JP2012156039A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池に冷却水を短い時間でエア噛み無く安定して充填でき、これにより初期設定性能を満たす十分な熱交換性能を確保して、安定した発電を実施する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】冷却水循環回路2と、冷却水タンク4と、冷却水循環ポンプ6と、貯湯槽20と、補給水循環回路40と、冷却水熱交換器5と、給水タンク16と、供給ポンプ13と、給水タンクを迂回して貯湯槽からの補給水を供給ポンプへ供給する第一のバイパス経路60と、貯湯槽からの補給水を給水タンク及び第一のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第一の切換え手段61を備え、水はり運転時に第一のバイパス経路に通水するように第一の切換え手段を制御する制御部を備えた燃料電池システムであって、貯湯槽の水道圧を利用して、冷却水供給回路及び冷却水循環回路に直接注水を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、循環ポンプ、供給ポンプを備えた燃料電池システムに関するものである。
固体高分子膜を電解質に用いた固体高分子型燃料電池(以下、「燃料電池」と略す)が燃料電池システムに組み込まれている。この燃料電池は、水素ガスを主成分とする燃料ガス中の水素と空気中の酸素との間の発熱反応である電気化学反応により発電する。なお、燃料ガスは、例えば、都市ガス等の炭化水素ガスを水蒸気改質すると得られる。
前記燃料電池の発電では前述の電気化学反応(発熱反応)が進行するので、燃料電池の発電中の運転温度が、その反応に適した温度(例えば、70℃〜80℃程度)に維持されるよう、燃料電池の内部温度を一定に保つ機構が一般的に採用されている。
例えば、燃料電池に冷却水が流れる冷却水経路が配され、当該経路を流れる冷却水の流量などの制御によって燃料電池の内部温度が調整されている。一方、燃料電池を通過した高温状態の冷却水の熱を熱交換によって熱媒体が回収して、このような熱媒体が蓄熱器に蓄えられると、燃料電池システムにおいて蓄熱することができる。
図5は、特許文献1に開示された、燃料電池システムに搭載された排熱回収装置を示したものである。
図5において、スタック冷却水タンク103の冷却水は、スタック循環ポンプ104により、燃料電池スタック102から熱交換器108を通って再びスタック冷却水タンク103へ循環されている。
また、水素製造装置101から出た水素は熱交換器109を通り、燃料電池スタック102のアノード極を通り電気化学反応(発熱反応)後、熱交換器106を通り、機外へ排出される。
また一方、排熱回収水は排熱回収水ポンプ105により熱交換器108へ搬送される。燃料電池スタック102内の発電により発生した熱量は熱交換器108により熱交換され、湯水となって図示しない貯湯槽へ回収される。
特開2005−100873号公報
しかしながら、前記従来の構成では、スタック循環ポンプ104又は排熱回収水ポンプ105に非自給式の遠心式ポンプを使用する必要があった。
これは、スタック循環ポンプ104は燃料電池の発電時の運転温度を、その反応に適した温度に維持されるよう冷却水を循環させている。この循環量はきわめて微量に制御する必要があり、燃料電池システムの稼動時間中は連続して運転させなければならない。このためにはコストも考慮し高耐久性のある前記非自給式遠心式ポンプを選定している。
しかし、運転初期に前記非自給式遠心式ポンプによって給水タンクの補給水をスタック循環ポンプ104を使用してスタック冷却水タンク103に補給し、更に、スタック冷却水タンク103に補給された冷却水を、冷却水循環ポンプ104を使用して循環させ、燃料電池102を冷却する際に、スタック循環ポンプ104又は排熱回収水ポンプ105にエア噛みが発生する可能性があった。
すなわち、スタック循環ポンプ104のエア噛みはスタック冷却水タンク103への給水に時間がかかり、機器の試運転時間が長くなり、スタック冷却水タンク103のエア噛みは冷却水回路内の冷却水が十分に循環できず、燃料電池の冷却不十分から発電効率の低下を招くことになるという課題を有していた。
また、エア噛みによりポンプ内に発生した気泡によりスタック循環ポンプ104又は排熱回収水ポンプ105の内部にキャビテーションが発生し、ポンプ寿命の低下につながるという課題も複合的に有していた。
本発明は、上記課題を考慮し、燃料電池システム等に利用される冷却回路への初期水張り時間を短縮し、ひいては発電開始時間の短縮を実現するとともに、冷却回路内のエア噛みを防止して、使い勝手のよい、耐久性にすぐれた燃料電池システムを提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは補給水供給回路に水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うものである。これにより、補給水供給回路、供給ポンプに直接補給水を充填でき、エア噛みがなくキャビテーションも発生しない初期水張りを実現することができ。ひいては給水タンクへの水張り時間を待つことなく冷却水タンクへの補給水の充填が完了して補給水による初期水張り時間を短縮することができる。
また、本発明の燃料電池は冷却水循環回路に水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うものである。これにより、冷却水循環回路、冷却水循環ポンプに直接循環水を充填でき、エア噛みがなくキャビテーションも発生しない初期水張りを実現することができ。ひいては冷却水タンクへの水張り時間を待つことなく冷却水循環回路への補給水の充填が完了して補給水による初期水張り時間を短縮することができる。
また、本発明の燃料電池は冷却水循環ポンプに水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うものである。これにより、冷却水循環ポンプに直接循環水を充填でき、エア噛みがなくキャビテーションも発生しない初期水張りを実現することができ。ひいては冷却水タンクからの冷却水循環回路内への自然滴下による冷却水の充填待ち時間を短縮して初期水張り時間を短縮することができる。
本発明の燃料電池システムは、燃料電池システム等に利用される冷却回路若しくは補給水供給回路への初期水張り時間を短縮し、発電開始時間の短縮を実現するとともに、冷却回路内のエア噛みを防止して、燃料電池の十分な冷却効果を得ることができるとともに、キャビテーションが発生せず、ポンプの耐久性能を向上することができる燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1における燃料電池システムを示す構成図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムを示す構成図 本発明の実施の形態3における燃料電池システムを示す構成図 本発明の実施の形態4における燃料電池システムを示す構成図 従来の燃料電池システムを示す構成図
第1の発明は、水素と空気が供給されて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池の発電時に発熱する前記燃料電池を冷却する冷却水を循環させる冷却水循環回路と、前記冷却水循環回路に配され冷却水を貯える冷却水タンクと、前記冷却水循環回路内の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、貯湯槽と、前記貯湯槽から流出した補給水を前記貯湯槽に戻す補給水循環回路と、前記冷却水循環回路の冷却水と前記補給水循環回路の補給水とを熱交換させる冷却水熱交換器と、前記貯湯槽からの補給水を貯える給水タンクと、前記給水タンクの補給水を前記冷却水タンクへ供給する供給ポンプと、前記給水タンクを迂回して前記貯湯槽からの補給水を前記供給ポンプへ供給する第一のバイパス経路と、前記貯湯槽からの補給水を前記給水タンク及び前記第一のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第一の切換え手段を備え、水はり運転時に前記第一のバイパス経路に通水するように前記第一の切換え手段を制御する制御部を備えた燃料電池システムであって、補給水供給回路に水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うものである。これにより、ポンプのエア噛みを防止して、安定した水張りを実現し、ひいては初期水張り時間を短縮することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水熱交換器へ供給する第二のバイパス経路と、前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第二のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第二の切換え手段をさらに備え、前記制御部は、水はり運転時に前記第二のバイパス経路に通水するように前記第二の切換え手段を制御する燃料電池システムであって、補給水供給回路、冷却水回路に水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うものである。これにより、ポンプのエア噛みを防止して、安定した水張を実現し、ひいては初期水張り時間を短縮することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、前記供給ポンプと前記冷却水タンクとの間に配され水を浄化する水処理装置と、前記水処理装置と前記冷却水タンクとの間から前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水循環ポンプへ供給する第三のバイパス経路と、前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第三のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第三の切換え手段をさらに備え、前記制御部は、水はり運転時に前記第三のバイパス経路に通水するように前記第三の切換え手段を制御する燃料電池システムであって、冷却水循環ポンプに直接水張を行うことにより、ポンプのエア噛みを防止して、安定した水張を実現し、ひいては初期水張り時間を短縮することができる。
第4の発明は、水素と空気が供給されて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池の発電時に発熱する前記燃料電池を冷却する冷却水を循環させる冷却水循環回路と、前記冷却水循環回路に配され冷却水を貯える冷却水タンクと、前記冷却水循環回路内の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、貯湯槽と、前記貯湯槽から流出した補給水を前記貯湯槽に戻す補給水循環回路と、前記冷却水循環回路の冷却水と前記補給水循環回路の補給水とを熱交換させる冷却水熱交換器と、前記貯湯槽からの補給水を貯える給水タンクと、前記給水タンクの補給水を前記冷却水タンクへ供給する供給ポンプと、前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水熱交換器へ供給する第二のバイパス経路と、前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第二のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第二の切換え手段を備え、水はり運転時に前記第二のバイパス経路に通水するように前記第二の切換え手段を制御する制御部を備えた燃料電池システムである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの一構成例を示した構成図である。
図1に示すように、燃料電池システム100は、燃料ガス(水素ガス)を用いて発電および発熱する燃料電池1と燃焼ガス中のメタンと、改質反応を起こさせ、水素を発生させる燃料処理機10を備える。
燃料電池1では、燃料電池1のアノード(図示せず)に供給された燃料ガスと、燃料電池1のカソード(図示せず)に供給された酸化ガス(例えば、空気)と、が電気化学的に反応(発熱反応)して、電力および熱が発生する。燃料電池1によって生成された電力は、例えば、様々な電気機器において利用できる。また、燃料電池1によって生成された熱は、様々な用途に利用でき、例えば、家庭の暖房や給湯などにおいても利用できる。
なお、燃料電池1の内部構造は公知である。よって、その詳細な説明は省略する。燃料電池1の発電では、上述の電気化学反応(発熱反応)が進行するので、燃料電池1の発電中の運転温度が、その反応に適した温度(例えば、70℃〜80℃程度)に維持されるよう、燃料電池1の温度を一定に保つ機構が一般的に採用されている。
まず、燃料電池冷却回路について説明する。
燃料電池冷却回路は、図1に示すように、燃料電池1の発電中に前記燃料電池1を冷却するための冷却水を循環する冷却水循環回路2と、前記冷却水循環回路2に設けられた余剰ヒーター3を具備し冷却水を貯える冷却水タンク4と、前記冷却水循環回路2内の冷却水を循環させる冷却水冷却水循環ポンプ6と、前記冷却水循環回路2の廃熱を吸収して貯湯槽20内に蓄熱する冷却水熱交換器5と、燃料電池1の冷却水出口に設けられた温度検出器7を備えたものである。図1では、冷却水の流れの方向が実線の矢印によって示されている。前記冷却水循環回路2は冷却水タンク4と冷却水熱交換器5をつなぐ冷却水循環回路a2aと、冷却水熱交換器5と燃料電池1をつなぐ冷却水循環回路b2bと、燃料電池1と冷却水循環ポンプ6をつなぐ冷却水循環回路c2cと、冷却水循環ポンプ6と冷却水タンク4をつなぐ冷却水循環回路d2dで構成されている。
つぎに、燃料電池1に都市ガス等を用いて燃料ガス(水素ガス)を供給する燃料処理機10に改質反応のための反応用の水を供給する改質水供給回路について説明する。
改質水供給回路は前記冷却水循環回路2の冷却水循環回路d2dから分岐した給水回路12と、燃料処理機に反応用の水を供給する供給ポンプ11と、燃料処理機10への反応用の水の入り切りを行う第1の燃料処理弁15aと、供給ポンプ11から分岐した凝縮水回路14と、第2の燃料処理弁15bと、給水タンク(凝縮水タンク)16と、供給ポンプ13と、冷却水供給回路17bを備えている。図1では、冷却水の流れの方向が点線の矢印によって示されている。前記給水回路12は、燃料電池1と冷却水循環ポンプ6をつなぐ冷却水循環回路c2cから分岐して、供給ポンプ11をつなぐ給水回路a31と、供給ポンプ11、第1の燃料処理弁15aをつなぐ給水回路b32と、第1の燃料処理弁15aと燃料処理機10をつなぐ給水回路c33と、前記給水回路b32の途中から分岐して第2の燃料処理弁15bをつなぐ給水回路d34と、第2の燃料処理弁15bと給水タンク(凝縮水タンク)16をつなぐ給水回路e35で構成されている。
また前記冷却水供給回路17bは冷却水供給回路c17c、冷却水供給回路d17d、冷却水供給回路e17e、で構成されている。
つぎに燃料電池の発電工程を通水、循環回路の循環水充填運転(以下初期水張り)燃料処理、燃料電池の発電の順に説明する。
燃料電池システムの循環回路内へ水を充填するため、初期水張りを行う。
まず、第1のバイパス回路60に設けられた第1の切り替え手段61の回路を「開」にする。これにより貯湯槽20内の補給水は、貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、補給水回路51を通り、第1のバイパス回路60を経て冷却水供給回路c17c、冷却水供給回路d17d、イオン交換樹脂18、冷却水供給回路e17e、を通り、冷却水タンク4に導かれる。これらの一連の動作は貯湯槽20にかかる水道の供給圧により行われる。
冷却水タンク4内の水位が上昇すると冷却水タンクレベルスイッチ8が満水を検知して、1の切り替え手段61の回路を「閉」にする。
また、前記初期水張りと同時に、給水タンク(凝縮水タンク)16への水の補給を行う。給水タンク弁22を「開」にして貯湯槽20内の貯水を貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、貯湯循環回路b42から分岐した補給水回路a51、補給水回路b52を介して給水タンク(凝縮水タンク)16に補給する。給水タンク(凝縮水タンク)16内の水位が上昇すると給水タンク(凝縮水タンク)レベルスイッチ17が満水を検知して、貯湯循環ポンプ21を停止するとともに給水タンク(凝縮水タンク)弁22を「閉」にする。前記操作は貯湯循環ポンプ21の運転有無に関らず行われる。
前記の冷却水循環回路2内の冷却水の充填が完了すると燃料処理機10から燃料ガス(水素ガス)が燃料電池1に供給され酸化ガス(例えば、空気)と、反応して発電が開始される。そして、この発電により電力および熱が発生する。この電力は電気機器により消費され、発生した熱は冷却水熱交換器5により、貯湯槽20から貯湯循環ポンプ21により補給水循環回路40を循環する貯湯水により熱交換され貯湯槽20に蓄熱される。
前記補給水循環回路40は貯湯槽20と貯湯循環ポンプ21をつなぐ貯湯循環回路a41と、貯湯循環ポンプ21と冷却水熱交換器5をつなぐ補給水循環回路b42と、冷却水熱交換器5と貯湯槽20をつなぐ補給水循環回路c43から構成されている。
また、前記燃料電池システムにおいて発電時に余剰電量が生じた場合は、その余剰電力をヒーターにより熱に変換し、貯湯槽20に蓄熱する。具体的には冷却水タンク4に設けられた余剰ヒーター3により余剰電力を温水に変換する。この冷却水タンク内の温水は冷却水循環ポンプ6により冷却水熱交換器5へ送られ、貯湯槽20から貯湯循環ポンプ21により補給水循環回路40を循環する貯湯水により熱交換され貯湯槽20に蓄熱される。冷却水循環ポンプ6は余剰ヒーター3で加熱された冷却水タンク4内の貯水が高温になるため冷却水タンク4の直下へは設置することができず冷却水熱交換器5、燃料電池1より下流の冷却水タンク4から十分離れた位置に設置される。
以上のように、構成された燃料電池システム等に利用される冷却装置の冷却水供給回路によれば、初期水張りとして冷却水タンク4内に補給水を充填する際、水道直圧を利用して直接給水して初期水張りを行うため初期水張り時間を短縮することができ、供給ポンプにエア噛みがなくキャビテーションも発生しない安定した水張りを行うことができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の第2の実施の形態について図2を用いて説明を行う。
燃料電池の発電工程、通水、循環回路の循環水充填運転、燃料処理、燃料電池の発電の順についての説明については(実施の形態1)と同様であるため省略する。本実施の形態は、第2のバイパス回路64と第2の切り替え手段65を持つことに特徴を有する。
すなわち実施の形態1で説明した第1のバイパス回路60と第1の切り替え手段61で使用した燃料電池システムの循環回路内へ水を充填するための初期水張りに連続して第2のバイパス回路64と第2の切り替え手段65を利用して冷却水循環回路2の初期水張りを行う。
まず、第1のバイパス回路60に設けられた第1の切り替え手段61の回路を「開」にする。これにより貯湯槽20内の補給水は、貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、補給水回路51通り、第1のバイパス回路60を経て冷却水供給回路c17c、冷却水供給回路d17d、イオン交換樹脂18、冷却水供給回路e17e、を通り、第2のバイパス回路64に導かれる。このとき第2の切り替え手段65の回路が「開」になる。これにより、貯湯槽20内の補給水が冷却水熱交換器5、燃料電池1を通って冷却水循環ポンプ6を通り冷却水タンク4に導かれる。
つぎに、冷却水タンク4内の水位が上昇すると冷却水タンクレベルスイッチ8が満水を検知して、第2の切り替え手段65の回路および第1の切り替え手段61の回路を「閉」にする。
これらの一連の動作は貯湯槽20にかかる水道の供給圧により行われる。これ以下の動作は実施の形態1で説明した動作と同一となり、説明を省略する。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の第3の実施の形態について図3を用いて説明を行う。
燃料電池の発電工程、通水、循環回路の循環水充填運転、燃料処理、燃料電池の発電の順についての説明については(実施の形態1)と同様であるため省略する。本実施の形態は、第3のバイパス回路68と第3の切り替え手段69を持つことに特徴を有する。
すなわち実施の形態1で説明した第1のバイパス回路60と第1の切り替え手段61で使用した燃料電池システムの循環回路内へ水を充填するための初期水張りに連続して第3のバイパス回路68と第3の切り替え手段69を利用して冷却水循環回路2の冷却水循環ポンプ6へ直接初期水張りを行う。
まず、第1のバイパス回路60に設けられた第1の切り替え手段61の回路を「開」にする。これにより貯湯槽20内の補給水は、貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、補給水回路51通り、第1のバイパス回路60を経て冷却水供給回路c17c、冷却水供給回路d17d、イオン交換樹脂18、冷却水供給回路e17e、を通り、冷却水タンク4に導かれる。
次に、第3のバイパス回路68の第3の切り替え手段の回路を「開」にする。これにより貯湯槽20内の補給水は、貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、補給水回路51通り、第1のバイパス回路60を経て第3のバイパス回路68を通って冷却水循環ポンプ6へ導かれる。
つぎに、冷却水タンク4内の水位が上昇すると冷却水タンクレベルスイッチ8が満水を検知して、冷却タンク弁4b、第1の切り替え手段61、第3の切り替え手段69を「閉」にする。
これらの一連の動作は貯湯槽20にかかる水道の供給圧により行われる。これ以下の動作は実施の形態1で説明した動作と同一となり、説明を省略する。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の第4の実施の形態について図4を用いて説明を行う。
燃料電池の発電工程、通水、循環回路の循環水充填運転、燃料処理、燃料電池の発電の順についての説明については(実施の形態1)と同様であるため省略する。本実施の形態は、第2のバイパス回路64と第2の切り替え手段65を持つことに特徴を有する。
初期水張りが開始されると、給水タンク弁22が「開」になり、貯湯循環ポンプ21が運転を開始する。これにより、貯湯槽20内の補給水は、貯湯循環回路41、貯湯循環ポンプ21、補給水回路51通り、給水タンク16へ導かれる。
次に、給水タンク16の給水タンクレベルスイッチ17が給水タンク16の満水を検知すると給水タンク弁22が「閉」になり、給水タンクへの給水が停止される。次に、供給ポンプ13が運転を開始し、給水タンク16内の補給水が冷却水供給回路c17c、冷却水供給回路d17d、イオン交換樹脂18、冷却水供給回路e17e、を通り、第2のバイパス回路64へ導かれる。このとき第2の切り替え手段65の回路が「開」になる。これにより、貯湯槽20内の補給水が冷却水熱交換器5、燃料電池1を通って冷却水循環ポンプ6を通り冷却水タンク4に導かれる。
つぎに、冷却水タンク4内の水位が上昇すると冷却水タンクレベルスイッチ8が満水を検知して、第2の切り替え手段65の回路を「閉」にする。
これ以下の動作は実施の形態1で説明した動作と同一となり、説明を省略する。
以上のように、本発明に係る燃料電池システムは、冷却水循環回路、熱交換器、燃料電池に冷却水をエア噛み無く充填でき、ポンプのエア噛みの冷却水供給回路および冷却水循環回路を実現できる。これにより初期設定性能を満たす十分な熱交換性能を確保して、安定した発電を実施することができる燃料電池システムを提供することができる。
1 燃料電池
2 冷却水循環回路
3 余剰ヒーター
4 冷却水タンク
5 冷却水熱交換器
6 冷却水循環ポンプ
7 温度検出器
8 冷却水タンクレベルスイッチ
10 燃料処理機
11 供給ポンプ
12 給水回路
13 供給ポンプ
14 凝縮水回路
15a 第1の燃料処理弁
15b 第2の燃料処理弁
16 給水タンク(凝縮水タンク)
16b オーバーフロー
17 給水タンクレベルスイッチ
17b 冷却水供給回路
18 イオン交換樹脂
20 貯湯槽
21 貯湯循環ポンプ
40 補給水循環回路

Claims (4)

  1. 水素と空気が供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池の発電時に発熱する前記燃料電池を冷却する冷却水を循環させる冷却水循環回路と、
    前記冷却水循環回路に配され冷却水を貯える冷却水タンクと、
    前記冷却水循環回路内の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、
    貯湯槽と、
    前記貯湯槽から流出した補給水を前記貯湯槽に戻す補給水循環回路と、
    前記冷却水循環回路の冷却水と前記補給水循環回路の補給水とを熱交換させる冷却水熱交換器と、
    前記貯湯槽からの補給水を貯える給水タンクと、
    前記給水タンクの補給水を前記冷却水タンクへ供給する供給ポンプと、
    前記給水タンクを迂回して前記貯湯槽からの補給水を前記供給ポンプへ供給する第一のバイパス経路と、
    前記貯湯槽からの補給水を前記給水タンク及び前記第一のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第一の切換え手段を備え、
    水はり運転時に前記第一のバイパス経路に通水するように前記第一の切換え手段を制御する制御部を備えた燃料電池システム。
  2. 前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水熱交換器へ供給する第二のバイパス経路と、
    前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第二のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第二の切換え手段をさらに備え、
    前記制御部は、水はり運転時に前記第二のバイパス経路に通水するように前記第二の切換え手段を制御する請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記供給ポンプと前記冷却水タンクとの間に配され水を浄化する水処理装置と、
    前記水処理装置と前記冷却水タンクとの間から前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水循環ポンプへ供給する第三のバイパス経路と、
    前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第三のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第三の切換え手段をさらに備え、
    前記制御部は、水はり運転時に前記第三のバイパス経路に通水するように前記第三の切換え手段を制御する請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 水素と空気が供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池の発電時に発熱する前記燃料電池を冷却する冷却水を循環させる冷却水循環回路と、
    前記冷却水循環回路に配され冷却水を貯える冷却水タンクと、
    前記冷却水循環回路内の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプと、
    貯湯槽と、
    前記貯湯槽から流出した補給水を前記貯湯槽に戻す補給水循環回路と、
    前記冷却水循環回路の冷却水と前記補給水循環回路の補給水とを熱交換させる冷却水熱交換器と、
    前記貯湯槽からの補給水を貯える給水タンクと、
    前記給水タンクの補給水を前記冷却水タンクへ供給する供給ポンプと、
    前記冷却水タンクを迂回して前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水熱交換器へ供給する第二のバイパス経路と、
    前記供給ポンプからの補給水を前記冷却水タンク及び前記第二のバイパス経路のうちのいずれか一方に通水を切り換える第二の切換え手段を備え、
    水はり運転時に前記第二のバイパス経路に通水するように前記第二の切換え手段を制御する制御部を備えた燃料電池システム。
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