JPH08223985A - モ−タ駆動装置 - Google Patents

モ−タ駆動装置

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JPH08223985A
JPH08223985A JP7023624A JP2362495A JPH08223985A JP H08223985 A JPH08223985 A JP H08223985A JP 7023624 A JP7023624 A JP 7023624A JP 2362495 A JP2362495 A JP 2362495A JP H08223985 A JPH08223985 A JP H08223985A
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JP
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motor
current
pulse
drive
duty
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JP7023624A
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Inventor
Atsuo Tokunaga
永 篤 郎 徳
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホルダ4の反転起動の信頼性を高める。全工
程に及ぶ駆動を確保する。 【構成】 DCモータ(6)を駆動するHブリッジ型駆動
回路(Q1〜Q4,B1〜B4,C,C1,C2);モータ電流検出手段(R
s);PWMパルス発生手段(15,11);および、高デュ−
ティ(Dh)の正転駆動パルス(PA)をPWMパルス発生手段
に指示しそれから所定期間(TS)の後に低デュ−ティ(DL)
のパルス出力(PA)を指示した後、モータ電流検出値が設
定値(Vsc)以上に達してから、高デュ−ティ(Dh)の逆転
通電駆動パルス出力(PB)をPWMパルス発生手段に指示
しそれから所定期間(TS)の後に低デュ−ティ(DL)のパル
ス出力(PB)を指示した後、モータ電流検出値が設定値(V
sc)以上に達してからHブリッジ型駆動回路によるモ−
タ駆動を停止する通電制御手段(13);を備える。また、
Hブリッジ型駆動回路に平滑コンデンサを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械要素を往復反転駆
動するDCモータを回転駆動する駆動装置に関し、特
に、これに限定する意図ではないが電子写真方式の画像
形成装置に組込まれた帯電チャージャのクリ−ナホルダ
を往復駆動するDCモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機,ファクシミリ,プリンタ
ー等の画像形成装置内には、例えば潜像担持体の表面を
帯電又は除電させるため、また潜像担持体の表面に形成
された潜像を像保持体に転写するため、また像保持体を
潜像担持体等から分離するためなどに用いる放電装置と
しての放電器が多数設けられている。この放電器として
は例えば、箱型のシールドケース内の長手方向に放電用
のワイヤが張られ、この放電ワイヤに高電圧が印加され
てコロナ放電を行うコロナ放電器が用いられている。
【0003】ところが、このコロナ放電器は、長時間使
用するとトナー等が放電ワイヤに付着してしまうことが
あった。このように現像剤が放電ワイヤに付着すると、
その箇所の放電効率が低減して放電ムラが生じ、その結
果正規現像の場合の白スジや反転現像の場合の黒スジ等
となって現われて画像に著しい悪影響をもたらす。特
に、フルカラーコピーなどでは色ムラとなって現われて
くるので致命的な問題となる。
【0004】このため、放電器の放電ワイヤはある程度
のサイクルで清掃する必要がある。従来、この種の放電
器において、駆動ロープに連結され、クリーニング部材
が設けられた走行部材が、上記駆動ロープによって放電
ワイヤに沿って移動する際に、上記クリーニング部材が
放電ワイヤを二方向から挟んで清掃するものが知られて
いる(例えば、特開平2−62565号公報参照)。
【0005】また、クリーニング部材としてのクリーニ
ングローラを放電ワイヤに接触させ、そのクリーニング
ローラが設けられた清掃用移動ホルダを放電ワイヤの張
設方向に移動させ、クリーニングローラを回転させて放
電ワイヤを清掃するものが知られている(例えば、実開
平2−87238号公報参照)。
【0006】また、それぞれ向い合う面にクリーニング
部材としてのクリーニングパッドを固定した一対の弾性
片を設けたクリーナが、放電ワイヤに沿って放電器のケ
ーシングに形成されたスリットにその弾性片を嵌合させ
て移動する際に、上記クリーニングパッドが放電ワイヤ
を二方向から挟んで清掃するものが知られている(例え
ば、実開平1−100148号公報参照)。
【0007】また、従来の放電器において、放電ワイヤ
に圧接するクリーニング部材が設けられたクリーニング
手段を放電ワイヤの張設方向に移動させるために、送り
ネジを用いたものが知られている。この種の放電器にお
いては、クリーニング手段を送りネジに係合させ、送り
ネジを回転させることでクリーニング手段を放電ワイヤ
の張設方向に移動させることができる。ここで、送りネ
ジの駆動力は、例えばモータ出力をギヤ等により減速し
て得ることができる。そして、この種の装置において
は、モータ等の駆動軸の正,逆転、すなわち送りネジの
正,逆転により、クリーニング手段は放電ワイヤの張設
方向において往復移動し、例えば1往復が清掃の1サイ
クルとなる。
【0008】いま、例えば、クリーニング手段のホーム
ポジションが放電器の手前側端部であり、往路(クリー
ニング手段の手前側端部から奥側端部への移動工程)に
おいてはモータの駆動軸を正転させ、復路(クリーニン
グ手段の奥側端部から手前側端部への移動工程)におい
てはモータの駆動軸を逆転させるように設定されてお
り、クリーニング手段がホームポジションから移動を始
めて放電器の奥側端部に到達し、モータの駆動軸の回転
が正転から逆転に切り換わる場合と、その後クリーニン
グ手段がホームポジションに戻り、モータが停止する場
合とを考える。それぞれの場合、クリーニング手段が奥
側端部あるいはホームポジションに到達したと判断し
て、モータの駆動軸の回転を正転から逆転に切り換えあ
るいは停止させる制御を行わなければならない。ここ
で、クリーニング手段が奥側端部あるいはホームポジシ
ョンに到達したことを検知する手段としては、例えばセ
ンサを放電器手前側端部及び奥側端部に設けることが挙
げられる。しかしながら、センサを放電器手前側端部及
び奥側端部に設けて、クリーニング手段が奥側端部ある
いはホームポジションに到達したことを検知させようと
した場合、構造が複雑になり、設計の自由度や信頼性が
低下し、更にはコストが上がるという問題点があった。
【0009】そこで、従来、クリーニング手段の位置検
知用のセンサを設けず、クリーニング手段が移動方向端
部に到達してモータがロックした(駆動軸の回転が拘束
された)ときのロック電流(過負荷電流)により、クリ
ーニング手段が移動方向端部に到達したことを検知する
方法が知られている(例えば特開昭63−229467
号公報)。この方法においては、モータロック時の電流
はモータ定格負荷時の電流よりも大きくなることを利用
している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロック時と
起動時の駆動が同じであるため、ロック後の再起動時に
起動しないことがある。また、反転端に達するまでに瞬
間的にピーク電流が発生すると、そこで反転駆動に切換
わってしまい所要の駆動工程が確保されない場合もあ
る。
【0011】この発明は起動の信頼性を高めることを第
1の目的とし、全工程に及ぶ駆動を確保することを第2
の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のモ−タ駆動装置
は、DCモータ(6)を駆動するHブリッジ型駆動回路(Q1
〜Q4,B1〜B4,C,C1,C2);前記モータ(6)の駆動電流を検
知する電流検出手段(Rs);前記Hブリッジ型駆動回路
に、正転通電駆動パルス(PA)および逆転通電駆動パルス
(PB)を選択的にを与えるPWMパルス発生手段(15,1
1);および、高デュ−ティ(Dh)の正転通電駆動パルス出
力(PA)を前記PWMパルス発生手段に指示しそれから所
定期間(TS)の後に低デュ−ティ(DL)のパルス出力(PA)を
指示した後、前記電流検出手段(Rs)による検出電流が設
定値(Vsc)以上に達してから、高デュ−ティ(Dh)の逆転
通電駆動パルス出力(PB)を前記PWMパルス発生手段に
指示しそれから所定期間(TS)の後に低デュ−ティ(DL)の
パルス出力(PB)を指示した後、前記電流検出手段(Rs)に
よる検出電流が設定値以上(Vsc)に達してからHブリッ
ジ型駆動回路によるモ−タ駆動を停止する通電制御手段
(13);を備える。
【0013】なお、理解を容易にするために、カッコ内
には、後述する実施例の対応要素の記号又は対応事項の
記号を、参考までに付記した。
【0014】
【作用】通電制御手段(13)が、高デュ−ティ(Dh)の正転
通電駆動パルス出力(PA)をPWMパルス発生手段(15,1
1)に指示すると、PWMパルス発生手段が高デュ−ティ
(Dh)の正転通電駆動パルス(PA)をHブリッジ型駆動回路
に与え、Hブリッジ型駆動回路がモ−タ(6)に高デュ−
ティ(Dh)の正転通電をする。これによりモ−タ(6)が高
トルクで正転起動し、モ−タ(6)で駆動される機械要素
(4)が確実に反転位置(9A)から離れ、これによりモ−タ
(6)の負荷が低減し始める。
【0015】次に通電制御手段(13)が、所定期間(TS)の
後に低デュ−ティ(DL)のパルス出力(PA)を指示する。こ
れによりPWMパルス発生手段(15,11)が低デュ−ティ
(DL)の正転通電駆動パルス(PA)をHブリッジ型駆動回路
に与え、Hブリッジ型駆動回路がモ−タ(6)に低デュ−
ティ(DL)の正転通電をする。これによりモ−タ(6)が低
トルクで正転し、モ−タ(6)で駆動される機械要素(4)は
すでに正転始動しているので負荷は軽い。
【0016】機械要素(4)が反転位置のストッパ(9B)に
当り電流検出手段(Rs)による検出電流が設定値(Vsc)に
達すると、通電制御手段(13)が、高デュ−ティ(Dh)の逆
転通電駆動パルス出力(PB)をPWMパルス発生手段(15,
11)に指示する。機械要素(4)が反転位置のストッパ(9B)
に当っていることによりモ−タ(6)の反転起動負荷が大
きいが、高デュ−ティ(Dh)の逆転通電によりモ−タ(6)
が高トルクで逆転起動し、モ−タ(6)で駆動される機械
要素(4)が確実に反転位置(9B)から離れ、これによりモ
−タ(6)の負荷が低減し始める。
【0017】次に通電制御手段(13)が、所定期間(TS)の
後に低デュ−ティ(DL)のパルス出力(PB)を指示する。こ
れによりPWMパルス発生手段(15,11)が低デュ−ティ
(DL)の逆転通電駆動パルス(PB)をHブリッジ型駆動回路
に与え、Hブリッジ型駆動回路がモ−タ(6)に低デュ−
ティ(DL)の逆転通電をする。これによりモ−タ(6)が低
トルクで逆転し、モ−タ(6)で駆動される機械要素(4)は
すでに逆転始動しているので負荷は軽い。
【0018】機械要素(4)が反転位置のストッパ(9A)に
当り電流検出手段(Rs)による検出電流が設定値(Vsc)に
達すると、通電制御手段(13)が、Hブリッジ型駆動回路
によるモ−タ駆動を停止する。これにより機械要素(4)
は、第1反転位置(9A)から第2反転位置(9B)に達しそし
て第2反転位置(9B)で反転して第1反転位置(9A)に戻っ
たことになる。
【0019】以上のように、反転位置(9A,9B)での起動
時にロック時(反転位置9A,9Bに到達する直前の低デュ−
ティ通電)よりも大きなトルクを出すことができる高デ
ュ−ティ通電をするので、モ−タ(6)で駆動される機械
要素(4)が確実に反転位置(9A,9B)から起動し、起動の
信頼性が高い。
【0020】本発明の後述の実施例のHブリッジ型駆動
回路(Q1〜Q4,B1〜B4,C,C1,C2)は、モ−タのPWM通電
によるモ−タ電流の振動を平滑化する手段(C,C1,C2)を
含む。PWM通電はパルス通電であるのでパルスエッジ
で瞬間的なピ−ク電流を生じ易く、特に、定常(低負
荷)行路において負荷変動がある場合に高いピ−ク電流
を生じ易い。これが仮に、反転位置到達判定のための設
定値(Vsc)を越えると、そこで反転駆動に切換わり、そ
こから正しい反転位置までの間を機械要素(4)が走行し
ない(誤反転する)ことになるが、本発明の実施例で
は、平滑化手段(C,C1,C2)がモ−タ電流を平滑化するの
で瞬間的なピ−ク電流が抑制され、誤反転を生ずる可能
性が低減する。また、上述の高いピ−ク電流は電源に負
担がかかるだけでなく、Hブリッジ型駆動回路の発熱が
上昇し駆動回路に悪影響を与えるが、平滑化手段(C,C1,
C2)がこのような問題を抑制する。
【0021】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0022】
【実施例】
−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例を示す。駆動対象のDCモー
タ6は、Hブリッジ型駆動回路を構成するトランジスタ
Q1,Q2,Q3,Q4に接続している。トランジスタ
Q1,Q2,Q3,Q4のベースはバッファB1,B
2,B3,B4を介して、PWMジェネレ−タ15の出
力PA又はPBに接続してあり、PWMジェネレ−タ1
5は、I/Oポ−ト14を介して、制御手段であるCP
U13から、デュ−ティ(高デュ−ティDh/低デュ−
ティDL)指示を受け、指示に応じたデュ−ティのPW
Mパルスを発生する。Hブリッジ型駆動回路は、モ−タ
駆動電流検出用の抵抗器Rsを介して、モータ駆動用の
電源回路(図示せず)のグランドに接続してあり、抵抗
器Rsの高圧側はA/Dコンバ−タ16に接続されてい
る。
【0023】PAからパルス信号が発信するとトランジ
スタQ3,Q2がパルス状にオンし、駆動電流IAが流
れてモータ6は正転する。また、PBからパルス信号が
発信するとトランジスタQ1,Q4がパルス状にオン
し、駆動電流IBが流れてモータ6は逆転する。バッフ
ァB1,B2,B3,B4は、オン(通電)区間ではト
ランジスタQ1,Q2,Q3,Q4が飽和域で導通(完
全導通)するバイアスを与え、オフ(遮断)区間ではト
ランジスタQ1,Q2,Q3,Q4が非導通(完全遮
断)となるバイアスを与えるので、トランジスタQ1,
Q2,Q3,Q4による電力損は最小であり、電源効率
が高い。なお、パルスゲ−ト11が、PAとPBの一方
のみにPWMジェネレ−タ15が発生するPWMパルス
を出力する。PAとPBのいずれにPWMパルスを出力
するかは、CPU13がI/Oポ−ト14を介して、パ
ルスゲ−ト11に指示する。
【0024】この第1実施例では、モ−タ6に並列にコ
ンデンサCが接続されており、例えば正転駆動のときに
は、PWMパルスのH区間でトランジスタQ2,Q3が
導通し、このときモ−タ6に電流が流れかつコンデンサ
Cが充電され、PWMパルスのL区間でトランジスタQ
2,Q3が非導通に転じ、電源からのモ−タ通電はなく
なるが、コンデンサCがモ−タ6に放電する。すなわち
コンデンサCがH区間で瞬間的な過電流(過電圧)を吸
収し、L区間でそれをモ−タ6に放電するので、PWM
パルス一周期の間のモ−タ6の電流変動が小さく、特に
サ−ジ(瞬間的な高電流)を抑制(吸収)する。すなわ
ちコンデンサCがモ−タ6の過電流通電を防止する。こ
れにより、モ−タ6に直列接続した電流検出用の抵抗器
Rsに流れる電流も平滑化されて、瞬間的な高電流が現
われず、CPU13がサ−ジを反転位置到達と誤認する
可能性が低減する。また、サ−ジによるモ−タ6および
Hブリッジ型駆動回路の劣化が低減する。
【0025】前記DCモ−タ6は、コロナ放電器のクリ
−ニング装置に装備されているものである。図2の
(a)に、モ−タ6を装備したクリ−ニング装置の外観
を、図3にその一部の拡大図を、そして図4に、図1に
示すCPU13の制御動作を、図5には該制御動作によ
ってもたらされるクリ−ナ駆動モ−タ6の印加電圧,モ
−タ電流に比例する電圧(Rsの電圧)およびクリ−ナ
ホルダ4(負荷)の位置を示す。
【0026】コロナ放電器は、図2および図3に示すよ
うに、放電ワイヤ1,筐体に接続されている導電性部材
であるケーシング2,放電ワイヤ1の清掃のためのクリ
ーナパッド3,クリーナパッド3を保持するためのクリ
ーナホルダ4,クリーナホルダ4を放電ワイヤ1に沿っ
て移動させるための送りネジ5,クリーナ駆動モータ
6,ウォーム7およびウォ−ムギア8によって構成され
ている。クリーナホルダ4のクリーナ駆動モータ6側の
位置(9A)がクリーナホルダ4の待機位置(ホ−ムポ
ジション)であり、コロナ放電器のクリーナ駆動モータ
6と反対側の位置(9B)がクリーナホルダ4の動作折
り返し位置(リタ−ンポジション)である。ここでは、
待機位置(9A)から折り返し位置(9B)への方向を
フォワード方向と、折り返し位置(9B)から待機位置
(9A)への方向をリターン方向と称する。
【0027】クリーナ駆動モータ6が正転すると、ウォ
ーム7およびウォ−ムギア8を介して送りネジ5が回転
し、クリーナホルダ4をフォワード方向へ移動させ、ク
リーナ駆動モータ6が逆転するとクリーナホルダ4をリ
ターン方向へ移動させる。
【0028】クリーナホルダ4のスライダ4aには、ク
リ−ナベ−ス4bが取り付けられ、スライダ4aの下方
へ伸びる軸体を中心に回動できる。クリ−ナベ−ス4b
の一端は突起4cになっていて、シ−ルドケ−シング2
に当たる様になっている。この時、図3の(a)に示す
様にクリ−ナベ−ス4bはスライダ4aの円筒部を中心
に回転し、クリーニングパッド3が放電ワイヤ1に当接
し、放電ワイヤ1の清掃を行なう。ホームポジション
(スライダ4aが軸受9Aに当った位置)においては、
クリ−ナベ−ス4bの突起4cはシ−ルドケ−シング2
に設けられたホームポジション穴2aに入るので、クリ
−ナベ−ス4bは、ケ−シング2に対して略直交する姿
勢に戻り、クリーニングパッド3は放電ワイヤ1から離
れる。この状態を図3の(b)に示す。
【0029】送りネジ5のホームポジションとは反対側
の位置(リタ−ン位置)においては、スライダ4aは軸
受9Bに衝突し、止まる。この時モータ電流は上昇す
る。
【0030】CPU13は、放電ワイヤ1をクリ−ニン
グすべきタイミングになると、図4に示す制御動作を行
なう。これを以下に説明するが、図5をも参照された
い。まず、PWMジェネレ−タ15に高デュ−ティDh
のパルス出力を指示し、パルスゲ−ト11には、PAへ
のパルス出力(モ−タ6正転)を指示する(S1)。そ
してTS時限のタイマTSをスタ−トする(S2)。そ
してタイマTSのタイムオ−バを待つ(S3)。すなわ
ちクリ−ナホルダ4のスライダ4aが軸受9Aから離れ
て移動する(起動突入電流が収まる)のを待つ。タイマ
TSがタイムオ−バすると、デュ−ティ指示を高デュ−
ティDhから低デュ−ティDLに切換える(S3,S
4)。これによりクリ−ナホルダ4は減速する。その後
CPU13は、モ−タ6の電流値(に比例する、抵抗器
Rsの電圧)を繰返し読込んで、それが過負荷参照値V
sc 以上になったかをチェックする(S5)。始めてVs
c 以上になるとそこでTE時限のタイマTEをスタ−ト
して(S6)、それがタイムオ−バすると再度モ−タ6
の電流値を読込んで、それが過負荷参照値Vsc 以上で
あるかをチェックする(S6,S7)。TE時間を置く
のは、瞬間的な過負荷電流を反転位置到達と誤認しない
ようにするためである。
【0031】クリ−ナホルダ4のスライダ4aが軸受9
Bに当ってその移動が拘束されることによりモ−タ6の
電流値が急上昇した場合には、ステップS8でも過負荷
参照値Vsc 以上になっているので、CPU13は、モ
−タ6の通電を停止し(S9)、TR時限のタイマTR
をスタ−トしてそのタイムオ−バを待つ(S10,S1
1)。クリ−ナホルダ4のスライダ4aが軸受9Bに当
るが、このとき通電デュ−ティDLが低いので、モ−タ
6のトルクは低く、スライダ4aは低速で軸受9Bに当
り、したがって、衝撃が小さい。すなわちクリ−ナホル
ダ4の急停止が抑制されるので、急停止による駆動手段
の破損がなく、停止後の再起動が容易になる。なお、T
R時間を置くのは、クリ−ナホルダ4の動慣性が消失
し、かつコンデンサCが完全に放電するのを待つためで
ある。すなわち、反転位置(9B)で、機構およびHブ
リッジ型駆動回路が完全な停止,休止状態に安定化する
のを待つためである。
【0032】タイマTRがタイムオ−バするとCPU1
3は、PWMジェネレ−タ15に高デュ−ティDhのパ
ルス出力を指示し、パルスゲ−ト11には、PBへのパ
ルス出力(モ−タ6逆転)を指示する(S12)。そし
てTS時限のタイマTSをスタ−トする(S13)。そ
してタイマTSのタイムオ−バを待つ(S14)。すな
わちクリ−ナホルダ4のスライダ4aが軸受9Bから離
れて移動する(起動突入電流が収まる)のを待つ。タイ
マTSがタイムオ−バすると、デュ−ティ指示を高デュ
−ティDhから低デュ−ティDLに切換える(S1
5)。これによりクリ−ナホルダ4は減速する。その後
CPU13は、モ−タ6の電流値を繰返し読込んで、そ
れが過負荷参照値Vsc 以上になったかをチェックする
(S16)。始めてVsc 以上になるとそこでTE時限
のタイマTEをスタ−トして(S17)、それがタイム
オ−バすると再度モ−タ6の電流値を読込んで、それが
過負荷参照値Vsc 以上であるかをチェックする(S1
8,S19)。
【0033】クリ−ナホルダ4のスライダ4aが軸受9
Aに当ってその移動が拘束されることによりモ−タ6の
電流値が急上昇した場合には、ステップS19でも過負
荷参照値Vsc 以上になっているので、CPU13は、
モ−タ6の通電を停止する(S20)。
【0034】以上により、クリ−ナホルダ4の、軸受9
Aの位置から軸受9Bに向けて往移動し、軸受9Bに当
ってから復移動して軸受9Aに当って停止するという、
一往復移動が行なわれたことになる。この一往復移動の
間、図3の(a)に示すようにパッド3がワイヤ1に圧
接してそれをクリ−ニングする。クリ−ナホルダ4が復
移動して軸受9Aに当る直前に、クリ−ナホルダ4はそ
の突起4cがホ−ムポジション穴2aにはまり込むこと
により、送りねじ5に略直交する姿勢に戻り、パッド3
はワイヤ1から離れる。
【0035】−第2実施例− 図6に本発明の第2実施例を示す。この実施例では、モ
−タ電流平滑用のコンデンサC1,C2が2個用いら
れ、それぞれモ−タ6の1対の給電端子のそれぞれと電
流検出用の抵抗器Rsの高圧側端子の間に接続されてい
る。コンデンサC1は、モ−タ6の正転駆動(PWMパ
ルスによるQ2,Q3のオン/オフ)のときに、モ−タ
6に加わるサ−ジを吸収し、コンデンサC2は、モ−タ
6の逆転駆動(PWMパルスによるQ1,Q4のオン/
オフ)のときに、モ−タ6に加わるサ−ジを吸収する。
他の部位の構成および動作は、上述の第1実施例と同様
であり、図6に示すモ−タ6も、図2に示すように、帯
電器のクリ−ニング装置に装備されるものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、反転位置(9A,9B)での起
動時にロック時(反転位置9A,9Bに到達する直前の低デュ
−ティ通電)よりも大きなトルクを出すことができる高
デュ−ティ通電をするので、モ−タ(6)で駆動される機
械要素(4)が確実に反転位置(9A,9B)から起動し、起動
の信頼性が高い。Hブリッジ型駆動回路が、スイッチン
グ素子を飽和状態のオン/オフで使用するため電流の損
失が小さい。反転後のトルクを大きく出来るので、負荷
の動作信頼性を高くすることができる。また可変範囲が
広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】 (a)は図1に示す電気モ−タ6を装備した
クリ−ニング装置の外観を示す斜視図であり、(b)は
(a)に示すケ−シング2および送りネジ5を示す平面
図である。
【図3】 (a)は図2に示すクリ−ナホルダ4の拡大
平面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図であ
る。
【図4】 図1に示すCPU13の、ワイヤクリ−ニン
グが指示されたときの制御動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図5】 CPU13の、図4に示す制御動作によりも
たらされる、図1に示す電気モ−タ6の印加電圧,通電
電流およびクリ−ナホルダ4の位置を示すタイムチャ−
トである。
【図6】 本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1:放電ワイヤ 2:ケ−シ
ング 2a:ホ−ムポジション検知穴 3:クリ−
ナパッド 4:クリ−ナホルダ 4a:スラ
イダ 4b:クリ−ナベ−ス 4c:突起 5:送りネジ 6:クリ−
ナ駆動モ−タ 7:ウォ−ムギア 8:ギア 9A,9B:軸受 Q1〜Q4:トラン
ジスタ B1〜B4:バッファアンプ Rs:抵抗器 C,C1,C2:コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DCモータを駆動するHブリッジ型駆動回
    路;前記モータの駆動電流を検知する電流検出手段;前
    記Hブリッジ型駆動回路に、正転通電駆動パルスおよび
    逆転通電駆動パルスを選択的にを与えるPWMパルス発
    生手段;および、 高デュ−ティの正転通電駆動パルス出力を前記PWMパ
    ルス発生手段に指示しそれから所定期間の後に低デュ−
    ティのパルス出力を指示した後、前記電流検出手段によ
    る検出電流が設定値以上に達してから、高デュ−ティの
    逆転通電駆動パルス出力を前記PWMパルス発生手段に
    指示しそれから所定期間の後に低デュ−ティのパルス出
    力を指示した後、前記電流検出手段による検出電流が設
    定値以上に達してからHブリッジ型駆動回路によるモ−
    タ駆動を停止する通電制御手段;を備えるモータ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】Hブリッジ型駆動回路は、モ−タのPWM
    通電によるモ−タ電流の振動を平滑化する手段を含む、
    請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】平滑化手段は、モ−タに並列接続したコン
    デンサを含む請求項2記載のモ−タ駆動装置。
  4. 【請求項4】電流検出手段は、モ−タの正,逆転通電電
    流が共に流れる電流ラインに介挿した抵抗器であり、平
    滑化手段は、モ−タの通電端子と該抵抗器の間に接続さ
    れたコンデンサを含む請求項2記載のモ−タ駆動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1416625A3 (en) * 2002-10-31 2005-10-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. H-Bridge apparatus and method
US6989643B2 (en) * 2002-05-29 2006-01-24 Siemens Aktiegesellschaft Electrical drive apparatus which can be operated via a full-bridge circuit, with a different load depending on the drive direction
US7911168B2 (en) 2007-02-27 2011-03-22 Ricoh Company, Limited Method and device for controlling motor, and image forming apparatus
JP2018036308A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 清掃装置及び画像形成装置
JP2018051916A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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