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Description

本発明は、野生の蛹虫草を多種多様な効能を有するように改良した新規な複合型蛹虫草と、その生産方法とに関する。
蛹虫草は、北冬虫夏草(Cordyceps militaris)とも称される虫草属の一種である。蛹虫草は、冬虫夏草(Cordyceps sinensis)と同じ真菌門虫草属に属するが、冬虫夏草とは種が異なる。蛹虫草は、冬虫夏草と同様に、古来より薬効性のある虫草として知られている。虫草の薬効成分は主に虫草素といわれ、とりわけ蛹虫草に含まれる虫草素の量は、虫草属の中の380余を数える種の中で最も多い。このため、漢方では古来より冬虫夏草の代用品として利用されている。
蛹虫草には、タンパク質、17種類のアミノ酸、21種類の微量元素、9種類のビタミン類、虫草酸、虫草素、虫草多糖、SOD酵素、核酸誘導体その他の薬効成分が豊富に含まれる。中でも主成分の虫草素の含有量は、冬虫夏草の数十倍にもなる。現代医学においても、蛹虫草に含まれる成分の総合作用によって、蛹虫草は冬虫夏草と類似の効能を有することが証明されている。主な効能として、免疫力の向上、腫瘍拡大の抑制、性機能障害や腎不全の改善、肺の清浄作用、糖尿病の症状寛解等が挙げられる。また近年では、後天性免疫不全症候群(AIDS)や白血病に対する治療効果も期待されている。
天然の蛹虫草には、上述のように多種多様な栄養成分及び薬効成分が含まれるが、人体に不足しがちな有機セレン化合物は殆ど含まれていない。また、トリテルペン化合物(霊芝酸)や、マカの成分(macamides and macaenes)等は一切含まれない。有機セレン化合物には、抗癌作用やアンチエイジング効果の他、動脈硬化の予防効果や高血圧に対する降圧作用もある。トリテルペン化合物には、血栓溶解作用、抗癌作用、コレステロール値低減作用等がある。マカの成分には、補腎益精作用に起因する滋養強壮、精力増強、性機能の低下予防等、丈夫な体作りに寄与する改善効果がある。
特許文献1に、蚕のサナギの乾燥粉末50〜90重量パーセント、残部が豆類、穀類、海藻類またはキノコ類の乾燥粉末の1種または2種以上からなる乾燥粉末を混合して、これに培養液を加えて混練し、これを培養容器の底部に敷き詰めて培地を作成し、この培地を、植菌袋に封入して加熱滅菌処理した後、培地に冬虫夏草の菌を接種して、育成することを特徴とする冬虫夏草の人工栽培方法が記載されている。従来使用されていなかった乾燥させた蚕のサナギを主成分とし、これに食料として用いられる安価な原料を用いて、作業性に優れ、純度の高い冬虫夏草の子実体を大量に、年間を通して栽培することができる冬虫夏草の人工栽培方法を提供するという。
特許文献2に、野生冬虫夏草菌を使用して生きた昆虫で元菌を確保し、養蚕した蚕に元菌を接種し冬虫夏草の菌糸、子実体、分生子及び胞子を育成することを特徴とする冬虫夏草栽培方法が記載されている。野生冬虫夏草の生態に即した栽培方法を提供するという。
特許文献3に、冬虫夏草及び/又はその菌糸体培養液を必要に応じ熱水抽出し、次いで前記冬虫夏草及び/又は前記その菌糸体培養液、又はそれらの熱水抽出液を含水アルコール抽出し、次いでこの含水アルコール抽出液を所定条件の逆相カラムクロマトグラフィーに供して粗分画し得られる画分のうち、リテンションタイム4.4〜5.5分の画分(画分F2−4)に含まれる成分を含有する抗ガン作用を有する組成物であって、ガンを予防又は改善することができる組成物が記載されている。
特開2004−033061号公報 特開2007−049980号公報 特開2012−162479号公報
特許文献1〜3のいずれにも、蛹虫草を利用して有機セレン化合物その他の元来含まれない成分を複合的に含有させるという技術思想については、まったく認識がない。本発明は、蛹虫草が元来有する虫草素、虫草多糖その他の薬効成分に、有機セレン化合物、トリテルペン化合物及びマカ成分を併せ持たせることによって、多種多様な効能を複合的に発揮する蛹虫草を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は下記の解決手段を提供する。
(1)霊芝、ハナビラタケ菌、食用蟻及びマカの4成分を添加した液体種菌培養基又は固体培養基に、蛹虫草の種菌を接種して培養することを特徴とする、蛹虫草の生産方法。
(2)前記液体種菌培養基又は固体培養基が、培養基全体に対して、霊芝を0.1〜5質量%、ハナビラタケ菌を1〜30質量%、食用蟻を0.1〜5質量%、及びマカを1〜25質量%含有する、(1)に記載の生産方法。
(3)前記蛹虫草の種菌を接種した後の固体培養基に100〜200lxの光を所定期間照射する、(1)又は(2)に記載の生産方法。
(4)前記光照射期間中、前記固体培養基の温度を16〜22℃の範囲内に、相対湿度を80〜90%の範囲内に保持する、(3)に記載の生産方法。
(5)前記所定期間の経過後、成熟した子実体を収穫し、陰干し又は40℃以下で、含水量が12質量%以下になるまで乾燥させる、(4)に記載の生産方法。
(6)虫草素の含有量が3.0〜12.2mg/g、虫草多糖の含有量が117〜183mg/g、有機セレンの含有量が0.038〜0.078mg/kg、トリテルペン化合物の含有量が0.072〜1.76質量%、macamidesの含有量が0.26〜0.43質量%、及びmacaenesの含有量が0.31〜0.51質量%である、蛹虫草。
本発明によると、蛹虫草が元来有する虫草素、虫草多糖その他の成分による薬効と、蛹虫草に元来含まれない有機セレン化合物、トリテルペン化合物及びマカ成分による薬効とを相乗的に発揮する複合型の蛹虫草が得られる。
本発明による、虫草素、虫草多糖その他蛹虫草が元来有する成分と、有機セレン化合物、トリテルペン化合物及びマカ成分とを併せ持つ複合型の蛹虫草は、従来存在しなかった新規な蛹虫草である。特定の理論に束縛されるものではないが、本発明による新規な蛹虫草は、蛋白酵素(タンパク加水分解物)、木質バイオマス酵素、繊維酵素、等のような真菌の酵素を利用し、菌界・植物界・動物界の三界の生理的活性物質の間で有機化合物分子が結合することによって得られるものと推定される。具体的には、蛹虫草の培養に通常用いられる液体種菌培養基又は固体培養基に、菌界に属する霊芝及びハナビラタケ菌、植物界に属するマカ、並びに動物界に属する食用蟻を加えることで、複合型の蛹虫草を生産することができる。
本発明による複合型の蛹虫草は、従来の蛹虫草が有する虫草酸、虫草素、虫草多糖、SOD酵素その他の薬効成分に加え、有機セレン化合物、トリテルペン化合物及びマカ成分を含有する。さらに本発明による複合型の蛹虫草は、蛹虫草に元来含まれる薬効成分の含有量が顕著に増加する。例えば、虫草素の含有量は5〜6倍に、虫草多糖の含有量は1.5〜2倍に、有機セレン化合物の含有量は2〜3倍に増加することが実証された。このように、蛹虫草に元来含まれる薬効成分の含有量が顕著に増加したことに加え、トリテルペン化合物及びマカ成分が追加されたことで、総合的な薬効作用が強化されることになる。かかる特徴により本発明による複合型の蛹虫草は、副作用の無い安全な原料として、栄養補助食品、サプリメント、健康食品、医薬品等への応用が期待される。
本発明による多種多様な効能を発揮する蛹虫草は、冬虫夏草の人工培養に一般的に用いられている液体種菌培養基又は固体培養基に、霊芝、ハナビラタケ菌、食用蟻及びマカを添加した特殊な培養基を用いて培養される。液体種菌培養基は、ブドウ糖やペプトンを成分として含むものであれば特に制限はなく、市販品として、例えば、製品名:D−グルコース、カゼインペプトン(製造業者:林純薬工業、極東製薬工業)を使用すればよい。また固体培養基は、米や小麦を成分として含むものであれば特に制限はなく、市販品として、例えば、製品名:フミンゲン米(製造業者:ウエルネス四万十研究所)を使用すればよい。添加物の霊芝は、霊芝の粉体もしくは霊芝の胞子の粉体又はこれらのエキスを含む液体を用いることができる。ハナビラタケ菌は、その子実体もしくは菌糸体の粉体又はこれらのエキスを含む液体を用いることができる。食用蟻は、蟻の粉体又はそのエキスの液体を用いることができる。マカは、マカの粉体又はそのエキスの液体を用いることができる。上記4種の添加物は、液体種菌培養基及び固体培養基の他、蛹虫草の菌糸体を深層発酵させるため、工業用発酵タンクに用いられる培養基にも用いられる。
霊芝、ハナビラタケ菌、食用蟻及びマカの添加量は、培養基全体に対して、霊芝0.1〜5質量%(好ましくは0.3〜2質量%)、ハナビラタケ菌1〜30質量%(好ましくは5〜20質量%)、食用蟻0.1〜5質量%(好ましくは0.3〜3質量%)及びマカ1〜25質量%(好ましくは5〜15質量%)が目安となる。
液体種菌培養基の場合、上述の各種成分を添加した後、オートクレーブ(一般に120℃)で20〜30分間の滅菌処理を行う。滅菌処理後、25℃以下にまで冷却し、20〜25℃において蛹虫草の種菌を接種する。種菌接種後の液体種菌培養基を振動発生器にセットし、振動培養を行う。
固体培養基の場合、大気圧下100℃で8時間又はオートクレーブで1時間の滅菌処理を行う。滅菌処理後、25℃以下にまで冷却し、蛹虫草の液体種菌を接種し、20℃±5℃で10〜15日間培養する。
菌糸体が菌床に蔓延した後、100〜200lxの光を45〜60日間照射する。光照射期間中、培養温度を16〜22℃の範囲内に、また相対湿度を80〜90%の範囲内に保つ。その際、風通しをよくするため培養容器に適当な大きさの孔を開けるとよい。45〜60日経過後、子実体が成熟する。成熟した子実体を収穫し、陰干し又は40℃以下で乾燥させ、含水量を12質量%以下にする。
本発明により得られる蛹虫草は、蛹虫草が元来有する虫草酸、虫草素、虫草多糖、SOD酵素その他の薬効成分の含有量が増加することに加え、元来含まれない有機セレン化合物、トリテルペン化合物及びマカ成分を有効量含有する。とりわけ、添加物の霊芝が、蛹虫草に含まれる抗癌多糖、トリテルペン化合物等の成分量を増加させ、ハナビラタケ菌が抗癌多糖の成分量を増加させ、食用蟻がトリテルペン化合物及び有機セレン化合物の成分量を増加させる。また、マカの成分(macamides and macaenes)が蛹虫草の効能を増強すると同時に、免疫機能や性機能を増進する。後述の実施例において実証されたように、本発明により得られる蛹虫草は、虫草素の含有量が3.0〜12.2mg/g、虫草多糖の含有量が117〜183mg/g、有機セレンの含有量が0.038〜0.078mg/kg、トリテルペン化合物の含有量が0.072〜1.76質量%、macamidesの含有量が0.26〜0.43質量%、そしてmacaenesの含有量が0.31〜0.51質量%と、各種薬効成分が高いレベルで複合化されたものとなる。
実施例で用いた原料の入手先を下記に示す。
・液体種菌培養基(製品名:蛹虫草液体培養基、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・固体培養基(製品名:蛹虫草固体培養基、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・霊芝の粉体(製品名:赤霊芝粉、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・霊芝の胞子の粉体(製品名:赤霊芝胞子粉、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・ハナビラタケ菌(製品名:ハナビラタケ3号、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・食用蟻の粉体(製品名:擬黒多刺蟻、製造業者:吉林省洋康薬業有限公司)
・食用蟻エキスの液体(製品名:蟻濃縮液、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・マカ(製品名:マカ、製造業者:ウエルネス四万十研究所)
・蛹虫草の種菌(製品名:蛹虫草CO5、製造業者:大連百祥聚生物科技有限公司)
・酵素(製品名:フミンゲン、製造業者:ウエルネス四万十研究所)
各種薬効成分の測定方法を下記に示す。
・虫草素:紫外可視近赤外分光光度法及び高速液体クロマトグラフィー
・虫草多糖:フェノール硫酸法
・有機セレン:原子蛍光分光光度法
・トリテルペン化合物:薄層クロマトグラフィー
・マカ(macamidesとmacaenes):高速液体クロマトグラフィー及び質量分析法
(実施例1)
液体種菌培養基(1リットル)に、霊芝の粉体(0.5質量%)、ハナビラタケ菌(15質量%)、食用蟻の粉体(0.6質量%)及びマカ(10質量%)を添加した。その液体種菌培養基をオートクレーブ(120℃)で25分間滅菌処理した後、室温(25℃以下)にまで自然冷却した。次いで、液体種菌培養基に蛹虫草の種菌(5グラム)を接種した。種菌接種後の液体種菌培養基を振動発生器にセットし、室温で7日間(168時間)、振動培養した。
オートクレーブ(120℃)で1時間滅菌処理した固体培養基(120グラム)を用意した。この固体培養基に、上記振動培養を完了した液体種菌(10ミリリットル)と、酵素(0.02ミリリットル)とを接種した。接種後の固体培養基を20℃±5℃の恒温室内で10日間培養した。次いで、菌糸体が菌床に蔓延したことを確認し、100〜200lxの光を45日間照射した。光照射期間中、培養温度を16〜22℃の範囲内に、また相対湿度を80〜90%の範囲内に保持し、かつ、風通しをよくするため培養容器に小さな孔を数カ所開けた。45日経過後、子実体が成熟した。成熟した子実体を収穫し、40℃以下で乾燥させて含水量を12質量%以下にした。得られた複合型蛹虫草の成分を測定したところ、虫草素が3.3mg/g、虫草多糖が126mg/g、有機セレンが0.038mg/kg、トリテルペン化合物が0.072質量%、macamidesが0.26質量%、そしてmacaenesが0.31質量%であった。
(実施例2)
液体種菌培養基(1リットル)に、霊芝の粉体(1.0質量%)、ハナビラタケ菌(10質量%)、食用蟻の粉体(2質量%)及びマカ(15質量%)を添加したことを除き、実施例1と同一条件で複合型蛹虫草を培養した。得られた複合型蛹虫草の成分を測定したところ、虫草素が4.2mg/g、虫草多糖が117mg/g、有機セレンが0.057mg/kg、トリテルペン化合物が0.79質量%、macamidesが0.32質量%、そしてmacaenesが0.35質量%であった。
(実施例3)
固体培養基(50グラム)に、霊芝の粉体(1質量%)、ハナビラタケ菌(10質量%)、食用蟻エキスの液体(1.5質量%)及びマカ(15質量%)を添加した。その固体培養基をオートクレーブ(120℃)で1時間滅菌処理した後、室温(25℃以下)にまで自然冷却した。次いで、固体培養基に蛹虫草の種菌(5グラム)と、酵素(0.02ミリリットル)とを接種した。接種後の固体培養基を20℃±5℃の恒温室内で10日間培養した。次いで、菌糸体が菌床に蔓延したことを確認し、100〜200lxの光を45日間照射した。光照射期間中、培養温度を16〜22℃の範囲内に、また相対湿度を80〜90%の範囲内に保持し、かつ、風通しをよくするため培養容器に小さな孔を数カ所開けた。45日経過後、子実体が成熟した。成熟した子実体を収穫し、40℃以下で乾燥させて含水量を12質量%以下にした。得られた複合型蛹虫草の成分を測定したところ、虫草素が9.3mg/g、虫草多糖が150mg/g、有機セレンが0.063mg/kg、トリテルペン化合物が0.83質量%、macamidesが0.36質量%、そしてmacaenesが0.37質量%であった。
(実施例4)
固体培養基(50グラム)に、霊芝の胞子の粉体(0.8質量%)、ハナビラタケ菌(10質量%)、食用蟻エキスの液体(2質量%)及びマカ(15質量%)を添加したことを除き、実施例3と同一条件で複合型蛹虫草を培養した。得られた複合型蛹虫草の成分を測定したところ、虫草素が12.2mg/g、虫草多糖が183mg/g、有機セレンが0.078mg/kg、トリテルペン化合物が1.76質量%、macamidesが0.43質量%、そしてmacaenesが0.51質量%であった。
蛹虫草に元来含まれる薬効成分の含有量が顕著に増加したことに加え、トリテルペン化合物及びマカ成分が追加された本発明による複合型の蛹虫草は、副作用の無い安全な原料として、栄養補助食品、サプリメント、健康食品、医薬品等への応用が期待される。

Claims (6)

  1. 霊芝、ハナビラタケ菌、食用蟻及びマカの4成分を添加した液体種菌培養基又は固体培養基に、蛹虫草の種菌を接種して培養することを特徴とする、蛹虫草の生産方法。
  2. 前記液体種菌培養基又は固体培養基が、培養基全体に対して、霊芝を0.1〜5質量%、ハナビラタケ菌を1〜30質量%、食用蟻を0.1〜5質量%、及びマカを1〜25質量%含有する、請求項1に記載の生産方法。
  3. 前記蛹虫草の種菌を接種した後の固体培養基に100〜200lxの光を所定期間照射する、請求項1又は2に記載の生産方法。
  4. 前記光照射期間中、前記固体培養基の温度を16〜22℃の範囲内に、相対湿度を80〜90%の範囲内に保持する、請求項3に記載の生産方法。
  5. 前記所定期間の経過後、成熟した子実体を収穫し、陰干し又は40℃以下で、含水量が12質量%以下になるまで乾燥させる、請求項4に記載の生産方法。
  6. 虫草素の含有量が3.0〜12.2mg/g、虫草多糖の含有量が117〜183mg/g、有機セレンの含有量が0.038〜0.078mg/kg、トリテルペン化合物の含有量が0.072〜1.76質量%、macamidesの含有量が0.26〜0.43質量%、及びmacaenesの含有量が0.31〜0.51質量%である、蛹虫草。
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