JPS61168721A - 竪型ミルの運転方法 - Google Patents
竪型ミルの運転方法Info
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- JPS61168721A JPS61168721A JP867585A JP867585A JPS61168721A JP S61168721 A JPS61168721 A JP S61168721A JP 867585 A JP867585 A JP 867585A JP 867585 A JP867585 A JP 867585A JP S61168721 A JPS61168721 A JP S61168721A
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- JP
- Japan
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- coal
- hopper
- level
- coal seam
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は石炭焚ボイラの竪型ミルの運転方法に係り、特
に高負荷時にミル出口の粒度を低下することなく安定し
た運転をすることができる竪型ミルの運転方法に関する
。
に高負荷時にミル出口の粒度を低下することなく安定し
た運転をすることができる竪型ミルの運転方法に関する
。
近年、電力業界、セメント業界等では発電用の燃料を重
油から石炭に転換しつつあり、石炭焚ボイラの占める割
合が増加してきている。
油から石炭に転換しつつあり、石炭焚ボイラの占める割
合が増加してきている。
石炭焚ボイラのフローは第10図に示すような構成を有
している。
している。
すなわち、ボイラ8番こ供給される燃料用空気入は、押
込通風機1から蒸気式空気予熱器2を経て空気予熱器3
に送り込まれる。空気予熱器3の出口は一次空気風道2
4と二次空気風道25とに分岐しており、−次空気は、
この−次空気風道24から一次空気用押込通風機4を経
て竪型ミル5内に供給され、二次空気は、二次空気風道
25からボイラ8内に供給される。一方、石炭Bはバン
カ6より給炭機7を経てミル5内に供給され、ミル内で
粉砕されてミル出口より一次空気と共にバーナ26に送
り込まれ、二次空気風道25からバーナ26に供給され
る二次空気によりボイラ8内で完全に燃焼される。ボイ
ラ8からの燃焼排ガスは、集塵構の、脱硝装置10を経
て空気予熱器3で燃料用空気を予熱するために利用され
ると共に、誘引通風機11により脱硫装置12を経て煙
突13から排出される。
込通風機1から蒸気式空気予熱器2を経て空気予熱器3
に送り込まれる。空気予熱器3の出口は一次空気風道2
4と二次空気風道25とに分岐しており、−次空気は、
この−次空気風道24から一次空気用押込通風機4を経
て竪型ミル5内に供給され、二次空気は、二次空気風道
25からボイラ8内に供給される。一方、石炭Bはバン
カ6より給炭機7を経てミル5内に供給され、ミル内で
粉砕されてミル出口より一次空気と共にバーナ26に送
り込まれ、二次空気風道25からバーナ26に供給され
る二次空気によりボイラ8内で完全に燃焼される。ボイ
ラ8からの燃焼排ガスは、集塵構の、脱硝装置10を経
て空気予熱器3で燃料用空気を予熱するために利用され
ると共に、誘引通風機11により脱硫装置12を経て煙
突13から排出される。
上記ミル5は、第7図にその構造を示すように、粉砕テ
ーブル27を有していて、この粉砕テーブル27はギヤ
ボックス22と連動して30〜40r、pm、で回転し
ている。この回転と同時に、下部リング19上に支持さ
れたボール18も下部リング19上をすべりながら回転
する。なお、ボール18は、シリンダ30内に封入され
た高圧Nにより加圧力を与えられた上部リング17で上
から押えられているので、回転中゛に一定の軌道からは
ずれるこ、とはない。また、給炭機7(第1図)から給
炭管14を介して粉砕テーブル27上に供給された5〜
50−程度の石炭Bは、遠心力によって下部りング19
とボール18との隙間を通過すると同時に粉砕され、ス
ロート上部31へ送られる。
ーブル27を有していて、この粉砕テーブル27はギヤ
ボックス22と連動して30〜40r、pm、で回転し
ている。この回転と同時に、下部リング19上に支持さ
れたボール18も下部リング19上をすべりながら回転
する。なお、ボール18は、シリンダ30内に封入され
た高圧Nにより加圧力を与えられた上部リング17で上
から押えられているので、回転中゛に一定の軌道からは
ずれるこ、とはない。また、給炭機7(第1図)から給
炭管14を介して粉砕テーブル27上に供給された5〜
50−程度の石炭Bは、遠心力によって下部りング19
とボール18との隙間を通過すると同時に粉砕され、ス
ロート上部31へ送られる。
一方、300℃前後に加熱された一次空気Aは、−次空
気押込通風機4(第10図)によりスロート21及びス
リット20を経てスロート上部31に供給される。この
ように粉砕された石炭はこの一次空気によってスロート
上部31を移動する。
気押込通風機4(第10図)によりスロート21及びス
リット20を経てスロート上部31に供給される。この
ように粉砕された石炭はこの一次空気によってスロート
上部31を移動する。
スロート上部を通過した石炭粒子は、第8図に詳細を示
すように、比較的細かい粒子8Pのみがベーン23を経
て分級器16内へ送られる一方、粗い石炭粒子LPは空
気流速の低下に伴い気流から分離され、上部リング17
を越えて再び粉砕テーブル27上に戻される(−次分級
)。また分級器16に入った粒子の中でも比較的粗い石
炭粒子は、分級器16内を落下し、粒子排出部36の7
ラツパ28より粉砕テーブル27上に再び戻される(二
次分級)。分級器16内を落下しないで送炭管15(第
7図)に送られる石炭の粒度は、ベーン23の角度を調
節することによって200メツシユパス(744m以下
)70%程の粒度に調整され一次空気人と共に送炭管1
5を経てバーナ26(第6図)に送られる。
すように、比較的細かい粒子8Pのみがベーン23を経
て分級器16内へ送られる一方、粗い石炭粒子LPは空
気流速の低下に伴い気流から分離され、上部リング17
を越えて再び粉砕テーブル27上に戻される(−次分級
)。また分級器16に入った粒子の中でも比較的粗い石
炭粒子は、分級器16内を落下し、粒子排出部36の7
ラツパ28より粉砕テーブル27上に再び戻される(二
次分級)。分級器16内を落下しないで送炭管15(第
7図)に送られる石炭の粒度は、ベーン23の角度を調
節することによって200メツシユパス(744m以下
)70%程の粒度に調整され一次空気人と共に送炭管1
5を経てバーナ26(第6図)に送られる。
上記の構成を有するミルにおいては、第9図に示すよう
に、分級器16内には捕集石炭粒子により炭層32が形
成され、この炭層32のレベルはミルの負荷(給炭量)
によって変化する。すなわち、負荷が高くなると炭層3
2のレベルが増加するのである。
に、分級器16内には捕集石炭粒子により炭層32が形
成され、この炭層32のレベルはミルの負荷(給炭量)
によって変化する。すなわち、負荷が高くなると炭層3
2のレベルが増加するのである。
このように炭層32のレベルが増加すると、捕集した粗
粒子の一部が一次空気Aによって再飛散し、ミル出口粒
度が低下する不具合が生じる。これを防ぐには、分級器
16の高さを増加することが考えられるが、これではミ
ルの高さも増加することになり、!Ictコストが増大
するなどの欠点を生じる。
粒子の一部が一次空気Aによって再飛散し、ミル出口粒
度が低下する不具合が生じる。これを防ぐには、分級器
16の高さを増加することが考えられるが、これではミ
ルの高さも増加することになり、!Ictコストが増大
するなどの欠点を生じる。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消して、ミル
出口での石炭粒度を低下させることなく安定した運転を
可能にする竪型ミルの運転方法を提供することにある。
出口での石炭粒度を低下させることなく安定した運転を
可能にする竪型ミルの運転方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、竪禿ミルにおいて
、分級器ホッパ内の炭層レベルを検知し、或いは分級器
ホッパ下部の捕集粒子排出部を複数個にするなどにより
、分級器内筒下端と炭層レベルとの距離(高さ)Hと分
級器直径りとの比ルΦが0.4以上になるべく炭層レベ
ルを一定値以下に制御することを骨子とするものである
。これにより、分級器用口(内筒)より微粉のみを取り
出すことが可能となる。
、分級器ホッパ内の炭層レベルを検知し、或いは分級器
ホッパ下部の捕集粒子排出部を複数個にするなどにより
、分級器内筒下端と炭層レベルとの距離(高さ)Hと分
級器直径りとの比ルΦが0.4以上になるべく炭層レベ
ルを一定値以下に制御することを骨子とするものである
。これにより、分級器用口(内筒)より微粉のみを取り
出すことが可能となる。
以下に本発明を実施例に基づいて図面を参照しつつ詳述
する。
する。
まず、本発明方法に用いる竪型ミルを第1図にて説明す
る。
る。
同図において、給炭管14によりミルに供給された石炭
Bは、ケーシング29の下部に備えた粉砕部に入り、こ
の粉砕部では、粉砕テーブル27上のボール18と下部
りング19との隙間を通過する際に粉砕され、スロート
上部31へ送られる。
Bは、ケーシング29の下部に備えた粉砕部に入り、こ
の粉砕部では、粉砕テーブル27上のボール18と下部
りング19との隙間を通過する際に粉砕され、スロート
上部31へ送られる。
−次空気Aはスロート21或いはスリット21を経てス
ロート上部に供給されている。スロート上部21に送ら
れた石炭粒子は一次空気Aによって吹き上げられ、空気
流速の低下と共に粗い粒子は自重で気流から分離され、
上部リング17を越えて再び粉砕テーブル27上に戻さ
れる。
ロート上部に供給されている。スロート上部21に送ら
れた石炭粒子は一次空気Aによって吹き上げられ、空気
流速の低下と共に粗い粒子は自重で気流から分離され、
上部リング17を越えて再び粉砕テーブル27上に戻さ
れる。
一方、細かい粒子はベーン23を経て分級器16内に入
り、遠心力により粗いものは捕集されるが、遠心力の小
さい微粒子のみが分級器16の出口から送炭管15に入
り、ボイラのバーナ26(第10図参照)まで輸送され
る。
り、遠心力により粗いものは捕集されるが、遠心力の小
さい微粒子のみが分級器16の出口から送炭管15に入
り、ボイラのバーナ26(第10図参照)まで輸送され
る。
分級器16で捕集された石炭粒子は、分級器ホッパ33
の下部に設けた粒子排出部36から褥び粉砕テーブル2
7上に戻される。
の下部に設けた粒子排出部36から褥び粉砕テーブル2
7上に戻される。
以上の構成のミルにおいて、本発明者等は以下に示す試
験を行った。
験を行った。
第4図に示すように、内径りが380mで、全高363
m、ホッパ上端縁から上方の高さ75m。
m、ホッパ上端縁から上方の高さ75m。
ホッパ上部の垂直部38w1の分級器において、ホッパ
33内の炭層レベルと内筒45の下端との距離(高さ)
をHとし、この距離Hを変化させて、分級器の入口と出
口の石炭粒子の粒度及び各々の粒子の量を測定した。そ
の結果について、分級器の捕集性能である50%限界粒
子径d50と比ル巾との関係でまとめたものが第5図で
ある。なお、50チ限界粒子径d50とは、分級器での
捕集効率が50%に相当する粒子径であり、この粒子径
が大きい場合には捕集性能が悪いことを示す。
33内の炭層レベルと内筒45の下端との距離(高さ)
をHとし、この距離Hを変化させて、分級器の入口と出
口の石炭粒子の粒度及び各々の粒子の量を測定した。そ
の結果について、分級器の捕集性能である50%限界粒
子径d50と比ル巾との関係でまとめたものが第5図で
ある。なお、50チ限界粒子径d50とは、分級器での
捕集効率が50%に相当する粒子径であり、この粒子径
が大きい場合には捕集性能が悪いことを示す。
第5図かられかるように、H/Dが0.4未満になると
、SOS限界粒子径d50が急激が増大して捕集性能が
低下して、分級器用口での粒度が粗くなることを示し、
逆にH/Dを0.4以上にすると、粒子の再飛散がなく
、分級器用口での粒度が細かくなることが判明した。こ
の結果、常にルΦが0.4以上になるように分級器内の
炭層32のレベルを制御すれば、ミル出口での粒度を低
下することなく、安定してミルを運転することができる
との知見を得た。
、SOS限界粒子径d50が急激が増大して捕集性能が
低下して、分級器用口での粒度が粗くなることを示し、
逆にH/Dを0.4以上にすると、粒子の再飛散がなく
、分級器用口での粒度が細かくなることが判明した。こ
の結果、常にルΦが0.4以上になるように分級器内の
炭層32のレベルを制御すれば、ミル出口での粒度を低
下することなく、安定してミルを運転することができる
との知見を得た。
以上の知見に基づき、本発明では、上記H/Dの値を0
.4以上になるように、分級器ホッパ内の炭層レベルを
制御することを特徴とするものであるが、そのための具
体的手段については、以下に示す一実施例に基づいて説
明する。
.4以上になるように、分級器ホッパ内の炭層レベルを
制御することを特徴とするものであるが、そのための具
体的手段については、以下に示す一実施例に基づいて説
明する。
〔実施例1〕
第3図に粒子排出部の炭層高さh(第4図参照)の制御
に関する基礎実験データの一例を示す。
に関する基礎実験データの一例を示す。
同図に示した例は、粒子排出部の径が60m、粒子とし
て16メツシユ(1鴎)以下の石炭粒子を用い、排出量
が5t/hの条件で、空気量Cを調節した場合の炭層高
さhの変化を示したものである。なお、圧縮空気Cは、
第1図及び第2図に示すように、分級器16のホッパ下
部の粒子排出部36にコントロールバルブ43を有する
圧縮空気供給管44のノズルを臨ませ、勾配2θ=16
゜の粒子排出部36に吹き込むようにした。
て16メツシユ(1鴎)以下の石炭粒子を用い、排出量
が5t/hの条件で、空気量Cを調節した場合の炭層高
さhの変化を示したものである。なお、圧縮空気Cは、
第1図及び第2図に示すように、分級器16のホッパ下
部の粒子排出部36にコントロールバルブ43を有する
圧縮空気供給管44のノズルを臨ませ、勾配2θ=16
゜の粒子排出部36に吹き込むようにした。
その結果、圧縮空気Cの吹き込み量(C)を増加するに
つれて炭層高さhが小さくなることが判明した。したが
って、分級器16内の炭層レベルが検知できれば、圧縮
空気Cの量を調節することにより、分級器16内の炭層
レベルを任意にコントロールでき、前記H/DのHを0
.4以上に制御できる。
つれて炭層高さhが小さくなることが判明した。したが
って、分級器16内の炭層レベルが検知できれば、圧縮
空気Cの量を調節することにより、分級器16内の炭層
レベルを任意にコントロールでき、前記H/DのHを0
.4以上に制御できる。
そのための1つの手段として、本発明では、分級器ホッ
パに複数個の圧力取出口を分級器直径りとの関係で配置
し、炭層レベルを検知するものである。
パに複数個の圧力取出口を分級器直径りとの関係で配置
し、炭層レベルを検知するものである。
すなわち、第1図に示すように、分級器ホッパ33には
、圧力取出口37,38.39が配置され、更に圧力取
出口37と38の差圧を差圧検知器40にて検知すると
共に圧力取出口38と39の差圧を差圧検知器41にて
検知し、これらの差圧検知器40.41で検知した信号
により、演算装置42によってホッパ33内の炭層32
(第4図参照)のレベルを判定する。この炭層レベルが
常時、圧力取出口38と39との間にくるようにするた
めには、最上部の圧力取出口37と分級器内筒45の下
端との距離りと、分級器筐径りとの比L 、/Dが0.
4以上になるよう曇こ、圧力取出口37の位置を決定す
る必要がある。
、圧力取出口37,38.39が配置され、更に圧力取
出口37と38の差圧を差圧検知器40にて検知すると
共に圧力取出口38と39の差圧を差圧検知器41にて
検知し、これらの差圧検知器40.41で検知した信号
により、演算装置42によってホッパ33内の炭層32
(第4図参照)のレベルを判定する。この炭層レベルが
常時、圧力取出口38と39との間にくるようにするた
めには、最上部の圧力取出口37と分級器内筒45の下
端との距離りと、分級器筐径りとの比L 、/Dが0.
4以上になるよう曇こ、圧力取出口37の位置を決定す
る必要がある。
分級器16内の圧力は、通常、大気圧よりも200〜3
00■Ag程高く、圧力取出口37と38の圧力はこの
分級器内の圧力とほぼ同じ値(200〜30(1w+A
g)を示し、差圧検知器40の値は零であり、また圧力
取出口39の如く炭層内にある場合には、大気圧とほぼ
同じ値を示し、差圧検知器41の値は200〜300
+m Agを示すことを実機ミルにおいて確認したので
、炭層レベルが圧力取出口38と39の間にあることを
検知することができる。また、負荷を増大した場合など
、炭層32のレベルが上がって、炭層レベルが圧力取出
口37と38の間にきたときは、第3図に示したよう・
に、コントロールバルブ43の開度を大きくして圧縮空
気Cの量(C)を増大させれば、炭層レベルが下がって
圧力取出口38と39の間にくるように調節することが
できる。
00■Ag程高く、圧力取出口37と38の圧力はこの
分級器内の圧力とほぼ同じ値(200〜30(1w+A
g)を示し、差圧検知器40の値は零であり、また圧力
取出口39の如く炭層内にある場合には、大気圧とほぼ
同じ値を示し、差圧検知器41の値は200〜300
+m Agを示すことを実機ミルにおいて確認したので
、炭層レベルが圧力取出口38と39の間にあることを
検知することができる。また、負荷を増大した場合など
、炭層32のレベルが上がって、炭層レベルが圧力取出
口37と38の間にきたときは、第3図に示したよう・
に、コントロールバルブ43の開度を大きくして圧縮空
気Cの量(C)を増大させれば、炭層レベルが下がって
圧力取出口38と39の間にくるように調節することが
できる。
すなわち、第2図に示すように、圧縮空気Cの吹き込み
ノズル44′を粒子排出部36の内壁に沿って複数個配
置し、圧縮空気Cをノズル44′より噴出すると部分的
に低圧部が発生し、気流と同時に捕集石炭粒子を吸引で
き、分級器内から粉砕テーブル27(第1図)上へ排出
できるので、圧縮空気の吹き込み量を増大すると、捕集
石炭粒子の排出量を増大するので、炭層レベルを下げる
ことができる。
ノズル44′を粒子排出部36の内壁に沿って複数個配
置し、圧縮空気Cをノズル44′より噴出すると部分的
に低圧部が発生し、気流と同時に捕集石炭粒子を吸引で
き、分級器内から粉砕テーブル27(第1図)上へ排出
できるので、圧縮空気の吹き込み量を増大すると、捕集
石炭粒子の排出量を増大するので、炭層レベルを下げる
ことができる。
なお、粉砕容量1t/hのミルで分級器16で捕集され
る石炭粒子量は5t/h程度であり、この粒子量で炭層
高さhを制御するのに必要な圧縮空気Cの量は、第3図
より5〜20 m3/ hである。
る石炭粒子量は5t/h程度であり、この粒子量で炭層
高さhを制御するのに必要な圧縮空気Cの量は、第3図
より5〜20 m3/ hである。
また、このときの−大空気Aの量は1600m”/hで
あるので、炭層レベル制御用の圧縮空気Cの量は、−大
空気量のわずか0.31〜1.25 ’4程度である。
あるので、炭層レベル制御用の圧縮空気Cの量は、−大
空気量のわずか0.31〜1.25 ’4程度である。
〔実施例2〕
また、炭層レベルを任意にコントロールする他の手段と
して、分級器ホッパ下部の粒子排出部を複数個にし、分
級器内筒下端との距離り、を分級器筐径りとの関係で決
定するものである。
して、分級器ホッパ下部の粒子排出部を複数個にし、分
級器内筒下端との距離り、を分級器筐径りとの関係で決
定するものである。
第6図に粒子排出部の構造の一例を示す。同図において
、36,46が粒子排出部で、各々フラッパ28を備え
られ、フラッパ28は分級器ホッパ33の下に円周にわ
たって軸支されている。従来のミルでは、粒子排出部3
6が1ケ所であったが、本実施例では、この粒子排出部
36の上部の分級ホッパ33に、別の粒子排出部46を
設けたものである。後者の粒子排出部46は、分級器内
筒45の下端との距離L2がL2/D≧0.4になるよ
うに取付位置が決定されている。
、36,46が粒子排出部で、各々フラッパ28を備え
られ、フラッパ28は分級器ホッパ33の下に円周にわ
たって軸支されている。従来のミルでは、粒子排出部3
6が1ケ所であったが、本実施例では、この粒子排出部
36の上部の分級ホッパ33に、別の粒子排出部46を
設けたものである。後者の粒子排出部46は、分級器内
筒45の下端との距離L2がL2/D≧0.4になるよ
うに取付位置が決定されている。
このようにすれば、高負荷時等において、炭層32のレ
ベルが上昇しても、捕集石炭粒子は従来の粒子排出部3
6の他に粒子排出部46からも排出され、分級器16内
の炭層レベルと内筒45の下端との距離Hと、分級器筐
径りとの比H/Dが常に0.4以上に維持することがで
きる。したがって、粒子の再飛散によるミル出口粒度の
低下等の不具合を起こさずに安定してミルを運転するこ
とができる。
ベルが上昇しても、捕集石炭粒子は従来の粒子排出部3
6の他に粒子排出部46からも排出され、分級器16内
の炭層レベルと内筒45の下端との距離Hと、分級器筐
径りとの比H/Dが常に0.4以上に維持することがで
きる。したがって、粒子の再飛散によるミル出口粒度の
低下等の不具合を起こさずに安定してミルを運転するこ
とができる。
以上詳述したことから明らかなように、本発明によ終ば
、分級器内の炭層レベルと内筒との距離HをH/D≧0
.4になるように炭層レベルを制御するので、高負荷時
等において捕集石炭粒子の再飛散による分級器の性能の
低下を防ぐことができ、安定してミルを運転することが
できる。また、ミルの高さを従来より低くすることがで
き、コンパクト化が可能である。更に粒子排出部に圧縮
空気を吹き込んで炭層レベルを制御する場合、その吹き
込み量は一次空気量のわずか0.31〜1.251程度
ですみ、格別の設備も必要としない。
、分級器内の炭層レベルと内筒との距離HをH/D≧0
.4になるように炭層レベルを制御するので、高負荷時
等において捕集石炭粒子の再飛散による分級器の性能の
低下を防ぐことができ、安定してミルを運転することが
できる。また、ミルの高さを従来より低くすることがで
き、コンパクト化が可能である。更に粒子排出部に圧縮
空気を吹き込んで炭層レベルを制御する場合、その吹き
込み量は一次空気量のわずか0.31〜1.251程度
ですみ、格別の設備も必要としない。
第1図は本発明方法の一実施例に用いる竪型ミルの断面
図、 第2図は上記竪型ミルでの粒子排出部を示す断面図、 第3図は粒子排出部にノズルから吹き込む圧縮空気の量
と炭層高さとの関係を示す図、第4図は分級器の構造及
び炭層のレベルを示す正面図、 第5図は、炭層レベルとホッパ下端の距離H1分分級器
径りの比H/Dと501限界粒子径との関係を示す図、 第6図は本発明方法の他の実施例における分級器の粒子
排出部の断面図、 第7図は従来のミルの構造を示す断面図、第8図は第7
図中の一部(ミル粉砕部)を示す断面図、 第9図は第7図に示した従来のミルで分級器の性能が低
下したときの現象を示す説明図、第10図は石炭焚ボイ
ラの系統図である。 15・・・送炭管、16・・・分級器、17・・・上部
リング、18・・・ボール、19・・・下部リング、2
0・・・スリット、21・・・スロート、27・・・粉
砕テーブル、28・・・フラッパ、29・・・ミルケー
シング、31・・・スロート上部、32・・・炭層、3
3・・・分級器ホッパ、36.46・・・粒子排出部、
37.38.39・・・圧力取出口、40.41・・・
差圧検知器、42・・・演算装置、43・・・コントロ
ールバルブ、44・・・圧縮空気供給管、44′・・・
ノズル、45・・・分級器内筒。
図、 第2図は上記竪型ミルでの粒子排出部を示す断面図、 第3図は粒子排出部にノズルから吹き込む圧縮空気の量
と炭層高さとの関係を示す図、第4図は分級器の構造及
び炭層のレベルを示す正面図、 第5図は、炭層レベルとホッパ下端の距離H1分分級器
径りの比H/Dと501限界粒子径との関係を示す図、 第6図は本発明方法の他の実施例における分級器の粒子
排出部の断面図、 第7図は従来のミルの構造を示す断面図、第8図は第7
図中の一部(ミル粉砕部)を示す断面図、 第9図は第7図に示した従来のミルで分級器の性能が低
下したときの現象を示す説明図、第10図は石炭焚ボイ
ラの系統図である。 15・・・送炭管、16・・・分級器、17・・・上部
リング、18・・・ボール、19・・・下部リング、2
0・・・スリット、21・・・スロート、27・・・粉
砕テーブル、28・・・フラッパ、29・・・ミルケー
シング、31・・・スロート上部、32・・・炭層、3
3・・・分級器ホッパ、36.46・・・粒子排出部、
37.38.39・・・圧力取出口、40.41・・・
差圧検知器、42・・・演算装置、43・・・コントロ
ールバルブ、44・・・圧縮空気供給管、44′・・・
ノズル、45・・・分級器内筒。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ケーシング内の下部に粉砕部を備えると共に頂部に
、内筒と下部に捕集粒子排出部を有するホッパとを有す
る分級器を備え、その粉砕部で粉砕した石炭粒子を気流
によつて上方へ輸送して前記分級器で分級し、微粉のみ
を分級器内筒から取り出す竪型ミルにおいて、前記分級
器の内筒下端とホッパ内の炭層レベルとの距離Hと分級
器直径Dとの比H/Dが0.4以上になるように、分級
器ホッパ内の炭層レベルを制御することを特徴とする竪
型ミルの運転方法。 2、前記分級器ホッパの捕集粒子排出部にその内壁に沿
つて複数個の圧縮空気吹き込み用ノズルを配置すると共
に、前記分級器ホッパ内に複数個の圧力取出口を、最上
部の圧力取出口と前記内筒下端との距離L_1と分級器
直径Dとの比L_1/Dが0.4以上になるように設置
して、該圧力取出口間の差圧の検知により前記分級器ホ
ッパ内の炭層レベルを判定し、この判定結果に基づいて
、前記圧縮空気吹き込み用ノズルのコントロールバルブ
を介して圧縮空気の吹き込み量を調節することにより、
前記H/Dが0.4以上になるように分級器ホッパ内の
炭層レベルを制御する特許請求の範囲第1項記載の竪型
ミルの運転方法。 3、前記分級器ホッパの捕集粒子排出部上方に別の捕集
粒子排出部を、分級器内筒下端との距離L_2と分級器
直径Dとの比L_2/Dが0.4以上になるように設け
て、後者の捕集粒子排出部からも捕集粒子を排出するこ
とにより、前記H/Dが0.4以上になるように分級器
ホッパ内の炭層レベルを制御する特許請求の範囲第1項
記載の竪型ミルの運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP867585A JPS61168721A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 竪型ミルの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP867585A JPS61168721A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 竪型ミルの運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168721A true JPS61168721A (ja) | 1986-07-30 |
Family
ID=11699504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP867585A Pending JPS61168721A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 竪型ミルの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61168721A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05240408A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-09-17 | Robert M Williams | 炉への燃料供給方法および炉の運転装置 |
CN109297535A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-02-01 | 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 | 电站锅炉钢球磨中储式制粉系统回粉监测装置 |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP867585A patent/JPS61168721A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05240408A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-09-17 | Robert M Williams | 炉への燃料供給方法および炉の運転装置 |
CN109297535A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-02-01 | 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 | 电站锅炉钢球磨中储式制粉系统回粉监测装置 |
CN109297535B (zh) * | 2018-09-27 | 2020-10-09 | 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 | 电站锅炉钢球磨中储式制粉系统回粉监测装置 |
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