JP6549592B2 - 車椅子用ヘッドレストのサポート機構 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子用ヘッドレストを上下方向、左右方向、前後方向のすべての位置について任意、かつ、自由に選択して支持、固定することができるようにしたヘッドレストのサポート機構に関する。
従来から車椅子使用者の頭部を支持するヘッドレストのサポート機構は、本願の発明者による提案(特許文献1,2参照)を始めとして多くの提案(特許文献3,4など参照)がなされている。
従来のヘッドレストサポート機構には、車椅子に当初から装備されているものから、後付で車椅子に装着するようにしたいわゆる後付けタイプまで、様々な形態のものがある。
公知のヘッドレストのサポート機構において、当初から車椅子に装備されたものは、せいぜいヘッドレスト(枕)の上下位置が調整できる程度のものが大半であるため、高さ以外の
位置の調整はできない。しかし、高さ調節機能のみでは、様々な肢体の状況を持つ車椅子使用者のヘッドレストに対する要請に応えることはできない。
そこで、後付けタイプのヘッドレストサポート機構では、ヘッドレスト高さ調節は勿論、ヘッドレストの前後の位置,左右の位置、或は、各位置での傾きなど、あらゆる方向でのヘッドレスト位置の条件を充足できる構造を具備したものが指向される。
本願の発明者が提案した特許文献1,2のサポート機構も、上記の各機能をすべて果せる構造を具備したものであるが、解決すべき課題もある。
特許第4584643号公報 特許第3463017号公報 特開2007−159951公報 特開2006−26050号公報 特開2001−327541号公報 特開平11−244336号公報
本発明は、車椅子に後付けするヘッドレストのサポート機構において、従来のヘッドレストのサポート機構が備えていなかったヘッドレストのサポート支柱を前後に傾斜させることができるサポート機構を提供することを第一の課題とする。
本発明はまた、ヘッドレスト支柱の前後方向での傾斜を始めとするヘッドレストのサポート機構がなす諸動作のための構造を、凸凹や出っ張りの少ないスマートで簡潔な構造のヘッドレストサポート機構として提供することを第二の課題とする。
上記第一の課題を解決することを目的としてなされた本発明ヘッドレストのサポート機構の構成は、車椅子後側の左右の縦フレームに着脱自在に固定される左右の把持部材と、該左右の把持部材に水平向きに架設されたベース横杆の略中央部に上下方向でスライド固定自在に立設されたヘッドレスト支柱と、該ヘッドレスト支柱の上端部に平面内で首振り自在に取付けられたヘッドレストとを備えたヘッドレストサポート機構において、前記左右の把持部材と当該左右の部材に架設される前記ベース横杆とを、ベース横杆の中心軸に直交する面内において前記把持部材とベース横杆に夫々に一体の対面する結合部材を介して結合し、前記ベース横杆を把持部材に対し前記中心軸の回りに回転させて固定することにより、前記ヘッドレスト支柱を前記ベース横杆の回転と一体に回転位置決めし、当該ヘッドレスト支柱を車椅子の前後方向の所望角度に傾斜させその位置に固定できるようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、上記サポート機構において、各構成部材がそれぞれ次に述べる機能,構造を具備したものであってもよい。
すなわち、まず、左右の把持部材は、車椅子後部の縦向きフレーム(以下、縦フレーム)に太さ(外径)の違いがあっても異なる太さの縦フレームを把持できるように、前記把持部材をネジ式のクランプ型とすることである。
次に、左右の把持部材間に架設されるベース横杆は、テレスコピック式等の伸縮方式で長さを伸縮して固定できる構造を備え、車椅子の左右の縦フレーム間の距離の大小に左右の把持部材が自在に対応することができるようになっている。また、ベース横杆は、ヘッドレスト支柱を当該横杆の長さ方向で自由にスライドさせてその位置で固定できる機能を具備している。
さらに、ヘッドレスト支柱は、その上端部の高さ方向の位置(つまり、ヘッドレストを設ける上端までの高さ)を、自由に調整できる機能を備えたものである。当該支柱の高さ方向の位置調節のための構造としては、(イ)ベース横杆と支柱下部の結合部において該支柱を上下にスライドさせ固定できる構造、(ロ)支柱にテレスコピック式等の伸縮支柱を用いて支柱自体の高さ(長さ)を変更できる構造、(イ)支柱自体を多関節体に形成し、多関節の折れ曲がり角度や長さを可変・固定自在としてヘッドレストの高さ位置等を変更できる構造とするなどの中から選択又は併用して用いることができる。
本発明では、上記の各構成部材の機能,構造において、部材同士を回転可能に結合する回転結合部ないし関節部として、次の構成の結合機構を採用することができる。
すなわち、その結合機構は、一方の結合部材と他方の結合部材の対向面を、両対向面を貫通するネジ杆と該ネジ杆に螺合されるナット体によって緊締,弛緩自在に結合した結合機構であって、前記ネジ杆とナット体の弛緩時に前記両結合部材をネジ杆を軸に相対回転させて所望の回転角に位置決めし、前記ナット体を緊締して前記位置決めを固定するようにしたことを特徴とする。
本発明では、上記結合機構において、対面する結合部材は、対向当接面をネジ杆、ナット体の緊締により圧着して固定することが出来る。また、前記結合部材同士の緊締圧着のため、対向する当接面を硬い粗面又は噛合する歯面に形成すると緊締時の結合度を高めることができる。
本発明は、ヘッドレスト支柱を、前記ベース横杆の左右の把持部材に対する軸回りの回転と一緒に回転、固定することにより、前記車椅子の前後方向における所望角度に傾斜させ、その傾斜位置に固定出来るようにしたから、公知のヘッドレストサポート機構ではなし得なかったヘッドレストの前後方向での傾き姿勢と前後位置を実現することができる。
また、前記ヘッドレスト支柱の傾きを実現するための構造を、一方の結合部材と他方の結合部材の対向面を貫通するネジ杆と該ネジ杆に螺合されるナット体により、前記結合部材を緊締,弛緩自在に結合できる結合機構であって、前記ナット体の弛緩時に前記両部材を相対回転させて所望の回転角に位置決めし、前記ナット体を緊締して前記位置決めを固定するようにしたから、当該結合機構は機構の外部に結合のための凸凹や出っ張りが無いスマートな外観のヘッドレストのサポート機構を提供することができる。
本発明ヘッドレストのサポート機構の要部の斜視図。 図1のサポート機構の分解斜視図。 図2の結合機構をヘッドレスト支柱の上半側の連結用関節に用いた本発明ヘッドレストサポート機構の上半部を表した斜視図。 図3のヘッドレスト支柱の分解斜視図。 本発明ヘッドレストのサポート機構全体の斜視図。
次に本発明の実施の形態例について、図を参照して説明する。
図において、1,2は、図示しない一般的な車椅子の左右の後部縦フレーム(ハンドルが設けられるフレーム)に着脱自在に固定される把持部材で、ここでは平面視略コ状乃至L状のクランプ部1a,2aと、該クランプ部1a,2aに短アーム部1b,2bを介して一体に形成された側面視略円形を呈する、後述するベース横杆3がその両端部において結合して架設される横杆結合部1c,2cを備えて形成されている。
上記左右の把持部材1と2は、図示したように同じ構造が左右対称な形態に形成されたものであり構造は同じであるから、以下の説明は一方の把持部材1について述べる。ここで、他方の把持部材2に付される符号は、符号の筆頭文字を「2」とし、以下に把持部材1と同じ付記文字が付けられるものとする。
把持部材1において、クランプ部1aには、平面から見た略コ状の開口側に車椅子の縦フレームを当該クランプ部1aの内面側との間に挟持するための押えブロック11aが配置され、該ブロック11aが、クランプ部1aの外面側から該ブロック11aに向けて貫設されたノブ付きボルト杆12aの先端側に形成されたネジ部(ナット機能部,13a)に螺合されている。14aはボルト杆12aの頭部と一体成形された操作ノブ、15aはワッシャである。
押えブロック11aは、ノブ14aを掴んでボルト杆12aが左又は右に回転されると、クランプ部1aの内面に対してボルト杆14aの軸方向に進退するから、このブロック11aの進退によってクランプ部1aの内面と押えブロック11aの対向面の間に挟まれた車椅子後部の縦フレームを強固に把持することができることになる。
次に、前記クランプ部1aにブラケット状の短アーム部1bを介して一体に成形されて把持部材1の一部を形成している横杆結合部1cの構造について、図2も参照しつつ説明する。
横杆結合部1cは、前記アーム部1bと一体の断面略凹状の円形皿状体を立てた向きの受座11cと、該受座11cの内部に対面配置されて後面がベース横杆3の端部(図2の例では左右の端部)に結合される円盤状の駒12cとを結合部材とし、前記受座11cの外側面から該受座11cの中心部を通って前記駒12cの中心に向けて貫通され、前記横杆3がスライド自在に有する伸縮部材31の端部31aに形成したナット部としての雌ネジ部31bに、先端の雄ネジ部14cが螺合されるボルト杆13cを主要部材として備え形成されている。15cはボルト杆13cの頭にそれと一体成形された操作ノブである。
上記結合部1cは、ボルト杆13cのネジ部31bに対する緊締と弛緩により、対面する受座11cと駒12cによる結合部材の対向当接面の密着固定と、当該当接面の相互離反による回転自在とを実現するから、ベース横杆3をその軸回りに関して任意角度に回転位置決めすること、及びその角度での固定をすることが出来る。本発明では、前記結合部材たる受座11cと駒12cの相対回転角度を知るために、両部材11c,12cの外周面やその近傍に角度目盛や目印を付けることがある。
上記受座11cは、その内面における前記駒12cとの対向面に、放射状に凸凹の歯16cが形成されている。一方、円盤状の駒12cの前記歯16cとの対向する面には、その歯16cと噛合する歯17cが形成されている。また、前記駒12cの背面(歯17cの反対面)には、ベース横杆3における伸縮部材31の断面四角形の先端部31a(図2参照)に嵌合される凹状の嵌合溝18cが形成されている。上記歯16c、17cに代えて前記対向面を粗面に形成することもある。
なお、上記例では、ベース横杆3に収挿された伸縮部材31の四角形断面の先端部31aと、前記円盤状の駒12cとが別体であるから、当該駒12cの歯17cの反対面に前記端部31aを結合するために凹状の嵌合溝18cを必要とした。本発明では、伸縮部材31の端部31aと円盤状の駒12cとが一体部材であれば、駒12cにネジ部31bが備わるから嵌合溝18cは不要である。
上記把持部材1に、その受座11cと前記駒12cを結合部材としてボルト杆13cの緊締、弛緩によって緩く結合又は緊締結合されるベース横杆3は、その左右側に、スライド式の伸縮部材31,32を具備している。伸縮部材31,32は、車椅子の左右の後部縦フレームの幅寸法がメーカー等によって区々であることに対応して横杆3の有効長さを変更することにより、左右の把持部材1,2が前記縦フレームを把持できる位置に位置決めされるための部材である。ベース横杆3とその伸縮部材31,32は、円形や角形断面のパイプ材、或は、断面コ状やL状等の型材で形成するが、材質はアルミ材などの軽い材料が好ましい。本発明では前記材料に限られずプラスチック材や鉄材であっても構わない。
また、ベース横杆3と左右の伸縮部材31,32は、ベース横杆3の長さを調節し調節した長さを固定するために、ボルト部材33a,34aとナット部材33b,34bの固定具を、伸縮部材31,32に設けた横長スリット31c、32cとベース横杆の左右側部に設けたボルト穴33c,34cに装着して成る固定手段を具備している。図2の33d,34dは、前記ナット部材33b,34bに一体形成した操作ノブである。前記ボルト部材33a,34aに対してナット部材33b、34bを緩めると、スリット31c、32cが当該ボルト部材33a,34aにガイドされてベース横杆3に沿って伸縮でき、伸縮したところで前記ボルト部材33a,34aをナット部材33b、34bで緊締すると、そこでベース横杆3の全体の長さを固定できる。
上記ベース横杆3には、その背面に長さ方向に沿った断面が逆凸状の2条の凸レール部5aとベース横杆の背面上下の縁部がなす断面略L状の縁レール部5bとによる溝状支持部が形成されている。該溝状支持部の内部には、前面からネジ孔が形成されたナット駒5cの2個がスライド自在に収装されており、この2つの駒5cのネジ穴に、後述するヘッドレスト支柱4の取付座61を固定するためにノブ付きボルト5dが緊締、弛緩自在にねじ込まれることにより、ヘッドレスト支柱4の取付部5に形成されている。図中、5eは操作ノブである。
ヘッドレスト支柱4は、角パイプによる当該支柱4の下部を受け入れる短かい角筒状の支持部6が縦向きでその取付座61に設けられている。この支持部6には、挿入した支柱4を固定するためのボルト・ナット機構を利用した前記支柱4の固定手段62が、筒状支持部5の支柱4に対して直交する向きで設けられている。前記取付座61の左右側部には前記固定部5のノブ付きボルト5dが挿し込まれるボルト穴61a,61bが形成されている。
以上の構成により、ヘッドレスト支柱4の車椅子の前後方向に関する傾きと左右方向での位置を、自由に選択調整できることになる。
先に図2により説明した左右の把持部材1,2における横杆結合部1c,2cにおいて、歯16cを設けた受座11cと、対向面に前記歯16cに噛合する歯17cを設けた駒12cと、伸縮部材31の端部31aの受けネジ31bと、前記受座11cと駒12cの対向面を緊締、弛緩するため前記ネジ31bにねじ込まれるボルト杆13cとは、当該ボルト杆13cの前記受けネジ31bに対する回転操作による弛緩,緊締によって、結合部材である受座11cと駒12cの相対回転を許容し、所望の回転角を位置決めして固定する機能を有する。
そこで本発明では、上記受座11cと駒12cによる対面する結合部材の回転位置決めとその角度の固定機能を有する機構を結合機構Cmとし、以下の実施例では4個の結合機構Cm1〜Cm4をヘッドレスト7の支柱4の構成の中に取り込み本発明のサポート機構形態の実施例にしたので、以下に説明する。
なお、以下の実施例において、受座11cと駒12cの外側面(対向面でない側面)には、夫々に、短い板状の第1連結部材41と略L状断面部を有する第2〜第4の連結部材42〜44を取付けるために縦向きの嵌合溝18cと19cが、夫々に設けられている。各連結部材41〜44はヘッドレスト支柱の一部をなす。
本発明では、上記の結合機構Cm1〜Cm4をヘッドレスト7の支柱4を含むサポート機構の中に取り込むことにより、本発明ヘッドレストサポート機構HSを全体がスマートな形態にしている。
図3と図4は、本発明ヘッドレストサポート機構HSにおいて、上記結合機構Cm1〜Cm4を介してヘッドレスト7を設けた支柱4の形態を例示した斜視図と分解斜視図である。
図3、図4において、支柱4の上端部とヘッドレスト7の背面7aの間には、一例として4個の結合機構Cm1〜Cm4により連結されたヘッドレスト支柱の一部をなす第1連結部材41及び第2連結部材〜第4連結部材42〜44が配置されている。ここで、図示した支柱4の上端から上方に向けて順に並んだ4個の結合機構Cm1〜Cm4は、そのうちの下方から3個の結合機構Cm1〜Cm3がボルト杆13cを水平な向きにして連結部材41〜43を連結するように配置され、最上位の結合機構Cm4は連結部材43と44を連結するためにボルト杆13cを垂直な向きにして配置されている。
図3、図4において、最下の結合機構Cm1は、支柱4の上端に水平部42bを接続した断面L状をなす第2連結部材42を、その垂直部42aを受座11cの嵌合溝19cに嵌める一方、駒12cの嵌合溝18cに第1連結部材41の下半部41bを嵌め、前記垂直部42aに設けた回り止め角穴42cから挿入した回り止め角柱部を頭部直下に有するボルト杆13cを前記第1連結部材41の下方のボルト穴41dに貫通させ、その穴41dから突出したボルト杆13cのネジ部にノブ15cの雌ネジ31bをねじ込むことにより、支柱4の上端に設けた第2連結部材42と第1連結部材41を、結合機構Cm1によって結合角を自由に設定できその角度を固定できるように結合している。
下から2番目の結合機構Cm2は、前記第1の連結部材41の上半部41aが受座11cの溝19cに嵌める一方、次の第1連結部材41の下半部41bを駒12cの溝18cに嵌め、この状態で前記第1連結部材41の上半部41aに設けた角穴41cから回り止め角柱部を頭部直下に備えたボルト杆13cを挿入して前記の次の第1連結部材41の下半側41bのボルト穴41dまで貫通させ、穴41dから突出したネジ部にノブ15cと一体のネジ部31bをねじ込んで、下位の第1連結部材41と上位の第1連結部材41とを、結合機構Cm2によって連結、結合している。
上記の連結機構Cm2と同じ要領で、前記上位の第1連結部材41の上半部41aと逆L状の第3連結部材43の垂直部43aが、下から3番目の結合機構Cm3によって結合されている。
ボルト杆13cが上向き垂直になる下から4番目(最上位)の結合機構Cm4は、逆L型の第3連結部材43の水平部43cと第4連結部材44の水平部44aを、それぞれ水平向きの受座11cと駒12cの嵌合溝19cと18cに嵌めた状態で、ボルト杆13cが第四連結部材44の水平部44aの角穴44cに貫通され、ボルト杆13cのネジ部にノブ15cのネジ部31bをねじ込んで、前記2つの連結部材43と44を回転位置決め、固定自在に連結している。
前記の第4連結部材44の垂直部44bは、ヘッドレスト7の背面に形成された取付座7bに設けたここでは3個のネジ孔7cに、このネジ孔7cに対応して当該垂直部44bに設けた3個の穴44dから挿入する3本の取付ネジ8をねじ込んで、ヘッドレスト7に強固に取り付けられている。
以上により本発明のヘッドレストサポート機構HSの一例を構成する。
上記の本発明ヘッドレストサポート機構HSでは、連結部材と結合機構とをそれぞれに4個用いたが、連結部材と結合機構は3個、或は、それ以外の個数であってもよい。
本発明ヘッドレストサポート機構HSでは、支柱4の上端部とヘッドレスト7の背面7aの間が、連結部材41〜44を連結して関節作用をする複数の結合機構Cm1〜Cm4により連結されているから、各結合機構Cm1〜Cm4の各ボルト杆13cを夫々の操作ノブ15cを操作して、夫々の機構Cm1〜Cm4の各受座11cと駒12cの間を緊締・弛緩させることにより、各結合機構Cm1〜Cm4の間の3個の連結部材41〜43を、支柱4の前後方向(車椅子の前後方向)において略垂直からほぼ水平までの間で様々な角度に向けることができ、これによってヘッドレスト7の前後方向での位置と高さとを任意に設定することができる。これにより、ヘッドレスト7の前後方向での位置調節は、先に述べたベース横杆3の左右の把持部材1,2に対する当該横杆3の軸回りでの回転位置決めによる調節と上記結合機構Cmによる調節を併用すると、車椅子の使用者に対して更に適切で微細なヘッドレスト7の位置調節ができる。
また、ヘッドレスト7の背面7aを取付けた第4連結部材44を第3連結部材43に結合している結合機構Cm4の当該ボルト杆13cを回転操作して、当該機構Cm4の受座11cと駒12cの歯16c,17cの噛み合いを介した結合を緊締、弛緩させることにより、ヘッドレスト7の平面内での角度(向き)を任意に位置決めして固定することができる。
本発明では、ヘッドレスト7の高さ調節を、大まかには支柱4の下部を支持している支持部6のボルト・ナットを利用した固定手段62によっておおよその高さを決め、このあと支柱4のライン上にある前記3個の結合機構Cm1〜Cm3の操作によって微細な高さと前後の調節を行うことができるから、車椅子使用者の頭部の位置や姿勢(上下、前後、左右等)によく適合したヘッドレストの姿勢に制御することができる。
しかも本発明では、ヘッドレスト7の上記態様での高さと傾斜の調節ができることに加え、支柱4を立設支持したベース横杆3の把持部材1,2に対する支持角度を車椅子の前後方向で任意に設定変更してヘッドレスト支柱全体の立設角度を前後に傾動させることができ、更に、ベース横杆3の長手方向でヘッドレスト支柱4をスライドさせて所望位置で固定することが出来るから、ヘッドレスト7の前後と左右の位置についても、大まかな調節と微細な調節を併用でき、車椅子使用者に便利な機能を提供することができる。
本発明における使用者利便の性能を発揮させる構造は、ヘッドレスト支柱4に関して大きな凹凸や出っ張りを生じない結合機構Cm1〜Cm4と連結部材41〜44を支柱4の同一線上に配置することによって具現できているから、全体として簡潔でスマートな形態でヘッドレストのサポート機構を提供することができる。
HS 本発明ヘッドレストサポート機構
2 把持部材
1a,2a クランプ部
11a,21a 押えブロック
12a,22a ボルト杆
13a,23a 操作ノブ
1b,2b 短アーム部
1c,2c 横杆結合部
Cm、Cm1〜Cm4 結合機構
11c,21c 円形の受座
12c,22c 円盤状の駒
13c,23c ボルト杆
14c,24c ネジ部
15c,25c 操作ノブ
16c,26c 受座11cの歯
17c,27c 駒12cの歯
3 ベース横杆
31,32 ベース横杆3の伸縮部材
4 ヘッドレスト支柱
41〜44 第1連結部材〜第4連結部材
5 ヘッドレスト支柱支持部6の取付部
6 ヘッドレスト支柱4の支持部
7 ヘッドレスト
8 ヘッドレスト7の取付ネジ

Claims (8)

  1. 車椅子後側の左右の縦フレームに着脱自在に固定される左右の把持部材と、該左右の把持部材に水平向きに架設されたベース横杆の略中央部に上下方向でスライド固定自在に立設されたヘッドレスト支柱と、該ヘッドレスト支柱の上端部に平面内で首振り自在に取付けられたヘッドレストとを備えたヘッドレストサポート機構において、前記左右の把持部材と当該左右の部材に架設される前記ベース横杆とを、ベース横杆の中心軸に直交する面内において前記把持部材とベース横杆と夫々に一体の対面する結合部材を介して結合し、前記ベース横杆を把持部材に対し前記中心軸の回りに所望角度回転させて固定することにより、前記ヘッドレスト支柱を前記ベース横杆と一体に回転位置決めし、当該ヘッドレスト支柱を前記車椅子の前後方向で所望角度に傾斜させてその位置に固定できるようにしたことを特徴とするヘッドレストのサポート機構。
  2. ヘッドレストの高さ調節は、ヘッドレスト支柱のベース横杆への取付部での上下調節と、前記支柱の上部とヘッドレストの間に挿入した複数の結合機構の回転角調節とを併用して行うか又は個々に行うようにした請求項1のサポート機構。
  3. 結合機構は、対面させた一方の結合部材と他方の結合部材を、両部材を貫通するボルト杆と該ボルト杆に螺合されるナット部材によって緊締,弛緩自在に結合した機構であって、前記ナット部材に対するボルト杆の弛緩時に前記両部材を相対回転させて所望の回転角に位置決めし、前記ボルト杆を締結して前記回転位置を固定するようにしたことを特徴とする請求項2のサポート機構。
  4. 結合機構の対面した結合部材の対向当接面は、ボルト杆の緊締により圧着固定するようにした請求項3のサポート機構。
  5. 対向当接面は、硬い粗面又は噛合する歯面に形成して緊締時の固定度を高めるようにした請求項4のサポート機構。
  6. 対面して回転固定される結合部材は、その外周面又はその近傍に回転量を測るための目盛又は目印を設けた請求項3〜5のいずれかのサポート機構。
  7. 左右の把持部材間に架設されるベース横杆は、スライド式で長さを伸縮して固定できる構造を備え、車椅子の左右の把持部材の縦フレーム間の距離の大小に自在に対応することができるようにした請求項1〜6のいずれかのサポート機構。
  8. 支柱にスライド式で伸縮する支柱を用いた請求項1〜7のいずれかのサポート機構。

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