JP6548373B2 - ヘルメットの洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘルメットの洗浄装置に係わり、更に詳しくはヘルメットの帽体の内外部を洗浄し、吸水性の内装部材がある場合でも効率良く乾燥できるヘルメットの洗浄装置に関するものである。
従来から土木建設作業現場や重量物や危険物を扱う工場では作業員がヘルメットを着用し、あるいは二輪車の乗員もヘルメットを着用している。ヘルメットの基本構造は、帽体の内面に緩衝体若しくはハンモックを設けて頭部への衝撃を和らげ、またヘルメットが容易に外れないように、顎紐が設けられている。更に、ヘルメットには、頭部の接触部に汗を吸収する機能を備えた吸汗体等の内装部材を設けることも多い。
吸汗機能を備えたヘルメットは使用感に優れている反面、何日も使用していると、汗臭さや、雑菌が繁殖して悪臭を放つようになり、却って不快となる。そこで、定期的にヘルメットを洗浄することが求められ、各種のヘルメット洗浄装置が提供されている。
例えば、特許文献1には、洗浄槽内に作業用ヘルメットを立てて配置し、洗浄槽に洗剤を混入した洗浄水を満たした状態で、側壁に設けた羽根車等の機械的な手段で洗浄水を帽体内部に流動させて洗浄し、その後、洗浄水を排水して側壁から帽体内部に50〜70℃の加熱空気を吹き付けて乾燥させることができるヘルメットの洗浄装置が開示されている。この特許文献1の洗浄装置は、ヘルメットが全て浸かる量の洗浄水を必要とし、ヘルメットの洗浄の度に全量排水するので、洗浄水の使用量が多くなる。
そこで、特許文献2に開示されたヘルメット洗浄装置は、上方開放した洗浄本体箱の上部に開閉可能な洗浄箱蓋を設け、本体箱の内部を上下に区画し、下部を洗浄液用タンクとし、上部を洗浄槽とし、洗浄槽には垂直軸で回転可能なメッシュ状のヘルメット受け回転籠を配置し、該回転籠に複数のヘルメットを伏せて(開口部が下向き)配置し、洗浄液用タンクからポンプで汲み上げた洗浄液を帽体の上下から洗浄・濯ぎ用配管より吹き付け、洗浄後の洗浄液は洗浄液用タンクに戻して循環させ、その後、洗浄・濯ぎ用配管を濯ぎ水に切り替えて帽体に吹き付け、濯ぎ水は外部に排水する洗浄構造であり、また洗浄箱蓋の上に乾燥ファンと駆動モータを設け、乾燥空気を洗浄本体箱に送り、回転籠のヘルメットを乾燥する構造である。この洗浄装置は、洗浄液の使用量を減らし、且つ洗浄液を濯ぎ水で薄めることがないという特徴を有しているが、乾燥能力は低いと推測できる。
また、異なる方式として、特許文献3には超音波洗浄によるもの、特許文献4にはイオンを含む空気を吹き付けて乾燥と除菌を図るものも提供されている。あるいは、ヘルメットを洗浄液で洗浄した後、ヘルメットに残った水滴を高圧ノズルから噴射したエアーで飛ばす方式の洗浄装置も市販されている。
また、特許文献5には、ヘルメット載置台の上部に格子状の送気グリルを設け、その下方に電動ファンを設け、洗浄後のヘルメットを送気グリルに伏せて(開口部が下向き)配置し、電動ファンで帽体の内部に外気を吹き付けて乾燥させるヘルメットの乾燥装置が開示されている。
特開平10−192798号公報 特開2002−254043号公報 特開2003−311225号公報 特開2012−159206号公報 実用新案登録第3093354号公報
しかしながら、洗浄液を循環させる方式は、洗浄液の節約にはなるが、他人が使用したヘルメットを洗浄した後の洗浄液が混ざるため、人によっては抵抗感があり、客観的にも不衛生であることは否めない。また、ヘルメットの洗浄後、クッション体に含まれた水分をそのままにして乾燥すると、乾燥時間が多くかかり過ぎるので、何らかの脱水工程が必要であるが、高圧エアーを吹き付けると水分が飛散するので衛生的でなく、また十分に水分を除去することができない。通常は、ヘルメットのクッション体の水分をタオル等で吸い取るが、その後のタオルの洗濯を考慮すれば効率的とは言えない。また、乾燥のためのブロワを洗浄槽内に設ける場合、ブロワに水が浸入して故障することが多かった。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ヘルメットの帽体の内外部を洗浄液、濯ぎ水の使用量を抑えて衛生的に洗浄することが可能であり、基本的にヘルメットを一つ一つ別個に洗浄することができ、他人のヘルメットの洗浄液を使い回すことがないヘルメットの洗浄装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、ヘルメットを一つ一つ別個に洗浄することで他人のヘルメットの洗浄液を使い回すことがないヘルメットの洗浄装置であって、洗浄槽内にヘルメットを保持し、該ヘルメットの内外部に洗浄液及び濯ぎ水を吹き付けて汚れを落とすノズル洗浄手段と、前記洗浄槽の洗浄液を回収する洗浄液タンクと、濯ぎ水を溜めておく濯ぎ水タンクと、前記洗浄液タンク内の洗浄液と前記濯ぎ水タンク内の濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段に供給するための1又は2のポンプと、前記洗浄液タンクに電磁ボールバルブを介して接続された排水管とを備え、洗浄液タンクと濯ぎ水タンクを別々に設けて2槽化し、前記洗浄液タンク内の洗浄液を前記ノズル洗浄手段に供給してヘルメットの循環式洗浄を行う洗浄工程の後に、洗浄液タンクの洗浄液を自動的に前記電磁ボールバルブを開いて排水した後、又は排水しながら濯ぎ水タンクの濯ぎ水を掛け流しする濯ぎ工程を有し、更に前記洗浄工程の前で前記ヘルメットを前記洗浄槽内に保持する前に、前記洗浄液タンクを空にした状態で、前記濯ぎ水タンクの濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段に供給し、前記電磁ボールバルブが開かれていることで洗浄液タンクから洗浄後の水が排水して、前記洗浄槽と洗浄液タンク内部を洗浄するクリーン洗浄工程を有することを特徴とするヘルメットの洗浄装置を構成した。
また、前記洗浄槽内の下部に、メッシュ状の透水性プレートにヘルメットの帽体開口部を下向き及び横向きの状態に保持する支持フレーム部を形成したヘルメット保持台を設けてなることも好ましい。
そして、前記濯ぎ水タンクには、濯ぎ水を所定温度に加熱するヒーターを備えていることも好ましい。
以上にしてなる本発明のヘルメットの洗浄装置は、ヘルメットを一つ一つ別個に洗浄することで他人のヘルメットの洗浄液を使い回すことがないヘルメットの洗浄装置であって、洗浄槽内にヘルメットを保持し、該ヘルメットの内外部に洗浄液及び濯ぎ水を吹き付けて汚れを落とすノズル洗浄手段と、前記洗浄槽の洗浄液を回収する洗浄液タンクと、濯ぎ水を溜めておく濯ぎ水タンクと、前記洗浄液タンク内の洗浄液と前記濯ぎ水タンク内の濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段に供給するための1又は2のポンプと、前記洗浄液タンクに電磁ボールバルブを介して接続された排水管とを備え、洗浄液タンクと濯ぎ水タンクを別々に設けて2槽化し、前記洗浄液タンク内の洗浄液を前記ノズル洗浄手段に供給してヘルメットの循環式洗浄を行う洗浄工程の後に、洗浄液タンクの洗浄液を自動的に前記電磁ボールバルブを開いて排水した後、又は排水しながら濯ぎ水タンクの濯ぎ水を掛け流しする濯ぎ工程を有することで、ヘルメットを必要なときに一つ一つ別個に洗浄することができ、他人のヘルメットの洗浄液を使い回すことがないので、非常に清潔である。
また、前記洗浄液タンク内の洗浄液を前記ノズル洗浄手段に供給してヘルメットの循環式洗浄を行う洗浄工程では、水の使用量を抑制できる。また、洗浄工程によるヘルメットの洗浄後に、洗浄液タンクの洗浄液の排水後、又は排水しながら濯ぎ水タンクの濯ぎ水を掛け流しする濯ぎ工程を有するので、ヘルメットから洗浄液を洗い流すことができ、清潔な仕上がりとなる。そして、クリーン洗浄工程により、洗浄液を溜めて循環洗浄するための洗浄槽と洗浄液タンク自体も清潔な濯ぎ水で洗浄することができるので、更に清潔度が向上するのである。
また、前記洗浄槽内の下部に、メッシュ状の透水性プレートにヘルメットの帽体開口部を下向き又は横向きの状態に保持する支持フレーム部を形成したヘルメット保持台を設けてなると、ヘルメットを所望姿勢に保持することができる。
そして、前記濯ぎ水タンクに、濯ぎ水を所定温度に加熱するヒーターを備えていると、ヘルメットに付着した皮脂を軟化して流動化する温度に水を加熱することができ、それにより洗浄効率が更に高まるのである。
本発明に係るヘルメットの洗浄装置の全体斜視図である。 ヘルメットの洗浄装置の内部構造を示す簡略斜視図である。 洗浄槽と洗浄液タンクの内部構造を示す簡略断面図である。 同じく洗浄槽と洗浄液タンクを一部破断して示す斜視図である。 本発明に係るヘルメットの洗浄装置の水配管経路図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係るヘルメットの洗浄装置の全体斜視図を示し、図2〜図4はその内部構造を示し、図5は水配管経路図を示し、図中符号Hはヘルメット、1はヘルメットの洗浄装置の本体部、2は開閉蓋、3は洗浄槽、4はヘルメット保持台、5はノズル洗浄手段、6は水切り手段、7は洗浄液タンク、8は濯ぎ水タンクをそれぞれ示している。
本発明のヘルメットの洗浄装置は、図1〜図4に示すように、上方開放した箱状の本体部1と、該本体部1の上面部を開閉する開閉蓋2と有し、前記本体部1の内部に設けた洗浄槽3内のヘルメット保持台4にヘルメットHを保持し、該ヘルメットHの内外部に洗浄液及び濯ぎ水を吹き付けて汚れを落とすノズル洗浄手段5と、前記洗浄槽3の洗浄液を回収する洗浄液タンク7と、濯ぎ水を溜めておく濯ぎ水タンク8と、前記洗浄液タンク7内の洗浄液と前記濯ぎ水タンク8内の濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段5に供給するための1又は2のポンプとを備え、洗浄液タンク7と濯ぎ水タンク8を別々に設けて2槽化したものである。更に、前記本体部1の正面の一側部に、水切り手段6を配置している。
更に詳しくは、本実施形態のヘルメットの洗浄装置は、前記開閉蓋2の下方には、上方開放した洗浄槽3を配置するとともに、該洗浄槽3の底部9に連続し、該底部9より低い位置に前記洗浄槽3の洗浄液を回収する洗浄液タンク7が一体的に形成されている。また、前記洗浄槽3の外側一側部に、濯ぎ水を溜めておく濯ぎ水タンク8を並設している。そして、前記水切り手段6は、図1に示すように、ブロワ(図示せず)と該ブロワに接続された可撓性のホース10の先端にブロワノズル11を、本体部1の正面一側部に形成した凹部12に設けている。本実施形態では、前記水切り手段6のブロワを前記濯ぎ水タンク8の上位に内蔵させている。また、前記本体部1の上面で、前記開閉蓋2の側方に前記水切り手段6のブロワノズル11を一時的に載置するための載置部13を凹設している。
ここで、前記洗浄槽3の外側に水切り手段6を備え、該水切り手段6により洗浄後のヘルメットHに付着した水分を前記洗浄槽3内で吹き飛ばすようにすれば、洗浄後のヘルメットHの水分を洗浄槽3内で除去し、自然乾燥によるヘルメットHの乾燥時間の短縮が図れる。特に、ヘルメットHの内装部材に発泡ポリスチロール等の加熱によって機能劣化する部材を用いているような場合には有効である。通常の洗浄運転モードではヘルメットHの帽体開口部を下向きに保持してノズル洗浄手段5で洗浄し、洗浄後、ヘルメットHの帽体開口部を横向きにして保持して、水切り手段6によってヘルメットHの帽体内部まで水分を吹き飛ばすのである。
更に詳しくは、図2〜図4に示すように、前記洗浄槽3は、平面視四角形状であり、内部の下部に、メッシュ状の透水性プレート14にヘルメットHの帽体開口部を下向き又は横向きの状態に保持する支持フレーム部15を形成したヘルメット保持台4を設けている。前記ヘルメット保持台4は、金属棒を粗いメッシュ状に溶接して形成したものであり、前記透水性プレート14は、洗浄液や濯ぎ水が難なく透過できるものであり、前記支持フレーム部15は側面視コ字形、即ち2本の垂直棒の上端間を水平棒で連続させた形状のものを前後方向に向けて左右一対設けたものである。前記ヘルメットHの帽体開口部を下向きに保持するには、ヘルメットHを伏せた状態で帽体を支持フレーム部15に被せる。また、前記ヘルメットHの帽体開口部を横向きに保持するには、ヘルメットHの帽体開口部を正面、あるいは側面に向けた状態で、帽体の頂部を洗浄槽3の内面、若しくは内部構造部に当接するとともに、帽体の開口部を支持フレーム部15に当止する。
前記洗浄槽3の底部9の前側一部は、下方へ延びて前記洗浄液タンク7を一体的に形成し、該洗浄液タンク7の上部は前記底部9と略面一になるようにグレーチング16を着脱可能に設けている。そして、前記洗浄槽3の内部には、ヘルメットHの帽体内外部に洗浄液及び濯ぎ水を吹き付けて汚れを落とすノズル洗浄手段5が備わっている。ここで、前記ノズル洗浄手段5は、前記洗浄槽3の底部9で前記透水性プレート14の下位に設けた水平回転可能な回転洗浄ノズル17と、前記ヘルメット保持台4より上方の洗浄槽3の上部周縁部に固定した固定洗浄ノズル18とから構成されている。
そして、前記回転洗浄ノズル17は、回転しながらパイプ17Aの噴出孔17B,…から洗浄液又は濯ぎ水を上方へ噴出させて、前記ヘルメット保持台4の支持フレーム部15に保持されたヘルメットHの主に内部を洗浄する。ここで、前記回転洗浄ノズル17は、食器洗い機の洗浄ノズルと同じ構造であり、垂直回転軸17Cにロータリージョイントを介して流路が接続され、流路に洗浄液と濯ぎ水を切り替えて供給する。前記パイプ17Aには噴出孔17B,…が、上向きで回転方向とは反対側に若干傾斜させて設け、噴出孔17B,…から噴出する流体の反力でそれ自体が回転駆動するような構造である。
下方からの前記回転洗浄ノズル17からの洗浄液及び濯ぎ水の噴出だけでもヘルメットHの外部を洗浄することが可能であるが、より洗浄効果を高めるために、前記固定洗浄ノズル18から洗浄液及び濯ぎ水を下方へ向けて噴出させることにより、ヘルメットHの外部も確実に洗い流すことが可能となる。ここで、前記固定洗浄ノズル18は、前記洗浄槽3の開口縁部に、前記ヘルメット保持台4に保持されたヘルメットHを取り囲むように配管した平面視コ字形のノズル管19に所定間隔毎に噴出孔20,…を設けて構成した。本実施形態では、前記洗浄槽3の左右の開口縁部に平行にノズル管19,19を配設し、斜め下方向きに設けた複数の噴出孔20,…から洗浄液及び濯ぎ水を噴出させてヘルメットHの外部を洗浄する。しかし、本発明では、ノズル洗浄手段5の具体的構造は限定されない。
前記濯ぎ水タンク8には、濯ぎ水を所定温度に加熱するヒーター21を備えている。人の皮脂の溶融温度は約50℃以下であり、牛や豚の脂肪も40〜50℃で軟化して流動化するので、洗浄液及び濯ぎ水の温度も40〜50℃に設定する。一方、ヘルメットの帽体の内装部材には発泡スチロール等の緩衝体が設けられているものも多く、これら発泡ポリスチロール等の発泡体はおよそ70〜80℃を超えると二次発泡するので、洗浄液及び濯ぎ水の温度は二次発泡を生じない程度の温度に前記ヒーター21で制御する必要がある。
また、前記洗浄液タンク7と濯ぎ水タンク8には、液面をモニターするフロートスイッチ22,23がそれぞれ設けられている。そして、前記フロートスイッチ22,23からの電気信号に基づき各種バルブを開閉制御する。前記洗浄液タンク7は定格4リットルであり、前記濯ぎ水タンク8は定格10リットルに設定し、それ以上になると前記フロートスイッチ22,23が作動する。
次に、本発明に係るヘルメットの洗浄装置の水配管経路を図5に基づいて説明する。本実施形態では、二台のポンプを用い、前記洗浄液タンク7に溜めた洗浄液を前記ノズル洗浄手段5に供給するポンプ24と、前記濯ぎ水タンク8に溜めた濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段5に供給するポンプ25をそれぞれ別々に用いている。
先ず、上水道水を給水管26にて前記濯ぎ水タンク8に注水するが、該給水管26には上流側から逆止弁27と電磁弁28が設けられている。また、前記電磁弁28の上流側の給水管26から分岐した第2給水管29が前記洗浄槽3に接続され、該第2給水管29には電磁弁30が途中に設けられている。前記ノズル洗浄手段5に洗浄液と濯ぎ水を供給するノズル供給管31には、前記洗浄液タンク7に接続された洗浄液供給管32と、前記濯ぎ水タンク8に接続された濯ぎ水供給管33が分岐部を介して接続されている。そして、前記洗浄液供給管32には、上流側から前記ポンプ24と逆止弁34が直列に接続され、前記濯ぎ水供給管33には、上流側から前記ポンプ25と逆止弁35が直列に接続されている。また、前記洗浄液タンク7の底部には、排水管36が電磁ボールバルブ37を介して接続されている。また、前記濯ぎ水タンク8には、前記フロートスイッチ23が故障した場合のためにオーバーフロー管38が設けられ、底部に接続された排水管39を前記オーバーフロー管38に合流させて濯ぎ水を排水できるようにしている。そして、前記排水管39には、電磁ボールバルブ40を設けている。
前記ノズル供給管31は、前記回転洗浄ノズル17に洗浄液と濯ぎ水を供給する回転側供給管41と前記固定洗浄ノズル18に洗浄液と濯ぎ水を供給する固定側供給管42とに分岐されている。尚、ポンプを一台にしてコスト低減化を図るには、前記ポンプ24とポンプ25の位置に電磁弁を設け、前記ノズル供給管31の途中に共用のポンプを設ければ良い。しかし、本実施形態のように、洗浄液と濯ぎ水を別々のポンプで前記ノズル洗浄手段5に供給することは、濯ぎ水をより清浄な状態で供給できるので好ましい。
本発明に係るヘルメットの洗浄装置の運転について以下に説明する。先ず、通常の洗浄運転モードを説明する。本体部1の開閉扉2の前側には操作パネル43が設けられ、各種の操作と状態表示が行われる。主電源を入れると、前記濯ぎ水タンク8の排水用の電磁ボールバルブ40が閉じ、開閉扉2が閉まっていることを確認すると電磁弁28が開き、前記濯ぎ水タンク8に上水道水が給水管26を通して給水される。ここで、電磁弁30は閉じたままの状態である。前記濯ぎ水タンク8に一定量の濯ぎ水が溜まると前記フロートスイッチ23が作動して、前記電磁弁28を閉じて、給水が停止するとともに、前記ヒーター21が作動して濯ぎ水を所定温度、例えば40℃まで加熱する。
濯ぎ水が設定温度に達すると、前記ポンプ25が駆動して、前記濯ぎ水タンク8から濯ぎ水を前記濯ぎ水供給管33、ノズル供給管31を通して前記ノズル洗浄手段5に供給し、前記洗浄槽3内をシャワーリングすると同時に洗浄液タンク7内を洗浄する。このとき、前記洗浄液タンク7の排水用の電磁ボールバルブ37は開かれており、洗浄液タンク7から洗浄後の水は排水管36から排水される。これを一定時間、例えば15秒間維持してクリーン洗浄を行う(クリーン洗浄工程)。このクリーン洗浄が終わると、つまり15秒間経過すると、前記電磁ボールバルブ37が閉じ、洗浄液タンク7内に水を溜める。そして、前記フロートスイッチ22が作動して前記洗浄液タンク7内に、一定量の水が溜まると前記ポンプ25が停止する。
そこで、前記開閉扉2を開けて、ヘルメットHを前記ヘルメット保持台4に帽体開口部を下向きに載置し、且つ帽体の内部に支持フレーム部15を位置させてヘルメットHを所定位置に保持する。このとき、必要に応じてヘルメットHの内外部に洗浄剤を吹き付けておく。それから、前記開閉扉2を閉じ、スタートボタンを押すと、前記ポンプ24が駆動し、前記洗浄液タンク7から洗浄液を前記洗浄液供給管32、ノズル供給管31を通して前記ノズル洗浄手段5に供給し、前記洗浄槽3内にセットしたヘルメットHの内外部を前記回転洗浄ノズル17と固定洗浄ノズル18から噴射させた洗浄液で一定時間、例えば60秒間洗浄する(洗浄工程)。前記回転洗浄ノズル17と固定洗浄ノズル18から噴射させた洗浄液は、前記洗浄槽3の底部9から前記洗浄液タンク7に回収され、それを循環させて使用する。
一定時間の循環洗浄が終了すると、前記ポンプ24が停止すると同時に前記電磁ボールバルブ37が開き、使用後の洗浄液が排水管36から排水される。そして、前記洗浄液タンク7内から洗浄液の排水が完了した後に、前記ポンプ25が駆動し、前記濯ぎ水タンク8から濯ぎ水を前記濯ぎ水供給管33、ノズル供給管31を通して前記ノズル洗浄手段5に供給し、前記ヘルメットHの内外部に濯ぎ水を掛け流して洗浄する(濯ぎ工程)。ここで、前記洗浄液タンク7内から洗浄液の排水が完了する前に、洗浄液を排水しながら前記濯ぎ水タンク8から濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段5に供給し、前記ヘルメットHの内外部に濯ぎ水を掛け流して洗浄しても良く、この濯ぎ工程の途中で洗浄液タンク7の洗浄液が濯ぎ水で置換されるようにする。この濯ぎ洗浄を一定時間、例えば10秒間行った後、前記ポンプ24が停止する。尚、前記クリーン洗浄工程、洗浄工程、濯ぎ工程を経るうちに、前記濯ぎ水タンク8内の水位が低下するが、その際に、前記フロートスイッチ23が作動して電磁弁28を開き、新しい上水道水を補給する。
最後に、前記開閉扉2を開いて、前記ヘルメットHを露出させ、前記本体部1の前面部から取り出した前記水切り手段6としてのブロワノズル11を、洗浄槽3内に位置させ、ブロワスイッチを押してブロワを駆動して、ヘルメットHの外部に付着した水を吹き飛ばす。ブロワは60秒間で自動停止するように設定されているが、リセットスイッチを押せば途中で停止させることも可能である。それから、一旦、ブロワを停止し、ブロワノズル11を本体部1の上面の載置部13に置き、前記支持フレーム部15を利用してヘルメットHの帽体開口部を横向き、例えば正面に向けてヘルメットHを置き直す。それから、再度、ブロワを駆動して、ヘルメットHの内部に付着した水を吹き飛ばす。そして、十分に水を吹き飛ばした後、ヘルメットHを洗浄槽3内から取り出し、自然乾燥させる。ここで、前記ブロワにはヒーターを内蔵したものを用いれば、温風でヘルメットHの水部除去と乾燥を行うことができるので、より好ましい。使い終わったブロワノズル11とホース10は、本体部1の凹部12内に格納する。以上が、一連の通常の洗浄運転モードの動作である。
次に、クリーン洗浄運転モードを説明する。このモードは、ヘルメットHの洗浄とは関係なく、洗浄槽3と洗浄液タンク7の内部を洗浄するものである。前記開閉扉2を閉じ、クリーン洗浄ボタンを押すと、前記ポンプ25が駆動して、前記濯ぎ水タンク8から濯ぎ水を前記濯ぎ水供給管33、ノズル供給管31を通して前記ノズル洗浄手段5に供給し、前記洗浄槽3内をシャワーリングすると同時に洗浄液タンク7内を洗浄する。このとき、前記洗浄液タンク7の排水用の電磁ボールバルブ37は開かれており、洗浄液タンク7から洗浄後の水は排水管36から排水される。これを一定時間、例えば15秒間維持してクリーン洗浄を行う。クリーン洗浄が終了するとブザーが3秒間鳴る。このクリーン洗浄運転モードは、前述の通常の洗浄運転モードにおけるクリーン洗浄工程と同じである。
最後に、メンテナンスについて簡単に説明する。前記電磁弁30を開くと、第2給水管29を通して前記洗浄槽3及び洗浄液タンク7に上水道水を直接注水することができる。それによって、前記洗浄槽3及び洗浄液タンク7の内部をマニュアルで洗浄することができる。また、長期の運転停止時には、前記電磁ボールバルブ40を開いて排水管39から濯ぎ水タンク8内の濯ぎ水を排水することができる。そして、主電源を切れば、全て初期状態に復帰する。
H ヘルメット、
1 本体部、
2 開閉蓋、
3 洗浄槽、
4 ヘルメット保持台、
5 ノズル洗浄手段、
6 水切り手段、
7 洗浄液タンク、
8 濯ぎ水タンク、
9 底部、
10 ホース、
11 ブロワノズル、
12 凹部、
13 載置部、
14 透水性プレート、
15 支持フレーム部、
16 グレーチング、
17 回転洗浄ノズル、
17A パイプ、
17B 噴出孔、
17C 垂直回転軸、
18 固定洗浄ノズル、
19 ノズル管、
20 噴出孔、
21 ヒーター、
22 フロートスイッチ、
23 フロートスイッチ、
24 ポンプ、
25 ポンプ、
26 給水管、
27 逆止弁、
28 電磁弁、
29 第2給水管、
30 電磁弁、
31 ノズル供給管、
32 洗浄液供給管、
33 濯ぎ水供給管、
34 逆止弁、
35 逆止弁、
36 排水管、
37 電磁ボールバルブ、
38 オーバーフロー管、
39 排水管、
40 電磁ボールバルブ、
41 回転側供給管、
42 固定側供給管、
43 操作パネル。

Claims (3)

  1. ヘルメットを一つ一つ別個に洗浄することで他人のヘルメットの洗浄液を使い回すことがないヘルメットの洗浄装置であって、洗浄槽内にヘルメットを保持し、該ヘルメットの内外部に洗浄液及び濯ぎ水を吹き付けて汚れを落とすノズル洗浄手段と、前記洗浄槽の洗浄液を回収する洗浄液タンクと、濯ぎ水を溜めておく濯ぎ水タンクと、前記洗浄液タンク内の洗浄液と前記濯ぎ水タンク内の濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段に供給するための1又は2のポンプと、前記洗浄液タンクに電磁ボールバルブを介して接続された排水管とを備え、洗浄液タンクと濯ぎ水タンクを別々に設けて2槽化し、前記洗浄液タンク内の洗浄液を前記ノズル洗浄手段に供給してヘルメットの循環式洗浄を行う洗浄工程の後に、洗浄液タンクの洗浄液を自動的に前記電磁ボールバルブを開いて排水した後、又は排水しながら濯ぎ水タンクの濯ぎ水を掛け流しする濯ぎ工程を有し、更に前記洗浄工程の前で前記ヘルメットを前記洗浄槽内に保持する前に、前記洗浄液タンクを空にした状態で、前記濯ぎ水タンクの濯ぎ水を前記ノズル洗浄手段に供給し、前記電磁ボールバルブが開かれていることで洗浄液タンクから洗浄後の水が排水して、前記洗浄槽と洗浄液タンク内部を洗浄するクリーン洗浄工程を有することを特徴とするヘルメットの洗浄装置。
  2. 前記洗浄槽内の下部に、メッシュ状の透水性プレートにヘルメットの帽体開口部を下向き又は横向きの状態に保持する支持フレーム部を形成したヘルメット保持台を設けてなる請求項記載のヘルメットの洗浄装置。
  3. 前記濯ぎ水タンクには、濯ぎ水を所定温度に加熱するヒーターを備えている請求項1又は2記載のヘルメットの洗浄装置。
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