JP6549749B1 - シミュレーションデータ作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の装置に対する動作検証をデータ上で容易に且つ精度良く実施することができるシミュレーションデータ作成方法を提供する。【解決手段】本発明は、点群データのうち、選択された可動基部81を回転軸に交差する平面により切断して第1断面811と第2断面812とを作成する断面作成工程S103と、第1断面811の円弧状外周縁に沿って第1仮想円A1を形成し、第2断面812の円弧状外周縁に沿って第2仮想円A2を形成し、第1仮想円A1の中心である第1中心点811aと第2仮想円A2の中心である第2中心点812aとを通る直線を可動基部81の中心軸81zに設定する中心軸設定工程S104と、可動基部81の中心軸81zを回転軸とした回転動作が可能なパーツを選択し、選択されたパーツの回転可能範囲を設定する回転設定工程S107と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、シミュレーションデータ作成方法に関する。
従来から、装置の動的検証は、例えば、実際に装置を動かすか、あるいは実機を用いずCG(コンピュータグラフィックス)やCADデータを用いたコンピュータ上のシミュレーションにより行われている。例えば特開平08−87316号公報では、実機とモデルデータとを用いて動作検証を行っている。また、例えば特開2004−148428号公報では、ロボットの関節などの動きを表すソリッドモデルとして3次元CADのデータが用いられている。
特開平08−87316号公報 特開2004−148428号公報
しかしながら、3次元CADデータやCGを用いた動作検証では、実際の装置構成の再現性に限界がある。また、複数の3次元CADを用いた動作検証は、精度を高めるためのCADデータの編集などで多大な時間と労力がかかってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、実際の装置に対する動作検証をデータ上で容易に且つ精度良く実施することができるシミュレーションデータ作成方法を提供することを目的とする。
本発明のシミュレーションデータ作成方法は、読み込んだ3次元データに基づき画面上で3次元形状を編集し設定に応じて動作させることができるソフトウェアを備えるコンピュータを用いたシミュレーションデータ作成方法であって、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、計測対象の3次元スキャンデータである3次元の点群データを読み込む読み込み工程と、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データを複数の独立したパーツに分割する分割工程と、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データのうち、回転動作の回転軸に対応し且つ軸直交断面に円弧形状を含む可動基部を選択し、選択された前記可動基部を前記回転軸に交差する平面により切断して第1断面と第2断面とを作成する断面作成工程と、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1断面の円弧状外周縁に沿って第1仮想円を形成し、前記第2断面の円弧状外周縁に沿って第2仮想円を形成し、前記第1仮想円の中心である第1中心点と前記第2仮想円の中心である第2中心点とを通る直線を前記可動基部の中心軸に設定する中心軸設定工程と、前記中心軸設定工程の後に、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記可動基部を切断前の形状に戻す復元工程と、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記可動基部の前記中心軸を前記回転軸とした回転動作が可能な前記パーツを選択し、選択された前記パーツの回転可能範囲を設定する回転設定工程と、を含む
本発明によれば、静止している実際の装置のスキャンデータを用いるため、実際の装置構成に即した精度の良い3次元モデルが形成され、CADデータの作成・編集も不要となり、データ上での容易且つ精度の良い動作検証が可能となる。また、CADデータと異なり、点群データでは、表面に多少の凹凸が形成され得、この凹凸が中心軸の設定精度に影響し得る。この点群データ特有の性質に対して、本実施形態では、平面で切断した2つの断面を用いて中心軸を設定するため、例えば凹凸があり得る可動基部の端面に直交する直線を中心軸に設定する方法よりも、凹凸の影響を排除しやすい。つまり、本発明によれば、再現性が高い点群データにおいても、中心軸(回転軸)の設定精度を維持又は向上させることができ、実際の装置に対する動作検証をデータ上で容易に且つ精度良く実施することができる。
本実施形態で用いるコンピュータの構成図である。 本実施形態のシミュレーションデータ作成方法を示すフローチャートである。 本実施形態の点群データの一例を示す図である。 本実施形態の分割された点群データの一例を示す図である。 本実施形態の可動基部の断面の一例を示す図である。 本実施形態の可動基部の断面を説明するための説明図である。 本実施形態の可動基部の断面の一例を示す図である。 本実施形態の可動基部の断面の一例を示す図である。 本実施形態の可動基部の断面の一例を示す図である。 本実施形態の構造化されたアセンブリの一例を示す図である。 本実施形態の中心軸が設定された点群データの一例を示す図である。 本実施形態の点群データの動作の一例を示す図である。 本実施形態の点群データの動作の一例を示す図である。 本実施形態の点群データの動作検証の一例を示す図である。 本実施形態の点群データの動作検証の一例を示す図である。 本実施形態の点群データの動作検証の一例を示す図である。 本実施形態の中心軸の設定に関する説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態のシミュレーションデータ作成方法は、図1に示すように、読み込んだ3次元データに基づき画面91上で3次元形状を編集し設定に応じて動作させることができるソフトウェア92を備えるコンピュータ9を用いたシミュレーションデータ作成方法である。画面91は、ディスプレイである。ソフトウェア92は、CPUやメモリ等を備える本体部93のハードディスク(「記憶媒体」に相当する)93aに保存されている。コンピュータ9は、マウスやキーボードのような操作部94も備えている。なお、画面91上の編集(分割や切断を含む)や回転動作は、公知の3次元編集ソフトウェア92の機能により可能となる。また、点群データは、点群データに基づく3次元モデルともいえる。点群データに基づいて3次元モデルを作成する技術は公知であるため説明は省略する。
本実施形態のシミュレーションデータ作成方法は、図2に示すように、読み込み工程S101と、分割工程S102と、断面作成工程S103と、中心軸設定工程S104と、復元工程S105と、構造化工程S106と、回転設定工程S107と、を含んでいる。
読み込み工程S101は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、計測対象の3次元スキャンデータである3次元の点群データを読み込む工程である。計測対象は、実際の装置であって、例えば複数の可動軸を有する産業用ロボット(例えば6軸)やマシニング加工機(例えば3軸、5軸)などである。3次元スキャンデータは、例えばレーザスキャン装置により取得できる。図3に示すように、実機の3次元スキャンデータは、点群データとして読み込まれ表示される。
分割工程S102は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、点群データを複数の独立したパーツに分割する工程である。図4に示すように、分割された点群データの各パーツは、独立して編集・動作可能である。
断面作成工程S103は、図5に示すように、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、点群データのうち、回転動作の回転軸に対応し且つ軸直交断面に円弧形状を含む部分である可動基部81を選択し、選択された可動基部81を回転軸に交差する平面により切断して第1断面811と第2断面812とを作成する工程である。軸直交断面とは、中心軸(回転軸)に直交する平面で切断した断面を意味する。
可動基部81を切断する平面は、ユーザの目視により、中心軸(回転軸)に直交するように設定される。第1断面811と第2断面812とは軸方向に離間している。また、「軸直交断面に円弧形状を含む部分」とは、形状が、例えば、円柱状、円筒状、円錐状、又は半円柱状(軸直交断面が扇形のものも含む)である部分を意味している。なお、図4に示す装置は、6軸で動くロボットアームであり、6つの可動基部81〜86を有している。中心軸の設定については、可動基部81を代表で説明し、その他の可動基部82〜86については同様であるため説明を省略する。
中心軸設定工程S104は、図6に示すように、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第1断面811の円弧状外周縁に沿って第1仮想円A1を形成し、第2断面812の円弧状外周縁に沿って第2仮想円A2を形成し、第1仮想円A1の中心である第1中心点811aと第2仮想円A2の中心である第2中心点812aとを通る直線を可動基部81の中心軸81zに設定する工程である。より具体的に、中心軸設定工程S104は、第1設定工程S1041と、第2設定工程S1042と、第3設定工程S1043と、を含んでいる。
第1設定工程S1041は、図7に示すように、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第1断面811の円弧状外周縁上に3つの設定点(「第1設定点」に相当する)811bを設定し、当該3つの設定点811bを通る円を第1仮想円A1に設定し、第1仮想円A1の中心を第1中心点811aに設定する工程である。第2設定工程S1042は、図8に示すように、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第2断面812の円弧状外周縁上に3つの設定点(「第2設定点」に相当する)812bを設定し、当該3つの設定点812bを通る円を第2仮想円A2に設定し、第2仮想円A2の中心を第2中心点812aに設定する工程である。仮想円A1、A2を決めれば、その中心位置も決まる。第3設定工程S1043は、図9に示すように、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第1中心点811aと第2中心点812aを通る直線を可動基部81の中心軸81zに設定する工程である。
復元工程S105は、中心軸設定工程S104の後に、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、可動基部81を切断前の形状に戻す工程である。復元工程S105により、可動基部81は、分割工程S102後で断面作成工程S103前の状態となった上(図4参照)、自身に中心軸が設定された状態となる。
構造化工程S106は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、それぞれ1つ又は複数の前記パーツで構成された複数のアセンブリにより構造化する工程である。各アセンブリは、少なくとも1つの可動基部81〜86(すなわち可動部)を含むように設定されている。より具体的に、構造化工程S106は、第1アセンブリ設定工程S1061と、第2アセンブリ設定工程S1062と、を含んでいる。
第1アセンブリ設定工程S1061は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、点群データの一部であって複数のパーツで構成され且つ複数の可動基部81〜86を含む一塊の部分を、第1アセンブリに設定する工程である。第2アセンブリ設定工程S1062は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第1アセンブリの一部であって1つ又は複数のパーツで構成され且つ少なくとも1つの可動基部81〜86を含む一塊の部分を、第1アセンブリの下位アセンブリである第2アセンブリに設定する工程である。
例えば、図10に示すように、ユーザは、複数の可動基部を含む親アセンブリ7を設定し、親アセンブリ7(上位)のうち、作動しない部分と、作動する部分とを決め、当該作動する部分を子アセンブリ71(下位)として設定する。続いて、ユーザは、子アセンブリ71のうち、作動しない部分と、作動する部分とを決め、当該作動する部分を孫アセンブリ711として設定する。同様に、孫アセンブリ711の下位アセンブリとして、アセンブリ7111が設定される。このように、構造化工程S106では、階層的に複数のアセンブリが構築され、各パーツが互いに連動可能に関連付けられる。構造化工程S106は、階層化工程ともいえる。
回転設定工程S107は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、可動基部81〜86の中心軸を回転軸とした回転動作が可能なパーツを選択し、選択されたパーツの回転可能範囲を設定する工程である。回転設定工程S107は、図11に示すように、可動基部81〜86を含むパーツと当該パーツに接するパーツとのリンク位置(接続位置)と拘束位置(可動端部、初期位置)とを設定する工程ともいえる。
例えば、可動基部81については、可動基部81に回転可能に支持されたH状のパーツが回転するように設定され、回転可能範囲は実機に合わせた所定角度に設定される。可動基部81には、回転の拘束位置(回転限界位置)が設定される。可動基部82〜86についても同様に回転設定がなされる。なお、可動基部84、86の回転可能範囲は、360度に設定され、拘束位置はない。例えば可動基部86は、上方のパーツ(可動基部81を含むパーツ)が回転するように設定され、回転可能範囲は360度に設定される。可動基部81の下方の台座は、可動基部81を回転可能に支持している。
回転設定工程S107を経て作成されたデータは、画面91上で、点群データ(実機モデル)を設定に基づき作動させることができるシミュレーションデータとなる。当該シミュレーションデータによれば、例えば図12及び図13に示すように、実機モデルを作動させ、動作検証をすることができる。
本実施形態によれば、静止している実際の装置のスキャンデータを用いるため、実際の装置構成に即した精度の良い3次元モデルが形成され、CADデータの作成・編集も不要となり、データ上での容易且つ精度の良い動作検証が可能となる。また、CADデータと異なり、点群データには、表面に多少の凹凸が形成され得る特有の性質がある。このことから、例えば可動基部の端面の中心を通り且つ当該端面に直交する直線を中心軸に設定する場合、端面上の凹凸等により誤差が生じ得る。しかし、本実施形態では、平面で切断した2つの断面811、812を用いて、それら断面811、812の中心点を利用して中心軸を設定するため、点群データにおいても中心軸(回転軸)の設定精度を維持・向上させることができる。
さらに、本実施形態では、断面811、812の円弧状の外周縁上にそれぞれ設定点811b、812bを3つ選択し、それら設定点811b、812bに基づく仮想円A1、A2の中心を中心点811a、812aとするため、可動基部81〜86の外周面に点群データ上の凹凸がある場合でも、例えば目視により設定点811b、812bを凹凸がない部分に設定することができる。また、ユーザは、画面91の上の視点を変化させつつ、設定点811b、812bを設定することができる。これにより、仮想円A1、A2の設定精度が向上し、中心点811a、812aの設定精度、ひいては中心軸81zの設定精度を向上させることができる。
また、断面作成時の切断において、目視によりその中心軸(回転軸)に直交するように切断するが、2つの断面811、812を用いることで、目視による直交に対する誤差も吸収することができる。なお、断面811、812の中心点は、例えば、円形状の図形データを断面811、812に重ねて配置し、断面811、812との円弧状外周縁に沿うように又は一致するように図形データを変形・移動させて、当該図形データの中心点に基づいて設定しても良い。
また、構造化工程S106により、複数の回転軸を有する装置に対し、実際の動き・連動を、容易且つ詳細に設定することができる。点群データ及び且つそれを分割したパーツにより、アセンブリを設定し構造化(階層化)を行うことで、再現性の高いモデルを作成することができる。構造化工程S106は、回転軸が2軸以上の場合に、特に効果的である。
また、本実施形態のシミュレーションデータは、工場のラインなど、複数の設備が配置された施設の動作シミュレーション(ラインシミュレータ)にも用いることができる。複数の設備(実機)について、CADやCG等を作成し配置するのは多大な労力が必要となるが、本実施形態の方法によれば、容易且つ精度良くシミュレーションデータを作成することができる。
また、図14に示すように、点群データに基づき作成された3次元モデルに対して、壁や安全柵などの障害物を設定し、当該3次元モデルを作動させることで、実機を作動させた際の実機と障害物との距離などを検証することができる。障害物のモデルは、点群データ以外のデータ(CAD等)であっても良い。
また、図15に示すように、アンクランプ状態(クランプしていない状態)の装置や器具に対して、アンクランプ状態の装置を計測対象として本実施形態の方法を実施することができる。これによれば、装置のクランプ動作やクランプ状態の装置の位置状態等を検証することができる。この場合、構造化工程S106がなくてもシミュレーションデータを作成することができる。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態のシミュレーションデータ作成方法は、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、パーツを3次元スキャンデータ以外のモデルデータに置き換える置換工程を含んでも良い。この方法によれば、図16に示すように、点群データの一部であるパーツを、CGやCADにより作成したモデルデータ(パーツ)に置き替えることができる。つまり、装置の一部分だけを別の構成にして検証したい場合、当該一部分だけCGやCADによりモデルを作成すれば足り、データ作成の簡易化を図ることができる。また、例えば1軸の動作検証の場合などは、構造化工程S106がなくてもよい。また、動作検証で画面91上に表示するモデルデータとしては、点群データに基づく3次元モデルでも良い。また、シミュレーションデータが保存される記憶媒体は、不揮発性メモリが好ましく、例えば、USBメモリ、CD、DVD、SDメモリーカード、又は外付けハードディスク等でも良い。
また、図17に示すように、第1設定工程S1041では、マウス等のポインティングデバイス94又はタッチパネルに対する指等により、第1断面811の径方向外側から第1断面811の円弧状外周縁に向けて画面91上のカーソル(ポインタ位置:例えば画面91上の矢印マーク又は十字マーク)を移動させ、第1断面811の円弧状外周縁と接触した位置を設定点811bに設定することが好ましい。この際、円弧状外周縁が画面91上で可動基部81の外郭線(最も外側の輪郭線、内部に位置しない輪郭線)を構成するように、可動基部81の表示を移動・回転させる。
つまり、ポインティングデバイス94の操作又はタッチパネルに対する指操作に応じて画面91上に表示されるマークをカーソルとすると、第1設定工程S1041では、コンピュータ9が、ユーザの操作に応じて、第1断面811の円弧状外周縁が画面91上で外郭線を構成するように第1断面811を配置し、第1断面811の径方向外側から第1断面811の円弧状外周縁に向けてカーソルを移動させ、第1断面811の円弧状外周縁とカーソルとが接触した位置を設定点811bに設定する。
これにより、より確実に、外郭線上、すなわち第1断面811の円弧状外周縁上に設定点811bを設定することができる。カーソルと第1断面811とが接触すると、例えばカーソルの形状又は表示色が変わる、あるいは座標情報が新たに表示される等、何らかの表示の変化が現れる。本実施形態では、3つの設定点811bを設定するために、それぞれ異なる方向からポインティングデバイスを移動させている。3つ目の設定点811bの設定に際しては、円弧状外周縁が外郭線を構成するように可動基部81を回転・傾斜させている。これにより、中心点811aの設定精度は向上する。この方法は、第2設定工程S1042でも同様に適用できる。つまり、両工程S1041、S1042で上記設定が行われることで、中心軸81zの設定精度はより向上する。
81〜86…可動基部、811…第1断面、811a…第1中心点、811b…設定点(第1設定点)、81z…中心軸、812…第2断面、812a…第2中心点、812b…設定点(第2設定点)、9…コンピュータ、91…画面、92…ソフトウェア、93…本体部、93a…ハードディスク(記憶媒体)、94…操作部、A1…第1仮想円、A2…第2仮想円。

Claims (6)

  1. 読み込んだ3次元データに基づき画面上で3次元形状を編集し設定に応じて動作させることができるソフトウェアを備えるコンピュータを用いたシミュレーションデータ作成方法であって、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、計測対象の3次元スキャンデータである3次元の点群データを読み込む読み込み工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データを複数の独立したパーツに分割する分割工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データのうち、回転動作の回転軸に対応し且つ軸直交断面に円弧形状を含む可動基部を選択し、選択された前記可動基部を前記回転軸に交差する平面により切断して第1断面と第2断面とを作成する断面作成工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1断面の円弧状外周縁に沿って第1仮想円を形成し、前記第2断面の円弧状外周縁に沿って第2仮想円を形成し、前記第1仮想円の中心である第1中心点と前記第2仮想円の中心である第2中心点とを通る直線を前記可動基部の中心軸に設定する中心軸設定工程と、
    前記中心軸設定工程の後に、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記可動基部を切断前の形状に戻す復元工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記可動基部の前記中心軸を前記回転軸とした回転動作が可能な前記パーツを選択し、選択された前記パーツの回転可能範囲を設定する回転設定工程と、
    を含むシミュレーションデータ作成方法。
  2. 前記中心軸設定工程は、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1断面の円弧状外周縁上に3つの第1設定点を選択し、3つの前記第1設定点を通る円を前記第1仮想円に設定し、前記第1仮想円の中心を前記第1中心点に設定する第1設定工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第2断面の円弧状外周縁上に3つの第2設定点を選択し、3つの前記第2設定点を通る円を前記第2仮想円に設定し、前記第2仮想円の中心を前記第2中心点に設定する第2設定工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1中心点と前記第2中心点を通る直線を前記可動基部の前記中心軸に設定する第3設定工程と、
    を含む請求項1に記載のシミュレーションデータ作成方法。
  3. ポインティングデバイスの操作又はタッチパネルに対する指操作に応じて前記画面上に表示されるマークをカーソルとすると、
    前記第1設定工程では、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1断面の円弧状外周縁が前記画面上で外郭線を構成するように前記第1断面を配置し、前記第1断面の径方向外側から前記第1断面の円弧状外周縁に向けて前記カーソルを移動させ、前記第1断面の円弧状外周縁と前記カーソルとが接触した位置を前記第1設定点に設定し、
    及び/又は、
    前記第2設定工程では、前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第2断面の円弧状外周縁が前記画面上で外郭線を構成するように前記第2断面を配置し、前記第2断面の径方向外側から前記第2断面の円弧状外周縁に向けて前記カーソルを移動させ、前記第2断面の円弧状外周縁と前記カーソルとが接触した位置を前記第2設定点に設定する請求項2に記載のシミュレーションデータ作成方法。
  4. 前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データを、それぞれ1つ又は複数の前記パーツで構成された複数のアセンブリにより構造化する構造化工程をさらに含み、
    前記点群データは、複数の前記可動基部を有し、
    前記アセンブリは、少なくとも1つの前記可動基部を有する請求項1〜3の何れか一項に記載のシミュレーションデータ作成方法。
  5. 前記構造化工程は、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記点群データの一部であって複数の前記パーツで構成され且つ複数の前記可動基部を含む一塊の部分を、第1アセンブリに設定する第1アセンブリ設定工程と、
    前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記第1アセンブリの一部であって1つ又は複数の前記パーツで構成され且つ少なくとも1つの前記可動基部を含む一塊の部分を、前記第1アセンブリの下位アセンブリである第2アセンブリに設定する第2アセンブリ設定工程と、
    を含む請求項4に記載のシミュレーションデータ作成方法。
  6. 前記コンピュータが、ユーザの操作に応じて、前記パーツを前記3次元スキャンデータ以外のモデルデータに置き換える置換工程を含む請求項1〜5の何れか一項に記載のシミュレーションデータ作成方法。
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