JP6550035B2 - ダクト保温構造、ダクト保温構造の施工方法 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、ダクト保温構造1の分解斜視図であり、図2は、ダクト保温構造1の斜視図である。ダクト保温構造1は、ダクト3、保温材5、7、11等から構成される。
次に、第2の実施形態について説明する。図7は、ダクト保温構造1aの断面図であり、図8は、図7のG−G線断面図、図9(a)は、図7のK−K線断面図である。なお、図7および9(a)においては、テープの図示を省略する。また、以下の説明において、第1の実施形態と同様の機能を奏する構成については、図1〜図6と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、第3の実施形態について説明する。図10は、ダクト保温構造1bの断面図であり、図11は、図10のH−H線断面図である。なお、図10においては、テープの図示を省略する。ダクト保温構造1bは、ダクト保温構造1aとほぼ同様の構成であるが、第3の保温材として、保温材12c、12dが設けられる点で異なる。
次に、第4の実施形態について説明する。図12は、ダクト保温構造1cの断面図であり、図13(a)は、図12のI−I線断面図、図13(b)は、図12のJ−J線断面図である。なお、図12、図13(b)においては、テープの図示を省略する。ダクト保温構造1cは、ダクト保温構造1aとほぼ同様の構成であるが、第3の保温材として、保温材12eが設けられる点で異なる。
ダクトは0.5mm厚さの溶融亜鉛めっき鋼板で形成された480mmの角ダクトとした。樹脂発泡体5a、11aとして発泡倍率40倍の架橋ポリエチレン系発泡体(古河電気工業株式会社製 フォームエース(登録商標))を使用し、その表面に赤外ヒーターで熱をかけながらポリクロスポリラミアルミ箔(Pacific Industry Co.製)を貼合した。また、樹脂発泡体11aの裏面には、0.3mm厚さの溶融亜鉛めっき鋼板を貼り付けた。その後、φ1.8mmの釘が25mmピッチで千鳥状に配置された針孔ロールを通し、貫通小孔をあけた。続けて粘着材としてBPS6080TFK(トーヨーケム株式会社製:アクリル系粘着材)を保温材の裏面に塗布し、剥離紙を貼合して保温材5、11を製造した。
発泡体を架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体系発泡体とした以外は実施例1と同様とした。施工性、結露試験、コーンカロリーメーター試験の何れも合格であった。
貫通小孔のピッチを15mm千鳥状とした以外は実施例2と同様とした。施工性、結露試験、コーンカロリーメーター試験の何れも合格であった。
保温材11の裏面の金属層を0.1mm厚のアルミ箔にした以外は実施例2と同様とした。施工性、結露試験、コーンカロリーメーター試験の何れも合格であった。
樹脂発泡体5a、11aの厚さを6mmにし、金属層11cを0.05mm厚のアルミ箔にした以外は実施例2と同様とした。施工性、結露試験、コーンカロリーメーター試験の何れも合格であった。
保温材7を貼合せずに、実施例1と同様の手法で試験を実施した。その結果、保温材11の内部に結露が発生した。
貫通小孔をあけずに実施例4と同様の試験を実施した。その結果、結露の発生はなかったもののコーンカロリーメーター試験で発泡体が大きく膨張して端子に触れ、不合格となった。
金属箔5b、11bとして、アルミ単一素材の4μm厚さのアルミ箔を樹脂発泡体5a、11aに積層した以外は実施例2と同様とした。その結果、結露の発生もなく、コーンカロリー試験も合格したものの、ダクト施工時に表層アルミ箔が剥離し、発泡体への傷が見られた。
裏面に貼合する金属層11cを、保温材厚さの0.8%以下である0.03mm厚のアルミ箔とした以外は実施例5と同様とした。その結果、結露の発生はなかったものの、コーンカロリーメーター試験で裏面の金属箔を含むサンプル全体が膨張し、端子に触れて不合格となった。
各保温材として25mm厚のグラスウールを使用した。フランジ部に内部結露が発生した。この場合は、水滴が増えていくとグラスウールが吸水していた。
3………ダクト
3a………フランジ部
5、7、11、12a、12b、12c、12d、12e………保温材
5a、11a………樹脂発泡体
5b、11b………金属箔
11c………金属層
9a、9b、9c、9d………分割体
13………スリット
15a1、15a2、15b1、15e、15f、15g、15h………テープ
17………貫通小孔
19………樹脂発泡素材
21………気孔
Claims (9)
- フランジ部で互いに連結されたダクトと、
前記ダクトの表面の各面に貼り付けられた第1の保温材と、
連結された前記フランジ部の外面に貼り付けられた第2の保温材と、
連結された前記フランジ部を外周から覆う第3の保温材と、
を具備し、
前記第1の保温材、前記第2の保温材および前記第3の保温材は、いずれも樹脂発泡体からなり、
前記第1の保温材および前記第3の保温材の表面側には、金属箔が貼り付けられ、
前記第1の保温材および前記第3の保温材には、複数の貫通小孔が形成され、
前記貫通小孔のピッチは10mm〜50mmであることを特徴とするダクト保温構造。 - フランジ部で互いに連結されたダクトと、
前記ダクトの表面の各面に貼り付けられた第1の保温材と、
連結された前記フランジ部の外面に貼り付けられた第2の保温材と、
連結された前記フランジ部を外周から覆う第3の保温材と、
を具備し、
前記第1の保温材、前記第2の保温材および前記第3の保温材は、いずれも樹脂発泡体からなり、
前記第1の保温材および前記第3の保温材の表面側には、金属箔が貼り付けられ、
前記ダクトは、断面が略矩形であり、
前記第3の保温材は、4つの分割体に分割され、
前記分割体は、一方の端部に所定長さのスリットが形成され、前記スリットに前記ダクトの一の面の端部近傍の前記フランジ部が挿入され、前記スリットの基部近傍が、前記ダクトの隣り合う他の面側に折り曲げられて、前記他の面側の端部近傍に配置される他の前記分割体の前記スリットの形成部を覆うように、それぞれの前記分割体の端部同士が互いに重なり合って配置されることを特徴とするダクト保温構造。 - 前記第3の保温材は、前記フランジ部の両側から前記フランジ部を覆う側方保温部材と、前記フランジ部を外方から覆う外方保温部材とからなることを特徴とする請求項1記載のダクト保温構造。
- フランジ部で互いに連結されたダクトと、
前記ダクトの表面の各面に貼り付けられた第1の保温材と、
連結された前記フランジ部の外面に貼り付けられた第2の保温材と、
連結された前記フランジ部を外周から覆う第3の保温材と、
を具備し、
前記第1の保温材、前記第2の保温材および前記第3の保温材は、いずれも樹脂発泡体からなり、
前記第1の保温材および前記第3の保温材の表面側には、金属箔が貼り付けられ、
前記第3の保温材は、前記フランジ部の両側から前記フランジ部を覆う側方保温部材と、前記フランジ部を外方から覆う外方保温部材とからなり、
前記側方保温部材は、前記フランジ部を挟み込むように前記フランジ部の両側に折り返されており、前記フランジ部の両側の前記側方保温部材が一体で構成されることを特徴とするダクト保温構造。 - 前記側方保温部材は、前記フランジ部の両側に積層して前記第1の保温材の外面に貼り付けられることを特徴とする請求項3記載のダクト保温構造。
- 前記第3の保温材は、前記フランジ部の外方から、前記フランジ部を挟み込むように前記フランジ部の両側に折り返されており、前記フランジ部の両側の前記第3の保温材が一体で構成されることを特徴とする請求項1記載のダクト保温構造。
- 前記第3の保温材の裏面側に、金属層が設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のダクト保温構造。
- 前記第2の保温材は、表面に気孔が露出していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のダクト保温構造。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載のダクト保温構造の施工方法であって、
分割された前記ダクトの表面に、前記第1の保温材を貼り付けるとともに、前記フランジ部に、前記第2の保温材を貼り付ける工程と、
それぞれの前記ダクトを、前記第2の保温材が貼り付けられていない側を対向面として互いに連結する工程と、
前記フランジ部の外周に、前記第3の保温材を貼り付ける工程と、
を具備することを特徴とするダクト保温構造の施工方法。
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