JP6548851B2 - 信号伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板やケーブル等を用いて高速なメタル線信号伝送を行うにあたり、近接した信号線においてもクロストークなどの信号干渉の影響を抑えることのできる信号伝送装置に関する。
従来から、信号線数を増やすことなく、伝送データ量を増やす方法として、1ペア2本から成る差動信号線に対して他のデータ信号を重畳させる手法がある。このような技術として、例えば、コモンモードフィルタ2個を1ペア2本の差動伝送路に対してそれぞれの信号線に設けることにより、1ペアの差動信号線を伝送する2本の信号線を用いて2系統のシングルエンドモードの信号を重畳する信号伝送装置があった(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/114672号
しかしながら、従来の信号伝送装置では、近接した信号配線の間でクロストークによる信号干渉が生じ、通信エラーなどの品質劣化が生じるという問題点があった。或いは信号干渉を抑制するためには、信号配線の間隙を確保する必要があり、このような要求を満たすための高密度な配線が困難であり機器のサイズが増加するという課題があった。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、信号配線の間隙を狭めてもクロストークなどの信号干渉の影響を抑制でき、従って、品質を保ちながら小型化を図ることのできる信号伝送装置を提供することを目的とする。
この発明に係る信号伝送装置は、複数系列のデータ信号の数値演算を行う送信側信号処理部と、複数系列のデータ信号の数に対応した個数が設けられ、複数の導体で構成される伝送路に送信側信号処理部から出力された信号をアナログ信号に変換して送出するDA変換器とを有する送信部と、送信側信号処理部のデータ信号の系列数に対応した個数が設けられ、伝送路を介して受信した信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、AD変換器から出力された信号から複数系列のデータ信号を復元する受信側信号処理部とを有する受信部とを備え、送信側信号処理部は、伝送路を信号が伝搬する固有伝送モードに対応した固有ベクトルにより構成される行列を用いて出力信号を算出し、受信側信号処理部は、送信側信号処理部の逆行列により複数系列のデータ信号を算出するようにしたものである。
送信側信号処理部は、2系列のデータ信号同士を加算した結果に重み係数(1−α)を乗算して一方の出力データとすると共に、データ信号同士を減算した結果に重み係数αを乗算して他方の出力データとし、受信側信号処理部は、受信した一方の出力データに対して重み係数1/(1−α)を乗算すると共に、他方の出力データに対して重み係数1/αを乗算し、かつ、これら一方の出力データと他方の出力データを加算して2系列のデータの信号のうちの一方のデータ信号とすると共に、これら一方の出力データと他方の出力データを減算して他方のデータ信号とする。
この発明に係る信号伝送装置は、送信側信号処理部が、伝送路を信号が伝搬する固有伝送モードに対応した固有ベクトルにより構成される行列を用いて出力信号を算出し、受信側信号処理部では、送信側信号処理部の逆行列により複数系列のデータ信号を算出するようにしたものである。これにより、信号配線の間隙を狭めてもクロストークなどの信号干渉の影響を抑制でき、その結果、品質を保ちながら信号伝送装置の小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1の信号伝送装置の構成図である。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置のハードウェア構成図である。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の伝送路の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の送信側信号処理部と受信側信号処理部の処理動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の送信側信号処理部の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の送信側信号処理部の動作説明図である。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の受信部の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1の信号伝送装置の動作説明図である。 図9A及び図9Bは、実施の形態1の信号伝送装置と従来構成の復調結果を比較して示す説明図である。 この発明の実施の形態2の信号伝送装置の構成図である。 この発明の実施の形態2の信号伝送装置の重み係数変更部の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態3の信号伝送装置の構成図である。 この発明の実施の形態3の信号伝送装置の重み係数変更部の動作フローチャートである。 この発明の実施の形態4の信号伝送装置の構成図である。 この発明の実施の形態4の信号伝送装置の重み係数変更部の動作フローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態による信号伝送装置を示す構成図である。
図において、信号伝送装置は、送信部1と受信部2が伝送路3で接続されている構成である。本信号伝送装置では、送信部1と受信部2にて様々な信号処理を施すことができる構成としているため、デジタル信号のみならず、例えばOFDM信号の様なアナログ変復調信号を含むメタル線通信も実行できるものとする。
まず、各部の構成について説明する。図1において、送信部1は、通信のための送信データが格納される送信データ格納部11、2系列の送信データを2系統の伝送路に対応した通信信号へ変換する送信側信号処理部12、送信側信号処理部12にて信号処理されたデジタル信号のデータを伝送路3へ出力するためにアナログ信号のデータに変換する第一のDA変換器13a及び第二のDA変換器13bを備える。なお、送信データ格納部11には、2系列のシングルエンドモード信号が格納されているとする。
受信部2は、伝送路3からの入力信号をデジタル信号に変換する第一のAD変換器21a及び第二のAD変換器21b、これら第一のAD変換器21a及び第二のAD変換器21bから出力されたデータ信号を2系列のシングルエンドモード信号に復元する受信側信号処理部22、復元されたデータを格納する受信データ格納部23を備える。
伝送路3は、2本の信号線31及び信号線32を有し、例えばケーブルや回路基板などである。例えば、バックプレーン形態の信号伝送装置で考えた場合は、送信部1と受信部2がドーターカードを担い、伝送路3がバックボード基板上の配線と考えることができる。また、伝送路3は2本のみに限定されるわけではなく、2本1ペアでの伝送系を考えた場合には、伝送路数と伝送路数に応じてDA変換器とAD変換器を増やすことにより、多ペアに対しても本発明を適用することができる。
図2は、送信側信号処理部12及び受信側信号処理部22のハードウェア構成図である。図2では送信側信号処理部12の構成のみを示しているが受信側信号処理部22も同様の構成である。図示のように、送信側信号処理部12は、プロセッサ101、メモリ102、バス103を備えている。プロセッサ101は、信号処理に関するプログラムを実行することにより、送信側信号処理部12の機能を実現する演算装置であり、メモリ102は、信号処理に関するプログラムを格納すると共に、プロセッサ101がプログラムを実行する上でその作業領域を構成する記憶装置である。また、バス103は、プロセッサ101とメモリ102を相互に接続し、かつ、外部とのデータの入出力を行うための通信路である。また、送信側信号処理部12及び受信側信号処理部22は、FPGA(Field Programmable Gate Array)で構成しても良い。
伝送路3の一例として、多導体伝送路であるプリント基板のマイクロストリップ線路を図3に示す。一般に、多導体伝送路は、単位線路長あたりのキャパシタ要素とインダクタ要素の集合としてモデル化することができる。図3では、二つの信号線31及び信号線32とGND導体33で構成される配線の断面構成を示している。各導体のキャパシタ要素をCijとする。この場合、C11及びC22はそれぞれ信号線31及び信号線32のGND導体33とのGND容量である。またC12及びC21は信号線31と信号線32間の容量である。
同様に、各導体のインダクタ要素をLijとする。図3では図示省略しているが、L11及びL12は、それぞれ信号線31と信号線32の自己インダクタンス、更にL12及びL21は信号線31と信号線32間の相互インダクタンスである。
図3に示す伝送路において、伝送波形が満足する波動方程式は、キャパシタンス行列
Figure 0006548851
と、インダクタンス行列
Figure 0006548851
を用いて、
Figure 0006548851
と表せる。一般にn次行列の対角化は、固有ベクトルがn個存在すれば可能である。伝送路の複数の信号線に対する通信信号として、この固有ベクトル(モード信号)を用いると、上記の波動方程式における、行列[Lij]・[Cij]を対角化することができる。この時、多導体伝送路を伝搬する伝送信号は固有モードとなって、信号干渉の影響を無くすことができる。行列{[Lij]・[Cij]}の固有ベクトルにより構成した行列を[Tij]とすると、
[V]=[Tij]・[Vmi] (式4)
を満たすモード信号のベクトル[Vmi]を得る。
送信部1において、通信信号V(i=1、2)を信号線31及び信号線32に対して出力する際に、上記モード信号のベクトルVmi(i=1、2)に変換すると、Vmiは固有モードであるため信号線間の信号干渉の影響を抑制することができる。
図4に送信側信号処理部12と受信側信号処理部22の処理動作を示す。2系統の通信信号V(i=1、2)を信号線31及び信号線32に対して出力する際に、送信側信号処理部12で伝送路構造に対応する行列{[Lij]・[Cij]}の固有ベクトルを算出する。この固有ベクトルにより構成した行列[Tij]の逆行列により、通信信号Vからモード信号のベクトルVmi(i=1、2)を算出して伝送路3に出力する。
受信側信号処理部22は、送信側信号処理部12と逆の処理を実行することにより、2系統の通信信号V(i=1、2)を復元する。
次に、プリント基板やケーブルなどの一般的な信号伝送路の一例として、伝送路3を構成する複数の信号線31及び信号線32の断面形状が互いに同一で対称性の良い伝送構造である場合を考える。信号線31及び信号線32の断面形状が互いに同一であれば、伝送路を伝搬するモード信号は、いわゆるODDモード(奇モード)とEVENモード(偶モード)が存在し、これに対応した送信側信号処理部12及び受信側信号処理部22におけるモード信号への変換は非常に容易になる。この場合の処理について以下説明する。
図1における送信部1の送信データ格納部11には、異なる2系列のデータ(データAとデータB)が格納されており、送信側信号処理部12は、このデータAとデータBを取得する。次に、送信側信号処理部12では、データA及びデータBに対して、EVENモードとODDモードへ変換する信号処理を行う。
送信側信号処理部12の動作フローチャートを図5に示す。ここで、以下の変換式にて、送信部1内におけるデータAを「A」、データBを「B」、ODDモードのデータを「ODD」、EVENモードのデータを「EVEN」と表記する。また受信部2に入力されるODDモードのデータを「ODD」、EVENモードのデータを「EVEN」、受信データ格納部23に入る復元されたデータのうちA相当のものを「A」、B相当のものを「B」と表記する。
送信側信号処理部12は、送信データ格納部11のデータA及びデータBを読み込み(ステップST11)、これらデータA及びデータBの加算処理と減算処理を行う(ステップST12)と共に、これらの加算及び減算処理結果に重み付けを行ってEVENモードとODDモードの信号を算出する(ステップST13)。送信側信号処理部12におけるデータA及びデータBをEVENモードとODDモードへ変換する方法として、例えば以下の式(5)の演算を送信側信号処理部12により行う。
EVEN=(B+A)/2
ODD=(B−A)/2 (式5)
すなわち、この場合の重み係数は1/2であり、EVENモードでは、データBの振幅とデータAの振幅とを加算して1/2を乗算し、ODDモードでは、データBの振幅からデータAの振幅を減算して1/2を乗算する。なお、ここで、AとBは逆でも良い。
送信側信号処理部12にて生成されたEVENモードとODDモードの信号は、第一のDA変換器13aと第二のDA変換器13bに対して出力される(ステップST14)。これら第一のDA変換器13a及び第二のDA変換器13bでは、EVENモードの信号とODDモードの信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換し、伝送路3の2本の信号線31及び信号線32へ出力する。なお、ここで、第一のDA変換器13aと第二のDA変換器13bは逆でも良い。
以上の動作を示すのが図6である。AとBとが送信側信号処理部12によってEVENとODDに変換され第一のDA変換器13aと第二のDA変換器13bに出力される。
また、伝送路3では、信号線31と信号線32の間にはクロストークが発生するものとする。伝送路3の信号線31及び信号線32を介して送信された2系統の信号EVENとODDは、受信部2では、EVENとODDの信号として受信されるものとする。図7に、受信部2の動作フローチャートを示す。
受信部2では、伝送路3の2本の信号線31及び信号線32から伝搬されてきたEVEN(EVENモード信号)とODD(ODDモード信号)のアナログ信号が、第一のAD変換器21a及び第二のAD変換器21bに入力され、これら第一のAD変換器21a及び第二のAD変換器21bにて、受信側信号処理部22で演算可能な形態へのデジタルデータへ変換されて出力される(ステップST21)。受信側信号処理部22では、デジタルデータになったEVENとODDを、2系統の受信信号AとBへ復元するため、以下に示す演算を行い(ステップST22)、AをデータA、BをデータBとして出力する(ステップST23)。
=EVEN−ODD
=EVEN+ODD (式6)
上記の式(6)より、復元データAにはBの成分が無く、復元データBにはAの成分が無いことから、クロストーク以外に起因する外乱ノイズ(例えばDA変換器やAD変換器から発生する熱雑音等)を無視した場合、受信部2において、送信データ格納部11にあった2系統のデータAとデータBが数式上完全に復元される。つまり、本伝送系では、データAとデータBの信号はお互いに干渉を与えないことが示された。
以上の動作を示すのが図8である。EVENモードの信号(EVEN)とODDモードの信号(ODD)が、受信側信号処理部22によってデータA(A)とデータB(B)に復元される。
このように、本実施の形態の信号伝送装置では、EVENモードの信号とODDモードの信号の直交性(お互いにクロストーク干渉を与えない性質)を利用している。そのため、伝送路3における2本の信号線31及び信号線32間の間隙をどれだけ近接させてもクロストークの影響を受けないので、伝送路3にて信号線の間隙を狭くすることによる信号エラーを回避でき、しいては通信品質の向上に繋がる。
図9に、一例として、信号伝送装置としてOFDM方式の16QAMの変復調を用いた場合の通信性能の比較を示す。図9Aは、実施の形態1における受信部2のコンスタレーションの数値計算結果を示し、図9Bは、従来構成(データAとBをそのまま二つの伝送路にて伝送した場合)の結果を示している。両者とも信号線間のクロストークの条件は同一にしており、従来構成の復調結果では信号干渉によりコンスタレーションが大きく乱れているのに対して、本実施の形態の復調結果では16点の信号点が認識できている。これにより、本実施の形態の構成において、信号干渉の影響抑制を確認できる。また、伝送レートの速度や信号振幅の大きさに左右されないことも効果として挙げられる。
以上説明したように、実施の形態1の信号伝送装置によれば、複数系列のデータ信号の数値演算を行う送信側信号処理部と、複数系列のデータ信号の数に対応した個数が設けられ、複数の導体で構成される伝送路に送信側信号処理部から出力された信号をアナログ信号に変換して送出するDA変換器とを有する送信部と、送信側信号処理部のデータ信号の系列数に対応した個数が設けられ、伝送路を介して受信した信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、AD変換器から出力された信号から複数系列のデータ信号を復元する受信側信号処理部とを有する受信部とを備え、送信側信号処理部は、伝送路を信号が伝搬する固有伝送モードに対応した固有ベクトルにより構成される行列を用いて出力信号を算出し、受信側信号処理部は、送信側信号処理部の逆行列により複数系列のデータ信号を算出するようにしたので、信号伝送装置として品質を保ちながら小型化を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、EVENモードとODDモードの重み付け比率を変えることにより伝送効率を向上させる例である。
図10は、実施の形態2の信号伝送装置の構成図である。実施の形態2の信号伝送装置は、送信部1aと受信部2aとが伝送路3で接続されている構成である。送信部1aは、送信データ格納部11、送信側信号処理部12a、第一のDA変換器13a、第二のDA変換器13b、反射量算出部14、重み係数変更部15を備えている。また、受信部2aは、第一のAD変換器21a、第二のAD変換器21b、受信側信号処理部22a、受信データ格納部23を備えている。
送信部1aにおける送信側信号処理部12aは、2系列のデータ信号同士を加算した結果に重み係数(1−α)を乗算して一方の出力データとすると共に、前記データ信号同士を減算した結果に重み係数αを乗算して他方の出力データとして算出するよう構成されている。また、送信側信号処理部12aは、重み係数変更部15の重み係数の変更指示に基づいて、重み係数αを変更可能に構成されている。反射量算出部14は、一方の出力データと他方の出力データの伝送路3における反射量の値を検出する処理部である。重み係数変更部15は、反射量算出部14で検出した反射量を設定値以下とする重み係数αの値を送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aに対して変更指示する処理部である。また、受信部2aにおける受信側信号処理部22aは、受信した一方の出力データに対して1/(1−α)を乗算すると共に、他方の出力データに対して1/αを乗算し、かつ、これら一方の出力データと他方の出力データを加算して2系列のデータの信号のうちの一方のデータ信号(A)とすると共に、これら一方の出力データと他方の出力データを減算して他方のデータ信号(B)とするよう構成されている。更に、受信側信号処理部22aは、重み係数変更部15の重み係数の変更指示に基づいて、重み係数αを変更可能に構成されている。
その他の構成については図1に示した実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
反射量算出部14及び重み係数変更部15のハードウェア構成は、送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aのハードウェア構成と同様にFPGAなどでも実行可能であり、また、図2に示したハードウェア構成であっても良い。
次に、実施の形態2の信号伝送装置の動作について説明する。
実施の形態2の送信側信号処理部12aでは、送信データ格納部11に格納されている2系統のデータAとデータBに対して以下に示す処理を行う。すなわち、一方の出力データをEVENとし、他方の出力データがODDとする。
EVEN=(1−α)×(A+B)
ODD=α×(B−A) (式7)
ここで、αはモード間の重み係数であり、伝送路3の状態より以下に示す手法により決定される。式(7)の処理は、図5に示したフローチャートと同様であり、実施の形態1と異なるのは、重み係数を1/2ずつから、αと(1−α)へと変更した点である。
また、実施の形態2では、反射量算出部14によって、伝送路3における反射不整合の値を算出している。反射量算出部14では、例えば反射量Sdd11やScc11を求める。反射量算出部14では、第一のDA変換器13aと第二のDA変換器13bからの出力電圧値が知ることができるため、例えば第一のAD変換器21aや第二のAD変換器21bでも用いられるようなAD変換器を用いて、第一のDA変換器13a及び第二のDA変換器13bの電圧値と伝送路3上での電圧値を計測することで、AD変換器測定電圧値÷DAC出力電圧値から、反射量の割合を求めることができる。
例えば、送信部1aの第一のDA変換器13aと第二のDA変換器13bから出力されたODDモードとEVENモードのデータは、送信部1a内における信号線の特性インピーダンスと、伝送路3の信号線31及び信号線32の特性インピーダンスが異なる場合に、伝送路3の入り口の部分にて信号が反射する。また、同様の理由により、信号の反射は伝送路3と受信部2aの間でも発生する。この反射量は、一般的に、ODDモードではSdd11、EVENモードではScc11として表され、この反射量(信号レベル=振幅)が大きい程伝送効率の低下に繋がる。そのため、反射量算出部14は、Sdd11及びScc11の大きさ(振幅または電力)を求める。
次に、重み係数変更部15の動作について図11のフローチャートを用いて説明する。
先ず、重み係数変更部15は反射量算出部14の値を取得する(ステップST31)。次に、取得した値と前回の値との比較を行い、前回より増加した場合はステップST34に、そうでない場合はステップST33に移行する(ステップST32)。なお、最初の制御などにより前回の値が存在しない場合はデフォルト値を用いるかあるいは前回の値が得られてから比較処理を行う。ステップST33では、現在のα値を重み係数の最適候補として保存し、ステップST34では、送信側信号処理部12aに対してα値の変更指示を行う。なお、α値は、0<α<1の範囲内である。ステップST34における重み係数変更部15からのα値変更指示に基づき、送信側信号処理部12aはα値を変更する。次に、重み係数変更部15は、α値を変更した場合の反射量の値を全て求めたかを判定し(ステップST35)、全てのα値変更に基づく反射量の値を求めるまでステップST31からの処理を行う。ステップST35において全ての反射量の値を求めたと判定した場合、反射量の値が最小となるα値を最適な重み係数として判定する(ステップST36)。
受信部2aの動作は、受信側信号処理部22aが、式(7)の逆の処理を行い、また、重み係数変更部15のα値変更指示に基づいてα値を変更してデータAとデータBを復元する。
本実施の形態では、重み係数変更部15がSdd11、Scc11の計算値を基に、重み係数αの値を伝送路3の特性に応じて最適に設定するため、伝送効率が向上する効果を得る。
以上説明したように、実施の形態2の信号伝送装置によれば、送信側信号処理部は、2系列のデータ信号同士を加算した結果に重み係数(1−α)を乗算して一方の出力データとすると共に、データ信号同士を減算した結果に重み係数αを乗算して他方の出力データとして算出し、受信側信号処理部は、受信した一方の出力データに対して1/(1−α)を乗算すると共に、他方の出力データに対して1/αを乗算し、かつ、これら一方の出力データと他方の出力データを加算して2系列のデータの信号のうちの一方のデータ信号とすると共に、これら一方の出力データと他方の出力データを減算して他方のデータ信号とするようにしたので、実施の形態1の効果に加えて重み係数を任意の値とすることができる。
また、実施の形態2の信号伝送装置によれば、一方の出力データと他方の出力データの伝送路における反射量の値を検出する反射量計算部と、反射量を設定値以下とする重み係数αの値を送信側信号処理部及び受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部を備えたので、実施の形態1の効果に加えて伝送効率を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、受信成功率に基づいてEVENモードとODDモードの重み付け比率を変えるようにした例である。
図12は、実施の形態3の信号伝送装置の構成図である。実施の形態3の受信部2bは、受信成功率算出部24と重み係数変更部25とを備える。受信成功率算出部24は、送信部1bから送信するデータ信号と受信部2bで受信したデータ信号とを比較することで、受信データ成功率を算出する処理部である。重み係数変更部25は、受信成功率算出部24で算出した受信成功率が設定値以上となる重み係数の値を送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aに対して変更指示する処理部である。その他の各構成は、送信部1bの送信側信号処理部12aと受信部2bの受信側信号処理部22aが、重み係数変更部25の変更指示に従って重み係数αを変更する以外は、図1に示した実施の形態1の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
受信成功率算出部24及び重み係数変更部25のハードウェア構成は、送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aのハードウェア構成と同様にFPGAなどでも実行可能であり、また、図2に示したハードウェア構成であっても良い。
次に、実施の形態3の信号伝送装置の動作について説明する。
実施の形態3の信号伝送装置では、既知の試験データ(トレーニングデータと呼ぶこともある)を、送信データ格納部11のデータA(A)及びデータB(B)として受信部2bに送信し、受信部2bの受信データ格納部23のデータA(A)及びデータB(B)が、送信データ格納部11のデータA(A)及びデータB(B)とどのくらい一致しているかを受信成功率として受信成功率算出部24で算出する。あるいは、受信成功率算出部24における受信成功率の算出手段として、受信データ格納部23における受信データA(A)と受信データB(B)のBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)を用いてもよい。ここで、受信成功率が高いこととBERが0に近いことは同じことを意味している。
次に、重み係数変更部25の動作について図13のフローチャートを用いて説明する。
先ず、重み係数変更部25は受信成功率算出部24の値を取得する(ステップST41)。次に、取得した値と前回の値との比較を行い、前回より減少した場合はステップST44に、そうでない場合はステップST43に移行する(ステップST42)。なお、最初の制御などにより前回の値が存在しない場合はデフォルト値を用いるかあるいは前回の値が得られてから比較処理を行う。ステップST43では、現在のα値を重み係数の最適候補として保存し、ステップST44では、送信側信号処理部12aと受信側信号処理部22aに対してα値の変更指示を行う。なお、α値は、0<α<1の範囲内である。ステップST44における重み係数変更部25からのα値変更指示に基づき、送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aはα値を変更する。重み係数変更部25は、α値を変更した場合の受信成功率の値を全て求めたかを判定し(ステップST45)、全てのα値変更に基づく受信成功率の値を求めるまでステップST41からの処理を行う。ステップST45において全ての受信成功率の値を求めたと判定した場合、受信成功率の値が最大となるα値を最適な重み係数として判定する(ステップST46)。すなわち、受信成功率は高い値ほど(100%に近い程)好ましいと言えるからである。
このようにして決定された重み係数αの値は、信号伝送装置の初期化処理などのフェーズにおいて、送信側信号処理部12aと受信側信号処理部22aで共有されるものとする。
以上説明したように、実施の形態3の信号伝送装置によれば、送信部から送信するデータ信号と受信部で受信したデータ信号とを比較することで、受信データ成功率を算出する受信成功率算出部と、受信成功率算出部で算出した受信成功率が設定値以上となる重み係数の値を送信側信号処理部及び受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部とを備えたので、実施の形態1の効果に加えて伝送効率を向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、伝送路3の通過特性に基づいてEVENモードとODDモードの重み付け比率を変えるようにした例である。
図14は、実施の形態4の信号伝送装置の構成図である。実施の形態4の受信部2cは、通過特性算出部26と重み係数変更部27とを備える。通過特性算出部26は、一方の出力データと他方の出力データの伝送路3における通過特性を検出する処理部である。重み係数変更部27は、通過特性算出部26で算出された通過特性を設定値以上とする重み係数αの値を送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aに対して変更指示する処理部である。その他の各構成は、送信部1cの送信側信号処理部12aと受信部2cの受信側信号処理部22aが、重み係数変更部27の変更指示に従って重み係数αを変更する以外は、図1に示した実施の形態1の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
通過特性算出部26及び重み係数変更部27のハードウェア構成は、送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aのハードウェア構成と同様にFPGAなどでも実行可能であり、また、図2に示したハードウェア構成であっても良い。
次に、実施の形態4の信号伝送装置の動作について説明する。
実施の形態4の信号伝送装置では、既知の試験データ(トレーニングデータと呼ぶこともある)を、送信データ格納部11のデータA及びデータBとして受信部2cに送信し、受信部2cの通過特性算出部26が、伝送路3を通過したEVENモードのデータとODDモードのデータの通過特性Sdd21、Scc21の大きさ(振幅または電力)を求める。ここで、実施の形態2の反射量算出部14との相違点は、実施の形態2では送信部1a内の第一のDA変換器13a及び第二のDA変換器13bの出力と伝送路3の間の電圧を計測しているが、実施の形態4では、受信部2c内にて、伝送路3と第一のAD変換器21a及び第二のAD変換器21bの入力との間の電圧を測定することである。
次に、重み係数変更部27の動作について図15のフローチャートを用いて説明する。
先ず、重み係数変更部27は通過特性算出部26の値を取得する(ステップST51)。次に、取得した値と前回の値との比較を行い、前回より減少した場合はステップST54に、そうでない場合はステップST53に移行する(ステップST52)。なお、最初の制御などにより前回の値が存在しない場合はデフォルト値を用いるかあるいは前回の値が得られてから比較処理を行う。ステップST53では、現在のα値を重み係数の最適候補として保存し、ステップST54では、送信側信号処理部12aと受信側信号処理部22aに対してα値の変更指示を行う。なお、α値は、0<α<1の範囲内である。ステップST54における重み係数変更部27からのα値変更指示に基づき、送信側信号処理部12a及び受信側信号処理部22aはα値を変更する。重み係数変更部27は、α値を変更した場合の通過特性を全て求めたかを判定し(ステップST55)、全てのα値変更に基づく通過特性を求めるまでステップST51からの処理を行う。ステップST55において全ての通過特性を求めたと判定した場合、通過特性が最大となるα値を最適な重み係数として判定する(ステップST56)。すなわち、通過特性は高い値ほど(100%に近い程)好ましいと言えるからである。
このようにして決定された重み係数αの値は、信号伝送装置の初期化処理などのフェーズにおいて、送信側信号処理部12aと受信側信号処理部22aで共有されるものとする。
以上説明したように、実施の形態4の信号伝送装置によれば、一方の出力データと他方の出力データの伝送路における通過特性を検出する通過特性算出部と、通過特性を設定値以上とする重み係数αの値を送信側信号処理部及び受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部とを備えたので、実施の形態1の効果に加えて伝送効率を向上させることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係る信号伝送装置は、近接した信号配線の間でクロストークによる信号干渉の発生を抑えることのできる構成に関するものであり、プリント基板やケーブル等を用いて高速なメタル線信号伝送を行う装置に用いるのに適している。
1,1a,1b,1c 送信部、2,2a,2b,2c 受信部、3 伝送路、11 送信データ格納部、12,12a 送信側信号処理部、13a 第一のDA変換器、13b 第二のDA変換器、14 反射量算出部、15,25,27 重み係数変更部、21a 第一のAD変換器、21b 第二のAD変換器、22,22a 受信側信号処理部、23 受信データ格納部、24 受信成功率算出部、26 通過特性算出部、31,32 信号線。

Claims (4)

  1. 複数系列のデータ信号の数値演算を行う送信側信号処理部と、前記複数系列のデータ信号の数に対応した個数が設けられ、複数の導体で構成される伝送路に前記送信側信号処理部から出力された信号をアナログ信号に変換して送出するDA変換器とを有する送信部と、
    前記送信側信号処理部のデータ信号の系列数に対応した個数が設けられ、前記伝送路を介して受信した信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、当該AD変換器から出力された信号から前記複数系列のデータ信号を復元する受信側信号処理部とを有する受信部とを備え、
    前記送信側信号処理部は、前記伝送路を信号が伝搬する固有伝送モードに対応した固有ベクトルにより構成される行列を用いて出力信号を算出し、
    前記受信側信号処理部は、前記送信側信号処理部の逆行列により前記複数系列のデータ信号を算出し、
    前記送信側信号処理部は、2系列のデータ信号同士を加算した結果に重み係数(1−α)を乗算して一方の出力データとすると共に、前記データ信号同士を減算した結果に重み係数αを乗算して他方の出力データとし、
    前記受信側信号処理部は、受信した一方の出力データに対して重み係数1/(1−α)を乗算すると共に、他方の出力データに対して重み係数1/αを乗算し、かつ、これら一方の出力データと他方の出力データを加算して2系列のデータの信号のうちの一方のデータ信号とすると共に、これら一方の出力データと他方の出力データを減算して他方のデータ信号とすることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 前記一方の出力データと前記他方の出力データの前記伝送路における反射量の値を検出する反射量計算部と、
    前記反射量を設定値以下とする重み係数αの値を前記送信側信号処理部及び前記受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部とを備えたことを特徴とする請求項記載の信号伝送装置。
  3. 前記送信部から送信するデータ信号と受信部で受信したデータ信号とを比較することで、受信データ成功率を算出する受信成功率算出部と、
    前記受信成功率算出部で算出した受信成功率が設定値以上となる重み係数αの値を前記送信側信号処理部及び前記受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部とを備えたことを特徴とする請求項記載の信号伝送装置。
  4. 前記一方の出力データと前記他方の出力データの前記伝送路における通過特性を検出する通過特性算出部と、
    前記通過特性を設定値以上とする重み係数αの値を前記送信側信号処理部及び前記受信側信号処理部に対して変更指示する重み係数変更部とを備えたことを特徴とする請求項記載の信号伝送装置。
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