JPH08322281A - 直流ブラシレスモータの保護装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータの保護装置

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JPH08322281A
JPH08322281A JP7127629A JP12762995A JPH08322281A JP H08322281 A JPH08322281 A JP H08322281A JP 7127629 A JP7127629 A JP 7127629A JP 12762995 A JP12762995 A JP 12762995A JP H08322281 A JPH08322281 A JP H08322281A
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JP
Japan
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signal
circuit
motor
driving
output signal
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Pending
Application number
JP7127629A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Okada
康弘 岡田
Shoichi Yoshikawa
昭一 吉川
Yasushi Abe
保志 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動時のトルクを低下させることなく、モー
タ拘束時の過電流保護を行なう。 【構成】 モータコイル2〜4に流れる電流を検出する
電流検出抵抗8と、電流検出値と所定値を比較して過大
電流を検出する電圧比較器11と、電圧比較器11の出
力信号と駆動・停止信号5から停止時に過大電流が流れ
た時に信号を出力する負論理積回路13と、駆動時に速
度信号6の間隔を計測して計測時間が所定値を越えた時
に信号を出力するとともに停止状態では計測をリセット
する時間計測手段7と、時間計測手段7の出力信号と負
論理積回路13の出力信号のどちらか一方でも出力され
た時にモータコイルへの通電を停止する負論理和回路1
5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響映像装置や磁気記
録装置の駆動モータとして使用される直流ブラシレスモ
ータに関し、特にその過電流状態を検知して過電流保護
を行なう直流ブラシレスモータの保護装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、回転子位置検出器(例えばホール
素子)の出力に応じてモータの電機子の通電相を半導体
(例えばトランジスタ)で順次切り換えるように構成し
た直流ブラシレスモータが、音響装置や映像装置、ある
いは磁気記録装置の駆動装置に多く使用されてきてい
る。
【0003】ところで、このような直流モータの駆動装
置では、モータの拘束時等の異常な過電流状態からモー
タを保護するため、図4に示すような電流制限型の過電
流保護装置が一般的に用いられていた。
【0004】31は駆動回路で、モータコイル32、3
3、34に対して制御された電流を通電する。35はモ
ータコイル32〜34に流れる電流を検出するための電
流検出抵抗である。36は電流制限用の電圧比較器で、
非反転入力には電流検出抵抗35の両端電圧が与えら
れ、反転入力には基準電圧37が与えられ、両電圧を比
較することによりモータコイル32〜34に流れる電流
を一定にしている。38は増幅器で、反転入力には基準
電圧39が入力され、非反転入力には外部のモータ制御
回路からトルク指令電圧40が与えられ、基準電圧39
より高いときにトルク指令電圧40を増幅してモータの
回転数制御動作を行なう。41は比較器で、電流制限用
の電圧比較器36の出力と増幅器38の出力を比較して
モータコイル32〜34に通電する電流を制御し、モー
タの速度制御を行なうとともにモータの拘束時の電流制
限動作を行なわせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
電流制限型保護装置では、モータコイル32〜34及び
駆動回路31の発熱による破損を防止するためにその電
流制限値を、制限しない場合のモータの起動電流に対し
てかなり小さく設定しなければならない。そのため起動
時のトルクが不足し、モータが起動しない、あるいは起
動時間が長くなるなどの不具合がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、起動
時のトルクを低下させることなく、モータ拘束時の過電
流保護を行なえる直流ブラシレスモータの保護装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の直流ブラシレス
モータの保護装置は、モータコイルに流れる電流を検出
する電流検出手段と、電流検出値と所定値を比較して過
大電流を検出する比較手段と、比較手段の出力信号と駆
動・停止信号から停止時に過大電流が流れた時に信号を
出力する論理積回路と、駆動時に速度信号間隔を計測し
て計測時間が所定値を越えた時に信号を出力するととも
に停止状態では計測をリセットする時間計測手段と、時
間計測手段の出力信号と論理積回路の出力信号のどちら
か一方でも出力された時にモータコイルへの通電を停止
する論理和回路とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、駆動時には速度信号間隔が所
定値より長いときに、また停止時には検出電流が所定値
より大きいときにそれぞれモータコイルへの通電を停止
するようにしているので、モータ起動時に電流検出手段
による電流制限を行なわないために起動トルクを低下さ
せることがなく、モータ拘束時は駆動状態で速度信号間
隔が長くなるために時間計測手段からの出力信号により
モータコイルへの通電が停止して駆動回路及びモータコ
イルの異常な発熱による破壊を防止でき、またモータ停
止時に過大な電流が流れても論理積回路からの出力信号
によりモータコイルへの通電が停止して駆動回路及びモ
ータコイルの異常な発熱による破壊を防止することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の直流ブラシレスモータの保護
装置の一実施例について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0010】図1において、1はモータの駆動回路で、
モータコイル2、3、4に対して所定の制御電流を通電
する。5は駆動・停止信号で、駆動時にL、停止時にH
の信号を出す。6は速度信号で、速度に反比例したパル
ス幅のパルス信号を出す。7は後述のように構成された
時間計測手段である。8は電流検出抵抗、9、10は抵
抗、11は電圧比較器、12は反転回路、13は負論理
積回路、14は反転回路、15は負論理和回路であり、
負論理和回路15の出力が駆動回路4の駆動・停止端子
に入力されている。電圧比較器11の反転入力には電流
検出抵抗8の両端電圧が与えられ、非反転入力には電圧
比較器11の出力電圧の抵抗9、10による分割電圧が
入力されている。
【0011】図2に時間計測手段7の具体的構成を示
す。16はダイオード、17は速度信号6を微分するパ
ルス微分回路で、抵抗21、22とコンデンサ28にて
構成されている。18はコンデンサ19の充放電を制御
する充放電トランジスタであり、そのベースに駆動・停
止信号5とパルス微分回路17の出力信号が印加されて
いる。20は比較器であり、その反転端子に基準電圧が
入力され、非反転端子にコンデンサ19の電圧が入力さ
れている。23〜27は抵抗である。
【0012】次に、以上の構成による動作を説明する。
電流制限動作を図1を参照して説明すると、抵抗9、1
0の抵抗値をR1、R2とし、電圧比較器11の出力電
圧をVo(h)とすると、電圧比較器11の+入力端の
端子電圧V(+)は、 V(+)={R2/(R1+R2)}*Vo(h) となる。
【0013】ここで、過大なモータ電流が流れると、電
流検出抵抗8の抵抗値をRm、モータ電流をImとし
て、Im*Rmが増大し、電圧比較器11の−入力端の
端子電圧が上昇し、+入力端の端子電圧V(+)に達す
ると、電圧比較器11の出力は反転してLとなる。この
信号は反転回路12で反転されて負論理積回路13に入
力される。
【0014】負論理積回路13は駆動・停止信号5がH
で、かつ反転回路12の出力信号がHのとき、すなわち
停止時に過大電流が流れたときに出力信号Lが出力され
る。
【0015】一方、駆動時には駆動・停止信号5がLで
あるため、負論理積回路13の出力信号はHである。こ
の負論理積回路13の出力信号は反転回路14で反転さ
れて負論理和回路15に入力され、その出力信号が駆動
回路1の駆動・停止端子に出力される。
【0016】したがって、モータ停止時に過大電流が流
れたときには、負論理積回路13の出力信号Lが反転回
路14でHに反転され、負論理和回路15からの出力信
号Lに基づいて駆動回路1がモータコイル2〜4への通
電を停止し、駆動回路1及びモータコイル2〜4の発熱
による破壊を防止する。また、駆動時には過大な電流が
流れても駆動回路1に対する通電は継続されるので、起
動トルクを低下させることはない。
【0017】次に、モータ拘束時における保護動作を、
図2、図3を参照して説明する。時間計測手段7におい
て、モータ停止状態で駆動・停止信号5がHのときに
は、充放電トランジスタ18は常にオンとなり、そのコ
レクタ(b)はL状態となっているため比較器20の出
力(d)もLとなり、停止指令を発生しない。一方、モ
ータ駆動状態では、(a)で示す速度信号6が入力さ
れ、パルス微分回路17により微分パルスが形成され
る。このときモータ駆動状態であるため駆動・停止信号
5はLであるからこの微分パルスはそのまま充放電トラ
ンジスタ18をオン・オフし、速度信号6のパルス幅の
間コンデンサ19が充電され、微分パルスの発生毎にコ
ンデンサ19が放電される。
【0018】ここで、モータの起動から定常回転、そし
てモータ拘束時の動作を考えると、比較器20の−入力
端子の設定レベル(c)を起動時は動作せず、拘束時に
のみ動作するレベルに設定しておくことにより、駆動時
にモータが拘束されて所定時間以上速度信号6が入力さ
れないときのみ、コンデンサ19の充電電圧が上昇して
設定レベル(c)を越える。かくして、この場合にのみ
時間計測手段7からHレベルの出力信号(d)が出力さ
れ、それによって負論理和回路15から出力信号Lが出
力され、駆動回路1にてモータコイル2〜4への通電を
停止し、駆動回路1及びモータコイル2〜4の発熱によ
る破壊を防止する。
【0019】上記図示例ではモータコイルの相数が3相
のモータを例示したが、3相に限らず適宜の相数にして
もよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の直流ブラシレスモータの保護装
置によれば、以上の説明から明らかなように、駆動時に
は速度信号間隔が所定値より長いときに、また停止時に
は検出電流が所定値より大きいときにそれぞれモータコ
イルへの通電を停止するようにしているので、モータ起
動時に電流検出手段による電流制限を行なわないために
起動トルクを低下させることがなく、モータ拘束時は駆
動状態で速度信号間隔が長くなるために時間計測手段か
らの出力信号によりモータコイルへの通電が停止して駆
動回路及びモータコイルの異常な発熱による破壊を防止
でき、またモータ停止時に過大な電流が流れても論理積
回路からの出力信号によりモータコイルへの通電が停止
して駆動回路及びモータコイルの異常な発熱による破壊
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流ブラシレスモータの保護装置の一
実施例の構成図である。
【図2】同実施例の時間計測手段の具体構成図である。
【図3】同実施例の時計計測手段における信号波形図で
ある。
【図4】従来例の直流ブラシレスモータの保護装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 駆動回路 2 モータコイル 3 モータコイル 4 モータコイル 5 駆動/停止信号 6 速度信号 7 時間計測手段 8 電流検出抵抗 11 電圧比較器 13 負論理積回路 15 負論理和回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータコイルに流れる電流を検出する電
    流検出手段と、電流検出値と所定値を比較して過大電流
    を検出する比較手段と、比較手段の出力信号と駆動・停
    止信号から停止時に過大電流が流れた時に信号を出力す
    る論理積回路と、駆動時に速度信号間隔を計測して計測
    時間が所定値を越えた時に信号を出力するとともに停止
    状態では計測をリセットする時間計測手段と、時間計測
    手段の出力信号と論理積回路の出力信号のどちらか一方
    でも出力された時にモータコイルへの通電を停止する論
    理和回路とを備えたことを特徴とする直流ブラシレスモ
    ータの保護装置。
JP7127629A 1995-05-26 1995-05-26 直流ブラシレスモータの保護装置 Pending JPH08322281A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8654498B2 (en) 2011-02-14 2014-02-18 Seiko Epson Corporation Electromechanical device, movable body, robot, method of measuring temperature of electromechanical device
WO2016084170A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 日産自動車株式会社 電動機の制御装置及び制御方法

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