JP6547591B2 - 複合容器 - Google Patents
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Description
この複合容器は、食品を収容した密封容器を、外容器によって、落下時その他における外圧から保護している。さらに、外容器に多くの情報量を表示することで販売促進効果を狙っている。
この複合容器において、外箱は、「トレー容器に周囲から接触して同トレー容器を摩擦保持する周壁」と「底壁」と「当該底壁に対向していてトレー容器をスライド式に出し入れ可能な開口」とを備える。
そして、外箱の上記開口周縁よりも下方に位置する壁部が、トレー容器の上記収容空間内に折り込まれている。
しかも、折り込まれた壁部の下端部(根元位置)からその自由端(開口周縁)に向かう方向が、トレー容器の取出し方向に一致するので、折り込まれた当該壁部がトレー容器の取出し操作を妨げることもない。
シュリンクフィルムを封止する溶着ラインは、「上記外箱の底壁に沿って延在する第1ライン」と「当該第1ラインと対向する位置で外箱内に収容されたトレー容器の壁部に沿って延在する第2ライン」と「第1ラインおよび第2ラインの両端以外の位置を連結して延びる第3ライン」とから略H字状に構成される。
図2(a)は、トレー容器10と外箱50を組み合わせて複合容器とした状態を示す斜視図であって、図2(b)は、これを真横から見た図である。トレー容器10は、ここにインスタント食品等の内容物を収容し、外箱50に収容された状態で販売される。
トレー容器10は、上部が開口した収容空間Sを備え、開口周辺の対向する位置に2つのフランジ11を備えている。トレー容器10の内表面には、注水線A、Bが設けられており、この注水線A、Bは、インスタント食品を熱湯で戻す必要がある場合の注水量を表示している。
図示の例では、2種類の注水線A、Bを設けているが、この構成によって、1つのトレー容器を2種類以上の内容物に対して流用して使用することが可能となる。
外箱50は、トレー容器10に周囲から接触して同トレー容器を摩擦保持する周壁51と、底壁52と、底壁52に対向していてトレー容器をスライド式に出し入れ可能な開口53とを備える。
周壁51は、図示の例では、4つの壁部51a〜51dで構成されていて、適度な摩擦力をもってトレー容器10の周囲に接触し、これを保持する(図2bにおいて、壁部51dが外方へやや膨らんでいることから、摩擦力で保持していることが分かる)。4つの壁部51a〜51dに囲まれた底壁52は、図3を参照して次に説明するように、可動フラップから構成することが好ましい。
なお、外箱50は、底壁52に対向する箇所が開口53とされていて、ここからトレー容器10を出し入れする。
すなわち、図2(b)に破線で示したように、外箱50内でトレー容器10に収容された内容物が、折り込まれた壁部56に押さえ付けられて、しっかりと保持される。その結果、輸送時等における振動から内容物を保護することができる。特に、内容物がドライ食品である場合には、その割れを有効に防止することができる。
しかも、図3を参照して後述するように、壁部56の根元位置(折罫55の位置)からその自由端(開口周縁53a)に向かう方向が、トレー容器10の取出し方向に一致するので、折り込まれた当該壁部56がトレー容器10の取出し操作を妨げることもない。
図3(a)は、外箱50の底壁52を拡大して示している。図3(b)は、この底壁52の中央領域が部分的に開いた状態を示している。また、図4は、この外箱50の展開図を示している。
図示した例では、底壁52は4つの可動片52a〜52dで構成されている。これら各可動片は、それぞれ折罫を介して、周壁(壁部51a〜51d)に可動状態で連結されている。可動片52aと52bは互いに接着されて1つの可動フラップ52Aを構成し、同様に、可動片52cと52dは互いに接着されて1つの可動フラップ52Cを構成している。
換言すると、底壁52は、2つの可動フラップ52A、52Cで構成されている。このような構成の結果、底壁52を指先等で押圧すると、底壁52は、図3(b)に示したようにその中央領域が内方に向かって変形し(隙間が生じ)、内部に収容されたトレー容器10を指先等で押圧することができる。すなわち、図2(b)に示した状態の複合容器を片手で持って、もう片方の手先で外箱50の底壁52を押圧し、トレー容器10を簡単に取り出すことが可能となる。
図2(a)、(b)に良く示されるように、壁部56がトレー容器の収容空間S内に折り込まれる構成を採用すると、必然的に、(ア)トレー容器10のフランジ11が外箱の開口周縁から外方に飛び出すこととなる。また、(イ)トレー容器10の収容空間Sを構成する壁部が、少なくとも部分的に、外箱50の開口周縁53bを超えて外部に露出することとなる。
上記(イ)の結果、外箱50の内部にトレー容器10が収容されている(存在する)ことが外部から容易に確認できるので、都合が良い。
以上に説明した複合容器は、これをシュリンクフィルムで覆った状態で販売されることが好ましい。シュリンクフィルムを被せることによって、異物の混入等を防ぐことが可能となる。
図5(a)は、そのようなシュリンクフィルム付き複合容器を概略的に示している。シュリンクフィルム80内の複合容器は、図2等に示したものと同じである。図5(b)では、図5(a)から、シュリンクフィルム80を封止するための溶着ラインだけを観念的に取り出して図示している。そして、図5(c)は、これを展開して示している。
本発明では、シュリンクフィルム80を封止するための溶着ラインの具体的構成に特徴がある。すなわち、溶着ラインは、次の第1、第2、第3のライン81、82、83から略H字状に構成されている構成されている。
外箱の底壁に沿って延在するライン81。
<<第2ライン82>>
第1ライン81と対向する位置で外箱内に収容されたトレー容器の壁部に沿って延在するライン82。
<<第3ライン83>>
第1ライン81および第2ライン82の両端以外の位置を連結して延びるライン83。
一方、互いに対向する第1ライン81および第2ライン82は、当該製造ラインにおいて、上記姿勢で並ぶ複数の容器間における溶断ラインである。
いずれのライン81、82、83も、シュリンクフィルム80で複合容器を封止するための溶着ラインであるという点では、同じ機能を果たしている。
さらに、外箱の底壁52を上述のように可動フラップ(図3)で構成した場合には、第1ライン81が当該可動フラップ(底壁52)に沿って延在するので、上の第2ライン82を開封した後、底壁52を押し込む動作を行えば、シュリンクフィルム80の開封とトレー容器10の取出しを、一連の連続的な操作として簡単に行うことが可能となる。
11 フランジ
50 外箱
51 周壁
51a〜51d 壁部
52 底壁
52a〜52d 可動片
52A、52C 可動フラップ
53 開口
53a〜53d 開口周縁
55 折罫
56 壁部
80 シュリンクフィルム
81 第1ライン(溶着ライン)
82 第2ライン(溶着ライン)
83 第3ライン(溶着ライン)
Claims (3)
- 上部が開口した収容空間(S)を備えたトレー容器(10)と、当該トレー容器を収容する外箱(50)とで構成される複合容器であって、
外箱(50)は、トレー容器に周囲から接触して同トレー容器を摩擦保持する周壁(51)と、底壁(52)と、当該底壁に対向していてトレー容器をスライド式に出し入れ可能な開口(53)と、を備え、
外箱の開口周縁(53a)よりも下方に位置する壁部(56)が、トレー容器(10)の上記収容空間(S)内に折り込まれている、複合容器。
- 上記外箱の底壁(52)は、一部が上記周壁に連結された1または複数の可動フラップ(52A、52C)で構成されている、請求項1記載の複合容器。
- 請求項1または2記載の複合容器をシュリンクフィルム(80)で覆ってなるシュリンクフィルム付き複合容器であって、
当該シュリンクフィルムを封止する溶着ラインは、上記外箱の底壁に沿って延在する第1ライン(81)と、当該第1ラインと対向する位置で外箱内に収容されたトレー容器の壁部に沿って延在する第2ライン(82)と、第1ラインおよび第2ラインの両端以外の位置を連結して延びる第3ライン(83)と、から略H字状に構成されている、シュリンクフィルム付き複合容器。
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