JP2017021499A - 管理システム、管理システムのための通信端末の組合せ、管理システムのための計算機 - Google Patents

管理システム、管理システムのための通信端末の組合せ、管理システムのための計算機 Download PDF

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Abstract

【課題】管理区域内で対象物の所在や行方を正確に管理できる管理技術を提供する。
【解決手段】管理システム1は、利用者が所持するIC乗車券100及び手荷物102に取り付けられたICタグ106を非接触で読み取ることが可能な読取装置118と利用者情報とIC乗車券とICタグとを紐付けて管理及び読取装置が読取ったIC乗車券とICタグの情報に基づき、利用者及び手荷物の移動を判断する判断手段を有するホストコンピュータ114と、判断手段にて判断された判断結果を発信する装置と装置から発信された判断結果を受信する受信装置とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管理区域内で対象物を管理する管理システムであって、例えば、駅構内や列車内において手荷物の所在や行方を監視或いは追跡して、手荷物の置き忘れ等の状態を判定可能な管理システムに関するものである。
この種のシステムとして、鉄道等の移動体において、顧客手荷物の盗難や置き忘れを顧客に報知する顧客手荷物の管理システムが提案されている(特開2005−157507号公報)。
この顧客手荷物管理システムは、発券された乗車券の乗車区間と手荷物に付される通信タグのタグIDとを関連付けて管理し、通信タグのタグIDを受信した通信機器からの情報に基づいて算出された手荷物位置情報が乗車区間外であることを判定すると、顧客の携帯端末に対して、手荷物の置き忘れや盗難を警告できるように構成されている。
特開2005−157507号公報
しかしながら、既述の顧客手荷物管理システムでは、顧客手荷物の管理は、発券管理システムに登録された乗車区間の情報に基づいて行われているに過ぎず、手荷物の管理が十分に達成されないという課題があった。そこで、本発明の一態様は、管理区域内で対象物の所在や行方を正確に管理できる管理技術を提供することを目的とする。
この目的を達成するための第1の開示は、管理区域内で対象物を管理する管理システムであって、前記対象物に付帯され、第1の識別情報を有する第1の通信端末と、前記対象物を占有する管理者に携行され、第2の識別情報を有する第2の通信端末と、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との夫々と通信可能であり、前記管理区域に対応して設置される通信機器と、当該通信機器とネットワークによって接続する計算機と、を備え、前記対象物が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第1の通信端末の第1の識別情報を読み取り、前記管理者が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第2の通信端末の第2の識別情報を読み取り、前記通信機器は、読み取られた前記第1の識別情報を前記計算機に送信し、読み取られた前記第2の識別情報を前記計算機に送信し、前記計算機は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを関連付けて登録し、前記通信機器からの前記第1の識別情報の第1の受信態様と、前記通信機器からの当該第1の識別情報に関連付けて登録された前記第2の識別情報の第2の受信態様と、に基づいて、前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態を判定することを特徴とする。
そして、第2の開示は、前記管理システムのための前記第1の通信端末と第2の通信端末との組み合わせである。さらに、第3の開示は、前記管理システムのための前記計算機である。
本発明の一態様によれば、管理区域内で対象物の所在や行方を正確に管理することができる。
管理システムの第1の実施形態の構成を示すハードウェアブロック図である。 管理区域を列車に対して設定した態様のブロック図である。 管理区域を列車に設定した第2の態様のブロック図である。 システムの利用登録のための入力画面(利用者登録データテーブル)の一例である。 利用者情報のデータテーブルの一例である。 読取装置通過情報のデータテーブルの一例である。 複数の利用者の管理情報を表示する管理画面の一例である。 選択された利用者の管理情報の詳細を示した詳細画面の一例である。 図1に示す管理システムの動作を示すフローチャートである。 ホストコンピュータから利用者の携帯端末に送信された、手荷物に異常が無い旨のメールの一例である。 手荷物の監視追跡を終了するメールの一例である。 手荷物の監視追跡を開始するメールの一例である。 手荷物の置き忘れのおそれがある旨のメールの一例である。 手荷物の盗難のおそれがある旨のメールの一例である。 利用者の希望によって手荷物の監視・追跡が終了されたことを通知するメールの一例である。 走行状態検知装置が設けられた列車のブロック図である。 走行状態検知装置が設けられた列車のブロック図の他の例である。 読取装置の通過データテーブルの他の例である。 利用者データテーブルの他の例である。 利用者情報の個別詳細画面の他の例である。 図21は、第2の実施形態に係る管理システムの動作を示すフローチャートである。 利用者に注意を促すメールの一例である。 利用登録のための入力画面の他の例である。 利用者データテーブルの他の例である。 利用者登録データテーブルの他の例である。 利用者データテーブルの他の例である。 利用者情報の詳細画面の他の例である。 管理システムの他の例に係るブロック図である。 遺失物返還に伴う本人確認のための処理の流れを示すフローチャートである。 遺失物の存在と保管場所を知らせるメールの一例である。 列車の運行やダイヤを管理する運行管理システムを備える管理システムのブロック図である。 移動列車内に於ける手荷物の管理動作を示すフローチャートである。 座席予約情報システムを備える管理システムのブロック図である。 利用者に座席番号と共に乗車券と荷物の動向を知らせるメールの一例である。 利用者に座席番号と共に乗車券と荷物の動向を知らせるメールの一例である。 手荷物の管理処理のフローチャートの一例である。 手荷物の管理・追跡を拒否するための処理を説明するフローチャートの一例である。 空港での搭乗客及び荷物を管理するための流れ図である。
次に、発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、管理システム1の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。管理システムは、鉄道の駅構内、列車の車両、駅ホーム、そして、待合室等の所定範囲に設定可能な管理区域において、手荷物(対象物)の所在や行方を監視・追跡可能な用途として実現されている。手荷物は旅客によって占有されることによって管理される。旅客は、手荷物を占有して管理するため、管理者と称されることがあり、或いは、管理システムを利用するため、利用者とも称されることもある。
前記システムには、旅客が携行する第1の通信端末としてのIC乗車券100と、手荷物102に付帯される第2の通信端末としてのICタグ106とが適用され、管理区域101の境界(出口及び/又は入口)や、管理区域内の所定箇所には、IC乗車券100とICタグ106と非接触で通信可能で、IC乗車券100とICタグ106とから識別情報を読み取ることが出来る通信機器としての読取装置118が設けられている。
符号114は、鉄道会社が管理、運用するホストコンピュータであって、鉄道会社ネットワーク網116を介して、複数の読取装置118に接続している。さらに、駅窓口端末112がホストコンピュータ114に接続されている。
ホストコンピュータ114は、利用者情報記憶領域と読取装置通過情報記憶領域とを含メモリ114Aと、手荷物の占有状態判定プログラムを実行するコントローラ114Bと、を備えている。
パソコン104は、例えば、旅客が所有するスマートフォン、タブレット、携帯パソコンであり、公衆ネットワーク網110を介してホストコンピュータ114に接続している。旅客は、IC乗車券100とICタグ106の夫々の識別情報(ID)をパソコン104に入力すると、両方のIDが互いにリンクされてホストコンピュータ114に登録される。ホストコンピュータ114は公衆ネット網110を介して旅客のスマートフォン等の携帯端末108に接続して、手荷物102の所在に係る管理情報を携帯端末108に通知する。なお、ICタグ106が手荷物102から離脱されないように、例えば、ICタグは手荷物内に収納されていることが好ましい。また、パソコン104と携帯端末108とは同一の機器であってもよい。
読取装置118の近傍をIC乗車券100(旅客)とICタグ106(手荷物)とが通過すると、読取装置118は夫々のIDを非接触で検出し、検出されたIDを読取装置118の個別情報と共にホストコンピュータ114に出力する。読取装置118の個別情報とは、読取装置の名称、読取装置の設置位置、読取装置の稼働状態等、複数の読取装置毎の識別情報である。ホストコンピュータ114は、IC乗車券100(旅客)とICタグ106夫々から検出されたIDと読取装置118の個別情報とから、手荷物102の位置情報と旅客の位置とを管理区域と対応させて夫々把握することができる。
ホストコンピュータ114は、読取装置118からの情報を継続的にモニタすることによって、IC乗車券100(旅客)とICタグ106(手荷物)との位置情報の履歴を把握することができる。両方の位置情報の履歴を比較することによって、管理区域101における旅客による手荷物の占有状況、例えば、旅客は手荷物を携行している、即ち、旅客は手荷物を占有している、一方、旅客が手荷物を置き忘れた、手荷物が盗難された等、即ち、旅客の手荷物に対する占有が解放された、を判定、評価、或いは、予測することができる。
次に、管理区域の設定例を説明する。図2は、管理区域を列車に対して設定した態様のブロック図である。符号118Aは車両の乗降口毎に設置された読取装置であり、118Bはデッキと客室の間の通用口毎に設置された読取装置、及び車両間の通用口毎に設置された読取装置である。したがって、読取装置118Aは、連結された複数の車両からなる列車内に設定された管理区域の出入口にあり、旅客(IC乗車券100)や手荷物102(ICタグ106)の管理区域内外の入退を検出する。読取装置118Bは、列車内(管理区域内)での旅客や手荷物の客室間の移動を検出する。
ホストコンピュータ114は、複数の読取装置118夫々からの読取情報を管理区域と対応させることにより、管理区内外、管理区域間、そして、管理区域内等での旅客、手荷物夫々の所在を把握でき、その結果に基づいて、旅客と手荷物との挙動、或いは、動向を決定や判定することができる。ホストコンピュータ114は、例えば、旅客と手荷物が近接している、旅客と手荷物が離間して旅客のみが移動している、旅客と手荷物が離間して手荷物のみが移動している、等を検出して、旅客の手荷物に対する占有状態、例えば、旅客は手荷物を正常に所持している、又は、旅客は手荷物を忘れたおそれがある、旅客は手荷物を盗難されたおそれがある等手荷物の非正常状態を判定することができる。
図3は、管理区域を列車に設定する第2の態様のブロック図である。車両の形態が図2とは異なり、客室に直接複数の乗降口が存在する。各乗降口に読取装置118Aが設けられている。この形態の車両では、客室間にデッキは存在しないものの、客室間の通用口に読取装置118Bが設けられている。管理区域を設定する他の態様として、管理区域を駅の構内に設定する態様や、管理区域を駅ホームに設定する態様がある。前者の態様では、駅改札の位置に読取装置を設置し、後者の態様では、駅ホームの出入口(エスカレータ、改案等)に読取装置を設置すればよい。このように管理区域は適宜設定されるものであってよい。
次に、管理システムの利用登録について説明する。旅客は初めに利用登録が必要である。利用者が、パソコン104からホストコンピュータ114にアクセスすると、パソコン104には、例えば、図4に示す利用登録のための入力画面(利用者登録データテーブル)が表示される。旅客は、氏名、IC乗車券の識別番号、ICタグの識別番号、携帯端末108のメール送信先アドレス等を入力して、送信を実行することにより、ホストコンピュータ114に対して利用登録が完了する。ホストコンピュータ114は、利用登録のための情報を受領すると、これを、図5に示す利用者情報のデータテーブルに登録する。
一方、ホストコンピュータ114は、読取装置118から読取情報を受け付ける都度、図6に係る読取装置通過情報のデータテーブルに、IC乗車券100、及び、ICタグ106毎に識別番号、読取装置名称、読取時刻、出入口フラグを累積して登録する。出入口フラグとは、読取装置118が管理区域の出入口に存在するか、否かを規定する制御情報であり、読取装置毎に予め決定されている。IC乗車券100、及び/又は、ICタグ106が管理区域の出入口を構成する読取装置を通過したか、出入口ではない読取装置を通過したかは、システムが手荷物102の監視を開始するか、或いは、終了するかに関係するが、これについては後述する。
ホストコンピュータ114は、読取装置通過データテーブル(図6)の登録情報から、IC乗車券識別番号、IC乗車券検出時刻、IC乗車券検出読取装置名称、ICタグ識別番号、ICタグ検出時刻、ICタグ検出読取装置名称を既述の利用者データテーブル(図5)に登録する。
ホストコンピュータ114は、手荷物を管理(監視・追跡)対象とするか、しないかを判定し、監視・追跡対象にする場合には、手荷物の状態、即ち、旅客の手荷物の占有状態を、異常なし、旅客が手荷物を持たずに移動(IC乗車券のみが移動)、手荷物が旅客から離れて移動(ICタグのみ移動)を判定し、これらの判定結果を監視状態フラグとして設定する。監視状態フラグには、0:監視・追跡対象でない、1:監視追跡対象である(監視追跡中)(11:異常なし、12:IC乗車券のみ移動、13:ICタグのみ移動)がある。
ホストコンピュータ114は、監視状態フラグに基づいて、手荷物の監視状態を旅客の携帯端末にメールする。ホストコンピュータ114は、連絡メールの発信状況を利用者データテーブル(図5)に登録する。発信状況には、手荷物の監視・追跡の開始、手荷物の状態に異常なし、IC乗車券のみ移動、ICタグのみ移動、手荷物の監視・追跡の終了設定、手荷物の監視・追跡を利用者の希望によって終了する、がある。
利用者情報データテーブル(図5)は、ホストコンピュータ114のメモリ114Aの利用者情報記憶領域に登録され、読取装置通過情報のデータテーブル(図6)はメモリ114Aの読取装置通過情報記憶領域に登録される。
ホストコンピュータ114は、複数の利用者データテーブル(図5)を纏めて、全利用者情報のデータベースを構成して、メモリ114Aの利用者情報記憶領域に登録する。ホストコンピュータ114に接続する管理端末は、利用者データベースにアクセスし、複数の利用者の管理情報を表示する。図7は複数の利用者の管理情報を表示する管理画面の一例である。管理画面は、利用者毎にIC乗車券のID、ICタグのID、監視状態フラグ、読取装置での最新の検出時間の情報を含む。図8は、選択された利用者の管理情報の詳細を示した画面である。詳細画面には、利用者情報の他、読取装置118によるIC乗車券とICタグの最新検出情報(読取装置の位置情報、検知時間)と、連絡メールの送信時間履歴、手荷物の占有状態(異常なし)が表示される。なお、連絡メールの送信は、所定時間毎、或いは、イベント発生(読取装置での検出、利用者からのホストコンピュータ114へのアクセスなど)で行われる。
次に、図1に示す管理システムの動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。IC乗車券100、及び/又は、ICタグ106が読取装置118を通過すると、S5001の処理を抜け、読取装置118は、IC乗車券100の識別番号とICタグ106の識別番号とを読み取る。読取装置118は、IC乗車券100、ICタグ106の識別番号に読取装置の名称、及び、出入口フラグを付加して読取装置通過データとして、鉄道会社ネットワーク網116を介してホストコンピュータ114へ送信する(S5002)。なお、利用者がIC乗車券100とICタグ106が付帯された手荷物とを携行して、両者が連続して読取装置118を通過した場合でも、読取装置118はIC乗車券100とICタグ106とを別々の検出対象としている。
ホストコンピュータ114は、利用者データベースを検索し、読取装置通過データに含まれる識別番号を含む利用者データテーブル(図5)を利用者データベースから抽出しようとする(S5003)。ホストコンピュータ114が、目的の利用者データテーブルを抽出できた場合は、読取装置通過データを利用者データテーブルに累積記憶し、S5004へ移行する。一方、ホストコンピュータ114が目的の利用者データテーブルを抽出できなかった場合、事前に利用登録がされてない識別番号であると判断して(S5021)、フローチャートを終了する。
ホストコンピュータ114は、S5004に移行すると、目的の利用者データテーブルの監視状態フラグを確認する。ホストコンピュータ114が監視状態フラグに「0」がセットされていないこと、即ち、手荷物が監視・追記対象であることを確認すると、S5005に移行する。ホストコンピュータ114が監視状態フラグに「0」がセットされている(手荷物が監視・追記対象でない)ことを確認すると、S5031に移行する。
ホストコンピュータ114は、読取装置118の通過データを参照し、通過データに含まれる識別番号とペアとして登録されたる識別番号をS5003で抽出された利用者データデーブルから特定する。例えば、通過データにICタグ106の識別番号が含まれていた場合には、同一利用者として登録されたIC乗車券100の識別番号が利用者データテーブルから特定される。
ホストコンピュータ114は、ICタグ106の読取装置118の通過に続いて、IC乗車券100が読取装置118を通過したか、あるいはその逆を確認するために、読取装置通過データのデータベースを検索する。その際、ホストコンピュータ114は、同一の読取装置名称、及び、狭い範囲での読取時間をキーに検索を行う。読取時間として、ICタグ106とIC乗車券100とが読取装置118を連続して通過する場合には、経験上、例えば、2秒という短時間内とすればよい。ホストコンピュータ114は、ICタグ106とIC乗車券100とが同一の読取装置を2秒以内に通過すれば、正常な通過とし、一方の通過時間から、2秒を越えても他方が通過しない場合には、一方のみが通過したという、通常とは異なる状態と判定する。
ホストコンピュータ114は、IC乗車券100とICタグ106の両方の通過を検出するとS5006に移行し、IC乗車券100のみ通過を検出するとS5041に移行し、ICタグ106のみ通過を検出するとS5042に移行する。
ホストコンピュータ114は、S5006において、IC乗車券100とICタグ106の両方の通過が検出されたことによって、手荷物は登録利用者によって占有されていると判定し、手荷物の状態に異常は無いとして、利用者データテーブルの監視状態フラグを「11」に更新する。さらに、ホストコンピュータ114は、旅客の携帯端末108に、手荷物に異常が無い旨のメール(図10:0602)を送信する。ホストコンピュータ114は、利用者データテーブルのIC乗車券とICタグの検出時刻、読取装置名、連絡メール発信状況、そして、連絡メール発信時刻を更新する。連絡メール発信状況は、「1」に更新される。
ホストコンピュータ114は、読取装置通過データの出入口フラグを確認し、出口フラグが設定されている場合には、IC乗車券を携行する旅客は、ICタグを含む手荷物を携行しながら監視・追跡エリアの管理区域外へ移動したと判断し、手荷物の監視追跡を終了する。ホストコンピュータ114は、その旨を連絡メール(図11:0605)として携帯端末108に発信する。そして、ホストコンピュータ114は監視状態フラグを監視・追跡状態ではない値「0」に更新し、連絡メール発信状況、連絡メール発信時刻を更新する。連絡メール発信状況は、「4」に更新される。ホストコンピュータ114は、読取装置通過データの出入口フラグを確認し、出口フラグではない場合、或いは、入口フラグが設定されている場合には、S5001にリターンする。
ホストコンピュータ114は、S5004において、監視状態フラグが「0」であることを確認するとS5031に移行して、読取装置通過データの出入口フラグをチェックする。ホストコンピュータ114は、出入口フラグが入口に対応するフラグであることを確認すると、S5032に移行する。出入口フラグでない場合には、ホストコンピュータ114はS5034に移行する。
ホストコンピュータ114は、S5032において、S5005と同じ処理を行い、IC乗車券100とICタグ106の両方の通過を検出するとS5033に移行し、一方のみの通過が検出された場合には、S5034に移行する。
ホストコンピュータ114は、S5033において、IC乗車券100を携行する旅客は、手荷物(ICタグ106)を携行して管理区域内へ移動してきたと判断し、監視状態フラグの値を「1」に更新して、手荷物の監視追跡を開始する。そして、ホストコンピュータ114は、旅客からのリクエストが無くても、携帯端末108に荷物の監視追跡を開始する旨のメール(図12)を送信する。ホストコンピュータ114は、連絡メール発信状況を「0」に更新し、そして、連絡メール発信時刻を更新して、S5001にリターンする。
S5034では、手荷物が監視・追跡対象になっていない状態で、IC乗車券100又はICタグ106が読取装置118を通過しても、旅客の手荷物の占有状態は不明であるため、ホストコンピュータ114は、手荷物を監視対象にすることなく、S5001にリターンする。
S5041では、ホストコンピュータ114は、IC乗車券100のみを検出したため、手荷物102が利用者の手元には無く、旅客から手荷物の占有が解放された第1の態様、即ち、手荷物の置き忘れのおそれがあると判断し、その旨を携帯端末108にメールする(図13)。そして、ホストコンピュータ114は、利用者データテーブルの監視状態フラグを「11」に、連絡メール発信状況を「2」に、連絡メール発信時刻を更新して、S5051に移行する。ホストコンピュータ114は、この通知を手荷物の置き忘れの位置の影響下にある所定駅や列車等の管理端末に対しても行う。
S5042では、ホストコンピュータ114は、ICタグ106のみを検出したため、手荷物102が利用者から離れて移動して、旅客から手荷物の占有が解放された第2の態様、即ち、手荷物の盗難のおそれがあると判断し、その旨を携帯端末108にメールする(図14)。そして、ホストコンピュータ114は、利用者データテーブルの監視状態フラグを「13」に、連絡メール発信状況を「3」に、連絡メール発信時刻を更新して、S5051に移行する。ホストコンピュータ114は、この通知を手荷物の盗難等の影響下にある所定駅や列車等の管理端末(手荷物監視・追跡システム運用部署等)に対しても、利用者の同意を得る等して行う。
S5051において、ホストコンピュータ114は、管理端末からの応答、及び/又は、携帯端末108からの指示を受けるなどして、手荷物の監視の継続・終了を判断する。例えば、手荷物が発見された場合には、手荷物の監視を終了させる。ホストコンピュータ114は、監視を終了しようとする場合には、S5008に移行して、監視・追跡の終了のための処理を行う。ホストコンピュータ114は、その際、利用者の希望によって監視を終了する場合には、そのことが判るように、管理端末にメールして(図15)、連絡メール発信状況を「5」に更新する。このように、ホストコンピュータ114は既述の複数のメールの発信状況を、利用者データテーブル(図5)に示すように、フラグ情報として登録する。
旅客が手荷物を利用登録した後、読取装置118を通過して駅構内に入場した場合には、ホストコンピュータ114は、S5033によって、手荷物を監視・追跡対象に設定する。次いで、旅客が手荷物を携行して、列車の乗降扉の読取装置118を通過して乗車した場合(S5001)には、ホストコンピュータ114は、S5006によって、手荷物は旅客によって正常に占有されていると判定し、S5007を経てS5001の処理を待機する。
その後、旅客だけが列車の乗降扉の読取装置118を通過して降車した場合は、ホストコンピュータ114は,S5001を抜け、S5041によって、旅客は手荷物を車内に置き忘れたおそれがあると判定する。一方、手荷物だけが列車の乗降扉の読取装置118を通過し多場合には、ホストコンピュータ114は、S5001を抜け、S5042によって、手荷物の盗難のおそれがあると判定する。置き忘れた手荷物、盗難された手荷物の所在は、利用者データテーブル(図5)のICタグ検出時刻と、ICタグ検出読取装置名称とから判別可能である。ホストコンピュータ114は、置き忘れた手荷物と盗難のおそれがある手荷物の監視・追跡を、係員或いは旅客によって終了されない限り継続する(S5042)。
旅客が手荷物を携行しながら列車の乗降扉の読取装置118を通過して降車した場合には、ホストコンピュータ114は、S5001からS5007に進み、S5001にリターンして、読取装置118の通過を待機する。旅客が手荷物を携行しながら駅構内の出口の読取装置を通過すると、ホストコンピュータ114は、S5001を抜け、S5008を経て手荷物の監視と追跡を終了する。
第1の実施形態に係る管理システムによれば、従来の顧客手荷物管理システムでは、顧客手荷物の管理は、発券管理システムに登録された乗車区間の情報に基づいて行われているに過ぎず、手荷物の管理が十分に達成されないという課題があったのに対して、IC乗車券100とICカード106、そして、読取装置という比較的簡易な構成にも拘らず、
旅客の列車の乗り継ぎ、列車の乗り越し等旅客の様々な行動にも追従して手荷物の管理を正確に行うことが出来る。
なお、ホストコンピュータ114が利用者へ手荷物の占有情報を通知する場合、携帯端末へのメール送信に代えて、個人情報等の秘密情報を含まない範囲で、駅構内や列車内の電光掲示板に情報を表示するようにしてもよい。例えば、利用者を特定する識別番号を列挙して、「表示された識別番号の利用者の方は、手荷物が離れた場所で検知されました。手荷物の状況を確認して下さい。」等を表示する。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の特徴は、列車が走行状態にあるか否かを判定する装置(例えば、乗降扉の戸締め監視装置やGPS等による速度検知装置)からの情報を利用して、利用者や手荷物の移動と列車の停車・走行中の状態とを組み合わせて、ホストコンピュータ114は利用者の手荷物の占有状態を検出・判定する。そこで、図16及び図17に示すように、列車には、走行状態検知装置1201が設けられている。この走行状態検知装置1201は、無線通信等によって鉄道会社ネットワーク網116に接続され、列車の走行状態に係る検出信号を送信する。
図18は、読取装置の通過データテーブルであり、同テーブルは、既述の読取装置通過データテーブル(図6)に、設置位置に係る第1フラグ(2B)と、読取装置の固定・可動(列車が移動中か、停止中か)に係る第2フラグ(2C)と、を追加した形態を備えている。ホストコンピュータ114は、読取装置からの情報、又は、読取装置の管理情報(ホストコンピュータ114側にある)に基づいて、これらフラグを決定して、読取装置データテーブルに記録する。ホストコンピュータ114は、読取装置118から、IC乗車券100の読取情報とICタグ106の読取情報、そして、読取装置の情報を受信した際に、走行状態検知装置1201からの情報を参照して、列車の走行中或いは停車中を判断して、フラグ情報を読取装置通過データテーブルに登録する。第2フラグには、0:固定設置、1:列車停車中、2:列車走行中があり、第1フラグには、0:駅構内設置、1:車両乗降扉設置、2:車両仕切扉設置がある。
読取装置通過データテーブルは、IC乗車券100又はICタグ106が読取装置118を通過する都度作成される。IC乗車券100及びICタグ106が、一人の旅客によって、連続して読取装置を通過した場合でも、読取装置通過データテーブルは別々に作られる。ホストコンピュータ114は、読取装置通過データテーブルを参照して、利用登録された利用者毎に、IC乗車券100及びICタグ106の夫々について、読取装置の通過データの履歴を利用者データテーブルに更新登録する。
ホストコンピュータ114は、読取装置通過データデーブル(図18)の情報を利用者データテーブル(図19)に記録する。ホストコンピュータ114は、読取装置通過データテーブルが作成される都度、これを読取装置通過データベースに追加登録する。また、全ての利用者のデータテーブルは利用者データベースに統合されている。管理装置は、利用者データベースを参照して、手荷物監視・追跡システムの管理画面と同システムの個別詳細画面(図20)を作成する。個別詳細画面には、IC乗車券100及びICタグ106毎に読取装置の移動状態が第2フラグ情報に基づいて記述されている。
ホストコンピュータ114は、管理区域としての列車が移動しているか、いないかを区別することによって、旅客の手荷物の占有状態の分析をより高精度に行うことが出来る。列車が走行状態にあることは、乗降扉の戸締め監視装置の扉の開放信号、GPS等による速度検知装置からの速度信号によって判別が可能である。さらに、列車内での読取装置の設置位置情報によって、列車内でのIC乗車券100とICタグ106との現所在(どの客室又はデッキに存在するか等)を判別でき、さらに、列車番号やダイヤ情報によって、IC乗車券100とICタグ106との将来位置を予測することができる。
図21は、第2の実施形態に係る管理システムの動作を示すフローチャートである。第1の実施形態と異なる点は、S5005によって、ホストコンピュータ114が読取装置118をIC乗車券のみが通過したと判定した場合、旅客による手荷物の占有状態を評価する際、列車が走行中か否かの情報を利用することである。即ち、ホストコンピュータ114は、S5061Bにおいて、利用者データテーブルのIC乗車券100の位置履歴の最新情報に係る読取装置設置位置フラグをチェックして、読取装置が列車内にあるか?、さらに、読取装置固定・可動フラグをチェックして、読取装置が停止或いは移動(列車が停車或いは走行)を判定する。
ホストコンピュータ114は、読取装置118が列車内にあり、かつ、列車が走行中であることを検出すると、旅客は列車内を所用で移動してデッキを通過している等に過ぎないものであるとして、手荷物の置き忘れ、そして、手荷物の盗難でもなく、手荷物の占有状態に異常が無い(S5007)と判断する。その際、ホストコンピュータ114は、図22に示すように、注意喚起のメールを携帯端末108に送信してもよい。
一方、ホストコンピュータ114が、S5061Bにおいて、例えば、読取装置が駅構内に存在することを検出すると、旅客は列車から降車したと判定し、また、列車が停車中と判定すると、旅客は列車から降車する可能性があると想定して、手荷物は置き忘れたと判定する(S5041)。
本実施形態によれば、管理区域(列車)の移動に合わせて、旅客による手荷物の占有状態の判定が、旅客の実行動に合わせて合理的に行うことが出来る。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の特徴は、利用者の携帯端末に対するメールの配信形態を利用者が、利用登録の際等に予め設定できるようにした点である。図23は本実施形態に係る利用登録のための入力画面の一例である。既述のフローチャートの所定ステップにおいて、ホストコンピュータ114が携帯端末108に送信するメールの夫々について、利用者は、メールの要否を設定することができる(図23の項番5〜10)。ホストコンピュータ114は、利用登録情報を参照して、利用者データテーブルに、メールの要否情報を登録する。図24は、図19の利用者データテーブルにメールの要否情報が設定された利用者データテーブルの一例である。
この実施形態によれば、利用者は、メールの種類を制限して着目すべきメール数を絞ることによって、手荷物の所有状態を的確に把握することができるようになる。
次に、第4の実施形態について説明する。この実施形態では、駅の自動改札、又は、その直前に特定読取装置118を配置し、ホストコンピュータ114がS5041又はS5042(図9)において、手荷物の置き忘れ、又は、盗難を判定すると、自動改札作動フラグを利用者データテーブルに設定する。ホストコンピュータ114は、利用者データテーブルを短時間毎に参照しており、ICタグのみの特定読取装置118の通過、そして、自動改札差動フラグのセットを判定すると、自動改札機の改札扉の開閉制御に開放抑制制御信号を送出して、ICタグを有する手荷物が出場できないようにする。本実施形態によれば、置き忘れや盗難のおそれがある手荷物の駅構内からの出場を抑制することができる。
次に第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の特徴は、遺失物として発見された手荷物を利用者へ返還する際、手荷物が、利用者登録データテーブルのデータベースを利用して、本人のものであることを確認できることにある。ホストコンピュータ114は、IC乗車券とICタグの識別番号、及び、個人情報が登録された利用者情報を用いて利用者本人の荷物であることを確認することができる。
ホストコンピュータ114は、利用者登録の際、図25の利用者登録データテーブルに示すように、本人確認のため必要な個人情報の入力を求める。図26の利用者データテーブルには、個人情報がコピーされる。管理端末には、本人確認用として個別詳細画面(図27)に個人情報が表示される。図28に示すように、駅側の管理端末に遺失物のICタグ106の情報を読み取る読取器118−2が設定されている。
遺失物返還に伴う本人確認のための処理の流れを図29のフローチャートに基づいて説明する。利用者が遺失物の返還のため、駅窓口を訪れた際、駅係員は、利用者によって特定された遺失物から、管理端末の読取器118−2を利用してICタグ106の情報を読み取り(S5200)、読み取ったICタグの識別情報をキーにホストコンピュータ114にアクセスする(S5202)。
ホストコンピュータ114は、利用者データベースからICタグに該当する利用者データテーブルがある場合にはこれを参照して、監視状態フラグをチェックし、忘れ物のフラグがセットされている場合には、窓口端末112に利用者データの詳細情報を表示させる。監視状態フラグが盗難の値がセットされている場合には、注意喚起情報と共に詳細情報を表示させる(S5204)。駅係員は、利用者に対してIC乗車券の有無を確認し、利用者がIC乗車券を所持していない場合には、利用者本人と利用者データとを結びつける根拠がないため、処理を終了する(S5206)。この場合、利用者は他の手法によって遺失物が自身のものであることを証明すればよい。
一方、利用者がIC乗車券100を所有している場合には、窓口端末112は、IC乗車券100の識別番号を読み取り(S5210)、IDタグの識別情報が登録されている利用者データにIC乗車券100の識別番号がペア登録されているか否かを判定する(S5212)。これを否定する場合には、処理を終了し、これを肯定する場合に、遺失物の返却を求める利用者と利用は情報がリンクされたとして、駅係員は利用者情報に基づいて本人確認を行い(S5216)、遺失された手荷物を返却する(S5218)。この実施形態によれば、遺失物のIDタグ情報に基づいて、IC乗車券の情報を利用して、容易かつ確実に本人確認を行うことが出来る。
次に、第6の実施形態について説明する。ホストコンピュータ114は、遺失物に取り付けられたICタグの識別番号から、利用者データベースを参照して、該当する利用者テーブルデータから、監視状態フラグ、利用者情報を参照し、監視状態フラグが忘れ物である場合には、利用者の携帯端末へ遺失物の存在と保管場所をメールする(図30)と共に、保管場所の管理端末に、利用者へ通知済みであることを連絡する。監視状態フラグが盗難の場合には、利用者に遺失物の存在を連絡する前に、盗難品である可能性があることを連絡する。
次に、第7の実施形態について説明する。この実施形態の特徴は、旅客から離れた手荷物の現在の所在を検出し、手荷物の将来位置を予測できるようにしたことにある。例えば、管理システムは、列車内の運行情報から、列車の将来位置が分かり、停車する駅の管理端末に手荷物の管理の要請を通知することなどが可能である。図31のシステムブロック図に示すように、ホストコンピュータ114には、列車の運行やダイヤを管理する運行管理システム151が接続されている。
手荷物が存在する管理区域(列車内)の実位置を把握する手段として、例えば、列車に設置されたGPSがある。ホストコンピュータ114は、運行管理システムの列車番号を、読取装置にリンクさせることよって、手荷物が存在する列車の運行ダイヤ、運行情報を運行管理システムから取得することができる。
列車の運行に関連する、始発駅、停車駅、終着駅等関係駅の位置は、路線図情報からも判るが、駅にGPSを設定することによっても判る。駅にGPS座標を設定するためには、駅の主要施設にGPS装置を設置すればよい。ホストコンピュータ114は、駅構内の読取装置118の位置とGPS座標から、読取装置の実位置を把握することができる。ホストコンピュータ114は、例えば、列車のGPS座標を列車の運行管理システムから入手することができ、駅のGPS座標を路線管理システムから入手することができる。ホストコンピュータ114は、監視状態フラグから、手荷物の置き忘れ、盗難を判定すると、列車の現在座標位置と列車番号と運行ダイヤとから、次の停車駅を割り出し、当該駅の管理システムに手荷物の回収を連絡することができる。ホストコンピュータ114は、列車のGPS座標から列車の速度を計算でき、その結果、列車の到着時刻を計算することができる。ホストコンピュータ114は、列車のGPS座標や駅のGPS座標を利用して、IC乗車券、及び/又は、ICタグの位置を、携帯端末108の地図に表示することができる。図31に示すように、管理区域(駅構内)には、駅係員端末105Aが設けられ、管理区域(列車内)には、列車乗務員端末105Bが設けられている。
図32は、本実施形態に基づいて実行され、移動列車内に於ける手荷物の管理動作を示すフローチャートである。ホストコンピュータ114が、S5300において、手荷物の異常(置き忘れ、又は、盗難)を検知すると(図9、S5041、S5042)、利用者データテーブル(図19)のICタグの読取装置通過データの履歴から、ICタグの位置情報を判断する(S5302)。ホストコンピュータ114は、直近の読取装置通過データからICタグの現在位置(クハ481 1508 1位側仕切扉)が分かり、そして、ICタグが存在している、或いは、ICタグが存在していた車両番号(クハ481 1508)が判る(S5304)。ホストコンピュータ114は車両番号から、列車番号、及び列車のGPS情報を取得することができる。
ホストコンピュータ114は、ICタグが駅構内にあるかをチェックし(S5306)、これを肯定する場合には、駅の管理端末にメールを配信する(S5310)。ホストコンピュータ114は、この判断を否定すると、列車が停車中か否かを判定し(S5308)、列車の停車中を判定すると、列車の運行管理システムの停車駅情報を取得し、停車駅の管理端末に手荷物の管理情報を通知するとともに、列車の乗務員の管理装置にも同様な連絡を行う(S5314)。一方、列車が走行中であることを判定すると、運行管理システムから次の停車駅の情報を取得し(S5316)、次の停車駅の管理端末及び乗務員管理端末に管理情報を通知する(S5318)。
以上説明したように、本実施例によれば、列車の走行状態に合わせて、手荷物の回収を動的に実行することができる。
次に第8の実施形態について説明する。この実施形態が第7の実施形態と異なる点は、IC乗車券の識別番号に旅客の座席指定情報をリンクさせた点である。ICタグはIC乗車券を介して座席指定情報にリンクするため、手荷物の列車内での具体的位置が明確になる。図33に示すように、ホストコンピュータ114には、座席予約情報システム152が接続されている。したがって、S5041、S5042(図9)において、ホストコンピュータ114が、手荷物の置き忘れのおそれや盗難のおそれがあることを判定した際、携帯端末に送信するメールに座席情報を加えることによって、利用者に手荷物の具体的位置を示唆することができる。当該メールの第1の態様(図34A)と第2の態様(図34B)を示す。
図35は、手荷物の管理処理のフローチャートであり、図32のフローチャートと異なる点は、S5306の前で、ホストコンピュータ114は、予約情報システムから,IC乗車券の識別番号に対応する座席指定情報を検索し(S5306)、これを駅端末又は乗務員側管理端末に配信することができる。したがって、駅係員又は乗務員は、車内での手荷物が存在している位置、或いは、存在していた位置を具体的に知ることができるため、手荷物の回収がより効率的かつ迅速に行うことができる。
次に、第9の実施形態について説明する。当実施形態の特徴は、利用者が利用登録を行うにも拘らず、手荷物の監視・追跡の要否を設定(手荷物監視追跡フラグのオン又はオフ)できる点である。例えば、複数の利用者のうち一名の利用者が利用登録を行い、手荷物(ICタグ)が利用者間で受け渡される場合には、手荷物が利用登録を行った利用者(IC乗車券)から離間しても、手荷物の所在に異常なことはないため、利用者にとっては、利用者が読取装置を通過する都度手荷物の状態に異常があるとして携帯端末にメールが来ることを避けられる点において意義がある。なお、利用登録に際して、複数の利用者夫々のIC乗車券を同一の手荷物(ICタグ)についてグループ登録することができるようにしてもよい。この場合、少なくとも一つのIC乗車券に対して手荷物の状態に異常はないと判定されれば、残りのIC乗車券とは離れて手荷物のICタグのみが検出されても、ホストコンピュータ114は手荷物の状態に異常はないと判定する。
ホストコンピュータ114は、既述の手荷物管理処理では、手荷物が監視・追跡対象になっていない場合でも、IC乗車券100とICタグ106が利用者によって共に読取装置118を通過した場合には、手荷物を監視・追跡対象にしたが(図9、S5032)、図36のフローチャートに示すように、ホストコンピュータ114がS5032を肯定しても、拒否フラグが設定されている場合にはS5034に移行し、手荷物の管理・追跡を許容しない(S5035)。
なお、既述の管理システムを、移動体としての航空機と、空港施設に適用することもできる。航空機への搭乗の流れを図37に示す。図37に、利用者の動線、機内持ち込み荷物の動線、キャリアに預ける荷物の動線を示す。各動線で結ばれた施設が管理区域に関係するため、「☆」が付された施設に読取装置が設置されればよい。ICタグは機内持ち込み荷物とキャリアに預ける荷物に付帯される。搭乗客が有する搭乗券をIC化すればよい。
IC乗車券、ICタグに適用可能なICカードについて説明する。ICカードを通信距離に基づいて分類すると表1のとおりである。現在、鉄道交通機関に利用されているICカードは近接型に分類されている。IC乗車券の情報は、旅客がIC乗車券を携行している状態でも読取可能でなければならず、そして、ICタグの情報は、ICタグが荷物に付帯されている状態でも読取可能でなければならないため、IC乗車券及びIDタグとしては通信距離の長い近傍型以上の仕様が望ましい。
1 管理システム
100 IC乗車券
101 管理区域
102 手荷物
104 パソコン
105A 駅係員の端末
105B 列車乗務員の端末
106 ICタグ
108 携帯端末
110 公衆ネットワーク網
112 駅窓口端末
114 ホストコンピュータ
114A 利用者情報記憶領域 / 読取装置通過情報記憶領域
114B 占有状態判定プログラム
116 鉄道会社ネットワーク網
118 通信機器(読取装置)
118A 通信機器(車両の乗降口毎に設置された読取装置)

118B 通信機器(デッキと客室の間の通用口毎に設置された読取装置
及び、車両間の通用口毎に設置された読取装置)
118C 駅窓口端末に接続された読取装置
119A 列車車両のデッキ
119B 列車車両の客室
151 運行管理システム
152 座席予約情報システム
200 列車(デッキ付き車両で構成された列車)
201 列車(デッキなし車両で構成された列車)
1201 走行状態検知装置

Claims (12)

  1. 管理区域内で対象物を管理する管理システムであって、
    前記対象物に付帯され、第1の識別情報を有する第1の通信端末と、
    前記対象物を占有する管理者に携行され、第2の識別情報を有する第2の通信端末と、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との夫々と通信可能であり、前記管理区域に対応して設置される通信機器と、
    当該通信機器とネットワークによって接続する計算機と、
    を備え、
    前記対象物が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第1の通信端末の第1の識別情報を読み取り、
    前記管理者が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第2の通信端末の第2の識別情報を読み取り、
    前記通信機器は、
    読み取られた前記第1の識別情報を前記計算機に送信し、
    読み取られた前記第2の識別情報を前記計算機に送信し、
    前記計算機は、
    前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを関連付けて登録し、
    前記通信機器からの前記第1の識別情報の第1の受信態様と、前記通信機器からの当該第1の識別情報に関連付けて登録された前記第2の識別情報の第2の受信態様と、に基づいて、前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態を判定する
    前記管理システム。
  2. 前記計算機は、
    前記第1の受信態様を記憶する第1のメモリ領域と、
    前記第2の受信態様を記憶する第2のメモリ領域と、
    前記通信機器の個別情報を記憶する第3メモリ領域と、
    前記第1の受信態様と、前記第2の受信態様と、前記個別情報と、に基づいて前記占有状態を判定するコントローラと、
    を備える、請求項1記載の管理システム。
  3. 前記コントローラは、前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態が維持されていると判定する第1の判定処理と、
    前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態が解放されていると判定する第2の判定処理と、
    を含む請求項2記載の管理システム。
  4. 前記コントローラは、
    前記通信機器から前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを連続して受信すると、前記管理者の前記対象物に対する占有は維持されているとして前記第1判定処理を実行し、
    この第1判定処理の後、前記通信機器から前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との一方を受信すると、前記管理者の前記対象物に対する占有は解放されとして前記第2の判定処理を実行する
    請求項3記載の管理システム。
  5. 前記コントローラは、前記第2の判定処理において、前記第1の識別情報を受信すると、第1の態様によって前記占有の解放が行われたと判定し、前記第2の識別情報を受信すると、第2の態様によって前記占有の解放が行われたと判定する、
    請求項4記載の管理システム。
  6. 前記管理区域が可動体に対して設定され、
    前記コントローラは、前記可動体が移動中である場合、前記管理者は前記可動体から退出できないとして、前記第1判定処理の後、前記通信機器から前記第1の識別情報と前記第2の識別情報との一方を受信すると、前記管理者の前記対象物に対する占有は解放されることなく維持されると判定する、
    請求項4記載の管理システム。
  7. 前記計算機は、前記管理者の端末に、前記占有条件の判定結果を通知する、
    請求項1記載の管理システム。
  8. 前記対象物は旅客の手荷物であり
    前記管理者は当該旅客であり、
    前記第1の通信端末は、前記手荷物に付されたICタグであり、
    前記第2の通信端末は、前記旅客が携行するIC乗車券であり、
    前記コントローラは、
    前記第1の態様を、前記手荷物の盗難として判定し、
    前記第2の態様を、前記列車内での手荷物の置き忘れとして判定する
    請求項5記載の管理システム。
  9. 前記管理区域を列車内に設定し、
    前記通信機器を前記列車に対する乗降領域に設置し、
    前記旅客が前記手荷物ともに列車内に移動すると、前記通信機器から前記第1の識別番号と第2の識別番号の送信を受けた前記計算機は、前記対象物の管理を開始し、
    その後、前記手荷物のみが前記乗降領域から列車外に移動して、前記計算機が前記通信機器から前記第1の識別番号の送信を受けると、前記手荷物が前記旅客の承認がなく移動したと判定し、
    前記旅客のみ前記乗降領域から列車外に移動して、前記計算機が前記通信機器から前記第2の識別番号の送信を受けると、前記手荷物が前記列車内に遺失されたと判定する
    請求項8記載の管理システム。
  10. 前記管理区域をさらに駅構内に設定し、
    他の通信機器を前記駅構内に設置し、
    前記計算機は、前記他の通信器から前記第1の識別番号又は第2の識別番号の送信を受けて、前記列車内から前記構内に移動した前記旅客又は前記手荷物に対して、前記占有状態の判定を継続させる、
    請求項9記載のシステム。
  11. 管理区域内で対象物を管理する管理システムのための第1の通信端末と第2の通信端末の組合せであって、
    前記第1の通信端末は、対象物に付帯されると共に第1の識別情報を有し、
    前記第2の通信端末は、前記対象物を占有する管理者に携行されると共に第2の識別情報を有し、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との夫々は前記管理区域に対応して設置される通信機器と通信可能であり、
    前記管理システムは、
    前記通信機器とネットワークによって接続する計算機を備え、
    前記対象物が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第1の通信端末の第1の識別情報を読み取り、
    前記管理者が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第2の通信端末の第2の識別情報を読み取り、
    前記通信機器は、
    読み取られた前記第1の識別情報を前記計算機に送信し、
    読み取られた前記第2の識別情報を前記計算機に送信し、
    前記計算機は、
    前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを関連付けて登録し、
    前記通信機器からの前記第1の識別情報の第1の受信態様と、前記通信機器からの当該第1の識別情報に関連付けて登録された前記第2の識別情報の第2の受信態様と、に基づいて、前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態を判定する
    前記組合せ。
  12. 管理区域内で対象物を管理する管理システムのための計算機であって、
    前記管理システムは、
    前記対象物に付帯され、第1の識別情報を有する第1の通信端末と、
    前記対象物を占有する管理者に携行され、第2の識別情報を有する第2の通信端末と、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との夫々と通信可能であり、前記管理区域に対応して設置される通信機器と
    を備え、
    前記対象物が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第1の通信端末の第1の識別情報を読み取り、
    前記管理者が前記管理区域を移動して前記通信機器を通過すると、前記通信機器は前記第2の通信端末の第2の識別情報を読み取り、
    前記通信機器は、
    読み取られた前記第1の識別情報を前記計算機に送信し、
    読み取られた前記第2の識別情報を前記計算機に送信し、
    前記計算機は、前記通信機器とネットワークによって接続し
    前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを関連付けて登録し、
    前記通信機器からの前記第1の識別情報の第1の受信態様と、前記通信機器からの当該第1の識別情報に関連付けて登録された前記第2の識別情報の第2の受信態様と、に基づいて、前記管理者の前記管理区域における前記対象物に対する占有状態を判定する
    前記計算機。
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