JP6552889B2 - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者に対して各種情報を提供するための情報提供システム及び情報提供方法に関する。
自動改札システムでは、自動改札機に備えられたリーダライタによって、乗客が所有する非接触ICカードの乗車券情報を読み取り、改札通路の通過許可及び不許可の判定を行なっている。この場合、非接触ICカードを用いることにより、改札通過時の利便性が高められている。
更に、人体通信方式を用いて自動改札を行なう技術も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この技術においては、人体を通信媒体としてICカードに記憶された乗車券情報を受信する床アンテナと、床アンテナよりも乗客の進入方向における改札通路の前方の所定位置まで進入した人物を検知する人物検知部とを備えた自動改札機を用いる。そして、床アンテナにより受信した乗車券情報及び人物検知部による人物の検知に応じて、扉の開閉を制御する。
また、自動改札機の通路を通行した利用者に情報を配信することができる情報配信システムも検討されている(例えば、特許文献2参照。)。この技術において、自動改札機は、乗車券及び会員カードが投入されると、投入された乗車券に記憶されている乗車券情報に基づいて、自動改札機の通路の通行可否を判断する。そして、自動改札機は、通行可と判断した場合、情報配信装置に対して会員カードから読み取った識別コードを含む配信要求を出力する。配信要求を受信した情報配信装置は、配信要求に含まれている識別コードで識別される利用者に配信メールを送信する。
特開2010−122999号公報 特開2004−5242号公報
上述の特許文献1の自動改札機においては、人体通信方式を用いて、不正乗車を抑制することができる。しかしながら、上記技術においては、利用者に対して多様な情報を提供することは想定されていない。また、特許文献2の技術を用いる場合には、2つの媒体を用いる必要がある。更に、情報を取得するまでタイムラグが生じることがあり、タイムリーな情報を提供することができない。特に、駅構内等のような屋内では、通信が困難な場所も存在し、利用者が情報を取得するまでに時間を要することがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、利用者に対して、タイムリーに的確な情報を効率的に出力するための情報提供システム及び情報提供方法を提供することにある。
(1)上記課題を解決する情報提供システムはアンテナ装置に接続される。そして、前記アンテナ装置は、利用者機器から、利用者の識別情報を取得し、前記アンテナ装置は、取得した前記識別情報及びアンテナ装置識別情報をセンタサーバに転送する。次に、前記センタサーバは、前記アンテナ装置識別情報に基づいて、前記アンテナ装置の設置場所を特定し、前記識別情報及び前記設置場所に基づいてセンタ情報を生成し、前記センタ情報を前記アンテナ装置に送信し、前記アンテナ装置から前記利用者機器に、前記センタ情報を転送する。これにより、利用者に対して、利用者の所在に応じた情報を提供することができる。
(2)上記情報提供システムにおいては、前記アンテナ装置は、離間させて設置された第1アンテナユニット及び第2アンテナユニットを備える。そして、前記第1アンテナユニットにおいて、前記利用者の識別情報を取得し、前記第2アンテナユニットにおいて、前記センタ情報を転送することが好ましい。これにより、第1アンテナユニットが取得した利用者の識別情報に応じて生成したセンタ情報を、第2アンテナユニットにより利用者に対して提供することができる。
(3)上記情報提供システムにおいては、前記第2アンテナユニットにおいて、前記利用者の識別情報を取得し、前記センタサーバは、第1アンテナユニットにおいて識別情報を読み取るタイミングと、第2アンテナユニットにおいて識別情報を読み取るタイミングとのずれに基づいて、前記利用者の移動方向を特定し、前記利用者の移動方向に応じて前記センタ情報を生成することが好ましい。これにより、利用者の進行方向に応じた情報を提供することができる。
(4)上記情報提供システムにおいては、前記センタ情報は、出力部を備えた利用者端末と通信を行なう前記利用者機器に対して、前記利用者端末の出力部において出力させるための情報であることが好ましい。これにより、利用者は、利用者端末を用いて、情報の内容を確認することができる。
(5)上記情報提供システムにおいては、前記センタサーバにおいて、前記識別情報に関連付けて目的地情報を記憶し、前記センタサーバは、前記アンテナ装置から取得した識別情報に基づいて、目的地情報を特定し、前記アンテナ装置の配置場所及び前記目的地情報に基づいて、利用者を誘導するためのガイド情報を生成し、前記ガイド情報をセンタ情報として、前記アンテナ装置に送信することが好ましい。これにより、利用者を的確に誘導することができる。
(6)上記情報提供システムにおいては、前記特定した設置場所及び識別情報に基づいて、前記設置場所に関連付けられた領域に所在する利用者の人数を算出し、前記人数に基づいて前記センタ情報を生成することが好ましい。これにより、利用者の所在状況に応じて、利用者を誘導することができる。
(7)上記情報提供システムにおいては、前記特定した設置場所及び識別情報に基づいて、前記利用者の行動パターンを特定し、前記行動パターンに基づいて前記センタ情報を生成することが好ましい。これにより、利用者における誤行動を抑制することができる。
本発明によれば、利用者に対して、タイムリーに的確な情報を効率的に出力することができる。
第1の実施形態のシステム概略図。 第1の実施形態で用いる改札システムの説明図。 第1の実施形態の処理手順の説明図。 第2の実施形態の処理手順の説明図。 第3の実施形態の処理手順の説明図。 第4の実施形態の処理手順の説明図。
<第1の実施形態>
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図3に従って説明する。本実施形態では、ICカードを携帯した利用者が自動改札機の改札通路を通過する時に案内情報を提供する場合に用いる情報提供システム及び情報提供方法として説明する。
図1に示すように、本実施形態では、利用者端末10、センタサーバ20、アンテナ装置30を用いる。本実施形態では、アンテナ装置30は、自動改札機50内に設けられている。更に、利用者は、ICカード40を格納したカードホルダ42、携帯端末44を携帯する。
利用者端末10は、インタネット等のネットワークを介して、センタサーバ20にアクセスするためのコンピュータ端末である。この利用者端末10は、制御部、記憶部、ポインティングデバイスやキーボード等の入力部、ディスプレイ等の出力部を備える。制御部は、センタサーバ20にアクセスするためのブラウザ手段を備えている。
センタサーバ20は、ICカード40の利用者に対して、各種情報を提供するコンピュータシステムである。センタサーバ20は、制御部21、カード情報記憶部22、アンテナ配置情報記憶部23、ガイド情報記憶部24、予約情報記憶部25を備えている。
制御部21は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(予約受付段階、情報取得段階、情報提供段階の各処理)を行なう。そのための管理プログラムを実行することにより、制御部21は、予約受付部211、情報取得部212、情報提供部213として機能する。
予約受付部211は、利用者端末10から取得した予約情報を管理する処理を実行する。
情報取得部212は、アンテナ装置30が検知したICカード40に関する情報を取得する処理を実行する。
情報提供部213は、利用者に対して提供するセンタ情報を生成し、提供する処理を実行する。
カード情報記憶部22には、利用者のICカード40を管理するためのカード管理レコードが記録される。このカード管理レコードは、利用者に対してICカード40を提供した時に記録される。このカード管理レコードには、カード識別子、乗車券情報、残高に関するデータが記録される。
カード識別子データ領域には、各ICカード40を特定するための識別子(利用者の識別情報)に関するデータが記録される。
乗車券情報データ領域には、このICカード40を用いて、乗車可能な区間を特定するためのデータが記録されている。例えば、定期券の場合には定期区間が記録される。
残高データ領域には、前払いにより利用することができる金額(電子バリュー)に関するデータが記録される。残高は、ICカード40を利用した場合やチャージされた場合に更新記録される。
アンテナ配置情報記憶部23には、配置されたアンテナ装置30の配置を管理するためのアンテナ配置管理レコードが記録される。アンテナ配置管理レコードは、アンテナ装置30の配置について登録が行なわれた場合に記録される。アンテナ配置管理レコードには、アンテナ識別子、設置場所に関するデータが記録される。
アンテナ識別子データ領域には、各アンテナ装置30を特定するための識別子に関するデータが記録される。
設置場所データ領域には、このアンテナ装置30が設置された場所を特定するための識別子に関するデータが記録される。例えば、アンテナ装置30が設置された駅、改札口、後述する通信制御部を備えた自動改札機50を特定するためのデータが記録される。
ガイド情報記憶部24には、利用者に対して提供するガイド情報が記録される。このガイド情報には、列車運行情報、駅構内経路図情報等に関するデータが記録される。
列車運行情報には、駅毎に、列車の時刻表、発車ホーム等に関するデータが記録される。
駅構内経路図情報には、駅毎に、駅構内で所定の場所に移動するための案内に関するデータが記録される。
例えば、列車運行情報を用いることにより、利用者の目的地に到達するために乗車する列車を特定することができる。そして、駅構内経路図情報を用いることにより、利用者の所在地から、この列車が発車するプラットホーム(発車ホーム)に向かうための駅構内の順路に関する案内を特定することができる。
予約情報記憶部25には、利用者の目的地に関する予約管理レコードが記録される。この予約管理レコードは、利用者端末10から予約情報を取得した場合に記録される。予約管理レコードには、カード識別子、目的地に関するデータが記録される。
カード識別子データ領域には、予約を行なった利用者が保持するICカード40のカード識別子に関するデータが記録される。
目的地データ領域には、この利用者が予約を行なった目的地に関するデータが記録される。
ICカード40には、メモリ、接続部が設けられている。ICカード40は、後述するカードホルダ42を介して取得した指示情報に基づいて、メモリからの各種情報の読み出しや、メモリへの書き込みを行なう。
メモリには、カード識別子、乗車券情報、乗降車情報、残高に関するデータが記録される。
カード識別子データ領域には、各ICカード40を特定するための識別子に関するデータが記録される。このカード識別子はカード製造時に記録される。
乗車券情報データ領域には、このICカード40を用いて、乗車可能な区間を特定するためのデータが記録される。
乗降車情報データ領域には、このICカード40を用いて、乗降車した駅や日付に関するデータが記録される。
残高データ領域には、前払いにより利用することができる金額(電子バリュー)に関するデータが記録される。
接続部は、後述するカードホルダ42と通信を行なうために用いられる。
カードホルダ42は、アンテナ装置30や携帯端末44との通信を行なう利用者機器である。このカードホルダ42は、ICカード40の格納部、第1、第2のアンテナを備えている。
第1のアンテナは、人体を通信媒体とする人体通信方式により通信を行なう。この人体通信方式は、人体、周囲に存在する誘電体や導電体より形成される経路(電気力線)により、タッチレスで通信を行なう方式である。第2のアンテナは、近距離範囲に存在してペアリングされた他のデバイスと近距離通信方式により通信を行なう。この近距離通信方式には。例えば、Bluetooth(登録商標)を用いることができる。
そして、カードホルダ42は、格納部に収納されたICカード40に記録された各種情報を取得し、第1のアンテナを介して、アンテナ装置30と人体通信を行なう。更に、カードホルダ42は、第2のアンテナを介して、利用者が保持する携帯端末44と近距離通信を行なう。
携帯端末44は、利用者が携帯するコンピュータ端末(利用者端末)である。この携帯端末44としては、ウエアラブル端末やスマートフォンを用いることができる。携帯端末44は、制御部、ディスプレイ、アンテナを備えている。制御部は、アンテナを介して、ペアリングされたカードホルダ42から各種情報を取得する。そして、制御部は、取得した情報をディスプレイに出力する。
図2は、自動改札機50の概要の説明図である。上から見た上面図では、この自動改札機50は、一対の筐体501,502、表示画面520、扉511,512を含んで構成されている。一対の筐体501,502の間に形成される空間は、利用者(本実施形態では、乗客)が自動改札機50を通過するときの改札通路となる。
表示画面520は、ICカード40に記憶されている電子バリュー情報等を表示するディスプレイである。
扉511、512は、自動改札機50の改札通路出口近傍に設けられている。扉511、512を閉じることにより利用者の改札通路の通過を抑止し、開放することにより利用者の改札通路の通過を許容する。
更に、筐体501,502には、人物検知のための人感センサ(図示せず)が設けられている。この人感センサは、ICカード40を所持していない人(無札者)の通過を検知する。
本実施形態では、アンテナ装置30は、床アンテナ301,302を含んで構成される。自動改札機50の改札通路内の入口側には床アンテナ301、出口側には床アンテナ302が設置される。入口側の床アンテナ301が第1アンテナユニットとして機能し、出口側の床アンテナ302が第2アンテナユニットとして機能する。なお、入口側、出口側は、利用者の進行方向によって変わるものとする。
床アンテナ301,302は、利用者と接触することにより、利用者が所有するICカード40との間で人体通信を行なう。この床アンテナ301,302の長さは、利用者の一般的な歩幅に基づいて決められる。具体的には、自動改札機50の改札通路を通過するときに一人の利用者のみが踏み、後続の利用者が踏んでしまうことがない長さ(例えば、0.6m)を用いる。
利用者は、ICカード40をカードホルダ42に収納し、身に付けた状態で自動改札機50の改札通路に進入する。ここで、利用者が自動改札機50の入口近傍に設置された床アンテナ301を踏むことにより、ICカード40に記憶された乗車券情報が人体通信方式により、自動改札機50に送信される。
自動改札機50は、開閉制御部51、通信制御部52を備えている。本実施形態では、一対の床アンテナ301,302及び通信制御部52がアンテナ装置30として機能する。
また、開閉制御部51は、扉511,512の開閉を制御する。この場合、開閉制御部51は、後述する通信制御部52を介して利用者が所有するICカード40に記憶されたカード識別子や乗車券情報を取得する。そして、取得したカード識別子から正規のICカード40であるか否かを判定する。また、開閉制御部51は、取得した乗車券情報に基づいて、利用者が、実際に乗車した乗車区間や列車と合っているか否か等を判定する。そして、判定結果に応じて、改札通路の通過許可又は不許可を判定する。更に、開閉制御部51は、料金精算する場合、残高(電子バリュー)から乗車料金を減算する。開閉制御部51は、減算した残高(電子バリュー)をICカード40に書き込むために、通信制御部52を介してICカード40に送信する。
開閉制御部51は、改札通路の通過許可又は不許可の判定に基づいて、扉511,512の開閉を制御する。また、改札通路の通過許可又は不許可を判定することなく、人感センサによって人物を検知した場合、扉511,512を閉じる制御を行なう。
通信制御部52は、床アンテナ301を介して、利用者が所持するICカード40に記録された各種情報を取得する。そして、通信制御部52は、取得した情報を開閉制御部51及びセンタサーバ20に転送する。更に、通信制御部52は、センタサーバ20から取得したセンタ情報を仮記憶するためのメモリを備えている。そして、通信制御部52は、メモリに仮記憶したセンタ情報を、床アンテナ302を介して、カードホルダ42に供給する。
次に、図3に従って、上記のように構成されたシステムを用いての案内処理の処理手順を説明する。
(案内処理)
本システムを利用する場合、利用者は、利用者端末10を用いて、センタサーバ20にアクセスする。
この場合、センタサーバ20の制御部21は、予約の登録処理を実行する(ステップS1−0)。具体的には、制御部21の予約受付部211は、利用者端末10のディスプレイに予約受付画面を出力する。この予約受付画面には、利用者のICカード40のカード識別子、目的地の入力欄が設けられている。そして、予約受付部211は、予約受付画面において各入力欄への入力の完了を検知した場合、予約管理レコードを生成し、予約情報記憶部25に記録する。この予約管理レコードには、予約受付画面を介して取得したカード識別子、目的地に関するデータを記録する。
目的地に向かう場合、利用者は、ICカード40が収納されたカードホルダ42を身に付けて、駅に設置された自動改札機50の改札通路に入る。
この場合、ICカード40が収納されたカードホルダ42と床アンテナ301とが、接続処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、通信制御部52は、自動改札機50の入口側に設置された床アンテナ301を介して、ICカード40を検知した場合、カードホルダ42に対して、カード識別子の送信を指示する。
この場合、カードホルダ42は、カード情報の送信処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、カードホルダ42は、収納されているICカード40のカード識別子を、床アンテナ301に対して送信する。
次に、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、カード情報の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、通信制御部52は、床アンテナ301を介して、利用者のICカード40のカード識別子を取得する。
次に、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、検知情報の送信処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、通信制御部52は、検知したICカード40に記録された乗車券情報を開閉制御部51に提供する。開閉制御部51は、取得した乗車券情報に基づいて、扉511,512を制御する。更に、通信制御部52は、検知情報をセンタサーバ20に送信する。この検知情報には、ICカード40を検知した床アンテナ301のアンテナ識別子とともに、ICカード40のカード識別子に関するデータを含める。
次に、センタサーバ20の制御部21は、検知情報の取得処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の情報取得部212は、通信制御部52から検知情報を受信する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の生成処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、検知情報に含まれるカード識別子が記録された予約管理レコードを、予約情報記憶部25から抽出する。そして、情報提供部213は、抽出した予約管理レコードに記録されている目的地を特定する。次に、情報提供部213は、ICカード40を検知した床アンテナ301のアンテナ識別子を用いて、アンテナ配置情報記憶部23から床アンテナ301の設置場所(利用者の所在地)を特定する。次に、情報提供部213は、ガイド情報記憶部24を用いて、利用者の所在地から目的地に到達するために必要な移動方向や移動先に関するガイド情報を取得する。例えば、情報提供部213は、列車運行情報を用いて、利用者の所在地(所在駅)から目的地に向かう列車の発車ホームを特定する。次に、情報提供部213は、所在駅の駅構内経路図情報を用いて、利用者の所在地から発車ホームに到達するための駅構内の順路を特定し、移動方向や移動先を特定する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の送信処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、アンテナ配置情報記憶部23を用いて、ICカード40を検知した床アンテナ301に接続されたアンテナ識別子に対応する通信制御部52を特定し、この通信制御部52に対してセンタ情報を送信する。このセンタ情報には、ガイド情報記憶部24から取得したガイド情報を含める。
次に、通信制御部52は、センタ情報の取得処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、通信制御部52は、センタサーバ20からセンタ情報を取得し、メモリに仮記憶する。そして、通信制御部52は、自動改札機50の出口側に設置された床アンテナ302において、ICカード40の検知を待機する。
自動改札機50の出口側に設置された床アンテナ302がICカード40を検知した場合、通信制御部52は、センタ情報の転送処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、通信制御部52は、自動改札機50の入口側の床アンテナ301で検知したICカード40を、出口側の床アンテナ302で検知する。この場合、通信制御部52は、メモリに仮記憶したセンタ情報を、床アンテナ302を介して、カードホルダ42に転送する。
次に、カードホルダ42は、センタ情報の転送処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、カードホルダ42は、ペアリングされた携帯端末44に対して、近距離通信方式によりセンタ情報を転送する。
次に、携帯端末44は、センタ情報の出力処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、携帯端末44の制御部は、カードホルダ42から取得したセンタ情報を、携帯端末44のディスプレイに出力する。そして、利用者は、携帯端末44のディスプレイに出力されたガイド情報を参考にして移動する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態においては、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、カード情報を取得し(ステップS1−3)、センタサーバ20の制御部21は、通信制御部52から検知情報を取得する(ステップS1−5)。そして、センタサーバ20の制御部21は、検知情報に基づいてセンタ情報を生成し(ステップS1−6)、センタ情報を送信する(ステップS1−7)。これにより、利用者の予定及び所在地に基づいて、利用者に対して提供すべき的確な情報を特定することができる。
(2)本実施形態においては、通信制御部52は、センタ情報の取得処理を実行する(ステップS1−8)。そして、自動改札機50の出口側に設置された床アンテナ302がICカード40を検知した場合、通信制御部52は、センタ情報の転送処理を実行する(ステップS1−9)。これにより、入口側の床アンテナ301を介して取得した情報を用いて利用者を特定し、出口側の床アンテナ302を介してセンタ情報をタイムリーに提供することができる。
(3)本実施形態においては、カードホルダ42は、携帯端末44に対して、センタ情報の転送処理を実行する(ステップS1−10)。そして、携帯端末44は、センタ情報の出力処理を実行する(ステップS1−11)。これにより、利用者は、携帯端末44を用いて、センタ情報に含まれるガイド情報を確認することができる。
<第2の実施形態>
次に、図4に従って、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態においては、センタ情報を、アンテナ装置30、カードホルダ42を介して、携帯端末44に送信する。第2の実施形態においては、第1の実施形態のセンタ情報の生成処理、送信処理を変更して、速報性の有無に応じた情報を2段階に提供するものであり、同様の部分については、その詳細な説明を省略する。
この場合には、センタサーバ20に、利用者管理レコードを記録した利用者情報記憶部を設ける。この利用者管理レコードには、カード識別子に関連付けて、利用者の連絡先に関するデータを記録する。連絡先には、例えば、携帯端末44のメールアドレスや携帯電話番号が含まれる。
更に、ガイド情報記憶部24には、速やかに情報を提供する必要がある速報性を要する情報と、速報性を要しない情報とを記憶させておく。
次に、図4に従って、案内処理の処理手順を説明する。
(案内処理)
ここでも、第1の実施形態と同様に、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、ICカード40の検知情報を送信する。
この場合、センタサーバ20の制御部21は、ステップS1−5と同様に、検知情報の取得処理を実行する(ステップS2−1)。
次に、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の生成処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、第1の実施形態と同様に、カード識別子、床アンテナ301の設置場所(利用者の所在地)を用いて、利用者に提供するセンタ情報を生成する。この場合、速報性を要する第1のセンタ情報と、速報性を要しない第2のセンタ情報とを生成する。例えば、第1のセンタ情報としては、目的地に向かう列車の発車ホーム(移動方向や移動先)に関する情報を用いる。また、第2のセンタ情報としては、目的地の観光情報を用いる。
次に、センタサーバ20の制御部21は、連絡先の特定処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、取得したカード識別子が記録された利用者管理レコードを利用者情報記憶部から抽出する。そして、情報提供部213は、利用者管理レコードに記録されている連絡先を特定する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の送信処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、第1のセンタ情報を、ステップS1−7と同様に、ICカード40を検知した床アンテナ301に接続された通信制御部52に対して、第1のセンタ情報を送信する。
更に、情報提供部213は、第2のセンタ情報を含めたメッセージを、特定した利用者の連絡先に対して送信する。例えば、メールアドレスに対しては電子メール、携帯電話番号に対してはショートメッセージを送信する。
次に、携帯端末44は、センタ情報の出力処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、携帯端末44の制御部は、床アンテナ302、カードホルダ42を介して、第1のセンタ情報を取得し、携帯端末44のディスプレイに出力する。また、携帯端末44の制御部は、センタサーバ20から連絡先に送信された第2のセンタ情報を取得し、携帯端末44のディスプレイに出力する。
本実施形態によれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)本実施形態においては、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の生成処理を実行する(ステップS2−2)。この場合、速報性を要する第1のセンタ情報と、速報性を要しない第2のセンタ情報とを生成する。そして、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の送信処理を実行する(ステップS2−4)。これにより、床アンテナ302を介して、第1のセンタ情報を取得できるとともに、床アンテナ302から離れた場所においても、第2のセンタ情報を取得することができる。従って、速報性のある情報を、床アンテナ302を介して、その場で提供するとともに、速報性のない情報(例えば、詳細情報)は別の通信経路を用いて提供することができる。
<第3の実施形態>
次に、図5に従って、第3の実施形態を説明する。第1の実施形態においては、利用者を案内するためのガイド情報を携帯端末44において出力する。第3の実施形態においては、第1の実施形態のセンタ情報の生成処理や、センタ情報の送信先を変更したものであり、同様の部分については、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、センタ情報として、誤行動の可能性がある場合に注意喚起情報を提供する。
この場合には、アンテナ装置30を改札口だけではなく、駅構内の各所に設置する。そして、各アンテナ装置30に通信制御部52を設ける。この場合にも、2つの床アンテナ301,302を組み合わせて設置する。そして、各床アンテナ301,302におけるICカード40の読み取りタイミングのずれに応じて、利用者の移動方向を特定する。具体的には、先にICカード40を検知した床アンテナ301の設置位置から、まだICカード40を検知していない床アンテナ302の設置位置への方向を、利用者の移動方向として特定する。
更に、センタサーバ20には、利用者の行動パターンを管理するためのパターン情報記憶部を設ける。このパターン情報記憶部には、乗車情報、利用者の所在地に対して、誤行動の可能性があるパターンに関する情報が記録される。例えば、乗車駅から降車予定駅までの経路から外れている場合や、経路から外れる方向に移動している場合に、誤行動の可能性があるパターンと判定する。そして、パターンに関連付けて、センタ情報の送信先が記録されている。この送信先としては、携帯端末44や自動改札機50を用いる。なお、複数の送信先を記録することも可能である。
次に、図5に従って、誤行動対応処理の処理手順を説明する。
(誤行動対応処理)
ここでも、第1の実施形態と同様に、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、ICカード40の検知情報を送信する。
この場合、センタサーバ20の制御部21は、ステップS1−5と同様に、検知情報の取得処理を実行する(ステップS3−1)。
次に、センタサーバ20の制御部21は、パターン照合処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、ICカード40を検知した床アンテナ301と、ICカード40を検知していない床アンテナ302との組み合わせに基づいて、利用者の所在地や移動方向を特定する。次に、情報提供部213は、検知情報に含まれるカード識別子が記録された予約管理レコードを、予約情報記憶部25から抽出する。次に、情報提供部213は、抽出した予約管理レコードに記録されている目的地を特定する。そして、情報提供部213は、目的地に応じた移動方向や移動先と、利用者の所在地、移動方向を用いて、パターン情報記憶部に記録された誤行動パターンと照合する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、要確認かどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、移動方向や移動先に対して、利用者の所在地、移動方向が誤行動パターンに一致する場合には、要確認と判定する。なお、誤行動パターンに一致せず要確認ではないと判定した場合(ステップS3−3において「NO」の場合)、センタサーバ20の制御部21は処理を終了する。
一方、要確認と判定した場合(ステップS3−3において「YES」の場合)、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の生成処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、特定した誤行動パターンに関連付けられた送信先を特定する。送信先に携帯端末44が含まれる場合、情報提供部213は、利用者の誤行動を是正させるための第1のセンタ情報を生成する。更に、送信先に自動改札機50が含まれる場合、情報提供部213は、自動改札機50において、ICカード40を検知した場合に、扉511,512を閉じる指示を含めた第2のセンタ情報を生成する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の送信処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、送信先に携帯端末44が含まれる場合、制御部21の情報提供部213は、第1のセンタ情報を、ステップS1−7と同様に、ICカード40を検知した床アンテナ301に接続された通信制御部52に対して、第1のセンタ情報を送信する。この場合、携帯端末44の制御部は、床アンテナ302、カードホルダ42を介して、第1のセンタ情報を取得し、ディスプレイに出力する。
更に、送信先に自動改札機50が含まれる場合、制御部21の情報提供部213は、すべての自動改札機50の通信制御部52に対して、第2のセンタ情報を送信する。
そして、センタ情報を受信した自動改札機50は、センタ情報の記憶処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、通信制御部52は、取得した第2のセンタ情報を開閉制御部51に供給する。この場合、開閉制御部51は、取得したカード識別子をメモリに仮記憶する。
そして、アンテナ装置30においてカード識別子を取得した場合、開閉制御部51は、開閉制御処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、自動改札機50の開閉制御部51は、アンテナ装置30から取得したカード識別子の照合を行なう。ここでは、開閉制御部51は、アンテナ装置30から取得したカード識別子と、メモリに仮記憶されたカード識別子とを比較する。
アンテナ装置30から取得したカード識別子と、メモリに仮記憶されたカード識別子とが一致する場合には、扉511,512を閉じる。
本実施形態によれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(5)本実施形態においては、センタサーバ20の制御部21は、パターン照合処理を実行する(ステップS3−2)。要確認と判定した場合(ステップS3−3において「YES」の場合)、センタサーバ20の制御部21は、センタ情報の生成処理を実行する(ステップS3−4)。ここで、制御部21の情報提供部213は、利用者の誤行動を是正させるための第1のセンタ情報を生成する。これにより、利用者の誤行動の可能性を検知し、誤行動を是正させることができる。
(6)本実施形態においては、自動改札機50は、センタ情報の記憶処理を実行する(ステップS3−6)。そして、アンテナ装置30においてカード識別子を取得した場合、開閉制御部51は、開閉制御処理を実行する(ステップS3−7)。これにより、自動改札機50において、利用者を引き留め、誤行動を抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、図6に従って、第4の実施形態を説明する。第1の実施形態においては、利用者を案内するためのガイド情報を携帯端末44において出力する。第4の実施形態においては、第1の実施形態のセンタ情報の生成処理や、センタ情報の送信先を変更したものであり、同様の部分については、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、センタ情報として、鉄道の運行において障害発生等の非常時に利用者をガイドする情報を提供する。
この場合には、アンテナ装置30を改札口だけではなく、駅構内の各エリアに設置する。例えば、エリアとしてプラットホームの出入口、プラットホームにおける列車の乗降口、待合室の出入口等を用いることができる。そして、各アンテナ装置30に通信制御部52を設ける。この場合にも、2つの床アンテナ301,302を組み合わせて設置することにより、利用者の移動方向を特定する。
更に、センタサーバ20に所在情報記憶部、許容情報記憶部を設ける。
この所在情報記憶部には、利用者の所在状況を管理するための所在管理レコードが記録される。この所在管理レコードには、エリア識別子に関連付けて、所在人数に関するデータを記録する。
エリア識別子データ領域には、駅構内の各エリアを特定するための識別子に関するデータが記録される。
所在人数データ領域には、このエリアに所在する利用者の人数に関するデータが記録される。
許容情報記憶部には、各エリアにおける利用者の許容人数を管理するための許容管理レコードが記録される。この許容管理レコードには、エリア識別子に関連付けて、許容人数に関するデータを記録する。
エリア識別子データ領域には、駅構内の各エリアを特定するための識別子に関するデータが記録される。
許容人数データ領域には、このエリアにおいて収容可能な人数に関するデータが記録される。
更に、センタサーバ20は、各駅を管理する担当者の管理端末に接続されている。この管理端末は、制御部、記憶部、ポインティングデバイスやキーボード等の入力部、ディスプレイ等の出力部を備える。
次に、図6に従って、非常時対応処理の処理手順を説明する。この非常時対応処理は、センタサーバ20の制御部21が、鉄道の運行において障害発生等の非常時を検知した場合に起動される。
(非常時対応処理)
ここでも、第1の実施形態と同様に、床アンテナ301に接続された通信制御部52は、ICカード40の検知情報を送信する。
この場合、センタサーバ20の制御部21は、ステップS1−5と同様に、検知情報の取得処理を実行する(ステップS4−1)。
次に、センタサーバ20の制御部21は、人数分布の算出処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、情報提供部213は、アンテナ装置30の配置に基づいて、各エリアへの流入又は流出を判定する。そして、制御部21は、各エリアに流入した場合には、制御部21は、このエリアの所在管理レコードの所在人数に「1」を加算する。一方、このエリアから流出した場合には、制御部21は、このエリアの所在管理レコードの所在人数から「1」を減算する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、許容人数を超えたかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、許容情報記憶部を用いて、このエリアの許容人数を取得する。次に、このエリアの許容人数と、所在管理レコードの所在人数とを比較する。所在管理レコードの所在人数がプラットホームの許容人数を超えている場合には、許容人数を超えたと判定する。なお、許容人数を超えていないと判定した場合(ステップS4−3において「NO」の場合)、センタサーバ20の制御部21は、非常時対応処理を終了する。
許容人数を超えたと判定した場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、センタサーバ20の制御部21は、アラームの送信処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、駅の管理する担当者の管理端末に対して、注意喚起情報を送信する。この注意喚起情報には、許容人数超えと判定したプラットホームに関する情報を込める。この場合、管理端末は、許容人数超えと判定したプラットホームに対応する顧客誘導指示を、管理端末のディスプレイに出力する。
次に、センタサーバ20の制御部21は、床アンテナ302に対して、誘導情報の送信処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21の情報提供部213は、許容人数超えのエリアに隣接するエリアであって、所在人数が少ないエリアを特定する。そして、情報提供部213は、この駅のアンテナ装置30の通信制御部52に対して、誘導情報を送信する。この誘導情報には、許容人数超えとなったエリアへの立ち入りを抑制し、空いているエリアに誘導する誘導案内を含める。
そして、アンテナ装置30が、ICカード40が収納されたカードホルダ42を検知した場合、通信制御部52は、カードホルダ42に対して誘導情報を転送する。更に、カードホルダ42は、携帯端末44に対して誘導情報を転送する。この場合、携帯端末44は、ディスプレイに誘導情報を出力する。
本実施形態によれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(7)本実施形態においては、センタサーバ20の制御部21は、人数分布の算出処理(ステップS4−2)、許容人数超えかどうかについての判定処理(ステップS4−3)を実行する。許容人数超えと判定した場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、センタサーバ20の制御部21は、アラームの送信処理を実行する(ステップS4−4)。これにより、駅の管理担当者は、人数が多くなっているエリアの利用者を誘導することができる。
更に、センタサーバ20の制御部21は、アンテナ装置30に対して、誘導情報の送信処理を実行する(ステップS4−5)。これにより、利用者に対して、人数が多いエリアからの退避や、人数が少ないエリアへの誘導を行なうことができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、第1アンテナユニットとして機能する床アンテナ301、第2アンテナユニットとして機能する床アンテナ302が、一つの通信制御部52に接続されている。そして、センタ情報の送信処理(ステップS1−7)において、制御部21の情報提供部213は、ICカード40を検知したアンテナ装置30の通信制御部52に対してセンタ情報を送信する。ここで、床アンテナ毎に、個別に通信制御部52を設けるようにしてもよい。この場合には、情報提供部213は、アンテナ配置情報記憶部23を用いて、ICカード40を検知した床アンテナ301に隣接して設置された床アンテナ302を特定する。そして、情報提供部213は、特定した床アンテナ302の通信制御部52に対して、センタ情報を送信する。
・上記第1、第2の実施形態では、センタ情報として、ガイド情報を提供する。このガイド情報は、駅構内のガイド情報に限定されるものではない。例えば、乗車する鉄道等に対応するガイド情報を提供することも可能である。この場合には、予約情報記憶部に、カード識別子に関連付けて、列車の乗車日、乗車時刻、列車名、場所、座席番号等を記録しておく。そして、ガイド情報記憶部24には、日付毎に、乗車する列車についての鉄道情報、駅情報、地図情報等を記録しておく。
また、イベント等に対応するガイド情報を提供することも可能である。この場合には、予約情報記憶部に、カード識別子に関連付けて、イベントの参加日、時間、場所、座席番号等を記録しておく。そして、ガイド情報記憶部24には、イベント開催日毎に、イベント会場に到達するための鉄道情報、駅情報、イベント会場の地図情報等を記録しておく。
また、観光等に対応するガイド情報を提供することも可能である。この場合には、予約情報記憶部に、カード識別子に関連付けて、日付、時間、場所、座席番号等を記録しておく。そして、ガイド情報記憶部24には、日付毎に、観光地に到達するための鉄道情報、駅情報、地図情報、観光チケット等の情報を記録しておく。
また、ショッピング等に対応するガイド情報を提供することも可能である。この場合には、ガイド情報記憶部24には、日付毎に利用可能なサービス券情報、店舗情報、店舗に到達するための鉄道情報や駅情報、地図情報等を記録しておく。
・上記各実施形態では、利用者を識別するための情報を記録する記録媒体として、ICカード40を用いる。記録媒体は、ICカード40に限定されるものではない。例えば、携帯電話端末、スマートフォン等を用いることができる。
また、上記実施形態では、利用者機器として、カードホルダ42と通信を行なう携帯端末44を用いる。この場合、携帯端末44にカードホルダ42を設けるようにしてもよい。また、利用者端末10と携帯端末44とは同じ端末を用いることも可能である。
・上記第3の実施形態では、パターン情報記憶部には、乗車情報に対して誤行動の可能性があるパターンに関する情報が記録される。そして、センタサーバ20の制御部21は、パターン照合処理を実行する(ステップS3−2)。ここで、利用者の乗車履歴に基づいて、誤行動パターンを判定するようにしてもよい。この場合には、センタサーバ20に乗車履歴情報記憶部を設ける。この乗車履歴情報記憶部には、カード識別子に関連付けて、乗車実績(乗車日時、乗車駅、降車日時、降車駅)を記録する。ここで、パターン情報記憶部には、乗車実績に基づいて、不正乗車の可能性がある誤行動パターンを記録する。そして、センタサーバ20の制御部21は、各利用者の乗車実績と誤行動パターンとを照合して、確認が必要なICカード40のカード識別子を特定する。そして、不正乗車の可能性がある誤行動パターンを検知した場合、制御部21の情報提供部213は、自動改札機50において、ICカード40を検知した場合に、扉511,512を閉じる指示を含めた第2のセンタ情報を生成する。
10…利用者端末、20…センタサーバ、21…制御部、211…予約受付部、212…情報取得部、213…情報提供部、22…カード情報記憶部、23…アンテナ配置情報記憶部、24…ガイド情報記憶部、25…予約情報記憶部、30…アンテナ装置、301,302…床アンテナ、40…ICカード、42…カードホルダ、44…携帯端末、50…自動改札機、51…開閉制御部、52…通信制御部。

Claims (7)

  1. アンテナ装置に接続された情報提供システムであって、
    前記アンテナ装置は、利用者機器から、利用者の識別情報を取得し、
    前記アンテナ装置は、取得した前記識別情報及びアンテナ装置識別情報をセンタサーバに転送し、
    前記センタサーバは、前記アンテナ装置識別情報に基づいて、前記アンテナ装置の設置場所を特定し、
    前記識別情報及び前記設置場所に基づいて、出力部を備えた利用者端末と通信を行なう前記利用者機器に対して、前記利用者端末の出力部において出力させるためのセンタ情報を生成し、
    前記センタ情報を前記アンテナ装置に送信し、
    前記アンテナ装置から前記利用者機器に、前記センタ情報を転送することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記アンテナ装置は、離間させて設置された第1アンテナユニット及び第2アンテナユニットを備え、
    前記第1アンテナユニットにおいて、前記利用者の識別情報を取得し、
    前記第2アンテナユニットにおいて、前記センタ情報を転送することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記第2アンテナユニットにおいて、前記利用者の識別情報を取得し、
    前記センタサーバは、
    前記第1アンテナユニットにおいて識別情報を読み取るタイミングと、前記第2アンテナユニットにおいて識別情報を読み取るタイミングとのずれに基づいて、前記利用者の移動方向を特定し、
    前記利用者の移動方向に応じて前記センタ情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記センタサーバにおいて、前記識別情報に関連付けて目的地情報を記憶し、
    前記センタサーバは、
    前記アンテナ装置から取得した識別情報に基づいて、目的地情報を特定し、
    前記アンテナ装置の配置場所及び前記目的地情報に基づいて、利用者を誘導するためのガイド情報を生成し、
    前記ガイド情報をセンタ情報として、前記アンテナ装置に送信することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  5. 前記特定した設置場所及び識別情報に基づいて、前記設置場所に関連付けられた領域に所在する利用者の人数を算出し、
    前記人数に基づいて前記センタ情報を生成することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  6. 前記特定した設置場所及び識別情報に基づいて、前記利用者の行動パターンを特定し、
    前記行動パターンに基づいて前記センタ情報を生成することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  7. アンテナ装置に接続された情報提供システムを用いて情報を提供する方法であって、
    前記アンテナ装置は、利用者機器から、利用者の識別情報を取得し、
    前記アンテナ装置は、取得した前記識別情報及びアンテナ装置識別情報をセンタサーバに転送し、
    前記センタサーバは、前記アンテナ装置識別情報に基づいて、前記アンテナ装置の設置場所を特定し、
    前記識別情報及び前記設置場所に基づいて、出力部を備えた利用者端末と通信を行なう前記利用者機器に対して、前記利用者端末の出力部において出力させるためのセンタ情報を生成し、
    前記センタ情報を前記アンテナ装置に送信し、
    前記アンテナ装置から前記利用者機器に、前記センタ情報を転送することを特徴とする情報提供方法。
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