JPH1061937A - ボイラ石炭供給設備 - Google Patents

ボイラ石炭供給設備

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JPH1061937A
JPH1061937A JP21851696A JP21851696A JPH1061937A JP H1061937 A JPH1061937 A JP H1061937A JP 21851696 A JP21851696 A JP 21851696A JP 21851696 A JP21851696 A JP 21851696A JP H1061937 A JPH1061937 A JP H1061937A
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JP
Japan
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coal
boiler
signal
hammer
feeder
Prior art date
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Withdrawn
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JP21851696A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Yamada
哲宏 山田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラの燃料切れに対する信頼性の向上を図
る。 【解決手段】 石炭バンカー2、コンベア式給炭機3、
および粉砕機5を有するボイラ石炭供給設備において、
給炭機のコンベア後流端部に向けられた監視カメラ2
1、石炭バンカー下部に設けられるハンマー11、ボイ
ラに設けられる補助燃焼バーナ23、監視カメラの信号
を受け石炭の搬送の有無を検出し、無のとき警報信号を
出力するとともにハンマーおよび補助燃焼バーナへ作動
信号を送る検出・制御装置2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭を燃料とする
蒸気ボイラ設備であって、燃料用石炭を石炭バンカーか
ら払出し粉砕機へ搬送するボイラ石炭供給設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の設備を図5に示す。粗粉砕機1、
シュート部13に検出器9をもつ石炭バンカー2、ベル
トコンベア4式の給炭機3、粉砕機5を順次経てボイラ
7の石炭バーナ8へつながれている。
【0003】以上において、粗粉砕機1によって1次粉
砕された粗粒石炭12が石炭バンカー2に貯蔵されると
共に、シュート部13を通り所定量が給炭機3へ供給さ
れる。供給された粗粒石炭12はベルトコンベア4に乗
って搬送され、粉砕機5の回転テーブル6上へ投入され
ると、回転テーブル6とローラ間の圧砕によって微粉砕
される。そして、微粉状になった石炭は供給管10を通
り空気搬送され、ボイラ7の石炭バーナ8へ供給されて
燃焼する。
【0004】ボイラ負荷に対応して燃焼量を増減させる
ためには、給炭機3が繰り出す石炭量を調整する必要が
ある。このため燃焼用石炭の供給量は、ベルトコンベア
4の繰出し速度に応じて増減されるもので、この速度が
速くなれば供給される石炭量が多くなり、速度が遅くな
れば石炭量が少なくなるように供給量が調整されて粉砕
機5へ投入される。その後微粉砕され微粉状になった石
炭はバーナ8へ供給され燃焼される。
【0005】石炭バンカー2のシュート部13は、口径
が小さく絞られており、この部分で粗粒石炭12が詰ま
り易いため、給炭機3へ供給される粗粒石炭12の供給
状態を検出する検出器9が取付けられ、この検出器9に
よって石炭が通過しているかどうかを検知している。す
なわち、石炭の詰まりが発生したかどうかを検知し、詰
まりが発生した場合には、シュート部13の石炭の移動
がなくなり、ボイラへの燃料供給が停止してしまうとい
う状況が発生するので、石炭バンカー2の壁面をハンマ
ー11で衝撃を与えることにより、石炭の詰まりを解消
させている。
【0006】検出器9は、例えば静電容量式検出器又
は、音響式検出器が使用されているが、上記のような従
来のボイラへの石炭供給設備では、シュート部13の石
炭の詰まり状態が適正に検出されない場合があり、石炭
の存在が誤認されるという問題が起こっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ボイラへの石炭供給設備では、石炭バンカーのシュート
部に、石炭の通過状態を検知する検出器を取付けている
が、石炭の詰まりを検出する精度が悪く、石炭の存在が
誤認されるという問題があった。
【0008】すなわち、上記静電容量式検出器では、シ
ュート部分の石炭の存在しか検出できず、検出端子の部
分に石炭が固着していれば石炭の詰まりは発生していな
いものとして検出され、誤認される危険性があった。
【0009】また、上記音響式検出器では、石炭がシュ
ート部分を通過する音をマイクロホンで収集するので、
ある音圧レベル以上が測定されれば、シュート部分に石
炭の移動があり、石炭の詰まりは発生していないものと
して検出され、誤認される場合があった。さらに、シュ
ート部分以外から伝播する音圧、例えば、他の補機が発
生する騒音等の音圧を拾い石炭の移動があるものと検出
される欠点があった。
【0010】本発明は、これらの問題点を解消し、燃料
用石炭を安定して供給できる、ボイラ石炭供給設備を提
供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。 (1) 石炭バンカー、コンベア式の給炭機および粉砕
機を有するボイラ石炭供給設備において、上記給炭機の
コンベア後流端部に向けられた監視カメラと、上記石炭
バンカー下部に設けられるハンマーと、ボイラに設けら
れる補助燃焼バーナと、上記監視カメラの信号を受け上
記石炭の搬送の有無を検出し、無のとき警報信号を出力
するとともに上記ハンマーおよび補助燃焼バーナへ作動
信号を送る検出・制御手段とを設ける。
以上において、監視カ
メラは石炭の搬送状況を撮像し検出・制御手段へ影像信
号を送る。
【0012】万一、石炭バンカー出口部等で詰った場
合、石炭はコンベアで搬送されなくなる。検出・制御手
段は、この状況の影像信号を受け、石炭搬送の有無を検
出する。この場合、無が検出される。そして警報信号が
出力されるとともにハンマーと補助燃焼バーナへ作動信
号が送られる。ハンマーと補助燃焼バーナは作動信号を
受け作動する。したがって、ボイラは燃焼切れを生じる
ことなく補助燃焼バーナにより加熱される。また石炭バ
ンカーは詰りが解除されるまでハンマーで打たれる。
【0013】このようにして、ボイラは石炭詰りにより
燃焼切れを生じることなく、維持されるとともに早急に
自動的に復旧される。 (2) 複数系統の石炭バンカー、コンベア式の給炭機
および粉砕機を有するボイラ石炭供給設備において、上
記給炭機のコンベア後流端部に向けられた監視カメラ
と、上記石炭バンカー下部に設けられるハンマーと、上
記監視カメラの信号を受け、石炭搬送の有無を検出し、
少くとも1つの系統が無のとき、警報信号を出力し、そ
の系統の上記ハンマーへ作動信号を送るとともにその系
統以外の給炭機へ増量信号を送る検出・制御手段とを備
えてなることを特徴とする石炭供給設備。
【0014】以上において検出・制御手段は各監視カメ
ラからの石炭の搬送状況を撮像した影像信号を受け、石
炭搬送の有無を検出する。そして少くとも一系統が無の
とき、警報信号を出力するとともにその系統のハンマー
へ作動信号を送る。さらにその系統以外の有の系統の給
炭機へ増量信号を送る。その系統以外の正常な系統の給
炭機のコンベアは増量信号に応じて増速し、搬送量を増
加して、詰り系統の分を補足してボイラへ送る。異常系
統のハンマーは詰りが解除されるまで作動する。
【0015】このようにして、ボイラは一部の系統に詰
りが生じても、正常に給炭されるとともに、詰り系統も
早急に自動的に復旧される。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1)本発明1の実施の一形態を図1〜図3により説明
する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつ
け説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
【0017】図1にて、給炭機3のベルトコンベア4の
後流方向のケーシングにのぞき窓14を設ける。のぞき
窓を介して、コンベア4の後流端部に向け監視カメラ2
1を設ける。またボイラ7に補助ボイラ23を設ける。
【0018】検出・制御装置22は監視カメラ21から
の出力を受け、補助ボイラ23、ハンマー11、および
アラームへ出力する。これらのブロック図を図2に示
す。
【0019】以上において、監視カメラ21はコンベア
4の後流端部の石炭の搬送状況を図3に示すように撮像
し、検出・制御装置22へ影像信号を送る。図中26は
画像エリア、25はセンサエリアである。
【0020】万一、石炭バンカー2の出口部シュート部
13で詰った場合、石炭はコンベア4で搬送されなくな
る。検出・制御装置22は、この状況の影像信号を受
け、画像認識処理し、石炭の石炭搬送の有無を検出す
る。この場合、無が検出される。そして警報信号がアラ
ーム24へ出力されるとともにハンマー11と補助燃焼
バーナ23へ作動信号が送られる。アラーム24は運転
員に警報を発する。ハンマーと補助燃焼バーナ23は作
動信号を受け作動する。すなわち補助燃焼バーナ23は
重油、軽油等を燃料として燃焼する。したがって、ボイ
ラ7は燃焼切れを生じることなく補助燃焼バーナ23に
より加熱される。また石炭バンカー2は詰りが解除され
るまでハンマー11で打たれる。
【0021】このようにして、ボイラ7は石炭詰りによ
り燃焼切れを生じることなく、維持されるとともに早急
に自動的に復旧される。
【0022】(2)本発明2の実施の一形態を図4によ
り説明する。本形態は石炭バンカー2,2a、給炭機
3,3a、粉砕機5,5aが2系列配置された場合を示
す。前記同様、各系列の給炭機3と3aにそれぞれ監視
カメラ21と21a、および石炭バンカー2と2aにハ
ンマー11と11aが設けられる。
【0023】検出・制御装置22aは監視カメラ21,
21aの出力を受け、その出力をアラーム24、各給炭
機3,3a、およびハンマー11,11aへ送る。
【0024】以上において検出・制御装置22aは各監
視カメラ21,21aからの石炭の搬送状況を撮像した
影像信号を受け、石炭搬送の有無を検出する。そして例
えば石炭バンカー2が詰ったとき、すなわち石炭バンカ
ー2の系統が無のとき、警報信号をアラーム24へ出力
するとともに、その系統のハンマー11へ作動信号を送
る。さらに石炭バンカー2aの系統の給炭機3aへ増量
信号を送る。正常系統の給炭機3aのコンベアは増量信
号に応じて増速し、搬送量を増加して、詰り系統の分を
補足してボイラ7へ送る。また異常系統のハンマー11
は詰りが解除されるまで作動する。
【0025】このようにして、ボイラ7は石炭バンカー
2の系統に詰りが生じても、正常に給炭されるととも
に、詰り系統も早急に自動的に復旧される。
【0026】
【発明の作用・効果】以上に説明したように本発明によ
れば、ボイラの燃料切れがなくなり、信頼性が大幅に向
上する。また給炭機部の詰りが、確実に検出され、運転
員に知らされるとともに、ハンマー作動により自動的に
早急に解除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1の実施の一形態の系統図である。
【図2】同一形態のブロック図である。
【図3】同一形態の作用説明図である。
【図4】本発明2の実施の一形態のブロック図である。
【図5】従来の石炭供給設備の系統図である。
【符号の説明】
1 粗粉砕機 2,2a 石炭バンカー 3,3a 給炭機 4 ベルトコンベア 5,5a 粉砕機 6 回転テーブル 7 ボイラ 8 バーナ 11,11a ハンマー 12 粗粒石炭 13 シュート部 14 のぞき窓 21,21a 監視カメラ 22,22a 検出・制御装置 23 補助燃焼バーナ 24 アラーム 25 センサエリア 26 画像エリア 27 モニターTV

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭バンカー、コンベア式の給炭機およ
    び粉砕機を有するボイラ石炭供給設備において、上記給
    炭機のコンベア後流端部に向けられた監視カメラと、上
    記石炭バンカー下部に設けられるハンマーと、ボイラに
    設けられる補助燃焼バーナと、上記監視カメラの信号を
    受け上記石炭の搬送の有無を検出し、無のとき警報信号
    を出力するとともに上記ハンマーおよび補助燃焼バーナ
    へ作動信号を送る検出・制御手段とを備えてなることを
    特徴とするボイラ石炭供給設備。
  2. 【請求項2】 複数系統の石炭バンカー、コンベア式の
    給炭機および粉砕機を有するボイラ石炭供給設備におい
    て、上記給炭機のコンベア後流端部に向けられた監視カ
    メラと、上記石炭バンカー下部に設けられるハンマー
    と、上記監視カメラの信号を受け、石炭搬送の有無を検
    出し、少くとも1つの系統が無のとき、警報信号を出力
    し、その系統の上記ハンマーへ作動信号を送るとともに
    その系統以外の給炭機へ増量信号を送る検出・制御手段
    とを備えてなることを特徴とするボイラ石炭供給設備。
JP21851696A 1996-08-20 1996-08-20 ボイラ石炭供給設備 Withdrawn JPH1061937A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104482559A (zh) * 2014-12-24 2015-04-01 益阳海利宏竹业有限公司 一种锅炉燃料自动输送装置
JP2017009194A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 宇部興産株式会社 シュート管の閉塞防止装置及び方法
CN110239971A (zh) * 2019-06-28 2019-09-17 中国联合工程有限公司 一种大型燃煤锅炉群的输煤配仓系统

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Effective date: 20031104