い焚き回路での各配管内の空気抜きを、確実に且つ素早く実行できる。
また、一実施形態の給湯装置では、前記制御部は、前記空気抜き動作中に、前記流路切り替え弁を、前記追い焚き回路側に切り替えた後に、前記沸き上げ回路側に切り替えるように制御する。
配管長が長くなって残留空気量が多くなる傾向にある沸き上げ回路側を先に空気抜き動作を実行すると、後に実行される追い焚き回路側での空気抜き動作への影響が大きくなる。上記実施形態の給湯装置によれば、追い焚き回路側での空気抜き動作がスムーズに実行される。
また、一実施形態の給湯装置では、前記制御部は、前記空気抜き動作中に、前記循環ポンプが最大の回転数で回転するように制御する。
上記実施形態の給湯装置によれば、空気抜き動作に要する作業時間を短くできる。
また、一実施形態の給湯装置では、前記制御部は、前記空気抜き動作中に、前記循環ポンプのポンプ負荷が増加に転じたときに前記流路切り替え弁が作動するように制御する。
現場での設置条件によって沸き上げ回路側の配管長が変動して残留空気量が相違するため、流路切り替え弁の切り替えのタイミングが個々の現場で異なる。上記実施形態の給湯装置によれば、最適なタイミングで流路切り替え弁を切り替えて短時間で空気抜き動作を完了できる。
この発明の給湯装置によれば、制御部によって、空気抜き動作中に、流路切り替え弁が沸き上げ回路側と追い焚き回路側とに切り替えられるので、沸き上げ回路側及び追い焚き回路での各配管内の空気抜きを、確実に且つ素早く実行できる。
この発明のヒートポンプ式の給湯装置の配管系統図。 図1に示した給湯装置のブロック図。 同給湯装置における沸き上げ回路を説明する図。 同給湯装置における風呂給湯回路を説明する図。 同給湯装置における追い焚き回路を説明する図。 同給湯装置における風呂冷却回路を説明する図。 同給湯装置における給湯回路を説明する図。 第1実施形態の空気抜き動作制御を説明するフローチャート。 第2実施形態の空気抜き動作制御を説明するフローチャート。
図1から図7を参照して、この発明の給湯装置WHを図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図1,図3から図7において、矢印は水や湯が流れる方向を示し、図3から図7に示した太いラインは、配管内で水や湯が流れる回路を示している。
図1は、この発明の一実施形態の給湯装置WHの配管系統図を示している。
図1に示す給湯装置WHは、貯湯タンク10を有する貯湯ユニット1と、上記貯湯ユニット1の貯湯タンク10内の水を沸き上げるためのヒートポンプユニット2とを備えている。
<沸き上げ回路>
上記貯湯タンク10の下部に配管L1の一端を接続し、流路切り替え弁としてのポンプ入水三方弁V1の一方の入力側に配管L1の他端を接続している。また、ポンプ入水三方弁V1の出力側に配管L2の一端を接続し、バイパス弁V2の入力側に配管L2の他端を接続している。この配管L2に沸き上げ用循環ポンプP1を配設している。また、バイパス弁V2の一方の出力側に配管L3を介して沸き上げ熱交換器2aの一端を接続している。
上記沸き上げ熱交換器2aの他端を配管L4の一端に接続し、沸き上げ三方弁V3の入力側に配管L4の他端を接続している。また、バイパス弁V2の他方の出力側に配管L6の一端を接続し、配管L4の沸き上げ三方弁V3側に配管L6の他端を接続している。
また、上記沸き上げ三方弁V3の一方の出力側に配管L5の一端を接続し、貯湯タンク10の上部に配管L5の他端を接続している。一方、沸き上げ三方弁V3の他方の出力側に配管L7の一端を接続し、貯湯タンク10の下部に配管L7の他端を接続している。
図3において太いラインで示すように、上記配管L1~L5,L7とポンプ入水三方弁V1と沸き上げ用循環ポンプP1とバイパス弁V2と沸き上げ三方弁V3とによって、貯湯タンク10とヒートポンプユニット2との間の沸き上げ回路C1が構成されている。
なお、図1では、ポンプ入水三方弁V1は、配管L2と配管L26とが連通した状態にあり、バイパス弁V2は、配管L2と配管L3とが連通した状態にあり、沸き上げ三方弁V3は、配管L4と配管L7とが連通した状態にある。
配管L1のポンプ入水三方弁V1よりも貯湯タンク10側の配管L27に排水用二方弁27を配設している。通常、排水用二方弁27が閉じられており、メンテナンスなどにより貯湯タンク10内の水を排水するとき、排水用二方弁27を開いて、貯湯タンク10の下部と排水口とを連通させる。
上記沸き上げ用循環ポンプP1により、貯湯タンク10内の湯水を、配管L1,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L3,沸き上げ熱交換器2a,配管L4,沸き上げ三方弁V3及び配管L5(又はL7)を介して循環させる。
<風呂給湯回路>
次に、配管L11を介して上記貯湯タンク10の下部に外部の給水口を接続している。上流側から順に、ストレーナ11と、給水口側から貯湯タンク10側への流れのみを許容する逆止弁12と、減圧弁V10とを、配管L11に配設している。
また、上記貯湯タンク10の上部に配管L21の一端を接続し、湯張り混合弁V4の一方の入力側に配管L21の他端を接続している。上記配管L21の湯張り混合弁V4近傍に、貯湯タンク10側から湯張り混合弁V4側への流れのみを許容する逆止弁21を配設している。
上記湯張り混合弁V4の他方の入力側に分岐配管L12の一端を接続し、配管L11の減圧弁V10の下流側にその分岐配管L12の他端を接続している。この分岐配管L12の湯張り混合弁V4近傍に、給水口側から湯張り混合弁V4側への流れのみを許容する逆止弁22を配設している。
また、上記湯張り混合弁V4の出力側に配管L22の一端を接続し、浴槽3に設けられた接続アダプタ9の給湯口9aに配管L22の他端を接続している。湯張り混合弁V4側から順に、湯張り電磁弁V6と、湯張り混合弁V4側から浴槽3側への流れのみを許容する逆止弁5と、水量センサ6と、湯張り混合弁V4側から浴槽3側への流れのみを許容する逆止弁7とを配管L22に配設している。
上記配管L22の逆止弁5と水量センサ6との間に、排水弁V7が配設された排水配管L42の一端を接続している。また、配管L21の貯湯タンク10近傍に、逃がし弁28が配設された排水配管41の一端を接続している。
上記湯張り電磁弁V6と逆止弁5と水量センサ6と逆止弁7とによって、複合水弁30が構成されている。
図4において太いラインで示すように、上記配管L21と湯張り混合弁V4と配管L22と複合水弁30とによって、貯湯タンク10と浴槽3との間の風呂給湯回路C2が構成されている。
<風呂循環回路>
上記接続アダプタ9の吸水口9bに配管L24の一端を接続し、風呂熱交換器20の2次側の入力に配管L24の他端を接続している。上記配管L24に風呂用循環ポンプP2を配設している。また、配管L22の複合水弁30よりも下流側に分岐配管L23の一端を接続し、風呂熱交換器20の2次側の出力に分岐配管L23の他端を接続している。
上記風呂用循環ポンプP2により、浴槽3内の湯水を、配管L24,風呂熱交換器20(2次側),分岐配管L23及び配管L22の一部を介して循環させる。
図5及び図6の右下において太いラインで示すように、上記配管L24,風呂熱交換器20(2次側),分岐配管L23,配管L22及び風呂用循環ポンプP2によって、風呂循環回路C6が構成されている。
上記湯張り電磁弁V6は、風呂循環回路を介して貯湯タンク10内の温水を浴槽3内に流す流路を開閉する開閉弁である。
<追い焚き回路>
また、上記配管L22の複合水弁30よりも上流側に分岐配管L25の一端を接続し、風呂熱交換器20(1次側)の入力に分岐配管L25の他端を接続している。上記風呂熱交換器20(1次側)の出力に配管L26の一端を接続し、ポンプ入水三方弁V1の他方の入力側に配管L26の他端を接続している。
追い焚き回路C3は、貯湯タンク10と風呂熱交換器20(1次側)との間を循環して接続する風呂熱交換回路に対応し、貯湯タンク10の上部から風呂熱交換器20(1次側)を介して貯湯タンク10の下部に接続される。
図5において左上の太いラインで示すように、上記配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L6,配管L4の一部,沸き上げ三方弁V3,配管L7及び沸き上げ用循環ポンプP1によって、追い焚き回路C3が構成されている。
<給湯回路>
また、上記貯湯タンク10の上部に配管L31の一端を接続し、給湯混合弁V5の一方の入力側に配管L31の他端を接続している。貯湯タンク10側から給湯混合弁V5側への流れのみを許容する逆止弁23を上記配管L31に配設している。
また、分岐配管L12の逆止弁22近傍の給水口側に、分岐配管L13の一端を接続し、給湯混合弁V5の他方の入力側に分岐配管L13の他端を接続している。給水口側から給湯混合弁V5側への流れのみを許容する逆止弁24を、上記分岐配管L13の給湯混合弁V5近傍に配設している。
上記給湯混合弁V5の出力側に配管L32の一端を接続し、給湯部26(この実施形態では蛇口)に配管L32の他端を接続している。上記配管L32に水量センサ25を設けている。
図7において太いラインで示すように、上記配管L31,給湯混合弁V5,配管L32,配管L11,分岐配管L12の一部及び分岐配管L13によって、給湯回路C5が構成されている。
<風呂冷却回路>
風呂冷却回路C4は、貯湯タンク10と風呂熱交換器20(1次側)との間を循環して接続する風呂熱交換回路に対応し、貯湯タンク10の下部から風呂熱交換器20(1次側)を介して貯湯タンク10の下部に接続される。
図6の左下から右上にかけて太いラインで示すように、配管L11,分岐配管L12,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,沸き上げ用循環ポンプP1,バイパス弁V2,配管L6,配管L4の一部,沸き上げ三方弁V3及び配管L7によって、風呂冷却回路C4が構成されている。
<温度センサ群>
また、上記貯湯タンク10には、下側から上側に向かって略等間隔に6つの温度センサT1~T6を設けている。また、分岐配管L12と分岐配管L13との接続点近傍の上流側に、給水温度を検出する温度センサT11を設けている。また、給湯部26に接続された配管L32には、水量センサ25よりも下流側に給湯温度を検出する温度センサT12を設けている。
また、配管L24のうち浴槽3側の接続アダプタ9と風呂用循環ポンプP2との間の配管には、接続アダプタ9側から順に、水位センサLSと、水流センサの一例としての水流スイッチSWと、温度センサT13とを設けている。
さらに、配管L22と分岐配管L23との接続点に、浴槽3に供給される湯温を検出する温度センサT14を設けている。
また、沸き上げ熱交換器2aへの往き水の入水温度を検出する入水温度センサT21を配管L3に設けている。
さらに、沸き上げ熱交換器2aからの戻り水の出湯温度を検出する出湯温度センサT22を配管L4に設けている。
ヒートポンプユニット2は、外気温度を検出する外気温度センサT23を有する。また、ヒートポンプユニット2は、冷媒として炭酸ガス(CO)を用いており、出湯温度を例えば65℃~90℃の範囲で制御することが可能である。
配管L2は、沸き上げ回路C1と追い焚き回路C3とが部分的に共通する共通配管部であり、沸き上げ回路C1及び追い焚き回路C3を循環させる沸き上げ用循環ポンプP1が、当該配管L2に配設されている。ポンプ入水三方弁V1が配管L2の上流側に配設されている。そして、ポンプ入水三方弁V1は、沸き上げ回路C1での水又は湯の循環と追い焚き回路C3での水又は湯の循環とを切り替える。
<制御部>
図2に示すように、貯湯ユニット1は、マイクロコンピュータ(CPU)と入出力回路などからなる制御部100を備えている。制御部100は、リモートコントローラ200との間で送受信を行う。制御部100は、温度センサT1~T6,T11~T14と水位センサLSと水流スイッチSWと水量センサ6,25と入水温度センサT21と出湯温度センサT22と外気温度センサT23とリモートコントローラ200とからの信号を受けて、ヒートポンプユニット2と沸き上げ用循環ポンプP1と風呂用循環ポンプP2とポンプ入水三方弁V1とバイパス弁V2と沸き上げ三方弁V3と湯張り混合弁V4と給湯混合弁V5と湯張り電磁弁V6などを制御する。
また、上記制御部100は、沸き上げ制御部100aと、風呂給湯制御部100bと、追い焚き制御部100cと、風呂冷却制御部100dと、給湯制御部100eとを有する。沸き上げ制御部100aは、沸き上げ回路C1の動作を制御する。風呂給湯制御部100bは、風呂給湯回路C2の動作を制御する。追い焚き制御部100cは、追い焚き回路C3の動作を制御する。風呂冷却制御部100dは、風呂冷却回路C4の動作を制御する。給湯制御部100eは、給湯回路C5の動作を制御する。
また、上記制御部100は、メモリ(例えば、ROM、RAM、EEPROMなど)を有しており、当該メモリには、所定の制御プログラムと、過去の日々の各種運転履歴データや状態データなどが格納されるとともに、予め一日のうちの時間帯(昼間料金や深夜料金など)毎の電力料金設定情報が格納されている。
<沸き上げ用循環ポンプ>
沸き上げ用循環ポンプP1は、例えば、直流モータにより駆動され、駆動信号のデューティ比や駆動周波数を変化させることで能力を調整可能なパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御型のDCポンプである。沸き上げ用循環ポンプP1のモータは、その回転数(回転速度)を検知する回転センサを内蔵する。沸き上げ用循環ポンプP1のモータは、回転速度を制御可能でポンプ負荷に応じて入力が変化する特性を有する。デューティ比が大きいか又は駆動周波数が高い場合、モータに供給される電力が大きくなりポンプ回転数が増加する。デューティ比が小さいか又は駆動周波数が低い場合、モータに供給される電力が小さくなりポンプ回転数が低下する。
沸き上げ用循環ポンプP1のモータは、制御部100によって、後述する空気抜き動作中に、最大の回転数で回転するように制御される。当該制御により、空気抜き動作に要する作業時間を短くできる。空気抜き運転時では、配管内に空気が残留すると沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が小さくなり、配管内から空気が抜けて配管内が水だけになるので、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が大きくなる。なお、この発明における沸き上げ用循環ポンプP1及び風呂用循環ポンプP2のモータの種類及び制御方式は、上記のものに限定されるものではなく、各種の種類及び方式を適用可能である。また、風呂用循環ポンプP2も沸き上げ用循環ポンプP1と同様である。
〔沸き上げ運転〕
上記構成の給湯装置WHにおいて、ヒートポンプユニット2により貯湯タンク10内の湯を沸き上げる「沸き上げ運転」では、図3に示すように、ポンプ入水三方弁V1を配管L1と配管L2とを連通する一方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L3とが連通する一方の位置に切り換える。さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L4と配管L5とが連通する一方の位置に切り換える。
そして、沸き上げ用循環ポンプP1を作動して、沸き上げ回路C1を介して、すなわち配管L1,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L3,沸き上げ熱交換器2a,配管L4,沸き上げ三方弁V3及び配管L5(又はL7)を介して、貯湯タンク10内の湯を循環させる。
制御部100の沸き上げ制御部100aは、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット2の出湯温度が目標出湯温度TSになるように、ヒートポンプユニット2を制御する。ここで、目標出湯温度TSは、貯湯タンク10から給湯される湯量などに基づいて沸き上げ制御部100aで算出される。例えば、使用される湯量が多い場合、目標出湯温度TSは例えば85℃と高くなり、使用される湯量が少ない場合、目標出湯温度TSは例えば65℃と低くなる。
〔風呂給湯運転〕
貯湯タンク10から浴槽3内に給湯する「風呂給湯運転」を実行する場合、図4に示すように、制御部100の風呂給湯制御部100bによって湯張り電磁弁V6が開かれると、貯湯タンク10内の上部の高温の湯が、配管L21,湯張り混合弁V4及び配管L22を介して浴槽3内に供給される。このとき、風呂給湯制御部100bは、湯張り混合弁V4を制御して、目標設定温度に基づいて、貯湯タンク10からの高温の湯と給水口からの水とを混合する。そして、水位センサLSで検出された浴槽3内の水位が設定水位になると、風呂給湯制御部100bによって湯張り電磁弁V6が閉じられる。
なお、「風呂給湯運転」において、リモートコントローラ200の操作により、設定水位と設定温度とを自動的に保つ風呂自動運転モードが選択されると、貯湯タンク10から風呂の浴槽3内に給湯する「風呂給湯運転」を実行した後、浴槽3内の湯面水位を設定水位に保つと共に湯温を設定温度に保つようにする「風呂監視運転」を実行する。
〔追い焚き運転〕
次に、風呂の浴槽3内の湯水を加熱して追い焚きする「追い焚き運転」を実行する場合、図5に示すように、制御部100の追い焚き制御部100cは、ポンプ入水三方弁V1を配管L26と配管L2とを連通する他方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L6とが連通する他方の位置に切り換える。追い焚き制御部100cは、さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L6と配管L7とが連通する他方の位置に切り換える。
そして、湯張り混合弁V4の開度を湯側に全開になるようにした状態で、沸き上げ用循環ポンプP1を作動して、追い焚き回路C3を介して、すなわち配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,配管L6,配管L4の一部及び配管L7を介して、貯湯タンク10内の上部の湯を循環させる。このとき、風呂用循環ポンプP2を運転して、浴槽3内の湯水を配管L24,風呂熱交換器20(2次側),分岐配管L23及び配管L22の一部を介して循環させる。これにより、風呂熱交換器20で浴槽3側の湯水が加熱されて追い焚きが実行される。
〔風呂冷却運転〕
次に、風呂の浴槽3内の湯水を冷却してぬるめの湯温にする「風呂冷却運転」を実行する場合、図6に示すように、制御部100の風呂冷却制御部100dは、ポンプ入水三方弁V1を配管L26と配管L2とが連通する他方の位置に切り換え、バイパス弁V2を配管L2と配管L6とが連通する他方の位置に切り換える。風呂冷却制御部100dは、さらに、沸き上げ三方弁V3を配管L6と配管L7とが連通する他方の位置に切り換える。
そして、湯張り混合弁V4の開度を水側に全開になるようにした状態で、沸き上げ用循環ポンプP1を作動して、風呂冷却回路C4を介して、すなわち配管L11の一部,分岐配管L12,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,配管L6,配管L4の一部及び配管L7を介して、貯湯タンク10内の下部の水を循環させる。このとき、風呂用循環ポンプP2を運転して、浴槽3内の湯水を配管L24,風呂熱交換器20(2次側),分岐配管L23及び配管L22の一部を介して循環させる。これにより、風呂熱交換器20で浴槽3側の湯水が冷却されてぬるめの湯温になる。
なお、この「風呂冷却運転」では、リモートコントローラ200の操作により、風呂設定温度を変更することなく、例えば湯温を2℃下げて所定時間(この実施の形態では10分間)保持した後、浴槽3側の湯水の温度を風呂設定温度に戻すようにしている。
〔給湯運転〕
また、給湯部26から湯水を供給する「給湯運転」を実行する場合は、図7に示すように、給湯部26の蛇口を開くと、給水圧力により給水口からの水が配管L11を介して貯湯タンク10の下部から貯湯タンク10内に供給される。これにより、貯湯タンク10内の上部から高温の湯が配管L31を介して押し出される。
そして、貯湯タンク10内の上部から高温の湯が、配管L31を介して給湯混合弁V5の一方の入力側に供給されると共に、給水口からの水が配管L11の一部,分岐配管L12及び分岐配管L13の一部を介して給湯混合弁V5の他方の入力側(水側)に供給される。
ここで、貯湯タンク10内の上部の高温の湯と給水口からの水とが給湯混合弁V5により混合された後、配管L32を介して給湯部26から出湯される。このとき、制御部100の給湯制御部100eは、「給湯運転」において、温度センサT12により検出された給湯温度が設定給湯温度になるように、給湯混合弁V5の湯と水との混合比を制御する。
(空気抜き動作)
図3,5,7及び8を参照しながら、上記構成の給湯装置WHにおける第1実施形態の空気抜き動作を説明する。
据付完了後の試運転では、空気抜き動作の開始として、貯湯タンク10内が給水口からの水で満たされる。すなわち、逃がし弁28を開放した状態で、給水口からストレーナ11と逆止弁12と減圧弁V10とを介して貯湯タンク10の下側に水を供給して貯湯タンク10内を水で満たす。貯湯タンク10内が満水になって溢れ出た水は、逃がし弁28から外部に流出する。
その後、逃がし弁28を閉じて、図5に示すように、制御部100は、ポンプ入水三方弁V1の入力側を追い焚き回路側(他方の位置の配管L2側)に切り換え(ステップS11)、沸き上げ用循環ポンプP1をオンにして(ステップS12)、第1の所定時間運転する。当該第1の所定時間は、例えば、1分である。貯湯タンク10内の水が追い焚き回路C3を介して循環することによって、追い焚き回路C3の空気抜き動作が実行される。この空気抜き動作では、水は、配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L6,配管L4の一部,沸き上げ三方弁V3及び配管L7を流れる。その結果、追い焚き回路C3の配管内にあった空気は、貯湯タンク10の上部に溜まる。
次に、図3に示すように、制御部100は、ポンプ入水三方弁V1の入力側を一方の位置の配管L1側に切り換え(ステップS13)、沸き上げ用循環ポンプP1を第2の所定時間運転して貯湯タンク10内の水を沸き上げ回路C1を介して循環させて沸き上げ回路C1の空気抜き動作を実行する。第2の所定時間が経過すると、制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1をオフにする(ステップS14)。当該第2の所定時間は、例えば、4分である。この空気抜き動作では、水は、配管L1,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,配管L3,沸き上げ熱交換器2a,配管L4,ポンプ入水三方弁V1,配管L5及び貯湯タンク10を流れる。その結果、沸き上げ回路C1の配管内にあった空気は、貯湯タンク10の上部に溜まる。
このように、追い焚き回路C3及び沸き上げ回路C1に対して空気抜き動作を実行することによって、追い焚き回路C3及び沸き上げ回路C1の各配管内に残留していた空気は、貯湯タンク10の上部に集められる。配管長が長くなって残留空気量が多くなる傾向にある沸き上げ回路C1側を先に空気抜き動作を実行すると、後に実行される追い焚き回路C3側での空気抜き動作への影響が大きくなる。これに対して、追い焚き回路C3での空気抜き動作を先に実行することにより、追い焚き回路C3側での空気抜き動作がスムーズに実行される。
その後、図7に示す給湯回路C5に従って、貯湯タンク10の上部に溜まった空気を含む水が排出される。すなわち、給湯部26の蛇口を開くと、給水圧力により給水口からの水が配管L11を介して貯湯タンク10の下部から貯湯タンク10内に供給される。これにより、貯湯タンク10内の上部から空気を含む水が配管L31を介して押し出される。そして、制御部100は、給湯混合弁V5の開度を湯側全開として、配管L32を介して給湯部26から空気を含む水が排出される。これによって、空気抜き動作が終了する。
上記第1実施形態の空気抜き動作によれば、制御部100によって、空気抜き動作中に、ポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)が、第1の所定時間経過後に、追い焚き回路C3側から沸き上げ回路C1側に切り替えられるので、沸き上げ回路C1及び追い焚き回路C3での各配管内の空気抜きを、確実に且つ素早く実行できる。
図3,5,7及び9を参照しながら、上記構成の給湯装置WHにおける第2実施形態の空気抜き動作を説明する。
据付完了後の試運転では、空気抜き動作を開始として、まず、貯湯タンク10内が水で満たされる。すなわち、逃がし弁28を開放した状態で、給水口からストレーナ11と逆止弁12と減圧弁V10とを介して貯湯タンク10の下側に水を供給して貯湯タンク10内を水で満たす。貯湯タンク10内が満水になって溢れ出た水は、逃がし弁28から外部に流出する。
その後、逃がし弁28を閉じて、図5に示すように、制御部100は、ポンプ入水三方弁V1の入力側を追い焚き回路C3側(他方の位置の配管L2側)に切り換え(ステップS21)、沸き上げ用循環ポンプP1をオンにして(ステップS22)、沸き上げ用循環ポンプP1を作動させる。貯湯タンク10内の水が追い焚き回路C3を介して循環することによって、追い焚き回路C3の空気抜き動作が実行される。この空気抜き動作では、水は、配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,風呂熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L6,配管L4の一部,沸き上げ三方弁V3及び配管L7を流れる。その結果、追い焚き回路C3の配管内にあった空気は、貯湯タンク10の上部に溜まる。
空気が追い焚き回路C3の配管内に残留している間は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が小さいが、追い焚き回路C3の配管内から空気が抜けると、追い焚き回路C3の配管内が水だけで満たされるので、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加する。したがって、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加に転じたときは、追い焚き回路C3の配管内から空気が抜けたとみなすことができる。したがって、制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加に転じたか否かを判定する(ステップS23)。
制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加したと判定すると、図3に示すように、制御部100は、ポンプ入水三方弁V1の入力側を沸き上げ回路C1側(一方の位置の配管L1側)に切り換える(ステップS24)。沸き上げ用循環ポンプP1の作動により、貯湯タンク10内の水が沸き上げ回路C1を介して循環して、沸き上げ回路C1の空気抜き動作を実行する。
空気が沸き上げ回路C1の配管内に残留している間は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が小さいが、沸き上げ回路C1の配管内から空気が抜けると、沸き上げ回路C1の配管内が水だけで満たされるので、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加する。したがって、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加に転じたときは、沸き上げ回路C1の配管内から空気が抜けたとみなすことができる。したがって、制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加に転じたか否かを判定する(ステップS25)。
制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1のポンプ負荷が増加したと判定すると、制御部100は、沸き上げ用循環ポンプP1をオフにする(ステップS26)。この空気抜き動作では、水は、配管L1,ポンプ入水三方弁V1,配管L2,配管L3,沸き上げ熱交換器2a,配管L4,沸き上げ三方弁V3,配管L5及び貯湯タンク10を流れる。その結果、沸き上げ回路C1の配管内にあった空気は、貯湯タンク10の上部に溜まる。
このように、追い焚き回路C3及び沸き上げ回路C1に対して空気抜き動作を実行することによって、追い焚き回路C3及び沸き上げ回路C1の各配管内に残留していた空気は、貯湯タンク10の上部に集められる。
その後、図7に示す給湯回路C5に従って、貯湯タンク10の上部に溜まった空気を含む水が排出される。すなわち、給湯部26の蛇口を開くと、給水圧力により給水口からの水が配管L11を介して貯湯タンク10の下部から貯湯タンク10内に供給される。これにより、貯湯タンク10内の上部から空気を含む水が配管L31を介して押し出される。そして、制御部100は、給湯混合弁V5の開度を湯側全開として、配管L32を介して給湯部26から空気を含む水が排出される。これによって、空気抜き動作が終了する。
上記第2実施形態の空気抜き動作によれば、制御部100によって、空気抜き動作中に、ポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)が、ポンプ負荷の増加判定により、沸き上げ回路C1側と追い焚き回路C3側とに切り替えられるので、沸き上げ回路C1側及び追い焚き回路C3での各配管内の空気抜きを、確実に且つ素早く実行できる。
現場での設置条件によって沸き上げ回路C1側の配管長が変動して残留空気量が相違するため、ポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)の切り替えのタイミングが個々の現場で異なる。上記第2実施形態の空気抜き動作によれば、最適なタイミングでポンプ入水三方弁V1を切り替えて短時間で空気抜き動作を完了できる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
上記空気抜き動作において、貯湯タンク10の上部に溜まった空気を含む水が、図7に示す給湯回路C5に従って給湯部26から排出されるだけでなく、図4に示す風呂給湯回路C2に従って接続アダプタ9から浴槽3に排出されてもよい。このとき、風呂給湯回路C2において、制御部100によって、湯張り混合弁V4の開度が湯側全開にされる。
上記第1実施形態の空気抜き動作では、第1の所定時間経過後にポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)を追い焚き回路C3側から沸き上げ回路C1側に1回切り替えているが、ポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)の切り替えを第1の所定時間及び第2の所定時間よりも短い時間で複数回行う態様とすることもできる。
また、制御部100によって、空気抜き動作中に、ポンプ入水三方弁V1(流路切り替え弁)が、先に沸き上げ回路C1側に切り替えられ、その後に追い焚き回路C3側に切り替えられるように制御される態様とすることもできる。
上記空気抜き動作は、給湯装置WHの据付による試運転時に限られない。例えば、給湯装置WHを長期間使用しないために、逃がし弁28を開放状態にした状態で排水用二方弁27を排水側にすることにより貯湯タンク10内の水を全て排出し、その後貯湯タンク10内を再び満水にするときにも上記空気抜き動作が適用される。
空気抜き動作中に、沸き上げ回路側と追い焚き回路側とに切り替える流路切り替え弁は、三方弁に限られず、2つの二方弁を組み合わせた構成、1つの四方弁などとすることができる。
熱源としてヒートポンプユニット2を用いた構成を説明したが、熱源はこれに限らず、ヒータやボイラーなどの他の熱源により、貯湯ユニット1の貯湯タンク10内の湯水を沸き上げる構成でもよい。
1…貯湯ユニット
2…ヒートポンプユニット
2a…沸き上げ熱交換器
3…浴槽
5,7,12,21,22,23,24…逆止弁
6,25…水量センサ
9…接続アダプタ
9a…給湯口
9b…吸水口
10…貯湯タンク
11…ストレーナ
20…風呂熱交換器
26…給湯部
27…排水用二方弁
28…逃がし弁
30…複合水弁
100…制御部
200…リモートコントローラ
C1…沸き上げ回路
C2…風呂給湯回路
C3…追い焚き回路
C4…風呂冷却回路
C5…給湯回路
C6…風呂循環回路
L1…配管
L2…配管(共通配管部)
L3~L7,L11…配管
L12~L13,L23,L25…分岐配管
L21~L22,L24,L26~L27…配管
L31,L32,L41…配管
L42…排水配管
LS…水位センサ
P1…沸き上げ用循環ポンプ(循環ポンプ)
P2…風呂用循環ポンプ
SW…水流スイッチ
T1~T6,T11~T14…温度センサ
T21…入水温度センサ
T22…出湯温度センサ
T23…外気温度センサ
V1…ポンプ入水三方弁(流路切り替え弁)
V2…バイパス弁
V3…沸き上げ三方弁
V4…湯張り混合弁
V5…給湯混合弁
V6…湯張り電磁弁
V10…減圧弁
WH…給湯装置

Claims (4)

  1. 貯湯タンク(10)と、
    前記貯湯タンク(10)の下部から沸き上げ熱交換器(2a)を介して前記貯湯タンク(10)の上部に接続される沸き上げ回路(C1)と、
    前記貯湯タンク(10)の上部から風呂熱交換器(20)を介して前記貯湯タンク(10)の下部に接続される追い焚き回路(C3)と、
    前記沸き上げ回路(C1)と前記追い焚き回路(C3)とが部分的に共通する共通配管部(L2)に配設される循環ポンプ(P1)と、
    前記共通配管部(L2)の上流側に配設される流路切り替え弁(V1)と、
    前記循環ポンプ(P1)および前記流路切り替え弁(V1)を制御する制御部(100)とを備え、
    前記制御部(100)は、
    前記流路切り替え弁(V1)を前記沸き上げ回路(C1)側に切り替えて、前記循環ポンプ(P1)を運転して前記貯湯タンク(10)内の水を前記沸き上げ回路(C1)を介して循環させる動作と、
    前記流路切り替え弁(V1)を前記追い焚き回路(C3)側に切り替えて、前記循環ポンプ(P1)を運転して前記貯湯タンク(10)内の水を前記追い焚き回路(C3)を介して循環させる動作とを含む空気抜き動作を行うと共に、
    前記空気抜き動作中は、前記循環ポンプ(P1)を運転しながら前記流路切り替え弁(V1)を切り替えることを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部(100)は、前記空気抜き動作中に、前記流路切り替え弁(V1)を、前記追い焚き回路(C3)側に切り替えた後に、前記沸き上げ回路(C1)側に切り替えるように制御することを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記制御部(100)は、前記空気抜き動作中に、前記循環ポンプ(P1)が最大の回転数で回転するように制御することを特徴とする給湯装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項において、
    前記制御部(100)は、前記空気抜き動作中に、前記循環ポンプ(P1)のポンプ負荷が増加に転じたときに前記流路切り替え弁(V1)が作動するように制御することを特徴とする給湯装置。
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