JP2015098686A - 構造物の予防保全モニタリングシステム - Google Patents

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彬 小林
Akira Kobayashi
彬 小林
博信 矢尾
Hironobu Yao
博信 矢尾
正紀 篠田
Masanori Shinoda
正紀 篠田
智 坂上
Satoshi Sakagami
智 坂上
尚 福田
Hisashi Fukuda
尚 福田
貴之 中村
Takayuki Nakamura
貴之 中村
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Abstract

【課題】構造物の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも構造物の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能な構造物の予防保全モニタリングシステムを提供する。
【解決手段】構造物14において所定方向に間隔を隔てた少なくとも3か所に設置され、各位置の変位を検出する変位検出手段16と演算手段18とを備え、構造物14の所定方向をX軸、X軸に垂直な面内で互いに直交する方向をY軸およびZ軸として、変位検出手段16で検出した変位を各軸成分に分解し、演算手段18は、Z軸成分およびY軸成分に関して空間フィルタ演算をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、構造物14に作用する力により発生する繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す疲労損傷保全指数を求めるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁などの構造物を予防保全するためにモニタリングする構造物の予防保全モニタリングシステムに関するものである。
従来、橋梁に加速度センサ、歪センサ、変位センサ、温度センサなどの多くのセンサを設置して橋の共振周波数や減衰率を測定し、測定値の変化に基づいて橋梁の劣化診断を行う橋梁のモニタリングシステムが知られている(例えば、非特許文献1あるいは特許文献1〜3を参照)。
また、橋梁等の老朽化の指標として「10t車換算累積軸数」が知られており、この累積軸数が3000万軸数を超える場合に疲労亀裂が発生し始めるとの報告がある(例えば、非特許文献2、3を参照)。
一方、橋梁やコンクリート壁の亀裂を検出する方法として、空間フィルタ法を用いて検出精度を高める方法が知られている(例えば、特許文献4、5を参照)。ここで、空間フィルタ法とは、複数の地点(空間的位置)での測定結果に荷重を掛け総和をとることで有効な情報を得る処理である。一般的には、複数の地点(空間的位置)での測定結果D(pi)にそれぞれ荷重wiを掛け総和をとり、M=Σwi・D(pi)の式を用いて演算を行う。荷重wiを適宜調整することで、目的とする量Mを得ることができる。
「中国における橋梁維持管理の現状と課題」、孫利民、首都高速道路技術センター技術講演会第8回資料、2011年6月21日 「首都高速道路の高齢化とその対策」、藤野陽三、首都高速道路技術センター技術講演会第10回資料、2013年6月4日 NEXCO東日本コーポレートサイト、「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方 中間とりまとめ」、[online]、[平成25年10月18日検索]、インターネット<URL:http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/committee/pdfs/130425/02.pdf>
特開2006−337144号公報 特開2004−101398号公報 特開2002−90233号公報 特開2002−310920号公報 特開平4−310857号公報
ところで、上記の従来の橋梁のモニタリングシステムで測定される橋梁の共振周波数や減衰率の橋梁劣化に伴う変動量は小さく、測定のばらつきの範囲内である。このため、潜在的な劣化を診断できるまでには至っていない。
また、「10t車換算累積軸数」を劣化の指標として使用する場合には、橋梁を通行する個々の車両の重量を計測する「車両重量計測装置」を用いる必要がある。この装置は通常、通行料金を徴収する料金所に設置されることから、個々の橋梁に関する10t車換算累積軸数(使用状況)を正確に把握することは難しい。また、料金所の無い多くの橋梁、すなわち車両重量計測装置が設置されていない多くの橋梁では10t車換算累積軸数(使用状況)を把握することは難しい。さらに、地方自治体が管理する橋梁においては、予算と人材の不足のため、本来行われるべき定期検査すら実施されていない橋梁が多く存在する。検査がされていない多くの橋梁では問題発生時にその都度事後対応をとる状況であり、場合によっては通行規制や通行止めになるケースも多く見られ、多くの場合、予防保全による安全の確保ができていないのが現状である。
一方、橋梁の劣化は車両通行のみならず、地震や台風等の強風による変形や揺れ、さらには積雪や日照によっても進行する。このため、橋梁の劣化をより高精度で評価するためには、車両通行による影響だけでなく、これらの影響も加味して評価することが望ましい。
しかしながら、従来から使用されている「車両重量計測装置」にはロードセルが使用されており、ロードセル上を通過する車両の重量のみを計測する。このため、この車両重量計測装置を個々の橋梁に設置しても、地震や台風等の強風あるいはその他の要因に起因する橋梁変形の影響は計測できず、それらの影響評価ができないという問題がある。
さらに、地震や台風等の災害発生時は損傷状況の把握と早急な対応を要する。しかし、個々の橋梁については現地調査による状況把握が必要であることから、損傷状況の把握に時間を要し、その後の対応が迅速に行えない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構造物の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも構造物の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能な構造物の予防保全モニタリングシステムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムは、構造物において所定方向に間隔を隔てた少なくとも3か所に設置され、前記各位置の変位を検出する変位検出手段と、前記変位検出手段で検出した変位に基づいて演算処理を行う演算手段と、前記演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備えた構造物の予防保全モニタリングシステムにおいて、構造物の前記所定方向をX軸、X軸に垂直な面内で互いに直交する方向をY軸およびZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、Z軸成分およびY軸成分に関してそれぞれ下記の式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、構造物に作用する力により発生する繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す疲労損傷保全指数を求めることを特徴とする。
α=Σwzi・Dzi ・・・・・式(1)
β=Σwyi・Dyi ・・・・・式(2)
ただし、
Σ:i=1、2、・・・、nに対する総和演算子
i:構造物に設置した前記変位検出手段の番号
n:構造物に設置した前記変位検出手段の総数
Dzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分
wzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分に係る空間フィルタ荷重
Dyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分
wyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分に係る空間フィルタ荷重
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムは、上述した発明において、前記変位検出手段を、構造物の前記所定方向の中央とそれを挟んだ対称の位置の3ヶ所に設置したことを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムは、上述した発明において、前記変位検出手段は、2軸または3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出することを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムは、上述した発明において、前記変位検出手段は、3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出し、前記演算手段は、前記疲労損傷保全指数を求めるとともに、前記加速度センサの出力から加速度最大値、計測震度および変形量の少なくとも一つを演算し、前記表示手段は、前記演算手段による演算結果を必要に応じて表示することを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムは、上述した発明において、構造物が橋梁であり、前記変位検出手段を前記橋梁の橋軸方向に間隔を隔てて少なくとも3か所に設置し、橋梁の橋軸方向をX軸、X軸に垂直な面内で水平方向をY軸、鉛直方向をZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、車両通行、強風および地震等により発生する橋梁の繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す前記疲労損傷保全指数を求めることを特徴とする。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムは、上述した発明において、前記疲労損傷保全指数を、αおよびβの少なくとも一方に基づいて算出した10t車換算の軸数を累計することによって得られる累計値に基づく値としたことを特徴とする。
本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、構造物において所定方向に間隔を隔てた少なくとも3か所に設置され、前記各位置の変位を検出する変位検出手段と、前記変位検出手段で検出した変位に基づいて演算処理を行う演算手段と、前記演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備えた構造物の予防保全モニタリングシステムにおいて、構造物の前記所定方向をX軸、X軸に垂直な面内で互いに直交する方向をY軸およびZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、Z軸成分およびY軸成分に関してそれぞれ下記の式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、構造物に作用する力により発生する繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す疲労損傷保全指数を求めるので、構造物の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも構造物の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能なモニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
α=Σwzi・Dzi ・・・・・式(1)
β=Σwyi・Dyi ・・・・・式(2)
ただし、
Σ:i=1、2、・・・、nに対する総和演算子
i:構造物に設置した前記変位検出手段の番号
n:構造物に設置した前記変位検出手段の総数
Dzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分
wzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分に係る空間フィルタ荷重
Dyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分
wyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分に係る空間フィルタ荷重
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段を、構造物の前記所定方向の中央とそれを挟んだ対称の位置の3ヶ所に設置したので、上記の式(1)および式(2)を簡単な数式で表すことができ、演算手段による式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算を簡便に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段は、2軸または3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出するので、加速度センサを変位検出手段として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して様々なデータ処理を行うことで、変位以外の構造物の状態に関する多様な情報を得ることができる。このため、簡素で多機能なモニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段は、3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出し、前記演算手段は、前記疲労損傷保全指数を求めるとともに、前記加速度センサの出力から加速度最大値、計測震度および変形量の少なくとも一つを演算し、前記表示手段は、前記演算手段による演算結果を必要に応じて表示するので、加速度センサを変位検出手段として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して様々なデータ処理を行うことで、変位以外の構造物の状態に関する多様な情報を得ることができる。このため、簡素で多機能なモニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、構造物が橋梁であり、前記変位検出手段を前記橋梁の橋軸方向に間隔を隔てて少なくとも3か所に設置し、橋梁の橋軸方向をX軸、X軸に垂直な面内で水平方向をY軸、鉛直方向をZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、車両通行、強風および地震等により発生する橋梁の繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す前記疲労損傷保全指数を求めるので、橋梁の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも橋梁の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能なモニタリングシステムを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記疲労損傷保全指数を、αおよびβの少なくとも一方に基づいて算出した10t車換算の軸数を累計することによって得られる累計値に基づく値としたので、疲労進行状況が把握でき、過去からの継続データより未来の疲労進行を推定することができ、構造物の補修等のメンテナンス計画を策定できるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムの実施の形態を示す概略構成図である。 図2は、鉛直方向変位(Z軸成分)の車両位置による変化を示す図であり、車両が橋桁端に位置する場合の図である。 図3は、鉛直方向変位(Z軸成分)の車両位置による変化を示す図であり、車両が橋桁中央に位置する場合の図である。 図4は、出力αの時間的変化の概念図である。
以下に、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムの実施の形態について、構造物が橋梁である場合を例にとり、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明のモニタリング対象の橋梁10は、橋脚12に支持された床版14の上を車両が通行する桁橋で構成されている。本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステム100は、床版14の上面側に設けた変位検出手段16と、橋梁10の近傍に設けた演算装置18(演算手段)とを備える。なお、変位検出手段16の設置位置は床版14の上面に限定されるものではなく、例えば床版14の内部や下面側に設けるようにしてもよい。また、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステム100は、橋梁10から遠く離れた場所にある管理室20内に設けられた管理サーバー22をさらに備える。この管理サーバー22はインターネット等の通信手段24を通じて演算装置18と接続されており、表示手段としてのモニタ26を備えている。モニタ26は演算装置18による演算結果を表示できるようになっている。管理室20に居る管理者は、モニタ26の表示を見ることで橋梁10の状態をリアルタイムでモニタリングすることが可能である。
変位検出手段16は、3軸の加速度センサ28a,28b,28cを用いて構成され、加速度センサの出力を2回積分することによって、通行車両および地震や強風などにより橋梁10に発生する変位を検出するものである。加速度センサ28a〜28cは、床版14の橋軸方向(所定方向)に間隔を隔てた3か所に設置されている。より具体的には、加速度センサ28a〜28cは、床版14の橋軸方向の中央部CLに位置する点bとそれを挟んだ対称の位置に設けた点aおよび点cに等間隔Lで設置される。なお、3軸の加速度センサの代わりに2軸の加速度センサを用いてもよい。
各加速度センサ28a〜28cはハブ30を通して記録装置32および演算装置18にイーサネット(登録商標)により接続されている。各加速度センサ28a〜28cは記録装置32から時刻配信を受け、その時刻により±1msec以内の精度で同期した測定を行う。各加速度センサ28a〜28cの測定結果はハブ30を介して記録装置32に配信される。
記録装置32は、各加速度センサ28a〜28cより配信された測定データを一次保管するとともに、配信された加速度データを2回積分して各測定点a,b,cの変位を計算することで変位を検出する変位検出手段16としての機能を有している。記録装置32での計算結果や測定データは、必要に応じて管理室20の管理サーバー22にルーター34を介してインターネット等の通信手段24により配信される。
ここで、記録装置32は、図示しないGPS装置または電波時計と接続して絶対時刻の補正を行っている。なお、このようにする代わりに、図示しないインターネット上のNTPサーバーあるいは管理サーバー22から時刻配信を適時受け絶対時刻の補正を行う構成とすることもできる。また、記録装置32は各加速度センサ28a〜28cへの時刻配信のみを行い、各加速度センサ28a〜28cの測定データは図示しないローカルサーバー等の別のデータ処理装置に配信し、計算とデータの保管を行うとともに、管理サーバー22に計算結果と、必要に応じて測定データとを配信する構成とすることも可能である。
演算装置18は、検出した変位に基づいて演算処理を行う演算手段であり、図示しないCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される。この演算装置18は、Z軸成分およびY軸成分に関してそれぞれ下記の式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算処理をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、疲労損傷保全指数を求める。ここで、疲労損傷保全指数とは、車両通行、強風および地震など(構造物に作用する力)により発生する橋梁の繰り返し変形による疲労を評価する指標のことである。
α=Σwzi・Dzi ・・・・・式(1)
β=Σwyi・Dyi ・・・・・式(2)
ただし、
Σ:i=1、2、・・・、nに対する総和演算子
i:橋梁(構造物)に設置した加速度センサ(変位検出手段16)の番号
n:橋梁(構造物)に設置した加速度センサ(変位検出手段16)の総数
Dzi:i番目の加速度センサ(変位検出手段16)で検出した変位のZ軸成分
wzi:i番目の加速度センサ(変位検出手段16)で検出した変位のZ軸成分に係る空間フィルタ荷重
Dyi:i番目の加速度センサ(変位検出手段16)で検出した変位のY軸成分
wyi:i番目の加速度センサ(変位検出手段16)で検出した変位のY軸成分に係る空間フィルタ荷重
次に、本実施の形態における演算装置18による空間フィルタ演算処理の具体例について説明する。
まず、橋梁10の床版14に等間隔に配置された各測定点(点a、点b、点c)の変位の各軸成分(加速度センサからの計算値)を下記のように表示するものとする。
X軸成分:Dxa, Dxb, Dxc
Y軸成分:Dya, Dyb, Dyc
Z軸成分:Dza, Dzb, Dzc
ここで、Dxa、Dya、Dzaは点aに関する成分、Dxb、Dyb、Dzbは点bに関する成分、Dxc、Dyc、Dzcは点cに関する成分である。
(Z軸方向の曲げに関する空間フィルタ演算処理の例)
上記の式(1)により、点bにおけるZ軸方向の曲げに関する曲げ応力に比例する量αは以下のように表せる。なお、参考として、鉛直方向変位(Z軸成分)の車両位置による変化を図2および図3に示す。また、αの時間的変化のイメージを図4に示す。
α=(Dza−Dzb)−(Dzb−Dzc)
この右辺を整理すると次式(3)が得られる。
α=Dza−2Dzb+Dzc ・・・・式(3)
なお、上記の式(3)は、一般化された表示形式の上記の式(1)を、橋軸方向の中央部CLに位置する点bと、それを挟んだ対称の位置に設けた点aおよび点cによる空間フィルタ演算に特化した式ということができる。測定点a,b,cを等間隔で配置することで、上記の式(1)および式(2)を簡単な数式で表すことができ、演算装置18による空間フィルタ演算を簡便に行うことができる。
上記の式(3)により得られるαには、下記の特徴がある。
(1)点bを中心とする橋梁10の床版14の曲がり具合(曲げ応力)に比例している。
(2)上下平行移動的な揺れの影響は除去・低減される。
(3)点bを中心とする直線的な変位・変化の影響は除去・低減される。
したがって、演算装置18は、上記の式(3)により算出したαに基づく演算処理を行うことで、橋梁10のモニタリングにおいて本来不必要である直線的な変位・変化の影響を除去・低減した指標を得ることができる。
例えば、演算装置18は、以下に示すような演算処理を行ってもよい。まず、算出したαを次式(4)に代入することで、軸重量Wzを求める。
Wz=fz(α) ・・・・式(4)
ここで、fzは予め設定した既知の関数である。
上記の式(4)で求めた軸重量Wzを下記の式(5)に代入して、10t車換算軸数W10tcを算出し、さらに下記の式(6)によってその累計値を算出することで、10t車換算累積軸数Nを算出する。
W10tc=f2z(Wz) ・・・・・式(5)
N=Σ(W10tc) ・・・・・・・・式(6)
ここで、f2zは予め設定した既知の関数である。
(Y軸方向の曲げに関する空間フィルタ演算処理の例)
また、演算装置18は、Y軸方向の曲げに関しても上記のZ軸の場合と同様にして、以下のような演算処理を行う。点bにおけるY軸方向の曲げに関する曲げ応力に比例する量βは次式(7)のように表せる。なお、上述したように、測定点a,b,cを等間隔で配置したことで、上記の式(2)を次式(7)という簡単な数式で表すことができ、演算装置18による空間フィルタ演算を簡便に行うことができる。
β=Dya−2Dyb+Dyc ・・・・・式(7)
演算装置18は、上記の式(7)により算出したβに基づく演算処理を行うことで、地震や強風等によって橋梁10に作用する水平方向(橋軸直角方向)の曲げ応力の影響を考慮した指標を得ることができる。
上述したように、本発明では、上記のZ軸成分、Y軸成分に関する空間フィルタ演算処理によってαおよびβを算出し、算出したαおよびβに基づいて車両の通行の影響による10t車換算累積軸数Nのみならず、地震や強風その他の影響をも含めた指標である疲労損傷保全指数を算出することで、これらを劣化指標として用いることができる。
ここで、疲労損傷保全指数としては、αおよびβの少なくとも一方に基づいて算出した10t車換算の軸数を累計することによって得られる累計値(以下、N+と表記する。)を採用することができる。この疲労損傷保全指数N+は、例えば下記の式(8)、式(9)、式(10)を用いて算出することが可能である。
Wz1=f3z(α,β) ・・・・式(8)
W10tc1=f4z(Wz1) ・・・・・式(9)
N+=Σ(W10tc1) ・・・・・・・・式(10)
ここで、f3z、f4zは予め設定した既知の関数である。
式(10)を用いて算出した疲労損傷保全指数N+を劣化指標として用いることで、変位のZ軸成分による疲労損傷のみならず、変位のY軸成分による影響も考慮することができ、橋梁10の疲労劣化をより高精度で評価することができる。
そして、得られた疲労損傷保全指数N+に基づき橋梁10の詳細点検時期や優先順位を決定し、橋梁10の予防保全の効率化と省力化に資することが可能である。また、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステム100が、地震や台風等の災害発生時に個々の橋梁10に関する被害状況の一次情報をリアルタイムに提供することで、管理者は初動判断を短時間で行えるため、緊急点検の出動判断に活用することもできる。
このように、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステム100によれば、加速度センサを空間的に分散配置し、空間フィルタの考えに基づく演算処理を用いることで、車両通行、強風および地震などにより発生する橋梁10の繰り返し変形による疲労を評価する指標である疲労損傷保全指数N+を求めることができる。この疲労損傷保全指数N+を評価指標として用いることで、橋梁10の疲労劣化をより高精度で評価することが可能となる。
また、本発明では、加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出するので、加速度センサを変位検出手段16として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して様々なデータ処理を行うことで、変位以外の橋梁10の状態に関する多様な情報を得ることができる。このため、本発明によれば、簡素で多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
また、上記の実施の形態において、演算装置18は、疲労損傷保全指数N+を求めるとともに、3軸の加速度センサの出力から例えば加速度最大値、計測震度および変形量の少なくとも一つを演算するようにしてもよい。そして、管理サーバー22のモニタ26は、演算装置18による演算結果を必要に応じて表示するようにしてもよい。このようにすることで、3軸の加速度センサを変位検出手段16として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して演算装置18が様々なデータ処理を行うことで、変位以外の橋梁10の状態に関する多様な情報を得ることができる。なお、得られる情報としては、例えば以下の(1)〜(8)のような情報が挙げられる。このため、本発明によれば、加速度センサを少なくとも3つ用いた簡素で、かつ、橋梁の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
(1)橋梁の揺れ加速度
(2)橋梁の変形・変位
(3)通過車両の軸重量Wz
(4)10t車換算累積軸数N
(5)βによる水平横方向の変形影響(強風や地震等の影響)
(6)地震の影響
(7)10t車換算累積軸数Nに地震、強風、日照、積雪等による変形の影響を考慮した疲労損傷保全指数N+
(8)車速および大まかな車種判別
上述したように、上記の情報についてのモニタリング結果を用いて総合的な解析を行うことで、橋梁の状態変化を察知することができ、橋梁検査の優先順位付けが行え、効率的な検査計画の立案に役立つ。特に疲労損傷保全指数N+は車両の通過による疲労損傷のみならず、地震や強風などの影響も考慮された指数となっており、従来の車両重量計測装置を用いた評価よりも正確な評価が得られるという効果を奏する。また、地震や台風などの災害発生時には、本発明に係る予防保全モニタリングシステムを介してオンラインで橋梁のモニタリングができるため、緊急情報がリアルタイムで得られ、災害発生時に迅速な対応が可能となるという効果を奏する。
なお、上記の実施の形態において、モニタリング対象の構造物が橋梁の床版である場合について説明したが、本発明は橋梁の床版に限るものではなく、例えば、ドーム状の構造物やアーチ状の構造物などに対しても同様に適用することが可能であり、いずれにしても本発明と同一の作用効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、構造物において所定方向に間隔を隔てた少なくとも3か所に設置され、前記各位置の変位を検出する変位検出手段と、前記変位検出手段で検出した変位に基づいて演算処理を行う演算手段と、前記演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備えた構造物の予防保全モニタリングシステムにおいて、構造物の前記所定方向をX軸、X軸に垂直な面内で互いに直交する方向をY軸およびZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、Z軸成分およびY軸成分に関してそれぞれ下記の式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、構造物に作用する力により発生する繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す疲労損傷保全指数を求めるので、構造物の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも構造物の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
α=Σwzi・Dzi ・・・・・式(1)
β=Σwyi・Dyi ・・・・・式(2)
ただし、
Σ:i=1、2、・・・、nに対する総和演算子
i:構造物に設置した前記変位検出手段の番号
n:構造物に設置した前記変位検出手段の総数
Dzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分
wzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分に係る空間フィルタ荷重
Dyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分
wyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分に係る空間フィルタ荷重
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段を、構造物の前記所定方向の中央とそれを挟んだ対称の位置の3ヶ所に設置したので、上記の式(1)および式(2)を簡単な数式で表すことができ、演算手段による式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算を簡便に行うことができる。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段は、2軸または3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出するので、加速度センサを変位検出手段として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して様々なデータ処理を行うことで、変位以外の構造物の状態に関する多様な情報を得ることができる。このため、簡素で多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記変位検出手段は、3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出し、前記演算手段は、前記疲労損傷保全指数を求めるとともに、前記加速度センサの出力から加速度最大値、計測震度および変形量の少なくとも一つを演算し、前記表示手段は、前記演算手段による演算結果を必要に応じて表示するので、加速度センサを変位検出手段として用いることができるとともに、この加速度センサの出力に対して様々なデータ処理を行うことで、変位以外の構造物の状態に関する多様な情報を得ることができる。このため、簡素で多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、構造物が橋梁であり、前記変位検出手段を前記橋梁の橋軸方向に間隔を隔てて少なくとも3か所に設置し、橋梁の橋軸方向をX軸、X軸に垂直な面内で水平方向をY軸、鉛直方向をZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、前記演算手段は、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、車両通行、強風および地震等により発生する橋梁の繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す前記疲労損傷保全指数を求めるので、橋梁の疲労劣化をより高精度で評価することができ、しかも橋梁の状態に関する多様な情報をモニタリングできる多機能なモニタリングシステムを提供することができる。
また、本発明に係る他の構造物の予防保全モニタリングシステムによれば、前記疲労損傷保全指数を、αおよびβの少なくとも一方に基づいて算出した10t車換算の軸数を累計することによって得られる累計値に基づく値としたので、疲労進行状況が把握でき、過去からの継続データより未来の疲労進行を推定することができ、構造物の補修等のメンテナンス計画を策定することができる。
以上のように、本発明に係る構造物の予防保全モニタリングシステムは、橋梁などの構造物を予防保全するためにモニタリングする場合に有用であり、特に、構造物の疲労劣化をより高精度で評価し、構造物の状態に関する多様な情報をモニタリングするのに適している。
10 橋梁(構造物)
12 橋脚
14 床版(構造物)
16 変位検出手段
18 演算装置(演算手段)
20 管理室
22 管理サーバー
24 通信手段
26 モニタ(表示手段)
28a,28b,28c 加速度センサ(変位検出手段)
30 ハブ
32 記録装置
34 ルーター
100 構造物の予防保全モニタリングシステム

Claims (6)

  1. 構造物において所定方向に間隔を隔てた少なくとも3か所に設置され、前記各位置の変位を検出する変位検出手段と、
    前記変位検出手段で検出した変位に基づいて演算処理を行う演算手段と、
    前記演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備えた構造物の予防保全モニタリングシステムにおいて、
    構造物の前記所定方向をX軸、X軸に垂直な面内で互いに直交する方向をY軸およびZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、
    前記演算手段は、Z軸成分およびY軸成分に関してそれぞれ下記の式(1)および式(2)を用いた空間フィルタ演算をすることで、Z軸方向およびY軸方向の曲げ応力に比例する量αおよびβを算出し、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、構造物に作用する力により発生する繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す疲労損傷保全指数を求めることを特徴とする構造物の予防保全モニタリングシステム。
    α=Σwzi・Dzi ・・・・・式(1)
    β=Σwyi・Dyi ・・・・・式(2)
    ただし、
    Σ:i=1、2、・・・、nに対する総和演算子
    i:構造物に設置した前記変位検出手段の番号
    n:構造物に設置した前記変位検出手段の総数
    Dzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分
    wzi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のZ軸成分に係る空間フィルタ荷重
    Dyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分
    wyi:i番目の前記変位検出手段で検出した変位のY軸成分に係る空間フィルタ荷重
  2. 前記変位検出手段を、構造物の前記所定方向の中央とそれを挟んだ対称の位置の3ヶ所に設置したことを特徴とする請求項1に記載の構造物の予防保全モニタリングシステム。
  3. 前記変位検出手段は、2軸または3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の予防保全モニタリングシステム。
  4. 前記変位検出手段は、3軸の加速度センサを用いて構成され、前記加速度センサの出力を2回積分することによって変位を検出し、前記演算手段は、前記疲労損傷保全指数を求めるとともに、前記加速度センサの出力から加速度最大値、計測震度および変形量の少なくとも一つを演算し、前記表示手段は、前記演算手段による演算結果を必要に応じて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の予防保全モニタリングシステム。
  5. 構造物が橋梁であり、前記変位検出手段を前記橋梁の橋軸方向に間隔を隔てて少なくとも3か所に設置し、橋梁の橋軸方向をX軸、X軸に垂直な面内で水平方向をY軸、鉛直方向をZ軸として、前記変位検出手段で検出した変位を前記各軸成分に分解し、
    前記演算手段は、算出したαおよびβの少なくとも一方に基づいて、車両通行、強風および地震等により発生する橋梁の繰り返し変形による疲労を評価する指標を表す前記疲労損傷保全指数を求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の構造物の予防保全モニタリングシステム。
  6. 前記疲労損傷保全指数を、αおよびβの少なくとも一方に基づいて算出した10t車換算の軸数を累計することによって得られる累計値に基づく値としたことを特徴とする請求項5に記載の構造物の予防保全モニタリングシステム。
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