JP2538977B2 - モ―タの焼損防止装置を備えた駆動装置 - Google Patents

モ―タの焼損防止装置を備えた駆動装置

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JP2538977B2 JP63080615A JP8061588A JP2538977B2 JP 2538977 B2 JP2538977 B2 JP 2538977B2 JP 63080615 A JP63080615 A JP 63080615A JP 8061588 A JP8061588 A JP 8061588A JP 2538977 B2 JP2538977 B2 JP 2538977B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、モータを駆動するとともに、過負荷時の過
電流によるモータの焼損等を防止するモータの焼損防止
装置を備えた駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のモータの駆動装置としては、例えば特開昭61−
280751号公報に開示されているように、トランジスタの
ON、OFFにより励磁コイルへの通電、遮断を繰り返すな
どして回転磁界を発生させ、モータを駆動するものが用
いられている。
ところで、モータに過負荷が加わると、モータは、回
転速度が低下したりロックしてしまったりする。この場
合、モータの励磁コイルには、モータが通常の負荷で回
転しているときに比べて、例えば3倍程度以上の過電流
が流れ、モータの発熱量が大きくなって焼損や劣化、寿
命低下等を引き起こしてしまうことがある。
そこで従来、例えば駆動回路の温度を検出し、モータ
への過電流に伴う温度上昇が検出されたときにモータへ
の通電を停止する焼損防止装置を備えた駆動装置が用い
られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
動力源として用いられる各種のモータは、それぞれ、
定格電圧や発生し得るトルクに応じて励磁コイルの抵抗
値等が異なり、励磁コイルに流れる電流の大きさも異な
る。また、同種のモータでも、過負荷時に流れる電流の
大きさは、励磁コイルの抵抗値のばらつきや環境条件な
どによって異なる。
ところが、上記従来のモータの焼損防止装置を備えた
駆動装置では、駆動回路の温度上昇を検出してモータへ
の通電を停止するようになっているために、比較的大き
な電流の流れるモータが駆動されているときには、モー
タに加わる負荷がそれほど大きくないときでも、焼損防
止装置が作動してモータへの通電を停止してしまうおそ
れがある。
一方、過負荷時に流れる電流の比較的小さいモータが
駆動されているときには、過負荷であるにも関わらず、
駆動回路の温度が所定の温度になかなか達しないために
焼損防止装置が作動しなかったり、作動するまでに時間
がかかったりしてモータの焼損や劣化、寿命低下等を確
実に防止できないことがある。
そこで、駆動するモータに応じて駆動回路の温度上昇
の検出感度をそれぞれ異ならせることも考えられるが、
これでは汎用性に欠けることになってしまう。
また、焼損防止装置が作動してモータへの通電が停止
された後に負荷が軽減されたとき、モータへの通電を再
開してモータを再起動する必要のある場合がある。この
場合、上記のような駆動回路の温度上昇を検出してモー
タへの通電を停止する焼損防止装置では、通電停止後、
駆動回路の温度が所定の温度にまで低下したときに通電
を再開させるようにすることが考えられる。
しかし、これでは、モータへの通電を停止した直後に
負荷が軽減された場合でも、駆動回路の温度が低下して
通電が再開されるまでに比較的長時間を要するうえ、通
電が再開されるまでの時間が環境条件等によってばらつ
きがちである。そのうえ、通電が再開されても過負荷が
加わったままである場合、再度駆動回路の温度が上昇し
て焼損防止装置が作動するまでの間、過電流が流れ続け
ることになり、モータの劣化や寿命低下を招きがちであ
るという問題点を有していた。
本発明の目的は、過負荷によるモータの回転速度の低
下やロックに対して、確実、かつ速やかに過電流を遮断
することができるとともに、負荷が軽減されたときに
は、自動的、かつ速やかに通電を再開することができる
モータの焼損防止装置を備えた駆動装置を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るモータの焼損防止装置を備えた駆動装置
は、モータの回転速度が定格回転速度以下であることを
検出する低回転検出手段と、低回転検出手段によってモ
ータの回転速度が前記定格回転速度以下であることが検
出されたときに、回転速度に応じてモータへの通電時間
を制限してゆく通電制限手段と、モータの回転が停止し
ていることを検出する回転停止検出手段と、回転停止検
出手段によってモータの回転が停止していることが検出
され、前記通電制限手段による通電が停止した後に、該
通電制限手段に代わって、あらかじめ設定された時間ご
とに、所定の時間だけ通電する周期的通電手段とを含む
ことを特徴とする。
〔作 用〕
上記の構成により、モータに大きな負荷が加わると、
回転速度が低下するとともに励磁コイルに流れる電流が
大きくなるが、モータの回転速度が、励磁コイルに過電
流が流れる定格回転速度以下に低下すると、低回転検出
手段はモータの回転速度が定格回転速度以下であること
を検出し、通電制限手段は回転速度に応じてモータへの
通電時間を制限する。それゆえ、過電流による発熱が抑
えられるので、モータの焼損や劣化、寿命低下等が防止
される。
このように、通電制御手段は、低回転検出手段によっ
てモータの回転速度が定格回転速度以下であることが検
出されたときに、回転速度に応じてモータへの通電時間
を制限するので、励磁コイルの抵抗値が異なるモータ
や、過負荷時に励磁コイルに流れる電流の大きさがばら
つくモータ等を駆動する場合でも、確実に過負荷状態が
検出され、モータの焼損等が防止される。
一方、モータに過大な負荷が加わったためにモータが
ロックした場合には、回転停止検出手段がこれを検出す
る。そこで、周期的通電手段は、通電を停止する前記通
電制御手段に代わって、あらかじめ設定された時間ごと
に、所定の時間だけ通電を行う。
したがって、継続的に過電流状態となることを防止し
つつ、加わっていた負荷が軽減されると、自動的、かつ
速やかにモータを再起動することができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例として、焼損防止装置を備え、2相
半波モータを駆動する駆動装置の例を第1図ないし第4
図に基づいて説明すれば、以下の通りである。
2相半波モータ11は、第1図に示すように、外周に複
数の磁極が形成された回動自在のマグネット回転子12
と、マグネット回転子12の両側に設けられる固定子励磁
コイル13・14とから成っている。
上記マグネット回転子12の磁力によってマグネット回
転子12の回転位置を検出するホール素子21の2つの入力
端子は、一方が定電圧回路22を介して電源+Vに接続さ
れるとともに、他方は接地されている。また、ホール素
子21の2つの出力端子は、それぞれオペアンプ23のプラ
ス側入力端子、およびマイナス側入力端子に接続されて
いる。
オペアンプ23の出力端子は、直接NOR回路25に接続さ
れる一方、NOT回路24を介してNOR回路26に接続されてい
る。上記オペアンプ23、およびNOT回路24は、また、共
にOR回路27にも接続されている。
OR回路27の出力端子は、抵抗R1および抵抗R2を介して
接地され、これらの抵抗によって分圧された電圧がトラ
ンジスタTr1のベースに印加されるようになっている。
トランジスタTr1のベース、およびコレクタは、それぞ
れ、トランジスタTr2、およびトランジスタTr3のコレク
タからエミッタを介して接地されている。また、トラン
ジスタTr2のベースとトランジスタTr3のベースとは互い
に接続されるとともに、トランジスタTr1のコレクタに
接続されている。
上記トランジスタTr1のエミッタには、一端子が接地
されたコンデンサC1の他端子が接続されている。このコ
ンデンサC1の他端子は、また、定電流回路28を介して定
電圧回路22に接続されるとともに、コンパレータ29のプ
ラス側入力端子に接続されている。コンパレータ29のマ
イナス側入力端子には、定電圧回路22の出力電圧が抵抗
R3・R4によって分圧され、基準電圧Vsとして印加される
ようになっている。
コンパレータ29の出力端子は、前記オペアンプ23、ま
たはNOT回路24と共にNOR回路25・26に接続されている。
NOR回路25・26の出力端子は、それぞれ、トランジスタT
r4・Tr5のベースに接続されている。トランジスタTr4
Tr5のエミッタは、共に接地される一方、コレクタは、
それぞれ固定子励磁コイル13・14の一端子に接続されて
いる。固定子励磁コイル13・14の他端子は電源+Vに接
続されている。
上記ホール素子21、オペアンプ23、NOT回路24、OR回
路27、定電流回路28、コンパレータ29、抵抗R1〜R4、ト
ランジスタTr1〜Tr3、およびコンデンサC1によって2相
半波モータ11への通電制御回路30が構成されている。こ
の通電制御回路30は、2相半波モータ11における固定子
励磁コイル13・14に回転磁界を発生させるための通電制
御信号を発生するとともに、2相半波モータ11の回転速
度が定格回転速度以下であることを検出する低回転検出
手段と、低回転検出手段によってモータの回転速度が所
定の回転速度以下であることが検出されたときに、回転
速度に応じて2相半波モータ11への通電時間を制限する
通電制限手段と、2相半波モータ11の回転が停止してい
ることを検出する回転停止検出手段と、回転停止検出手
段によって2相半波モータ11の回転の停止していること
が検出されたときに、あらかじめ設定された時間ごと
に、所定の時間だけ通電する周期的通電手段とを兼ね、
焼損防止装置として作用するようになっている。
上記の構成において、2相半波モータ11のマグネット
回転子12が回転しているときには、ホール素子21には交
番磁界が加わるので、オペアンプ23からは、第2図
(a)に示すように、周期的にハイレベルとローレベル
とを繰り返す信号が出力される。また、NOT回路24から
は、同図(b)に示すように、オペアンプ23の出力信号
が反転され、かつ、NOT回路24のディレイタイムtDだけ
遅延した信号が出力される。
そこで、OR回路27からは、同図(c)に示すように、
オペアンプ23の出力信号がローレベルに切り換わるタイ
ミングに同期して、NOT回路24のディレイタイムtDだけ
ローレベルになる負論理のパルス41…が出力される。
ここで、OR回路27から負論理のパルス41…が出力され
ていないときの抵抗R1・R2の接続点の電圧をVH、トラン
ジスタTr1のエミッタ−ベース間の拡散電位をVBE1、ま
た、コンデンサC1の両端の電圧をVCとすると、 VH+VBE1>VC であるときには、トランジスタTr1のエミッタからベー
スへは電流が流れないので、トランジスタTr1はOFF状態
となり、したがってトランジスタTr2・Tr3もOFF状態と
なる。そこで、コンデンサC1は、定電流回路28から流れ
る電流によって充電され、第2図(d)に示すように、
コンデンサC1の両端の電圧VCが徐々に上昇する。
一方、OR回路27から負論理のパルス41…が出力される
と、そのときの抵抗R1・R2の接続点の電圧をVLとする
と、 VL+VBE1<VC であれば、トランジスタTr1はON状態となり、さらに、
トランジスタTr1のエミッタからコレクタに流れる電流
がトランジスタTr2・Tr3のベースからエミッタに流れる
ので、トランジスタTr2・Tr3もON状態となる。この場
合、OR回路27の出力信号がハイレベルに戻っても、トラ
ンジスタTr2がON状態になっているために、トランジス
タTr1のエミッタからベース、およびトランジスタTr2
コレクタからエミッタを介して電流が流れるので、トラ
ンジスタTr1〜Tr3は何れもON状態を維持し、コンデンサ
C1に蓄積された電荷が放電される。
やがて、放電によりコンデンサC1の両端の電圧VCが低
くなると、トランジスタTr1〜Tr3は何れもOFF状態に戻
り、再びコンデンサC1の充電が開始される。
このようにコンデンサC1はOR回路27から出力される負
論理のパルス41…に同期して充放電を繰り返し、コンデ
ンサC1の両端に発生する最高の電圧、すなわちコンデン
サC1が放電を開始する直前の電圧は、負論理のパルス41
…の周期、すなわち2相半波モータ11の回転速度によっ
て定まる。
そこで、コンパレータ29のマイナス側端子に印加され
る基準電圧VSを、2相半波モータ11が適正な負荷で回転
しているときにコンデンサC1の両端に発生する最高の電
圧よりも高く設定しておけば、コンパレータ29は、第2
図(e)に示すように、ローレベルの信号を出力し続け
る。
コンパレータ29がローレベルの信号を出力し続ける
と、NOR回路25・26は、それぞれ、オペアンプ23、およ
びNOT回路24からローレベルの信号が出力されるごと
に、交互にハイレベルの信号を出力する。NOR回路25・2
6の出力するハイレベルの信号に伴って、トランジスタT
r4・Tr5はON状態になり、固定子励磁コイル13・14が交
互に通電されて回転磁界を発生するので、マグネット回
転子12は回転を続ける。
ところで、2相半波モータ11に過負荷が加わって、2
相半波モータ11の回転速度が低下すると、OR回路27から
出力される負論理のパルス41…の周期、およびコンデン
サC1の放電の周期が長くなり、コンデンサC1の両端に発
生する最高の電圧が高くなる。そこで、例えば第3図
(a)に示すように、コンパレータ29のマイナス側端子
に印加される基準電圧VSを、2相半波モータ11に過負荷
が加わって回転速度が定格回転速度以下に低下したとき
にコンデンサC1の両端に発生する最高の電圧よりも低く
設定しておけば、コンパレータ29は、同図(b)に示す
ように、過負荷の程度に応じた時間だけハイレベルの信
号を出力する。
コンパレータ29からハイレベルの信号が出力されてい
る間は、NOR回路25・26は、オペアンプ23、およびNOT回
路24の出力信号レベルに関わらず、何れもローレベルの
信号を出力し続ける。そこで、トランジスタTr4・Tr5
OFF状態を維持するので、固定子励磁コイル13・14への
通電が制限される。
すなわち、2相半波モータ11に過負荷が加わって、固
定子励磁コイル13・14に過電流が流れる定格回転速度以
下に回転速度が低下すると、その回転速度の低下に応じ
て固定子励磁コイル13・14への通電が制限されるので2
相半波モータ11の発熱が抑えられ、固定子励磁コイル13
・14の焼損や、図示しないコアの劣化、変質等による寿
命低下などが防止される。
一方、2相半波モータ11に、さらに過大な負荷が加わ
って2相半波モータ11がロックすると、ホール素子21の
出力信号は変化しなくなり、オペアンプ23、またはNOT
回路24の出力信号は、常にハイレベルになる。そこで、
上記2相半波モータ11の回転時におけるOR回路27から負
論理のパルス41…が出力されていないときの動作と同様
に、抵抗R1と抵抗R2との接続点の電圧VH、トランジスタ
Tr1のエミッタ−ベース間の拡散電位VBE1、また、コン
デンサC1の両端の電圧VCの関係が、 VH+VBE1>VC であるときには、トランジスタTr1〜Tr3はOFF状態とな
り、コンデンサC1は、定電流回路28から流れる電流によ
って充電され、第4図(a)に示すように、C1の両端の
電圧が徐々に上昇する。
ここで、定電流回路28の出力し得る最高の電圧をV0
すると、 VH+VBE1<V0 となるように抵抗R1・R2の抵抗値を設定しておけば、コ
ンデンサC1が充電されるのに伴って、やがて、 VH+VBE1<VC となる。この場合、上記OR回路27から負論理のパルス41
…が出力された場合と同様に、トランジスタTr1〜Tr3
ON状態となり、コンデンサC1に蓄積された電荷が放電さ
れる。そして、放電によりコンデンサC1の両端の電圧VC
が低くなるとトランジスタTr1〜Tr3は何れもOFF状態に
戻り、再びコンデンサC1の充電が開始される。
このコンデンサC1の充電、放電が繰り返される周期
は、コンデンサC1の容量、および定電流回路28によって
制御される電流の大きさによって任意に設定することが
できる。
そして、コンデンサC1が放電された後の、コンデンサ
C1の両端の電圧VCがコンパレータ29のマイナス側端子に
印加される基準電圧VSよりも低い間は、コンパレータ29
は、第4図(b)に示すように、ローレベルの信号を出
力するので、NOR回路25、またはNOR回路26のうちの何れ
か一方はオペアンプ23、またはNOT回路24からの出力信
号に応じてハイレベルの信号を出力し、固定子励磁コイ
ル13か、または固定子励磁コイル14が通電される。
そこで、2相半波モータ11に加わっていた過大な負荷
が軽減されていれば、マグネット回転子12は、上記固定
子励磁コイル13、または固定子励磁コイル14の発生する
磁力に基づいて作用する回転力により、再び回転を開始
する。
一方、2相半波モータ11に過大な負荷が加わったまま
であれば、上記のようにコンデンサC1が充電されて、両
端の電圧VCがコンパレータ29の基準電圧VSよりも高くな
ると通電が停止される。この基準電圧VSは、抵抗R3・R4
によって任意に設定することができ、これに応じて2相
半波モータ11に通電される時間も任意に設定することが
できる。
それゆえ、2相半波モータ11に通電される時間を適当
に設定すれば、2相半波モータ11の発熱を確実に抑える
ことができるので、やはり、固定子励磁コイル13・14の
焼損や、図示しないコアの劣化、変質等による寿命低下
などを引き起こすのを防止することができる。
また、上記のような構成によればコンデンサC1を除い
て容易にIC化することができるので、外付け部品として
コンデンサC1を接続するだけで、コンパクトな焼損防止
装置を備えた駆動装置を構成することができる。
なお、本実施例においては、マグネット回転子12の磁
力をホール素子21で検出することによって、マグネット
回転子12の回転位置を検出する例について説明したが、
これに限らず、ホール素子21に換えて検出コイルを用い
たものでもよいし、また、固定子励磁コイル13・14のキ
ックバック電圧を利用するものなどでもよい。
また、コンデンサC1に充電する電流は、定電流回路28
を介した一定の電流であることが望ましいが、これに限
らず、抵抗などによって最大電流が規制されるようにし
たものなどでもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係るモータの焼損防止装置を備えた駆動装置
は、以上のように、モータの回転速度が定格回転速度以
下になると回転速度に応じてモータへの通電時間を制限
してゆき、モータの回転が停止してしまうとあらかじめ
設定された時間ごとに所定の時間だけ通電を行うように
構成される。
これにより、モータに大きな負荷が加わって、モータ
の回転速度が、励磁コイルに過電流が流れる定格回転速
度以下に低下すると、通電制限手段は、回転速度に応じ
てモータへの通電時間を制限するので、例えば励磁コイ
ルの抵抗値が異なるモータや、過負荷時に励磁コイルに
流れる電流の大きさがばらつくモータ等を駆動する場合
でも、確実に過負荷状態が検出されて過電流による発熱
が抑えられ、モータの焼損や劣化、寿命低下等が防止さ
れる。
一方、モータに過大な負荷が加わったためにモータが
ロックした場合には、周期的通電手段が、モータへの通
電を停止してしまう前記通電制御手段に代わって、あら
かじめ設定された時間ごとに所定の時間だけ通電を行う
ので、継続的に過電流状態となることを防止しつつ、加
わっていた負荷が軽減されると、自動的、かつ速やかに
モータが再起動されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は2相半波モータと、この2相半波モータ
を駆動する駆動装置の構成を示す回路図、第2図は2相
半波モータに適正な負荷が加わっているときの通電制御
回路の動作を示すタイムチャート、第3図は2相半波モ
ータに過負荷が加わっているときの通電制御回路の動作
を示すタイムチャート、第4図は2相半波モータがロッ
クしているときの通電制御回路の動作を示すタイムチャ
ートである。 11は2相半波モータ、30は通電制御回路(低回転検出手
段、通電制限手段、回転停止検出手段、周期的通電手
段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−220092(JP,A) 特開 昭60−194781(JP,A) 特開 昭61−280751(JP,A) 特開 昭61−280787(JP,A) 特開 昭62−71487(JP,A) 特開 昭62−166794(JP,A) 特開 昭63−3669(JP,A) 特開 平1−227622(JP,A) 実開 昭60−82936(JP,U) 実開 昭61−494(JP,U) 実開 昭62−125396(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転速度が定格回転速度以下であ
    ることを検出する低回転検出手段と、 低回転検出手段によってモータの回転速度が前記定格回
    転速度以下であることが検出されたときに、回転速度に
    応じてモータへの通電時間を制限してゆく通電制限手段
    と、 モータの回転が停止していることを検出する回転停止検
    出手段と、 回転停止検出手段によってモータの回転が停止している
    ことが検出され、前記通電制限手段による通電が停止し
    た後に、該通電制限手段に代わって、あらかじめ設定さ
    れた時間ごとに、所定の時間だけ通電する周期的通電手
    段とを含むことを特徴とするモータの焼損防止装置を備
    えた駆動装置。
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