JP2011012817A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Yosuke Morimune
陽介 森宗
Masahiro Aono
正弘 青野
Koji Namikata
浩二 南方
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Abstract

【課題】設置時の貯湯タンク及び配管の水張りと循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きの作業が効率よく行えるようにすること。
【解決手段】タンクユニット12の貯湯タンク22内の水を貯湯用循環ポンプ27を有する配管を介してヒートポンプユニット11に循環して温水となし、浴槽40等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置10において、貯湯タンク22に接続された配管の水張りと貯湯用循環ポンプ27への呼び水、並びにエアー抜きを自動的に行うための配管構成及びタンク側制御装置36を備えている。
【選択図】図1

Description

タンクユニットの貯湯タンク内の水を循環ポンプを有する配管を介してヒートポンプユニットに循環して温水となし、浴槽等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置に関する。
この種のヒートポンプ給湯装置は、例えば、特許文献1などで知られているように、貯湯タンクには給水配管、給湯配管、貯湯タンクの水をヒートポンプユニットに循環する加熱用の配管、貯湯タンクの温水と浴槽の水を熱交換する追焚き用の配管などが接続されている。
特開2008−64391号公報
上述したヒートポンプ給湯装置では、設置時に施工業者が貯湯タンク及び配管の水張りと、循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きを順次手作業で行っていたため、作業に手間がかかるばかりでなく、待機時間を含めた作業時間が長時間となり、設置作業が非効率となる欠点があった。特に、マンション等の集合住宅では一台ごとに順次設置作業を行わなければならず、大変手間のかかる作業となっていた。
そこで本発明は、設置時の貯湯タンク及び配管の水張りと、循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きの作業が効率よく行えるようにすることを目的とする。
第1発明は、タンクユニットの貯湯タンク内の水を循環ポンプを有する配管を介してヒートポンプユニットに循環して温水となし、浴槽等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置において、貯湯タンクに接続された配管の水張りと循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きを自動的に行うための配管構成及び制御手段を備えたことを特徴とする。
また第2の発明では、タンクユニットの貯湯タンク内の水を循環ポンプを有する配管を介してヒートポンプユニットに循環して温水となし、浴槽等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置において、貯湯タンクに接続された配管の水張りと循環ポンプへ呼び水、並びにエアー抜きと浴槽のお湯張りのための水位設定を自動的に行うための配管構成及び制御手段を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明における前記配管構成には、水流路を通常状態と水張り状態とに切り換える切り換え手段を備えることを特徴とする。
第4の発明は、第1又は第2の発明における前記制御手段は、前記タンクユニット又は運転操作用のリモートコントローラに設けられた試運転スイッチにより作動することを特徴とする。
本発明のヒートポンプ給湯装置では、前記タンクユニット又は運転操作用のリモートコントローラに設けられた試運転スイッチにより制御手段を作動させ、貯湯タンクに接続された配管の水流路を通常状態から水張り状態に切り換えるようにして、貯湯タンクに接続された配管の水張りと、循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きを自動的に行うことができるため、設置作業における待機時間を少なくできるとともに、煩わしい切り換え操作を省略して設置作業を効率良く行うことができ、特に多数のヒートポンプ給湯装置を設置するマンション等の集合住宅では次々と設置作業を行うことができ、設置作業が大幅に短縮され、有効である。
また、浴槽のお湯張りのための水位設定を試運転時の自動運転に含めるようにすることにより、設置作業の一層の効率化が図れる。
本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第1段階を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第2段階を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第3段階を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第4段階を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第1段階を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の試運転時の第2段階を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の説明に適用されるヒートポンプ給湯装置の概略構成図である。
以下、図1乃至図6に基づき、本発明の実施形態について説明する。まず、全体構成の概略構成図である図1において、ヒートポンプ給湯装置10はヒートポンプユニット11と、このヒートポンプユニット11に配管接続される貯湯タンクユニット12とで構成され、これらヒートポンプユニット11及び貯湯タンクユニット12は、通常屋外に設置される。
前記ヒートポンプユニット11は、ユニット本体11A内に、ロータリー2段圧縮機などの能力可変の圧縮機13、加熱装置としての水冷媒熱交換器14、電動膨張弁などの減圧装置15、空気熱交換器である蒸発器16、該蒸発器16に通風して空気と熱交換させる熱交換用送風機19、アキュームレータ17及びプリント基板P1上に配設されるマイクロコンピュータ等から構成されるヒートポンプ側制御装置18が収容されている。
そして、前記圧縮機13、水冷媒熱交換器14を構成する放熱器14A、減圧装置15、蒸発器16及びアキュームレータ17は、冷媒配管20にて環状に接続されており、二酸化炭素を冷媒として圧縮機13で超臨界圧に圧縮するヒートポンプサイクル(冷媒回路)Xを構成している。また、前記水冷媒熱交換器14は前記放熱器14Aと受熱器14Bとで構成される。
前記貯湯タンクユニット12は、ユニット本体12A内に、貯湯タンク22、この貯湯タンク22の下部に接続される給水配管23、減圧弁(開閉機能なし)24、分岐給水配管25、貯湯用配管26、貯湯用循環ポンプ27、追焚き用配管28、水々熱交換器である追焚き用熱交換器29、風呂水用配管30、風呂水用循環ポンプ31、追焚き用循環ポンプ32、給湯用配管33、給湯混合弁34A、注湯混合弁34B、注湯開閉弁35、マイクロコンピュータ等から構成されるタンク側制御装置36等を収容している。37は圧力逃し弁で、給湯用配管33に接続されている。38A及び38Bはそれぞれ給湯流量カウンター及び注湯流量カウンターである。
また、前記貯湯用配管26の一端26Aは前記貯湯タンク22の底部に接続され、前記貯湯用配管26の他端26Bは前記貯湯タンク22の頂部に接続されている。また、前記追焚き用配管28の出口部28A及び前記給湯用配管33は、それぞれ前記貯湯タンク22の頂部に接続され、前記追焚き用配管28の入口部28Bは前記貯湯タンク22の中間部に接続されている。
前記水冷媒熱交換器14と前記貯湯タンク22との間で貯湯水を循環させることにより前記水冷媒熱交換器14で前記ヒートポンプサイクル(冷媒回路)Xの冷媒と熱交換して加熱された高温水を前記貯湯タンク22に貯湯する第1温水循環路51が形成される。また、風呂の浴槽40内の浴槽水を追焚きするための前記追焚き用熱交換器29と前記貯湯タンク22との間で貯湯水を循環させる第2温水循環路52が形成される。更に、浴槽水を追焚きするための前記追焚き用熱交換器29と前記浴槽40との間で浴槽水を循環させる第3温水循環路53とが形成される。
41は前記ヒートポンプ側制御装置18と前記タンク側制御装置36とを配線接続する通信線、42は台所用リモートコントローラ、43は風呂用リモートコントローラであり、これら各リモートコントローラ42、43は前記タンク側制御装置36に配線接続されている。SWはプリント基板P2に配設されてタンク側制御装置36に接続された試運転スイッチであるが、この試運転スイッチSWは台所用リモートコントローラ42や風呂用リモートコントローラ43に設けるようにしても良い。また、PSは浴槽40の水位を検出する水位センサ、FSは風呂水用配管30の流水を検知する流水スイッチである。
そして、貯湯用配管26の一端26A近くの往側貯湯用配管261には切り換え手段としての2つの第1電動三方弁441及び第2電動三方弁442が設けられている。第1電動三方弁441は往側貯湯用配管261と戻側貯湯用配管262を短絡するように配管接続されている。また、第2電動三方弁442は往側貯湯用配管261を排水管45に選択的に連通するようにしている。そして、2つの第1電動三方弁441及び第2電動三方弁442の間の往側貯湯用配管261と排水管45とは手動の開閉弁46を介して配管接続する構成としている。
ここで、風呂の浴槽40に注湯する湯張りを行う場合は、風呂用リモートコントローラ43の風呂湯張りスイッチ(図示せず)を押すと、注湯開閉弁35が開き、貯湯タンク22上部から給湯用配管33へ押し出された高温の湯が注湯混合弁34Bへ流れ、ここで水道配管等の給水配管23及び分岐給水配管25から給水される水道水と混合されて、第3温水循環路53を構成する風呂水用配管30を介して予め設定された温度の湯が浴槽40へ注湯され、所定の湯量が注湯されると湯張りが完了する。
次に、お湯の沸上げ運転について説明する。先ず、ヒートポンプユニット11の運転開始により、ヒートポンプサイクルXの圧縮機13が起動すると、二酸化炭素の冷媒が圧縮機13によって2段圧縮され、この圧縮機13で圧縮されて吐出した超臨界圧の高温・高圧の液状の冷媒は放熱器14Aで放熱する。
そして、前記放熱器14Aで放熱して温度の低下した冷媒は、減圧装置15で減圧されて低温・低圧となった後、蒸発器16に流れ、この蒸発器16で空気から吸熱して蒸発し、低温・低圧のガス状の冷媒となり、アキュームレータ17に流れ、このアキュームレータ17から前記圧縮機13に吸入され再び圧縮される。
そして、上述のヒートポンプユニット11の運転開始に伴い、貯湯タンクユニット12内の貯湯用循環ポンプ27が起動し、前記水冷媒熱交換器14に前記貯湯タンク22内下部の水を取り出して供給するように、第2三方弁442が実線矢印B2方向に流すようになっており、この第2三方弁442を介して前記貯湯タンク22内下部の水を前記水冷媒熱交換器14に供給するように第1三方弁441が実線矢印A1方向に流すようになっており、前記貯湯用循環ポンプ27の運転により、前記貯湯タンク22内下部の低温或いは常温の水がその一端26Aから貯湯用配管26内へ流れ、第2三方弁442、第1三方弁441及び貯湯用循環ポンプ27を介して受熱器14Bへ流れ、ここで前記水冷媒熱交換器14の放熱器14A内に流れる高温・高圧の冷媒と熱交換して加熱される。
そして、この受熱器14Bで加熱された高温の湯は前記他端26Bから貯湯タンク22の上部に流入し、沸き上げ運転の時間の経過に伴って、貯湯タンク22内には80℃以上の湯の貯留量が徐々に増加し、この高温の湯の湯層が貯湯タンク22内の下部の一定位置に至ると、沸き上げ運転が完了する。
また、風呂水用循環ポンプ31、追焚き用循環ポンプ32が運転し、また前記貯湯タンク22上部からの温水を追焚き用配管28、追焚き用熱交換器29を介して前記貯湯タンク22の中間部に戻すようにして、貯湯タンク22の高温水と浴槽40の温水とを追焚き用熱交換器29で熱交換して、浴槽40の温水の追焚きを行うこともできる。
次に上述したヒートポンプ給湯装置10の設置時の試運転について説明する。ヒートポンプ給湯装置10の配管工事や電気工事等の設置工事が終わり、試運転を行う際には、先ず、図2のフローチャートに示すように、手動の開閉弁46を閉にし(ステップS1)、浴槽40に水がないことを確認して浴槽40に栓をする(ステップS2)。そして、電源を入れ、試運転スイッチSWをONにして(ステップS3)、施工業者がこの試運転時にタンクユニット12外から給水配管23に接続したバルブ(図示せず)を開にして、貯湯タンク22内の水張りとエアー抜きを行いつつ、配管等の水漏れの有無を確認する(ステップS4)。
従って、給水配管23に接続した前記バルブ(図示せず)を開にするだけで、給水配管23から水道水等が給水されて貯湯タンク22が満水になることを確認する必要もなく、また圧力逃し弁37を手動で開閉することもなく、水道圧だけで自動的に貯湯タンク22内のエアー(空気)とともに水が流出し、貯湯タンク22内の水張りとエアー抜きを行うことができる。
上述した貯湯タンク22や給湯用配管33の水張りとエアー抜きに併行して、第1温水循環路51及び第2温水循環路52の水張りと貯湯用循環ポンプ27、風呂水用循環ポンプ31及び追焚き用循環ポンプ32への呼び水、並びにエアー抜きが自動的に行われるようにしてある。
すなわち、タンク側制御装置36は試運転スイッチSWがONになると(ステップS5)、貯湯試運転の制御モードに入り、第1三方弁441を実線矢印A1方向に流れるように、また第2三方弁442を破線矢印B1方向に流れるように切り替える(ステップS6)。また、注湯混合弁34Bの水側を全閉とし(ステップS7)、注湯開閉弁35を開にする(ステップS8)。このため、給湯用配管33の水が注湯混合弁34B、注湯開閉弁35を介して風呂水用配管30に流入し、風呂水用循環ポンプ31への呼び水が行われる。また、貯湯タンク22の水が貯湯用配管26の他端26Bから戻側貯湯用配管262、水冷媒熱交換器14の受熱器14Bを経て往側貯湯用配管261に流れ、貯湯用配管26の水張りと貯湯用循環ポンプ27への呼び水が行われ、エアーを含んだ水が第1、第2三方弁441、442を介して排水管45から排出される。
この時点までの説明のように、図3において、貯湯タンク22の内部とハッチングで示す配管内の水張り及びエアー抜きと、貯湯用循環ポンプ27及び風呂水用循環ポンプ31への呼び水が行われる。
上述した貯湯試運転の制御モードにおいて、注湯開閉弁35を介して水が流れたことを注湯流量カウンター38Bで確認すると(ステップS9)、エアーを含んだ水が流れ切る5秒後に注湯混合弁34Bの水側が全開となり(ステップS10)、さらにエアーを含んだ水が流れ切る5秒後に注湯開閉弁35が閉になる(ステップS11)。従って、分岐給水配管25に残されたエアーも風呂水用配管30及び浴槽40を介して排出され、この間に図4のハッチングで示す部分の水張り及び呼び水とエアー抜きが行われ、第1温水循環路51についても水張りとエアー抜きが継続して行われる。
そして、さらに20秒後に第2三方弁442が実線矢印B2方向に流れるように切り替えられ(ステップS12)、追焚き用循環ポンプ32が30秒間運転し(ステップS13)、この30秒間の間に貯湯タンク22の水が追焚き用配管28の出口部28Aから追焚き用配管28に入り、追焚き用熱交換器29及び追焚き用循環ポンプ32を通って追焚き用配管28の入口部28Bへと流れるため、追焚き用配管28の水張りと追焚き用循環ポンプ32への呼び水も行われ、図5に示すように第2温水循環路52のエアー抜きが行われる。
次いで、貯湯用循環ポンプ27が30秒間運転し(ステップS14)、前記貯湯タンク22内下部の水を取り出して第2三方弁442、第1三方弁441を介して前記水冷媒熱交換器14に供給した後、前記貯湯タンク22上部に戻して、図6に示すように、第1温水循環路51のエアー抜きが行われる。そして、第1温水循環路51及び第2温水循環路52のエアーは貯湯タンク22から給湯用配管33を経て外部に排出される。その後、第2三方弁442を破線矢印B1方向に切り替え(ステップS15)、エアーを含んだ水が流れ切る5秒後に実線矢印B2方向に切り替え(ステップS16)ることにより、この5秒間の間に第1温水循環路51に僅かに残ったエアーが排水管45から排出され、第1温水循環路51のエアー抜きが十分に行われる。
このようにして、貯湯タンク22と貯湯タンク22に接続された配管の水張りとエアー抜き、並び貯湯用循環ポンプ27の呼び水が自動的に行われると、ヒートポンプユニット11の圧縮機13等が運転するとともに貯湯用循環ポンプ27が運転し、貯湯タンク22の沸上げ試運転が開始される(ステップS17)。
そして、貯湯タンク22の水が水冷媒熱交換器14の受熱器14Bに循環して加熱され、貯湯タンク22に温水が貯湯されていることが温度センサ(図示せず)で検出され、貯湯運転を5分間行い、正常に沸き上げが行われていると判定すると(ステップS18)、風呂試運転のモードに移行する。また、沸き上げ運転が正常に行われていない場合には、エラー判定(ステップS19)により、台所用リモートコントローラ42及び風呂用リモートコントローラ43にエラー表示が行われ、貯湯試運転を中止するように制御される。この場合には、表示内容に応じて配管や電気配線がチェックされ、試運転をやり直すことになる。
風呂試運転モードでは、ステップS18において正常に沸き上げが行われていることが確認されると、タンク側制御装置36にてまず風呂試運転履歴の有無が確認され(ステップS20)、浴槽40の水位変化の記録がない場合には履歴なしと判断され、風呂水用循環ポンプ31が運転開始する(ステップS21)。次いで、風呂水用配管30での流水の有無を流水スイッチFSで検出する(ステップS22)。このとき、浴槽40の水張りをしていないので、流水スイッチFSがONとなるときはエラー判定(ステップS19)によって、エラーと判定され、台所用リモートコントローラ42及び風呂用リモートコントローラ43にエラー表示される。
そして、流水スイッチFSがOFFのときは注湯開閉弁35を開にし、浴槽40に一定量注湯する(ステップS23)。そして、一定量注湯されたことを注湯流量カウンター38Bが検出すると、注湯開閉弁35を閉にし、風呂水用循環ポンプ31の運転を開始し(ステップS24)、流水スイッチFSがONになるかを判断する(ステップS25)。浴槽40に水が溜まり、風呂水用配管30に水が流れて流水スイッチFSがONになるまでこの動作(ステップS23〜S25)が繰り返される。
そして、流水スイッチFSがONになると、風呂水用循環ポンプ31の運転が終了し(ステップS26)、引き続いて浴槽40の基準水位設定が行われる(ステップS27)。すなわち、注湯開閉弁35を開にし、浴槽40にさらに一定量注湯した後に、注湯開閉弁35を閉にし(ステップS28)、圧力式の水位センサPSにて浴槽40の水位を測定し(ステップS29)、水位設定を行う。この水位設定は注湯流量カウンター38Bにて検出される浴槽40への注水量と水位センサPSにて検出される浴槽水位の相関関係から浴槽40の基準水位を設定することにより、浴槽40の大きさや形状にかかわらず、使用者が風呂用リモートコントローラ43によって好みの水位を選定できるようにしている。
このようにして風呂試運転モードの試運転が終了すると、ヒートポンプ制御装置36やリモートコントローラ42又は43に風呂試運転終了の表示がされるようにする。また、風呂試運転が終了した場合、若しくは風呂試運転の履歴があり(ステップS20)、風呂試運転の必要がない場合にはエアー抜きを再度行うとともに、給水が完了したら浴槽40の栓を抜いて(ステップS30)、試運転を終了する。また、試運転終了後、しばらくの間、ヒートポンプ給湯装置10を使用しない場合には貯湯タンク22の水を抜き、電源を切っておく(ステップS31)。
上述した実施態様において、貯湯試運転のステップS6で第1三方弁441を実線矢印A1方向に且つ第2三方弁442を破線矢印B1方向に流れるようにする代わりに、第1三方弁441を破線矢印A2方向に且つ第2三方弁442を実線矢印B2方向に流れるよう切り替えて、ステップS11において注湯開閉弁25を閉にすると共に第1三方弁441を実線矢印A1方向に且つ第2三方弁442をB1方向に流れるように切り替えも良い。このようにすると、第2の実施形態に関する図7及び図8に示すように、水張り時のエアー抜きがそれぞれ1箇所に限定されるため、図3及び図4に示すもののようにエアー抜きが複数箇所から同時に行われる場合に比べてエラー時の異常個所の判定がしやすくなるとともに、エアー抜きのための給水量が少なくて済む利点がある。
なお、注湯混合弁34Bとして水側の全閉(密閉)ができない構造の注湯混合弁34Cを使用する場合には、第3の実施形態に関する図9に示すように、給湯用配管33と風呂水用配管30とを連絡する注湯用配管の注湯混合弁34Cと注湯開閉弁35との間に切り換え手段としての第3電動三方弁443を挿入し、この第3電動三方弁443の一方の口を給湯用配管33に接続すると良い。この場合、ステップS6での第1及び第2三方弁441、442の切り換えは上述した実施態様と同じであり、ステップS7で注湯混合弁34Bの水側を全閉にする代わりに、第3三方弁443を破線矢印C2方向に流れるようにし、ステップS10で注湯混合弁34Bの水側を全開にする代わりに、第3三方弁443を実線矢印C1方向に流れるように切り替えると共に注湯混合弁34Cの水側を全開にすれば良く、ステップS11以降の工程には上述した実施態様と同様であって変更がない。
上述した実施態様で説明したように、本発明のヒートポンプ給湯装置10によれば、タンクユニット12内のプリント基板P2に配設されたタンク側制御装置36に接続した試運転スイッチSWや、運転操作用の台所用リモートコントローラ42又は風呂用リモートコントローラ43に設けられた試運転スイッチSWを操作することにより、貯湯タンク22に接続された配管の水流路を通常状態から水張り状態に切り換えるようにして、貯湯タンク22に接続された配管の水張りと貯湯用循環ポンプ27、追焚き用循環ポンプ32への呼び水、並びにエアー抜きを自動的に行うことができるため、設置作業における待機時間を少なくできるとともに、煩わしい切り換え操作を省略して設置作業を効率良く行うことができ、特に多数のヒートポンプ給湯装置10を設置するマンション等の集合住宅では次々と設置作業を行うことができ、設置作業が大幅に短縮することができる。また、浴槽40のお湯張りのための水位設定を試運転時の自動運転に含めるようにしたので、設置作業の一層の効率化を図ることができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
10 ヒートプンプ給湯装置
11 ヒートポンプユニット
12 貯湯タンクユニット
22 貯湯タンク
27 貯湯用循環ポンプ
31 風呂水用循環ポンプ
32 追焚き用循環ポンプ
36 タンク側制御装置(制御手段)
42 台所用リモートコントローラ
43 風呂用リモートコントローラ
441 第1電動三方弁(切り換え手段)
442 第2電動三方弁(切り換え手段)
443 第3電動三方弁(切り換え手段)
SW 試運転スイッチ

Claims (4)

  1. タンクユニットの貯湯タンク内の水を循環ポンプを有する配管を介してヒートポンプユニットに循環して温水となし、浴槽等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置において、貯湯タンクに接続された配管の水張りと循環ポンプへの呼び水、並びにエアー抜きを自動的に行うための配管構成及び制御手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. タンクユニットの貯湯タンク内の水を循環ポンプを有する配管を介してヒートポンプユニットに循環して温水となし、浴槽等に給湯するようにしたヒートポンプ給湯装置において、貯湯タンクに接続された配管の水張りと循環ポンプへ呼び水、並びにエアー抜きと浴槽のお湯張りのための水位設定を自動的に行うための配管構成及び制御手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  3. 請求項1又は請求項2の配管構成には、水流路を通常状態と水張り状態とに切り換える切り換え手段を備えることを特徴とするヒートポンプ装置。
  4. 請求項1又は請求項2の制御手段は、前記タンクユニット又は運転操作用のリモートコントローラに設けられた試運転スイッチにより作動することを特徴とするヒートポンプ装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156039A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Panasonic Corp 燃料電池システム
JP2013204897A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Noritz Corp 給湯システム
JP2018031522A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置
JP2018091513A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 ダイキン工業株式会社 給湯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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