JPH1089666A - 微粉炭ミル - Google Patents
微粉炭ミルInfo
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- JPH1089666A JPH1089666A JP23806096A JP23806096A JPH1089666A JP H1089666 A JPH1089666 A JP H1089666A JP 23806096 A JP23806096 A JP 23806096A JP 23806096 A JP23806096 A JP 23806096A JP H1089666 A JPH1089666 A JP H1089666A
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- differential pressure
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- crushing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 即座に原炭入口管の詰まりを検出し得るよう
にする。 【解決手段】 差圧検出器49からの差圧と電流計51
からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流しきい
値57を下回り、更に、ミル運転中信号54によって運
転停止中と運転開始直後でないことの全てが確認された
ら、演算装置59は、閉塞検知信号58を発生するよう
にしている。
にする。 【解決手段】 差圧検出器49からの差圧と電流計51
からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流しきい
値57を下回り、更に、ミル運転中信号54によって運
転停止中と運転開始直後でないことの全てが確認された
ら、演算装置59は、閉塞検知信号58を発生するよう
にしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粉炭ミルに関す
るものである。より詳しくは、即座に原炭入口管の詰ま
りを検出し得るようにした微粉炭ミルに関するものであ
る。
るものである。より詳しくは、即座に原炭入口管の詰ま
りを検出し得るようにした微粉炭ミルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、石炭焚ボイラでは、石炭を微粉
砕して成る微粉炭を燃料としてバーナへ供給し燃焼させ
るようにしている。
砕して成る微粉炭を燃料としてバーナへ供給し燃焼させ
るようにしている。
【0003】そして、石炭を微粉砕するのに、従来より
微粉炭ミルが使用されている。
微粉炭ミルが使用されている。
【0004】該微粉炭ミルは、図4に示すようなもので
あり、先ず、ほぼ円筒形をしたミル本体ケーシング1内
に形成される粉砕室2の下部に、粉砕モータ3及び減速
機4を介して回転駆動される粉砕テーブル5と、該粉砕
テーブル5上面に形成されたリング状の凹溝部6に対し
て押圧される3個1組の粉砕ローラ7(図4では2個の
み示している)とを設け、粉砕機構8を構成する。
あり、先ず、ほぼ円筒形をしたミル本体ケーシング1内
に形成される粉砕室2の下部に、粉砕モータ3及び減速
機4を介して回転駆動される粉砕テーブル5と、該粉砕
テーブル5上面に形成されたリング状の凹溝部6に対し
て押圧される3個1組の粉砕ローラ7(図4では2個の
み示している)とを設け、粉砕機構8を構成する。
【0005】前記ミル本体ケーシング1の外部上方に、
図示しないバンカに貯留された原炭9を搬送するための
コンベア式の給炭機10を配設し、該給炭機10の出側
に連結され垂直下方へ延びる原炭入口管11を、前記ミ
ル本体ケーシング1の軸心位置に貫挿すると共に、原炭
入口管11におけるミル本体ケーシング1上部位置の外
周に、粉砕機構8で粉砕された原炭9から微粉炭12と
粗粉炭13とを分級する分級機14を設ける。
図示しないバンカに貯留された原炭9を搬送するための
コンベア式の給炭機10を配設し、該給炭機10の出側
に連結され垂直下方へ延びる原炭入口管11を、前記ミ
ル本体ケーシング1の軸心位置に貫挿すると共に、原炭
入口管11におけるミル本体ケーシング1上部位置の外
周に、粉砕機構8で粉砕された原炭9から微粉炭12と
粗粉炭13とを分級する分級機14を設ける。
【0006】更に、ミル本体ケーシング1の粉砕室2の
下部に、一次空気室15を形成し、一次空気室15と粉
砕室2との間に、粉砕テーブル5で微粉砕された原炭9
を一次空気16によって上方の分級機14へと吹上げさ
せる一次空気ポート17を設ける。
下部に、一次空気室15を形成し、一次空気室15と粉
砕室2との間に、粉砕テーブル5で微粉砕された原炭9
を一次空気16によって上方の分級機14へと吹上げさ
せる一次空気ポート17を設ける。
【0007】尚、図中、18は分級機14の外周に形成
された原炭入口スリット部分に取付けられた旋回力付与
用ベーン、19は分級機14の下部に形成された粗粉出
口、20は分級機14の上部に形成された微粉出口、2
1は分級機14内部に配設された微粉炭12と粗粉炭1
3とを分級するための分級胴である。
された原炭入口スリット部分に取付けられた旋回力付与
用ベーン、19は分級機14の下部に形成された粗粉出
口、20は分級機14の上部に形成された微粉出口、2
1は分級機14内部に配設された微粉炭12と粗粉炭1
3とを分級するための分級胴である。
【0008】上記微粉炭ミルでは、図示しないバンカ内
に貯留された原炭9が、給炭機10のコンベアにより搬
送され、原炭入口管11を落下されて、ミル本体ケーシ
ング1の軸心位置に設けられた粉砕テーブル5上面に供
給される。
に貯留された原炭9が、給炭機10のコンベアにより搬
送され、原炭入口管11を落下されて、ミル本体ケーシ
ング1の軸心位置に設けられた粉砕テーブル5上面に供
給される。
【0009】そして、粉砕テーブル5は、粉砕モータ3
及び減速機4を介して回転駆動されており、粉砕テーブ
ル5上面のリング状をした凹溝部6に対して押圧される
3個1組の粉砕ローラ7によって落下された原炭9が微
粉砕される。
及び減速機4を介して回転駆動されており、粉砕テーブ
ル5上面のリング状をした凹溝部6に対して押圧される
3個1組の粉砕ローラ7によって落下された原炭9が微
粉砕される。
【0010】微粉砕された原炭9は、一次空気ポート1
7から吹込まれる一次空気16によって乾燥されると共
に、ミル本体ケーシング1内を上方へと吹上げられる。
7から吹込まれる一次空気16によって乾燥されると共
に、ミル本体ケーシング1内を上方へと吹上げられる。
【0011】ミル本体ケーシング1の上方へ吹上げられ
た原炭9は分級機14へ入り、分級機14で分級され
て、軽い微粉炭12は分級機14の上部に形成された微
粉出口20から外部へ取り出され、重い粗粉炭13は分
級機14の下部に形成された粗粉出口19から粉砕テー
ブル5上へ落下され、再び微粉砕される。
た原炭9は分級機14へ入り、分級機14で分級され
て、軽い微粉炭12は分級機14の上部に形成された微
粉出口20から外部へ取り出され、重い粗粉炭13は分
級機14の下部に形成された粗粉出口19から粉砕テー
ブル5上へ落下され、再び微粉砕される。
【0012】そして、バンカからの原炭9が原炭入口管
11を落下してミル本体ケーシング1内へ供給される際
に、原炭9の粘度が高いとか原炭9が水分を含んでいる
などの理由によって、原炭入口管11が閉塞を起こすこ
とがあるが、従来は、原炭入口管11の上部にパドル2
2とリミットスイッチ23を設けて、原炭入口管11内
が詰まった原炭9でいっぱいになって原炭入口管11上
端に設けたパドル22をたたいた時に、リミットスイッ
チ23がONになって原炭入口管11が閉塞を起こした
ことを検知できるようにしている。
11を落下してミル本体ケーシング1内へ供給される際
に、原炭9の粘度が高いとか原炭9が水分を含んでいる
などの理由によって、原炭入口管11が閉塞を起こすこ
とがあるが、従来は、原炭入口管11の上部にパドル2
2とリミットスイッチ23を設けて、原炭入口管11内
が詰まった原炭9でいっぱいになって原炭入口管11上
端に設けたパドル22をたたいた時に、リミットスイッ
チ23がONになって原炭入口管11が閉塞を起こした
ことを検知できるようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の微粉炭ミルには、以下のような問題があった。
来の微粉炭ミルには、以下のような問題があった。
【0014】即ち、原炭入口管11の閉塞を検知するの
に、原炭入口管11の上部にパドル22とリミットスイ
ッチ23を設けるようにしていたので、原炭入口管11
内が詰まった原炭9でいっぱいになって原炭入口管11
上端に設けたパドル22をたたくまで原炭入口管11の
閉塞を検知することができず、検出にタイムロスがあっ
た。
に、原炭入口管11の上部にパドル22とリミットスイ
ッチ23を設けるようにしていたので、原炭入口管11
内が詰まった原炭9でいっぱいになって原炭入口管11
上端に設けたパドル22をたたくまで原炭入口管11の
閉塞を検知することができず、検出にタイムロスがあっ
た。
【0015】本発明は、上述の実情に鑑み、即座に原炭
入口管の詰まりを検出し得るようにした微粉炭ミルを提
供することを目的とするものである。
入口管の詰まりを検出し得るようにした微粉炭ミルを提
供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミル本体ケー
シング24における粉砕機構31と分級機37が設けら
れた粉砕室25と、粉砕室25へ下方から一次空気39
を送る一次空気室38との間の差圧を検出する差圧検出
器49を設けると共に、粉砕機構31の粉砕テーブル2
8を駆動する粉砕モータ26の電流値を検出する電流計
51を設け、差圧検出器49からの差圧信号52と、電
流計51からの電流検出信号53が、共に入力設定装置
55からの差圧しきい値56と電流しきい値57を下回
り、且つ、外部からのミル運転中信号54が入力されて
いる時に、閉塞検知信号58を発生する演算装置59を
設けたことを特徴とする微粉炭ミルにかかるものであ
る。
シング24における粉砕機構31と分級機37が設けら
れた粉砕室25と、粉砕室25へ下方から一次空気39
を送る一次空気室38との間の差圧を検出する差圧検出
器49を設けると共に、粉砕機構31の粉砕テーブル2
8を駆動する粉砕モータ26の電流値を検出する電流計
51を設け、差圧検出器49からの差圧信号52と、電
流計51からの電流検出信号53が、共に入力設定装置
55からの差圧しきい値56と電流しきい値57を下回
り、且つ、外部からのミル運転中信号54が入力されて
いる時に、閉塞検知信号58を発生する演算装置59を
設けたことを特徴とする微粉炭ミルにかかるものであ
る。
【0017】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0018】粉砕室25と一次空気室38にそれぞれ取
付けられた圧力計45,46を用いて粉砕室25と一次
空気室38の圧力を検出し、検出した圧力検出信号4
7,48の差圧を差圧検出器49で取り、差圧信号52
を演算装置59へ送らせるようにする。
付けられた圧力計45,46を用いて粉砕室25と一次
空気室38の圧力を検出し、検出した圧力検出信号4
7,48の差圧を差圧検出器49で取り、差圧信号52
を演算装置59へ送らせるようにする。
【0019】又、粉砕モータ26の電源装置50に取付
けた、電流計51で、粉砕モータ26へ印加されている
電流値を求め、電流検出信号53を演算装置59へ送ら
せるようにする。
けた、電流計51で、粉砕モータ26へ印加されている
電流値を求め、電流検出信号53を演算装置59へ送ら
せるようにする。
【0020】すると、演算装置59は、差圧検出器49
からの差圧信号52と、入力設定装置55からの差圧し
きい値56とを比較する。
からの差圧信号52と、入力設定装置55からの差圧し
きい値56とを比較する。
【0021】そして、差圧信号52が差圧しきい値56
を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推定す
る。
を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推定す
る。
【0022】同時に、演算装置59は、電流計51から
の電流検出信号53と、入力設定装置55からの電流し
きい値57とを比較する。
の電流検出信号53と、入力設定装置55からの電流し
きい値57とを比較する。
【0023】そして、電流検出信号53が電流しきい値
57を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推
定する。
57を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推
定する。
【0024】更に、運転停止中と運転開始直後に差圧や
電流値が小さくなることがあるので、演算装置59は、
外部からのミル運転中信号54を入力して、運転停止中
と運転開始直後でないことを確認する。
電流値が小さくなることがあるので、演算装置59は、
外部からのミル運転中信号54を入力して、運転停止中
と運転開始直後でないことを確認する。
【0025】以上、差圧検出器49からの差圧と電流計
51からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流し
きい値57を下回り、更に、ミル運転中信号54により
運転停止中と運転開始直後でないことの全てが確認され
たら、演算装置59は、閉塞検知信号58を発生する。
51からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流し
きい値57を下回り、更に、ミル運転中信号54により
運転停止中と運転開始直後でないことの全てが確認され
たら、演算装置59は、閉塞検知信号58を発生する。
【0026】これにより、極く短時間のうちに原炭入口
管34の閉塞を検知することができるようになる。
管34の閉塞を検知することができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0028】図1〜図3は、本発明の実施の形態の一例
である。
である。
【0029】先ず、ほぼ円筒形をしたミル本体ケーシン
グ24内に形成される粉砕室25の下部に、粉砕モータ
26及び減速機27を介して回転駆動される粉砕テーブ
ル28と、該粉砕テーブル28上面に形成されたリング
状の凹溝部29に対して押圧される3個1組の粉砕ロー
ラ30(図1では2個のみ示している)とを設け、粉砕
機構31を構成する。
グ24内に形成される粉砕室25の下部に、粉砕モータ
26及び減速機27を介して回転駆動される粉砕テーブ
ル28と、該粉砕テーブル28上面に形成されたリング
状の凹溝部29に対して押圧される3個1組の粉砕ロー
ラ30(図1では2個のみ示している)とを設け、粉砕
機構31を構成する。
【0030】前記ミル本体ケーシング24の外部上方
に、図示しないバンカに貯留された原炭32を搬送する
ためのコンベア式の給炭機33を配設し、該給炭機33
の出側に連結され垂直下方へ延びる原炭入口管34を、
前記ミル本体ケーシング24の軸心位置に貫挿すると共
に、原炭入口管34におけるミル本体ケーシング24上
部位置の外周に、粉砕機構31で粉砕された原炭32か
ら微粉炭35と粗粉炭36とを分級する分級機37を設
ける。
に、図示しないバンカに貯留された原炭32を搬送する
ためのコンベア式の給炭機33を配設し、該給炭機33
の出側に連結され垂直下方へ延びる原炭入口管34を、
前記ミル本体ケーシング24の軸心位置に貫挿すると共
に、原炭入口管34におけるミル本体ケーシング24上
部位置の外周に、粉砕機構31で粉砕された原炭32か
ら微粉炭35と粗粉炭36とを分級する分級機37を設
ける。
【0031】更に、ミル本体ケーシング24の粉砕室2
5の下部に、一次空気室38を形成し、一次空気室38
と粉砕室25との間に、粉砕テーブル28で微粉砕され
た原炭32を一次空気39によって上方の分級機37へ
と吹上げさせる一次空気ポート40を設ける。
5の下部に、一次空気室38を形成し、一次空気室38
と粉砕室25との間に、粉砕テーブル28で微粉砕され
た原炭32を一次空気39によって上方の分級機37へ
と吹上げさせる一次空気ポート40を設ける。
【0032】尚、図中、41は分級機37の外周に形成
された原炭入口スリット部分に取付けられた旋回力付与
用ベーン、42は分級機37の下部に形成された粗粉出
口、43は分級機37の上部に形成された微粉出口、4
4は分級機37内部に配設された微粉炭35と粗粉炭3
6とを分級するための分級胴である。
された原炭入口スリット部分に取付けられた旋回力付与
用ベーン、42は分級機37の下部に形成された粗粉出
口、43は分級機37の上部に形成された微粉出口、4
4は分級機37内部に配設された微粉炭35と粗粉炭3
6とを分級するための分級胴である。
【0033】そして、本発明では、粉砕室25と一次空
気室38にそれぞれ圧力計45,46を取付け、両圧力
計45,46で検出した圧力検出信号47,48の差圧
を取る差圧検出器49を設ける。
気室38にそれぞれ圧力計45,46を取付け、両圧力
計45,46で検出した圧力検出信号47,48の差圧
を取る差圧検出器49を設ける。
【0034】又、粉砕モータ26の電源装置50に、電
流計51を取付ける。
流計51を取付ける。
【0035】そして、差圧検出器49からの差圧信号5
2と、電流計51からの電流検出信号53と、外部の図
示しないミル制御装置からのミル運転中信号54を入力
すると共に、入力設定装置55からの差圧しきい値56
と電流しきい値57を入力し、これらを基に閉塞検知信
号58を発生する演算装置59を設ける。
2と、電流計51からの電流検出信号53と、外部の図
示しないミル制御装置からのミル運転中信号54を入力
すると共に、入力設定装置55からの差圧しきい値56
と電流しきい値57を入力し、これらを基に閉塞検知信
号58を発生する演算装置59を設ける。
【0036】次に、作動について説明する。
【0037】上記微粉炭ミルでは、先ず、図示しないバ
ンカ内に貯留された原炭32が、給炭機33のコンベア
により搬送され、原炭入口管34を落下されて、ミル本
体ケーシング24の軸心位置に設けられた粉砕テーブル
28上面に供給される。
ンカ内に貯留された原炭32が、給炭機33のコンベア
により搬送され、原炭入口管34を落下されて、ミル本
体ケーシング24の軸心位置に設けられた粉砕テーブル
28上面に供給される。
【0038】そして、粉砕テーブル28は、粉砕モータ
26及び減速機27を介して回転駆動されており、粉砕
テーブル28上面のリング状をした凹溝部29に対して
押圧される3個1組の粉砕ローラ30によって落下され
た原炭32が微粉砕される。
26及び減速機27を介して回転駆動されており、粉砕
テーブル28上面のリング状をした凹溝部29に対して
押圧される3個1組の粉砕ローラ30によって落下され
た原炭32が微粉砕される。
【0039】微粉砕された原炭32は、一次空気ポート
40から吹込まれる一次空気39によって乾燥されると
共に、ミル本体ケーシング24内を上方へと吹上げられ
る。
40から吹込まれる一次空気39によって乾燥されると
共に、ミル本体ケーシング24内を上方へと吹上げられ
る。
【0040】ミル本体ケーシング24の上方へ吹上げら
れた原炭32は分級機37へ入り、分級機37で分級さ
れて、軽い微粉炭35は分級機37の上部に形成された
微粉出口43から外部へ取り出され、重い粗粉炭36は
分級機37の下部に形成された粗粉出口42から粉砕テ
ーブル28上へ落下され、再び微粉砕される。
れた原炭32は分級機37へ入り、分級機37で分級さ
れて、軽い微粉炭35は分級機37の上部に形成された
微粉出口43から外部へ取り出され、重い粗粉炭36は
分級機37の下部に形成された粗粉出口42から粉砕テ
ーブル28上へ落下され、再び微粉砕される。
【0041】そして、バンカからの原炭32が原炭入口
管34を落下してミル本体ケーシング24内へ供給され
る際に、原炭32の粘度が高いとか原炭32が水分を含
んでいるなどの理由によって、原炭入口管34が閉塞を
起こすことがあるが、本発明では、以下のようにして原
炭入口管34が閉塞を検知する。
管34を落下してミル本体ケーシング24内へ供給され
る際に、原炭32の粘度が高いとか原炭32が水分を含
んでいるなどの理由によって、原炭入口管34が閉塞を
起こすことがあるが、本発明では、以下のようにして原
炭入口管34が閉塞を検知する。
【0042】即ち、粉砕室25と一次空気室38にそれ
ぞれ取付けられた圧力計45,46を用いて粉砕室25
と一次空気室38の圧力を検出し、検出した圧力検出信
号47,48の差圧を差圧検出器49で取り、差圧信号
52を演算装置59へ送らせるようにする。
ぞれ取付けられた圧力計45,46を用いて粉砕室25
と一次空気室38の圧力を検出し、検出した圧力検出信
号47,48の差圧を差圧検出器49で取り、差圧信号
52を演算装置59へ送らせるようにする。
【0043】又、粉砕モータ26の電源装置50に取付
けた、電流計51で、粉砕モータ26へ印加されている
電流値を求め、電流検出信号53を演算装置59へ送ら
せるようにする。
けた、電流計51で、粉砕モータ26へ印加されている
電流値を求め、電流検出信号53を演算装置59へ送ら
せるようにする。
【0044】すると、演算装置59は、差圧検出器49
からの差圧信号52と、入力設定装置55からの差圧し
きい値56とを比較する。
からの差圧信号52と、入力設定装置55からの差圧し
きい値56とを比較する。
【0045】そして、差圧信号52が差圧しきい値56
を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推定す
る。
を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推定す
る。
【0046】即ち、原炭入口管34が閉塞しておらず原
炭32の供給が確保されることにより、粉砕テーブル2
8上に原炭32が多量に乗っている場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が大きい場合
には、一次空気ポート40を通過する一次空気39に対
する抵抗が増大するため、一次空気ポート40から粉砕
室25内へ入る時の圧力損失が高く、依って粉砕室25
と一次空気室38との差圧が大きい状態となっている。
炭32の供給が確保されることにより、粉砕テーブル2
8上に原炭32が多量に乗っている場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が大きい場合
には、一次空気ポート40を通過する一次空気39に対
する抵抗が増大するため、一次空気ポート40から粉砕
室25内へ入る時の圧力損失が高く、依って粉砕室25
と一次空気室38との差圧が大きい状態となっている。
【0047】反対に、原炭入口管34が閉塞して原炭3
2の供給が無くなることにより、粉砕テーブル28上に
乗っている原炭32が少なくなった場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が小さい場合
には、一次空気ポート40を通過する一次空気39に対
する抵抗が増大するため、一次空気ポート40から粉砕
室25内へ入る時の圧力損失が低く、依って粉砕室25
と一次空気室38との差圧が小さい状態となる。
2の供給が無くなることにより、粉砕テーブル28上に
乗っている原炭32が少なくなった場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が小さい場合
には、一次空気ポート40を通過する一次空気39に対
する抵抗が増大するため、一次空気ポート40から粉砕
室25内へ入る時の圧力損失が低く、依って粉砕室25
と一次空気室38との差圧が小さい状態となる。
【0048】そこで、図2の差圧と時間の関係を示すグ
ラフに示すように、原炭入口管34に閉塞がない間(時
間a)は、差圧が大きくなっており、原炭入口管34が
閉塞した時点bから差圧が下がり始め、差圧が差圧しき
い値56を下回る時点cに原炭入口管34の閉塞が推定
されることになる。
ラフに示すように、原炭入口管34に閉塞がない間(時
間a)は、差圧が大きくなっており、原炭入口管34が
閉塞した時点bから差圧が下がり始め、差圧が差圧しき
い値56を下回る時点cに原炭入口管34の閉塞が推定
されることになる。
【0049】同時に、演算装置59は、電流計51から
の電流検出信号53と、入力設定装置55からの電流し
きい値57とを比較する。
の電流検出信号53と、入力設定装置55からの電流し
きい値57とを比較する。
【0050】そして、電流検出信号53が電流しきい値
57を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推
定する。
57を下回った時に原炭入口管34が閉塞していると推
定する。
【0051】即ち、原炭入口管34が閉塞しておらず原
炭32の供給が確保されることにより、粉砕テーブル2
8上に原炭32が多量に乗っている場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が大きい場合
には、粉砕テーブル28の重量が重くなっているため、
粉砕モータ26の負荷が大きく消費される電流が大きい
状態となっている。
炭32の供給が確保されることにより、粉砕テーブル2
8上に原炭32が多量に乗っている場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が大きい場合
には、粉砕テーブル28の重量が重くなっているため、
粉砕モータ26の負荷が大きく消費される電流が大きい
状態となっている。
【0052】反対に、原炭入口管34が閉塞して原炭3
2の供給が無くなることにより、粉砕テーブル28上に
乗っている原炭32が少なくなった場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が小さい場合
には、粉砕テーブル28の重量が軽くなるため、粉砕モ
ータ26の負荷が小さく消費される電流が小さい状態と
なっている。
2の供給が無くなることにより、粉砕テーブル28上に
乗っている原炭32が少なくなった場合、言い換える
と、粉砕テーブル28上の原炭32の層厚が小さい場合
には、粉砕テーブル28の重量が軽くなるため、粉砕モ
ータ26の負荷が小さく消費される電流が小さい状態と
なっている。
【0053】そこで、図3の電流値と時間の関係を示す
グラフに示すように、原炭入口管34に閉塞がない間
(時間a)は、電流値が大きくなっており、原炭入口管
34が閉塞した時点bから電流値が下がり始め、電流値
が電流しきい値57を下回る時点dに原炭入口管34の
閉塞が推定されることになる。
グラフに示すように、原炭入口管34に閉塞がない間
(時間a)は、電流値が大きくなっており、原炭入口管
34が閉塞した時点bから電流値が下がり始め、電流値
が電流しきい値57を下回る時点dに原炭入口管34の
閉塞が推定されることになる。
【0054】更に、運転停止中と運転開始直後に差圧や
電流値が小さくなることがあるので、演算装置59は、
外部の図示しないミル制御装置からのミル運転中信号5
4を入力して、運転停止中と運転開始直後でないことを
確認する。
電流値が小さくなることがあるので、演算装置59は、
外部の図示しないミル制御装置からのミル運転中信号5
4を入力して、運転停止中と運転開始直後でないことを
確認する。
【0055】以上、差圧検出器49からの差圧と電流計
51からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流し
きい値57を下回り、更に、運転停止中と運転開始直後
でないことの全てが確認されたら、演算装置59は、閉
塞検知信号58を発生する。
51からの電流値が共に、差圧しきい値56及び電流し
きい値57を下回り、更に、運転停止中と運転開始直後
でないことの全てが確認されたら、演算装置59は、閉
塞検知信号58を発生する。
【0056】これにより、極く短時間のうちに原炭入口
管34の閉塞を検知することができるようになる。
管34の閉塞を検知することができるようになる。
【0057】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の微粉炭ミ
ルによれば、即座に原炭入口管の詰まりを検出すること
ができるという優れた効果を奏し得る。
ルによれば、即座に原炭入口管の詰まりを検出すること
ができるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略側方断面図で
ある。
ある。
【図2】差圧と時間の関係を示すグラフである。
【図3】電流値と時間の関係を示すグラフである。
【図4】従来例の概略側方断面図である。
24 ミル本体ケーシング 25 粉砕室 26 粉砕モータ 28 粉砕テーブル 31 粉砕機構 37 分級機 38 一次空気室 39 一次空気 49 差圧検出器 51 電流計 52 差圧信号 53 電流検出信号 54 ミル運転中信号 55 入力設定装置 56 差圧しきい値 57 電流しきい値 58 閉塞検知信号 59 演算装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ミル本体ケーシング(24)における粉
砕機構(31)と分級機(37)が設けられた粉砕室
(25)と、粉砕室(25)へ下方から一次空気(3
9)を送る一次空気室(38)との間の差圧を検出する
差圧検出器(49)を設けると共に、粉砕機構(31)
の粉砕テーブル(28)を駆動する粉砕モータ(26)
の電流値を検出する電流計(51)を設け、差圧検出器
(49)からの差圧信号(52)と、電流計(51)か
らの電流検出信号(53)が、共に入力設定装置(5
5)からの差圧しきい値(56)と電流しきい値(5
7)を下回り、且つ、外部からのミル運転中信号(5
4)が入力されている時に、閉塞検知信号(58)を発
生する演算装置(59)を設けたことを特徴とする微粉
炭ミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23806096A JPH1089666A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 微粉炭ミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23806096A JPH1089666A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 微粉炭ミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089666A true JPH1089666A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17024567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23806096A Pending JPH1089666A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 微粉炭ミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089666A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002059024A (ja) * | 2001-09-27 | 2002-02-26 | Hosokawa Micron Corp | 微粉製造装置および微粉製造方法 |
JP2008178834A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Ube Machinery Corporation Ltd | 竪型粉砕機の制御方法及び制御装置 |
KR101368399B1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-03-04 | 두산중공업 주식회사 | 미분탄 연소 보일러 |
CN114950695A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-30 | 韶关鑫瑞智能装备有限公司 | 给料速度控制方法、装置、破碎系统及存储介质 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP23806096A patent/JPH1089666A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002059024A (ja) * | 2001-09-27 | 2002-02-26 | Hosokawa Micron Corp | 微粉製造装置および微粉製造方法 |
JP2008178834A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Ube Machinery Corporation Ltd | 竪型粉砕機の制御方法及び制御装置 |
KR101368399B1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-03-04 | 두산중공업 주식회사 | 미분탄 연소 보일러 |
CN114950695A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-30 | 韶关鑫瑞智能装备有限公司 | 给料速度控制方法、装置、破碎系统及存储介质 |
CN114950695B (zh) * | 2022-05-07 | 2023-12-01 | 韶关鑫瑞智能装备有限公司 | 给料速度控制方法、装置、破碎系统及存储介质 |
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