JP6551121B2 - 計測装置、計測方法、計測システム、およびプログラム - Google Patents

計測装置、計測方法、計測システム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計測装置、計測方法、計測システム、およびプログラムに関する。
特許文献1には、橋梁通過車両の重量計測手段において、走行路に沿って複数の速度検知用センサーを設置して通過車両の走行速度を検出するとともに、走行路に車軸検知用センサーを設置して通過車両の車軸位置及び車軸数を検出し、走行速度と車軸位置により通過車両の車両認識を行い、橋梁に変形量計測手段を設置して橋梁の変形量を設定された計測時間内に複数回、かつ少なくとも車両認識された通過車両の車軸に対応して計測し、車両認識データと車軸に対応した変形量の計測データに基づき前記通過車両の重量を算出する橋梁通過車両の車軸荷重および重量計測方法が開示されている。
特開2005−30786号公報
しかし、特許文献1では、橋梁の走行路に沿って複数の速度検知用センサーを所定間隔で設置し、また、車軸検知用センサーを設置する。そのため、特許文献1では、多種のセンサーを用いるためコストがかかり、またセンサーの設置等に手間がかかるという問題がある。
そこで本発明は、小規模かつシンプルなシステム構成で、移動体の構造物上の移動を検出し、コスト低減またはセンサー設置の手間を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の第一の態様は、移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得部と、前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出部と、前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定部と、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出部と、を有することを特徴とする計測装置である。第一の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
前記加速度センサーは、前記構造物に設けられた前記移動体の移動方向規制手段の規制方向と平行な前記構造物の端部であって、前記端部の前記規制方向の中央部に設けられている、ことを特徴としてもよい。これにより、加速度センサーは、幅員方向加速度と垂直方向加速度とを明瞭に検出することができきる。
前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度とに含まれる、前記構造物が有する固有共振周波数成分を抑制するフィルター部、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、移動体の構造物上の移動を適切に検出することができる。
前記移動体の前記構造物上の移動の検出結果に応じて、前記移動体の前記構造物上における運動を解析する解析部、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、移動体が構造物上を移動したときにおける、移動体の運動を解析することができる。
前記解析部は、前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記幅員方向加速度および前記垂直方向変位の少なくとも一方に基づいて、前記移動体の前記構造物上における運動を解析する、ことを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、幅員方向加速度または垂直方向変位から、移動体の運動を解析することができる。
前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記幅員方向加速度の波形の特徴情報を取得して記憶する加速度波形取得部、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、記憶装置の記憶容量を低減することができる。
前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記垂直方向変位の波形の特徴情報を取得して記憶する変位波形取得部、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、記憶装置の記憶容量を低減することができる。
前記垂直方向加速度の包絡線を算出する包絡線算出部と、前記包絡線に基づいて、前記構造物の振動を検出する振動検出部と、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、相関判定部は、構造物の振動が検出されたときに、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定することができる。
前記相関判定部は、前記構造物の振動が検出された場合、前記相関関係を判定する、ことを特徴としてもよい。これにより、相関判定部は、相関関係の判定処理の負荷を低減することができる。
前記移動体の移動の検出結果を出力する出力部、をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、ユーザーは、移動体の移動の検出結果を知ることができる。
前記構造体は、橋梁である、ことを特徴としてもよい。これにより、移動体の橋梁上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第二の態様は、移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得ステップと、前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出ステップと、前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関判定を算出する相関判定ステップと、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出ステップと、を含むことを特徴とする計測方法である。第二の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第三の態様は、移動体が移動する構造物に設けられ、前記構造物の前記移動物が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを出力する加速度センサーと、前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度とを取得する取得部と、前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出部と、前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定部と、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出部と、を有する計測装置と、を有することを特徴とする計測システム。である。第三の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第四の態様は、移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得ステップと、前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出ステップと、前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定ステップと、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とするプログラムである。第四の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第五の態様は、移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得部と、前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度との相関関係を判定する相関判定部と、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物における移動を検出する移動検出部と、を有することを特徴とする計測装置である。第五の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第六の態様は、移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の垂直方向加速度を取得する取得部と、前記垂直方向加速度の包絡線を算出する包絡線算出部と、前記包絡線に基づいて、前記構造物の振動を検出する振動検出部と、を有することを特徴とする計測装置である。第六の態様によれば、移動体の構造物上の移動検出におけるコストを低減しまたはセンサー設置の手間を低減することができる。
第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。 加速度センサーの設置方法の一例を説明する図である。 床版の変形の仕方の一例を説明する図である。 計測装置の機能ブロックの構成例を示した図である。 車両が床版を通過したときの加速度の周波数特性の例を示した図である。 幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係の例を説明する図である。 車両の走行車線を説明する図のその1である。 車両の走行車線を説明する図のその2である。 車両の走行時間および車重を説明する図である。 計測装置の動作例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る計測装置の機能ブロックの例を示した図である。 幅員方向加速度の特徴情報およびその特徴情報からの幅員方向加速度の復元を説明する図である。 垂直方向変位の特徴情報およびその特徴情報からの垂直方向変位の復元を説明する図である。 第3の実施の形態に係る計測装置の機能ブロックの例を示した図である。 包絡線の例を示した図である。 計測装置の動作例を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。図1に示すように、計測システムは、計測装置1と、加速度センサー2とを有している。また、図1には、橋梁4が示してある。
橋梁4は、橋梁4の中央部(略中央部を含む)に位置する橋脚4aと、両端に位置する2つの橋台4b,4cと、橋台4bから橋脚4aまでの上を渡される床版4dと、橋台4cから橋脚4aまでの上を渡される床版4eとを有している。橋脚4aと橋台4b,4cはそれぞれ、地盤に施設された基礎(図示せず)の上に固定される。
加速度センサー2は、構造物が橋梁4の場合、橋梁4の床版4dに設けられるのが好ましい。ここで、床版4dは、車両5が移動する面を構成する部分のことをいう。加速度センサー2は、例えば、床版4dの側面に設置される。加速度センサー2は、車両5(本発明の移動体に相当する)の通過(本発明の移動に相当する)によって生じる、床版4dの変形による加速度を計測し、その加速度データを出力する。計測装置1と加速度センサー2は、通信ネットワーク3を介して通信可能に接続されており、加速度センサー2は、加速度データを、通信ネットワーク3を介して、計測装置1に送信する。加速度センサー2には、加速度および角速度を出力する慣性センサーも含まれる。以下では、加速度センサー2から出力される加速度データを単に加速度と表現する場合がある。
なお、加速度センサー2は、例えば無線通信インターフェイスを有し、あるいは無線通信インターフェイスに接続され、当該無線通信インターフェイスを介して通信ネットワーク3に接続される。
計測装置1は、加速度センサー2から送信された加速度を受信する。計測装置1は、加速度センサー2から送信された加速度に基づいて、床版4d上の車両5の通過を検出する。すなわち、計測装置1は、床版4d上を、車両5が通過したか否か検出する。以下では、床版4d上の車両5の通過を「イベント」と呼ぶ。
計測装置1は、イベントを検出すると、床版4dを通過した車両5の運動を解析する。例えば、計測装置1は、床版4dを通過した車両5の通過時間や速度、走行した車線(位置)、重量等を解析する。
このように、計測装置1は、加速度センサー2から得られる加速度に基づいて、イベントを検出する。これにより、計測装置1は、多種のセンサーを用いてイベントを検出しなくて済み、コスト低減を図ることができる。また、計測装置1は、少なくとも1個の加速度センサー2から、イベントを検出でき、センサーの床版4dへの設置の手間が低減される。
図2は、加速度センサー2の設置方法の一例を説明する図である。図2には、図1に示した床版4d,4eの斜視図が示してある。
図2には、図1に図示していない主桁4f〜4iが示してある。主桁4f〜4iは、橋脚4aと橋台4b,4cの上部に掛けられ、床版4d,4eは、主桁4f〜4iの上部に設置される。以下では、説明を分かり易くするため、床版4dの路面は水平であるものとし、路面の垂直方向は鉛直方向に一致するものとする。
加速度センサー2は、平面視で略4辺形である構造物に設けられた移動体の移動方向規制手段の規制方向に略平行な辺(端部)の中央部に設けられている。例えば、加速度センサー2は、床版4dに設けられている、車両5の移動方向規制手段(例えば、車線や縁石、欄干等)の規制方向と平行(略平行を含む)な側面4da(本発明の端部に相当する)の、規制方向の中央部(略中央部を含む)に取り付けられる。加速度センサー2は、互いに直交する3軸の各軸方向に生じる加速度を計測可能である。加速度センサー2は、例えば、3つの検出軸(x軸、y軸、z軸)のうち、1軸(例えばx軸)を床版4dの路面の垂直方向に合わせ、他の1軸(例えばz軸)を床版4dの路面の幅員方向に合わせて、床版4dの側面4daに設置される。加速度センサー2は、例えば設定されたサンプリング周波数で3軸の加速度を検知し、検知した加速度データを、通信ネットワーク3を介して計測装置1に送信する。
図3は、床版4dの変形の仕方の一例を説明する図である。図3には、図2の床版4dの、加速度センサー2の部分で切断した斜視図が示してある。
図3に示すように、床版4dは、その上を車両5が通過した場合、車両5の荷重Lにより、下方向に撓むように変形する。加速度センサー2の取り付け位置2Pは、橋脚4aと橋台4bから最も離れた位置であるため、床版4dの垂直方向の位置(x軸上の位置)の変化が他の位置と比べて大きく現れやすい。また、加速度センサー2の取り付け位置2Pは、床版4dの側面4daであるため、床版4dの水平方向に対する傾き(z軸の傾き)が、他の位置と比べて大きく現れやすい。従って、加速度センサー2は、床版4dの取り付け位置2Pに取り付けられると、車両5の通過によって生じる、床版4dの垂直方向の加速度や幅員方向の加速度を明瞭に検出できる。
図4は、計測装置1の機能ブロックの構成例を示した図である。図4に示すように、計測装置1は、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、表示部(本発明の出力部に相当する)14と、操作部15とを有している。
制御部11は、以下で詳述するが、イベントを検出する。制御部11は、イベントを検出すると、床版4d上を通過した車両5の運動を解析する。
通信部12は、通信ネットワーク3を介して、加速度センサー2から、加速度を受信する。通信部12は、加速度センサー2から受信した加速度を制御部11に出力する。
記憶部13は、制御部11が計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部13は、制御部11が所定のアプリケーション機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶している。各種のプログラムやデータ等は、あらかじめ不揮発性の記録媒体に記憶されていてもよいし、制御部11が通信ネットワーク3を介してサーバーから受信して記憶部13に記憶させてもよい。記憶部13は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種IC(Integrated Circuit)メモリーやハードディスク、メモリーカードなどの記録媒体等により構成される。
表示部14は、制御部11の制御結果等を表示装置に出力する。
操作部15は、ユーザーからの操作データを取得し、制御部11に送る処理を行う。
制御部11は、取得部21と、フィルター部22と、変位算出部23と、相関判定部24と、イベント検出部25(本発明の移動検出部に相当する)と、解析部26とを有している。制御部11の各部は、例えば、記憶部13に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)によって、その機能が実現される。なお、制御部11の各部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのカスタムIC(Integrated Circuit)でその機能を実現してもよいし、CPUとASICとによって、その機能を実現してもよい。
取得部21は、通信部12によって受信された加速度センサー2の加速度を取得する。取得部21は、取得した加速度に含まれている、垂直方向加速度(x軸方向加速度)と、幅員方向加速度(z軸方向加速度)とをフィルター部22に出力する。
フィルター部22は、取得部21から出力された垂直方向加速度と、幅員方向加速度とに含まれる、床版4dの固有共振周波数を抑制する。
図5は、車両5が床版4dを通過したときの加速度の周波数特性の例を示した図である。図5に示すグラフG1の横軸は周波数を示し、縦軸はパワースペクトル密度を示す。加速度の周波数特性を測定した床版4dの長さは「30m」である。
グラフG1に示す波形W1aは、床版4dの側面4daに取り付けられた加速度センサー2の、x軸方向(図2参照)の加速度の周波数特性を示している。波形W1bは、加速度センサー2のy軸方向の加速度の周波数特性を示している。波形W1cは、加速度センサー2のz軸方向の加速度の周波数特性を示している。
グラフG1に示すように、各軸の加速度は、「5Hzから30Hz」辺りにピークを有している。この「10Hz」辺りのいくつかのピークは、床版4dの固有共振によるものと考えられる。
グラフG1に示す「0.1Hz〜1Hz」の加速度は、床版4dを通過し得る車両5の速度を「3m/s〜17m/s」と仮定し、その速度の車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による加速度とする。例えば、車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による振動周期(下方に撓んで元の位置に戻ってくる時間)は、床版4dを通過する車両5の速度を「3m/s〜17m/s」とすると、概ねその車両5の通過時間の「10s〜1.8s」(0.1Hz〜0.6Hz)になると考えられるためである。
「0.01Hz」より低い周波数成分は、温度や風等の環境による、床版4dの長周期的変動、または計測器のドリフトによるものと考えられる。
以上より、床版4dの加速度の周波数特性は、一般的に、床版4dの固有共振周波数を含む高域部分と、車両5の通過によって生じる加速度の周波数分を含む低域部分とに分けられる。例えば、グラフG1に示す加速度の周波数特性では、少なくとも「1Hz」より大きい周波数において、床版4dの固有共振周波数が含まれ、「1Hz」以下の周波数において、車両5の通過による、床版4dの変形による加速度の周波数成分が含まれている。
なお、床版4dの固有共振周波数は、橋梁4の構造や材質等によって異なる。また、車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による加速度の周波数成分は、床版4dの長さおよび床版4dを通過する車両5の仮定する速度によって異なる。
以下で説明するように、イベント検出部25は、床版4d上の車両の通過を検出し、解析部26は、床版4d上における車両5の運動を解析する。従って、垂直方向加速度および幅員方向加速度に含まれる、床版4dの固有共振周波数成分は、床版の変形による、車両5の運動を解析するのに不要な情報である。そこで、フィルター部22は、垂直方向加速度および幅員方向加速度に含まれる、床版4dの固有共振周波数成分を抑制する。
上記したように、床版4dの加速度の周波数特性は、一般的に、床版4dの固有共振周波数を含む高域部分と、車両5の通過によって生じる加速度の周波数分を含む低域部分とに分けられる。従って、フィルター部22は、例えば、LPF(Low pass Filter)で構成する。LPFのカットオフ周波数は、車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による加速度周波数より大きくし、床版4dの固有共振周波数より小さくする。例えば、図5のグラフG1に示す周波数特性の例の場合、カットオフ周波数は、「1Hz」にする。これにより、フィルター部22を通過する垂直方向加速度および幅員方向加速度は、床版4dの固有共振周波数成分が遮断され、車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による加速度の周波数成分が通過する。
なお、フィルター部22は、加速度の波形が持つ情報が失われないよう、ベッセルフィルターで構成するのが望ましい。
また、床版4dの固有共振周波数は、上記したように、橋梁4の種類や構造によって異なり、車両5の通過によって生じる、床版4dの変形による加速度の周波数に近いところに現れる場合がある。例えば、図5のグラフG1において、1〜10Hzの間に固有共振周波数が現れる場合がある。この場合、固有共振周波数が十分に抑制されるよう、フィルター次数を大きくする。
図4の説明に戻る。変位算出部23には、フィルター部22によって、床版4dの固有共振周波数成分が抑制された垂直方向加速度が入力される。変位算出部23は、入力された垂直方向加速度から、床版4dの垂直方向変位(x軸方向変位)を算出する。例えば、変位算出部23は、垂直方向加速度を2回積分して、床版4dの垂直方向変位を算出する。
相関判定部24には、フィルター部22から出力される幅員方向加速度と、変位算出部23から出力される床版4dの垂直方向変位とが入力される。相関判定部24は、入力された幅員方向加速度と、垂直方向変位との相関関係を判定する。
例えば、相関判定部24は、所定の大きさを持った幅員方向加速度と、所定の大きさを持った垂直方向加速度とがほぼ同じタイミングで出現した場合、幅員方向加速度と垂直方向加速度との間には相関関係があると判定する。相関判定部24は、例えば、幅員方向加速度と垂直方向変位との共分散を算出して、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。
図6は、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係の例を説明する図である。図6に示すグラフG2の横軸は時間を示す。グラフG2の左側の縦軸は加速度を示し、右側の縦軸は変位を示す。グラフG3の横軸は時間を示し、縦軸は幅員方向加速度と垂直方向変位との共分散値を示す。
グラフG2の波形W2aは、幅員方向加速度の時間的変化の例を示している。グラフG2の波形W2bは、垂直方向変位の時間的変化の例を示している。
床版4dは、車両5が通過すると下方に撓むので、その撓みによって、幅員方向および垂直方向に加速度が生じる。従って、車両5が床版4d上を通過すると、幅員方向加速度と、垂直方向加速度から得られる垂直方向変位は、矢印A1に示す区間の波形W2a,W2bに示すように、ほぼ同じタイミングで出現する時間がある。
グラフG3の波形W3は、グラフG2に示す波形W2aと波形W2bとの共分散を示している。グラフG2の左側の一点鎖線に示すように、幅員方向加速度と垂直方向変位とがともに減少すると、グラフG3の左側の一点鎖線に示すように、幅員方向加速度と垂直方向変位との共分散の絶対値は大きくなっている。また、グラフG2の右側の一点鎖線に示すように、幅員方向加速度と垂直方向変位とがともに増加すると、グラフG3の右側の一点鎖線に示すように、幅員方向加速度と垂直方向変位との共分散の絶対値は大きくなっている。
矢印A1に示す区間(時間)では、所定の大きさを持った幅員方向加速度と垂直方向加速度とがほぼ同じタイミングで出現している。言い換えれば、共分散の絶対値が所定の閾値を超えた後、次に共分散の絶対値が所定の閾値を超えるまでの間、所定の大きさを持った幅員方向加速度と垂直方向変位とがほぼ同じタイミングで出現しているといえる。そこで、相関判定部24は、共分散の絶対値が所定の閾値を超えた後、次に共分散の絶対値が所定の閾値を超えるまでの間、幅員方向加速度と垂直方向変位との間には、相関関係があると判定する。
共分散の算出例について説明する。相関判定部24は、垂直方向変位と幅員方向加速度のデータ列から、同じ時刻におけるある区間長のデータを取り出す。そして、次の式(1)の演算を行う。
Figure 0006551121
式(1)の「n」は、ある区間長のデータ数である。「u」は、垂直方向変位である。「t」は、幅員方向加速度である。なお、n個のデータによる区間長は、分析する通過時間(波形)に対して短くし、例えば、「0.2sec」等にする。解析する垂直方向変位および幅員方向加速度の波幅は、例えば、「1.5〜2.0sec」である。
図4の説明に戻る。床版4dは、車両5が通過した場合、その車両5の荷重によって下方に撓み、幅員方向と垂直方向とに加速度が生じる。そのため、床版4d上を車両5が通過すると、幅員方向加速度と、垂直方向加速度から算出される垂直方向変位との間には、相関関係が認められる。そこで、イベント検出部25は、相関判定部24が判定した相関関係に基づいて、イベント(床版4d上の車両5の通過)を検出する。例えば、イベント検出部25は、相関判定部24によって、幅員方向加速度と垂直方向変位との間に相関関係があると判定された場合、イベントを検出する。具体的には、図6の例の場合、イベント検出部25は、矢印A1の区間において、イベントを検出する。
解析部26は、イベント検出部25によってイベント検出が検出された場合、車両5の床版4d上における運動を解析する。例えば、解析部26は、イベントよって発生した幅員方向加速度の波形解析を行って、床版4d上を走行した車両5の走行車線を判定する。また、解析部26は、イベントによって発生した垂直方向変位の波形解析を行って、床版4d上を走行した車両5の走行時間および車重を推定する。以下、幅員方向加速度による、車両5の走行車線判定と、垂直方向変位による、車両5の走行時間推定および車重推定とについて説明する。
まず、幅員方向加速度による、車両5の走行車線判定について説明する。
図7は、車両5の走行車線を説明する図のその1である。図7には、図2に示した床版4dと、主桁4f〜4iとの断面が示してある。また、図7には、床版4dに取り付けられた加速度センサー2が示してある。
図7に示す一点鎖線のモデルM1は、車両5が床版4d上を通過していないときの床版4dの位置を示している。実線のモデルM2は、車両5が床版4d上の矢印A2aに示す車線を通過(例えば、紙面奥側から紙面手前側に向かって走行)したときの床版4dの位置を示している。
車両5が、床版4d上の矢印A2aに示す車線を走行すると、床版4dは、車両5の荷重によって、モデルM2に示すように、図中右側の端が左側の端より鉛直下方に傾く。そのため、床版4dに取り付けられた加速度センサー2のz軸は、点線矢印A2bに示すように、水平方向から、下方に傾く。
図8は、車両5の走行車線を説明する図のその2である。図8において、図7と同じものには、同じ符号が付してある。図8に示す実線のモデルM3は、車両5が床版4d上の矢印A3aに示す車線を通過(例えば、紙面手前側から紙面億側に向かって走行)したときの床版4dの位置を示している。
車両5が、床版4d上の矢印A3aに示す車線を走行すると、床版4dは、車両5の荷重によって、モデルM3に示すように、左側の端が右側の端より鉛直下方に傾く。そのため、床版4dに取り付けられた加速度センサー2のz軸は、点線矢印A3bに示すように、水平方向から、上方に傾く。
加速度センサー2のz軸は、図7の点線矢印A2bおよび図8の点線矢印A3bに示すように、床版4d上を走行する車両5の位置によって、水平方向に対し、下方および上方を向く。すなわち、加速度センサー2から出力される幅員方向加速度は、床版4d上を走行する車両5の位置(走行車線)によって、符号が変わる。例えば、図7の矢印A2aに示す車線を、車両5が走行した場合、加速度センサー2から出力される幅員方向加速度の符号は、負となる。一方、図8の矢印A3aに示す車線を、車両5が走行した場合、加速度センサー2から出力される幅員方向加速度の符号は、正となる。
以上より、解析部26は、イベント検出部25によってイベント検出された区間の幅員方向加速度の符号によって、車両5の床版4d上における走行車線を判定できる。例えば、図6のグラフG2の例の場合、幅員方向加速度を示す波形W2bは、矢印A1に示すイベントの区間において、符号が「負」となっている。よって、解析部26は、グラフG2の例の場合、車両5は床版4dの加速度センサー2が取り付けられた側面4daに近い側の車線を走行(図7の矢印A2aに示す車線を走行)している、と判定する。
次に、垂直方向変位による、車両5の走行時間推定および車重推定について説明する。
図9は、車両5の走行時間および車重を説明する図である。図9のグラフG4の横軸は時間を示し、縦軸は変位を示す。波形W4は、イベントによって発生した床版4dの垂直方向変位を示している。
まず、垂直方向変位による車重推定について説明する。床版4dは、通過する車両5の車重により下方に撓む。従って、車両5の車重が大きければ、波形W4の矢印A4aに示す波高値も大きくなるという関係があり、車重は、垂直方向変位の波高値から推定することができる。すなわち、解析部26は、垂直方向変位の波高値から、床版4d上を走行する車両5の車重を推定できる。
床版4d上の路面の車線が2車線の場合、通過する車両5の車重が同じでも、走行する車線によって、垂直方向変位の波高値は変わる。例えば、加速度センサー2に近い車線を車両5が走行した場合と、加速度センサー2から遠い車線を車両5が走行した場合とでは、車重が同じであっても、加速度センサー2の位置で観測される垂直方向変位の波高値は変わる(例えば、図7の矢印A2cおよび図8の矢印A3cを参照)。
そこで、記憶部13には、各車線における、垂直方向変位の波高値と、車重との関係を示した車重情報が予め記憶される。例えば、記憶部13には、加速度センサー2に近い車線における、垂直方向変位の波高値と、車重との関係を示した第1の車重情報と、加速度センサー2から遠い車線における、垂直方向変位の波高値と、車重との関係を示した第2の車重情報とが予め記憶される。そして、解析部26は、図7および図8で説明した車両5の走行車線の判定結果に基づいて、記憶部13に記憶された第1の車重情報および第2の車重情報の一方を参照し、イベント検出された区間の垂直方向変位の波高値に対応する車重を取得して、床版4dを走行した車両5の車重を推定する。なお、床版4dの車線が1車線の場合、記憶部13には、1つの車重情報が予め記憶されることになる。
垂直方向変位の波高値は、例えば、イベント時の垂直方向変位が最小となった時刻tより前の時刻における、垂直方向変位の極値hと、垂直方向変位が最小となった時刻tより後の時刻にける、垂直方向変位の極値hとの大きい方の極値hと、イベント時の垂直方向変位の最小値hとの差を、波高値とする。なお、垂直方向変位の波高値の定義は、前記に限定されず、例えば、イベント時の垂直方向変位の最小値hを波高値としてもよい。
次に、垂直方向変位による走行時間推定について説明する。車両5が、床版4dの中央部(加速度センサー2が取り付けられている位置)に向かって走行すると、垂直方向変位の値は徐々に小さくなる。そして、車両5が、中央部を走行したときに、垂直方向変位の値は最小となり、車両5が、中央部から離れていくと、垂直方向変位の値は徐々に大きくなる。従って、車両5の走行時間は、例えば、波形W4の矢印A4bに示す波幅から推定することができる。すなわち、解析部26は、垂直方向変位の波幅から、車両5の床版4d上の走行時間を推定できる。なお、グラフG4の例では、時刻tにおいて、垂直方向変位の値は、最小となっている。従って、車両5は、時刻tにおいて、床版4dの中央部を通過したことが分かる。
垂直方向変位の波幅は、例えば、イベント時の垂直方向変位が最小となった時刻tより前の時刻おける、垂直方向変位が極値hをとったときの時刻tと、垂直方向変位が最小となった時刻tより後の時刻における、垂直方向変位が極値hをとったときの時刻tとの差を、垂直方向変位の波幅とする。なお、垂直方向変位の波幅の定義は、前記に限定されない。例えば、イベントによって発生した垂直方向変位において、所定の閾値hを下回った時刻t31から、所定の閾値hを上回る時刻t32の差を、垂直方向変位の波幅としてもよい。
なお、車両5の走行時間が推定できれば、車両5の速度も推定できる。例えば、解析部26は、床版4dの長さを、推定した走行時間で除算することにより、車両5の速度を求めることができる。
以下、計測装置1の動作を、フローチャートを用いて説明する。
図10は、計測装置1の動作例を示したフローチャートである。計測装置1は、例えば、加速度センサー2が加速度を出力するタイミングで、図10に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、取得部21は、通信部12が受信した加速度センサー2の加速度を取得する(ステップS1)。
次に、フィルター部22は、ステップS1にて取得部21が取得した垂直方向加速度と幅員方向加速度とに含まれる、床版4dの固有共振周波数を抑制する(ステップS2)。
次に、変位算出部23は、ステップS2にて、床版4dの固有共振周波数が抑制された垂直方向加速度から、床版4dの垂直方向変位を算出する(ステップS3)。例えば、変位算出部23は、床版4dの固有共振周波数が抑制された垂直方向加速度を2回積分して、床版4dの垂直方向変位を算出する。
次に、相関判定部24は、ステップS2にて床版4dの固有共振周波数が抑制された幅員方向加速度と、ステップS3にて算出された垂直方向変位との相関関係を判定する(ステップS4)。相関判定部24は、幅員方向加速度と垂直方向変位との間に相関関係があると判定した場合(S4の「Yes」)、ステップS5に処理を移行する。相関判定部24は、幅員方向加速度と垂直方向変位との間に相関関係がないと判定した場合(S4の「No」)、フローチャートの処理を終了する。そして、計測装置1は、加速度センサー2が加速度を出力するタイミングで、再びステップS1の処理を実行する。
ステップS4にて、幅員方向加速度と垂直方向変位との間に相関関係があると判定された場合(S4の「Yes」)、イベント検出部25は、イベントを検出する(ステップS5)。
次に、解析部26は、ステップS5のイベント検出に応じて、車両5の床版4d上の運動を解析する(ステップS6)。例えば、解析部26は、イベント検出による解析区間で幅員方向加速度の波形解析を行って、床版4d上を走行した車両5の走行車線を判定する。また、解析部26は、イベントによって発生した垂直方向変位の波形解析を行って、床版4d上を走行した車両5の走行時間および車重を推定する。計測装置1は、ステップS6の処理が終了すると、当該フローチャートの処理を終了し、加速度センサー2が加速度を出力するタイミングで、再びステップS1の処理を実行する。
このように、計測装置1の取得部21は、加速度センサー2から、床版4dの幅員方向加速度と垂直方向変位とを取得し、変位算出部23は、垂直方向加速度に基づいて、床版4dの垂直方向変位を算出する。そして、相関判定部24は、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定し、イベント検出部25は、相関関係に基づいて、イベントを検出する。これにより、計測装置1は、多種のセンサーを用いなくても、加速度センサー2が出力する加速度からイベントを検出することができ、コスト低減を図ることができる。また、計測装置1は、少なくとも1個の加速度センサー2からイベントを検出でき、センサーの床版4dへの設置の手間が低減される。
また、解析部26は、イベント検出部25のイベント検出に応じて、車両5の運動を解析することができる。これにより、解析部26は、処理負荷を低減することができる。
また、フィルター部22は、幅員方向加速度と垂直方向加速度とに含まれる、車両5の運動の解析に関係しない床版4dの固有共振周波数を抑制する。これにより、イベント検出部25は、適切にイベントを検出できる。また、解析部26は、適切に車両5の運動を解析できる。
なお、上記では、解析部26は、幅員方向加速度および垂直方向変位の波形解析を行ったが、少なくとも一方の波形解析を行ってもよい。例えば、解析部26は、幅員方向加速度の波形解析だけを行って、車両5の走行車線を判定してもよいし、垂直方向変位の波形解析だけを行って、車両5の車重および通過時間を推定してもよい。
また、イベント検出部25は、イベントを検出した場合、イベントによって発生した幅員方向加速度と垂直方向加速度とを記憶部13に記憶してもよい。そして、解析部26は、記憶部に記憶された幅員方向加速度と垂直方向加速度とに基づいて、車両5の運動を解析してもよい。この場合、解析部26は、図10のステップS6にて、車両5の運動を解析しなくてよい。例えば、解析部26は、ユーザーからの要求に応じて、記憶部13を参照し、車両5の運動を解析してもよい。この場合、イベントにはタグを付与する。要求に応じて記憶部13を参照するためである。例えば、システムは、基準時刻部を追加し時刻情報を付加する。
また、上記では、相関判定部24は、幅員方向加速度と、垂直方向変位との相関関係を判定したが、幅員方向加速度と、垂直方向加速度との相関関係を判定してもよい。この場合、垂直方向加速度から、垂直方向変位を算出する変位算出部23は、不要となる。
また、相関判定部24は、幅員方向変位と、垂直方向変位との相関関係を判定してもよい。この場合、変位算出部23は、幅員方向加速度を2回積分して、幅員方向変位も算出する。
また、相関判定部24は、幅員方向変位と、垂直方向加速度との相関関係を判定してもよい。
また、表示部14は、イベント検出部25が検出したイベント検出の結果や、解析部26が解析した車両5の運動の解析結果等を表示装置に出力してもよい。これにより、ユーザーは、例えば、床版4d上を通過した車両5の通過台数や、走行車線、車重等を知ることができる。
また、解析部26は、幅員方向加速度の波高値および波幅から、床版4d上を走行した車両5の走行時間および車重を推定してもよい。なお、垂直方向変位の方が、幅員方向加速度よりも車両5の通過による変化量が大きいため、垂直方向変位を用いて、車両5の走行時間および車重を推定するのが望ましい。
また、イベント検出部25は、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係と、幅員方向加速度と垂直方向加速度との相関関係とに基づいて、イベントを検出してもよい。例えば、イベント検出部25は、幅員方向加速度と垂直方向変位とに相関関係があり、かつ幅員方向加速度と垂直方向加速度とに相関関係がある場合に、イベントを検出してもよい。
また、取得部21は、進行方向加速度(y軸方向加速度)を取得してもよい。そして、相関判定部24は、幅員方向加速度と進行方向加速度との相関関係を判定してもよい。
また、イベント検出部25は、相関関係の共分散が閾値を超えたか否かによってイベントを検出してもよい。イベント検出部25は、共分散の値から解析する時間区間を特定する。イベント検出部25は、共分散のピーク時間幅よりも前後に広い時間区間を解析区間として特定する。この時間区間を広げる程度は、記憶部13に記憶される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、イベントが発生したときの幅員方向加速度と垂直方向変位との保存(記憶)について説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る計測装置1の機能ブロックの例を示した図である。図11において、図4と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。図11に示すように、計測装置1は、加速度波形取得部31と、変位波形取得部32とを有している。
加速度波形取得部31は、イベント検出部25によってイベントが検出された場合、イベントによって発生した幅員方向加速度の波形の特徴情報を取得する。特徴情報は、以下で詳述するが、例えば、幅員方向加速度の波高値、波幅、波形係数、および車両5が加速度センサー2を通過した時刻である。加速度波形取得部31は、取得した幅員方向加速度の特徴情報を記憶部13に記憶する。
イベントによって発生する幅員方向加速度の波形は、概ね台形状である。従って、イベントによって発生した幅員方向加速度の全てのデータを記憶部13に記憶しなくても、前記の特徴情報を記憶部13に記憶することにより、幅員方向加速度の波形を、台形として近似復元することができる。すなわち、解析部26は、記憶部13に記憶された特徴情報から、台形の幅員方向加速度を復元でき、例えば、後からでも、ユーザーの要求等に応じて、車両5の運動を解析することができる。
図12は、幅員方向加速度の特徴情報およびその特徴情報からの幅員方向加速度の復元を説明する図である。図12に示すグラフG11,G12の横軸は時間を示し、縦軸は加速度を示す。
グラフG11に示す波形W11は、イベントによって発生した幅員方向加速度を示す。グラフG12に示す波形W12は、記憶部13に記憶された特徴情報から復元した幅員方向加速度を示す。
加速度波形取得部31は、波形W11の特徴情報を取得する。例えば、加速度波形取得部31は、グラフG11の矢印A11aに示す波高値と、矢印A11bに示す波幅とを取得する。また、加速度波形取得部31は、矢印A11cに示す波形係数(幅員方向加速度の立上り時の傾き)と、矢印A11dに示す波形係数(幅員方向加速度の立下り時の傾き)とを取得する。また、加速度波形取得部31は、車両5が加速度センサー2を通過した時刻tを取得する。
幅員方向加速度の波高値は、例えば、イベント前の幅員方向加速度の値がほぼ一定のときの値h11と、イベント時の幅員方向加速度の値がほぼ一定のときの値h12との差とし、次の式で示される。
波高値=h12−h11
なお、値h11は、「0」としてもよい。
波幅は、例えば、幅員方向加速度の値が上昇し始めた時刻t11と、幅員方向加速度の値が下降し終えた時刻t14との差とし、次の式で示される。
波幅=t14−t11
立上り時の波形係数は、例えば、幅員方向加速度の値が上昇し始めた時刻t11と、幅員方向加速度が値h12となった時の時刻t12と、波高値とから求まる幅員方向加速度の傾きとし、次の式で示される。
波形係数=(h12−h11)/(t12−t11
立下り時の波形係数は、例えば、イベント時の幅員方向加速度の値が下降し始めた時刻t13と、幅員方向加速度が値h11となった時の時刻t14と、波高値とから求まる幅員方向加速度の傾きとし、次の式で示される。
波形係数=(h11−h12)/(t14−t13
車両5が加速度センサー2を通過した時刻tは、例えば、垂直方向変位の値が最大となった時の時刻とする(例えば、図9の時刻t参照)。
なお、各特徴情報の定義は、上記に限定されない。例えば、波高値は、イベントによって発生した幅員方向加速度の値の最大値を波高値としてもよい。また、波幅は、イベントによって発生した幅員方向加速度の値が、所定の閾値h13を超えた時刻と、所定の閾値h13を下回った時刻との差を波幅としてもよい。また、上記では幅員方向加速度が正の場合について説明したが、負の場合も幅員方向加速度の特徴情報およびその特徴情報からの幅員方向加速度の復元できる。
加速度波形取得部31は、取得したこれらの特徴情報を、記憶部13に記憶する。これにより、解析部26は、記憶部13に記憶された特徴情報から、イベントによって発生した幅員方向加速度を、波形W12に示すような台形波形で復元することができる。例えば、解析部26は、時刻tから、波幅の半分の時間遡った時刻t11を出発点として、幅員方向加速度を立上り時の波形係数で、波高値「h12−h11」まで上昇させる。また、解析部26は、時刻tから、波幅の半分の時間経過した時刻t14を出発点として、幅員方向加速度を時間が遡るように立下り時の波形係数で、波高値「h12−h11」まで上昇させる。そして、解析部26は、波高値まで上昇させた2つの幅員方向加速度の2点間を結び、イベントによって発生した幅員方向加速度を復元する。
図11の説明に戻る。変位波形取得部32は、イベント検出部25によってイベントが検出された場合、イベントによって発生した垂直方向変位の波形の特徴情報を取得する。特徴情報は、以下で詳述するが、例えば、垂直方向変位の波高値、波幅、および車両5が加速度センサー2を通過した時刻である。変位波形取得部32は、取得した垂直方向変位の特徴情報を記憶部13に記憶する。
イベントによって発生した垂直方向変位の波形は、次の式(2)で近似する。
Figure 0006551121
式(2)の「h」は、垂直方向変位の波高値であり、「w」は、垂直方向変位の波幅である。「t」は、車両5が加速度センサー2を通過した時刻であり、例えば、イベント時の垂直方向変位が最小値となったときの時刻である。「a」は、波形係数であり、床版4dによって決まる定数である。なお、波形は、「t」を境に式(2)で近似してもよい(波形の右側と左側を別々に近似してもよい)。
従って、イベントによって発生した垂直方向変位の全てのデータを記憶部13に記憶しなくても、前記の特徴情報を記憶部13に記憶することにより、垂直方向変位の波形を、式(2)から算出することができる。すなわち、解析部26は、記憶部13に記憶された特徴情報から、垂直方向変位を復元でき、例えば、後からでも、ユーザーの要求等に応じて、車両5の運動を解析することができる。
図13は、垂直方向変位の特徴情報およびその特徴情報からの垂直方向変位の復元を説明する図である。図13に示すグラフG13,G14の横軸は時間を示し、縦軸は変位を示す。
グラフG13に示す波形W13は、イベントによって発生した垂直方向変位を示す。グラフG14に示す波形W14は、記憶部13に記憶された特徴情報から復元した垂直方向変位を示す。
変位波形取得部32は、波形W13の特徴情報を取得する。例えば、変位波形取得部32は、グラフG13の矢印A13aに示す波高値と、矢印A13bに示す波幅とを取得する。また、変位波形取得部32は、車両5が加速度センサー2を通過した時刻tを取得する。垂直方向変位における波高値および波幅は、図9で説明した波高値および波幅と同様であり、その説明を省略する。
変位波形取得部32は、取得したこれらの特徴情報を、記憶部13に記憶する。これにより、解析部26は、記憶部13に記憶された特徴情報と式(2)とを用いて、イベントによって発生した垂直方向変位を、波形W14に示すような波形で復元することができる。例えば、解析部26は、記憶部13に記憶された波高値「h」、波幅「w」、および車両5が加速度センサー2を通過した時刻「t」を、上記の式(2)に代入する。これにより、解析部26は、イベントによって発生した垂直方向変位を復元でき、例えば、後からでも、ユーザーの要求等に応じて、車両5の運動を解析することができる。
なお、式(2)の波形係数「a」は、床版4dごとにおいて予め算出する。例えば、垂直方向変位の波高値、波幅、および車両5が加速度センサー2を通過した時刻の実測値を式(2)に代入する。そして、式(2)によって示される波形と、実測値を取得したときの実際の垂直方向変位の波形とを比較し、式(2)の波形が、実際の垂直方向変位の波形に対し、最も一致するように、波形係数「a」を予め算出する。
第2の実施の形態に係る計測装置1のフローチャートは、図10と同様になる。ただし、ステップS5またはステップS6の処理の後に、加速度波形取得部31および変位波形取得部32による、波形の特徴情報の記憶処理が実行される。
第2の実施の形態に係る計測装置1では、ステップS6の車両運動解析の処理は省略されてもよい。車両運動解析の処理は、例えば、ユーザーからの要求等に応じて、実行されてもよい。例えば、解析部26は、ユーザーから解析要求があると、記憶部13に記憶された特徴情報を取得し、取得した特徴情報から、イベントによって発生した水平方向加速度および垂直方向変位を復元する。そして、解析部26は、復元した水平方向加速度および垂直方向変位から、車両5が床版4d上を走行した車線や、車重、走行時間、速度を推定してもよい。
このように、加速度波形取得部31は、イベント検出部25によってイベントが検出された場合、イベントによって発生した幅員方向加速度の波形の特徴情報を取得する。また、変位波形取得部32は、イベント検出部25によってイベントが検出された場合、イベントによって発生した垂直方向変位の波形の特徴情報を取得する。これにより、記憶部13は、記憶容量を低減することができる。
また、解析部26は、記憶部13に記憶された特徴情報から、幅員方向加速度または垂直方向変位を復元できるので、例えば、後からでも、ユーザーの要求等に応じて、床版4d上での車両5の運動を解析することができる。
なお、加速度波形取得部31は、加速度センサー2から出力される幅員方向加速度の特徴情報を取得して、記憶部13に記憶してもよいし、フィルター部22によってフィルタリング処理された幅員方向加速度の特徴情報を取得して、記憶部13に記憶してもよい。また、加速度波形取得部31は、前記の2つの幅員方向加速度の特徴情報を取得して、記憶部13に記憶してもよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、垂直方向加速度の包絡線を算出し、算出した包絡線から、床版の振動を検出する。そして、床版の振動が検出された場合に、相関判定部は、相関関係を判定する。
図14は、第3の実施の形態に係る計測装置1の機能ブロックの例を示した図である。図14において、図4と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。図14に示すように、計測装置1は、包絡線算出部41と、振動検出部42とを有している。
包絡線算出部41には、取得部21が取得した垂直方向加速度が入力される。包絡線算出部41は、入力された垂直方向加速度の絶対値を算出し、算出した絶対値の包絡線(信号)を算出する。
図15は、包絡線の例を示した図である。図15に示すグラフG21の横軸は時間を示し、縦軸は加速度を示す。
グラフG21に示す波形W21aは、包絡線算出部41に入力される垂直方向加速度を示している。点線で示す波形W21bは、包絡線算出部41によって絶対値計算がされた垂直方向加速度を示している。すなわち、波形W21bは、波形W21aの負の部分を正にしたものである。波形W21cは、包絡線算出部41によって算出された包絡線を示している。
床版4dの振動は、車両5の通過によって発生する他、様々な環境要因によっても発生する。包絡線算出部41には、フィルター部22を介さずに、取得部21が取得した垂直方向加速度が入力され、包絡線算出部41は、その垂直方向加速度の包絡線を算出する。従って、包絡線算出部41は、様々な要因によって発生した、床版4dの垂直方向加速度の包絡線を算出する。
図14の説明に戻る。振動検出部42は、包絡線算出部41によって算出された垂直方向加速度の包絡線に基づいて、床版4dの振動を検出する。例えば、振動検出部42は、垂直方向加速度の包絡線の振幅が所定の閾値を超えた場合に、床版4dが振動していると検出する。
上記したように、包絡線算出部41は、様々な要因によって発生した、床版4dの垂直方向加速度の包絡線を算出する。従って、振動検出部42は、様々な要因によって発生した床版4dの振動を検出する。つまり、振動検出部42は、車両5の通過や、環境振動によって生じた床版4dの振動を検出する。
相関判定部43は、図4で説明した相関判定部24と同様にして、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。ただし、図14の相関判定部43は、振動検出部42によって、床版4dの振動が検出された場合に、前記の相関関係を算出するところが異なる。
図4の相関判定部24は、常時、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。一方、図14の相関判定部43は、振動検出部42によって、床版4dの振動が検出された場合に、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。つまり、相関判定部43は、車両5の通過や、環境振動によって床版4dが振動した場合に、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。これにより、相関判定部43の処理負荷を低減することができる。
なお、床版4dは、車両5が通過した場合、その荷重によって、下方に撓む。一方、環境振動の場合、床版4dには、車両5のような荷重はかからないので、車両5が通過したときのような大きな下方の撓みは生じない。そのため、環境振動によって発生した幅員方向加速度と垂直方向変位との間の相関関係は、車両5の通過によって発生する幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係のような、大きな相関関係はみられない。
図16は、計測装置1の動作例を示したフローチャートである。図16のフローチャートにおいて、図10と同じ処理には同じ符号が付し、その説明を省略する。
図16のステップS11において、包絡線算出部41は、ステップS1にて取得部21が取得した垂直方向加速度の絶対値の包絡線を算出する。
次に、振動検出部42は、ステップS11にて算出された包絡線に基づいて、床版4dの振動を検出する(ステップS12)。例えば、振動検出部42は、ステップS11にて算出された包絡線が所定の閾値を超えた場合、床版4dが振動したと検出する。振動検出部42は、床版4dの振動を検出しなかった場合(S12の「No」)、処理をステップS1へ移行する。振動検出部42は、床版4dの振動を検出した場合(S12の「Yes」)、処理をステップS4へ移行する。すなわち、床版4dに振動が発生した場合、相関判定部24による幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係の判定処理が行われる。
なお、上記フローチャートでは、床版4dに振動が生じなくてもステップS1〜S3の処理が実行されるが、床版4dに振動が生じた場合に、ステップS1〜S3の処理を実行するようにしてもよい。例えば、図16のステップS1の処理の前に、ステップS11,S12の処理を実行するようにしてもよい。
このように、包絡線算出部41は、垂直方向加速度の包絡線を算出し、振動検出部42は、包絡線算出部41によって算出された包絡線に基づいて、床版4dの振動を検出する。そして、相関判定部24は、振動検出部42によって床版4dの振動が検出された場合に、幅員方向加速度と垂直方向変位との相関関係を判定する。これにより、相関判定部24は、床版4dが振動したときに判定処理を行うので、処理負荷を低減することができる。
また、相関判定部24は、振動検出部42によって、床版4dの振動が検出されてから、イベントを検知するので、イベント検知の確度を向上することができる。
また、包絡線算出部41は、幅員方向加速度の包絡線を算出し、振動検出部42は、幅員方向加速度の包絡線に基づいて、床版4dの振動を検出してもよい。なお、垂直方向加速度の方が、幅員方向加速度よりも車両5の通過による変化量が大きいため、垂直方向加速度の包絡線を用いて、床版4dの振動を検出するのが望ましい。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、計測装置の機能構成は、計測装置の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。計測装置の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。例えば、第2の実施の形態に、第3の実施の形態で説明した振動検出を追加してもよい。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、本発明は、計測方法、計測装置のプログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。また、計測装置と加速度センサーが一つの筐体に収納されたデバイスであって、このデバイスから計測装置による解析結果が通信ネットワークに通信される構成でもよい。
1…計測装置、2…加速度センサー、3…通信ネットワーク、4…橋梁、4a…橋脚、4b,4c…橋台、4d,4e…床版、4da…側面、5…車両、4f〜4i…主桁、11…制御部、12…通信部、13…記憶部、14…表示部、15…操作部、21…取得部、22…フィルター部、23…変位算出部、24…相関判定部、25…イベント検出部、26…解析部、31…加速度波形取得部、32…変位波形取得部、41…包絡線算出部、42…振動検出部、43…相関判定部。

Claims (15)

  1. 移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得部と、
    前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出部と、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定部と、
    前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出部と、
    を有することを特徴とする計測装置。
  2. 請求項1に記載の計測装置であって、
    前記加速度センサーは、前記構造物に設けられた前記移動体の移動方向規制手段の規制方向と平行な前記構造物の端部であって、前記端部の前記規制方向の中央部に設けられている、
    ことを特徴とする計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の計測装置であって、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度とに含まれる、前記構造物が有する固有共振周波数成分を抑制するフィルター部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記移動体の前記構造物上の移動の検出結果に応じて、前記移動体の前記構造物上における運動を解析する解析部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  5. 請求項4に記載の計測装置であって、
    前記解析部は、前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記幅員方向加速度および前記垂直方向変位の少なくとも一方に基づいて、前記移動体の前記構造物上における運動を解析する、
    ことを特徴とする計測装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記幅員方向加速度の波形の特徴情報を取得して記憶する加速度波形取得部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記移動体の前記構造物上の移動が検出された場合、前記垂直方向変位の波形の特徴情報を取得して記憶する変位波形取得部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記垂直方向加速度の包絡線を算出する包絡線算出部と、
    前記包絡線に基づいて、前記構造物の振動を検出する振動検出部と、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  9. 請求項8に記載の計測装置であって、
    前記相関判定部は、前記構造物の振動が検出された場合、前記相関関係を判定する、
    ことを特徴とする計測装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記移動体の移動の検出結果を出力する出力部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記構造は、橋梁である、
    ことを特徴とする計測装置。
  12. 移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得ステップと、
    前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出ステップと、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を算出する相関判定ステップと、
    前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出ステップと、
    を含むことを特徴とする計測方法。
  13. 移動体が移動する構造物に設けられ、前記構造物の前記移動が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを出力する加速度センサーと、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度とを取得する取得部と、前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出部と、前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定部と、前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出部と、を有する計測装置と、
    を有することを特徴とする計測システム。
  14. 移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得ステップと、
    前記垂直方向加速度に基づいて、前記構造物の垂直方向変位を算出する変位算出ステップと、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向変位との相関関係を判定する相関判定ステップと、
    前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物上の移動を検出する移動検出ステップと、
    をコンピューターに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 移動体が移動する構造物に設けられた加速度センサーから、前記構造物の前記移動体が移動する面の幅員方向加速度と垂直方向加速度とを取得する取得部と、
    前記幅員方向加速度と前記垂直方向加速度との相関関係を判定する相関判定部と、
    前記相関関係に基づいて、前記移動体の前記構造物の移動を検出する移動検出部と、
    を有することを特徴とする計測装置。
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