JP3189143U - 包装用箱 - Google Patents

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昭広 中嶋
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Abstract

【課題】商品等の物品を収容した包装用箱の閉封状態を強固に保持し、開封された場合に、その視認が容易となる包装用箱を提供する。
【解決手段】開口部14を有し、開口部14から物品を収容する容器本体部12と、開口部14を閉封する閉封部13とを備える包装用箱であって、重合部35と、重合部35に折線を介して連設され、重合部35の内面に重ねて固定される係止フラップ36と、係止フラップ36が挿通して係合する被係止部37と、破断部38とを有し、開口部14から容器本体部12に物品を収容し、閉封部13によって開口部14を閉封し、係止フラップ36を被係止部37に挿通して、係止フラップ36と被係止部37とを係合するとともに開口部14の閉封を保持し、物品を容器本体部12から取り出す際には、破断部38を破断して取り出す。
【選択図】図2

Description

本考案は、包装用箱に関し、より詳細には不正な開封や内容物の改竄を防止する機能を備えた包装用箱に関する。
従来、商品等の物品を包装する容器として、容器本体部の開口部から商品等を収容し、当該開口部を蓋部で閉封する包装用箱が知られている。この包装用箱が簡単に開封するものである場合には、例えば、陳列された商品等の包装用箱が簡単に開封されて、商品等が不正に取り出され、これに気付かず購入した者が損害を被る場合がある。そこで、簡単に開封されないように封緘紙を貼り付ける等の処置が従来よりなされている。しかし、封緘紙を貼り付ける作業は煩雑であり、また、封緘紙が損傷しないように剥がして開封され、再び閉封された場合には、不正な開封があったことが発見し難かった。
そこで、蓋部に係止片を設け、係止片を容器本体部に係止させることにより開封しにくくした収容容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−76684号公報
しかしながら、特許文献1の収容容器では、蓋部の係止片は、蓋部を開封する方向に回動させると係止片が容器本体部に対して抜け易い方向に向けて形成されている。このため、収容容器の閉封状態を強固に保持できるものではなく、また、一旦開封された後に再び閉封されれば、不正な開封があったことが発見し難い。
本考案は、上記問題を解決すべくなされたものである。本考案の目的は、商品等の物品を収容した包装用箱の閉封状態を強固に保持し、開封された場合に、その視認が容易となる包装用箱の提供である。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の考案では、
開口部を有し、当該開口部から物品を収容する容器本体部と、
前記開口部を閉封する閉封部と、を備える包装用箱であって、
重合部と、
前記重合部に折線を介して連設され、前記重合部の内面に重ねて固定される係止フラップと、
前記係止フラップが挿通して係合する被係止部と、
破断部と、を有し、
前記開口部から前記容器本体部に物品を収容し、前記閉封部によって前記開口部を閉封し、前記係止フラップを前記被係止部に挿通して、前記係止フラップと前記被係止部とを係合するとともに前記開口部の閉封を保持し、前記物品を前記容器本体部から取り出す際には、前記破断部を破断して取り出すことを特徴とする。
第2の考案では、第1の考案であって、
前記容器本体部は、複数の壁板を有し、
前記開口部は、前記壁板の端縁で構成する第一口縁部を有し、
前記閉封部は、複数の閉封フラップを有し、当該閉封フラップは、そのうちの一が前記第一口縁部に連設される第一閉封フラップであり、
前記第一閉封フラップの前記第一口縁部と対向する側に、前記重合部を連設し、
前記重合部に折線を介して前記係止フラップを連設し、
前記容器本体部又は前記第一閉封フラップを除く前記閉封フラップに、前記被係止部を設けることを特徴とする。
第3の考案では、第2の考案であって、
前記第一閉封フラップに、前記開口部を閉封する第一被覆部と、前記容器本体部に被さる第二被覆部と、を設け、
前記被係止部を前記容器本体部に設けることを特徴とする。
第4の考案では、第2又は第3の考案であって、
前記開口部は、前記第一口縁部と対向する側に、前記壁板の端縁で構成する第二口縁部と、前記第一口縁部に隣接する側に、前記壁板の端縁で構成する第三口縁部と、を有し、
前記閉封部は、前記第二口縁部に連設される第二閉封フラップと、前記第三口縁部に連設される第三閉封フラップと、を有し、
前記第二閉封フラップの前記第二口縁部と対向する側に、前記開口部の閉封状態において、前記第一口縁部を構成する壁板の内面と前記第三閉封フラップとの間隙に差し込まれる差込フラップを連設し、
前記破断部を、前記第一閉封フラップ又は/及び前記第一口縁部を構成する壁板であって、前記開口部の閉封状態において前記差込フラップと重なる領域の内側に設けることを特徴とする。
第5の考案では、第1から第4のいずれかの考案であって、
前記係止フラップを前記被係止部に挿通した状態において、前記係止フラップの前記被係止部と近接する側の端縁が係止端縁部を構成し、当該係止端縁部の端面が係止端面部を構成し、前記被係止部の前記係止端面部と対向する側の端縁が被係止端縁部を構成し、当該被係止端縁部の端面が被係止端面部を構成し、
前記係止端面部が前記被係止端面部と接触して、前記係止フラップと前記被係止部とが係合することを特徴とする。
第6の考案では、第5の考案であって、
前記係止端面部に、第一係合状態において前記被係止端面部と接触する第一係合接触部と、
前記第一係合状態においては前記被係止端面部と非接触であって、第二係合状態において前記被係止端面部と接触する第二係合接触部と、を有することを特徴とする。
第7の考案では、第5又は第6の考案であって、
少なくとも前記被係止端面部と接触する領域の係止端面部の係止端縁部が、非直線形状であることを特徴とする。
第8の考案では、第5から第7のいずれかの考案であって、
少なくとも前記被係止端面部と接触する領域の係止端面部の係止端縁部が、前記第一口縁部に対して傾斜していることを特徴とする。
本考案の効果として、以下に示す効果を奏する。
本考案によれば、極めて簡単な構成でありながら、係止フラップと被係止部との係合により、物品を収容した包装用箱の閉封状態を強固に保持することができる。また、容器本体部に収容された物品を取り出す際には破断部を破断する必要があるため、物品を収容して閉封した後に破断部が破断されれば、開封された場合に、その視認が容易となる。
本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の展開体1の平面図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の斜視図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の斜視図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の係止フラップ36を被係止部37へ挿通した状態を容器本体部12内面側から見た部分拡大斜視図。 (a)は、本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の第一係合状態を容器本体部12内面側から見た部分簡略図。(b)は、(a)に示すX方向の部分拡大断面図。(c)は、(a)に示すY方向の部分拡大断面図。 (a)は、本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の第二係合状態を容器本体部12内面側から見た部分簡略図。(b)は、(a)に示すX方向の部分拡大断面図。(c)は、(a)に示すY方向の部分拡大断面図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の斜視図。 本考案の第一実施形態に係る包装用箱11の斜視図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の展開体2の平面図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の斜視図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の斜視図。 本考案の第二実施形態に係る包装用箱111の斜視図。 その他の実施形態に係る包装用箱211の斜視図。
次に、本考案の実施の形態について図1から図13を用いて説明する。
以下に説明する本考案の第一実施形態に係る包装用箱11、第二実施形態に係る包装用箱111は、食品や医薬品等の物品4を包装するものとして用いられる。これらは板紙を用いて作成されるものであるが、段ボールシートやプラスチックシートなど他の板状部材で作成することもできる。
本考案を説明するにあたっては、容器本体部12及び閉封部13、113を組み立てて、物品4を容器本体部12に収容可能とした状態を組み立て完成状態とし、閉封部13、113によって開口部14、114を閉封した状態を閉封状態とし、係止フラップ36、136と被係止部37、137とが係合した状態を閉封保持状態とする。また、破断部38、138を破断して包装用箱1、111から物品4を取り出し可能とした状態を破断状態とする。
[第一実施形態]
本考案の第一実施形態に係る包装用箱11について、図1から図8を用いて説明する。
包装用箱11は、図1に示す展開体1を組み立てて形成するものである。
包装用箱11は、側部を構成する複数の壁板21、22、23、24と底部を構成する複数の壁板26、27、28、29とが、開口部14を有する容器本体部12を形成し、開口部14を閉封部13が閉封するものである。
まず、包装用箱11の構成について、図1に示す展開体1に従って説明する。
図1に示す展開体1は、包装箱11の外面となる側を紙面手前側として示している。
なお、本実施形態の説明の便宜上、図1においては展開体1の図示上側を上側とし、これと反対側を下側として説明する。
容器本体部12の側部は、壁板21、22、23、24と、接続板25からなる。具体的には、壁板21の左側に折線40を介して壁板22を、壁板22の左側に折線41を介して壁板23を、壁板23の左側に折線42を介して壁板24を連設している。壁板24の左側には折線43を介して接続板25を連設している。
壁板22の上側の端縁は第一口縁部49を、壁板24の上側の端縁は第二口縁部51を、壁板21の上側の端縁は第三口縁部48を、壁板23の上側の端縁は第三口縁部50を構成して、組み立て完成状態における開口部14を形成する。
壁板24には、後述する係止フラップ36が挿通して係合する被係止部37を形成している。
被係止部37は、下側に膨出する湾曲形状の切線と上側に膨出する湾曲形状の切線とで形成している。被係止部37の上側の端縁は、被係止端縁部37aと被係止端縁部37bとを形成している。被係止端縁部37aの端面は、被係止端面部37aaを構成する。被係止端縁部37bの端面は、被係止端面部37bbを構成する。
容器本体部12の底部は、壁板26、27、28、29からなる。具体的には、壁板21の下側に折線44を介して壁板26を、壁板22の下側に折線45を介して壁板27を、壁板23の下側に折線46を介して壁板28を、壁板24の下側に折線47を介して壁板29を、夫々連設している。
閉封部13は、第一閉封フラップ31、第二閉封フラップ33、第三閉封フラップ30、32からなる。具体的には、壁板22の上側の端縁に第一口縁部49を介して第一閉封フラップ31を、壁板24の上側の端縁に第二口縁部51を介して第二閉封フラップ33を、壁板21の上側の端縁に第三口縁部48を介して第三閉封フラップ30を、壁板23の上側の端縁に第三口縁部50を介して第三閉封フラップ32を、夫々連設している。第一口縁部49上には切線を断続的に設けている。第二口縁部51上、第三口縁部48、50上には折線を設けている。第三口縁部48、50上の折線は、上側に緩やかに膨出する湾曲形状としている。
第一閉封フラップ31は、包装用箱11の閉封状態において開口部14を被覆する第一被覆部31aと、壁板24の上側を被覆する第二被覆部31bとからなる。第一被覆部31aには、略L字形状の切線が連続する破断部38を平行して設けている。
第一閉封フラップ31の上側には、後述する係止フラップ36が重ねて固定される重合部35を連設している。
重合部35の上側には、折線52を介して係止フラップ36を連設している。係止フラップ36の上側の端縁は、わずかに湾曲形状(非直線形状)であって、第一口縁部49に対して傾斜する係止端縁部36aと、上側に膨出する湾曲形状(非直線形状)の係止端縁部36bとを形成している。係止端縁部36aの端面は係止端面部36aa及び第一係合接触部36aaaを、係止端縁部36bの端面は係止端面部36bb及び第二係合接触部36bbbを構成する。第一係合接触部36aaa、第二係合接触部36bbbについては、後述する。
また、第二閉封フラップ33の上側には、折線53を介して差込フラップ34を連設している。
次に、包装用箱11の組み立てについて図1、図2に従って説明する。
図2は、組み立て完成状態の包装用箱11の開口部14から物品4を収容する状態を示す斜視図である。
まず、容器本体部12の組み立てについて説明する。
容器本体部12の側部は、折線40、41、42、43に沿って夫々壁板21、22、23、24、及び接続板25を折り曲げて、壁板21の内面と接続板25の外面とを固定して筒状に形成する。この状態において、第一口縁部49、第二口縁部51、第三口縁部48、50は開口部14を形成する。容器本体部12の底部は、折線44、45、46、47に沿って壁板26、27、28、29を筒体内側へ折り曲げ、壁板26と壁板27を固定し、壁板28と壁板29を固定するとともにこれらを組み合わせて形成する。
次に、閉封部13の組み立てについて説明する。
閉封部13は、重合部35と係止フラップ36との間の折線52に沿って係止フラップ36を折り曲げ、重合部35の内面に重ねて固定する。本実施形態ではエマルジョン接着剤を用いて、係止フラップ36の係止端縁部36a、係止端縁部36bが重合部35と密着するように固定している。
上記のように、容器本体部12、閉封部13を組み立てることで包装用箱11は組み立て完成状態となる。
次に、開口部14の閉封と閉封保持(係止フラップ36と被係止部37との係合)について、図2から図6に従って説明する。
図3は、包装用箱11の閉封状態、及び閉封保持状態を示す斜視図である。
図4は、包装用箱11の係止フラップ36を被係止部37へ挿通した状態を容器本体部12内面側から見た部分拡大斜視図であり、説明容易のため、係止フラップ36と被係止部37との間隔を広げて表している。
図5(a)は、係止フラップ36を被係止部37に挿通して係合した状態であって、第一係合状態を容器本体部12内面側から見た部分簡略図である。図5(b)は、図5(a)に示すX方向の部分拡大断面図であり、図5(c)は、図5(a)に示すY方向の部分拡大断面図である。
図6(a)は、係止フラップ36を被係止部37に挿通して係合した状態であって、第二係合状態を容器本体部12内面側から見た部分簡略図である。図6(b)は、図6(a)に示すX方向の部分拡大断面図、図6(c)は、図6(a)に示すY方向の部分拡大断面図である。
物品4を開口部14から容器本体部12に収容した後、まず、第三閉封フラップ30を第三口縁部48上の折線に沿って折り曲げて、開口部14側に被せる。同様に、第三閉封フラップ32を第三口縁部50上の折線に沿って折り曲げて、開口部14側に被せる。続いて、第二閉封フラップ33を第二口縁部51上の折線に沿って折り曲げて、開口部14側に被せる。第二閉封フラップ33は、第三閉封フラップ30、32の上面に重なる。そして、差込フラップ34を折線53に沿って折り曲げて、第三閉封フラップ30、32の端面と壁板22の内面との間に差し込む。
次に、第一閉封フラップ31を第一口縁部49上の切線に沿って折り曲げて、開口部14側に被せる。本実施形態においては、第一閉封フラップ31に設けた第一被覆部31aが第二閉封フラップ33の上面に重なる。続いて、破断部38に沿って第二被覆部31bを壁板24側に折り曲げ、壁板24に被せる。この状態において、第一閉封フラップ31、第二閉封フラップ33、第三閉封フラップ30、32が開口部14を閉封した閉封状態となる。そして、重合部35、及び重合部35の内面に重ねて固定した係止フラップ36を、壁板24に形成した被係止部37に差し込んで挿通させる。すると、係止フラップ36と被係止部37とが係合して、開口部14の閉封を保持する。この状態において、包装用箱11は、閉封保持状態となる。
なお、本実施形態においては、第三口縁部48、50上に設けた折線は緩やかな湾曲形状であるため、閉封状態において第三閉封フラップ30、32は第二閉封フラップ33、第一閉封フラップ31の撓みに沿い、フラップ間の隙間が軽減されている。
次に、係止フラップ36と被係止部37の係合について、図4から図6に従って詳細に説明する。
図4に示すように、係止フラップ36を被係止部37に挿通した状態において、係止フラップ36の被係止部37と近接する側の端縁は、係止端縁部36a、36bを形成している。係止端縁部36aの端面は、係止端面部36aaを構成している。係止端縁部36bの端面は、係止端面部36bbを構成している。また、被係止部37の係止端面部36aa、36bbと対向する側の端縁は被係止端縁部37a、37bを形成している。被係止端縁部37aの端面は被係止端面部37aaを、被係止端縁部37bの端面は被係止端面部37bbを構成している。
また、係止端面部36aaは、後述する第一係合状態において被係止端面部37aaと接触する第一係合接触部36aaaを構成し、係止端面部36bbは、第一係合状態においては被係止端面部37aa、37bbと非接触であって、後述する第二係合状態において被係止端面部37bbと接触する第二係合接触部36bbbを構成している。
第一係合状態について説明する。
第一係合状態とは、図5(a)(b)に示すように、第一閉封フラップ31が開口部14を閉封し、係止フラップ36が被係止部37に挿通して、係止フラップ36と被係止部37とを係合した際に生ずる係合状態であって、本実施形態においては、第一係合接触部36aaaが被係止端面部37aaと接触して係止フラップ36と被係止部37とが係合する。一方、この状態において第二係合接触部36bbbは、図5(a)(c)に示すように、被係止端面部37aa、被係止端面部37bbとは非接触であり、第二係合接触部36bbbと被係止端縁部37bbとの間には、隙間100が生じている。
第二係合状態について説明する。
第二係合状態とは、図6(a)(b)に示すように、第一係合状態にある包装用箱11を開封すべく、第一閉封フラップ31に開封する方向の力が加えられて、係止フラップ36が開封する方向へ移動した場合に生ずる係止フラップ36と被係止部37との係合状態である。
第一閉封フラップ31に加えられた開封する方向への力によって係止フラップ36は開封する方向へ引っ張られ、例えば、被係止端面部37aaが係止フラップ36と重合部35との間に入り込んだり、係止端面部36aaや被係止端面部37aaが損傷するなどして(図示しない)、係止フラップ36が開口部14側へ引き上げられることにより係止フラップ36が開口部14側へ移動する場合がある。
このような場合、本実施形態においては、図6(a)(c)に示すように、第一係合状態においては被係止端面部37aa、被係止端面部37bbと非接触であった第二係合接触部36bbbが被係止端面部37bbと接触して、係止フラップ36と被係止部37との係合を継続する。
つまり、第一閉封フラップ31が開口部14を閉封し、係止フラップ36が被係止部37に挿通した際に、第一係合接触部36aaa(係止端面部36aa)が被係止端面部37aaと接触して係止フラップ36と被係止部37とが係合し(第一係合状態)、第一閉封フラップ31に開封する方向の力が加えられて係止フラップ36が開封する方向へ移動した場合には、第二係合接触部36bbb(係止端面部36bb)と被係止端面部37bbとが接触して係止フラップ36が被係止部37と係合し(第二係合状態)、閉封保持状態となる。
次に、包装用箱11の破断状態について、図7に従って説明する。
図7は、破断部38を破断して、物品4を取り出す状態を示す斜視図である。
容器本体部12に収容された物品4を取り出す際には、第一被覆部31aに形成した平行する破断部38を破断して、帯状部を取り除く。この状態において、包装用箱11は、収容された物品4を取り出し可能な破断状態となる。そして、破断により可動となった第一被覆部31aを開封する方向へ回動して第二閉封フラップ33を露出させ、差込フラップ34と壁板22との間に手指を差し込み、差込フラップ34を壁板22の内面と第三閉封フラップ30、32の端面との間から引き抜き、第二閉封フラップ33を開口する方向へ回動し、さらに、第三閉封フラップ30、32を開封する方向に回動すれば、開口部14から物品4を取り出すことができる。
物品4を取り出した後に、再び開口部14を閉封する場合には、第三閉封フラップ30、32、第二閉封フラップ33を開口部14側に回動させて被せ、差込フラップ34を壁板22の内面と第三閉封フラップ30、32の端面との間に差し込めば、閉封状態が保持される。
このとき、第一口縁部49上に設けた切線に沿って、第一被覆部31aを切り離してもよい。
なお、破断部38は、第一口縁部49を構成する壁板22であって、開口部14の閉封状態において差込フラップ34と重なる領域の内側に設けてもよく、この場合もまた上記と同様に、開封後は差込フラップ34を壁板22の内面と第三閉封フラップ30、32の端面との間に差し込めば、開口部14の閉封を保持することができる。
本実施形態による包装用箱11は、開口部14を有し、開口部14から物品4を収容する容器本体部12と、開口部14を閉封する閉封部13と、を備える包装用箱11であって、重合部35と、重合部35に折線52を介して連設され、重合部35の内面に重ねて固定される係止フラップ36と、係止フラップ36が挿通して係合する被係止部37と、破断部38とを有し、開口部14から容器本体部12に物品4を収容し、閉封部13によって開口部14を閉封し、係止フラップ36を被係止部37に挿通して係止フラップ36と被係止部37とを係合するとともに開口部14の閉封を保持し、物品4を容器本体部12から取り出す際には、破断部38を破断して取り出す。
本考案によれば、極めて簡単な構成でありながら、係止フラップ36と被係止部37との係合により、閉封部13が開封する方向へ移動するのを阻止して、物品4を収容した包装用箱11の閉封状態を強固に保持することができる。また、容器本体部12に収容された物品4を取り出す際には、破断部38を破断する必要があるため、物品4を収容して閉封状態とした後に破断部38が破断されれば、開封された場合に、その視認が容易となる。
また、容器本体部12は、複数の壁板21、22、23、24を有し、開口部14は、壁板22の端縁で構成する第一口縁部49を有し、閉封部13は、複数の閉封フラップ30、31、32、33を有し、そのうちの一が第一口縁部49に連設される第一閉封フラップ31であり、第一閉封フラップ31の第一口縁部49と対向する側に、重合部35を連設し、重合部35に折線52を介して係止フラップ36を連設し、容器本体部12に被係止部37を設ける。
このため、容器本体部12に物品4を収容し、第一閉封フラップ31によって開口部14を閉封し、係止フラップ36を被係止部37に挿通させ、係止フラップ36と被係止部37を係合するだけで、第一閉封フラップ31が開封する方向へ移動するのを阻止して開口部14の閉封を強固に保持することができる。
また、第一閉封フラップ31に、開口部14を閉封する第一被覆部31aと、容器本体部12に被さる第二被覆部31bとを設け、被係止部37を容器本体部12に設ける。
このため、閉封状態における容器本体部12と閉封部13との隙間を少なくすることができる。
また、開口部14を閉封する第一被覆部31aに加えて、容器本体部12に被さる第二被覆部31bを設けることで、第一口縁部49から係止フラップ36までの間幅が広がる。このため、係止フラップ36の可動域を大きくすることができ、被係止部37に挿通させやすくなる。このため、特に包装用箱11のような薄型の包装用箱に適している。
また、開口部14は、第一口縁部49と対向する側に、壁板24の端縁で構成する第二口縁部51と、第一口縁部49に隣接する側に、壁板21、23の端縁で構成する第三口縁部48、50と、を有し、閉封部13は、第二口縁部51に連設される第二閉封フラップ33と、第三口縁部48、50に連設される第三閉封フラップ30、32と、を有し、第二閉封フラップ33の第二口縁部51と対向する側に、開口部14の閉封状態において、第一口縁部49を構成する壁板22の内面と第三閉封フラップ30、32との間隙に差し込まれる差込フラップ34を連設し、破断部38を、第一閉封フラップ31に設ける。
このため、破断部38を破断して開封した後に、再び第二閉封フラップ33で開口部14を閉封し、差込フラップ34を壁板22の内面と第三閉封フラップ30、32の端面との間隙に差し込んで、開口部14の閉封を保持することができる。このとき、破断部38は破断されているので、一旦開封された事実は視認容易である。
また、係止フラップ36を被係止部37に挿通した状態において、係止フラップ36の被係止部37と近接する側の端縁が係止端縁部36a、36bを構成し、係止端縁部36a、36bの端面が係止端面部36aa、36bbを構成し、被係止部37の係止端面部36aa、36bbと対向する側の端縁が被係止端縁部37a、37bを構成し、被係止端縁部37a、37bの端面が被係止端面部37aa、37bbを構成し、係止端面部36aa、36bbが被係止端面部37aa、37bbと接触して、係止フラップ36と被係止部37とが係合する。
このため、係止フラップ36と被係止部37との係合が強固となり、閉封部13が開封する方向への移動するのを阻止して、開口部14の閉封が保持される。
また、係止端面部に、第一係合状態において被係止端面部37aaと接触する第一係合接触部36aaaと、第一係合状態においては被係止端面部37aa、37bbと非接触であって、第二係合状態において被係止端面部37bbと接触する第二係合接触部36bbbと、を有する。
このため、第一係合状態及び第二係合状態において係止フラップ36と被係止部37との係合を継続することができ、閉封部13が開封する方向へ移動するのを阻止して開口部14の閉封状態が強固に保持される。
また、少なくとも被係止端面部37aaと接触する領域の係止端面部36aaの係止端縁部36a、及び被係止端面部37bbと接触する領域の係止端面部36bbの係止端縁部36bが、非直線形状である。
このため、係止フラップ36と被係止部37との係合により、閉封部13が開封する方向へ移動するのを阻止するだけでなく、その左右方向へ移動するのをも阻止して開口部14の閉封が強固に保持される。
また、少なくとも被係止端面部37aaと接触する領域の係止端面部36aaの係止端縁部36aが、第一口縁部49に対して傾斜している。
このため、係止フラップ36と被係止部37との係合により、閉封部13が開封する方向へ移動するのを阻止するだけでなく、その左右方向へ移動するのをも阻止して開口部14の閉封が強固に保持される。
[第二実施形態]
本考案の第二実施形態に係る包装用箱111について、図9から図12を用いて説明する。本実施形態において、第一実施形態と同様の部分については説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
包装用箱111は、図9に示す展開体2を組み立てて形成するものであり、第二被覆部31bを有しない点、破断部138を壁板21、22に設けている点、開口部14の他に開口部114を設けている点、閉封部13の他に閉封部113を設けている点が第一実施形態における包装用箱11と主には異なる。また、係止フラップ136の形状が第一実施形態における包装用箱11の係止フラップ36と異なる。
包装用箱111は、複数の壁板21、22、23、24が、開口部14、開口部114を有する容器本体部12を形成し、開口部14、開口部114を閉封部13、閉封部113が閉封するものである。
本実施形態においては閉封部13と閉封部113は同様の構成であるため、閉封部113についての詳細な説明は省略する。
まず、包装用箱111の構成について、図9に示す展開体2に従って説明する。
図9に示す展開体2は、包装箱111の外面となる側を紙面手前側として示している。
なお、本実施形態の説明の便宜上、図9においては展開体2の図示上側を上側とし、これと反対側を下側として説明する。
容器本体部12は、壁板21、22、23、24、及び接続板25からなる。
壁板22の上側の端縁は第一口縁部49を、壁板24の上側の端縁は第二口縁部51を、壁板21の上側の端縁は第三口縁部48を、壁板23の上側の端縁は第三口縁部50を構成して、組み立て完成状態における開口部14を形成する。第一口縁部49、第二口縁部51、第三口縁部48、50上には、折線を設けている。また、壁板22の下側の端縁は第一口縁部145を、壁板24の下側の端縁は第二口縁部147を、壁板21の下側の端縁は第三口縁部144を、壁板23の下側の端縁は第三口縁部146を構成して、組み立て完成状態における開口部114を形成する。第一口縁部145、第二口縁部147、第三口縁部144、146上には、折線を設けている。
壁板22から壁板21にかけては、略L字形状の切線が連続する2本の破断部138を形成している。2本の破断部138は壁板22上で平行し、壁板21上で右側に向かうに従って近づき、その先につまみ部138aを形成している。また、つまみ部138aと対向する側には、2本の破断線138を繋ぐ折線54を形成している。また、組み立て完成状態においてつまみ部138aと接続板25とが重なる部分には、つまみ部138aを差し込み可能に切線39を形成している。
閉封部13は、主に、第一閉封フラップ31、第二閉封フラップ33、第三閉封フラップ30、32からなる。第一閉封フラップ31は、包装用箱111の閉封状態において開口部14を被覆する第一被覆部31aを有する。
第一閉封フラップ31の上側には、後述する係止フラップ136が重ねて固定される重合部35を連続して形成している。
重合部35の上側には、折線52を介して係止フラップ136を連設している。係止フラップ136の上側の端縁は、下側に膨出する湾曲形状(非直線形状)の係止端縁部136aを形成している。係止端縁部136aの端面は係止端面部136aaを構成する。
また、第二閉封フラップ33には、被係止部137を形成している。被係止部137は、下側に膨出する湾曲形状の切線で形成している。被係止部137の上側の端縁は、被係止端縁部137aを形成している。被係止端縁部137aの端面は、被係止端面部137aaを構成する。被係止部137の上側には、係止フラップ136を挿通させやすくするためのスリットを略ハの字状に配置している。
また、第二閉封フラップ33の上側には、折線53を介して差込フラップ34を連設している。
閉封部113も同様の構成である。
次に、包装用箱111の組み立てについて図9、図10に従って説明する。
図10は、組み立て完成状態の包装用箱111の開口部114から物品4を収容する状態を示す斜視図である。
まず、容器本体部12の組み立てについて説明する。
容器本体部12は、夫々壁板を折線に沿って折り曲げて、切線39付近を除き壁板21の内面と接続板25の外面とを固定して筒状に形成する。この状態において、第一口縁部49、第二口縁部51、第三口縁部48、50は開口部14を形成する。また、第一口縁部145、第二口縁部147、第三口縁部144、第三口縁部146は開口部114を形成する。
次に、閉封部13の組み立てについて説明する。
閉封部13は、重合部35と係止フラップ136との間の折線52に沿って係止フラップ136を折り曲げ、重合部35の内面に重ねて固定する。本実施形態ではエマルジョン接着剤を用いて、係止フラップ136の係止端縁部136aが重合部35と密着するように固定している。
閉封部113についても、同様に組み立てる。
上記のように、容器本体部12、閉封部13、閉封部113を組み立てることで包装用箱111は組み立て完成状態となる。
次に、包装用箱111の閉封状態と閉封保持状態について、図10、図11に従って説明する。
図11は、包装用箱111に物品4を収容し、閉封した状態を示す斜視図である。
物品4を開口部14又は開口部114或いは両方の開口部から容器本体部12に収容した後、第一実施形態と同様に第三閉封フラップ30、32、第二閉封フラップ33を夫々折線に沿って折り曲げて開口部14側に被せ、差込フラップ34を第三閉封フラップ30、32の端面と壁板22の内面との間に差し込む。さらに、第一閉封フラップ31を折線に沿って折り曲げて、開口部14側に被せて閉封状態とする。そして、重合部35、及び重合部35の内面に重ねて固定された係止フラップ136を、第二閉封フラップ33に形成した被係止部137に差し込んで挿通させれば、係止フラップ136と被係止部137とが係合して閉封保持状態となる。
開口部114についても、同様に閉封して係止フラップ136と被係止部137とを係合することで閉封保持状態となる。
係止フラップ136と被係止部137は、係止端面部136aaが被係止端面部137aaと接触して係合している。
次に、包装用箱111の破断状態について、図12に従って説明する。
図12は、破断部138を破断して、物品4を取り出し可能とした状態の斜視図である。
物品4を取り出すには、つまみ部138aを手指でつまみ、上方へ引き上げて、破断部138を破断し、折線54を基軸として破断部138を回動させて取り出し口を形成すればよい。この状態において、包装用箱111は、収容された物品4を取り出し可能な破断状態となる。
物品4を取り出した後に再び閉封する場合には、破断部138によって壁板21、22と分離された部分を取り出し口に被せ、つまみ部138aを切線39に差し込めば、取り出し口の閉封状態が保持される。
本実施形態による包装用箱111は、開口部14、114を有し、開口部14、114から物品4を収容する容器本体部12と、開口部14、114を閉封する閉封部13、113と、を備える包装用箱111であって、重合部35と、重合部35に折線52を介して連設され、重合部35の内面に重ねて固定される係止フラップ136と、係止フラップ136が挿通して係合する被係止部137と、破断部138とを有し、開口部14、114から容器本体部12に物品4を収容し、閉封部13、113によって開口部14、114を閉封し、係止フラップ136を被係止部137に挿通して、係止フラップ136と被係止部137とを係合するとともに開口部14、114の閉封を保持し、物品4を容器本体部12から取り出す際には、破断部138を破断して取り出す。
このため、極めて簡単な構成でありながら、係止フラップ136と被係止部137との係合により、閉封部13、113が開封する方向へ移動するのを阻止して、物品4を収容した包装用箱111の閉封状態を強固に保持することができる。また、容器本体部12に収容された物品4を取り出す際には、破断部138を破断する必要があるため、物品4を収容して閉封した後に破断部138が破断されれば、開封された場合に、その視認が容易となる。
また、容器本体部12は、複数の壁板21、22、23、24を有し、開口部14,114は、壁板22の端縁で構成する第一口縁部49、145を有し、閉封部13,113は、複数の閉封フラップ30、31、32、33を有し、そのうちの一が第一口縁部49、145に連設される第一閉封フラップ31であり、第一閉封フラップ31の第一口縁部49、145と対向する側に、重合部35を連設し、重合部35に折線52を介して係止フラップ136を連設し、第二閉封フラップ33に、被係止部137を設ける。
このため、容器本体部12に物品4を収容し、第一閉封フラップ31によって開口部14、114を閉封し、係止フラップ136を被係止部137に挿通させ、係止フラップ136と被係止部137を係合するだけで、第一閉封フラップ31が開封する方向へ移動するのを阻止して開口部14、114の閉封を強固に保持することができる。
また、係止フラップ136を被係止部137に挿通した状態において、係止フラップ136の被係止部137と近接する側の端縁が係止端縁部136aを構成し、係止端縁部136aの端面が係止端面部136aaを構成し、被係止部137の係止端面部136aaと対向する側の端縁が被係止端縁部137aを構成し、被係止端縁部137aの端面が被係止端面部137aaを構成し、係止端面部136aaが被係止端面部137aaと接触して、係止フラップ136と被係止部137とが係合する。
このため、係止フラップ136と被係止部137との係合が強固となり、閉封部13、113が開封する方向へ移動するのを阻止して、開口部14、114の閉封が保持される。
また、少なくとも被係止端面部137aaと接触する領域の係止端面部136aaの係止端縁部136aが、非直線形状である。
このため、係止フラップ136と被係止部137との係合により、閉封部13、113が開封する方向へ移動するのを阻止するだけでなく、その左右方向へ移動するのをも阻止して開口部14の閉封が強固に保持される。
以上、本考案の第一実施形態、第二実施形態について説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、図13に示す包装用箱211のように、壁板24に重合部135を連設し、重合部135の内面に係止フラップ236を重ねて固定し、閉封部213に被係止部237を設けてもよい。なお、包装用箱211では、係止フラップ236の係止端縁部236aは直線形状に形成し、係止フラップ236を被係止部237に挿通した状態において、係止フラップ236の被係止部237と近接する側の端縁の係止端面部236aaは、被係止部237の係止端面部236aaと対向する側の被係止端縁部237cと接触して、係止フラップ236と被係止部237とが係合するとともに開口部14の閉封を保持する。
容器本体部12から収容した物品4を取り出す際には、破断部238を破断して取り出す。
また、本考案の係止フラップは、例えば第一実施形態では重合部35に折線52を介して連設されている(図1の展開体1における重合部35の上側に連設されている)が、重合部の内面に重ねて固定されるものであれば、いずれの端縁から連設されるものであってもよい。つまり、例えば重合部35の折線52を有する端縁以外の端縁(図1の展開体1における重合部35左右側)から連設して重ねられるものであっても、本考案の目的を達することができる。
1、2 展開体
4 物品
11、111、211 包装用箱
12 容器本体部
13、113、213 閉封部
14、114 開口部
21、22、23、24、26、27、28、29 壁板
25 接続板
30、32 第三閉封フラップ
31 第一閉封フラップ
31a 第一被覆部
31b 第二被覆部
33 第二閉封フラップ
34 差込フラップ
35、135 重合部
36、136、236 係止フラップ
36a、136a 係止端縁部
36aa、136aa、236aa 係止端面部
36aaa 第一係合接触部
36b 係止端縁部
36bb 係止端面部
36bbb 第二係合接触部
37、137 被係止部
37a、137a 被係止端縁部
37aa、137aa 被係止端面部
37b 被係止端縁部
37bb 被係止端面部
237c 被係止端縁部
38、138、238 破断部
39 切線
40、41、42、43、44、45、46、47、52、53、54 折線
48、50、144、146 第三口縁部
49、145 第一口縁部
51、147 第二口縁部
100 隙間
138a つまみ部

Claims (8)

  1. 開口部を有し、当該開口部から物品を収容する容器本体部と、
    前記開口部を閉封する閉封部と、を備える包装用箱であって、
    重合部と、
    前記重合部に折線を介して連設され、前記重合部の内面に重ねて固定される係止フラップと、
    前記係止フラップが挿通して係合する被係止部と、
    破断部と、を有し、
    前記開口部から前記容器本体部に物品を収容し、前記閉封部によって前記開口部を閉封し、前記係止フラップを前記被係止部に挿通して、前記係止フラップと前記被係止部とを係合するとともに前記開口部の閉封を保持し、前記物品を前記容器本体部から取り出す際には、前記破断部を破断して取り出すことを特徴とする包装用箱。
  2. 請求項1に記載の包装用箱であって、
    前記容器本体部は、複数の壁板を有し、
    前記開口部は、前記壁板の端縁で構成する第一口縁部を有し、
    前記閉封部は、複数の閉封フラップを有し、当該閉封フラップは、そのうちの一が前記第一口縁部に連設される第一閉封フラップであり、
    前記第一閉封フラップの前記第一口縁部と対向する側に、前記重合部を連設し、
    前記重合部に折線を介して前記係止フラップを連設し、
    前記容器本体部又は前記第一閉封フラップを除く前記閉封フラップに、前記被係止部を設けることを特徴とする包装用箱。
  3. 請求項2に記載の包装用箱であって、
    前記第一閉封フラップに、前記開口部を閉封する第一被覆部と、前記容器本体部に被さる第二被覆部と、を設け、
    前記被係止部を前記容器本体部に設けることを特徴とする包装用箱。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の包装用箱であって、
    前記開口部は、前記第一口縁部と対向する側に、前記壁板の端縁で構成する第二口縁部と、前記第一口縁部に隣接する側に、前記壁板の端縁で構成する第三口縁部と、を有し、
    前記閉封部は、前記第二口縁部に連設される第二閉封フラップと、前記第三口縁部に連設される第三閉封フラップと、を有し、
    前記第二閉封フラップの前記第二口縁部と対向する側に、前記開口部の閉封状態において、前記第一口縁部を構成する壁板の内面と前記第三閉封フラップとの間隙に差し込まれる差込フラップを連設し、
    前記破断部を、前記第一閉封フラップ又は/及び前記第一口縁部を構成する壁板であって、前記開口部の閉封状態において前記差込フラップと重なる領域の内側に設けることを特徴とする包装用箱。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の包装用箱であって、
    前記係止フラップを前記被係止部に挿通した状態において、前記係止フラップの前記被係止部と近接する側の端縁が係止端縁部を構成し、当該係止端縁部の端面が係止端面部を構成し、前記被係止部の前記係止端面部と対向する側の端縁が被係止端縁部を構成し、当該被係止端縁部の端面が被係止端面部を構成し、
    前記係止端面部が前記被係止端面部と接触して、前記係止フラップと前記被係止部とが係合することを特徴とする包装用箱。
  6. 請求項5に記載の包装用箱であって、
    前記係止端面部に、第一係合状態において前記被係止端面部と接触する第一係合接触部と、
    前記第一係合状態においては前記被係止端面部と非接触であって、第二係合状態において前記被係止端面部と接触する第二係合接触部と、を有することを特徴とする包装用箱。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の包装用箱であって、
    少なくとも前記被係止端面部と接触する領域の係止端面部の係止端縁部が、非直線形状であることを特徴とする包装用箱。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の包装用箱であって、
    少なくとも前記被係止端面部と接触する領域の係止端面部の係止端縁部が、前記第一口縁部に対して傾斜していることを特徴とする包装用箱。
JP2013007201U 2013-12-02 包装用箱 Expired - Lifetime JP3189143U (ja)

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