JP6547441B2 - シュート管の閉塞防止装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、石炭を燃料とするボイラ設備において、火炉に石炭を供給するシュート管の閉塞を防止するための装置及び方法に関する。
従来から石炭を燃料とするボイラ設備が知られている。このボイラ設備は、一般に、石炭バンカー、シュート管、給炭機、粉砕機及び火炉を備える。石炭バンカーは、例えば、サイロであり、燃料となる石炭が貯蔵される。石炭バンカーに貯蔵された石炭は、シュート管を通過して、給炭機に供給される。給炭機は、例えば、ベルトコンベアであり、シュート管から供給された石炭を粉砕機に投入する。粉砕機は、投入された石炭を微粉状に粉砕して、火炉に供給する。火炉は、6mm以下の石炭を供給して燃焼させる。
ここで、石炭は、貯蔵時の自然発火を防止するため、又は搬送時の発塵防止のため、ボイラ設備に供給される前の段階で散水されることがある。ボイラ設備に供給される石炭の含有水分が多くなると、石炭バンカーやシュート管の内壁面に石炭が付着してしまう。内壁面に付着した石炭が徐々に堆積すると、石炭供給経路が途中で閉塞してしまうことがある。
そこで、石炭の付着による閉塞防止手段を備えた石炭供給装置が提案されている。例えば、特開平10−61937号公報(特許文献1)には、監視カメラ、ハンマー及び検出・制御手段を備えた石炭供給装置が記載されている。監視カメラは、火炉から離れた給炭機の下流端に向けて設置され、石炭の搬送状況を撮像する。ハンマーは、石炭バンカーの下部に設けられ、石炭バンカーの壁部を打撃することが可能となっている。検出・制御手段は、監視カメラの画像データに基づいて、石炭の搬送の有無を検出する。検出・制御手段は、石炭の搬送の無を検出した場合に、ハンマーの動作信号を出力する。ハンマーは、検出・制御手段からの動作信号を受信して、石炭バンカーの壁部を打撃する。ハンマーは、石炭の詰まりが解消されるまで打撃を繰り返す。
特開平10−61937号公報
特許文献1の石炭供給装置では、火炉から離れた給炭機に監視カメラを設置していたので、監視カメラが、火炉からの放射熱を直接受けることはない。このため、特許文献1の石炭供給装置では、監視カメラを、給炭機の下流端から上流端の方向(すなわち、石炭の搬送方向)に向けて配置し、給炭機内を広範囲に撮像することができた。
しかし、火炉の投入口に石炭を供給するシュート管の閉塞を監視する場合には、特許文献1のように監視カメラを自由な向きに配置することはできない。なぜならば、火炉の投入口に石炭を供給するシュート管内は、火炉からの放射熱に曝されている。仮に、石炭の搬送方向(すなわち、火炉の方向)に向けて監視カメラを配置すれば、監視カメラが、火炉からの放射熱を直接受け、短時間で破損してしまう。一方、火炉からの放射熱を直接受けない向きで監視カメラを配置した場合は、監視カメラの撮像範囲が狭くなり、シュート管内における石炭の搬送の有無を正確に判別することができなくなる。
本発明は、上記の技術課題に鑑みてなされたものであり、火炉の放射熱から監視カメラを保護することができ、かつ火炉の投入口に石炭を供給するシュート管の閉塞を確実に防止することが可能なシュート管の閉塞防止装置及び方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のシュート管の閉塞防止装置は、石炭を燃料とするボイラ設備において、火炉に石炭を供給するシュート管の閉塞を防止するための装置であって、前記シュート管の側面に設置され、前記シュート管内を移動する石炭を、その移動方向と交差する方向から撮像する監視カメラと、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去するための石炭除去手段と、前記監視カメラから出力された画像データに基づいて、前記石炭除去手段の動作を制御する制御手段と、を含み、前記制御手段は、前記画像データに基づいて、前記シュート管内の明るさを数値化し、数値化した明るさと、あらかじめ定められた閾値とを比較して、前記石炭除去手段の動作を制御する構成となっている。
(2)好ましくは、上記(1)のシュート管の閉塞防止装置において、前記監視カメラが設置される前記シュート管は、上流端が上向き、下流端が下向きとなるように傾斜され、かつ下流端が前記火炉の投入口に接続されるようにするとよい。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)のシュート管の閉塞防止装置において、前記シュート管内を搬送される前記石炭が、6mm以下に破砕されるようにするとよい。
(4)好ましくは、上記(1)〜(3)のいずれかの一つのシュート管の閉塞防止装置において、前記石炭除去手段を、前記シュート管内の上流側から下流側に向けて圧縮空気を噴出させて、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去する構成にするとよい。
(5)好ましくは、上記(1)〜(3)のいずれかの一つのシュート管の閉塞防止装置において、前記石炭除去手段を、前記シュート管の壁部に衝撃を与えて、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去する構成にしてもよい。
(6)上記目的を達成するために、本発明のシュート管の閉塞防止方法は、石炭を燃料とするボイラ設備において、火炉に石炭を供給するシュート管の閉塞を防止するための方法であって、監視カメラを、前記シュート管の側面に設置すること、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去するための石炭除去手段を、前記シュート管に設置すること、前記監視カメラにより、前記シュート管内を移動する石炭を、その移動方向と交差する方向から撮像すること、制御手段により、前記監視カメラから出力された画像データに基づいて、前記石炭除去手段の動作を制御すること、を含み、前記制御手段は、前記画像データに基づいて、前記シュート管内の明るさを数値化し、数値化した明るさと、あらかじめ定められた閾値とを比較して、前記石炭除去手段の動作を制御するようにしてある。
本発明のシュート管の閉塞防止装置及び方法によれば、火炉の放射熱から監視カメラを保護することができ、かつ火炉の投入口に石炭を供給するシュート管の閉塞を確実に防止することが可能となる。これにより、ボイラ設備を安定的に運転することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシュート管の閉塞防止装置を備えたボイラ設備を示す概略図である。 図2は、上記閉塞防止装置を構成する制御手段の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係るシュート管の閉塞防止装置及び方法について、図面を参照しつつ説明する。
<ボイラ設備>
まず、本実施形態のシュート管の閉塞防止装置を備えたボイラ設備の概要について、図1を参照しつつ説明する。ボイラー設備1は、石炭供給装置10と火炉20とを含む。石炭供給装置10は、サイロ11、給炭機12、ロータリバルブ13、シュート管14を備えている。
サイロ11には、燃料となる石炭が貯蔵される。ここで、本実施形態のボイラ設備1の燃料となる石炭は、例えば、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭などの一般的な発電用のボイラ設備に使用されている石炭である。石炭は、火炉20の燃焼性を高めるために、6mm以下に破砕されたものが好ましい。また、本実施形態のボイラ設備1は、石炭だけでなく、石炭コークス、石油コークス、木屑、廃プラスチック等の固体燃料も適用することが可能であり、さらに、石炭と他の固体燃料との混合物も適用することができる。
サイロ11の出口は、給炭機12の入口に接続されている。給炭機12は、例えば、ベルトコンベアなどの給炭設備である。給炭機12は、サイロ11から供給される石炭をロータリバルブ13へ搬送する。ロータリバルブ13は、給炭機12から連続的に搬送される石炭を、一定量に分けてシュート管14に供給する。
シュート管14は、円管、四角管、平角管などの一般的な汎用管路を適用することできる。シュート管14は、ロータリバルブ13と火炉20の投入口21とを接続する。本実施形態のシュート管14は、火炉20の投入口21に向かって下向きに設置してある。すなわち、シュート管14は、石炭の入口となる上流端が上向き、石炭の出口となる下流端が下向きとなるように傾斜され、かつ下流端が火炉20の投入口21に接続されている。この構成により、ロータリバルブ13から定量供給された石炭は、重力によってシュート管14の下部内壁面に沿って滑り落ち、投入口21から火炉20内に投入される。
火炉20は、投入口21から火炉20内に投入された石炭を燃焼させる。本実施形態の火炉20としては、例えば、ストーカ式ボイラ、流動床ボイラなどに用いられているような、石炭を燃焼させる一般的な火炉を適用することができる。ボイラ設備の種類によって異なるが、石炭を燃焼させているときの火炉20内の温度は、概ね800〜1000℃の高温となる。
<シュート管の閉塞防止装置>
上述したように、ボイラ設備1に供給される石炭の含有水分が多くなると、シュート管14の内壁面に石炭が付着してしまう。内壁面に付着した石炭が徐々に堆積すると、シュート管14が途中で閉塞してしまい、火炉20への安定した石炭供給が妨げられる。
そこで、本実施形態の石炭供給装置10には、シュート管14の閉塞防止装置が設けられている。シュート管14の閉塞防止装置は、主として、監視カメラ31、石炭除去手段32、制御手段33によって構成されている。
<<監視カメラ>>
本実施形態の監視カメラ31は、シュート管14の側面の中央かつ上方に設置されている。この監視カメラ31は、シュート管14内を移動する石炭を、その移動方向(図1中の鎖線矢印を参照)と交差する方向から撮像する。本実施形態の監視カメラ31は、石炭が滑り落ちるシュート管14の下部内壁面の限られた範囲を連続的に撮像する。監視カメラ31は、第1に、シュート管14内の明るさを監視することを目的としており、第2に、その限られた視野の範囲内における石炭の移動状況を監視することを目的としている。
後に詳述するが、本実施形態の閉塞防止装置は、監視カメラ31の設置位置を基準にして、シュート管14の下流端側で生じた閉塞を、シュート管14内の明るさに基づいて検出する。上述したように、火炉20内は、概ね800〜1000℃の高温で石炭が燃焼しているため、火炉20で発生した放射光が、シュート管14内に入射される。シュート管14の内壁面は、火炉20の放射光によって照明される。このため、放射光の明るさは、監視カメラ31で撮像される画像の明るさに影響を与える。ボイラ設備1の通常運転時は、火炉20の温度が安定し、放射光の明るさはほぼ一定となる。一方、シュート管14の内壁面に石炭が堆積すると、シュート管14の見かけ上の断面積が減少し、放射光の一部が遮断される。仮に、シュート管14の下流端側で石炭の堆積が進むと、これに比例して、監視カメラ31で撮像される画像の明るさも低下する。すなわち、監視カメラ31で撮像される画像の明るさに基づいて、石炭の付着によるシュート管14の閉塞の度合いを推測することができる。
一方、本実施形態の閉塞防止装置は、監視カメラ31の設置位置を基準にして、シュート管14の上流端側で生じた閉塞を、シュート管14内における石炭の移動状況に基づいて検出する。すなわち、シュート管14の上流端側で石炭が堆積した場合は、火炉20の放射光に変化はない。このような場合は、監視カメラ31の限られた視野の範囲内における石炭の移動状況に基づいて、石炭の付着によるシュート管14の閉塞の度合いを推測することができる。
なお、図1の鎖線で示すように、監視カメラ31を、シュート管14の上流端に配置すれば、理論上は、シュート管14の上流端から下流端までを広範囲に撮像することができる。しかし、実際は、監視カメラ31が、火炉20からの放射熱を直接受け、短時間のうちに破損してしまう。そこで、本実施形態では、監視カメラ31を、シュート管14の側面に設置することで、火炉20の放射熱から監視カメラ31を保護している。この構成により、高温のシュート管14内の連続的な撮像が可能となる。さらに、監視カメラ31が上方からシュート管14内を撮像する構成としてあるので、シュート管14を移動する石炭が、火炉20の放射光の撮像の妨げにならない。
上述のとおり、監視カメラ31は、少なくとも撮像された画像に基づいて、シュート管14の明るさを検出することができるものであればよい。したがって、監視カメラ31は、カラー撮影が可能なものに限らず、モノクロ撮影しかできない構成であってもよい。好ましくは、シュート管14内における石炭の移動状況を検出するための解像度を備えた監視カメラ31がよい。
<<石炭除去手段>>
本実施形態の石炭除去手段32としては、例えば、圧縮空気を噴出するエアブラスト装置を適用することができる。本実施形態では、石炭除去手段32としてのエアブラスト装置を、シュート管14の上流端に設置してある。この構成により、エアブラスト装置の圧縮空気は、シュート管14内の上流側から下流側に向けて噴出される。この結果、シュート管14の上流端から下流端に亘り、内壁面に付着した石炭を圧縮空気によって吹き飛ばすことができる。また、圧縮空気によって吹き飛ばされた石炭は、傾斜するシュート管14に沿って滑り落ち、火炉20の投入口21に投入される。
なお、本実施形態の石炭除去手段32は、エアブラスト装置に限らず、例えば、シュート管41の壁部に衝撃を与えて、内壁面に付着した石炭を除去するエアノッカー、電磁ノッカーなどを適用してもよい。
<<制御手段>>
本実施形態の制御手段33としては、例えば、汎用のパーソナルコンピュータを適用することができる。制御手段33は、例えば、ボイラ設備1から離れた制御室2に設置されており、監視カメラ31及び石炭除去手段32のそれぞれに、有線又は無線で通信可能に接続されている。制御手段33には、監視カメラ31から出力された画像データを解析するためのソフトウェアがインストールされている。
制御手段33は、例えば、以下の処理を行って、監視カメラ31の画像データからシュート管14内の明るさを数値化する。制御手段33による明るさの数値化は、連続的に行われ、算出された数値は、図示しない記憶手段に記憶される。
明るさの数値化の方法として、例えば、監視カメラ31の画像データが、色の情報を含む場合、制御手段33は、色光の3原色(赤、緑、青)のうち一つの色の明るさを数値化してもよい。制御手段33は、監視カメラ31から出力された画像データのいずれか1原色(例えば、赤)の階調に基づいて、シュート管14内の明るさを数値化することができる。具体的に例示すると、監視カメラ31から出力された画像データが24ビットカラーである場合は、1原色あたり8ビット(256階調)が割り当てられる。制御手段33は、いずれか1原色の階調を判別することにより、シュート管14内の明るさを数値化する。階調は、色の濃淡の段階数であると同時に、明るさの段階数でもある。階調の数値は、明るさに比例する。したがって、監視カメラ31から出力された画像データのいずれか1原色の階調の数値が大きい程、シュート管14内は明るく、その閉塞度合が低いことを示す。逆に、階調の数値が小さい程、シュート管14内は暗く、その閉塞度合が高いことを示す。
制御手段33は、数値化したシュート管14内の明るさと、あらかじめ定められた閾値とを比較し、この比較結果に基づいて、石炭除去手段32の動作を制御する。制御手段33の具体的な制御処理については、後に詳述する。石炭除去手段32を動作させる基準となる閾値は、任意に設定することができる。但し、閾値の値は、シュート管14に堆積される石炭の量を左右する。すなわち、閾値が大きすぎると、石炭除去手段32が頻繁に動作されるようになり、シュート管14に堆積される石炭の量は少なくなる。逆に、閾値が小さすぎると、多量の石炭がシュート管14に堆積された場合に、石炭除去手段32が動作されるようになる。この結果、多量の石炭が一気に火炉20内に落下することになるので、ボイラ設備1の運転に与える影響に配慮しなければならない。
本実施形態では、制御手段33にディスプレイ34及びスピーカ35を接続してある。制御手段33は、監視カメラ31によって撮像されたシュート管14内の画像を、ディスプレイ34に表示させる。また、制御手段33は、シュート管14の閉塞防止に関する制御処理の状況や結果を、ディスプレイ34に表示させる。さらに、制御手段33は、シュート管14が石炭によって閉塞された場合や、閉塞のおそれがある場合に、スピーカ35から警報音を出力させて報知を行う。なお、制御手段33は、石炭除去手段32を動作させる場合に、スピーカ35から音声を出力させて報知を行うこととしてもよい。
<<閉塞防止の制御処理>>
以下、制御手段33によるシュート管14の閉塞防止の制御処理の具体例について、図2を参照しつつ説明する。
ステップS1において、制御手段33は、監視カメラ31の画像データに基づき、シュート管14内の明るさxを数値化する。次いで、ステップS2に進み、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値yよりも小さいか否かを判断する。
ステップS2において、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値yよりも大きいと判別した場合(NO)に、再びステップS1から処理を繰り返す。すなわち、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値yよりも大きいことは、火炉20からの放射光が石炭に遮られずに、シュート管14内に入射されていることを示しており、シュート管14の下流端側で石炭による閉塞は生じていない。この場合、制御手段33は、再びステップS1から処理を繰り返し、シュート管14内の明るさxを連続的に監視する。
一方、ステップS2において、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値yよりも小さいと判別した場合(YES)に、ステップS3に進む。ステップS3において、制御手段33は、石炭除去手段32に稼働指示の信号を送信し、石炭除去手段32を動作させる。これにより、石炭除去手段32からシュート管14内に圧縮空気が噴出される。すなわち、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値yよりも小さいことは、火炉20からの放射光が石炭に遮られていることを示しており、石炭除去手段32を動作させて、シュート管14の内壁面に堆積した石炭を除去する必要がある。
次いで、ステップS4に進み、制御手段33は、石炭除去手段32の動作回数zに「1」を加算し、この動作回数z+1を記憶する。その後、ステップS5に進み、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値y以上か否かを判断する。
ステップS5において、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値y以上であると判別した場合(YES)に、再びステップS1から処理を繰り返す。すなわち、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値y以上であることは、石炭除去手段32を動作させたことによって(ステップS3)、シュート管14の内壁面に堆積した石炭が除去されたことを示す。この場合、制御手段33は、再びステップS1から処理を繰り返し、シュート管14内の明るさxを連続的に監視する。
一方、ステップS5において、制御手段33は、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値y以上でないと判別した場合(NO)に、ステップS6に進み、石炭除去手段32の動作回数zが所定回数に達したか否かを判断する。
ステップS6において、制御手段33は、石炭除去手段32の動作回数zが所定回数に達していないと判別した場合(NO)に、ステップS3に戻り、石炭除去手段32を動作させる。その後、制御手段33は、動作回数zに「1」を加算した後(ステップS4)、シュート管14内の明るさxの数値が、あらかじめ定められた閾値y以上か否かを判断する(ステップS5)。すなわち、制御手段33は、ステップS3における石炭除去手段32の動作によって石炭が除去されない場合(ステップS5のNO)、石炭除去手段32の動作回数zが所定回数に達するまで(ステップS6のYES)、繰り返しステップS3に戻り、石炭除去手段32を動作させる。
一方、ステップS6において、制御手段33は、石炭除去手段32の動作回数zが所定回数に達したと判別した場合(YES)に、ステップS7に進み、シュート管14に閉塞が生じたことを報知する。この報知は、ディスプレイ34の表示、スピーカ35からの警報音の出力によって行われる。ステップS8において、制御手段33は、作業員による報知の解除がされない限り(NO)、ステップS7の報知を継続する。一方、ステップS8の報知の解除がなされた場合(YES)、制御手段33は、再びステップS1から処理を繰り返し、シュート管14内の明るさxを連続的に監視する。
<作用効果>
上述した本実施形態のシュート管14の閉塞防止装置及び方法によれば、火炉20の放射熱から監視カメラ31を保護することができ、かつ火炉20の投入口21に石炭を供給するシュート管14の閉塞を確実に防止することが可能となる。また、シュート管14の内壁面から除去された石炭は、火炉20の投入口21に落下される。これにより、ボイラ設備1を安定的に運転することができる。
1 ボイラー設備
2 制御室
10 石炭供給装置
11 サイロ
12 給炭機
13 ロータリバルブ
14 シュート管
20 火炉
21 投入口
31 監視カメラ
32 石炭除去手段
33 制御手段
34 ディスプレイ
35 スピーカ

Claims (6)

  1. 石炭を燃料とするボイラ設備において、火炉に石炭を供給するシュート管の閉塞を防止するための装置であって、
    前記シュート管の側面に設置され、前記シュート管内を移動する石炭を、その移動方向と交差する方向から撮像する監視カメラと、
    前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去するための石炭除去手段と、
    前記監視カメラから出力された画像データに基づいて、前記石炭除去手段の動作を制御する制御手段と、を含み、
    前記制御手段は、前記画像データに基づいて、前記シュート管内の明るさを数値化し、数値化した明るさと、あらかじめ定められた閾値とを比較して、前記石炭除去手段の動作を制御する、ことを特徴とするシュート管の閉塞防止装置。
  2. 前記監視カメラが設置される前記シュート管は、上流端が上向き、下流端が下向きとなるように傾斜され、かつ下流端が前記火炉の投入口に接続される請求項1に記載のシュート管の閉塞防止装置。
  3. 前記シュート管内を搬送される前記石炭が、6mm以下に破砕される請求項1又は2に記載のシュート管の閉塞防止装置。
  4. 前記石炭除去手段が、前記シュート管内の上流側から下流側に向けて圧縮空気を噴出させて、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去する構成である請求項1〜3のいずれか1項に記載のシュート管の閉塞防止装置。
  5. 前記石炭除去手段が、前記シュート管の壁部に衝撃を与えて、前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去する構成である請求項1〜3のいずれか1項に記載のシュート管の閉塞防止装置。
  6. 石炭を燃料とするボイラ設備において、火炉に石炭を供給するシュート管の閉塞を防止するための方法であって、
    監視カメラを、前記シュート管の側面に設置すること、
    前記シュート管の内壁面に付着した石炭を除去するための石炭除去手段を、前記シュート管に設置すること、
    前記監視カメラにより、前記シュート管内を移動する石炭を、その移動方向と交差する方向から撮像すること、
    制御手段により、前記監視カメラから出力された画像データに基づいて、前記石炭除去手段の動作を制御すること、を含み、
    前記制御手段は、前記画像データに基づいて、前記シュート管内の明るさを数値化し、数値化した明るさと、あらかじめ定められた閾値とを比較して、前記石炭除去手段の動作を制御する、ことを特徴とするシュート管の閉塞防止方法。
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