JP3668127B2 - 給湯システム及び給湯暖房システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は試運転機能を備える給湯システム及び給湯暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、全自動給湯システムは、設置した際、実際の使用に先立ち正常に動作するか否かの点検作業が不可欠である。例えば、熱源器、浴槽及び配管、又は熱源器、暖房端末機及び配管へ温水を補給する等の試運転を行い、点検作業が行われる。
【0003】
この点検作業において、浴槽に給湯するシステムでは、ガス配管及び水配管の設置後、台所、浴室に設置されたリモコンの操作により浴槽に注湯を行い、配管の水漏れの有無や浴槽の設定水位が正しいか否かの判定作業が行われる。即ち、ガス配管を設置し、運転可能な状態にした後、点検作業が行われており、リモコン操作や配管の点検等、作業者は、家屋のリモコンや浴槽と屋外の給湯器との間を往復する等、相当な手間が掛かる。
【0004】
また、給湯暖房システムにおいても、配管の水漏れ確認のための試運転として、熱源器や暖房端末器及び配管へ水張りが行われている。この場合、水を補給する通路上の手動バルブを開け、機器本体側の水循環用ポンプを作動させて配管内等の空気を抜きながら配管内に水を満たし、膨張タンクの水位がオーバーフロー直前になった後、手動バルブを閉め、水循環用ポンプを止める作業が必要である。このとき、バーナの燃焼を禁止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように給湯システムや給湯暖房システムでは、点検のための試運転時、多くの手間、労力、時間が費やされている。
【0006】
そこで、本発明は、試運転作業の簡略化及び作業時間の短縮化を図った給湯システム及び給湯暖房システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バーナの燃焼で給水を加熱する熱交換器(5、6、38、40)、給湯を受ける浴槽(3、32)又は暖房端末(暖房端末器36)、浴槽又は暖房端末に連結された配管に給水する試運転時、バーナの燃焼を禁止する制御手段(電装基板19、60)を備えて、試運転時、バーナ燃焼を禁止し、制御手段と遠隔操作手段(リモコン21、62)との通信禁止、試運転表示や通常運転と試運転との切換え等を行う給湯システム及び給湯暖房システムを提供でき、試運転作業の簡略化及び作業時間の短縮化を図ることができる。
【0008】
発明の給湯システムは、バーナ燃焼によって発生させた熱により給水を加熱する給湯熱交換器から浴槽に対する給湯を制御するとともに、前記浴槽にある浴槽水を追焚熱交換器に循環させ、前記バーナ燃焼を制御する制御手段と、この制御手段を遠隔操作する遠隔操作手段とを備える給湯システムであって、前記制御手段は、運転切換部と、試運転表示部とを備え、試運転モードにおいて、異常を検知したとき、異常表示出力を発生し、前記運転切換部は、操作によって切り換えられることにより、通常運転モードか、前記試運転モードかを前記制御手段に指示し、前記試運転モードでは、前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を禁止するとともに、前記バーナ燃焼を禁止状態に維持し、前記浴槽に注水し、前記通常運転モードでは前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を有効にし、前記試運転表示部は、前記試運転モードにあるとき、その表示をし、前記試運転モードが完了したとき、前記表示を解除し、前記試運転モードにおいて、前記制御手段の異常検知により、その異常を表す表示をする、構成である。即ち、配管に給水を行う試運転時、自動的にバーナの燃焼を禁止し、安全性を図ることができる。
【0009】
また、この給湯システムでは、前記制御手段と前記制御手段に対して操作指令を行う遠隔操作手段との間の通信を禁止するので、試運転時に通常運転への移行やバーナ燃焼が行われることを未然に防止できる。
【0010】
また、この給湯システムでは、前記試運転時、その表示を行う試運転表示部を備えているので、試運転表示によって試運転状態を容易に知ることができるとともに、異常表示も行える
【0011】
また、この給湯システムでは、前記制御手段に運転切換部を備えているので、前記試運転か通常運転かを切り換えることで、安全性を図ることができる。
この給湯システムにおいて、前記制御手段は、前記運転切換部とともに、通常運転と試運転とを切り換える運転状態切換コネクタを備え、この運転状態切換コネクタを前記運転切換部に差し替えて前記試運転モード又は前記通常運転モードを設定する構成としてもよい。
【0012】
また、本発明の給湯暖房システムは、バーナ燃焼によって発生させた熱により暖房熱交換器で暖房用水を加熱するとともに、その循環を制御する制御手段と、この制御手段を遠隔操作する遠隔操作手段とを備える暖房給湯システムであって、前記制御手段は、運転切換部と、試運転表示部とを備え、試運転モードにおいて、異常を検知したとき、異常表示出力を発生し、前記運転切換部は、操作によって切り換えられることにより、通常運転モードか、前記試運転モードかを前記制御手段に指示し、前記試運転モードでは、前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を禁止するとともに、前記バーナ燃焼を禁止状態に維持し、前記通常運転モードでは前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を有効にし、前記試運転表示部は、前記試運転モードにあるとき、その表示をし、前記試運転モードが完了したとき、前記表示を解除し、前記試運転モードにおいて、前記制御手段の異常検知により、その異常を表す表示をする、構成である。即ち、配管に給水を行う試運転時、自動的にバーナの燃焼を禁止し、安全性を図ることができる。
【0013】
また、この給湯暖房システムでは、前記試運転時、前記制御手段と前記制御手段に対して操作指令を行う遠隔操作手段との間の通信を禁止することで、試運転時に通常運転への移行やバーナ燃焼が行われることを未然に防止できる。
【0014】
また、この給湯暖房システムでは、前記試運転時、その表示を行う試運転表示部を備えたことにより、試運転表示によって試運転状態を容易に知ることができるとともに、異常表示も行うことから、その表示によって異常の有無を知ることができる。
【0015】
また、この給湯暖房システムは、前記制御手段に、前記試運転か通常運転かを切り換える運転切換部を備えているので、運転モードを切り換えることで、安全性を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明及びその実施の形態を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1〜図4は本発明の給湯システムを示し、図1は給湯システムの全系統、図2はその電気系統、図3は操作制御部、図4は試運転動作を示している。
【0018】
この給湯システムには全自動給湯システム1を備えており、この全自動給湯システム1は、給湯器2から浴槽3に追焚循環路4を介して注湯、並びに浴槽水の追焚循環を行う構成である。
【0019】
給湯器2は給湯熱交換器5と追焚熱交換器6とホッパ7とを具備し、給湯熱交換器5の水導入側に至る給水路8に給湯量センサ9、温水出口側に外部給湯路10が設けられている。この外部給湯路10から分岐してホッパ7に至る流路には注水電磁弁11を介在させ、ホッパ7の下流側から追焚循環路4の往き管12に至る流路には、注湯量センサ13、三方弁である流路切換弁14を介在させている。浴槽3から追焚熱交換器6に至る追焚循環路4の戻り管15には、浴槽3内の水位を検知するための水位センサ16、循環ポンプ17、水の流れを検知するための流水スイッチ18が設置されている。
【0020】
また、給湯器2には電装基板19が備えられ、全システムの動作制御を行う操作制御部20が搭載されている。この操作制御部20には、操作指令信号を与える遠隔操作制御部21(以下、リモコン21)が接続されている。操作制御部20は、図2に示すように、運転切換部22を有し、操作制御部20をシステムの通常運転時と試運転時の制御動作を切り換えるためのもので、人手により、運転状態切換コネクタ23、24を差し替えて、切り換え自在に構成している。また、操作制御部20には、システムの動作状態を表示する表示手段として、例えば、試運転状態等にあることを表示するLED25が設けられている。
【0021】
操作制御部20において、図3に示すように、制御回路26はCPU27、リレー回路28を有している。CPU27は注湯量センサ13、給湯量センサ9、流水スイッチ18、水位センサ16からの出力に応じてリレー回路28を介して注水電磁弁11、循環ポンプ17、流路切換弁14を通電制御するものである。また、CPU27には試運転手順がプログラミングされ、運転切換部22の運転状態切換コネクタ23、24の差し替えにより試運転モードとすることができ、LED25に点滅表示させることによって試運転状態にあることを知ることができる。
【0022】
この全自動給湯システム1の試運転動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0023】
試運転では、給湯器2、浴槽3を家屋に設置したとき、給湯器2本体のパネルを外し、本体の電源を投入する。ステップS1では、運転切換部22の運転状態切換コネクタ23、24の差し替えにより、操作制御部20の試運転モードを選択する。このとき、操作制御部20からの制御信号によってLED25が点灯する。ここで、リモコン21での操作を不可能とするため、ステップS2でリモコン21との送受信を停止させる。
【0024】
また、ステップS3において、ガスの供給なしで、浴槽3に注水を行うため、注水中、給湯量センサ9がオンしても、燃焼動作を行わないように給湯バーナ(図示省略)へのガス供給管における元電磁弁(図示省略)を閉とするとともに、点火手段を強制的に動作停止させる。さらに、浴槽3への注水時間を短縮するために、注水量を限定すべく、ステップS4で浴槽3の水位を低水位に設定する。
【0025】
続いて、ステップS5で自動注水を開始させる。注水電磁弁11が開かれ、水道水は給水路8を介して給湯熱交換器5の水導入側に至り、給湯熱交換器5を経てホッパ7で分離された後、注湯量センサ13、流路切換弁14を経て追焚循環路4の往き管12を通り、浴槽3に注水される。なお、流路切換弁14の向きを変更することにより、循環ポンプ17に呼び水を行いながら、浴槽3に注水することもできる。
【0026】
次に、ステップS6で注水電磁弁11及び流路切換弁14の異常があったか否かの判断を行う。即ち、流路切換弁14、注水電磁弁11が閉じているにもかかわらず注湯量センサ13がオフしないときには、流路切換弁14又は注水電磁弁11が異常状態にあることがわかる。異常状態では、LED25が点滅して異常を知らせる(ステップS9)。異常がない場合、ステップS7に進み、浴槽3の水位がステップS4での設定水位以上となったかどうかの判断を行う。
【0027】
水位センサ16により浴槽3の水位を検知する際、追焚循環路4に存在する空気を抜くため循環ポンプ17を作動させ、流水スイッチ18で空気がなくなったかどうかを確認する。
【0028】
浴槽3の水位が設定水位以上に達すると、電装基板19の操作制御部20に水位センサ16から信号が送られ、これに応答した操作制御部20からの信号により、注水電磁弁11を閉とする。このとき、LED25を消灯させるので、試運転作業が完了したことを知ることができる(ステップS8)。ステップS7での判断結果がNOの場合は、ステップS5へ戻る。
【0029】
試運転作業終了後は、運転状態切換コネクタ23、24を試運転から通常運転へ差し替えれば操作制御部20の通常モードが選択され、浴室又は台所にあるリモコン21による運転操作が可能となる。
【0030】
次に、図5〜図7は本発明の給湯暖房システムの実施例を示し、図5はその全系統、図6は操作制御部、図7は試運転動作を示している。
【0031】
給湯暖房システムとして全自動給湯暖房システム30が設置され、この全自動給湯暖房システム30は、給湯器31に浴槽32に追焚循環路33を介して注湯、並びに浴槽水の追焚循環を行う浴槽給湯系統34と、暖房循環路35を介して暖房端末器36に暖房用温水を供給する暖房給湯系統37とを有する。
【0032】
そして、給湯器31は、給湯熱交換器38、追焚熱交換器39他、暖房熱交換器40を備えている。
【0033】
浴槽給湯系統34において、給湯熱交換器38の水導入側に給湯量センサ41、温水出口側に外部給湯路42を介在させ、この外部給湯路42から分岐して注水電磁弁43を介してホッパ44に至る流路を有する。また、このホッパ44の下流側から、注湯量センサ45、流路切換弁46を介して追焚循環路33の往き管47に至る流路を有している。そして、浴槽32から追焚熱交換器39に至る追焚循環路33の戻り管48には、水位センサ49、循環ポンプ50、流水スイッチ51を介在させている。
【0034】
暖房給湯系統37においては、給湯熱交換器38の水導入側における給湯量センサ41の上流側から分岐して暖房熱交換器40の上流側に至る分岐給水路52を形成するとともに、補水電磁弁53、膨張タンク54、暖房ポンプ55を介在させている。膨張タンク54には、貯留させる暖房用水の水位を検知する水位センサ56が設置されている。なお、補水電磁弁53は膨張タンク54に暖房用水を補給するためのものである。
【0035】
また、暖房循環路35において、戻り管57から分岐して熱動弁58を介し、追焚熱交換器39を経て暖房循環路35の往き管59に合流する流路を有している。
【0036】
この全自動給湯暖房システム30において、給湯器31に備えた電装基板60には、浴槽給湯系統34及び暖房給湯系統37の動作制御を行う操作制御部61が設けられるとともに、操作制御部61に操作指令信号を与えるリモコン62を有する。
【0037】
操作制御部61は、通常の運転モードの他、浴槽給湯系統34及び暖房給湯系統37の試運転モードを切り換え自在とした運転切換部63を有する。
【0038】
即ち、運転切換部63において、通常の運転モードと、リモコン62による操作指令信号を受け付けず、システムの動作指令を行う試運転モードとを、運転状態切換コネクタ64、65、66、67を差し替えて、切り換え自在に構成している。なお、操作制御部61には、試運転モードにある状態を表示したり、システムの異常状態を表示するためのLED68が設けられている。
【0039】
電装基板60に構成される操作制御部61において、図6に示すように、制御回路69はCPU70、リレー回路71、72を有し、CPU70には、浴槽給湯系統34及び暖房給湯系統37の通常の動作制御手順の他、これら浴槽給湯系統34及び暖房給湯系統37の試運転手順がプログラミングされている。なお、試運転手順を実行すると、試運転状態にあることをLED68の点灯により知ることができる。
【0040】
この全自動給湯暖房システム30の試運転手順を図7に示すフローチャートを参照して説明する。なお、浴槽給湯系統34の試運転は、前記実施例の全自動給湯システム1における試運転と実質的に同様であるのでその説明は省略する。以下暖房給湯系統37の試運転を説明する。
【0041】
給湯器31を家屋に設置したとき、パネルを外し、電装基板60上の運転切換部63において、運転状態切換コネクタ64、65、66、67を差し替えて、操作制御部61を試運転モードとする。暖房端末器36の水回路を開くために暖房端末器36の運転スイッチをオンとし、給湯器31本体の電源を投入すると、LED68が点灯し、熱動弁58が開く(ステップS1)。ただし、熱動弁58は数分後、暖房端末器36への水張りを促進するため、自動的に閉じる。ここで、ステップS2において、リモコン62での操作を不可能とするために、リモコン62との送受信を停止させる。暖房端末器36の運転スイッチをオンとしたことにより、暖房燃焼をさせないようにするために、暖房燃焼動作強制停止処理を行う(ステップS3)。
【0042】
続いて、ステップS4で補水電磁弁53をオンとする。水道水は分岐給水路52を通り、補水電磁弁53を介して、膨張タンク54へ注がれる。水位センサ56によって検知される膨張タンク54の水位がH以上か否かの判断をステップS5で行い、水位がHに達すると、水位センサ56からの信号に応答して補水電磁弁53が閉じ、水道水の供給が停止される。このとき、暖房ポンプ55が作動して膨張タンク54内の水を吸収し、暖房熱交換器40、暖房循環路35の往き管59を介して暖房端末器36への水張りを行う(ステップS6)。膨張タンク54内の水は暖房熱交換器40、暖房循環路35の往き管59を介して吸収されてしまうので、膨張タンク54の水位はL以下となり、暖房ポンプ55の作動は停止する(ステップS7、S8)。膨張タンク54の水位がL以上のとき、ステップS12、S13へ進む。
【0043】
補水電磁弁53がオンして一定時間経過しても、膨張タンク54における水位センサ56が信号を発しないときは補水電磁弁53の異常と判断される。補水電磁弁53、水位センサ56が異常と判断されたときは、LED68を点滅させてこれを知らせる(ステップS15)。ステップS7で膨張タンク54の水位がL以下であった場合にも、補水電磁弁53が異常であるか(ステップS9)、膨張タンク54の水位センサ56に異常があるか(ステップS10)を判断し、異常と判断されたときは、LED68を点滅させてこれを知らせる(ステップS11)。ステップS9、S10で異常なしと判断されたときはステップS5へ戻り、前述のステップを繰り返す。
【0044】
一方、ステップS12、S13で、補水電磁弁53、水位センサ56に異常がない場合、ステップS14へ進み、試運転完了か否かを判断する。
【0045】
これは、例えば、試運転開始後、暖房給湯系統37への水張りが終了するまでの時間を、種々の施工実験から求め、この時間を電装基板60の操作制御部61の記憶手段(図示省略)に試運転の基準時間として予め設定しておき、この時間と実際の経過時間とを比較することにより、判断することができる。試運転作業が終了したとき、LED68を消灯させる(ステップS16)。
【0046】
そして、浴槽給湯系統34の試運転も完了し、全ての試運転作業終了後は、運転状態切換コネクタ64、65、66、67を差し替えて、試運転から通常運転へ切り換えれば操作制御部61の通常モードが選択され、浴室又は台所にあるリモコン62による運転操作が可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a 試運転作業を給湯器本体で行うことができ、遠隔操作手段で操作していた場合に比べ、試運転作業を簡易化でき、作業時間を短縮化できる。
b 動作状態を表示する手段が試運転作業の終了、機器構成体の異常を知らせてくれるので、終了判断、異常判断も確実で容易である。
c ガス配管を設置する前に、配管の水の有無、設定水位の確認ができ、作業手順の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯システムの実施例を示す系統図である。
【図2】図1に示す給湯システムの電気系統を示すブロック図である。
【図3】図2に示す電気系統における操作制御部を示すブロック図である。
【図4】図1に示す給湯システムにおける試運転動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の給湯暖房システムの実施例を示す系統図である。
【図6】図5に示す給湯暖房システムの操作制御部を示すブロック図である。
【図7】図5に示す給湯暖房システムにおける試運転動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 浴槽
5、6、38、40 熱交換器
19、60 電装基板(制御手段)
21、62 リモコン(遠隔操作手段)
36 暖房端末器

Claims (3)

  1. バーナ燃焼によって発生させた熱により給水を加熱する給湯熱交換器から浴槽に対する給湯を制御するとともに、前記浴槽にある浴槽水を追焚熱交換器に循環させ、前記バーナ燃焼を制御する制御手段と、この制御手段を遠隔操作する遠隔操作手段とを備える給湯システムであって、
    前記制御手段は、運転切換部と、試運転表示部とを備え、試運転モードにおいて、異常を検知したとき、異常表示出力を発生し、
    前記運転切換部は、操作によって切り換えられることにより、通常運転モードか、前記試運転モードかを前記制御手段に指示し、前記試運転モードでは、前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を禁止するとともに、前記バーナ燃焼を禁止状態に維持し、前記浴槽に注水し、前記通常運転モードでは前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を有効にし、
    前記試運転表示部は、前記試運転モードにあるとき、その表示をし、前記試運転モードが完了したとき、前記表示を解除し、前記試運転モードにおいて、前記制御手段の異常検知により、その異常を表す表示をする、
    構成としたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記制御手段は、前記運転切換部とともに、通常運転と試運転とを切り換える運転状態切換コネクタを備え、この運転状態切換コネクタを前記運転切換部に差し替えて前記試運転モード又は前記通常運転モードを設定する構成としたことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. バーナ燃焼によって発生させた熱により暖房熱交換器で暖房用水を加熱するとともに、その循環を制御する制御手段と、この制御手段を遠隔操作する遠隔操作手段とを備える暖房給湯システムであって、
    前記制御手段は、運転切換部と、試運転表示部とを備え、試運転モードにおいて、異常を検知したとき、異常表示出力を発生し、
    前記運転切換部は、操作によって切り換えられることにより、通常運転モードか、前記試運転モードかを前記制御手段に指示し、前記試運転モードでは、前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を禁止するとともに、前記バーナ燃焼を禁止状態に維持し、前記通常運転モードでは前記遠隔操作手段と前記制御手段との通信を有効にし、
    前記試運転表示部は、前記試運転モードにあるとき、その表示をし、前記試運転モードが完了したとき、前記表示を解除し、前記試運転モードにおいて、前記制御手段の異常検知により、その異常を表す表示をする、
    構成としたことを特徴とする給湯暖房システム。
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