JP6551258B2 - 捩り振動低減装置 - Google Patents

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この発明は、入力されたトルク変動(振動)に起因する捩り振動を、その変動に伴って生じる慣性力によって低減させるように構成された遊星ローラ機構を備えた捩り振動低減装置に関するものである。
特許文献1には、遊星ローラ機構の大型化を抑制しつつ、かつリングローラとピニオンローラとの間に作用する押圧力の大きさの和が変動することを抑制すること目的とした遊星ローラ機構が記載さている。この特許文献1に記載された遊星ローラ機構は、サンローラと、リングローラと、そのサンローラおよびリングローラに接する複数のピニオンローラとから構成されている。また、上記のサンローラを動力が入力される入力要素として、さらに、ピニオンローラを動力が出力される出力要素として動力を伝達するように構成されている。そして、上記のピニオンローラとリングローラとが接する部分は軸線方向の一方側から他方側に向けて拡大するテーパ面とされている。なお、特許文献2には、遊星歯車機構を組み込んだダンパ装置が記載されている。
特開2011−12722号公報 特開2014−177960号公報
エンジンなどの加振力に起因する捩り振動を減衰させるためには、例えば特許文献1に記載されている遊星ローラ機構を特許文献2に記載されているダンパ装置に組み込むことにより振動を減衰させることができる。しかしながら、上記のように構成された遊星ローラ機構は、各ピニオンローラが軸線方向に対して傾斜面、すなわちテーパ面とされている。そのため、トルク伝達される際にサンローラやリングローラにスラスト力が作用する。そのようなスラスト力が作用することにより、サンローラとキャリヤ、もしくはリングローラとキャリヤとが接触して、その接触面にスラスト力に応じた摺動抵抗が生じ、ひいては所期の通りに揺動できず減衰効果が低下するおそれがある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、遊星ローラ機構の各回転要素に作用するスラスト力を低減させることが可能な捩り振動低減装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、サンローラと、前記サンローラと同心円上に配置されたリングローラと、前記サンローラの外周側と前記リングローラの内周側との間に配置され、かつ前記サンローラまたは前記リングローラの円周方向に所定の間隔を空けて配置された複数のピニオンローラと、前記複数のピニオンローラを自転かつ公転可能に保持するキャリヤとを有し、前記ピニオンローラの外周面は前記サンローラの外周面と前記リングローラの内周面との少なくとも一方の面に接触することによりトルク伝達するように構成された遊星ローラ機構を備え、前記サンローラおよび前記リングローラならびに前記キャリヤのいずれかに入力されたトルクが変動した場合に、前記トルクの振動幅に応じた角度範囲内で前記ピニオンローラが前記キャリヤとともに公転する捩り振動低減装置において、前記ピニオンローラは軸線方向の一方側から他方側に向けて先細りとなる傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記複数のピニオンローラのうち前記円周方向で前記所定の間隔を空けて隣り合う第1ピニオンローラと第2ピニオンローラとの前記軸線方向に対する傾斜方向が互いに反対方向に形成され、かつ前記第1ピニオンローラが噛み合う領域と前記第2ピニオンローラが噛み合う領域とのそれぞれのピニオンローラの向きが反対方向に構成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、遊星ローラ機構の各回転要素が、軸線方向の一方側から他方側に向けて傾斜面を有する回転要素によって構成されている。またその遊星ローラ機構を構成する回転要素のうち、サンローラの外周面とリングローラの内周面との間に配置された複数のピニオンローラは、第1ピニオンローラと第2ピニオンローラとで傾斜面が反対方向に形成されている。つまり、上記の傾斜面は、第1ピニオンローラの回転軸線に対する傾斜方向と、他の第2ピニオンローラの回転軸線に対する傾斜方向とが反対方向に形成されている。そのため、遊星ローラ機構にトルクが入力された場合、例えば、第1ピニオンローラとリングローラとの接触部分に作用するスラスト力の向きと、第2ピニオンローラとリングローラとの接触部分に作用するスラスト力の向きとが互いに反対方向に作用する。すなわち、これらのスラスト力は、遊星ローラ機構全体で互いに減殺される。したがって、ピニオンローラやリングローラなどに作用するスラスト力を低下させることができるため、その接触面のスラスト力に応じた摺動抵抗をも低減させることができる。
この発明の実施形態における遊星ローラ機構を説明するための図である。 図1の遊星ローラ機構のII-II線に沿う断面図である。 この発明で対象とする遊星ローラ機構を構成するピニオンローラの形状を説明する図であり、(a)はピニオンローラの形状がテーパ形状(円錐形状)に形成された例を示す図であり、(b)はピニオンローラの形状が湾曲形状に形成された例を示す図である。
つぎに、図を参照しつつこの発明の実施形態における遊星ローラ機構1を説明する。この発明の実施形態における遊星ローラ機構1は、例えばエンジンの出力軸と変速機の入力軸との間に設けられ、エンジンが出力するトルクの変動によって生じる捩り振動を低減するために用いられる。遊星ローラ機構1は、後述するように三つの回転要素に差動作用を行うローラ機構であり、いずれかの回転要素にエンジンの出力トルクが入力され、他のいずれかの回転要素が変速機の入力軸に連結され、エンジンの出力トルクが入力される回転要素と他の二つの回転要素のうちのいずれかとの間にばねダンパなどのトルクの変動によって相対回転を生じさせる緩衝機構が設けられる。そのようなトルクの変動によって前記相対回転が生じると、遊星ローラ機構1の差動作用によって各回転要素同士の間に相対回転が生じ、その結果、入力トルクの振動とは位相の異なる反力トルクが慣性に応じて生じ、捩り振動が抑制される。したがって、遊星ローラ機構1に生じる回転要素同士の相対回転は、入力トルクの変動の幅、すなわち振幅に応じた回転角度の範囲にとどまる。
このように使用される遊星ローラ機構1は、ローラタイプの回転要素から構成されており、具体的には、図1に示すように、サンローラ2、ピニオンローラ3,4,5,6、ピニオンシャフト7,8,9,10、およびリングローラ11によって構成されたシングルピニオン型の遊星ローラ機構1である。また、上記のピニオンローラ3,4,5,6は、サンローラ2とリングローラ11とのいずれにも接するように第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6の四つが取り付けられている。さらに、ピニオンシャフト7,8,9,10は、第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6のそれぞれを支持する第1ピニオンシャフト7ないし第4ピニオンシャフト10の四つが取り付けられている。なお、以下の説明で特に記載していない場合には、第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6をピニオンローラ3と称して説明する。
より具体的には、リングローラ11は、サンローラ2の外周側でサンローラ2と同心円上に配置されている。さらに、第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6の各ピニオンローラは、サンローラ2の回転軸12を中心とした円周上の周方向に所定の間隔を空けて配置されている。なお、図1に示す例では四等分した各位置にそれぞれ配置されている。
また、上記のピニオンローラ3がサンローラ2に外接するとともに、リングローラ11と内接するように構成されている。つまり、外周面2aが転動面とされたサンローラ2と、内周面11aが転動面とされたリングローラ3との間にピニオンローラ3が挟み込まれ、そのピニオンローラがキャリヤCによって保持されている。またそのキャリヤCは、サンローラ2と同軸上に回転可能に支持されている。したがって、ピニオンローラ3は、キャリヤCにより保持されつつ、自転かつサンローラ2の回転軸12を中心として公転する。なお、上記の「内接する」、ならびに、「外接する」とは、油膜を介在させて回転伝達可能に接している状態を意味する。
そして、これら遊星ローラ機構1の各回転要素は、軸方向の一端が先細りとなる円錐台状をなしている。すなわち、軸線方向の一方側から他方側に向けて先細りとなるように形成されている。言い換えればテーパ形状となるように傾斜面が形成されている。具体的には、ピニオンローラ3は、上述したようにサンローラ2の外周面2aとリングローラ11の内周面11aと間に等間隔に複数配置され、サンローラ2の外周面2aおよびリングローラ11の内周面11aのそれぞれと接触している。言い換えると、ピニオンローラ3は、サンローラ2とリングローラ11とによって径方向に挟まれた状態で支持されている。より具体的には、ピニオンローラ3の外周面3aにおける傾斜面3bとサンローラ2の外周面2aにおける傾斜面2bとが接触している。同様に、ピニオンローラ3の外周面3aにおける傾斜面3bとリングローラ11の内周面11aにおける傾斜面11bとが接触している。したがって、このピニオンローラ3の外周面3aは、サンローラ2の外周面2aおよびリングローラ11の内周面11aの少なくとも一方の面に接触することによりトルク伝達するように構成されている。
このように構成された遊星ローラ機構1は、上述したように、ピニオンローラ3とリングローラ11、ならびに、ピニオンローラ3とサンローラ2とのそれぞれのローラ同士の油膜を介して接触部に法線方向における押圧力が作用することによって生じるせん断力、すなわち接線方向におけるトラクション力によってトルク伝達を行う。一方、上記のように各ピニオンローラ3が軸線方向に対して傾斜面3b、すなわちテーパ面とされているため、トルク伝達される際にサンローラ2やリングローラ11にスラスト力が作用する。そのようなスラスト力が作用することにより、サンローラ2とキャリヤC、もしくはリングローラ11とキャリヤCとが接触して、その接触面にスラスト力に応じた摺動抵抗が生じ、ひいては所期の通りに揺動できず減衰効果が低下する。そこで、この発明の実施形態においては、上記のスラスト力を抑制するように構成されている。
具体的には、上記のピニオンローラ3の傾斜面3bの向きが、隣り合うピニオンローラ同士で反対方向になるように構成されている。つまり、第1ピニオンローラ3の傾斜面3bと第2ピニオンローラ4の傾斜面4bとが反対方向になるように構成されている。同様に、第3ピニオンローラ5の傾斜面5bと第4ピニオンローラ6の傾斜面6bとが反対方向になるように構成されている。すなわち、図1に示す例では、第1ピニオンローラ3と第3ピニオンローラ5とが同じ方向の向きに、第2ピニオンローラ4と第4ピニオンローラ6とが同じ方向の向きに傾斜面が形成されている。
より具体的には、図1に示す例では第1ピニオンローラ3は紙面手前側に傾斜するように傾斜面3bが形成され、これとは反対に、第2ピニオンローラ4は紙面奥側に傾斜するように傾斜面4bが形成されている。すなわち、上述したスラスト力が第1ピニオンローラ3と第2ピニオンローラ4とでは反対方向に作用するように構成されている。同様に、第3ピニオンローラ5は紙面手前側に傾斜するように傾斜面5bが形成され、第4ピニオンローラ6は紙面奥側に傾斜するように傾斜面6bが形成されている。つまり、第3ピニオンローラ5と第4ピニオンローラ6との関係は、第1ピニオンローラ3と第2ピニオンローラ4との関係と同様である。要は、各ピニオンローラは、隣接するピニオンローラとは反対の方向に傾斜面が形成されており、回転軸12を挟んで反対側に配置されたピニオンローラとは同じ方向に傾斜面が形成されている。
またそれに伴って、第1ピニオンローラ3の傾斜面3bないし第4ピニオンローラ6の傾斜面6bの方向に沿うようにサンローラ2の傾斜面2bが形成されている。同様に、第1ピニオンローラ3の傾斜面3bないし第4ピニオンローラ6の傾斜面6bの方向に沿うようにリングローラ11の傾斜面11bが形成されている。つまり、サンローラ2およびリングローラ11は、各ピニオンローラの傾斜面と反対方向になるように傾斜面2b(11b)が形成されている。なお、この発明における実施形態では、各傾斜面の傾斜角の大きさは等しく、例えば、第1ピニオンローラ3における傾斜面3bの傾斜角度とリングローラ11における傾斜面11bの傾斜角度とは等しい。
そして、上記のように遊星ローラ機構1を周方向に4等分した各区間を、図1における上側から時計回りに順に第1区間13ないし第4区間16と称している。すなわち、ピニオンローラ3の可動範囲が切り替わる箇所、つまり、サンローラ2ならびにリングローラ11の傾斜面2b(11b)の傾斜方向が切り替わる箇所を境としてピニオンローラ3の可動範囲が制限されている。つまり、これにより各ピニオンローラ3が他の区間に達することを抑制するように構成されている。
つぎに、この遊星ローラ機構1にトルクが伝達されたときに、サンローラ2、ピニオンローラ3およびリングローラ11がそれぞれ接触している部分に生じるスラスト力について説明する。図2は、図1のII-II線に沿う断面図であり、第1ピニオンローラ3と、第2ピニオンローラ4との関係を示している。具体的には、第1ピニオンローラ3とサンローラ2とが傾斜面3b(2b)で接触し、第1ピニオンローラ3とリングローラ11とが傾斜面3b(11b)で接触している。また同様に、第2ピニオンローラ4とサンローラ2とが傾斜面4b(2b)で接触し、第2ピニオンローラ4とリングローラ11とが傾斜面4b(11b)で接触している。
上述したように、第1ピニオンローラ3と第2ピニオンローラ4とでは傾斜面の傾斜方向が反対方向であり、図2に示す例では、第1ピニオンローラ3は右方向に傾斜しており、また第1ピニオンローラ3と接するサンローラ2およびリングローラ11は、左方向に傾斜している。そのため、トルクが入力されると、第1ピニオンローラ3は、スラスト力により図2に示す例では右方向に押される。そして、サンローラ2およびリングローラ11は、図2に示す例では左方向に押される。
一方、第2ピニオンローラ4は図2に示す例では左方向に傾斜しており、第2ピニオンローラ4と接するサンローラ2およびリングローラ11は、右方向に傾斜している。そのため、トルクが入力されると、第2ピニオンローラ4は、スラスト力により図2に示す例では左方向に押される。そして、サンローラ2およびリングローラ11は、図2に示す例では右方向に押される。
したがって、第1ピニオンローラ3と第1区間13におけるサンローラ2との間に作用するスラスト力と、第2ピニオンローラ4と第2区間14におけるサンローラ2との間に作用するスラスト力とは、軸線方向で反対の方向に作用する。また、第1ピニオンローラ3と第1区間13におけるリングローラ11との間に作用するスラスト力と、第2ピニオンローラ4と第2区間14におけるリングローラ11との間に作用するスラスト力は、軸線方向で反対の方向に作用する。また、同様に、第3ピニオンローラ3と第3区間15におけるサンローラ2との間に作用するスラスト力と、第4ピニオンローラ4と第4区間16におけるサンローラ2との間に作用するスラスト力とは、軸線方向で反対の方向に作用する。そして、第3ピニオンローラ3と第3区間15におけるリングローラ11との間に作用するスラスト力と、第4ピニオンローラ4と第4区間16におけるリングローラ11との間に作用するスラスト力は、軸線方向で反対の方向に作用する。すなわち、トルクが入力されることで生じるスラスト力は、遊星ローラ機構1全体で互いに減殺される。
したがって、サンローラ2およびリングローラ11の側面がキャリヤCに接触して、その接触面にスラスト力に応じた摺動抵抗が生じることを抑制することができる。また、その摺動抵抗を低減させることに伴って制振性能を向上させることが可能となる。さらに、このように傾斜面を有するテーパ面とすることにより、ローラ同士の接触部に作用する押圧力を法線方向とスラスト方向とに分散できるため、遊星ローラ機構1全体の構成を簡素化することが可能となる。さらに、ピニオンローラ3の傾斜面3bに沿ってサンローラ2ならびにリングローラ11も傾斜面2b(11b)が形成されているため、リングローラ11に対してピニオンローラ3が相対回転したときに、第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6がそれぞれの可動範囲である第1区間13ないし第4区間16を越えて他の区間に達することを抑制している。
以上、上述した実施形態に基づいて説明したが、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。上述した実施形態では、第1ピニオンローラ3ないし第4ピニオンローラ6の四つのピニオンローラを設けた例を用いて説明したが、ピニオンローラはこの数に限られず複数個であればよい。また、複数個のピニオンローラのうち少なくとも一つの第1ピニオンローラ3の回転軸線に対する傾斜方向と、他の第2ピニオンローラ4の回転軸線に対する傾斜方向とが反対方向に形成されていればよい。さらに、上述した実施形態では、シングルピニオン型の遊星ローラ機構を例として説明したが、ダブルピニオン型の遊星ローラ機構であってもよい。そして、上述した実施形態では図3(a)に示すような傾斜面3bを有するテーパ形状を例として説明したが、これに代えて、例えば図3(b)に示すような湾曲面3c有する湾曲形状からなるローラ機構により構成されてもよい。
1…遊星ローラ機構、 2…サンローラ、 2a…サンローラの外周面、 3,4,5,6…ピニオンローラ、 3a,4a,5a,6a…ピニオンローラの外周面、 3b,4b,5b,6b…ピニオンローラの傾斜面、 11…リングローラ、 11a…リングローラの内周面、 11b…リングローラの傾斜面、 12…回転軸、 C…キャリヤ。

Claims (1)

  1. サンローラと、前記サンローラと同心円上に配置されたリングローラと、前記サンローラの外周側と前記リングローラの内周側との間に配置され、かつ前記サンローラまたは前記リングローラの円周方向に所定の間隔を空けて配置された複数のピニオンローラと、前記複数のピニオンローラを自転かつ公転可能に保持するキャリヤとを有し、前記ピニオンローラの外周面は前記サンローラの外周面と前記リングローラの内周面との少なくとも一方の面に接触することによりトルク伝達するように構成された遊星ローラ機構を備え、前記サンローラおよび前記リングローラならびに前記キャリヤのいずれかに入力されたトルクが変動した場合に、前記トルクの振動幅に応じた角度範囲内で前記ピニオンローラが前記キャリヤとともに公転する捩り振動低減装置において、
    前記ピニオンローラは軸線方向の一方側から他方側に向けて先細りとなる傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、前記複数のピニオンローラのうち前記円周方向で前記所定の間隔を空けて隣り合う第1ピニオンローラと第2ピニオンローラとの前記軸線方向に対する傾斜方向が互いに反対方向に形成され、かつ前記第1ピニオンローラが噛み合う領域と前記第2ピニオンローラが噛み合う領域とのそれぞれのピニオンローラの向きが反対方向に構成されている
    とを特徴とする捩り振動低減装置。
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