JP5394300B2 - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

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Description

この発明は、ヒートポンプユニットで湯水を加熱し貯湯タンク内に貯湯するヒートポンプ式給湯機について、特に試運転時の制御に関するものである。
従来のヒートポンプ式給湯機について図13に基づいて説明する。
湯水を貯湯する貯湯タンク101と、該貯湯タンク101に接続される配管や制御部等を含めて筐体内部に収める貯湯タンクユニット102と、貯湯タンク101下部と接続され市水を給水する給水管103と、貯湯タンク101内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット104と、貯湯タンク101下部とヒートポンプユニット104を配管で接続するヒーポン往き管105と、ヒートポンプユニット104と貯湯タンク101上部とを接続するヒーポン戻り管106と、ヒーポン戻り管106途中にあり給水管103から分岐したバイパス管107と一端が接続された戻し切替弁108と、貯湯タンク101内の圧力を調節する逃し弁109と、貯湯タンク101内の湯水を出湯する出湯管110と、給水管103から分岐した給湯バイパス管111と出湯管110内の湯水を混合し所定の温度に調節する給湯混合弁112と、風呂設定温度になるよう給水管103と出湯管110内の湯水を混合して調節する風呂混合弁113と、給水管102に市水を流入させるか否か栓の開閉で調節する給水栓114と、貯湯タンク101内の湯水を外部に排水する排水弁115と、給湯温度や風呂温度等の各種設定を行うリモコン116とを備えている。
このようなヒートポンプ式給湯機の設置時、貯湯タンクユニット102とヒートポンプユニット104の間を接続する配管口から水漏れが発生しないか試運転を行って確認する必要がある。その手順として、まず図14で示されるように、逃し弁109を開放し、給湯混合弁111及び風呂混合弁112の給湯バイパス管111側を閉止してから給水栓113を開放して、給水管103へ市水を流入させ貯湯タンク101が満水になるまで給水する。
そして図15で示されるように、逃し弁109から給水が溢れたら貯湯タンク101が満水だとして逃し弁109を閉止し、ユニット間の配管から水漏れがないか確認する。もし、水漏れの発生が確認されれば、給水した水を一度全て排水してから水漏れが発生している箇所の配管を外して修理し、修理作業完了後に再び貯湯タンク101が満水になるまで給水して水漏れがないか確認する必要があった。
特許第4294605号公報
しかし、この従来のものでは、配管口からの水漏れがないか確認するために貯湯タンク101内を満水にした後、水漏れが発生していれば貯湯タンク101内の水を一度全て排水して、水漏れが発生している配管を修理してから再び貯湯タンク101内を満水にする必要があり、大量の湯水を貯湯する貯湯タンク内を満水にして排水するため、水漏れの確認作業に膨大な時間が必要だった。
また、配管からの水漏れが発生していた場合、大量の給湯使用可能な水を利用せずに排水していたので無駄が多かった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内へ市水を給水する給水管と、前記貯湯タンク下部と前記ヒートポンプユニットを配管で接続するヒーポン往き管と、前記ヒートポンプユニットと前記貯湯タンク上部を配管で接続するヒーポン戻り管と、前記給水管から分岐し前記ヒーポン戻り管途中に連通されたバイパス管と、前記ヒーポン戻り管途中の前記バイパス管との連通箇所に設置され湯水の流路を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管方向とに切り替える切替弁と、前記給水管の前記バイパス管分岐部分よりも下流側に位置し前記給水管から前記貯湯タンク内へ給水する流路を遮断し前記給水管を前記ヒーポン往き管に連通させる流路切替手段とを備えたものである。
また、請求項2では、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管と前記ヒーポン往き管とを連通させ、給水が前記給水管、前記ヒーポン往き管、前記ヒーポン戻り管を流通して前記貯湯タンク内に流入する流路を形成し、その後に、再度前記試運転動作指示を検知したら前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通させる流路に切り替えるようにしたものである。
また、請求項3では、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管と前記ヒーポン往き管とを連通させ、給水が前記給水管、前記ヒーポン往き管、前記ヒーポン戻り管を流通して前記貯湯タンク内に流入する流路を形成し、前記貯湯タンク内への給水開始から一定時間経過したら、前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通させる流路に切り替えるようにしたものである。
また、請求項4では、試運転動作終了指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管から前記貯湯タンク内へ連通する流路を形成するようにしたものである。
また、請求項5では、前記流路切替手段を手動の四方弁により構成し、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記切替弁を前記ヒーポン戻り管とバイパス管とを連通する流路に切り替えるようにしたものである。
また、請求項6では、前記流路切替手段を手動の四方弁により構成し、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知し前記貯湯タンク内への給水を開始したら時間カウントを開始し、一定時間をカウントしたら、前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通する流路に切り替えるようにしたものである。
この発明によれば、貯湯タンクへの給水開始後、短時間でユニット間における配管の水漏れを確認することが可能となり、水漏れが確認された時の排水量を最小限に抑えることができるため、経済的な試運転が可能となる。
この発明の第1実施形態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図 同実施形態の沸き上げ運転時の流路を説明する図 同実施形態の試運転時の回路を説明する図 同実施形態の試運転時の流路を説明する図 同実施形態の試運転時の流路を説明する図 同実施形態の試運転時の動作を示すフローチャート この発明の第2実施形態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図 同実施形態の試運転時の回路を説明する図 同実施形態の試運転時の動作を示すフローチャート この発明の第3実施形態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図 この発明の第4実施形態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図 この発明の第5実施形態を示すヒートポンプ式給湯機の概略構成図 従来のヒートポンプ式給湯機の一実施形態を示す概略構成図 同実施形態の試運転時の流路を説明する図 同実施形態の試運転時の流路を説明する図
次に、この発明を適用した第1実施形態を図1に基づいて説明する。
1は貯湯タンクユニットであり内部に湯水を貯湯する貯湯タンク2、該貯湯タンク2上部に接続された出湯管3、貯湯タンク下部に接続された給水管4、出湯管3からの高温水と給水管4から分岐された給湯バイパス管5からの低温水とを混合する給湯混合弁6及び風呂混合弁7が備えられている。
8は給湯混合弁の下流側に接続され台所や洗面所で使用される湯水が流通する給湯管であり、9は風呂で使用する湯水が流通する風呂給湯管である。
10はヒートポンプユニットであり、冷媒を高温高圧に圧縮する圧縮機11、凝縮器としての水冷媒熱交換器12、冷媒を減圧する膨張弁13、空気と熱交換することで冷媒を加熱する空気熱交換器14で構成されたヒートポンプ回路15と、前記貯湯タンク2下部と水冷媒熱交換器12を配管で接続するヒーポン往き管15、水冷媒熱交換器12と貯湯タンク2上部を配管で接続するヒーポン戻り管16、ヒーポン往き管15とヒーポン戻り管16から成る加熱循環回路17を介して湯水を搬送する循環ポンプ1、それらの駆動を制御するヒーポン制御部19とを備えている。
20はヒーポン戻り管16途中に備えられた戻し切替弁であり、通常の沸き上げ運転時はヒーポン戻り管16aからヒーポン戻り管16bに湯水を流動させ、凍結防止運転時は
貯湯タンク2下部にある給水管4に接続された凍結防止用のバイパス管21に湯水を流動させるように弁開度を調節する。
22はマイコン等からなる給湯制御部で、ヒーポン制御部19を制御して貯湯タンク2の側面に複数設置された貯湯温度サーミスタ23の情報から加熱循環回路17による貯湯タンク2の沸き上げや沸き増し、給湯の温度、風呂の湯張りや追い焚き、保温等の制御を行うものである。また、24は給湯や風呂等の各種設定が可能なリモコンであり、貯湯タンク2内の湯水を高温に沸き上げる沸き上げ開始スイッチ25、給湯温度を設定する温度設定スイッチ26、風呂への湯張りを指示する湯張りスイッチ27、湯張り量を設定する湯張り量設定スイッチ28、試運転を開始する試運転スイッチ29を有し、更にドットマトリクス型の蛍光表示管よりなる表示部30によって使用者が設定状況を目視可能としている。
31は試運転スイッチ29を押圧した際に各種制御を行う試運転制御部であり、試運転スイッチ29が押圧されたか判断する押圧検知手段32、配管に設置された各種弁の開口方向や開閉の調節等の制御を行う弁開口方向調節手段33が備えられている。なお、試運転スイッチ29は試運転制御部31の基板上に備えられていてもよい。
34は貯湯タンク2下部にあり給水管4のバイパス管21分岐部分よりも下流側に位置し給水管4から貯湯タンク2内へ給水する流路を遮断し給水管4をヒーポン往き管15に連通させる流路切替手段としての電動式の四方弁、35は貯湯タンク2上部に連通した逃し弁、36は給水管4に備えられた減圧弁であり、該減圧弁36より上流には給水栓37が設けられており、38は貯湯タンク2底部に接続され排水管39から湯水を外部に排水する排水弁である。
なお、給水管4は給水栓37から四方弁34までの配管を給水管4a、四方弁34から貯湯タンク2までの配管を4bとし、ヒーポン往き管15は貯湯タンク2から四方弁34までの配管をヒーポン往き管15a、四方弁34から水冷媒熱交換器12までの配管を15bとし、ヒーポン戻り管16は水冷媒熱交換器12から戻し切替弁20までの配管をヒーポン戻り管16a、戻し切替弁20から貯湯タンク2までの配管をヒーポン戻り管16bとする。
次に、第1実施形態における通常の沸き上げ運転時の動作を図2に基づいて説明する。
まず、給水管4aと給水管4bとを連通させ貯湯タンク2内へ給水する流路が形成されるように四方弁34の弁開口方向を調節する。開口方向が調節された四方弁34により、ヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bが連通して貯湯タンク2内の湯水の沸き上げが可能となり、給湯混合弁6及び風呂混合弁7によって所定温度に調節された湯水が出湯口や浴槽において出湯可能となる。
次に、第1実施形態における試運転の動作を図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、貯湯タンクユニット1内の機器を作動させるために図示しない電源ブレーカをONにしてから、リモコン24に設置された試運転動作指示としての試運転スイッチ29が押圧されたか押圧検知手段32で判断する(S201)。押圧されたと検知したら、図3で示されるように給湯混合弁6及び風呂混合弁7の給湯バイパス管5側を閉止し四方弁34を給水管4aからヒーポン往き管15bに給水が流入する流路が形成されるよう弁開口方向調節手段33によって調節し(S202)、押圧を検知しなければ、該S201の判断を繰り返す。
S202で各弁の開口方向を変化させたら、図4で示されるように逃し弁35と給水栓37を手動で開放して給水を開始し、給水管4a、四方弁34、ヒーポン往き管15b、水冷媒熱交換器12、ヒーポン戻り管16a、戻し切替弁20、ヒーポン戻り管16bを順次流通して貯湯タンク2内へ流入するような流路が構成され、給水圧によって配管内部のエア抜きが行われるので、別途水抜き栓や空気抜き栓等を配管に設けエア抜きをする必要がない。
そして、給水開始から一定時間(例えば1分間)経過したとして、作業者が再度試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S203)、押圧されたと検知したら、弁開口方向調節手段33が戻し切替弁20をヒーポン戻り管16aからバイパス管21方向へ給水の流路が切り替わるように調節する(S204)。
S204で切替弁20の開口方向を変化させると、図5で示されるような閉回路が形成されることでユニット間の配管及び配管の接続口に給水圧が印加されるため、作業者が配管から水漏れが発生していないか目視等の方法で確認可能となる。
そして、水漏れが発生していないことを確認した作業者が試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S205)、押圧されたと検知したら、弁開口方向調節手段33がバイパス管21からヒーポン戻り管16bに給水が流動する流路に切替弁20の弁開口方向を調節して切り替える(S206)。
S206で戻し切替弁20の弁開口方向を調節したら、ヒーポン戻り管16bから貯湯タンク2への給水が再開され、逃し弁35から水が溢れ出たことを作業者が確認したら、逃し弁35を閉じて給水の流入を停止させる。
貯湯タンク2の満水を確認して逃し弁35を閉じた後、作業者が試運転動作終了指示としての試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S207)、押圧されたことを検知したら、給湯混合弁6及び風呂混合弁7の弁開度を試運転開始前の状態に戻し、四方弁34を給水管4aから給水管4bに流入する流路が形成されるよう弁開口方向調節手段33によって調節して(S208)、試運転の動作が終了する。
S204で配管からの水漏れが発生していた場合、作業者は貯湯タンクユニット1の電源ブレーカをOFFにしてから排水弁38を開放して給水した水を抜き取り、水漏れが発生している配管口の修理作業を実施する。修理作業終了後に、排水弁38を閉止し電源ブレーカをONにしてから試運転スイッチ29を押圧する事で、再度S201の判断から行われる。
以上の動作によって、四方弁34を調節して給水が給水管4aから直接ヒーポン往き管15bに流入する流路を形成して給水圧によって配管内のエア抜きが行われ、配管途中に別途エア抜き栓を設ける必要が無く、戻し切替弁20によってヒーポン戻り管16aからバイパス管21へ流路を切り替えてユニット間を接続するヒーポン往き管15b及びヒーポン戻り管16aの配管口に対して均等に給水圧がかかる状態にすることで、貯湯タンク2内を満水にしなくても配管に給水圧をかけることができるため、短時間で水漏れの確認作業が行える。
また、S203で作業者が一定時間経過を判断したら試運転動作指示としての試運転スイッチ29を押圧して戻し切替弁20の弁開口方向を変化させているが、給水管4内に給水温度を検知する温度センサや給水流量を検知する流量センサ等を設置して配管内への給水の流入を検知し、給水管4内に給水が流入開始したことを検知した時間をカウントする計測手段を設けて、試運転開始指示としての試運転スイッチ29の押圧を検知し、かつ給水開始を検知してから一定時間経過したと前記計測手段が判断したら、戻し切替弁20の弁開口方向をヒーポン戻り管16bからバイパス管21方向に変更する制御を用いてもよい。
次に、この発明を適用した第2実施形態を図7に基づいて説明する。
本実施形態では四方弁34を手動で流路を切り替えるものとし、通常の沸き上げ運転時には、作業者が給水管4aと給水管4b及びヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bとが連通するように四方弁34の開口方向を手動で調節することで、貯湯タンク2内に給水が流入して貯湯され、貯湯タンク2内の湯水をヒートポンプユニット10によって沸き上げた高温水と低温の給水を給湯混合弁6及び風呂混合弁7で混合して、所定温度に調節した湯水が洗面所等の出湯口や浴槽で使用される。
次に、第2実施形態の試運転時の動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。
まず、貯湯タンクユニット1内の機器を作動させるために図示しない電源ブレーカをONにしてから、リモコン24に設置された試運転動作指示としての試運転スイッチ29が押圧されたか押圧検知手段32で判断し(S301)、押圧されたことを検知したら、給湯混合弁6及び風呂混合弁7の給湯バイパス管5側を閉止するよう調節する(S302)。
S302で給湯混合弁6及び風呂混合弁7の弁開口方向を調節したら、作業者が四方弁34の開口方向を調節して、図8にあるように給水管4aからヒーポン往き管15bを連通する流路を形成して、流路が形成されたら、逃し弁35と給水栓38を開放することで給水が開始する。
そして、給水開始から一定時間(例えば1分間)経過したとして、作業者が再度試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S303)、押圧されたと検知したら、弁開口方向調節手段33が戻し切替弁20をヒーポン戻り管16aからバイパス管21方向へ給水の流路が切り替わるように調節する(S304)。
S304で切替弁20の開口方向を変化させると、図5で示されるような閉回路が形成されることでユニット間の配管及び配管の接続口に給水圧が印加されるため、作業者が配管から水漏れが発生していないか目視等の方法で確認可能となる。
そして、水漏れが発生していないことを確認した作業者が試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S305)、押圧されたと検知したら、弁開口方向調節手段33がバイパス管21からヒーポン戻り管16bに給水が流動する流路に切替弁20の弁開口方向を調節して切り替える(S306)。
S306で戻し切替弁20の弁開口方向を調節したら、ヒーポン戻り管16bから貯湯タンク2への給水が再開され、逃し弁35から水が溢れ出たことを作業者が確認したら、逃し弁35を閉じて給水の流入を停止させる。
貯湯タンク2の満水を確認して逃し弁35を閉じた後、作業者が試運転動作終了指示としての試運転スイッチ29を押圧したか押圧検知手段32で判断し(S307)、押圧されたことを検知したら、給湯混合弁6及び風呂混合弁7の弁開度を試運転開始前の状態に戻すよう弁開口方向調節手段33によって調節する(S308)。
S308で給湯混合弁6及び風呂混合弁7を元の弁開度に戻したら、作業者が四方弁34の開口方向を給水管4aと給水管4bとを連通させるように調節して通常の沸き上げ運転が可能な状態にすることで、試運転の動作が終了する。
S304で配管からの水漏れが発生していた場合、作業者は貯湯タンクユニット1の電源ブレーカをOFFにしてから排水弁38を開放して給水した水を抜き取り、水漏れが発生している配管口の修理作業を実施する。修理作業終了後に、排水弁38を閉止し電源ブレーカをONにしてから試運転スイッチ29を押圧する事で、再度S301の判断から行われる。
以上の動作によって、四方弁35を調節して給水が給水管4aから直接ヒーポン往き管15bに流入する流路を形成することで、実施形態1と同様に短時間で水漏れの確認作業が行える。
また、S303で作業者が一定時間経過を判断したら試運転動作指示としての試運転スイッチ29を押圧して戻し切替弁20の弁開口方向を変化させているが、給水管4内に給水温度を検知する温度センサや給水流量を検知する流量センサ等を設置して配管内への給水の流入を検知し、給水管4内に給水が流入開始したことを検知した時間をカウントする計測手段を設けて、試運転開始指示としての試運転スイッチ29の押圧を検知し、かつ給水開始を検知してから一定時間経過したと前記計測手段が判断したら、戻し切替弁20の弁開口方向をヒーポン戻り管16bからバイパス管21方向に変更する制御を用いてもよい。
次に、この発明を適用した第3実施形態を図10に基づいて説明する。
本実施形態では第1実施形態で使用されている四方弁34を廃止し、代わりに3つの二方弁を使用している。それぞれ、給水管4aと給水管4bとの間に接続された第1二方弁40、給水管4aとヒーポン往き管15bとの間に接続された第2二方弁41、ヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bとの間に接続された第3二方弁42であり、各弁を制御することで各運転モードを実行する。
通常の沸き上げ運転の際には、第1二方弁40及び第3二方弁42の両端を開放して第2二方弁41の両端を閉止することで、給水が給水管4aから給水管4bを流通して貯湯タンク2内に流入し、貯湯タンク2内の湯水がヒーポン往き管15aからヒーポン往き管15bを流通して沸き上げられる。
また、試運転の際には、第1二方弁40の給水管4a側及び第3二方弁42のヒーポン往き管15a側をそれぞれ閉止し第2二方弁41の両端を開放することで給水管4aとヒーポン往き管15bとが連通し、給水が給水管4a、ヒーポン往き管15b、ヒーポン戻り管16a、ヒーポン戻り管16bを流通して貯湯タンク2内に流入する流路を形成した後に給水を開始して、給水開始から一定時間経過後に戻し切替弁20の弁開口方向をバイパス管21にして流路を切り替え、ユニット間の配管口の水漏れ確認作業を行い、該確認作業終了後に戻し切替弁20を元の開口方向に戻して貯湯タンク2内への給水を再開し、貯湯タンク2内が満水になったら逃し弁36を閉止して給水の流入を停止させて、第1二方弁40、第2二方弁41及び第3二方弁42の弁開度を試運転開始前の状態に戻す。
次に、この発明を適用した第4実施形態を図11に基づいて説明する。
本実施形態では第1実施形態で使用されている四方弁35を廃止し、貯湯タンク2下部に給水管4aと給水管4bとに接続された第4二方弁43、給水管4aとヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bとに接続され湯水の流路を切り替え可能な第1切替弁44を備えており、各弁を制御することで各運転モードを実行する。
通常の沸き上げ運転の際には、第4二方弁43の両端を開放して第1切替弁44をヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bが連通するように開度を調節することで、給水が給水管4aから給水管4bを流通して貯湯タンク2内に流入し、貯湯タンク2内の湯水がヒーポン往き管15aからヒーポン往き管15bを流通して沸き上げられる。
また、試運転の際には、第4二方弁43の給水管4b側を閉止し第1切替弁44のヒーポン往き管15a側を閉止することで給水管4aとヒーポン往き管15aとが連通し、給水が給水管4a、ヒーポン往き管15b、ヒーポン戻り管16a、ヒーポン戻り管16bを流通して貯湯タンク2内に流入する流路を形成した後に給水を開始して、給水開始から一定時間経過後に戻し切替弁20の弁開口方向をバイパス管21にして流路を切り替え、ユニット間の配管口の水漏れ確認作業を行い、該確認作業終了後に戻し切替弁20を元の開口方向に戻して貯湯タンク2内への給水を再開し、貯湯タンク2内が満水になったら逃し弁36を閉止して給水の流入を停止させて、第4二方弁44と第1切替弁44の弁開度を試運転開始前の状態に戻す。
次に、この発明を適用した第5実施形態を図12に基づいて説明する。
本実施形態では第1実施形態で使用されている四方弁35を廃止し、貯湯タンク2下部に給水管4aと給水管4bとヒーポン往き管15aとに接続され湯水の流路を切り替え可能な第2切替弁45と、ヒーポン往き管15aとヒーポン往き管15bに接続された第5二方弁46を備えており、各弁を制御することで各運転モードを実行する。
通常の沸き上げ運転の際には、第2切替弁45を調節して第5二方弁46の両端を開放することで、給水が給水管4aから給水管4bを流通して貯湯タンク2内に流入し、貯湯タンク2内の湯水がヒーポン往き管15aからヒーポン往き管15bを流通して沸き上げられる。
また、試運転の際には、第2切替弁45の給水管4b側を閉止し、第5二方弁46のヒーポン往き管15a側を閉止することで給水管4aとヒーポン往き管15bとが連通しし、給水が給水管4a、ヒーポン往き管15b、ヒーポン戻り管16a、ヒーポン戻り管16bを流通して貯湯タンク2内に流入する流路を形成した後に給水を開始して、給水開始から一定時間経過後に戻し切替弁20の弁開口方向をバイパス管21にして流路を切り替え、ユニット間の配管口の水漏れ確認作業を行い、該確認作業終了後に戻し切替弁20を元の開口方向に戻して貯湯タンク2内への給水を再開し、貯湯タンク2内が満水になったら逃し弁36を閉止して給水の流入を停止させて、第2切替弁45と第5二方弁46の弁開度を試運転開始前の状態に戻す。
以上のように、貯湯タンク下部にある給水管4aとヒーポン往き管15bとを連通させるように切替弁や二方弁等の流路切替手段を設置し、戻し切替弁20の弁開口方向を変化させてバイパス管21への流路を形成することで、試運転時に貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット10との間に接続されている配管の水漏れの確認作業を実施する際、貯湯タンク2内を満水にせずとも確認作業が行えるため、試運転に要する作業時間を大幅に短縮し、排水量の削減を可能とした。
1 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
4 給水管
10 ヒートポンプユニット
15 ヒーポン往き管
16 ヒーポン戻り管
20 戻し切替弁
21 バイパス管
34 四方弁

Claims (6)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内へ市水を給水する給水管と、前記貯湯タンク下部と前記ヒートポンプユニットを配管で接続するヒーポン往き管と、前記ヒートポンプユニットと前記貯湯タンク上部を配管で接続するヒーポン戻り管と、前記給水管から分岐し前記ヒーポン戻り管途中に連通されたバイパス管と、前記ヒーポン戻り管途中の前記バイパス管との連通箇所に設置され湯水の流路を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管方向とに切り替える切替弁と、前記給水管の前記バイパス管分岐部分よりも下流側に位置し前記給水管から前記貯湯タンク内へ給水する流路を遮断し前記給水管を前記ヒーポン往き管に連通させる流路切替手段とを備えたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  2. 前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管と前記ヒーポン往き管とを連通させ、給水が前記給水管、前記ヒーポン往き管、前記ヒーポン戻り管を流通して前記貯湯タンク内に流入する流路を形成し、その後に、再度前記試運転動作指示を検知したら前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通させる流路に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  3. 前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管と前記ヒーポン往き管とを連通させ、給水が前記給水管、前記ヒーポン往き管、前記ヒーポン戻り管を流通して前記貯湯タンク内に流入する流路を形成し、前記貯湯タンク内への給水開始から一定時間経過したら、前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通させる流路に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  4. 試運転動作終了指示を検知したら前記流路切替手段によって前記給水管から前記貯湯タンク内へ連通する流路を形成するようにしたことを特徴とする前記請求項2又は3記載のヒートポンプ式給湯機。
  5. 前記流路切替手段を手動の四方弁により構成し、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知したら前記切替弁を前記ヒーポン戻り管とバイパス管とを連通する流路に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  6. 前記流路切替手段を手動の四方弁により構成し、前記貯湯タンクの試運転時に、試運転動作指示を検知し前記貯湯タンク内への給水を開始したら時間カウントを開始し、一定時間をカウントしたら、前記切替弁を前記ヒーポン戻り管と前記バイパス管とを連通する流路に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
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