JP6551353B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に感光体の周面にレーザー光を照射する露光装置の清掃に関する。
一般的な画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の感光体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写装置とを備え、感光体上で画像形成工程(帯電、露光、現像、転写)が行われ、記録媒体上にトナー像が形成される。露光装置は、形成すべき画像の画像データに基づいて、感光体の周面にレーザー光を照射することによって、感光体の周面に潜像を形成するものであり、露光装置としてのレーザースキャンユニットには、感光体へのレーザー光の出射部分に透光性の光路窓が設けられている。
画像形成装置内においては、飛散したトナーや紙粉などの粉塵が露光装置の光路窓に積もることがある。光路窓にトナーや粉塵が積もり、光路窓が汚れると、レーザー光の光路が遮られるため、感光体に形成される潜像画像に影響を与え、印字品質が低下してしまう。このため、光路窓を清掃するための清掃部材を有した移動体を、清掃部材が光路窓に接触するように配置し、当該移動体を、清掃部材を光路窓に接触させながら移動可能に構成したものがある(例えば、下記の特許文献1,2を参照)。
移動体の駆動源としては、駆動モーターであるDCモーターが挙げられる。移動体を移動させる移動機構としては、例えば、光路窓の長手方向に延びるスクリュー軸と、駆動モーターに接続されるギアと、移動体の到達位置に設けられたストッパーとを備えたものがあり、駆動モーターの駆動力は、ギアを介してスクリュー軸に伝達され、当該スクリュー軸の回転により、移動体が、清掃部材を光路窓に接触させながら光路窓の長手方向に進み、ストッパーまで移動する。
特開2009−143108号公報 特開2009−139816号公報
上記清掃部剤により光路窓を清掃するために移動体を移動させるとき、移動体の移動を妨げる力が大きくなると、それに従って、移動体に駆動力を供給する駆動モーターの駆動トルクが大きくなる。そのため、光路窓に積もるトナーや粉塵の量が多くなり過ぎると、移動体の移動を妨げる力は過大となり、駆動トルクも非常に大きくなり、駆動モーターに負担を与える。
ここで、静止している物体(移動体)を動かそうとする際に働く静止摩擦力は、動き出してからの動摩擦力より大きいため、駆動モーターの起動開始時においては、移動体がロックして静止した状態になることがある。移動体がこのような状態になると、駆動モーターの駆動トルクは非常に大きくなるが、移動体が動かないため、駆動モーターの駆動力を伝達するギアに歯飛びが発生したり、ギアが欠けたりすることがある。
また、移動体の移動最終位置にストッパーが設けられている場合、移動体の移動速度が速すぎて、移動体がストッパーに勢いよく衝突してしまうと、上記と同様に、駆動モーターの駆動力を伝達するギアに歯飛びが発生したり、ギアが欠けたりすることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、清掃部材を有した移動体の駆動源である駆動モーターの駆動力を伝達するギアに歯飛びが生じたり、ギアが欠けたりするのを防ぎつつ、露光装置における光路窓の清掃を行えるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の感光体と、前記感光体を帯電させる帯電装置と、画像データに基づいたレーザー光を帯電された前記感光体の表面へ出射し、当該出射がされるレーザー光の通過部分に透光性の光路窓が設けられた露光装置と、清掃部材を有し、前記清掃部材を前記光路窓に接触させながら移動する移動体と、前記移動体を移動させるための駆動モーターと、前記駆動モーターの駆動力を前記移動体に伝達して前記移動体を移動させる移動機構と、前記駆動モーターに駆動電圧を出力して前記駆動モーターを駆動制御し、前記移動機構により前記移動体に前記移動を行わせる制御部と、前記移動体の最終到達位置に設けられ、前記移動体の移動を規制するストッパーとを備え、前記制御部は、前記移動体が移動開始位置にある状態で前記駆動モーターを起動開始した時点から予め定められた第1期間は、PWM制御により前記駆動電圧のデューティー比を小さくして前記駆動モーターへ出力される平均出力電圧を予め定められた値まで下げることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて抑える制御を行い、前記第1期間の経過後予め定められた第2期間は、前記駆動電圧のデューティー比を100%とすることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて速める制御を行い、前記第2期間の経過後、前記駆動モーターの駆動トルクの大きさが予め定められている大きさ以上になるまで、前記駆動電圧のデューティー比を小さくして前記駆動モーターへ出力される平均出力電圧を予め定められた値まで下げることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて抑える制御を行い、前記第1期間は、前記移動体が、前記移動開始位置から、前記移動開始位置と前記通過部分との間に設定されている第1位置に到達するまでの時間となるように予め定められており、前記第2期間は、前記移動体が、前記第1位置から、前記通過部分と前記最終到達位置との間に設定されている第2位置に到達するまでの時間となるように予め定められている、ものである。
本発明によれば、移動体の駆動源である駆動モーターの起動開始から予め定められた第1期間(すなわち、移動体の移動開始後しばらくの間)は、駆動モーターへ出力される平均出力電圧が下げられる。従って、移動体の移動が抑制されて例えばロック状態になった場合には、駆動モーターの駆動トルクは大きくなり過ぎないので、駆動モーターの駆動力を移動体に伝達するためにギアが用いられている場合には、当該ギアが歯飛びを生じたり欠けたりするのを防ぐことができる。
一方、移動体が光路窓を移動している全期間において、上記平均出力電圧を下げると、移動体の移動に時間を要したり、移動が安定しない事態が生じて清掃時間が長期化したり、光路窓に積もったトナーや粉塵の清掃にムラが生じる事態を招き、潜像画像に影響を与え、印字品質の低下を招くおそれがあるが、本発明によれば、駆動モーターへの平均出力電圧を下げる期間は、駆動モーターの起動開始から予め定められた第1期間に限定されているため、清掃に要する時間を大きく増加させることなく、清掃にムラも生じさせないので、印字品質の低下を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。 画像形成装置を構成する露光装置及びその周辺部を概略的に示した斜視図である。 露光装置の上部を、図2に示した矢印B1方向から見た断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 駆動モーターの駆動回路の一例を示した回路図である。 第1実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットで行われる処理動作の一例を示したフローチャートである。 光路窓の清掃時における移動体の移動を説明するための説明図であり、(A)は、移動体が往路方向に移動する場合を示し、(B)は、移動体が復路方向に移動する場合を示している。 光路窓の清掃時における移動体の位置と駆動モーターに対する駆動制御(デューティ比)との関係を説明するための説明図であり、(A)は、移動体が往路方向に移動する場合を示し、(B)は、移動体が復路方向に移動する場合を示している。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、装置本体11に、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14を含んで構成されている。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、内蔵HDDに記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙(記録媒体)としての用紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部12は、ブラック(Bk)用の画像形成ユニット12Bk、イエロー(Y)用の画像形成ユニット12Y、シアン(C)用の画像形成ユニット12C、及びマゼンタ(M)用の画像形成ユニット12Mを含んで構成され、これら画像形成ユニット12Bk,12Y,12C,12Mはそれぞれドラム型の感光体ドラム121と、感光体ドラム121の表面を帯電させる帯電装置220と、帯電された感光体ドラム121の表面を露光させる露光装置240と、感光体ドラム121にトナー像を形成する現像装置230とを備え、感光体ドラム121は、図中の反時計回りに回転駆動する。
転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125a、従動ローラー125b、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125aと従動ローラー125bとの間に張架され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125aによって駆動され、感光体ドラム121と同期しながら、無端走行する。
カラー印刷が行われる場合、各色の画像形成ユニットにおいて、帯電装置220により感光体ドラム121の周囲が一様に帯電され(帯電工程)、電荷を帯びた感光体ドラム121の表面に、画像データに基づいて、露光装置240の光路窓241からレーザー光LBが照射されて潜像が形成され(露光工程)、現像装置230により潜像がトナーで可視像化され(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像が一次転写ローラー126によって中間転写ベルト125上に転写されるようになっている。中間転写ベルト125上に転写される各色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー128により、当該中間転写ベルト125上のカラーのトナー像が用紙Pに転写される。定着部13は、ローラー対を有し、当該ローラー対が用紙Pを加熱及び加圧することにより、上記転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。
図2は、露光装置240及びその周辺部を概略的に示した斜視図である。図3は、露光装置240の上部を、図2に示した矢印B1方向から見た断面図である。箱型のレーザースキャンユニットを構成する露光装置240は、その内部にレーザー光LB(図1)を発光する発光部(図略)を備え、その上部はレーザー光LBからの出射部分にブラック、イエロー、シアン、マゼンタの色ごとに設けられた透光性の光路窓241と、光路窓241を固定するフレーム242とを含んで構成されている。なお、図3及び後述の図7(A)(B)では移動機構2の図示を省略している。
光路窓241を清掃するための清掃部材52を有した移動体51は、清掃部材52が光路窓241に接触するように配置され、移動体51は、清掃部材52を光路窓241に接触させながら光路窓241の長手方向(矢印A1,A2方向)に移動可能となるように構成されている。なお、移動体51の駆動源としては、後述する駆動モーター62(図4、図5)であるDCモーターが挙げられる。また、清掃部材52としては、光路窓241を傷つけない素材が好ましく、例えば、スポンジ、ブラシ、不織布、可撓性を有する樹脂製のブレード、又は弾力を有するゴム等からなるブレードなどが用いられる。
また、移動体51を移動させる移動機構2は、例えば、光路窓241の長手方向に延びるスクリュー軸21と、スクリュー軸21が回転したときにねじと同じ原理で軸方向に移動してスクリュー軸21の回転運動を直線運動に変換するロータリーライナー22と、駆動モーター62の回転駆動軸と共回りして、スクリュー軸21と共回りするギアに噛合するギア(図略)と、上記長手方向(矢印A2方向)に移動体51が移動する最終地点に設けられて移動体51の当該移動を規制するストッパー53と、上記長手方向(矢印A1方向)に移動体51が移動する最終地点に設けられて移動体51の当該移動を規制するストッパー54とを備える。ロータリーライナー22には移動体51が取り付けられている。
駆動モーター62の駆動力は、上記各ギアを介してスクリュー軸21に伝達される。当該駆動力によりスクリュー軸21が回転すると、ロータリーライナー22がスクリュー軸21に沿って上記長手方向(矢印A1,A2方向)に直線的に移動する。これにより、移動体51は、清掃部材52を光路窓241に接触させながら光路窓241の長手方向に進み、ストッパー54に係止する位置まで移動する。例えば、ストッパー54は、当該長手方向において、光路窓241の長手方向端部を超えた位置、すなわち、移動体51を上記長手方向における移動最終位置で停止させることが可能な位置に配設される。
上記のように、光路窓241の長手方向における一端部側のフレーム242には、移動体51を停止させるためのストッパー54が設けられているが、更に、光路窓241の他端部側のフレーム242にも、移動体51を停止させるために同様のストッパー53が設けられている。移動体51がストッパー53に当接して上記長手方向への移動が停止している位置が、移動体51の移動初期位置である。
移動体51がストッパー53に当接した移動初期位置で停止している状態から光路窓241の清掃を行う場合、移動体51は、駆動モーター62の駆動力で、ストッパー53の位置から矢印A1の方向へ進み、ストッパー54に当接して移動最終位置に到達することによって、1回の清掃動作は完了する。一方、移動体51がストッパー54の位置で停止している状態から光路窓241の清掃を行う場合、移動体51は、駆動モーター62の駆動力で、ストッパー54の位置から矢印A2の方向へ進み、ストッパー53に当接して移動初期位置に到達することによって、1回の清掃動作は完了する。
従って、ストッパー53の位置が、移動体51の移動開始位置である場合には、ストッパー54の位置が移動体51の最終到達位置となり、その逆に、ストッパー54の位置が移動体51の移動開始位置である場合には、ストッパー53の位置が移動体51の最終到達位置となる。
移動体51がストッパー53の位置から移動を開始し、ストッパー54へ到達した後、移動体51の駆動源である駆動モーター62(図4、図5)の回転を逆回転させ、移動体51をストッパー53の位置まで戻すという往復移動を1回の清掃動作としても良いが、第1実施形態では、往路移動、復路移動それぞれで1回の清掃動作が完了する場合について説明する。
図4は、画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、給紙部14、操作部47、モータードライバー61、駆動モーター62、及び移動体51を含んで構成されている。なお、図1に示した画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
モータードライバー61は、移動体51を移動させるための駆動源である駆動モーター62に駆動電流を供給して、駆動モーター62を回転駆動する電気回路である。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU等である。制御ユニット10は、制御部100を備えている。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、給紙部14、操作部47、及びモータードライバー61と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
図5は、駆動モーター62の駆動回路の一例を示した回路図である。駆動回路3は、上記制御部100の一部として機能する制御デバイス71と、モータードライバー61と、オペアンプOP1とを備える。制御デバイス71は、入力端子71aに出力される電圧信号をアナログ−ディジタル変換するA/D変換部72を有する。
制御デバイス71の出力端子71b,71cはそれぞれ、モータードライバー61の入力端子61a,61bと接続されている。制御デバイス71は、モータードライバー61を介して、駆動モーター62の駆動を制御する。電源端子Vsは電源Vccに接続されている。
モータードライバー61は、駆動モーター62に駆動電流を供給して駆動モーター62を回転駆動する。出力端子61d,61eは駆動モーター62に接続されている。また、SENSE端子61fは抵抗R1を介して接地されている。ここで、駆動モーター62の駆動電流の値は、駆動トルクの大きさに応じて変動する。このため、駆動モーター62の駆動電流値を検出することで駆動トルクの大きさを検出できる。そこで、駆動回路3では、モータードライバー61のSENSE端子61f及びグランド間の電圧に基づいて、駆動モーター62の駆動電流値を検出する。
モータードライバー61のSENSE端子61f及びグランド間の電圧はオペアンプOP1で増幅されて、制御デバイス71の入力端子71aに向けて出力される。制御デバイス71では、入力端子71aに入力されたアナログの電圧信号はA/D変換部72でディジタル信号に変換される。制御デバイス71の分解能が、例えば、8ビットである場合、A/D変換部72は、当該電圧信号の強度を256(=2の8乗)段階で数値化する。モータードライバー61及びオペアンプOP1は、駆動モーター62の駆動トルク(駆動電流)の大きさを検出するトルク検出部としても機能する。
次に、制御ユニット10で行われる処理動作の一例を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作は、制御部100が、操作部473を介して行われたユーザーからの光路窓241の清掃指示入力を受け付けた場合や、制御部100が、光路窓241を清掃するための予め定められた次期が到来したと判断した場合に行われる動作である。
図7は、光路窓241の清掃時における移動体51の移動を説明するための説明図である。図7(A)は、移動体51が往路方向(矢印A1方向)に移動する場合を示し、図7(B)は、移動体51が復路方向(矢印A2方向)に移動する場合を示している。
位置P1は、移動体51が矢印A1方向へ移動する場合の移動開始位置であり、移動体51が矢印A2方向へ移動する場合の最終到達位置である。位置P2は、移動体51が矢印A1方向へ移動する場合の最終到達位置であり、移動体51が矢印A2方向へ移動する場合の移動開始位置である。
図7(A)(B)におけるE1は、光路窓241におけるレーザー光LBの通過領域を示しており、位置P3,P6は、位置P1と通過部分E1との間に設定された位置である。位置P4,P5は、位置P2と通過部分E1との間に設定された位置である。
まず、制御部100が、移動体51の位置を示すフラグFが0であるか否かを判断する(S1)。本実施形態では、移動体51が位置P1で停止しているときにはフラグFが0とされ、移動体51が位置P2で停止しているときはフラグFが1とされることが条件となっている。すなわち、制御部100は、フラグFが0のとき、移動体51が位置P1で停止していると認識し、フラグFが1のとき、移動体51が位置P2で停止していると認識する。
制御部100は、フラグFが0である(移動体51が位置P1で停止している)と判断した場合(S1でYES)、モータードライバー61を介して、駆動モーター62が予め定められた方向(移動体51が矢印A1方向に移動する方向)に回転するように(例えば、正回転するように)、PWM制御により駆動モーター62の駆動電圧のデューティー比を小さくする(S2)。制御部100は、デューティー比を例えば50%とする。これにより、駆動モーター62に出力される平均出力電圧を予め定められた値(例えば通常駆動時の50%)まで下げる。この後、制御部100は、移動体51の位置を検出するために用いるタイマーTを0にリセットしておく(S3)。
続いて、制御部100が、タイマーTによる計測時間が予め定められた期間T1に到達したか否かを判断する(S4)。期間T1は、上記PWM制御によりデューティー比が小さく設定された駆動電圧による駆動モーター62の駆動で移動体51が位置P1から矢印A1の方向に移動した場合に、移動体51が位置P3へ到達するまでの時間であり、特許請求の範囲における第1期間の一例である。なお、当該PWM制御と、位置P1から位置P3までの移動体51の移動距離と、期間T1との関係を示すデータは、生産段階での実験において取得しておく。
制御部100が、タイマーTが期間T1に到達したと判断した場合(S4でYES)、移動体51は位置P3に到達しているため、制御部100は、駆動モーター62の駆動電圧のデューティー比を100%にして、駆動モーター62を駆動する(S5)。その後、制御部100は、タイマーTを0にリセットする(S6)。
続いて、制御部100は、S6でリセットしたタイマーTによる計測時間が予め定められた期間T2に到達したか否かを判断する(S7)。期間T2は、上記デューティー比を100%にした駆動電圧による駆動モーター62の駆動で、移動体51が位置P3から矢印A1の方向に移動して位置P4へ到達するまでの時間である。なお、当該制御と、位置P3から位置P4までの移動体51の移動距離と、期間T2との関係を示すデータは、生産段階での実験において取得しておく。
制御部100が、タイマーTによる計測時間が期間T2に到達したと判断した場合(S7でYES)、移動体51が適正に移動していると、移動体51は位置P4に到達したことになるので、制御部100は、PWM制御により駆動モーター62の駆動電圧のデューティー比を小さくする(S8)。これにより、駆動モーター62に出力される平均出力電圧を予め定められた値(例えば通常駆動時の50%)まで下げる。
S8の後、制御部100は、入力端子71aに入力されてA/D変換部72によりアナログ−ディジタル変換されたデータD(駆動モーター62の駆動トルクの大きさを示す)を取得する(S9)。そして、制御部100は、取得したデータDが予め定められた閾値D1以上であるか否かを判断する(S10)。例えば、移動体51が位置P2に到達し、ストッパー54へ衝突すると、駆動モーター62の駆動電流(駆動トルク)が大きくなる。制御部100は、データDの大きさから、移動体51が位置P2に到達したか否かを判断する。なお、予め定められた期間T2が、特許請求の範囲における第2期間の一例である。
制御部100が、データDが閾値D1以上であると判断した場合(S10でYES)、これをもって移動体51が位置P2(ストッパー54)へ到達したものとし、制御部100は、駆動モーター62の駆動を停止させる(S11)。制御部100は、フラグFを1に設定する(S12)。これにより、移動体51が位置P2で停止していることを後に認識可能となるようにしておく。以上で、1回の清掃動作が終了する。
また、S1において、制御部100が、フラグFが0でない(フラグFが1であり、移動体51が位置P2で停止している)と判断した場合(S1でNO)、制御部100は、モータードライバー61を介して、駆動モーター62が予め定められた方向(移動体51が矢印A2方向に移動する方向)に回転するように(例えば、逆回転するように)、PWM制御により駆動モーター62の駆動電圧のデューティー比を小さくする(S8)。制御部100は、デューティー比を例えば50%とする。これにより、駆動モーター62に出力される平均出力電圧を予め定められた値(例えば通常駆動時の50%)まで下げる。
続いて、制御部100が、上記したS3〜S11と同様の処理を行う(S14〜S22)。S22の後、制御部100は、フラグFを0に設定する(S23)。これにより、移動体51が位置P1で停止していることを認識可能となるようにしておく。
図8は、光路窓241の清掃時における移動体51の位置と駆動モーター62に対する制御信号との関係を説明するための説明図であり、図8(A)は、移動体51が往路方向(矢印A1方向)に移動する場合を示し、図8(B)は、移動体51が復路方向(矢印A2方向)に移動する場合を示している。
図8(A)に示すように、移動体51が矢印A1方向へ移動する場合、位置P1と位置P3との間、及び位置P4と位置P2との間では、デューティー比は50%で、位置P3と位置P4との間では、デューティー比は100%で駆動モーター62が制御される。一方、図8(B)に示すように、移動体51が矢印A2方向へ移動する場合、位置P2と位置P5との間、及び位置P6と位置P1との間では、デューティー比は50%で、位置P5と位置P6との間では、デューティー比は100%で駆動モーター62が制御される。
上記第1実施形態によれば、移動体51の駆動源である駆動モーター62の起動開始後(すなわち、移動体51の移動開始後)からの一定期間と、移動体51がストッパー53,54へ到達する直前の一定期間は、PWM制御によるデューティー比の変更により、駆動モーター62へ出力される平均出力電圧が下げられる。
従って、移動体51の移動が粉塵等による摩擦で停止されてロックされた状態になったとしても、駆動モーターの駆動トルクが大きくなり過ぎるのを回避することができる。また、ストッパー53,54に衝突するときの移動体51の移動速度が抑えられるので、移動体51がストッパー53,54に勢いよく衝突するのを回避することができる。よって、駆動モーター62の駆動力を伝達するギアに歯飛びが生じたり、ギアが欠けたりするのを防ぐことができる。
移動体51が光路窓241を移動している全期間において、上記平均出力電圧を下げると、移動体の移動に時間を要したり、移動が安定しない事態が生じて清掃時間が長期化したり、光路窓に積もったトナーや粉塵の清掃にムラが生じる事態を招き、潜像画像に影響を与え、印字品質の低下を招くおそれがあるが、上記第1実施形態によれば、移動体51が光路窓241の少なくともレーザー光LBの通過部分E1を移動している間はPWM制御を行わず、駆動モーターへの平均出力電圧を下げる期間は、駆動モーターの起動開始からの一定期間と駆動終了前の一定期間に限定されているため、清掃に要する時間を大きく増加させることなく、レーザー光LBの通過部分E1に清掃ムラが生じないので、印字品質の低下を防ぐことができる。
また、上記実施形態では、図1乃至図8を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
51 移動体
52 清掃部材
53,54 ストッパー
62 駆動モーター
100 制御部
121 感光体ドラム
220 帯電装置
240 露光装置
241 光路窓

Claims (2)

  1. 像担持体としてのドラム状の感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電装置と、
    画像データに基づいたレーザー光を帯電された前記感光体の表面へ出射し、当該出射がされるレーザー光の通過部分に透光性の光路窓が設けられた露光装置と、
    清掃部材を有し、前記清掃部材を前記光路窓に接触させながら移動する移動体と、
    前記移動体を移動させるための駆動モーターと、
    前記駆動モーターの駆動力を前記移動体に伝達して前記移動体を移動させる移動機構と、
    前記駆動モーターに駆動電圧を出力して前記駆動モーターを駆動制御し、前記移動機構により前記移動体に前記移動を行わせる制御部と
    前記移動体の最終到達位置に設けられ、前記移動体の移動を規制するストッパーとを備え、
    前記制御部は、
    前記移動体が移動開始位置にある状態で前記駆動モーターを起動開始した時点から予め定められた第1期間は、PWM制御により前記駆動電圧のデューティー比を小さくして前記駆動モーターへ出力される平均出力電圧を予め定められた値まで下げることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて抑える制御を行い
    前記第1期間の経過後予め定められた第2期間は、前記駆動電圧のデューティー比を100%とすることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて速める制御を行い、
    前記第2期間の経過後、前記駆動モーターの駆動トルクの大きさが予め定められている大きさ以上になるまで、前記駆動電圧のデューティー比を小さくして前記駆動モーターへ出力される平均出力電圧を予め定められた値まで下げることによって前記移動体の移動速度を前記デューティー比に応じて抑える制御を行い、
    前記第1期間は、前記移動体が、前記移動開始位置から、前記移動開始位置と前記通過部分との間に設定されている第1位置に到達するまでの時間となるように予め定められており、
    前記第2期間は、前記移動体が、前記第1位置から、前記通過部分と前記最終到達位置との間に設定されている第2位置に到達するまでの時間となるように予め定められている、画像形成装置。
  2. 記制御部は、
    前記移動体が移動開始位置にある状態で前記駆動モーターを起動開始した時点から予め定められた第1期間は、前記駆動電圧のデューティー比を50%とし、
    前記第2期間の経過後、前記駆動モーターの駆動トルクの大きさが予め定められている大きさ以上になるまで、前記駆動電圧のデューティー比を50%とする、請求項1に記載の画像形成装置。
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