JP6551360B2 - データ通信装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データの送受信を行うデータ通信装置、及び、これを備えた画像形成装置に関する。
不要な電磁波(ノイズ)の強度を抑えるため、スペクトル拡散クロックジェネレーター(SSCG)を用いる場合がある。SSCGは、クロック信号に基づいて高速動作する集積回路や、クロック信号に基づいてデータを送信する回路に対して設けられる。SSCGを用いて意図的にクロック信号の周波数を揺らすことにより、放射ノイズの電界強度のピーク値を抑えることができる。このようなSSCGを用いる技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、複数の電子デバイスと、複数の電子デバイスの各々の基準クロックを変調するスペクトラム拡散クロックジェネレーターを備え、電子デバイスの動作モードによって、各々のスペクトラム拡散クロックジェネレーターのスペクトラム拡散クロックの変調幅を切換設定し、実動作させる電子デバイスに対するスペクトラム拡散クロックの変調幅を実動作可能な値に設定し、実動作させない電子デバイスのスペクトラム拡散クロックの変調幅を大きな値に設定してEMIノイズの低減を図り、SSCGの性能を最大限利用する電子機器が記載されている(特許文献1:請求項1、段落[0014]、[0030])等参照)。
特開2005−223770号公報
SSCGは、入力された信号の周波数を所定の拡散パターンに基づき変動させる。SSCGは信号の周波数を拡散して出力する。周波数拡散により、放出電磁波(ノイズ)の電界強度のピーク値を抑えられる場合がある。問題となるような障害が他の回路や装置で生じないようにする。つまり、SSCGは、回路や通信路から放出されるノイズ(電磁波)を抑える目的で使用されることがある。
SSCGは、積極的に信号の周波数を変動させる。SSCGをデータ伝送回路に適用すると、その変動によってジッター(信号の周期の揺らぎ)が拡大される。つまり、SSCGを用いる場合、信号のジッターが大きくなる。拡散幅(周波数の変動幅)を広すぎる場合、ジッターが大きくなり、誤ったデータの送受信がなされる場合がある。例えば、送信されたデータ「1」がデータ「0」としてラッチ(受信)される場合が生じ得る。従って、拡散幅には制限がかけられる。適切にデータがラッチされ、通信規格で許されるジッターの範囲内となるようにする。また、データ通信回路に要求される性能の観点から拡散幅に制限がかけられる場合もある。
拡散幅の制限により、SSCGによるノイズの抑制効果が薄れる。つまり、拡散幅の制限により、ノイズ発生源から放射される電磁波の電界強度のピーク値を十分に抑えられない場合があるという問題がある。
特許文献1記載の技術では、主制御部12のようなジョブにあわせて動作させる部分では、実動作可能な値にSSCGの拡散幅(周波数の変動幅)が制限される。結局、主制御部12のような大型の基板(回路)からのノイズの電界強度のピーク値を抑えられない場合があり得る。また、特許文献1記載の技術では、コピー、FAX送信、FAX受信、ネットワーク送信、ネットワーク受信の各モードに応じ、5つのSSCGのうち、一部のSSCGを実動作にあわせた周波数の変動幅とする。残りのSSCGの周波数の拡散幅が最大とされる(特許文献1:表1、表2参照)。コピー中にFAX受信やネットワーク受信した場合のように複数のジョブを並行処理する状態になったとき、ほとんどのSSCGが実動作にあわせた周波数の拡散幅となる。システム全体としてもノイズを十分に抑えることができない場合があり得る。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、データ通信装置の規格、性能、仕様上の制限により拡散幅を大きくとれなくても、拡散幅を広げた場合と同様のノイズ(放出電磁波)抑制効果を得る。
上記目的を達成するために、請求項1に係るデータ通信装置は、複数の源振クロック発生回路、スペクトル拡散クロックジェネレーター、切替回路、送信回路、受信回路を含む。複数の前記源振クロック発生回路は、それぞれ異なる周波数の源振クロック信号を出力する。前記スペクトル拡散クロックジェネレーターは、入力された前記源振クロック信号の周波数を変調させた変調クロック信号を出力する。前記切替回路は、それぞれの前記源振クロック発生回路から出力される複数の前記源振クロック信号のうち、前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を切り替える。前記送信回路は、前記変調クロック信号が入力され、前記変調クロック信号に基づき動作し、予め定められた時点に前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を前記切替回路に切替させる。前記受信回路は、前記送信回路で生成され、前記送信回路から通信路に送信された信号を受信する。
本発明によれば、データ通信回路の規格、性能、仕様上の制限により拡散幅を大きくとれなくても、拡散幅を広げた場合と同様のノイズ(放出電磁波)抑制効果を得ることができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係るデータ通信装置の一例を示す図である。 実施形態に係るSSCGの一例を示す図である。 実施形態に係るSSCGによる周波数拡散パターンの一例を示す図である。 スペクトル拡散クロックジェネレーターによるノイズのピークの抑制の一例を示す図である。 実施形態に係るデータ通信装置での源振クロック信号の切替を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態に係るデータ通信装置でのノイズのピークの抑制の一例を示す図である。 実施形態に係るデータ通信装置での各源振クロック信号の周波数の設定の一例を示す図である。
以下、図1〜図8を用い、実施形態に係るデータ通信装置1を含む画像形成装置を説明する。画像形成装置として複合機100を例にあげて説明する。但し、各実施の形態に記載される構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
次に、図1に基づき、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1に示すように、複合機100内には、制御部2が設けられる。制御部2は、複合機100の動作を制御する。制御部2は、CPU21、画像処理部22、表示モジュール23を含む。CPU21は各種演算や処理を行う。画像処理部22は画像データに関する処理を行う。表示モジュール23は表示パネル31での表示に関する処理を行う。
CPU21は、記憶部24に記憶されるプログラム、データに基づき複合機100の各部の制御や、各種の演算処理や信号処理を行う。画像処理部22は、濃度変換、拡大、縮小、回転、データ形式変換のような印刷や送信に用いる画像データへの画像処理を施す。画像処理部22は、画像処理のために専用設計された集積回路(ASIC22a)を1又は複数含む。処理後の画像データは、画像形成部6cでのトナー像形成や、通信部25からの送信に用いられる。表示モジュール23は、記憶部24に記憶される背景データ、ボタンやキーのような部品の画像データ、画面内に表示するテキストデータに基づき、表示させる画面の画像データを生成する。
記憶部24は、ROM、HDDのような不揮発性の記憶装置を含む。また、記憶部24はRAMのような揮発性の記憶装置を含む。記憶部24は、複合機100の制御用の各種のプログラムやデータ、設定データ、画像データのような各種データを記憶する。
また、複合機100には、操作パネル3、原稿搬送部4、画像読取部5が設けられる。又、複合機100の内部には、印刷を行う印刷部6(給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6d)が設けられる。
操作パネル3は、表示パネル31を備える。表示パネル31は複合機100の状態や各種メッセージや各種設定画面を表示する。制御部2は、表示モジュール23が生成した画像データに基づく表示を表示パネル31に行わせる。表示パネル31の上面にタッチパネル32が設けられる。タッチパネル32は、表示パネル31で押された部分の位置、座標を検知する。タッチパネル32の出力に基づき、制御部2は、押された操作画像(ソフトキー、ボタン、タブ、チェックボックスのような画像)を認識する。操作パネル3には、スタートキーやテンキーのような複数のハードキー33も設けられる。
制御部2は、スキャンを伴うジョブの実行時、セットされた原稿を原稿搬送部4に搬送させる。原稿搬送部4は連続的、自動的に1枚ずつ送り読取用コンタクトガラス(読み取り位置、不図示)に原稿を搬送する。制御部2は、送り読取用コンタクトガラスを通過する原稿や、載置読取用コンタクトガラス(不図示)にセットされた原稿の読み取りと画像データの生成を画像読取部5に行わせる。
印刷部6の給紙部6aは、複数の用紙を収容する。印刷ジョブの実行のとき、制御部2は、用紙を1枚ずつ給紙部6aに供給させる。制御部2は、給紙部6aから供給された用紙を用紙搬送部6bに搬送させる。制御部2は、画像データに基づくトナー像を画像形成部6cに形成させる。画像形成部6cは搬送される用紙にトナー像を転写する。制御部2は、用紙に転写されたトナー像を定着部6dに定着させる。トナー定着後の用紙は、機外に排出される。
制御部2は通信部25と接続される。通信部25は各種コネクタ、ソケット、通信制御用のチップを備える。通信部25は、データ送受信用のバッファ(メモリー)を含む。ネットワークや公衆回線やケーブルを介し、通信部25は、コンピューター200やファクシミリ装置300と通信可能に接続される。通信部25は、コンピューター200やファクシミリ装置300と画像データのやり取りを行える。
制御部2は、操作パネル3、原稿搬送部4、画像読取部5、印刷部6、通信部25のような各部とバスや信号線で接続される。制御部2は、各部、各装置の存在を認識する。そして、制御部2は、各部を制御することにより、パネル表示、スキャン動作、及び、印刷動作のような複合機100の動作を制御する。
(データ通信装置1)
次に、図2〜図5を用いて、実施形態に係るデータ通信装置1の概要を説明する。図2は、実施形態に係るデータ通信装置1の一例を示す図である。図3は、実施形態に係るSSCG11の一例を示す図である。図4は、実施形態に係るSSCG11による周波数拡散パターンの一例を示す図である。図5は、スペクトル拡散クロックジェネレーターによるノイズのピークの抑制の一例を示す図である。
データ通信装置1は、複合機100に含まれる。データ通信装置1は、SSCG11(スペクトル拡散クロックジェネレーター)、複数の源振クロック発生回路12、切替回路13、送信回路14、受信回路15を含む。
送信回路14は、信号やデータを送信する回路である。受信回路15は、送信回路14から送信される信号やデータを受信する回路である。送信回路14と受信回路15は通信路17で接続される。FPD−LINK(LVDS)の規格に基づく送信回路14や受信回路15を採用することができる。
送信回路14は、例えば、画像データを送信する。受信回路15は、画像データを受信し、利用する回路である。例えば、送信回路14は画像処理を行って送信用の画像データを生成する画像処理部22である。受信回路15は画像処理部22から画像データを受信する通信部25である。通信部25は画像処理部22で生成された画像データを設定された宛先に送信する。
また、例えば、送信回路14は画像処理を行って印刷用の画像データを生成する画像処理部22としてもよい。受信回路15は印刷部6の画像形成部6cに設けられる画像メモリー61(図1参照)でもよい。この場合、受信された画像データに基づき、制御部2は、画像形成部6cの感光体ドラムの走査、露光を、露光装置62(図1参照)に行わせる。露光装置62は画像形成部6cに含まれる。また、画像処理部22が複数のASIC22aを含む場合、送信回路14は、あるASIC22aとしてもよい。受信回路15は、あるASIC22aが処理した画像データを受け、受信した画像データに対し別の画像処理を施す他のASIC22aでもよい。
このように、画像処理部22のような複合機100内で画像データを送信する部分をデータ通信装置1の送信回路14とする。また、通信部25、画像形成部6c、ASIC22aのような送信回路14から送信された画像データを受信する部分をデータ通信装置1の受信回路15とする。
各源振クロック発生回路12は、それぞれ異なる周波数の源振クロック信号を出力する。図2に示すように、本説明では、第1源振クロック発生回路12a、第2源振クロック発生回路12b、第3源振クロック発生回路12cの3つを設ける例を説明する。なお、源振クロック発生回路12は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
第1源振クロック発生回路12aは第1源振クロック信号CL1を生成し、出力する。第2源振クロック発生回路12bは第2源振クロック信号CL2を生成し、出力する。第3源振クロック発生回路12cは第3源振クロック信号CL3を生成し、出力する。それぞれの源振クロック発生回路12は、水晶振動子16を含む回路である。また、各源振クロック発生回路12は、水晶振動子16が生成する波形に基づきクロック信号を生成する素子を含む。例えば、この素子は、抵抗、コンデンサー、インバーターである。各水晶振動子16の発振周波数は異なる。このため、各源振クロック発生回路12が生成する各源振クロック信号の周波数はずれている。
切替回路13には、各源振クロック発生回路12が生成した源振クロック信号(第1源振クロック信号CL1、第2源振クロック信号CL2、第3源振クロック信号CL3)が入力される。切替回路13は、入力された複数の源振クロック信号のうち、何れか1つを出力する。送信回路14は、切替回路13に切替信号S1を入力する。切替回路13は、切替信号S1で指示された源振クロック信号を出力する。切替回路13には、複数入力(3入力)、1出力のマルチプレクサを用いることができる。切替回路13が出力する源振クロック信号は、SSCG11に入力される。つまり、切替回路13は、各源振クロック発生回路12から出力される複数の源振クロック信号のうち、SSCG11に入力する源振クロック信号を切り替える回路である。
SSCG11は、スペクトル拡散クロックジェネレーターである。SSCG11は、入力された源振クロック信号の周波数を所定の拡散パターンに基づき変調させた変調クロック信号CL4を出力する。図3〜図5を用いて、SSCG11の一例を説明する。
図3に示すように、SSCG11は、1/N分周器11a、位相比較回路11b、チャージポンプ11c、フィルター11d、VCO11e(電圧制御型発振回路)、1/M分周器11f、変調制御回路11gを含む。切替回路13から出力された源振クロック信号は、1/N分周器11aに入力される。1/N分周器11aは、源振クロック信号を分周する。位相比較回路11bは、1/N分周器11aが出力した基準信号と比較信号(VCO11eの出力を1/M分周器11fで分周したもの)との位相比較を行い、位相差に応じた電流をチャージポンプ11cに出力する。チャージポンプ11cは、位相差に応じた電流を出力する。フィルター11dは、チャージポンプ11cから出力される電流を積分、平滑化し、VCO11eの制御電圧に変換する。VCO11eは、フィルター11dから入力される制御電圧に応じた周波数の変調クロック信号CL4を出力する。つまり、VCO11eは、電圧−周波数変換を行う。VCO11eが出力した変調クロック信号CL4は、1/M分周器11fにより分周され、位相比較回路11bに入力される。
変調制御回路11gは、1/M分周器11fの分周率を少しずつ変化させることにより、変調クロック信号CL4の周波数を変動させる。変調制御回路11gは、予め定められた拡散パターンで変調クロック信号CL4の周波数を変動させる。なお、VCO11eに入力する制御電圧を揺らすなど、1/M分周器11fの分周率を変える以外の手法で周波数を拡散させるタイプのスペクトル拡散クロックジェネレーターを用いてもよい。
図4は、SSCG11の周波数拡散パターンの一例を示す。図4の拡散パターンは、センタースプレッド型のパターンである。まず、SSCG11は、中心周波数(入力された源振クロック信号の周波数)を基準に、所定の上限周波数faまで変調クロック信号CL4の周波数を大きくしていく。上限周波数faの到達後、SSCG11は、中心周波数に向けて変調クロック信号CL4の周波数を小さくしていく。中心周波数への到達後、SSCG11は、下限周波数fbに向けて変調クロック信号CL4の周波数を小さくしていく。下限周波数fbの到達後、SSCG11は、中心周波数に向けて変調クロック信号CL4の周波数を大きくしていく。中心周波数への到達後、SSCG11は、再び所定の上限周波数faまで変調クロック信号CL4の周波数を大きくしていく。以後、このようなパターンの繰り返しにより、変調クロック信号CL4の周波数を変化させる。
例えば、中心周波数の±0.5%〜1.0%程度の範囲を拡散幅とすることができる。なお、センタースプレッド型の拡散パターンを説明した。しかし、ダウンスプレッド型のような他の拡散パターンによって変調クロック信号CL4の周波数を変動させてもよい。
図5は、あるスペクトル拡散クロックジェネレーターによる周波数のスペクトル拡散の効果を示す図である。図5の各グラフは、ある装置で計測された放射電磁波(ノイズ)の強度を示す。図5のグラフの縦軸は、電界強度(ノイズの強度)を示し、横軸は、周波数を示す。図5のうち、左のグラフはスペクトル拡散クロックジェネレーターを設けない場合のグラフである。右のグラフは、スペクトル拡散クロックジェネレーターを設けた場合のグラフである。スペクトル拡散クロックジェネレーターを用いた周波数の拡散により、スペクトル拡散クロックジェネレーターを用いない場合よりも装置から生ずるノイズのピーク値を小さくすることができる。
次に、図2を用いて送信回路14を説明する。送信回路14は、SSCG11からの変調クロック信号CL4が入力される。送信回路14は変調クロック信号CL4に基づき動作する。送信回路14は動作クロック生成部14aを含む。動作クロック生成部14aは変調クロック信号CL4から送信回路14の動作に用いるクロック信号を生成する。動作クロック生成部14aは送信用クロック信号CL5と画像処理用クロック信号を生成する。例えば、動作クロック生成部14aは、PLL回路のような変調クロック信号CL4を逓倍する逓倍回路を含む。例えば、変調クロック信号CL4の周波数は数十MHzであり、送信用クロック信号CL5と画像処理用クロック信号の周波数は、数百MHzである。
図2に示すように、送信回路14は画像処理回路14bを含む。画像処理回路14bは送信する画像データを処理する。また、送信回路14は、垂直同期信号生成部14c、水平同期信号生成部14d、送信データ出力部14e、切替信号出力部14fを含む。動作クロック生成部14aは各部分と接続される。動作クロック生成部14aは接続された部分に、変調クロック信号CL4、送信用クロック信号CL5及び画像処理用クロック信号のうち1つ又は複数を供給する。
画像処理回路14bは、変調クロック信号CL4又は画像処理用クロック信号に基づき動作する。画像読取部5の読み取りで得られた画像データや通信部25で受信された画像データは記憶部24に記憶される。ジョブに用いる画像データに画像処理を施すため、画像データが記憶部24から画像処理回路14bに入力される。画像処理回路14bは、変調クロック信号CL4又は画像処理用クロック信号に基づき、記憶部24からの画像データを処理する。
垂直同期信号生成部14cは、変調クロック信号CL4をカウントする。垂直同期信号生成部14cは、送信用クロック信号CL5又は画像処理用クロック信号をカウントしてもよい。垂直同期信号生成部14cは垂直同期信号VSYNCを生成する。垂直同期信号VSYNCは、画像データの1ページの画像データの伝送期間(1ページの画像データの送信の開始と終了)を知らせるための信号である。1ページの画像データの送信を開始するとき、垂直同期信号生成部14cは、垂直同期信号VSYNCのレベルを1ページの画像データの送信中を示すレベルとする。1ページの画像データの送信を終了するとき、垂直同期信号生成部14cは、垂直同期信号VSYNCのレベルを1ページの画像データの送信中でないことを示すレベルとする。
水平同期信号生成部14dは、変調クロック信号CL4をカウントする。水平同期信号生成部14dは、送信用クロック信号CL5又は画像処理用クロック信号をカウントしてもよい。水平同期信号生成部14dは水平同期信号HSYNCを生成する。水平同期信号HSYNCは、画像データの1ライン分の画像データの伝送期間(1ライン分の画像データの送信の開始と終了)を知らせるための信号である。1ラインの画像データの送信を開始するとき、水平同期信号生成部14dは、水平同期信号HSYNCのレベルを1ラインの画像データの送信中であることを示す第1レベルとする。1ラインの画像データの送信を終了するとき、水平同期信号生成部14dは、水平同期信号HSYNCのレベルを1ラインの画像データの送信中でないことを示す第2レベルとする。送信回路14(送信データ出力部14e)は、第1レベルの期間内に1ライン分の画像データを受信回路15に向けて送信する。
送信データ出力部14eは送信バッファを含む。送信バッファは画像処理回路14bで処理された1又は数ライン分のデータを蓄える。送信データ出力部14eは送信データD1(画像データ)を受信回路15に送信する。送信データ出力部14eは、水平同期信号HSYNCが第1レベルの間に1ライン分の画像データを送信データD1として送信する。送信データ出力部14eは、水平同期信号HSYNCが第2レベルの間では、画像データを送信しない。
切替信号出力部14fは、切替信号S1を切替回路13に入力する。切替信号出力部14fは、水平同期信号HSYNCの立ち下がりに合わせ、SSCG11に入力する源振クロック信号を切り替えさせる(詳細は後述)。
送信回路14は、通信路17(信号線)を介し、受信回路15に向けて送信用クロック信号CL5、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、送信データD1を送信する。FPD−LINKの規格では、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNCは、送信データD1に組み込まれる。送信データ出力部14eは、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNCを組み込んだ送信データD1を受信回路15に出力する。FPD−LINKの規格では、1つの送信用クロック信号CL5の期間内に7ビットのデータを含める。例えば、送信データ出力部14eは、送信用クロック信号CL5を7逓倍する回路を含む。規格に沿った送信データD1が生成される。
受信回路15は、送信回路14から送信された各信号、送信データD1を受信する。受信回路15は、送信回路14から受信した送信用クロック信号CL5に基づきデータを受信する。例えば、受信回路15は、送信回路14から供給された送信用クロック信号CL5を7逓倍する回路を含む。受信回路15は送信データD1内の各ビット(信号)をラッチする。送信用クロック信号CL5は、変調クロック信号CL4に基づき生成される。そのため受信回路15も変調クロック信号CL4に基づき動作する回路といえる。
(源振クロック信号の切替)
次に、図6、図7、図8を用いて、実施形態に係るデータ通信装置1での源振クロック信号の切替を説明する。図6は、実施形態に係るデータ通信装置1での源振クロック信号の切替を説明するためのタイミングチャートである。図7は、実施形態に係るデータ通信装置1でのノイズのピークの抑制の一例を示す図である。図8は、実施形態に係るデータ通信装置1での各源振クロック信号の周波数の設定の一例を示す図である。
図6のタイミングチャートのうち、最上段は、送信回路14(垂直同期信号生成部14c)が生成する垂直同期信号VSYNCのチャートの一例を示す。垂直同期信号生成部14cは、1ページの画像データの送信を開始するとき、垂直同期信号VSYNCをHighレベルとする。垂直同期信号生成部14cは、1ページの画像データの送信を終了するとき、垂直同期信号VSYNCをLowレベルとする。図6の例では、時点T1の時点で垂直同期信号VSYNCがHighレベルとなっている。
図6のタイミングチャートのうち、上から2段目は、水平同期信号HSYNCのチャートの一例を示す。1ページの画像データの送信開始に伴い、水平同期信号生成部14dは、各ラインの画像データを送信期間中、水平同期信号HSYNCをHighレベル(第1レベル)とする。図6のうち、時点T3、T5、T7、T9、T11は、水平同期信号HSYNCがHighレベルに立ち上がった時点である。送信データ出力部14eは、水平同期信号HSYNCがHighレベルになると、1ライン分のデータの送信を開始する。図6のタイミングチャートのうち、上から3段目は、送信データ出力部14eによるデータ送信のチャートの一例を示す。
水平同期信号生成部14dは、1ライン分のデータの送信を終える。画像データ送信をしない期間中、水平同期信号生成部14dは水平同期信号HSYNCをLowレベル(第2レベル)とする。図6のうち、時点T2、T4、T6、T8、T10は、水平同期信号HSYNCがLowレベルに立ち下がった時点である。送信データ出力部14eは、水平同期信号HSYNCがLowレベルになると、データの送信を停止する。
送信回路14は、予め定められた時点にSSCG11に入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。具体的に、送信回路14は、水平同期信号HSYNCが第2レベル(Lowレベル)の間に切替回路13に入力する切替信号S1を変化させる。切替信号S1の変化に応じ、切替回路13はSSCG11に入力する源振クロック信号を切り替える。
図6のタイミングチャートのうち、最下段は、切替信号(選択する源振クロック信号)の変化のチャートの一例を示す。図6に示すように、送信回路14(切替信号出力部14f)は、水平同期信号HSYNCが第1レベル(Highレベル)から第2レベル(Lowレベル)になった時点(図6において、T4、T6、T8、T10の時点)に、SSCG11に入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。データを送信しない期間中に源振クロック信号が変更される。SSCG11と送信回路14は源振クロック信号の周波数の変更に十分追随できる。
本説明のデータ通信装置1に含まれる源振クロック発生回路12は、3つである。送信回路14は、水平同期信号HSYNCがLowレベルになるごとに、順番にSSCG11に入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。図6の例では、第1源振クロック信号CL1→第2源振クロック信号CL2→第3源振クロック信号CL3の順番である。図6に示すように、送信回路14は、最初の順番の第1源振クロック信号CL1からSSCG11の入力を開始する。送信回路14は、最後の順番の第3源振クロック信号CL3に到ったとき、次の切替では、最初の順番の第1源振クロック信号CL1がSSCG11に入力されるように切替回路13に切替させる。
SSCG11に入力される源振クロック信号は水平同期信号HSYNCの周期で切り替えられる。従って、送信回路14、受信回路15の動作周波数や、通信路17で送信される信号の周波数が水平同期信号HSYNCの周期で切り替えられる。
源振クロック信号は3種類である。図7に示すように、送信回路14、受信回路15、通信路17からの放出電磁波の電界強度を示す波形は、3種類となる。図7のうち、周波数f1は、第1源振クロック信号CL1をSSCG11に入力したときに放出される電磁波の中心周波数の一例を示す。周波数f2は、第2源振クロック信号CL2をSSCG11に入力したときに放出される電磁波の中心周波数を示す。周波数f3は、第3源振クロック信号CL3をSSCG11に入力したときに放出される電磁波の中心周波数を示す。
SSCG11は入力された源振クロック信号を拡散する。そのため、送信回路14、受信回路15、通信路17からの放出電磁波は、極端なピーク値をもたない。ピーク値が抑えられる。さらに、SSCG11に入力する源振クロック信号が切り替えられる。そのため、時分割で電界強度が高レベルにある周波数帯の中心周波数(周波数f1、f2、f3)をずらすことができる。これにより、SSCG11の拡散幅を大きくできなくても、拡散幅を広げたのと同様の効果(電界強度のピーク値の低減、EMI対策効果)を得ることができる。
それぞれの源振クロック発生回路12は、異なる周波数の源振クロック信号を生成する。ある源振クロック発生回路12の源振クロック信号を周波数変調した変調クロック信号CL4の周波数帯と、他の源振クロック発生回路12の源振クロック信号を周波数変調した変調クロック信号CL4の周波数帯が重ならないように、各源振クロック発生回路12の周波数が設定される。各周波数帯を重ねないので、電界強度のピーク値の低減効果を最も高めることができる。なお、変調クロック信号CL4の周波数の制限が厳しい場合もある。言い換えると、装置が正しく動作する変調クロック信号CL4の周波数幅が狭い場合がある。そのため、ある源振クロック発生回路12の源振クロック信号を周波数変調した変調クロック信号CL4の周波数帯と、他の源振クロック発生回路12の源振クロック信号を周波数変調した変調クロック信号CL4の周波数帯は一部重なってもよい。周波数帯が一部重なっても、電界強度のピーク値の低減効果が得られる。
この点、図8を用いて説明する。図8のうち、第1周波数幅B1は、第1源振クロック信号CL1に基づきSSCG11が生成する変調クロック信号CL4の周波数の幅である。第2周波数幅B2は、第2源振クロック信号CL2に基づきSSCG11が生成する変調クロック信号CL4の周波数の幅である。第3周波数幅B3は、第3源振クロック信号CL3に基づきSSCG11が生成する変調クロック信号CL4の周波数の幅である。
図8のうち、破線は源振クロック信号の周波数を示す。各周波数幅の中央に破線が位置しているので、図8は、SSCG11がセンタースプレッド方式で周波数を拡散させる場合の周波数幅を示している。
第1源振クロック発生回路12a、第2源振クロック発生回路12b、第3源振クロック発生回路12cは、それぞれ、第1周波数幅B1、第2周波数幅B2、第3周波数幅B3が重ならないように、異なる周波数の源振クロック信号を生成する。
図8の例では、第1源振クロック信号CL1、第2源振クロック信号CL2、第3源振クロック信号CL3の順に周波数が高い関係となっている。図8では、第1源振クロック信号CL1の周波数と第2源振クロック信号CL2の周波数の差がd1である。第2源振クロック信号CL2の周波数と第3源振クロック信号CL3の周波数の差がd2である。
d1、d2の大きさは適宜定めることができる。d1、d2は、送信回路14、受信回路15が問題なく動作する大きさとされる。また、d1、d2は、第1周波数幅B1、第2周波数幅B2、第3周波数幅B3が重ならない大きさとされる。d1、d2は、SSCG11の拡散幅より大きくし、何れかの源振クロック信号の周波数の数%〜10%程度の値とすることができる。
このようにして、実施形態に係るデータ通信装置1は、複数の源振クロック発生回路12(第1源振クロック発生回路12a、第2源振クロック発生回路12b、第3源振クロック発生回路12c)、スペクトル拡散クロックジェネレーター(SSCG11)、切替回路13、送信回路14(画像処理部22)、受信回路15(通信部25、画像形成部6c、ASIC22a)を含む。複数の源振クロック発生回路12は、それぞれ異なる周波数の源振クロック信号(第1源振クロック信号CL1、第2源振クロック信号CL2、第3源振クロック信号CL3)を出力する。スペクトル拡散クロックジェネレーターは、入力された源振クロック信号の周波数を変調させた変調クロック信号CL4を出力する。切替回路13は、それぞれの源振クロック発生回路12から出力される複数の源振クロック信号のうち、スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する源振クロック信号を切り替える。送信回路14は、変調クロック信号CL4が入力され、変調クロック信号CL4に基づき動作し、予め定められた時点にスペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。受信回路15は、送信回路14で生成され、送信回路14から通信路17に送信された信号を受信する。
これにより、SSCG11に変調させる(SSCG11に入力する)源振クロック信号の周波数を切り替えることができる。そのため、SSCG11に入力される源振クロック信号が1つの場合に比べて、変調クロック信号CL4(SSCG11が生成し入力する信号)の周波数の幅が広くなる。従って、擬似的に(時分割的に)拡散幅を転げることができる。変調クロック信号CL4に基づき動作する回路や通信路17から電磁波が放出される。源振クロック信号(源振クロック発生回路12)の数だけ放出電磁波の電界強度のピークが分散する。その結果、拡散幅を広げた場合と同様のノイズ抑制効果を得ることができる。また、制限によりSSCG11の拡散幅を大きくとれなくても、放出電磁波の電界強度のピーク値を十分に抑えることができる。
また、ある源振クロック発生回路12が生成した源振クロック信号をスペクトル拡散クロックジェネレーターが周波数変調して生成する変調クロック信号CL4の周波数幅と、他の源振クロック発生回路12が生成した源振クロック信号をスペクトル拡散クロックジェネレーターが周波数変調して生成される変調クロック信号CL4の周波数幅が重ならないように、それぞれの源振クロック発生回路12は、異なる周波数の源振クロック信号を生成する。これにより、SSCG11による拡散幅を実質的に大きく広げることができる。従って、十分なノイズ抑制効果を得ることができる。
また、送信回路14は、変調クロック信号CL4に基づき水平同期信号HSYNCを生成し、水平同期信号HSYNCのレベルが予め定められた第1レベルのときデータ信号を受信回路15に送信し、水平同期信号HSYNCのレベルが予め定められた第2レベルのときデータ信号を受信回路15に送信せず、水平同期信号HSYNCが第2レベルの間にスペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。これにより、データ信号を送信しない期間にSSCG11に入力する源振クロック信号の周波数を切り替えることができる。つまり、データ信号を送信しない期間に変調クロック信号CL4の周波数を切り替えることができる。そのため、SSCG11に入力する源振クロック信号を切り替えても、データ信号の送信開始までに変調クロック信号CL4の周波数の変更を問題なく済ますことができる。従って、SSCG11に入力する源振クロック信号を切り替えても、誤りなくデータを送受信することができる。
また、送信回路14は、水平同期信号HSYNCが第1レベルから第2レベルになった時にスペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させる。これにより、入力される源振クロック信号の周波数変更にSSCG11が追従するための時間を最大限とることができる。従って、SSCG11に入力する源振クロック信号を切り替えても、誤りなくデータを送受信することができる。
また、源振クロック発生回路12は、3つ以上である。そして、送信回路14は、所定の順番でスペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する源振クロック信号を切替回路13に切替させ、最後の順番に到ったとき、次の切替では、最初の順番の源振クロック信号がスペクトル拡散クロックジェネレーターに入力されるように切替回路13に切替させる。これにより、源振クロック信号が順番に切り替えられるので、周波数の偏りなくSSCG11に源振クロック信号を入力することができる。これにより、特定の源振クロック信号だけがSSCG11に入力されず、十分なノイズ抑制効果を得ることができる。
また、それぞれの源振クロック発生回路12は、水晶振動子16を含む回路である。これにより、生成される源振クロック信号の周波数が安定する。従って、各源振クロック信号の周波数の差はほとんど変動せず、安定したノイズ抑制効果を得ることができる。
また、複合機100(画像形成装置)は、実施形態に係るデータ通信装置1を含む。そのため、画像形成装置内で誤りなくデータを送受信できる画像形成装置を提供することができる。また、放出されるノイズ(電磁気)が少ない画像形成装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
上記の説明では、送信回路14が画像処理部22であり、受信回路15が通信部25、画像形成部6c、ASIC22aである例を説明した。しかし、送受信されるデータは、操作パネル3での表示に用いるデータであってもよい。この場合、送信回路14を表示モジュール23とし、表示モジュール23から送信された画像データに基づいて表示を行う表示パネル31を受信回路15としてもよい。
本発明は、データ通信装置及びこれを備えた画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 データ通信装置
11 SSCG(スペクトル拡散クロックジェネレーター)
12 源振クロック発生回路 12a 第1源振クロック発生回路
12b 第2源振クロック発生回路 12c 第3源振クロック発生回路
13 切替回路 14 送信回路
15 受信回路 16 水晶振動子
17 通信路 25 通信部(受信回路)
22 画像処理部(送信回路) 22a ASIC(受信回路)
6c 画像形成部(受信回路) CL1 第1源振クロック信号
CL2 第2源振クロック信号 CL3 第3源振クロック信号
CL4 変調クロック信号 HSYNC 水平同期信号

Claims (7)

  1. それぞれ異なる周波数の源振クロック信号を出力する複数の源振クロック発生回路と、
    入力された前記源振クロック信号の周波数を変調させた変調クロック信号を出力するスペクトル拡散クロックジェネレーターと、
    それぞれの前記源振クロック発生回路から出力される複数の前記源振クロック信号のうち、前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を切り替える切替回路と、
    前記変調クロック信号が入力され、前記変調クロック信号に基づき動作し、予め定められた時点に前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を前記切替回路に切替させる送信回路と、
    前記送信回路で生成され、前記送信回路から通信路に送信された信号を受信する受信回路と、を含むことを特徴とするデータ通信装置。
  2. ある前記源振クロック発生回路が生成した前記源振クロック信号を前記スペクトル拡散クロックジェネレーターが周波数変調して生成する前記変調クロック信号の周波数幅と、他の前記源振クロック発生回路が生成した前記源振クロック信号を前記スペクトル拡散クロックジェネレーターが周波数変調して生成される前記変調クロック信号の周波数幅が重ならないように、それぞれの前記源振クロック発生回路は、異なる周波数の前記源振クロック信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 前記送信回路は、前記変調クロック信号に基づき水平同期信号を生成し、前記水平同期信号のレベルが予め定められた第1レベルのときデータ信号を前記受信回路に送信し、前記水平同期信号のレベルが予め定められた第2レベルのとき前記データ信号を前記受信回路に送信せず、前記水平同期信号が前記第2レベルの間に前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を前記切替回路に切替させることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  4. 前記送信回路は、前記水平同期信号が前記第1レベルから前記第2レベルになった時に前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を前記切替回路に切替させることを特徴とする請求項3に記載のデータ通信装置。
  5. 前記源振クロック発生回路は、3つ以上であり、
    前記送信回路は、所定の順番で前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力する前記源振クロック信号を前記切替回路に切替させ、最後の順番に到ったとき、次の切替では、最初の順番の前記源振クロック信号が前記スペクトル拡散クロックジェネレーターに入力されるように前記切替回路に切替させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ通信装置。
  6. それぞれの前記源振クロック発生回路は、水晶振動子を含む回路であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のデータ通信装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のデータ通信装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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