JP6547602B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムの技術に関する。
特許文献1には、燃料電池(FC)と、燃料電池が出力する電圧を昇圧させるFC用昇圧コンバーターとの間に、リレー回路が設けられた燃料電池システムが記載されている。
特開2013−247084号公報
燃料電池システム内に設けられたリレー回路に大きな電流が流れてしまうと、リレー回路が溶着するおそれがある。リレー回路が溶着してしまうと、燃料電池システム内の回路の開閉に不具合を生じて、燃料電池システムを正常に制御できない。そのため、燃料電池システム内のリレー回路が溶着してしまった場合に、リレー回路の溶着を正しく検出する必要があり、当該溶着を確認するために要する時間を短縮したいという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この形態の燃料電池システムは、燃料電池と;前記燃料電池が出力する電圧を昇圧させ、第1のコンデンサーを有する昇圧コンバーターと;バッテリーと;電力を消費する負荷と;前記負荷と接続されたパワーコントロールユニットと;前記昇圧コンバーターと前記パワーコントロールユニットとの間に配置されるリレー回路であって、第1メインリレーと、前記第1メインリレーと対をなす第2メインリレーと、前記第2メインリレーに並列接続されるプリチャージリレーと、を有するリレー回路と;検出された前記第1のコンデンサーの電位を用いて、前記第2メインリレーと前記プリチャージリレーとの少なくとも一方の溶着を検出する制御装置と、を備え;前記制御装置は、前記燃料電池システムの終了時に、前記第2メインリレーを開いた後に、前記負荷を用いて前記第1のコンデンサーに蓄えられた電力を消費させ、検出された前記第1のコンデンサーの電位が予め設定された閾値以下の電位である場合に、前記第2メインリレーと前記プリチャージリレーとの少なくとも一方の溶着を検出する。この形態の燃料電池システムによれば、第1メインリレーとプリチャージリレーとの少なくとも一方の溶着を検出する時間をより少なくできる。
本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池システム、燃料電池システムを搭載した車両、燃料電池システムの制御方法、燃料電池システムの制御方法を実現させるためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本実施形態における燃料電池システムの概略図である。 リレーの不具合を検出する工程を含む燃料電池システムの起動処理のフローチャートである。 システム起動処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。 リレーの不具合を検出する工程を含む燃料電池システムの終了処理のフローチャートである。 システム終了処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。 比較例におけるシステム終了処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。
A−1.燃料電池システムの構成:
図1は、本実施形態における燃料電池システム100の概略図である。図1に示す燃料電池システム100は、例えば、燃料電池の発電によって走行する車両に搭載されるシステムである。図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム100は、制御装置60と、燃料電池10と、FC昇圧コンバーター20と、FCリレー回路30と、パワーコントロールユニット40(PCU40)と、二次電池50と、二次電池用リレー回路70と、補機バッテリー105と、トラクションモーターMG2と、エアコンプレッサMG1とを備えている。
制御装置60は、制御信号を送信することで、PCU40を制御する。PCU40は、制御装置60から送信された制御信号に基づいて、燃料電池システム100における各部へと送電する電力量を制御する。PCU40は、電荷を蓄えられる第2コンデンサー41と、二次電池50から供給される電力の電圧を昇圧させる昇圧IPM45(Intelligent Power Module)と、電力を消費可能なエアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2に接続されたIPM48と、を有している。詳細については後述するが、制御装置60は、PCU40から送信される制御信号に基づいて、第2コンデンサー41に蓄えられた電荷や後述する第1コンデンサー21に蓄えられた電荷を検出し、検出した電荷に基づいて、二次電池用リレー回路70を構成する二次電池用プリチャージリレーSMRPの溶着、および、FCリレー回路30を構成するFC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方の溶着を検出する。なお、第2コンデンサー41および第1コンデンサー21のそれぞれには、並列に第1電圧計V1および第2電圧計V2が接続されており、制御装置60は、それぞれの電圧計が測定した電位を取得する。なお、エアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2は、請求項における負荷に相当する。
燃料電池10は、反応ガスである水素と酸素とを反応させて発電する電池である。燃料電池システム100を搭載した車両は、反応ガスとしての水素を貯留した水素タンク(図示しない)を有している。水素ポンプ(図示しない)は、水素タンクから燃料電池10へと水素を供給する。エアコンプレッサMG1は、大気中から空気を圧縮して、反応ガスとしての酸素を燃料電池10へと供給する。
FC昇圧コンバーター20は、燃料電池10が出力する電圧を、トラクションモーターMG2の駆動電圧まで昇圧させる昇圧コンバーターである。FC昇圧コンバーター20は、電荷を蓄えることができる第1コンデンサー21を有している。第1コンデンサー21を含むリレーの溶着の詳細については、後述する。なお、FC昇圧コンバーター20は、請求項における昇圧コンバーターに相当する。
FCリレー回路30は、FC昇圧コンバーター20とPCU40との電気的な接続と遮断とを切り替える回路である。図1に示すように、FCリレー回路30は、FC昇圧コンバーター20とパワーコントロールユニット40との間に配置されている。FCリレー回路30は、FC第1メインリレーFCRBと、FC第1メインリレーFCRBと対を成すFC第2メインリレーFCRGと、FC第2メインリレーFCRGに並列に接続されているFCプリチャージリレーFCRPと、を有する。FCリレー回路30における回路の開閉のタイミングの詳細については後述するが、燃料電池システム100の起動時には、制御装置60は、FC第1メインリレーFCRBを閉じた後に、FCプリチャージリレーFCRPを閉じて、第2コンデンサー41を充電させた後に、FC第2メインリレーFCRGを閉じる。燃料電池システム100の燃料電池10の発電の終了時には、FCリレー回路30において、起動時と反対の順番で各リレーが開いていく。なお、FC第1メインリレーFCRBは、請求項における第1メインリレーに相当し、FC第2メインリレーFCRGは、請求項における第2メインリレーに相当し、FCプリチャージリレーFCRPは、請求項におけるプリチャージリレーに相当する。
二次電池50は、燃料電池10の発電によって得られた電力やトラクションモーターMG2の回生エネルギーを一時的に蓄える電池である。二次電池50に蓄えられた電力は、燃料電池システム100における各制御部を駆動させるために用いられる。二次電池用リレー回路70は、二次電池50とPCU40との電気的な接続と遮断とを切り替えるリレー回路である。二次電池用リレー回路70は、二次電池用第1メインリレーSMRBと、二次電池用第1メインリレーSMRBと対を成す二次電池用第2メインリレーSMRGと、二次電池用第2メインリレーSMRGと並列に接続されている二次電池用プリチャージリレーSMRPと、を有する。燃料電池システム100の起動時には、制御装置60は、二次電池用第1メインリレーSMRBを閉じた後に、二次電池用プリチャージリレーSMRPを閉じて、昇圧IPM45に含まれる昇圧IPMコンデンサーVLを充電させた後に、二次電池用第2メインリレーSMRGを閉じる。燃料電池システム100の燃料電池10の発電の終了時には、制御装置60は、二次電池用リレー回路70において、起動時と反対の順番で各リレーを開いていく。なお、二次電池50は、請求項におけるバッテリーに相当する。
トラクションモーターMG2は、燃料電池10または二次電池50から供給された電力によって駆動されるモーターである。トラクションモーターMG2は、燃料電池システム100を搭載している車両のタイヤを駆動させて、車両を走行させる。補機バッテリー105は、二次電池50から供給された電力を一時的に蓄える補機用の電池である。補機バッテリー105に蓄えられた電力は、補機を駆動させるために用いられる。
A−2.システム起動時のリレー不具合の検出:
図2は、リレーの不具合を検出する工程を含む燃料電池システム100の起動処理のフローチャートである。本実施形態では、制御装置60は、燃料電池システム100が起動した後に、FCリレー回路30および二次電池用リレー回路70に含まれるリレーの開閉のタイミングを制御し、第1コンデンサー21および第2コンデンサー41の電荷を検出することで、リレー溶着を検出する。なお、制御装置60は、FCリレー回路30および二次電池用リレー回路70を構成する全てのリレーを開いた後に、燃料電池システム100の起動処理を始める。
図2に示すように、システム起動処理では、初めに、制御装置60は、二次電池用リレー回路70の二次電池用第1メインリレーSMRBの回路およびFCリレー回路30のFC第1メインリレーFCRBの回路を閉じる(ステップS11)。
図3は、システム起動処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。図3では、FCリレー回路30および二次電池用リレー回路70を構成する6つの開閉可能なリレーの開閉が、図2に示す各処理に応じたステップ状に示されている。また、図3では、図2に示す各処理に応じて変化する第2コンデンサー41の電荷が、0パーセント(%)から100%までのグラフとして示されている。図3に示すように、ステップS11の処理が実行されると、二次電池用第1メインリレーSMRBおよびFC第1メインリレーFCRBが、開いた状態から閉じた状態へと変化する。
制御装置60は、図2のステップS11の処理を実行すると、二次電池用プリチャージリレーSMRPの溶着の検出を確認する溶着チェックを実行する(ステップS13)。二次電池用プリチャージリレーSMRPが溶着していると、二次電池用第1メインリレーSMRBが閉じた時点で、図1に示す二次電池用リレー回路70が閉じるため、PCU40と二次電池50とが電気的に接続する。この場合に、二次電池用プリチャージリレーSMRPが溶着していると、二次電池50から供給される電力によって、第2コンデンサー41に電荷が貯まり始める。逆に、二次電池用プリチャージリレーSMRPが溶着していないと、PCU40と二次電池50とが電気的に接続しないため、二次電池50から第2コンデンサー41へと電力が供給されないため、第2コンデンサー41に電荷が貯まらない。すなわち、図3に示す領域C1に示すように、制御装置60は、第2コンデンサー41の電荷が蓄えられない場合には、二次電池用プリチャージリレーSMRPが溶着していると判断せずに、第2コンデンサー41の電荷が蓄えられている場合には、二次電池用プリチャージリレーSMRPが溶着していると判断する。なお、以降では、制御装置60が特定のリレーが溶着していると判断することを、制御装置60が特定のリレーの溶着を検出するとも言う。図2のフローチャートには示していないが、制御装置60は、システム起動処理において、いずれかのリレーで溶着を検出すると、燃料電池システム100の起動を停止するなど、通常の起動処理とは異なる処理を実行する。
制御装置60は、図2のステップS13の処理を実行すると、二次電池用プリチャージリレーSMRPおよびFCプリチャージリレーFCRPを閉じる(ステップS15)。図3に示すように、二次電池用プリチャージリレーSMRPが接続されると、二次電池50とPCU40とが電気的に接続するため、二次電池50から供給された電力によって、第2コンデンサー41に電荷が貯まり始める。また、FCプリチャージリレーFCRPが閉じるとFCリレー回路30が閉じ、二次電池50と、燃料電池10およびFC昇圧コンバーター20とが、電気的に接続される。この場合に、FC昇圧コンバーター20に含まれる第1コンデンサー21にも、二次電池50から供給された電力によって電荷が貯まり始める。
制御装置60は、図2のステップS15の処理を実行すると、第2コンデンサー41の充電の完了を判断する(ステップS17)。制御装置60は、ステップS15の処理を実行してから所定の時間が経過した後に、第2コンデンサー41に蓄えられた電荷が100%になった場合に、第2コンデンサー41の充電が完了したと判断する。制御装置60は、第2コンデンサー41の充電が完了していない場合には、第2コンデンサー41の充電の完了まで待機する。なお、他の実施形態では、制御装置60は、所定の時間からさらに一定の時間が経過しても第2コンデンサー41の充電が完了しなかった場合に、システム起動処理を中止してもよい。
制御装置60は、ステップS17の処理を実行すると、二次電池用第2メインリレーSMRGおよびFC第2メインリレーFCRGを閉じる(ステップS19)。制御装置60は、二次電池用プリチャージリレーSMRPおよびFCプリチャージリレーFCRPを開く(ステップS21)。その後、制御装置60は、燃料電池10が発電する準備を完了させて(ステップS25)、システム起動処理を終了する。
A−3.システム終了処理のリレー不具合の検出:
図4は、リレーの不具合を検出する工程を含む燃料電池システム100の終了処理のフローチャートである。本実施形態では、制御装置60は、燃料電池システム100を終了する際に、検出された第1コンデンサー21の電位および第2コンデンサー41の電位を取得することで、二次電池用第2メインリレーSMRG、二次電池用第2メインリレーSMRG、FC第2メインリレーFCRG、FCプリチャージリレーFCRP、FC第1メインリレーFCRBのリレー溶着を検出する。
図4に示すように、システム終了処理では、初めに、制御装置60は、燃料電池10へと反応ガスの供給を止めることで、燃料電池10の発電を終了させる(ステップS31)。次に、制御装置60は、閉じている二次電池用第2メインリレーSMRGおよび閉じているFC第2メインリレーFCRGを開く(ステップS33)。
図5は、システム終了処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。図5では、図3と同様に、FCリレー回路30および二次電池用リレー回路70を構成する6つのリレーの開閉が図4に示す各処理に応じたステップ状に示されている。また、図5では、図3で示す第2コンデンサー41の電荷に加えて、第1コンデンサー21に蓄えられて変化する電荷の量が、図4に示す各処理に応じて0%から100%までのグラフとして示されている。
図5に示すように、二次電池用第2メインリレーSMRGが開くと、二次電池用プリチャージリレーSMRPも開いているため、二次電池用リレー回路70は、二次電池50とPCU40とを電気的に遮断する。二次電池用リレー回路70と同じように、FC第2メインリレーFCRGの回路が開くと、FCプリチャージリレーFCRPも開いているため、FCリレー回路30は、PCU40と、燃料電池10およびFC昇圧コンバーター20とを電気的に遮断する。
制御装置60は、図4のステップS33の処理を実行すると、第2コンデンサー41の電荷を放電するディスチャージを実行する(ステップS35)。第2コンデンサー41のディスチャージは、燃料電池システム100のシステムを終了する際に、安全のために実行される。第2コンデンサー41のディスチャージは、エアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2が駆動することで実行される。なお、他の実施形態では、昇圧IPM45に含まれる放電機構が放電することで、第2コンデンサー41のディスチャージが実行されてもよい。
制御装置60は、ステップS35の処理を実行すると、所定の時間が経過した後に、二次電池用第2メインリレーSMRG、FC第2メインリレーFCRG、FCプリチャージリレーFCRPの溶着チェックを実行する(ステップS37)。二次電池用第2メインリレーSMRG、FC第2メインリレーFCRG、FCプリチャージリレーFCRPのいずれもが溶着していない場合、ステップS33の第2コンデンサー41のディスチャージによって、第2コンデンサー41の電荷が減っていく。一方で、二次電池用第2メインリレーSMRGが溶着している場合には、エアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2が消費する電力は、電気的に接続している二次電池50または後述する第1コンデンサー21から供給される。そのため、制御装置60は、第1コンデンサー21に供給された電荷が減る場合には、二次電池用第2メインリレーSMRGが溶着していると判断できる。
制御装置60は、ステップS37において、第1コンデンサー21に蓄えられている電荷の変化を検出して、検出した電荷の変化を用いて、FC第2メインリレーFCRGおよびFCプリチャージリレーFCRPの溶着を検出する。FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方が溶着していると、PCU40と、第1コンデンサー21を含むFC昇圧コンバーター20とが電気的に接続されている。この場合に、第2コンデンサー41のディスチャージ(ステップS35)が開始されると、二次電池用第2メインリレーSMRGの溶着の有無に関わらず、エアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2は、第1コンデンサー21から供給された電力を消費する。そのため、FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方が溶着していると、第1コンデンサー21に蓄えられた電荷は、図5の破線L1に示すように、徐々に減って0%に変化する(図5の領域C3)。よって、制御装置60は、第1コンデンサー21のディスチャージを開始してから所定の時間が経過した後の検出された第1コンデンサー21の電圧を取得することで、FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方の溶着の有無を検出できる。具体的には、制御装置60は、検出した第1コンデンサー21の電圧が予め設定された電圧以上の場合に、FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方が溶着していると判断する。
図4のステップS37の処理では、以上説明したように、制御装置60は、検出された第2コンデンサー41の電荷を取得することで、二次電池用第2メインリレーSMRGの溶着を検出できる。また、制御装置60は、検出された第1コンデンサー21の電荷を取得することで、FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方の溶着を検出できる。
制御装置60は、ステップS37の処理を実行すると、二次電池用第1メインリレーSMRBおよびFC第1メインリレーFCRBを開く(ステップS39)。制御装置60は、二次電池用プリチャージリレーSMRPおよびFCプリチャージリレーFCRPを閉じる(ステップS41)。制御装置60は、ステップS41で閉じた二次電池用プリチャージリレーSMRPおよびFCプリチャージリレーFCRPを開く(ステップS43)。制御装置60は、二次電池用第1メインリレーSMRBおよびFC第1メインリレーFCRBの溶着チェックを実行する(ステップS45)。制御装置60は、ステップS45の処理を実行すると、燃料電池システム100の起動状態を終了する。
ステップS39からステップS43までの処理において、二次電池用第1メインリレーSMRBが溶着していると、二次電池用プリチャージリレーSMRPを閉じることで、二次電池用リレー回路70は、二次電池50とPCU40とを電気的に接続し、第2コンデンサー41に電荷が蓄えられる。また、FC第1メインリレーFCRBが溶着していると、FCプリチャージリレーFCRPを閉じることで、FCリレー回路30は、FC昇圧コンバーター20とPCU40とを電気的に接続し、第1コンデンサー21に電荷が蓄えられる。そのため、制御装置60は、第2コンデンサー41に電荷が蓄えられる場合には、FC第1メインリレーFCRBが溶着していると判断する(図5の領域C4)。また、制御装置60は、第1コンデンサー21に電荷が蓄えられる場合には、FC第1メインリレーFCRBが溶着していると判断する(図5の領域C5)。
A−4.比較例におけるシステム終了処理のリレー不具合の検出:
図6は、比較例におけるシステム終了処理の各処理に応じたリレーの動きおよび蓄えられた電荷についての説明図である。比較例の燃料電池システム100aの構成では、本実施形態の燃料電池システム100の構成に対して、比較例のFCリレー回路30aが燃料電池10とFC昇圧コンバーター20との間に配置されている構成が異なり、他の構成は同じである。図6では、比較例の燃料電池システム100aにおいて、図5の説明図に対応する説明図が示されている。比較例の燃料電池システム100aでは、本実施形態の第1コンデンサー21に相当するコンデンサーが、FCリレー回路30aよりもPCU40側に配置されている。そのため、図6に示すように、第2コンデンサー41のディスチャージが開始されても、比較例の制御装置60aは、燃料電池システムの終了時に、FC第2メインリレーFCRGの溶着のみしか検出できない。そのため、比較例の燃料電池システム100aでは、図4に示す本実施形態の各処理が終了した後に、制御装置60aは、図6の領域C6に示すようなFC第1メインリレーFCRBの回路の開閉を実行することで、FCプリチャージリレーFCRPの溶着を検出する。
以上説明したように、本実施形態の燃料電池システム100では、FCリレー回路30は、FC昇圧コンバーター20とPCU40との電気的な接続と遮断とを切り替える。制御装置60は、燃料電池システム100の起動状態の終了時に、FC第2メインリレーFCRGを開いた後に、エアコンプレッサMG1およびトラクションモーターMG2を用いて第1コンデンサー21の電荷を消費させて、検出された第1コンデンサー21の電荷を取得する。制御装置60は、取得した第1コンデンサー21の電位が予め設定された閾値以下である場合に、FC第2メインリレーFCRGとFCプリチャージリレーFCRPとの少なくとも一方が溶着していると判断する。そのため、本実施形態の燃料電池システム100では、制御装置60は、燃料電池システムの終了時に、FC第2メインリレーFCRGを開いた後の第1コンデンサー21の電荷を検出する。これにより、制御装置60は、第2コンデンサー41のディスチャージを実行するときに、FCプリチャージリレーFCRPとFC第2メインリレーFCRGとの少なくとも一方で発生したリレー溶着を、1度の工程で検出できる。また、FCリレー回路30には、燃料電池10が発電した電圧がFC昇圧コンバーター20によって、モーター駆動電圧まで昇圧された電圧が入力される。これにより、FCリレー回路30に同一の電力が入力される場合であっても、FCリレー回路30に入力される電流が小さくなり、FCリレー回路30における発熱量が小さくなり、FCリレー回路30を構成するリレーで発生する溶着を低減できる。また、本実施形態の燃料電池システム100では、FCリレー回路30における発熱量が小さくなるため、FCリレー回路30に安価なリレー回路を採用できる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
上記実施形態では、制御装置60は、システム終了処理におけるFCプリチャージリレーFCRPおよびFC第2メインリレーFCRG以外のリレー溶着を検出したが、これらの処理については、必ずしも実行する必要はない。例えば、システム起動処理におけるリレー溶着が検出されなくてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池
20…FC昇圧コンバーター
21…第1コンデンサー
30…FCリレー回路
40…PCU(パワーコントロールユニット)
41…第2コンデンサー
45…昇圧IPM
48…IPM
50…二次電池
60…制御装置
70…二次電池用リレー回路
100…燃料電池システム
105…補機バッテリー
MG1…エアコンプレッサ
MG2…トラクションモーター
C1,C3,C4,C5,C6…領域
L1…破線
FCRB…FC第1メインリレー
FCRG…FC第2メインリレー
FCRP…FCプリチャージリレー
SMRB…二次電池用第1メインリレー
SMRG…二次電池用第2メインリレー
SMRP…二次電池用プリチャージリレー
VL…昇圧IPMコンデンサー
V1…第1電圧計
V2…第2電圧計

Claims (1)

  1. 燃料電池システムであって、
    燃料電池と、
    前記燃料電池が出力する電圧を昇圧させ、出力側にコンデンサーを有する昇圧コンバーターと
    力を消費する負荷と、
    前記負荷と接続されたパワーコントロールユニットと、
    前記昇圧コンバーターの前記コンデンサーと、前記パワーコントロールユニットの前記負荷と反対側と、の間に配置されるリレー回路であって、第1メインリレーと、前記第1メインリレーと対をなす第2メインリレーと、前記第2メインリレーに並列接続されるプリチャージリレーと、を有するリレー回路と、
    検出された前記コンデンサーの電位を用いて、前記第2メインリレーと前記プリチャージリレーとの少なくとも一方の溶着を検出する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記燃料電池システムの終了時に、前記第2メインリレーと前記プリチャージリレーとを開いた状態とした後に、前記負荷を用いて前記コンデンサーに蓄えられた電力を消費させ、検出された前記コンデンサーの電位が予め設定された閾値以下の電位である場合に、前記第2メインリレーと前記プリチャージリレーとの少なくとも一方に溶着が発生したことを検出する、燃料電池システム。
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