JP2003187816A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003187816A
JP2003187816A JP2001385690A JP2001385690A JP2003187816A JP 2003187816 A JP2003187816 A JP 2003187816A JP 2001385690 A JP2001385690 A JP 2001385690A JP 2001385690 A JP2001385690 A JP 2001385690A JP 2003187816 A JP2003187816 A JP 2003187816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池とキャパシタとを備える電源装置に
おいて、燃料電池システムのエネルギ効率が低下するの
に起因して電源装置全体のエネルギ効率が低下するのを
防止する。 【解決手段】 電源装置15は、配線50に対して並列
に接続される燃料電池システム22とキャパシタ24と
2次電池26とを備える。負荷に電力を供給する配線5
0と燃料電池との間の接続を入り切りするスイッチ20
が開状態のときに、キャパシタ24の電圧が第1の基準
電圧よりも小さいときには、スイッチ20を閉状態とす
る。スイッチ20が閉状態のときに、キャパシタ24の
電圧が、第1の基準電圧よりも高い第2の基準電圧以上
のときには、スイッチ20を開状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料電池とキャ
パシタとを備える電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池を備える電源装置の利用方法と
しては、例えば、電気自動車の駆動用電源として用いる
方法が提案されている。燃料電池が発電する電力を、電
気自動車の駆動モータに供給することで、車両の駆動力
を得ることができる。特開平9−298806号公報で
は、このような電源装置として、燃料電池に加えてキャ
パシタを備えるものが開示されている。キャパシタは、
通常の2次電池に比べてパワー密度の高い蓄電手段であ
り、充放電効率も高い蓄電手段である。したがって、キ
ャパシタを備える電源装置を用いると、上記電気自動車
の制動時にモータを回生させることで得られるエネルギ
を効率よく回収することによって、システム全体のエネ
ルギ効率を向上させることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池を
備える燃料電池システムは、燃料電池の出力特性によっ
て、低出力時には燃料電池システム全体のエネルギ効率
が大きく低下するという性質を有している。すなわち、
燃料電池システムは、燃料電池に対する燃料供給に関わ
る各種ポンプなどの補機類を備えるが、燃料電池が発電
を行なう際には、その発電量が小さいときほど、発電量
に対する上記補機類の電力消費量の割合が大きくなる。
そのため、低出力時には燃料電池システムのエネルギ効
率が低下する。そこで、上記のようにキャパシタを備え
る電源装置においては、燃料電池システムの効率が低下
する低出力時においても、システム全体のエネルギ効率
を充分に確保する構成が望まれていたが、そのような動
作については、充分な検討がなされていなかった。
【0004】本発明は、上述した従来の課題を解決する
ためになされたものであり、燃料電池とキャパシタとを
備える電源装置において、燃料電池システムのエネルギ
効率が低下するのに起因して電源装置全体のエネルギ効
率が低下するのを防止する技術を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明は、所定の負荷に電力
を供給する電源装置であって、前記負荷に電力を供給す
る配線に対して並列に接続された燃料電池およびキャパ
シタと、前記燃料電池と前記配線との間の接続を入り切
りするスイッチと、前記キャパシタの電圧を検出する電
圧計と、前記スイッチが開状態のときに、前記キャパシ
タの電圧が第1の基準電圧よりも小さいときには、前記
スイッチを閉状態とする指示を出力し、前記スイッチが
閉状態のときに、前記キャパシタの電圧が、前記第1の
基準電圧よりも高い第2の基準電圧以上のときには、前
記スイッチを開状態とする指示を出力する制御部とを備
えることを要旨とする。
【0006】本発明の電源装置によれば、キャパシタに
並列に接続された燃料電池が発電を行なう際には、負荷
要求が小さくなるほど、上記キャパシタ電圧が上昇す
る。キャパシタ電圧が上昇して第2の基準電圧よりも高
くなると、所定の負荷に電力を供給する配線と燃料電池
との間の接続を入り切りするスイッチが開状態となる。
これによって、燃料電池は発電を停止し、キャパシタが
負荷に電力を供給するようになる。キャパシタは、放電
によって電圧が低下する。キャパシタが負荷に電力供給
して、その電圧が、第2の基準電圧よりも低い第1の基
準電圧よりも低くなると、上記スイッチが閉状態とな
る。これによって、燃料電池は再び負荷に対して電力供
給を行なうようになる。
【0007】燃料電池システムは、負荷要求が小さいと
きにはそのシステム効率が低下するという性質を有す
る。そのため、上記基準電圧を、燃料電池システムのシ
ステム効率に応じて設定することによって、効率が低下
する状態では燃料電池の発電を停止することができ、装
置全体のエネルギ効率を向上させることができる。この
ような制御をキャパシタ電圧に基づいて行なう際に、上
記第2の基準電圧を第1の基準電圧よりも高く設定する
ことで、スイッチの入り切りの動作においてハンチング
を防止することができる。
【0008】このような本発明の電源装置において、前
記配線に対して、前記燃料電池および前記キャパシタと
並列に接続され、前記燃料電池の出力電圧を制御するコ
ンバータと前記コンバータを介して前記配線に接続され
た2次電池と、をさらに備えることとしても良い。
【0009】本発明は、上記以外の種々の形態で実現可
能であり、例えば、電源装置の運転方法や、電源装置を
備える電気自動車などの形態で実現することが可能であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の全体構成: B.定常運転モードにおける動作: C.回生運転モードにおける動作: D.間欠運転モードにおける動作: E.第2実施例の電気自動車110: F.変形例:
【0011】A.装置の全体構成:図1は、本発明の第
1実施例である電気自動車10の構成の概略を表わすブ
ロック図である。電気自動車10は、電源装置15を備
えており、電源装置15から電力を供給される負荷とし
て、高圧補機40と、駆動インバータ30を介して電源
装置15に接続される駆動モータ32とを備えている。
これら電源装置15と負荷との間には、配線50が設け
られており、この配線50を介して、電源装置15と負
荷との間で電力がやり取りされる。
【0012】電源装置15は、燃料電池システム22
と、キャパシタ24と、2次電池26とを備えている。
燃料電池システム22は、後述するように発電の本体で
ある燃料電池を備えている。この燃料電池システム22
が備える燃料電池とキャパシタ24とは、上記配線50
に対して並列に接続されている。この配線50には、燃
料電池へ電流が逆流するのを防止するためのダイオード
42がさらに設けられている。さらに、配線50には、
この配線50に対する燃料電池の接続状態を入り切りす
るスイッチ20が設けられている。また、配線50は、
DC/DCコンバータ28に接続しており、このDC/
DCコンバータ28を介して、2次電池26は配線50
に接続している。また、このような電源装置15におけ
る電圧を測定するために、配線50には、電圧計52が
さらに設けられている。
【0013】図2は、燃料電池システム22の構成の概
略を表わす説明図である。燃料電池システム22は、燃
料電池60と、燃料ガス供給部61と、ブロワ64とを
備えている。本実施例では、燃料電池60として、固体
高分子型燃料電池を用いた。燃料ガス供給部61は、内
部に水素を貯蔵し、水素ガスを燃料ガスとして燃料電池
60に供給する装置である。燃料ガス供給部61は、例
えば、水素ボンベを備えることとすればよい。あるい
は、水素吸蔵合金を内部に有する水素タンクを備えるこ
ととし、上記水素吸蔵合金に水素を吸蔵させることによ
って水素を貯蔵することとしても良い。このような燃料
ガス供給部61が貯蔵する水素ガスは、水素ガス供給路
62を介して燃料電池60のアノードに供給され、電気
化学反応に供される。電気化学反応で利用されなかった
残りの水素ガスは、水素ガス排出路63に排出される。
水素ガス排出路63は、水素ガス供給路62に接続して
おり、残余の水素ガスは再び電気化学反応に供される。
また、ブロワ64が取り込んだ圧縮空気は、酸化ガス供
給路65によって、酸化ガスとして燃料電池60のカソ
ードに供給される。燃料電池60から排出されるカソー
ド排ガスは、カソード排ガス路66に導かれて外部に排
出される。なお、燃料電池システム22において、水素
ガスあるいは空気を加湿する加湿器を、水素ガス供給路
62や酸化ガス供給路65にさらに設けることとしても
良い。
【0014】2次電池26としては、鉛蓄電池や、ニッ
ケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチ
ウム2次電池など種々の2次電池を用いることができ
る。この2次電池26は、燃料電池システム22の始動
時に、燃料電池システム22の各部を駆動するための電
力を供給したり、燃料電池システム22の暖機運転が完
了するまでの間、各負荷に対して電力を供給する。ま
た、燃料電池60が定常状態で発電を行なうときにも、
負荷が所定の値よりも大きくなる場合には、2次電池2
6によって電力を補う。
【0015】また、2次電池26には、2次電池26の
残存容量(SOC)を検出するための残存容量モニタ2
7が併設されている。本実施例では、残存容量モニタ2
7は、2次電池26における充電・放電の電流値と時間
とを積算するSOCメータとして構成されている。ある
いは、残存容量モニタ27は、SOCメータの代わりに
電圧センサによって構成することとしてもよい。2次電
池26は、その残存容量が少なくなるにつれて電圧値が
低下するという性質を有しているため、電圧を測定する
ことによって2次電池26の残存容量を検出することが
できる。
【0016】DC/DCコンバータ28は、目標電圧値
を設定することによって、燃料電池60からの出力電圧
を調節し、燃料電池60の発電量を制御する。また、D
C/DCコンバータ28は、2次電池26と配線50と
の接続状態を制御するスイッチとしての役割も果たして
おり、2次電池26において充放電を行なう必要のない
ときには、2次電池26と配線50との接続を切断す
る。
【0017】電源装置15から電力の供給を受ける負荷
の一つである駆動モータ32は、同期モータであって、
回転磁界を形成するための三相コイルを備えている。こ
の駆動モータ32は、駆動インバータ30を介して配線
50に接続し、電源装置15から電力の供給を受ける。
駆動インバータ30は、上記モータの各相に対応してス
イッチング素子としてのトランジスタを備えるトランジ
スタインバータである。駆動モータ32の出力軸36
は、減速ギヤ34を介して車両駆動軸38に接続してい
る。減速ギヤ34は、駆動モータ32が出力する動力
を、その回転数を調節した上で車両駆動軸38に伝え
る。
【0018】また、他の負荷である高圧補機40は、電
源装置15から供給される電力を、300V以上の電圧
のまま利用する装置である。高圧補機40としては、例
えば、燃料電池60に空気を供給するためのブロワ64
(図2参照)や、水素ガス排出路63と水素ガス供給路
62との間で水素ガスを循環させるための水素ポンプ
(図示せず)が挙げられる。さらに、燃料電池60を冷
却するために、燃料電池60内部に冷却水を循環させる
ための冷却ポンプ(図示せず)も、高圧補機40に含ま
れる。これらの装置は、燃料電池システム22に含まれ
る装置であるが、図1においては、電源装置15の外側
に、高圧補機40として示した。さらに、高圧補機40
としては、燃料電池システム22に含まれるものの他
に、例えば電気自動車10が備える空調装置(エアコ
ン)が含まれる。
【0019】また、電気自動車10は、制御部48をさ
らに備えている。制御部48は、マイクロコンピュータ
を中心とした論理回路として構成され、詳しくは、予め
設定された制御プログラムに従って所定の演算などを実
行するCPUと、CPUで各種演算処理を実行するのに
必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納された
ROMと、同じくCPUで各種演算処理をするのに必要
な各種データが一時的に読み書きされるRAMと、各種
の信号を入出力する入出力ポート等を備える。この制御
部48は、既述した電圧計52による検出信号や、残存
容量モニタ27が出力する信号、あるいは、車両の運転
に関して入力される指示信号を取得する。また、DC/
DCコンバータ28,スイッチ20,燃料電池システム
22、駆動インバータ30、高圧補機40などに駆動信
号を出力する。
【0020】B.定常運転モードにおける動作:本実施
例の電気自動車10では、車両の駆動に要するエネルギ
は主として燃料電池システム22によって供給される。
ここでは、燃料電池システム22の暖機運転が完了した
後に、燃料電池60が、負荷の大きさに応じた電力を発
電するような運転状態を、定常運転モードと呼ぶことと
する。電気自動車10の運転時には、制御部48が、車
両における車速やアクセル開度に基づいて、所望の走行
状態を実現するために必要な電力を算出する。電気自動
車10が定常運転モードとなっているときには、制御部
48は、上記必要な電力に加えて、高圧補機40が要求
する電力や、2次電池26の残存容量にさらに基づい
て、燃料電池60が出力すべき電力を算出する。図3
に、燃料電池60における出力電流と、出力電圧あるい
は出力電力との関係を示す。図3に示すように、燃料電
池60から出力すべき電力PFCが定まれば、そのときの
燃料電池60の出力電流の大きさIFCが定まる。燃料電
池60の出力特性より、出力電流IFCが定まれば、その
ときの燃料電池60の出力電圧VFCが定まる。制御部4
8が、DC/DCコンバータ28に対して、このように
して求めた出力電圧VFCを目標電圧として指令すること
によって、燃料電池60の発電量が所望量となるように
制御する。なお、図3に示したような、燃料電池60の
出力電流に対する出力電圧の値、あるいは出力電力の値
は、燃料電池60の内部温度によって変化する。したが
って、上記のように燃料電池60の出力電圧(目標電
圧)VFCを定めるときには、燃料電池60の内部温度を
さらに考慮することが望ましい。
【0021】本実施例の電気自動車10では、負荷の大
きさが所定の値以上であって、2次電池26の残存容量
が充分に大きい場合には、2次電池26からも負荷に対
して電力が供給される。このような場合には、制御部4
8は、2次電池26からも電力が供給されることを考慮
して、燃料電池60が出力すべき電力を決定し、DC/
DCコンバータ28における目標電圧を設定する。図3
に示すように、燃料電池60の出力電圧は、負荷が大き
く出力電流が大きいほど低くなる。また、2次電池26
は、残存容量が大きいほど、その出力電圧が高くなると
いう性質を有している。そのため、このような場合に
は、DC/DCコンバータ28における目標電圧は、2
次電池26の出力電圧よりも低い値となる。これによっ
て、2次電池26からも、高圧補機40あるいは駆動モ
ータ32に対して電力が供給されるようになる。
【0022】これに対して、2次電池26の残存容量が
所定の値以下になると、2次電池26を充電する必要が
生じる。このとき、負荷の大きさがある程度小さく、燃
料電池60の出力に余裕がある場合には、燃料電池60
によって2次電池26の充電が行なわれる。2次電池2
6の充電を行なう場合には、負荷に対して供給すべき電
力に加えて、この2次電池26を充電するための電力が
得られるように、燃料電池60が出力すべき電力が決定
される。すなわち、このような場合には、電源装置15
を構成する2次電池26もまた、負荷として働く。2次
電池26は、残存容量が少ないほど、その出力電圧が低
くなるという性質を有している。そのため、このような
場合には、DC/DCコンバータ28において設定され
る目標電圧は、2次電池26の出力電圧よりも高い値と
なる。これによって、燃料電池60は、高圧補機40あ
るいは駆動モータ32に対して電力が供給するほかに、
2次電池26の充電を行なうようになる。
【0023】また、本実施例の電気自動車10では、定
常運転モードとなっているときには、キャパシタ24も
充放電を繰り返す。既述したように、キャパシタ24
は、これに残存する電荷量と出力電圧とが1対1に対応
しており、残存する電荷量が多いときほど出力電圧が高
く、少ないときほど出力電圧が低くなる。このようなキ
ャパシタ24は、図1に示すように、配線50に対して
燃料電池60と並列に接続されている。そのため、燃料
電池60の発電時に負荷の大きさが変動して配線50に
おける電圧が変動すると、キャパシタ電圧は、配線50
の電圧と等しくなろうとして充放電を行なう。すなわ
ち、配線50の電圧が上昇するときには、キャパシタ2
4が燃料電池60から電力の供給を受けることによっ
て、キャパシタ電圧は配線50の電圧に等しくなる。ま
た、配線50の電圧が低下するときには、キャパシタ2
4が燃料電池60と共に負荷に対して電力を供給するこ
とによって、キャパシタ電圧は配線50の電圧に等しく
なる。
【0024】C.回生運転モードにおける動作:電気自
動車10では、制動時(車両の走行時に運転者がブレー
キを踏み込む動作を行なったとき)には、駆動モータ3
2を発電機として用いることによって、車軸の有する運
動エネルギを電気エネルギに変換し、これを回収する。
このように、制動時にエネルギを回収する運転状態を、
回生運転モードと呼ぶ。本実施例では、このような回生
運転モードにおいて電力として回収されるエネルギは、
キャパシタ24によって吸収する。キャパシタ24は、
上記2次電池26に比べてパワー密度の高い蓄電手段で
あり、充放電効率も高い蓄電手段である。すなわち、短
時間のうちに充放電可能な電力量が多い。したがって、
車両の運転者がブレーキを踏み込むような短い制動時間
に回生運転モードを実行する際に、キャパシタ24を用
いることで、回生によって生じた電力を効率よく回収す
ることができる。
【0025】電気自動車10において、回生運転モード
となって駆動モータ32が発電する際には、駆動モータ
32側から駆動インバータ30を介して配線50に対し
て電力が供給される。本実施例では、このような回生運
転モード時に駆動モータ32から配線50に対して電力
が供給されるときの電圧は、定常運転モード時に燃料電
池60から電力が供給される際の配線50の電圧の上限
よりも高くなるように設定されている。そのため、回生
運転モード時には、駆動モータ32側から配線50に電
力が供給される際の電圧は、キャパシタ24の電圧より
も高くなるため、上記電力が供給されることで、キャパ
シタ24に電荷が蓄積される。このように電荷が蓄積さ
れることによって、キャパシタ24の電圧は上昇する。
【0026】上記回生運転モードが終了して、電気自動
車10において、加速の指示が入力されると、再び燃料
電池60から駆動モータ32への電力の供給が開始され
る。このように回生運転モードが終了したときには、回
生時に電荷が蓄積されて定常運転モード時における配線
50の電圧以上に昇圧しているキャパシタ24から、駆
動モータ32に対して直ちに電力が供給される。パワー
密度が高いキャパシタ24を用いることによって、加速
時における要求の負荷の増加率が高いときにも、駆動モ
ータ32への供給電力量の増加の反応性を充分に高く確
保することができる。このように、キャパシタ24が放
電することでその残存電荷量が低下し、キャパシタ24
の電圧が低下して、キャパシタ24は、次の回生運転モ
ード時には再び電荷を蓄積可能な状態に戻る。
【0027】D.間欠運転モードにおける動作:本実施
例の電気自動車10では、定常運転モードによる電力供
給を行なうと、燃料電池システム22のエネルギ効率が
望ましくない程度に低下してしまう場合には、燃料電池
60による発電を停止する制御を行なう。このような、
負荷に電力を供給する際に燃料電池60の発電を停止す
る運転状態を、以下、間欠運転モードと呼ぶ。
【0028】図4は、燃料電池60の出力の大きさと、
エネルギ効率との関係を表わす説明図である。図4
(A)は、燃料電池60の効率および燃料電池補機が要
する動力と、燃料電池60の出力との関係を示す。燃料
電池補機とは、燃料電池60による発電を行なうために
用いる補機類のことである。例えば、既述したブロワ6
4や水素ポンプあるいは冷却水ポンプなどがこれに相当
する。図4(B)は、燃料電池60の出力と、燃料電池
システム22全体の効率との関係を示す。図4(A)に
示すように、燃料電池60の出力が大きくなるほど、燃
料電池60の効率は次第に低下する。また、燃料電池6
0の出力が大きくなるほど、補機動力、すなわち補機を
駆動するために消費するエネルギが大きくなる。図4
(A)に示した燃料電池60の効率と補機動力に基づい
て、燃料電池システム22全体の効率を求めると、図4
(B)に示すように、システム効率は、燃料電池60の
出力が所定の値のときに最も高くなる。
【0029】燃料電池補機の消費電力の大きさは、駆動
モータ32の消費電力の大きさに比べてはるかに小さ
い。しかしながら、燃料電池60の出力が小さいときに
は、発電によって得られる電力量に比べて、発電のため
に燃料電池補機が消費する電力量の割合が大きくなる。
そのため、図4(B)に示すように、燃料電池60の出
力が小さいときには、燃料電池システム22全体のエネ
ルギ効率が低くなる。本実施例の電気自動車10では、
燃料電池システム22全体の効率が悪くなる低負荷時に
は燃料電池60を停止するという間欠運転モードを採用
することによって、エネルギ効率が低下するのを防止し
ている。
【0030】図5は、電気自動車10が起動されたとき
に制御部48で実行される間欠運転判断処理ルーチンを
表わすフローチャートである。本ルーチンが実行される
と、制御部48は、まず、電気自動車10の運転モード
を判断する(ステップS110)。このステップS11
0において定常運転モードと判断すると、次に、電圧計
52が検出する配線50の電圧値VC を読み込む(ステ
ップS110)。そして、この電圧値VC と、予め定め
た所定の基準電圧値V2 とを比較する(ステップS12
0)。なお、基準電圧値V2 とは、上記間欠運転モード
に切り替えるか否かの判断を行なうための基準として、
予め制御部48内に記憶したものである。
【0031】ステップS120において、配線50の電
圧値VC が基準電圧値V2 よりも小さいと判断されると
きには、燃料電池システム22全体のエネルギ効率が許
容できる程度であると判断され、ステップS110に戻
る。その後、配線50の電圧値VC が基準電圧値V2
上となるまで、ステップS110およびステップS12
0の動作を繰り返す。このとき、電気自動車10は、定
常運転モードを維持する。
【0032】ステップS120において、配線50の電
圧値VC が基準電圧値V2 以上であると判断されると、
制御部48は、スイッチ20に駆動信号を出力してこれ
を開状態とする(ステップS130)。このようにスイ
ッチ20を開状態とすると、燃料電池60の負荷に対す
る接続が切断されるため、燃料電池60は、発電を停止
する。また、このとき、負荷に対しては、キャパシタ2
4から電力が供給されるようになり、間欠運転モードが
開始される。キャパシタ24は、既述したようにパワー
密度が高く、充放電効率も高いため、スイッチ20が切
断されたときには、速やかに負荷が要求する電力を出力
することができる。
【0033】間欠運転モードになると、再び、電圧計5
2が検出する配線50の電圧値VCの読み込みを行なう
(ステップS140)。次に、ステップS140で読み
込んだ電圧値VC と、基準電圧値V1 とを比較する(ス
テップS150)。ここで、基準電圧値V1 とは、間欠
運転モードから通常運転モードに切り替えるか否かの判
断を行なうための基準として、予め制御部48内に記憶
したものであり、既述した基準電圧値V2 よりも低い値
として設定されている。ステップS150において、配
線50の電圧値VC が基準電圧値V1 よりも大きいとき
には、ステップS140に戻る。そして、配線50の電
圧値VC が基準電圧値V1 以下になるまで、ステップS
140およびステップS150の動作を繰り返す。
【0034】ステップS150において、配線50の電
圧値VC が基準電圧値V1 以下であると判断されると、
制御部48は、スイッチ20に駆動信号を出力してこれ
を閉状態とし(ステップS160)、本ルーチンを終了
する。このようにスイッチ20を閉状態とすると、燃料
電池60は負荷に対して再び接続され、燃料電池60
は、発電を再開する。これによって、電気自動車10
は、間欠運転モードから定常運転モードに切り替わる。
なお、このような切り替えが行なわれるときには、DC
/DCコンバータ28において、目標電圧が上記基準電
圧値V1 に設定される。そのため、上記切り替え時に
は、燃料電池60の出力電圧値はV1 となり、その後、
負荷要求に応じた電力を出力するように、通常の電圧制
御が行なわれる。
【0035】なお、図5の間欠運転判断処理ルーチンで
は、定常運転モードと間欠運転モードとの間の切り替え
動作について示したが、このような制御を行なっている
ときに制動要求があると(車両ブレーキが踏まれる
と)、回生運転モードになる。このように回生運転モー
ドとなるときには、通常は駆動モータの出力要求はない
ため、負荷要求は極めて小さい状態となっている。した
がって、回生運転モードは、通常は間欠運転モード(ス
イッチ20が開状態となっているとき)において出現す
る運転状態である。
【0036】図6は、定常運転モードと間欠運転モード
とが交互に切り替わるときの、燃料電池60の出力電圧
およびキャパシタ24の電圧を示す説明図である。ステ
ップS130においてスイッチ20を切断し、定常運転
モードから間欠運転モードに切り替わるときを、図6に
「OFF」と記載して示す。また、ステップS160に
おいてスイッチ20を接続し、間欠運転モードから定常
運転モードに切り替わるときを、図6に「ON」と記載
して示した。
【0037】燃料電池60とキャパシタ24とは、配線
50に対して並列に接続されているため、定常運転モー
ドにおいては、両者の電圧は一致する。したがって、定
常運転モードでは、電圧計52が検出する電圧は、これ
ら燃料電池60およびキャパシタ24の出力電圧であ
る。これに対して、燃料電池60の発電が停止する間欠
運転モードにおいては、電圧計52が検出する電圧は、
キャパシタ24の出力電圧となる。図6に示すように、
間欠運転モード時には燃料電池60の出力電圧は、定常
運転モード時に比べて高い一定値となるが、この値は、
燃料電池60の開放電圧である。
【0038】定常運転モードでは、燃料電池60および
キャパシタ24の出力電圧は、負荷要求に従って変動す
る。すなわち、負荷要求が大きくなると、燃料電池60
からの出力がより大きくなるため、出力電圧は低下す
る。また、負荷要求が小さくなると、燃料電池60から
の出力がより小さくなるため、出力電圧は上昇する。負
荷要求が小さくなって、出力電圧がV1 になると、スイ
ッチ20が開状態となって、定常運転モードから間欠運
転モードに切り替わる。間欠運転モードに切り替わる
と、上記したように、燃料電池60とキャパシタ24と
で異なる電圧値を示すようになる。
【0039】図6において、定常運転モードから間欠運
転モードに切り替わった後に、キャパシタ電圧が上昇し
ている状態は、回生運転モードであることを示す。すな
わち、このときには、回生された電力によってキャパシ
タ24が充電されている。図6に示すように、回生運転
時には、定常運転モードに比べてキャパシタ電圧がより
高い値にまで上昇する。
【0040】制動要求のない通常の間欠運転モードで
は、キャパシタ24から負荷に対して電力供給が行なわ
れ、このような放電と共に、キャパシタ電圧は低下す
る。キャパシタ電圧が低下してキャパシタ電圧がV2
なると、スイッチ20が閉状態となって、間欠運転モー
ドから定常運転モードに切り替わる。定常運転モードに
切り替わると、燃料電池60の出力電圧とキャパシタ2
4の電圧とは、再び一致するようになる。そして、負荷
要求に応じて、出力電圧は変動する。
【0041】なお、間欠運転モード時には、上記のよう
にキャパシタ24から負荷に対して電力を供給するだけ
でなく、さらに2次電池26からも負荷に対して電力を
供給することとしても良い。間欠運転モードとすべき低
負荷状態が長く続くときや、2次電池26の残存容量が
充分に多いときには、キャパシタ24に加えて、さらに
2次電池26を用いることとしてもよい。
【0042】以上のように構成された実施例によれば、
燃料電池とキャパシタとを配線に対して並列に接続した
電源装置15において、配線50の電圧(キャパシタ電
圧)に基づいてスイッチ20の入り切りを行なう際に、
切断時の基準とする電圧を接続時の基準とする電圧より
も高く設定している。したがって、通常運転モードと間
欠運転モードとを切り替えてエネルギ効率を向上させる
動作を、効果的に実行することができる。
【0043】定常運転モードから間欠運転モードに切り
替えたときに、キャパシタ24が放電を始めると、キャ
パシタ電圧は放電によって直ちに低下する。そのため、
スイッチ20の切断の基準にする電圧と接続の基準にす
る電圧とを等しく設定したときには、いわゆるハンチン
グが起こり、定常運転モードと間欠運転モードとを切り
替える動作が不安定となるおそれがある。すなわち、キ
ャパシタ電圧が基準電圧を超えて、定常運転モードから
間欠運転モードに切り替えても、その後直ちにキャパシ
タが放電すると、運転モードの切り替え直後にキャパシ
タ電圧が基準電圧よりも低下して、再び運転モードの切
り替えを行なう必要が生じてしまう。
【0044】これに対して、本実施例では、スイッチ2
0の切断時の基準とする電圧を、接続時の基準とする電
圧よりも高く設定しているため、上記ハンチングが生じ
るのを防止することができる。図7は、キャパシタ電圧
と運転モードとの関係を示す説明図である。このよう
に、スイッチ20の入り切りの基準においてヒステリシ
スを設けることで、ハンチングを起こすことなく、運転
モードの切り替えの動作を安定して行なうことができ
る。
【0045】なお、基準電圧V1 およびV2 は、間欠運
転モードへの切り替えを行ないたいときの燃料電池60
の出力電圧や、間欠運転モードにおいて確保したいキャ
パシタ24からの出力などに応じて適宜設定すればよ
い。以下に一例を示す。
【0046】例えば、燃料電池システム22のエネルギ
効率がE0 よりも低下するときには間欠運転モードを採
用したいとすると、図4(B)より、このときの燃料電
池60の出力P0 が求められる。また、図3に基づい
て、このときの燃料電池60の出力電流I0 および出力
電圧V0 が求められる。(1)式に示すように、この電
圧V0 を、基準電圧V1とする。 V1 =V0 …(1)
【0047】キャパシタ電圧がV1 であるときに、キャ
パシタ単独でP0 の出力をT秒間維持したときのキャパ
シタ電圧VC は、以下に示す(2)式より求めることが
できる。 (1/2)CV1 2−(1/2)CVC 2=P0×T …(2) ただし、Cは、キャパシタ容量。
【0048】(3)式に示すように、このようなキャパ
シタ電圧VC を、基準電圧V2 とする。 V2 =VC …(3)
【0049】これによって、定常運転モードから間欠運
転モードに切り替えた後、約T秒間は、キャパシタ24
によって間欠運転時に要する出力を確保することができ
る。
【0050】E.第2実施例の電気自動車110:上記
第1実施例の電気自動車10は、2次電池26を備える
こととしたが、燃料電池とキャパシタを備えるが2次電
池を備えない電源装置においても、本発明を適用するこ
とができる。図8は、第2実施例の電気自動車110の
構成を表わす説明図である。図8において、図1の電気
自動車10と共通する部分には同じ参照番号を付して説
明を省略する。
【0051】電気自動車110は、電源装置115を備
えている。電源装置115は、燃料電池システム22
と、キャパシタ24とを備え、2次電池は備えない。ま
た、電気自動車110は、電源装置115から電力供給
を受ける負荷として、駆動モータ32と、高圧補機40
と、低圧補機46を備える。低圧補機46とは、例え
ば、燃料電池60に燃料ガスや酸化ガスや冷却水を給排
する流路に設けた流量調節バルブ等であって、降圧DC
/DCコンバータ44を介して、配線50に接続してい
る。このような低圧補機46は、駆動モータ32や高圧
補機とは異なり駆動電圧が低いため、電源装置115か
ら電力を供給する際には、降圧DC/DCコンバータ4
4が、電圧を12V程度に下げる。負荷が変動して配線
50の電圧が変動するときには、電圧計52の検出信号
に基づいて制御部48が降圧DC/DCコンバータ44
を駆動して、低圧補機46に電力供給する際の電圧は略
一定に保たれる。なお、低圧補機46および降圧DC/
DCコンバータ44は、既述した第1実施例の電気自動
車10では、記載を省略した。
【0052】また、電源装置115においては、キャパ
シタ24と配線50との間の接続を入り切りするスイッ
チ23が設けられている。このスイッチ23は、電源装
置115の停止時に切断され、電源装置115の起動時
に接続される。これによって、電源装置115が停止し
ている間は、キャパシタ24に所定の電荷が蓄積された
状態が保たれる。そして、電源装置115の起動時に
は、スイッチ23が接続され、燃料電池60から所望量
の電力が得られるようになるまで、キャパシタ24から
各負荷に対して電力が供給される。スイッチ23は、電
源装置115の稼働中は、通常は閉状態となっている。
【0053】このような電気自動車110においても、
間欠運転モード時に、キャパシタ24の電圧が第1の基
準電圧よりも小さいときには定常運転モードに切り替
え、定常運転モード時に、キャパシタ24の電圧が第1
の基準電圧よりも高い第2の基準電圧以上のときには、
間欠運転モードに切り替えることで、同様の効果を得る
ことができる。
【0054】E.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0055】E1.変形例1:第1および第2実施例で
は、配線50に対する燃料電池60の接続を入り切りす
るスイッチ20は、燃料電池60の2つの端子のそれぞ
れに対して設けたが、どちらか一方だけにスイッチを設
けることとしても良い。間欠運転モードにおいて、燃料
電池60からの出力を、停止させることができればよ
い。
【0056】E2.変形例2:既述した実施例では、燃
料電池システム22は、燃料ガスとして水素ガスを用い
ることとした。これに対して、燃料ガスとして、改質ガ
スを用いる構成も可能である。このような場合には、図
2に示した燃料電池システム22において、燃料ガス供
給部61として、水素を貯蔵する装置に代えて、改質ガ
スを生成する装置を備えることとすればよい。具体的に
は、改質反応に供する改質燃料および水を貯蔵するタン
クや、改質触媒を備える改質器、さらに、改質ガス中の
一酸化炭素濃度を低減するための反応を促進する触媒を
備える反応部などを備えることとすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である電気自動車10の構
成の概略を表わすブロック図である。
【図2】燃料電池システム22の構成の概略を表わす説
明図である。
【図3】燃料電池60における出力電流と、出力電圧あ
るいは出力電力との関係を示す説明図である。
【図4】燃料電池60の出力の大きさと、エネルギ効率
との関係を表わす説明図である。
【図5】間欠運転判断処理ルーチンを表わすフローチャ
ートである。
【図6】定常運転モードと間欠運転モードとが交互に切
り替わるときの、燃料電池60の出力電圧およびキャパ
シタ24の電圧を示す説明図である。
【図7】キャパシタ電圧と運転モードとの関係を示す説
明図である。
【図8】第2実施例の電気自動車110の構成を表わす
説明図である。
【符号の説明】
10,110…電気自動車 15,115…電源装置 20,23…スイッチ 22…燃料電池システム 24…キャパシタ 27…残存容量モニタ 28…DC/DCコンバータ 30…駆動インバータ 32…駆動モータ 34…減速ギヤ 36…出力軸 38…車両駆動軸 40…高圧補機 42…ダイオード 44…降圧DC/DCコンバータ 46…低圧補機 48…制御部 50…配線 52…電圧計 60…燃料電池 61…燃料ガス供給部 62…水素ガス供給路 63…水素ガス排出路 64…ブロワ 65…酸化ガス供給路 66…カソード排ガス路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 BB06 BB07 CB02 CC12 DC05 5H026 AA06 5H027 AA06 BA13 DD03 KK51 MM26 5H115 PA11 PC06 PG04 PI11 PI14 PI16 PI18 PI29 PI30 PO02 PO06 PO17 PU10 PV02 PV09 PV23 QA02 QE01 QE02 QE08 QE09 QE10 QI04 QN02 RB08 SE04 SE06 TI02 TI05 TI06 TI10 TO12 TO13 TO21 TO23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の負荷に電力を供給する電源装置で
    あって、 前記負荷に電力を供給する配線に対して並列に接続され
    た燃料電池およびキャパシタと、 前記燃料電池と前記配線との間の接続を入り切りするス
    イッチと、 前記キャパシタの電圧を検出する電圧計と、 前記スイッチが開状態のときに、前記キャパシタの電圧
    が第1の基準電圧よりも小さいときには、前記スイッチ
    を閉状態とする指示を出力し、前記スイッチが閉状態の
    ときに、前記キャパシタの電圧が、前記第1の基準電圧
    よりも高い第2の基準電圧以上のときには、前記スイッ
    チを開状態とする指示を出力する制御部とを備える電源
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源装置であって、 前記配線に対して、前記燃料電池および前記キャパシタ
    と並列に接続され、前記燃料電池の出力電圧を制御する
    コンバータと前記コンバータを介して前記配線に接続さ
    れた2次電池と、 をさらに備える電源装置。
  3. 【請求項3】 所定の負荷に電力を供給する配線に対し
    て並列に接続された燃料電池およびキャパシタを備える
    電源装置の運転方法であって、 (a)前記キャパシタの電圧を検出する工程と、 (b)前記負荷に対して前記燃料電池および前記キャパ
    シタが接続されているときに、前記(a)工程で検出し
    た電圧値が、第1の基準電圧以上となるときには、前記
    配線に対する前記燃料電池の接続を切断する工程と、 (c)前記負荷に対する前記燃料電池の接続が切断され
    ているときに、前記電圧値が、前記第1の基準電圧より
    も低い第2の基準電圧以下となるときには、前記配線に
    対して前記燃料電池を接続する工程とを備える電源装置
    の運転方法。
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