JP3104931U - ペット用お風呂装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットの身体を傷つけずに洗浄できるように構成したペット用お風呂装置を提供する。
【解決手段】気泡発生機構と給水口22と、浴槽内の水を外部に排出する排水口50と、温風を供給するドライヤー18とからなるペット用お風呂装置において、ケーシングをなす本体10が、垂直の隔板20により浴槽室51と後方端の機械室52とに区分されるとともに透明な蓋板40により覆われる。本体10の前壁上部には、ペットの鼻の部分を外部に突き出して呼吸を可能にする第1の通風口10aが備えられ、蓋板40の中央付近には、温風排気用の第2の通風口40aを備える。第2の通風口40aには、多数の通気孔41a及びフィルター42を備えた蓋41が開閉可能に取り付けられる。また、本体10の前壁の下部には、下端のヒンジによって開閉される前方ドア11が備えられ、開放時には、ペットの出入りのための足場ないしは通路をなす。
【選択図】図2

Description

本考案は、ペット用浴槽に関するものであり、より詳細には、浴槽の機能を果たしつつ、同時に、犬小屋としての機能も果たせるように構成したペット用お風呂装置に関する。
周知のように、国内外のペット関連事業は、年間数十億ドル以上の市場を形成している。このようなペット市場の急速な成長は、核家族化と共に、独身生活者の増加に伴う人間疎外の現象により、ペットを飼う人の数も急増しているためであり、また、経済活動に余裕ができたということも一つの原因であるに間違いない。
しかしながら、ペット市場が急増しつつある現在においても、ペットを洗浄したり乾燥させる製品はそれほど多くないのが実状である。したがって、週に一回程度はペットを洗浄しなければならないということを考えると、かかる製品の開発の必要性は充分ある。
このように、ペットを洗浄したり乾燥させる製品がないため、現在は、家に設けられている浴槽にペットを入れてシャワー機でペットを洗浄し、その後は、ヘアドライヤーで毛を乾かすだけである。
上述したように、家に設けられている浴槽でペットを洗浄すると、ペットが動く瞬間に払い落とされるせっけん水や身体に付いた上がり湯があちこちに飛び散って汚なくなるばかりか、洗浄させる飼い主の顔や身体にもせっけん水や上がり湯が飛び散って、濡れてしまうという問題があった。
また、ペットはお風呂の最中に、頭を左右に回したり身を捻(ねじ)ったりし、尚、時には、逃げようとするため、飼い主の立場から見て、ペットを洗浄するのは非常に難しい作業であった。
更に、従来は、ペットを洗浄する際、ペットがお風呂に入らないように逃げる過程で、飼い主を傷つけることもよくある。その上、お風呂の後、ペットが本能的に水気を払い落とすので、洗浄を終えた飼い主がその水気によって被害を受けるなどといった短所があり、また、床にも水気が飛び散るなどの問題点があった。
更に、従来は、ペットのお風呂の後、飼い主がヘアドライヤーで毛を乾かしていたが、このように毛を乾かす過程において、毛が抜けて飛び散ったり、床に落ちるなど非衛生的であるという短所もあった。
一方、下記参考文献1には、浴槽の前面に曲線部の形成された透明板が結合され、蓋が開閉される内部には圧縮空気発生器と瞬間温水器および温風供給装置を内設して温水による洗浄と気泡による按摩はもちろん、温風による乾燥までも可能となるように構成することを特徴とする、ペット用自動按摩浴槽が登録開示されている。
このような先登録考案は、一般家庭用浴槽でペットを洗浄するしかなかった従来のペットのための洗浄方法(または手段)に比べると、それなりに有用なものであることは明らかである。
しかし、このような先登録考案は、次のような種々の問題点を有している。
第一に、上記の登録考案は、浴槽の前方に曲線部の形成された透明板が設けられているので、お風呂のときに犬の首の部分が傷つけられることもあり、尚、お風呂中に犬の脚(または足)が透明板の方にはみ出て、まともに洗浄することができなかった。
第2に、上記の透明板が低く設けられていたので、浴槽に水を満たす過程において浴槽の外に水が溢れ出てしまったり、尚、お風呂中には、犬が動くことによって水が透明板の外に飛び散って、周辺を汚したり飼い主の身体に汚物が付くなどのようなことが生じていた。
第3に、上記の登録考案は、水を暖めるために別途の瞬間温水器を設けると共に、飼い主は直接飼い犬の身体を洗浄するために別途のシャワー機を設けなければならなかったので、過大な製作費用を要する。製作時間および製作工程数の増加によって製品の単価が高くなってしまうという問題があった。その上、水を暖めるためには、一定の時間が所要されるので、その分お風呂時間が長くなるという短所があった。
第4に、上記の登録考案は、気泡を発生させる気泡供給管が浴槽内部の縁部に沿って設けられていたので、気泡によるマッサージ效果が落ちると共に、特に、飼い犬の腹部や生殖器部をきれいに洗浄することができなかったという短所があった。
第5に、前記登録考案は、お風呂の時に、飼い犬のサイズについて制約があった。すなわち、飼い犬の体格(またはサイズ)によって数個(1〜2個程度)の浴槽を別途に準備しなければならなかったという短所があった。例えば、マルチーズやプードルまたはチワワといった小さな犬を洗浄するためには、小さなサイズの浴槽を購入しなければならず、また珍島犬(韓国のチンド犬;珍島由来の銘柄犬)の子やむく毛犬といった中間程度のサイズの犬を洗浄するためには、大きなサイズの浴槽を別途に購入しなければならないという煩わしさおよび経済的な負担も招いていた。
第6に、上記の登録考案は、浴槽の内部にせっけん水供給機が設けられており、尚、別途のシャワー機を備えるなど、浴槽自体にそれらの装置が取り付けられるので、浴槽としての機能のみを果たすだけで、その他の用途、例えば犬小屋としては使用できないという弱点もある。
韓国登録実用新案第278878号公報
したがって、上記のような問題点を解決するために、本考案の目的は、ペットの身体を傷つけずに洗浄できるように構成したペット用お風呂装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、浴槽の前方部が塞がっているので、浴槽の外に水が溢れ出るような現象、およびお風呂中に犬が動くことによって水が飛び散ることを防止できるペット用お風呂装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、気泡を発生させる気泡供給管を浴槽内の中央部に設け、マッサージ效果を最大限に高められるペット用お風呂装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、犬のサイズにかかわらず洗浄できるように構成したペット用お風呂装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、浴槽の機能を果たしながら、同時に、飼育小屋としての機能も果たせるように構成したペット用お風呂装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、通常の圧縮空気発生器と、外部から供給される水を浴槽内に導く給水口と、前記浴槽内部の水を外部に排出する排水口と、前記浴槽内部に温風を供給するドライヤーとで構成されるペット用お風呂装置において、前記浴槽内部に据え付けられる敷板と、前記敷板の中央部に形成されて気泡を発生させる吐出部と、前記本体の前方に取り付けられて前記ペットの鼻の部分を外部に突き出して呼吸を可能にする第1の通風口と、前記本体の内部の隔板に設けられ、餌および水を収容できる貯蔵箱と、前記本体の上部に被せられる透明な材質で形成された蓋板と、前記蓋板に設けられて開閉される第2の通風口とを含んで構成されることを特徴とする。
このとき、より好ましくは、前記浴槽の本体の一面には、前記浴槽を犬小屋として用いられるとき、出入り口の役目をする、取っ手の取り付けられているドアが設けられることを特徴とする。そして、前記ドアは犬小屋として用いられるとき、犬の出入りを助ける足場の役目をするように構成されることを特徴とする。
上述したように、本考案の実施例によるペット用お風呂装置は、以下のような種々の效果を奏する。
第1に、本考案は、浴槽の前方部が塞がっており、犬の呼吸のための通風口と、首が外部に出ないようにして首部の毛が充分に洗浄されるように構成されたカバーとを設けることにより、犬の全身を充分に洗浄することができ、またお風呂中に犬の脚が浴槽の外に出ることを防止できるという長所がある。
第2に、前記浴槽に水を満たすとき、浴槽の外に水が溢れ出ることを防止するだけでなく、前記浴槽の外に汚物などが飛び散る現象を防止できるという利点がある。
第3に、本考案は、前述した先登録の考案のように、別途のシャワー機およびせっけん水供給機を使用しなくても良いので、製作費用、製作時間、および工程数が減り、これにより、製品の販売価格を格段に下げることができるという長所がある。
第4に、本考案は、気泡を発生させる気泡供給管を浴槽内部の敷板自体に形成することにより、気泡供給管を構成するための別途の装置を設けなくても良いので、製作費用、製作時間、および工程数が減り、これにより、製品の販売価格を格段に下げることができるという長所がある。
第5に、本体内部にオゾン発生器を設けて浴槽内部を殺菌すると共に、雨の日(または梅雨のとき)や蒸し暑い夏場に生臭い匂いといった悪臭を予防できるという效果を奏する。
第6に、本考案は、一個の浴槽のみで、体格の異なる犬を給水量調節センサーを用いて洗浄することができ、また、前記浴槽を犬小屋として使用するとき、浴槽本体の前方に構成したドアは、犬の出入りを助ける足場の役目を果たし、更に、浴槽内部に設けられた照明灯は、夜間に用いられるとき、照明施設のない所でも效率的に洗浄できるようにし、犬を常に安心させ得るという相乗的な效果を奏する。
以下、本考案による好ましい実施例を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。後述する実施例においては、飼い犬に限って適用されるお風呂装置について説明するが、本考案は、人によって家で飼育される、このような装置を用いて洗浄可能な全てのペットに均等に適用し得ることは自明である。 図面上において同一符号は同一の要素を指す。
先ず、本考案のペット用お風呂装置の概念は、浴槽内部の中央部から気泡吐出部を設けて気泡マッサージ效果を向上させ、特に犬の腹部や生殖器部をきれいに洗浄できるようにし、尚、本体の一面にドアを設けて浴槽の機能の他、犬小屋(dog house)としても使用できるように構成したお風呂装置を提案することである。
また、本考案においては、浴槽をなす本体内部に餌箱および水桶が設けられた餌ボックスを構成することにより、犬小屋として用いられるとき、餌をやるための別途の空間を無くし、尚、前記浴槽本体の正面および上部の蓋板に、通風口および通風口の外部に多数の通気孔の形成された透明材質のカバーを設け、より実用的な浴槽を具現した。
本考案の実施例により、先に提案したペット用お風呂装置の全体構成は、図1および図2に示すようなものである。前記図1および図2を参照すれば、本考案で具現しようとする装置は、全体のケーシングをなすとともに浴槽の役目をする本体10を備え、本体10の上部は、透明なプラスチック材質でなる蓋板40により覆われる。本体10内部は、その後部に設けられた略垂直の隔板20により、前方の浴槽室と、後方の機械室とに分けられており、これに対応して、蓋板40が前方部と後方部とに分けられ、隔壁20の上端の個所のヒンジ43によって相互結合して構成される。また、図示の例において、本体10の下面には、キャスター70または車輪が設けられて移動が容易となっている。さらに、本体10後部の機械室は、本体10後壁に設けられた後方開閉板16がねじ止めされることで、適宜開閉可能となっており、後方開閉板16の内面には電線コード箱16aが形成されている。また機械室の個所の側面には、空気吸入口80が設けられている。
前記本体10の正面(前面)には、本考案のお風呂装置、すなわち浴槽を犬小屋として用いるとき、出入り口と足場の役目をする前方ドア11が、一対のヒンジ13、13aを介して取り付けられ、該ドア11には弾性体からなるドア支持具11aが取り付けられる。すなわち、開放した際の衝撃を緩和するように前方ドア11の外側面にゴムまたは軟質発泡プラスチックの小片が貼り付けられている。また、前方ドア11の設けられた部分には、本体10に収容されている水が外部に溢れ出ないように防水処理される。すなわち、前記ドア11の枠に沿ってパッキングを取り付けるのが好ましい。
また、前記本体10の正面(前面)壁にあって、中心から上方に偏心された位置、すなわち前方ドア11の上方には、第1の通風口10aが設けられる。この第1の通風口10aは、お風呂中に、犬の頭が外部に完全に抜けることを防止し、鼻の部分だけを露出させて呼吸ができるようにする役目をする。すなわち、犬の首の部分が外部に完全に露出するのを防止し、首の部分と背中部分の洗浄が容易に行えるようにしている。
この第1の通風口10aには、好ましくは、前方へと突き出したカップ状のカバー12が着脱可能に取り付けられており、カバー12の上面には、多数の通気孔12aの形成されている。このように別途のカバー12を設けて、本体10の正面の第1の通風口10aを覆うならば、前記本体10に収容された水が外部に溢れ出ることを防止すると共に、お風呂中に犬が動くことによって汚物が外部に飛び散る現象をさらに確実に防止することができる。
前述したような浴槽の本体10の内部には、図2に示すように、本考案の主な構成要素中の一つである敷板30が据え付けられ、前記敷板30の下部の四隅の角部には多数の敷板支持脚部31が構成されており、前記それぞれの敷板支持脚部31には高さ調節が可能となるようにネジ部31aが形成されている。
尚、前述した敷板30には、図4に示すように、四角形状の多数の穴32が一定間隔を保って設けられている。これらの穴32は、乾燥時に空気の循環を助ける通風口の役目をし、犬小屋として用いられるときは、敷板の上面に現れるゴミや汚物を底部の下方に落として敷板を清潔に保持するためのものである。また、前記敷板30の上面には、気泡を発生させる空気吐出口33が多数形成され、敷板30の内部には、前記空気吐出口33に空気を供給する空気ライン34が形成されている。前記敷板30の後方には、圧縮空気発生器17に連結された吐出管17aとの連結のためのカップリング35が構成され、前記圧縮空気発生器17から生成する空気を空気ライン34と空気吐出口33とを介して浴槽内に吐出させて洗浄できるように構成されている。また、前記敷板30は、長期間使用しても腐食しないステンレス材で製作するのが好適であるが、必要に応じて、プラスチック材で成形しても良い。
一方、前述した本体10内部の後方に設けられた隔板20の前面には、本考案の浴槽が犬小屋として用いられるときに、餌や水などを保管するための餌箱60と、水を収容できる水桶60aとが、同図に示すように、並んで設けられている。かかる餌箱60および水桶60aの詳細な構成は、後述する図5によって容易に理解されるであろう。
図5に示すように、前記餌箱60および水桶60aは、同一の構成および同一の形状をとっている。但し、前記各箱の下側面に形成された穴61aのサイズのみに多少の差がある。前記餌箱60および水桶60aは、透明な材質のプラスチックやアクリルで製作され、下方に穴61aを有する貯蔵箱61と、前記貯蔵箱61の下方部に取り付けられた通常の器62とからなり、貯蔵箱61の後方に形成された引っかけ部63を用いて隔板20の引っかけ突起部27に対して着脱可能となっている。前記餌箱60または水桶60aは、犬小屋として用いられるときにのみ、取り付けて使用する。
そして、前記隔板20の上部には、浴槽内への給水を行うための給水管が取り付けられている。給水管は、隔板20の後方にて外部ホースと連結される給水口15を有し、前方の端部が、隔板20の前方にて水を噴射させる注水口22をなしている。吸水管の途中には、所定のヒーター14が備えられ、供給される水を加熱する。また、前記隔板20の一定個所には、夜間に使用するための照明ランプ25、及び、匂いの除去および殺菌のためのオゾン発生器23が設けられる。
そして、前記隔板20の後方には、通常のコントロールボックス19と、所定の空気圧で水中に気泡を発生させる圧縮空気発生器17と、前記本体10の内部に温風を供給する温風送風器18とが設けられる。ここで、前記圧縮空気発生器17には逆流防止バルブ17bを介して吐出管17aが連結されており、該吐出管17aは前記隔板20を貫くように設置されて、本体の浴槽内部に設けられる敷板30のカップリング35に連結される。特に、各空気排出口33は、前述の先登録考案のように、本体の縁枠部に沿って設けられておらず、浴槽の敷板30の中央部に形成されている。これは、前述したように、犬の腹部や生殖器部をきれいに洗浄するためであり、尚、気泡によるマッサージ效果を向上させるためである。
また、前記温風送風器は、ホース18aを介して送風口21に連結され、適当な温度に加熱された空気を本体内部に送り込む。なお、送風口21には、回転可能なグリル21aが設けられており、送風を行う方向を左右に調整することができる。
一方、上記のような構成を有する浴槽の本体10の上部には、蓋板40が結合されている。該蓋板40の中央部には、図2に示すように第2の通風口40aが形成され、前記第2の通風口40aには、多数の通気孔41aとフィルター42とが取り付けられた蓋41がヒンジ45によって設けられる。すなわち、前記蓋41を開放した後、前記第2の通風口40aを利用して犬を洗浄するときに不安感を感じないように犬を軽くマッサージして安心させる。前記フィルター42は、お風呂の後、毛を乾かすときに、毛が外部に排出することを防止するための手段である。
また、前記蓋板40は前方部と後方部とに分けられ、前記蓋板の前方部と後方部とは、ヒンジ43によって相互結合し、前方部は本体に対して開閉可能になると共に蓋の役目を果たすようになり、後方部は本体に対して接着剤または固定具などによって固定される。後方部には、図1に示すように、スイッチパネル44が設けられる。前記スイッチパネル44には、時間表示部44aおよび温度表示部44bが設けられる。また前記スイッチパネル44には、お風呂と乾燥のためのすべての装置を作動させる複数のスイッチが設けられ、前記時間表示部44aには、お風呂の進行状況の時間を表示する。このとき、前記スイッチパネル44は防水処理されることが好ましく、ここに設けられるスイッチは、タッチスイッチである。
一方、前述したスイッチパネル44には、自動制御用給水スイッチと排水スイッチとを設けても良く、かかる構成は既に公知された技術(例えば、自動洗濯機の給水・排水装置)であるので、詳細な説明は省略する。
また、本考案装置のお風呂および乾燥動作のすべてを自動で制御できることは言うまでもない。
最後に、前述した隔板20の上部には、温度感知センサー26と照明ランプ25とオゾン発生器23とが設けられ、前記隔板の一側には、給水量調節センサー24が設けられる。前記照明ランプ25は、夜間でもお風呂ができるようにするためのものであり、オゾン発生器23は、殺菌と消毒を行うためのものである。
以下、上記のように構成された本考案のペット用お風呂装置の使用方法を詳しく説明すれば、次の通りである。
先ず、洗浄しようとする犬を浴槽に入れた後、犬のサイズに合わせて給水量調節センサー24を用いて給水量を決定し、図1に示されたスイッチパネル44に設けられた気泡発生スイッチを用いて圧縮空気発生器17を駆動する。前記圧縮空気発生器17により、本体10の内部には所定圧力の空気が発生し、次いで、浴槽の本体10外面に形成された給水口15にホースを連結して通常の水道管(または蛇口)から水を供給するが、供給される水は給水量調節センサー24によって一定量のみが供給される。このとき、供給される水は、本体10外面の給水口15と浴槽中への注水口22との間に構成された温水ヒーター14を通過しながら温められる。水の温度は温度センサー26によって感知され、該感知された温度は、図1に示された温度表示部44bに表示される。これにより、犬は気泡によってマッサージを受けながら、同時に、円滑に洗浄されることとなる。
次いで、お風呂の終了後は、スイッチパネル44の排水スイッチを用いて排水バルブを作動し、本体10の底面に形成された排水口50を介して内部の水を排出する。その後、再びスイッチパネル44に設けられた乾燥器スイッチを用いて温風送風器18を作動し、犬の身体に付いている水気を取り除く。
本考案の好ましい一実施例による犬小屋として使用できるペット用お風呂装置の構成を示す斜視図である。 本考案の全体構成を示す分離斜視図である。 図1または図2に示すお風呂装置の断面を示す図である。 図2に示された敷板の形状を示す図である。 本考案の本体内部に設けられる餌貯蔵箱と器の形状を示す図である
符号の説明
10 本体
11 前方ドア
12 前方カバー
20 隔板
24 給水量調節センサー
30 敷板
33 空気吐出口
40 蓋板
42 フィルター
44 スイッチパネル

Claims (8)

  1. 上方に開放したケーシングをなす本体(10)と、
    本体(10)の後部に略垂直に取り付けられて、本体(10)内部を、浴槽としての機能を果たす浴槽室(51)と、温風送風器(18)及び圧縮空気発生器(17)が配された後端側の機械室(52)とに区分する隔板(20)と、
    前記浴槽室(51)の上方への開放部を覆うように本体(10)上部に取り付けられて、ヒンジにより上方に開閉される透明な蓋板(40)と、
    前記浴槽室(51)の底面に取り外し可能に配置されており、上面の左右方向中心部に複数の空気排出口(33)を有し、内部に空気ライン(34)を有し、後方のカップリングを通じて圧縮空気発生器(17)に連結されている敷板(30)と、
    本体(10)の前方壁の上部に設けられ、ペットの頭が完全に出るのを防止するとともに、鼻の部分だけを露出させて呼吸ができるようにする第1の通風口(10a)と、
    蓋板(40)に設けられて、乾燥のための温風送風時に排気口をなす第2の通風口(40a)と、
    多数の通気孔(41a)及びフィルター(42)を備え、第2の通風口(40a)の個所を開閉可能に覆う蓋(41)とからなることを特徴とするペット用お風呂装置。
  2. 第1の通風口(10a)には、前方へと突き出したカップ状をなし、上面に多数の通気孔(12a)が形成されたカバー(12)が、着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のペット用お風呂装置。
  3. 本体(10)の前方壁には、第1の通風口(10a)より下方に、下端のヒンジによって開閉される前方ドア(11)が設けられ、
    この前方ドア(11)は、閉鎖時には浴槽室(51)内に収容された温水が漏れ出ないように密閉され、開放時には、ペットの出入りのための通路ないし足場をなし、
    これにより、前記浴槽室(51)が、ペットの飼育室または収納室として使用可能であることを特徴とする請求項1または2記載のペット用お風呂装置。
  4. 前記隔板(20)の前面に、引っかけ具(27)が設けられ、餌と水を収容できる餌箱(60)および水桶(60a)が引っかけ具(27)に着脱可能に備えられていることを特徴とする請求項3記載ペット用お風呂装置。
  5. 本体(10)の外面に設けられてホースを接続可能な給水口(15)から、隔板(20)の上部に設けられて浴槽室(51)内へと水を噴き出す注水口(22)に至る給水路にヒーター(14)が備えられ、また、隔板(20)には、供給される水の温度を感知する温度センサー(26)が構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のペット用お風呂装置。
  6. 前記隔板(20)の前面側には、供給される水の量を感知する給水量調節センサー(24)が備えられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のペット用お風呂装置。
  7. 前記隔板(20)の上部に照明ランプ(25)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のペット用お風呂装置。
  8. 前記隔板(10)の上部にオゾン発生器(23)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のペット用お風呂装置。
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