JP6550595B2 - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents
電解コンデンサおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6550595B2 JP6550595B2 JP2016562203A JP2016562203A JP6550595B2 JP 6550595 B2 JP6550595 B2 JP 6550595B2 JP 2016562203 A JP2016562203 A JP 2016562203A JP 2016562203 A JP2016562203 A JP 2016562203A JP 6550595 B2 JP6550595 B2 JP 6550595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic capacitor
- cation
- anion
- conductive polymer
- capacitor according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/0029—Processes of manufacture
- H01G9/0036—Formation of the solid electrolyte layer
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/15—Solid electrolytic capacitors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/004—Details
- H01G9/022—Electrolytes; Absorbents
- H01G9/025—Solid electrolytes
- H01G9/028—Organic semiconducting electrolytes, e.g. TCNQ
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/15—Solid electrolytic capacitors
- H01G9/151—Solid electrolytic capacitors with wound foil electrodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
前記固体電解質層は、前記導電性高分子と、アニオンと、カチオンとを含み、
前記アニオンは、リン含有オキソ酸、硫酸、およびカルボン酸からなる群より選択される少なくとも一種の酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサに関する。
前記アニオンは、リン含有オキソ酸、硫酸、およびカルボン酸からなる群より選択される少なくとも一種の酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサの製造方法に関する。
前記分散体を含浸させた陽極体に、アニオンおよびカチオンを含む処理液に含浸させる工程と、を含み、
前記アニオンは、リン含有オキソ酸、硫酸、およびカルボン酸からなる群より選択される少なくとも一種の酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサの製造方法に関する。
≪電解コンデンサ≫
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法により得られる電解コンデンサの断面模式図である。図2は、同電解コンデンサが含むコンデンサ素子の一部を展開した概略図である。
(コンデンサ素子)
(陽極体)
陽極体としては、例えば、表面が粗面化された金属箔が挙げられる。金属箔を構成する金属の種類は特に限定されないが、誘電体層の形成が容易である点から、アルミニウム、タンタル、ニオブなどの弁作用金属、または弁作用金属を含む合金を用いることが好ましい。
誘電体層は、陽極体の表面(具体的には、粗面化された金属箔の表面)に形成される。
陰極体22にも、陽極体と同様、金属箔を用いてもよい。金属の種類は特に限定されないが、アルミニウム、タンタル、ニオブなどの弁作用金属または弁作用金属を含む合金を用いることが好ましい。必要に応じて、金属箔の表面を粗面化してもよい。
セパレータ23としては、例えば、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ビニロン、ポリアミド(例えば、脂肪族ポリアミド、アラミドなどの芳香族ポリアミド)の繊維を含む不織布などを用いてもよい。
固体電解質層は、導電性高分子と、アニオンと、カチオンとを含む。ここで、アニオンは、リン含有オキソ酸、硫酸、およびカルボン酸からなる群より選択される少なくとも一種の酸に対応するアニオンであり、カチオンは、窒素含有カチオンである。
導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン、ポリチオフェンビニレンなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。
アニオンに対応するリン含有オキソ酸としては、例えば、リン酸(オルトリン酸H3PO4)、亜リン酸(H3PO3)、ホスホン酸(H2PHO3)、次亜リン酸(H2PHO2)、およびホスフィン酸(HPH2O2)からなる群より選択される少なくとも一種が挙げられる。
カチオンは、窒素含有塩基から誘導される窒素含有カチオンである。窒素含有塩基としては、アンモニア、およびアミンからなる群より選択される少なくとも一種が挙げられる。
電解コンデンサは、電解液を必ずしも含む必要はないが、電解液を含む場合には、誘電体層の修復機能をさらに向上させることができる。
≪電解コンデンサの製造方法≫
以下に、本発明の実施形態に係る電解コンデンサの製造方法の一例について、工程ごとに説明する。
(i)第1の方法
(i-1)コンデンサ素子(巻回体)10に第1分散体を含浸させる工程(第1工程)
コンデンサ素子10への第1分散体の含浸は、少なくとも陽極体(特に、少なくとも誘電体層)に第1分散体を付与できる限り特に制限されず、例えば、第1分散体にコンデンサ素子を浸漬させてもよく、コンデンサ素子に第1分散体を注液してもよい。含浸は、大気圧下で行ってもよいが、減圧下、例えば、10〜100kPa、好ましくは40〜100kPaの雰囲気下で行ってもよい。含浸は、必要に応じて、超音波振動下で行ってもよい。含浸時間は、コンデンサ素子10のサイズにもよるが、例えば1秒〜5時間、好ましくは1分〜30分である。この工程により、コンデンサ素子10に第1分散体が付与される。
(i-2)溶媒の少なくとも一部を除去する工程(第1乾燥工程)
第1工程と第1乾燥工程とを経ることにより固体電解質層を形成してもよい。
(ii)第2の方法
(ii-1)コンデンサ素子(巻回体)10に第2分散体を含浸させる工程(第2工程)
第2分散体は、導電性高分子と、溶媒(第2溶媒)とを含む。第2分散体は、第2溶媒中、ドーパントの存在下、導電性高分子の原料(例えば、導電性高分子のモノマーおよび/またはオリゴマーなどの前駆体)を重合させ、ドーパントを含む導電性高分子の粒子を生成させることにより得ることができる。
(ii-2)第2乾燥工程
第2乾燥工程において、第2溶媒の除去は、上記第1乾燥工程と同様の手順で行うことができる。第2溶媒の除去により、固体電解質層を形成してもよい。導電性高分子の誘電体層への浸透性を高める観点からは、固体電解質層が形成される前に(例えば、第2溶媒を完全に除去せずに)、コンデンサ素子10を第3工程に供することが好ましい。
(ii-3)コンデンサ素子10にアニオンおよびカチオンを含む処理液を含浸させる工程(第3工程)
第3工程では、第2分散体を含浸させたコンデンサ素子10(または第2分散体を含浸させた後、溶媒の少なくとも一部を除去したコンデンサ素子10)に処理液を含浸させる。第2乾燥工程により、固体電解質層が形成されている場合、第3工程では、固体電解質層に処理液を含浸させることになる。
(ii-4)第3乾燥工程
コンデンサ素子10に処理液を含浸させた後は、コンデンサ素子10に含まれる溶媒成分(第2溶媒および第3溶媒)の少なくとも一部を除去することが好ましい(第3乾燥工程)。溶媒成分の除去は、上記第1乾燥工程と同様の手順で行うことができる。溶媒成分の除去により、この段階で、固体電解質層を形成してもよい。
(iii)コンデンサ素子(巻回体)10に電解液を含浸させる工程(第4工程)
第1工程(さらには第1乾燥工程)、または第3工程(さらには第3乾燥工程)の後に、さらにコンデンサ素子10(具体的には、誘電体層を有する陽極体)に電解液を含浸させることができる。第4工程は、必ずしも必要ではないが、電解液を含浸させることで、誘電体層の修復機能をさらに向上させることができる。
(その他)
コンデンサ素子10は、封止してもよい。より具体的には、まず、リード線14A,14Bが有底ケース11の開口する上面に位置するように、コンデンサ素子10を有底ケース11に収納する。有底ケース11の材料としては、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、鉄、真鍮などの金属あるいはこれらの合金を用いることができる。
《実施例1》
下記の手順で、図1に示すような、定格電圧25V、定格静電容量330μFの巻回型の電解コンデンサ(直径10mm、長さ10mm)を作製し、評価を行った。
(1)電解コンデンサの製造
(誘電体層を有する陽極体の準備)
厚さ100μmのアルミニウム箔にエッチング処理を行い、アルミニウム箔の表面を粗面化した。その後、アルミニウム箔の表面に、アジピン酸アンモニウム水溶液を用いる化成処理により、誘電体層を形成し、誘電体層を有する陽極体を準備した。
(陰極体の準備)
厚さ50μmのアルミニウム箔にエッチング処理を行い、アルミニウム箔の表面を粗面化し、陰極体を準備した。
(コンデンサ素子(巻回体)の作製)
陽極体および陰極体に陽極リードタブおよび陰極リードタブを接続し、陽極体と陰極体とを、リードタブを巻き込みながら、セパレータを介して巻回し、コンデンサ素子を得た。コンデンサ素子から突出する各リードタブの端部には、陽極リード線および陰極リード線をそれぞれ接続した。そして、作製されたコンデンサ素子に対して、再度化成処理を行い、陽極体の切断された端部に誘電体層を形成した。次に、コンデンサ素子の外側表面の端部を巻止めテープで固定した。
(第1分散体の含浸)
3,4−エチレンジオキシチオフェンと、ドーパントとしてのポリスチレンスルホン酸とを、イオン交換水(第1溶媒)に溶かした混合溶液を調製した。得られた混合溶液を撹拌しながら、イオン交換水に溶解させた硫酸第二鉄および過硫酸ナトリウム(酸化剤)を添加し、重合反応を行った。反応後、得られた反応液を透析して、未反応モノマーおよび過剰な酸化剤を除去し、約5質量%のポリスチレンスルホン酸がドープされたポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)(導電性高分子)を含む分散液を得た。
(電解液の含浸)
次いで、コンデンサ素子に、減圧下で電解液を含浸させた。電解液としては、γBL:フタル酸モノ(エチルジメチルアミン)(溶質)=75:25(質量比)で含む溶液を用いた。
(コンデンサ素子の封止)
電解液を含浸させたコンデンサ素子を、図1に示すような外装ケースに収容し、封止して、電解コンデンサを作製した。同様にして、合計300個の電解コンデンサを作製した。
(2)性能評価
(a)静電容量およびESR値
電解コンデンサの初期特性として、静電容量(μF)を測定した。具体的には、電解コンデンサについて4端子測定用のLCRメータを用いて、周波数120Hzにおける初期静電容量(μF)を測定した。
《実施例2》
第1分散体として、導電性高分子100質量部に対するリン酸二水素アンモニウムの量が10質量部である分散体を用いる以外は、実施例1と同様にして、電解コンデンサを作製し、性能評価を行った。
《実施例3》
第1分散体として、導電性高分子100質量部に対するリン酸二水素アンモニウムの量が30質量部である分散体を用いる以外は、実施例1と同様にして、電解コンデンサを作製し、性能評価を行った。
《実施例4》
第1分散体の調製において、エチレングリコールに代えてグリセリンを用いる以外は、実施例1と同様にして、電解コンデンサを作製し、性能評価を行った。
《実施例5》
(第2分散体の含浸)
実施例1と同様の手順で得られた約5質量%のポリスチレンスルホン酸がドープされたPEDOTを含む分散液を第2分散体として用いた。次いで、第2分散体を、実施例1と同様にして作製したコンデンサ素子に5分間含浸させた。
(処理液の含浸)
第2溶媒としてのエチレングリコールに、リン酸二水素アンモニウム水溶液を添加することで、処理液を調製した。得られた処理液を、第2分散体を含浸させたコンデンサ素子に含浸させた。処理液は、コンデンサ素子に付与された導電性高分子100質量部に対して、リン酸二水素アンモニウムが10質量部となるように付与した。
《実施例6》
リン酸二水素アンモニウム水溶液に代えて、リン酸およびアンモニアを、ポリスチレンスルホン酸がドープされたPEDOT(導電性高分子)を含む分散液に添加した以外は、実施例1と同様にして調製した分散体を第1分散体として用いた。このとき、リン酸およびアンモニアは、コンデンサ素子に付与される導電性高分子100質量部に対して、リン酸およびアンモニアの量が10質量部、リン酸1モルに対してアンモニアが1モルとなるような割合で使用した。
《比較例1》
実施例1と同様の手順で、約5質量%のポリスチレンスルホン酸がドープされたPEDOTを含む分散液(分散体)を調製した。次いで、分散体を、実施例1と同様にして作製したコンデンサ素子に5分間含浸させた。コンデンサ素子を150℃30分で乾燥して、コンデンサ素子に固体電解質層を形成した。
《比較例2》
リン酸二水素アンモニウム水溶液に代えて、リン酸を、ポリスチレンスルホン酸がドープされたPEDOTを含む分散液に添加した以外は、実施例1と同様にして調製した分散体を、第1分散体として用いた。このとき、リン酸は、実施例2におけるリン酸二水素アンモニウムと同量のモル量となるような割合で使用した。
《比較例3》
リン酸二水素アンモニウム水溶液に代えて、アンモニア水を、ポリスチレンスルホン酸がドープされたポリPEDOTを含む分散液に添加した以外は、実施例1と同様にして調製した分散体を、第1分散体として用いた。このとき、アンモニアは、実施例2におけるリン酸二水素アンモニウムと同量のモル量となるような割合で使用した。
Claims (19)
- 誘電体層を有する陽極体と、固体電解質層とを備え、
前記固体電解質層は、ポリアニオンを含む導電性高分子と、アニオンと、カチオンとを含み、
前記アニオンは、リン含有オキソ酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサ。 - 前記リン含有オキソ酸はリン酸を含む、請求項1に記載の電解コンデンサ。
- 前記窒素含有カチオンは、アンモニア、およびアミンからなる群より選択される少なくとも一種の窒素含有塩基から誘導されるカチオンである、請求項1または2に記載の電解コンデンサ。
- 前記アニオンと前記カチオンとが塩を形成している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
- 前記塩は、リン酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウムおよびリン酸二水素アンモニウムからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項4に記載の電解コンデンサ。
- 前記固体電解質層中の前記アニオンの含有量は、遊離の前記酸換算で、前記導電性高分子100質量部に対して、0.1〜100質量部である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
- 前記固体電解質層は、前記カチオン1当量に対して、前記アニオンが1当量以上となるような割合で、前記カチオンおよび前記アニオンを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
- さらに電解液を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
- 誘電体層を有する陽極体に、導電性高分子と、溶媒と、アニオンと、カチオンとを含む分散体を含浸させる工程を含み、
前記アニオンは、リン含有オキソ酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサの製造方法。 - 誘電体層を有する陽極体に、導電性高分子と溶媒とを含む分散体を含浸させる工程と、
前記分散体を含浸させた陽極体に、アニオンおよびカチオンを含む処理液を含浸させる工程と、を含み、
前記アニオンは、リン含有オキソ酸に対応するアニオンであり、
前記カチオンは、窒素含有カチオンである、電解コンデンサの製造方法。 - 前記リン含有オキソ酸はリン酸を含む、請求項9または10に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記窒素含有カチオンは、アンモニア、およびアミンからなる群より選択される少なくとも一種の窒素含有塩基から誘導されるカチオンである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記アニオンと前記カチオンとが塩を形成している、請求項9〜12のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記塩は、リン酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウムおよびリン酸二水素アンモニウムからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項13に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記アニオンの量は、前記導電性高分子100質量部に対して、遊離の前記酸換算で0.1〜100質量部である、請求項9〜14のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記溶媒は、多価アルコールを含む、請求項9〜15のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記処理液は、さらに多価アルコールを含む、請求項10に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記分散体を含浸させる工程の後、さらに前記陽極体に電解液を含浸させる工程を含む、請求項9に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記処理液を含浸させる工程の後、さらに前記陽極体に電解液を含浸させる工程を含む、請求項10に記載の電解コンデンサの製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014243414 | 2014-12-01 | ||
JP2014243414 | 2014-12-01 | ||
PCT/JP2015/005602 WO2016088300A1 (ja) | 2014-12-01 | 2015-11-10 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016088300A1 JPWO2016088300A1 (ja) | 2017-09-21 |
JP6550595B2 true JP6550595B2 (ja) | 2019-07-31 |
Family
ID=56091268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016562203A Active JP6550595B2 (ja) | 2014-12-01 | 2015-11-10 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10354806B2 (ja) |
JP (1) | JP6550595B2 (ja) |
CN (1) | CN107004508B (ja) |
WO (1) | WO2016088300A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017154461A1 (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電極箔の製造方法および電解コンデンサの製造方法 |
WO2017163727A1 (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電解コンデンサ |
CN111052280B (zh) | 2017-08-31 | 2022-08-23 | 昭和电工株式会社 | 固体电解电容器的制造方法 |
WO2020017530A1 (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 日本ケミコン株式会社 | 固体電解コンデンサ |
WO2020059672A1 (ja) | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 日本ケミコン株式会社 | 固体電解コンデンサ |
JP7072487B2 (ja) * | 2018-10-30 | 2022-05-20 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサの製造方法 |
US12176157B2 (en) | 2019-01-31 | 2024-12-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Electrolytic capacitor and method for producing the same |
CN112103083B (zh) * | 2019-06-17 | 2022-06-21 | 钰邦科技股份有限公司 | 电容器结构及电容器的制造方法 |
CN115023780A (zh) * | 2020-01-30 | 2022-09-06 | 松下知识产权经营株式会社 | 电解电容器及其制造方法 |
CN114883112A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-08-09 | 珠海格力新元电子有限公司 | 耐高温电解电容器及其制备方法 |
WO2024135668A1 (ja) * | 2022-12-21 | 2024-06-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固体電解コンデンサ素子および固体電解コンデンサ |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000138133A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Nippon Chemicon Corp | 固体電解コンデンサとその製造方法 |
JP3551108B2 (ja) | 1999-09-14 | 2004-08-04 | 松下電器産業株式会社 | 導電性組成物前駆体、導電性組成物および固体電解コンデンサの製造方法 |
US6602741B1 (en) | 1999-09-14 | 2003-08-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Conductive composition precursor, conductive composition, solid electrolytic capacitor, and their manufacturing method |
TWI404090B (zh) * | 2006-02-21 | 2013-08-01 | Shinetsu Polymer Co | 電容器及電容器之製造方法 |
JP5096375B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-12-12 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 銅箔の表面処理に用いるロール装置 |
JP2009009998A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | コンデンサ及びその製造方法 |
CN101488398A (zh) * | 2008-01-18 | 2009-07-22 | 郑州泰达电子材料科技有限公司 | 固体电解质、使用该固体电解质的电解电容器以及固体电解电容器的制备方法 |
US8154854B2 (en) * | 2008-03-10 | 2012-04-10 | Panasonic Corporation | Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same |
JP4903760B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2012-03-28 | Necトーキン株式会社 | 導電性高分子懸濁液およびその製造方法、導電性高分子材料、電解コンデンサ、ならびに固体電解コンデンサおよびその製造方法 |
JP5072824B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2012-11-14 | 信越ポリマー株式会社 | コンデンサおよびその製造方法 |
US9208954B2 (en) * | 2010-02-15 | 2015-12-08 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Electrolytic capacitor |
JP5317357B2 (ja) | 2010-04-19 | 2013-10-16 | Necトーキン株式会社 | 導電性高分子懸濁水溶液およびその製造方法、導電性高分子材料ならびに電解コンデンサおよびその製造方法 |
US9466432B2 (en) * | 2011-04-13 | 2016-10-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Process for producing solution having electrically conductive polymer dispersed therein, and electrolytic capacitor |
-
2015
- 2015-11-10 CN CN201580064261.2A patent/CN107004508B/zh active Active
- 2015-11-10 JP JP2016562203A patent/JP6550595B2/ja active Active
- 2015-11-10 WO PCT/JP2015/005602 patent/WO2016088300A1/ja active Application Filing
-
2017
- 2017-05-17 US US15/597,178 patent/US10354806B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2016088300A1 (ja) | 2017-09-21 |
CN107004508A (zh) | 2017-08-01 |
US10354806B2 (en) | 2019-07-16 |
WO2016088300A1 (ja) | 2016-06-09 |
US20170256362A1 (en) | 2017-09-07 |
CN107004508B (zh) | 2020-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6550595B2 (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP6735448B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP6709903B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP6928788B2 (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP6528087B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP6589142B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
WO2017090241A1 (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP6803519B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
WO2017017947A1 (ja) | 電解コンデンサ | |
JPWO2017056447A1 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP6735456B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP6868848B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP6655781B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP2016082053A (ja) | 電解コンデンサ | |
JPWO2016002176A1 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
WO2019225523A1 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP6604497B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP6715442B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP7407371B2 (ja) | 電解コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170509 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181025 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20190118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190305 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190603 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6550595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |