JP6551400B2 - Oled基材カット装置及びoled基材製造方法 - Google Patents

Oled基材カット装置及びoled基材製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、OLED基材カット装置及びOLED基材製造方法に関する。
従来、基材の表面側にバリア層及びALPET層を有するOLED基材をカットする手法として、OLED基材を基材側からカットする手法がある(特許文献1参照)。かかる手法において、ALPET層等の寸法が製品外形寸法と異なる場合には、OLED基材を基材側からカットすると、ALPET層等が浮いた状態で切断(空中切断)されることとなり、バリア層の割れが増大するおそれがある。
かかるバリア層の割れを防止する手法として、OLED基材をALPET層側から抜き型でカットする手法(特許文献2参照)、及び、OLED基材をALPET層側から直線刃でカットする手法(特許文献3参照)がある。
特許第5201854号公報 特開2013−164935号公報 特開2012−226013号公報
しかし、OLED基材をALPET層側からカットする場合にも、抜き型の角部や直線刃の両端部からバリア層に割れが発生するおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みて創案されたものであり、バリア層の割れを低減することが可能なOLED基材カット装置及びOLED基材製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、以下の構成を備える。
1.基材と、前記基材の一面側に設けられたバリア層と、前記バリア層の一面側の一部に設けられた複数の層と、前記基材の他面側に設けられた粘着性シートと、を備えるOLED基材をカットするOLED基材カット装置であって、前記粘着性シートが貼り付けられる台部と、前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材を前記複数の層側からカットする第一の刃部と、を備え、前記第一の刃部は、前記OLED基材の幅よりも長い直線刃であり、前記第一の刃部の両端部がそれぞれ前記OLED基材の両端部よりも外側に位置する状態で、前記OLED基材をカットすることを特徴とするOLED基材カット装置。
2.前記第一の刃部は、彫刻刃、エッチング彫刻刃又は超硬合金刃であることを特徴とする前記1に記載のOLED基材カット装置。
3.前記第一の刃部の刃先は、鋭角であり、前記第一の刃部の刃先角度は、30度以下であることを特徴とする前記1又は2に記載のOLED基材カット装置。
4.前記第一の刃部の刃先は、鋭角であり、前記第一の刃部の刃先角度は、18〜20度であることを特徴とする前記1又は2に記載のOLED基材カット装置。
5.前記第一の刃部は、刃先が鋭角な二つの片刃を備え、前記二つの片刃は、互いの平面側が対向するように配置されていることを特徴とする前記1から4のいずれかに記載のOLED基材カット装置。
6.前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材を前記複数の層側からカットする第二の刃部を備え、前記第二の刃部は、角部を有する抜き型であることを特徴とする前記1から5のいずれかに記載のOLED基材カット装置。
7.前記台部は、上流側から下流側へ移動可能であり、前記第一の刃部は、前記第二の刃部よりも上流側に配置されており、前記第一の刃部は、前記第二の刃部よりも先に前記OLED基材をカットすることを特徴とする前記6に記載のOLED基材カット装置
8.前記第二の刃部は、彫刻刃又はエッチング彫刻刃であることを特徴とする前記6又は前記7に記載のOLED基材カット装置。
9.前記第一の刃部における前記第二の刃部とは反対側の、当該第一の刃部による切断方向となす刃先角度は、9〜10度であることを特徴とする前記6から8のいずれかに記載のOLED基材カット装置。
10.基材と、前記基材の一面側に設けられたバリア層と、前記バリア層の一面側の一部に設けられた複数の層と、前記基材の他面側に設けられた粘着性シートと、を備えるOLED基材をカットするOLED基材製造方法であって、前記粘着性シートを台部に貼り付けるステップと、前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材の幅よりも長い直線刃である刃部が、当該刃部の両端部がそれぞれ前記OLED基材の両端部よりも外側に位置する状態で、前記OLED基材を前記複数の層側からカットするステップと、を含むことを特徴とするOLED基材製造方法。
本発明によると、OLED基材におけるバリア層の割れを低減することがことができる。
本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。 本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るOLED基材を示す模式断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る第一の刃部を示す図である。 (a)は、第一の刃部が先行してOLED基材をカットした状態を示す平面図であり、(b)は、第一の刃部に続いて第二の刃部がOLED基材をカットした状態を示す平面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、「前後/上下/左右」「上流/下流」といった方向は、OLED基材カット装置によって移動する基材を基準とする。すなわち、基材が進行する方向が、「前」であり「下流側」である。
まず、本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。図2は、本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置を示すブロック図である。
図1(a)(b)に示すように、本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置1は、OLED(Organic Light Emitting Diode、有機EL素子)基材2をカットするための装置であって、台部10と、カット部20と、マーク検出部30と、を備える。さらに、図2に示すように、OLED基材カット装置1は、台部駆動部40と、カット部駆動部50と、制御部60と、を備える。
<OLED基材>
ここで、OLED基材2について説明する。図3に示すように、OLED基材2は、透明樹脂製の基材2aと、基材2aの表面の全面にわたって形成された複数層からなるバリア層2bと、バリア層2bの表面の一部に積層された複数の層である有機EL層2c、硬化樹脂層2d、AL層2e及びPET層2fと、バリア層2bの表面の他部に形成された電極2gと、を備える。また、OLED基材2は、基材2aの裏面の全面にわたって形成された粘着層としての粘着性シート2hを備える。
かかるOLED基材2は、粘着性シート2hが台部10に貼着された状態において、後記する第一の刃部21及び第二の刃部22によって、PET層2f側から粘着性シート2hの途中までハーフカットされる。
<台部>
図1に示すように、台部10は、当該台部10の表面にOLED基材2が貼着されるとともに、台部駆動部40(図2参照)によって前後方向に移動する。
<カット部>
カット部20は、台部10に貼着されたOLED基材2をカットするものであって、第一の刃部21と、第二の刃部22と、刃部取付部23を備える。
<第一の刃部>
第一の刃部21は、第二の刃部22よりも上流側(後側すなわち次の製品側)に設けられており、OLED基材2を幅方向(左右方向)にカットする直線刃である。かかる第一の刃部21は、OLED基材2の表面側すなわちPET層2f側から基材2aまでを完全にカットし、粘着性シート2hの途中までをカットする。第一の刃部21の幅は、OLED基材2の幅よりも長く、第一の刃部21の幅方向両端部は、それぞれOLED基材2の幅方向両端部よりも外側に位置する。
第一の刃部21は、彫刻刃、エッチング彫刻刃、又は、超硬合金刃であることが望ましい。これは、十分な刃先硬度を有する直線刃を実現することによって、OLED基材2を好適にカットするためである。また、第一の刃部21は、超硬合金刃であることがさらに望ましい。これは、第一の刃部21として、刃先に平坦部が無い鋭角形状の直線刃を実現するためである。
また、第一の刃部21の刃先は、鋭角形状の両刃であり、第一の刃部21の刃先角度は、30度以下であることが望ましい。これは、ALPET層2e,2fからバリア層2bを介して粘着性シート2hまでカットする際に、第一の刃部21がバリア層2bへ鋭利に食い込むことによって、バリア層2bのダメージを抑え、ALPET層2e,2fとバリア層2bとの同時切断時におけるバリア層2bの割れを大幅に低減するためである。
また、第一の刃部21の刃先は、鋭角形状の両刃であり、第一の刃部21の刃先角度は、18〜20度であることがさらに望ましい。これは、カットによる衝撃に対する第一の刃部21の刃先の強度を十分に確保しつつ、ALPET層2e,2fとバリア層2bとの同時切断時におけるバリア層2bの割れを大幅に低減するためである。
<第一の刃部の形状の例>
第一の刃部21は、図4(a)に示すように、先端部に平坦部分が無い鋭角形状を呈する両刃であってもよい。ここで、両刃とは、台部10の表面に直交する方向すなわち第一の刃部21の切断方向に対して両側に刃先角度を有することを指す。第一の刃部21において、台部10の表面に直交する方向に対する両側に刃先角度は、等しく設定される。
また、第一の刃部21は、図4(b)に示すように、先端部に平坦部分が無い鋭角形状を呈する二つの片刃を備える構成であってもよい。ここで、片刃とは、台部10の表面に直交する方向に対して一方のみに刃先角度を有し、他方は台部10の表面に直交する方向に延びる平面部であることを指す。この場合には、二つの片刃は、平面部が対向するように配置される。
また、第一の刃部21は、図4(c)に示すように、先端部に平坦部が無い鋭角形状を呈する一つの片刃であってもよい。この場合には、片刃は、平面部が下流側すなわち次の製品側となるように配置され、次の製品側のカットロスを低減することができる。
また、第一の刃部21は、図4(d)に示すように、下流側すなわち次の製品側の刃先高さが上流側すなわち今回の製品側の刃先高さよりも低い両刃であってもよい。この場合には、次の製品側のカットロスを低減することができる。
<第二の刃部>
図1(a)(b)に示すように、第二の刃部22は、第一の刃部21よりも下流側(前側)に設けられており、OLED基材2をハーフカットで打ち抜く複数(図では、4個)の抜き型である。かかる第二の刃部22は、OLED基材2の表面側すなわちPET層2f側から基材2aまでを完全にカットし、粘着性シート2hの途中までをカットする。第二の刃部22は、平面視で角部を有する四角形状、より詳細には、四隅にR形状を有する四角形状を呈しており、OLED基材2を四隅にR形状を有する四角形状にカットする。
第二の刃部22は、彫刻刃又はエッチング彫刻刃であることが望ましい。これは、十分な刃先硬度を有する抜き型を実現することによって、OLED基材2を好適にカットするためである。また、第二の刃部22は、両刃及び片刃のいずれであってもよく、第二の刃部22が片刃である場合には、平面部を内側に有する形状を呈することが望ましい。
<刃部取付部>
刃部取付部23は、前記した第一の刃部21及び第二の刃部22が取り付けられている部位であり、カット部駆動部50(図2参照)によって台部10の表面と直交する方向に移動する。
ここで、第一の刃部21の刃先高さは、第二の刃部22の刃先高さよりも高く設定されている。例えば、第一の刃部21の刃先高さを、第二の刃部22の刃先高さよりも5〜20μm高く設定する(図1(a)の符号h参照)ことによって、第一の刃部21が第二の刃部22よりも先にOLED基材2をカットする。
<マーク検出部>
マーク検出部30は、基材2に前後方向に等間隔に設けられたマーク2aを検出する光学カメラ、光学センサ等であり、検出結果を制御部60(図2参照)へ出力する。
<台部駆動部>
図2に示すように、台部駆動部40は、台部10を前後方向すなわちOLED基材2の長手方向に移動させる機構である。
<カット部駆動部>
カット部駆動部50は、カット部20を上下方向すなわち台部10の表面と直交する方向に移動させる機構である。
<制御部>
制御部60は、マーク検出部30の検出結果に基づいて台部駆動部40及びカット部駆動部50を制御することによって、台部10に貼着されたOLED基材2をカットする。
より詳細には、制御部60は、台部駆動部40を制御することによって、台部10を後側(上流側)から前側(下流側)へ移動させ、マーク検出部30によってマークが検出されたときに、台部10を停止させる。続いて、制御部60は、台部10が停止した状態で、カット部駆動部50を制御することによって、刃部取付部23を下降させてOLED基材2をカットする。
ここで、図5(a)に示すように、第一の刃部21が第二の刃部22よりも先行してOLED基材2をカットし、OLED基材2のバリア層2b(図3参照)は、今回の製品側と次の製品側とが分離される。
この際に、第一の刃部21の両端部がOLED基材2の両端部よりも外側に位置するので、第一の刃部21の両端部においてバリア層2bの割れが発生することを防ぐことができる。
続いて、図5(b)に示すように、第二の刃部22がOLED基材2をカットする。ここで、第二の刃部22のコーナー角部のR部分ににおいてバリア層2bの割れが発生したとしても、第一の刃部21が既にバリア層2bを今回の製品側と次の製品側とに切断しているので、バリア層2bの割れがOLED基材2の次の製品側に伝搬することを防ぐことができる。
続いて、制御部60は、カット部駆動部50を制御することによって、刃部取付部23を上昇させ、その後、台部駆動部40を制御することによって、台部10を上流側から下流側へ移動させる。制御部60は、これらの動作を繰り返すことによって、OLED基材2を製品形状に順次カットする。
ここで、第一の刃部21をトムソン刃(両刃)、ピナクル刃(両刃)、エッチング彫刻刃(両刃)、彫刻刃(両刃)及び超硬合金刃(両刃及び片刃)で作成し、ALPET層及びバリア層の同時切断時のバリア層の割れ、及び、バリア層の単独切断時のバリア層の割れを測定した。
また、第二の刃部22をトムソン刃(両刃)、ピナクル刃(両刃)、エッチング彫刻刃(両刃)及び彫刻刃(両刃)で作成し、バリア層のコーナー角部の切断時のバリア層の割れを測定した。
Figure 0006551400
表1に示すように、第一の刃部21については、エッチング彫刻刃又は彫刻刃で刃先先端部の平坦部分を小さくすることが望ましく、超硬合金刃で刃先先端部を鋭角形状とすることがより望ましい。
また、第二の刃部22については、エッチング彫刻刃又は彫刻刃で刃先先端部の平坦部分を小さくすることが望ましい。
本発明の実施形態に係るOLED基材カット装置1は、第一の刃部21がOLED基材2の幅よりも長い直線刃であり、第一の刃部21の両端部がそれぞれOLED基材2の両端部よりも外側に位置する状態でOLED基材2をカットするので、第一の刃部21の両端部においてバリア層2bの割れが発生することを防ぐことができる。
また、OLED基材カット装置1は、第一の刃部21が彫刻刃、エッチング彫刻刃又は超硬合金刃である場合には、十分な刃先硬度を有する直線刃を実現することによって、OLED基材2を好適にカットすることができる。特に、第一の刃部21が超硬合金刃である場合には、第一の刃部21として、刃先に平坦部が無い鋭角形状の直線刃を実現することができる。
また、OLED基材カット装置1は、第一の刃部21の刃先が鋭角であり、第一の刃部21の刃先角度が30度以下である場合には、バリア層2bのダメージを抑え、ALPET層2e,2fとバリア層2bとの同時切断時におけるバリア層2bの割れを大幅に低減することができる。
また、OLED基材カット装置1は、第一の刃部21の刃先が鋭角であり、第一の刃部21の刃先角度が18〜20度である場合には、カットによる衝撃に対する第一の刃部21の刃先の強度を十分に確保しつつ、ALPET層2e,2fとバリア層2bとの同時切断時におけるバリア層2bの割れを大幅に低減することができる。
また、OLED基材カット装置1は、第一の刃部21が刃先が鋭角な二つの片刃を備え、二つの片刃21が互いの平面側が対向するように配置されている場合には、バリア層2bのダメージを抑え、ALPET層2e,2fとバリア層2bとの同時切断時におけるバリア層2bの割れを大幅に低減することができる。
また、OLED基材カット装置1は、抜き型である第二の刃部22を備えるので、第一の刃部21の両端部においてバリア層2bの割れが発生することを防ぎつつ、OLED基材2を製品形状に好適にカットすることができる。
また、OLED基材カット装置1は、上流側に設けられた第一の刃部21が下流側に設けられた第二の刃部22よりも先にOLED基材2をカットするので、第二の刃部22によるバリア層2bの割れが発生したとしても、かかるバリア層2bの割れがOLED基材2の次の製品側に伝搬することを防ぐことができる。
また、OLED基材カット装置1は、第二の刃部22が彫刻刃又はエッチング彫刻刃である場合には、十分な刃先硬度を有する抜き型を実現することによって、OLED基材2を好適にカットすることができる。
また、OLED基材カット装置1は、第一の刃部21における第二の刃部22とは反対側の、当該第一の刃部21による切断方向となす刃先角度が9〜10度である場合には、第一の刃部21のカット性能を十分に確保しつつ、第一の刃部21のカットによる次の製品側のロスを減少させることができる。
また、OLED基材カット装置1によってカットされたOLED基材2は、バリア層2bの割れを防いで製造されるので、製品の性能低下及び不良品の発生を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第一の刃部21及び第二の刃部22が独立して移動可能に構成されており、制御部60が、第一の刃部21がOLED基材2をカットし、続いて第二の刃部22がOLED基材2をカットするようにカット部駆動部40を制御する構成であってもよい。
1 OLED基材カット装置
2 OLED基材
10 台部
21 第一の刃部
22 第二の刃部

Claims (10)

  1. 基材と、前記基材の一面側に設けられたバリア層と、前記バリア層の一面側の一部に設けられた複数の層と、前記基材の他面側に設けられた粘着性シートと、を備えるOLED基材をカットするOLED基材カット装置であって、
    前記粘着性シートが貼り付けられる台部と、
    前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材を前記複数の層側からカットする第一の刃部と、
    を備え、
    前記第一の刃部は、前記OLED基材の幅よりも長い直線刃であり、前記第一の刃部の両端部がそれぞれ前記OLED基材の両端部よりも外側に位置する状態で、前記OLED基材をカットする
    ことを特徴とするOLED基材カット装置。
  2. 前記第一の刃部は、彫刻刃、エッチング彫刻刃又は超硬合金刃である
    ことを特徴とする請求項1に記載のOLED基材カット装置。
  3. 前記第一の刃部の刃先は、鋭角であり、
    前記第一の刃部の刃先角度は、30度以下である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のOLED基材カット装置。
  4. 前記第一の刃部の刃先は、鋭角であり、
    前記第一の刃部の刃先角度は、18〜20度である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のOLED基材カット装置。
  5. 前記第一の刃部は、刃先が鋭角な二つの片刃を備え、
    前記二つの片刃は、互いの平面側が対向するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のOLED基材カット装置。
  6. 前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材を前記複数の層側からカットする第二の刃部を備え、
    前記第二の刃部は、角部を有する抜き型である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のOLED基材カット装置。
  7. 前記台部は、上流側から下流側へ移動可能であり、
    前記第一の刃部は、前記第二の刃部よりも上流側に配置されており、
    前記第一の刃部は、前記第二の刃部よりも先に前記OLED基材をカットする
    ことを特徴とする請求項6に記載のOLED基材カット装置。
  8. 前記第二の刃部は、彫刻刃又はエッチング彫刻刃である
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のOLED基材カット装置。
  9. 前記第一の刃部における前記第二の刃部とは反対側の、当該第一の刃部による切断方向となす刃先角度は、9〜10度である
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のOLED基材カット装置。
  10. 基材と、前記基材の一面側に設けられたバリア層と、前記バリア層の一面側の一部に設けられた複数の層と、前記基材の他面側に設けられた粘着性シートと、を備えるOLED基材をカットするOLED基材製造方法であって、
    前記粘着性シートを台部に貼り付けるステップと、
    前記粘着性シートが前記台部に貼り付けられた状態において、前記OLED基材の幅よりも長い直線刃である刃部が、当該刃部の両端部がそれぞれ前記OLED基材の両端部よりも外側に位置する状態で、前記OLED基材を前記複数の層側からカットするステップと、
    を含むことを特徴とするOLED基材製造方法。
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