JP6547105B2 - タンクの洗浄方法 - Google Patents

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本発明は、貯蔵タンクの貯蔵油に由来するベーパ回収装置等に関する。
従来から、貯蔵タンク(ケミカルタンク)内の有害ガス(ケミカルベーパ)を回収する技術が知られている。この種の技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1には、ケミカルタンクの洗浄方法が記載されている。このケミカルタンクの洗浄方法では、ケミカルタンクからベーパを引き出して、循環する吸収液(吸着液)でそのベーパを混合吸収して、ケミカルタンク内の残留ベーパを回収している。特許文献1には、ノルマルブチルアルデヒド(NBD)やイソブチルアルデヒド(IBD)等のアルデヒド類、又はプロピレンオキサイト等のベーパ回収について記載され、吸収液として灯油とアセトンとが記載されている。
特許第4746685号公報
ところで、原油の産地によっては、原油にメルカプタンが含まれている場合がある。このような原油を貯蔵している貯蔵タンクの洗浄の際は、メルカプタン臭による問題が生じないように、貯蔵タンク外部へのメルカプタンの蒸気(以下、「メルカプタンベーパ」という。)の放出を抑制する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の吸収液は、メルカプタンをほとんど吸収しないため、メルカプタンベーパを効果的に回収することができない。貯蔵タンク外部においてメルカプタン臭が拡散する虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、貯蔵タンク外部においてメルカプタン臭の拡散を抑制できるベーパ回収装置等を提供することを目的とする。
1の発明は、貯蔵油を貯蔵する貯蔵タンクの洗浄方法であって、貯蔵油に含まれる成分のベーパを吸収する吸収液を洗浄液として使用し、貯蔵タンク内で洗浄液を噴射させて貯蔵タンクを洗浄すると共に、貯蔵タンクに接続する接続配管に洗浄液を流通させて接続配管を洗浄する洗浄ステップと、洗浄ステップ後に、接続配管内の洗浄液を貯蔵タンクに流入させて貯蔵タンクから洗浄液を密閉回収容器に回収すると共に、ベーパを吸収する吸収液が循環する循環回路に、密閉回収容器内のガスを導入して、該ガスに含まれるベーパを吸収液に吸収させる回収ステップとを備えているタンクの洗浄方法である。
の発明は、第の発明において、洗浄ステップでは、貯蔵タンク及び接続配管を含む洗浄対象回路に洗浄液を循環させ、循環する洗浄液を貯蔵タンク内で噴射して貯蔵タンクを洗浄する。
第1の発明では、貯蔵タンクだけでなく、貯蔵タンクに接続する接続配管も洗浄する。そのため、接続配管に残るメルカプタンベーパによるメルカプタン臭の拡散を抑制できる。
の発明では、洗浄対象回路における洗浄液の循環によって、貯蔵タンク及び接続配管の両方を洗浄する。そのため、貯蔵タンク及び接続配管を効率的に洗浄できる。
実施の形態に係るベーパ回収装置の概略構成図 仮設準備ステップにおける接続管の接続作業と、計器設置ステップにおいて貯蔵タンクを負圧状態にする作業を説明するための図 計器設置ステップにおいて計器等の設置状態を説明するための図 残液回収ステップにおいて貯蔵タンク内に残る原油を密閉回収容器に回収している状況を説明するための図 循環洗浄ステップにおいて洗浄対象回路で洗浄液を循環させている状況を説明するための図 変形例に係るベーパ回収装置の概略構成図
以下、図1−図5を参照しながら、本発明の一例である実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、実施の形態に限定されない。
[1.貯蔵タンクの構成について]
まず、図1に示すベーパ回収装置20について説明をする前に、貯蔵タンク10及びその付帯施設について説明する。なお、図中において符号Vは開閉弁を表す。
貯蔵タンク10は、内部に危険物(貯蔵油)を貯蔵する構造物である。本実施の形態では、貯蔵油がメルカプタン(例えば、tert−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、メチルメルカプタン等)を含む原油である。図2に示すように、貯蔵タンク10には、既設配管として、液配管(入出庫用配管)17及びベーパ配管18が接続されている。液配管17は、貯蔵タンク10の底部に接続され、貯蔵タンク10に貯蔵油を入庫するための入庫口17aと、貯蔵タンク10から貯蔵油を出庫するための出庫口17bとが設けられている。液配管17の途中には、入庫用ポンプ及び出庫用ポンプが設けられている。ベーパ配管18は、分岐して貯蔵タンク10の屋根板(天板)の2箇所に接続されている。ベーパ配管18には、入庫口17a及び出庫口17bに対応して、2つの接続口18a,18bが設けられている。また、貯蔵タンク10の側面の下部には、ドレンバルブ14が設けられた水抜ノズルと、バルブ15が設けられた予備ノズルとが接続されている。水抜ノズルと予備ノズルとでは、水抜ノズルの方が入口の高さが低くなっている。
また、貯蔵タンク10の屋根板には、複数のアトモスバルブ29(大気弁付通気管)が設けられている。アトモスバルブ29は、貯蔵タンク10の内圧の上昇又は低下を防ぐ安全装置であり、大気圧との圧力差が所定圧(例えば±5kPa)以下で作動(開弁)する。
[2.ベーパ回収装置について]
続いて、ベーパ回収装置20について説明する。ベーパ回収装置20は、図1に示すように、第1吸収液として酢酸エチルが循環する循環回路21と、外部からのガス(ケミカルベーパを含むガス)を循環回路21に導入する導入部22とを備えている。循環回路21には、循環ポンプ23と、第1密閉容器(ベーパ回収槽)24と、エジェクタ25とが接続されている。エジェクタ25には、上述の導入部22として、ホース等の管を接続する接続口22(例えばフランジ継手が設けられた接続口)が設けられている。エジェクタ25は、循環回路21に接続される入口及び出口間を第1吸収液が流れると、接続口22からガスを吸引するように構成されている。第1密閉容器24には、第1吸収液が貯留されている。
ベーパ回収装置20は、第1吸収液のベーパ(酢酸エチルベーパ)を吸収する二次吸収部26をさらに備えている。二次吸収部26は、第2吸収液として例えば灯油が入った第2密閉容器26aと、第1密閉容器24と第2密閉容器26aとを連通させる接続管26bとを備えている。接続管26bは、一端が第1密閉容器24の上部空間に開口し、他端が第2密閉容器26a内において下部まで延びている。第2密閉容器26aでは、接続管26bを通じて導入されるガスに含まれる酢酸エチルベーパが第2吸収液に吸収される。
また、ベーパ回収装置20は、第2密閉容器26a内のガスに含まれるメルカプタンを脱臭する脱臭部27をさらに備えている。脱臭部27は、メルカプタンを脱臭するための脱臭剤(脱臭液)が入った脱臭用容器27aと、第2密閉容器26aと脱臭用容器27aとを連通させる接続管27bとを備えている。接続管27bは、一端が第2密閉容器26aの上部空間に開口し、他端が脱臭用容器27a内において下部まで延びている。脱臭用容器27aでは、接続管27bを通じて導入されるガスが脱臭液を通って大気へ放出される。その際、導入されるガスに含まれるメルカプタンベーパが脱臭液によって脱臭される。なお、脱臭液としては、例えばエアーケム191又はエアーケム198等(何れもゲンブ株式会社製)を使用することができるが、これに限定されない。
ベーパ回収装置20(循環ポンプ23)を運転させると、循環回路21において、図2に示す矢印の方向に第1吸収液が循環する。第1吸収液が循環している間は、エジェクタ25が、吸引作用により接続口22からガスを吸い込む。このガスにメルカプタンベーパが含まれている場合、循環回路21では、エジェクタ25に吸い込まれたガスが、第1吸収液に混合され、第1吸収液にメルカプタンベーパが吸収される。エジェクタ25は、吸引したガスを第1吸収液と混合する構造となっているため、第1吸収液によるメルカプタンベーパの吸収が促進される。これにより、メルカプタン臭の拡散を抑制できる。
また、第1密閉容器24の液面上のガスには、未吸収のメルカプタンベーパと酢酸エチルベーパとが含まれる。第1密閉容器24内のガスは、接続管26bを通じて排出され、第2密閉容器26a内において第2吸収液の液面下で吐出される。第2密閉容器26aでは、酢酸エチルベーパが第2吸収液に吸収される。これにより、酢酸エチルの臭いの拡散を抑制できる。
さらに、第2密閉容器26a内の液面上のガスは、接続管27bを通じて排出され、脱臭用容器27a内において脱臭剤(上述のエアーケム191)の液面下で吐出される。脱臭用容器27aでは、メルカプタンベーパが脱臭剤によって脱臭される。これにより、メルカプタン臭の拡散をさらに抑制できる。
[2.貯蔵タンクの洗浄方法について]
続いて、図2−図5を参照して、ベーパ回収装置20を用いた貯蔵タンク10の洗浄方法について説明をする。図2−図5では、液体又はガスが流通させる管路を太線にしている。以下では、この洗浄方法を用いる洗浄工事に必要な機材が搬入された状態から説明を行う。
まず、仮設準備ステップを行う。仮設準備ステップでは、図2に示すように、ベーパ回収装置20を設置し、ベーパ回収装置20の接続口22と、貯蔵タンク10の予備ノズルのバルブ15の出口とを、ホース等の接続管31によって接続する。貯蔵タンク10は、接続管31を介してエジェクタ25に接続される。また、仮設の第1ポンプ11(エアーポンプ)を設置し、第1ポンプ11を介してドレンバルブ14の出口と残液回収用の密閉回収容器51(例えばドラム缶)とを接続管32で接続する。また、密閉回収容器51の上部空間に開口する接続管33を接続管31の途中に接続し、密閉回収容器51とベーパ回収装置20のエジェクタ25とを連通させる。
次に、貯蔵タンク10に対し計器等を設置する計器設置ステップを行う。計器設置ステップでは、まず貯蔵タンク10内を負圧状態にするためにベーパ回収装置20を運転させる。ベーパ回収装置20を運転させると、図2に示すように、循環回路21において第1吸収液が循環し、エジェクタ25の吸引作用によって接続管31を介して貯蔵タンク10内のガスがエジェクタ25に吸い込まれ、貯蔵タンク10の内圧が低下する。なお、エジェクタ25に吸い込まれたガスに含まれるメルカプタンベーパは、循環回路21で第1吸収液に吸収される。
そして、貯蔵タンク10内が負圧状態であることを確認した後に、貯蔵タンク10の屋根板のノズルに設けられたアトモスバルブ29を取り外し、図3に示すように、そのノズルを通じてマノメーターP(圧力測定器)及びガス酸素濃度測定器Dの感知部を貯蔵タンク10内に導入する。さらに、別のノズルに設けられたアトモスバルブ29を取り外し、そのノズルを通じて洗浄機Cの噴射口を貯蔵タンク10内に導入する。貯蔵タンク10外では、接続管34によって洗浄機Cの入口と既設のベーパ配管18とを接続する。このステップでは、貯蔵タンク10内を負圧状態にした後にアトモスバルブ29を取り外すため、貯蔵タンク10内のケミカルベーパが外部に放出されない。
次に、貯蔵タンク10内に窒素を注入(封入)する窒素注入ステップを行う。窒素注入ステップでは、貯蔵タンク10の屋根板に設けられた既存の導入口(図示省略)から、貯蔵タンク10に窒素を注入する。窒素は、ガス酸素濃度測定器Dによる酸素濃度の測定値が2%以下になるまで、貯蔵タンク10に注入される。
次に、仮設の接続管31−33のリークテストを行う漏れ検査ステップを行う。漏れ検査ステップでは、仮設の接続管31−33に設けられたノズル(図示省略)から窒素を注入し、接続管31−33及び接続箇所におけるガス漏れの有無を確認する。ガス漏れがあった場合は、ガス漏れ箇所を塞ぐ。なお、窒素の注入によって接続管31−33内は窒素に置換される。
次に、貯蔵タンク10内の残液(メルカプタンを含む原油の残り)を回収する残液回収ステップを行う。残液回収ステップを開始する前に、図4に示すように、洗浄液として酢酸エチルが入った可搬タンク50及び仮設用の第2ポンプ12を設置し、第2ポンプ12を介して可搬タンク50を液配管17の入庫口17aに接続する。洗浄液には、第1吸収液と同じものを使用しているが、メルカプタンを吸収する液体であれば異なるもの(メチルエチルケトン)を使用してもよい。
残液回収ステップでは、まず第1ポンプ11を運転させて、図4に示すように、貯蔵タンク10内に残る原油を密閉回収容器51に回収する。この回収の際、密閉回収容器51内で液面が上昇するのに伴って、密閉回収容器51からガスが排出される。このガスには、メルカプタンベーパが含まれている。メルカプタンベーパの臭気対策として、ベーパ回収装置20を運転させ、循環回路21において第1吸収液を循環させる。密閉回収容器51から排出されたガスは、循環回路21に吸い込まれ、そのガスに含まれるメルカプタンベーパの多くが第1吸収液に吸収される。また、未吸収のメルカプタンは、第2密閉容器26aを介して脱臭用容器27aで脱臭液によって脱臭される。なお、密閉回収容器51は、回収した液体で満たされると別の容器に交換される。この点は、他のステップでも同じである。
続いて、第2ポンプ12を運転させて、液配管17の容量(内容積)よりも多い量の酢酸エチル(例えば、液配管17の容量の1.2倍の洗浄液)を可搬タンク50から液配管17に注入し、洗浄液で液配管17内を置換する。液配管17は貯蔵タンク10よりも低い位置にある。そのため、液配管17内が洗浄液で満たされると、tert−ドデシルメルカプタンを吸収した洗浄液(「TDM混合液」ということもできる)が、液配管17から貯蔵タンク10に流入する。従って、作業者は、液配管17内が洗浄液で満たされたか否かを把握できる。
貯蔵タンク10に流入した洗浄液は、第1ポンプ11を運転させて密閉回収容器51に回収する。洗浄液の回収の際は、ベーパ回収装置20を運転させる。これにより、循環回路21ではメルカプタンベーパが吸収され、第2密閉容器26aでは洗浄液の蒸気(酢酸エチルベーパ)が吸収され、脱臭用容器27aではメルカプタンベーパが脱臭される(図4のベーパ回収装置20参照)。残液回収ステップの終了後は、液配管17内が洗浄液で満たされた状態になっている。
続いて、洗浄液を循環させて貯蔵タンク10等を洗浄する循環洗浄ステップを行う。循環洗浄ステップでは、まず貯蔵タンク10内に洗浄液を張り込む。洗浄液の張込みは、洗浄液として酢酸エチルが入った可搬タンク50を液配管17の入庫口17aに接続した状態で第2ポンプ12を運転させて、可搬タンク50から液配管17に洗浄液を注入することにより行う。このステップでは、ベーパ配管18の容量と、貯蔵タンク10の洗浄に必要な量とを合計した量の洗浄液を貯蔵タンク10に注入する。
続いて、循環洗浄ステップでは、図5に示すように、接続管32の一端を密閉回収容器51から取り外し、その一端を液配管17の貯蔵タンク10寄りの位置に接続する。また、液配管17の入庫口17a及び出庫口17bをそれぞれベーパ配管18の接続口18a,18bに接続し、貯蔵タンク10、液配管17及びベーパ配管18を含む洗浄対象回路を形成する。そして、第1ポンプ11の運転を行い、洗浄対象回路において洗浄液を循環させる循環洗浄(洗浄ステップに相当)を行い、洗浄対象回路を洗浄する。洗浄対象回路では、ドレンバルブ14、第1ポンプ11、液配管17、ベーパ配管18、貯蔵タンク10の順番で洗浄液が循環する。ここで、貯蔵タンク10の屋根板に接続されるベーパ配管18の出口(貯蔵タンク10の入口)は、閉じられている。そのため、洗浄液は、ベーパ配管18の出口から貯蔵タンク10に流入せずに、洗浄機Cのノズルから噴射される。洗浄機Cのノズルは、回転しながら洗浄液を噴射する。これにより、貯蔵タンク10の内壁が洗浄される。循環洗浄の実行中は、マノメーターP及びガス酸素濃度測定器Dを常時監視し、貯蔵タンク10、ポンプ場(入庫用ポンプ、出庫用ポンプの設置箇所)、ローリー場(出庫口17b付近)、液配管17、及びベーパ配管18における可燃性ガスの有無を常時確認する。また、洗浄対象回路の付属バルブV等は、適宜、半開又は全開に設定される。循環洗浄は、第1ポンプ11の運転を所定の時間に亘って行った後に終了させる。なお、ベーパ回収装置20の第1吸収液は、臭気を確認して、必要に応じて適宜交換作業を行う。
次に、液配管17及びベーパ配管18の各々から洗浄液を回収する第1回収ステップを行う。第1回収ステップでは、液配管17及びベーパ配管18に対し、砲弾状のピグ及びレジューサを用いたピグ洗浄を行う。ピグ洗浄では、各配管17,18の内部においてガス(窒素)によってピグを加圧移動させて洗浄液を貯蔵タンク10に押し出す。そして、各配管17,18に対し、窒素を供給して残留ガス(酢酸エチルベーパ等の可燃性ガス)を除去する窒素パージを行う。窒素パージによって各配管17,18内は乾燥させることができる。第1回収ステップ中は、臭気対策として、ベーパ回収装置20を運転させる。これにより、循環回路21ではメルカプタンベーパが吸収され、第2密閉容器26aでは酢酸エチルベーパが吸収され、脱臭用容器27aではメルカプタンベーパが脱臭される(図4のベーパ回収装置20参照)。
次に、貯蔵タンク10内の洗浄液を回収する第2回収ステップを行う。第2回収ステップでは、第1ポンプ11を運転させて、貯蔵タンク10内の洗浄液を密閉回収容器51に回収する。その際、臭気対策として、接続管33を介して密閉回収容器51を接続管31に接続した状態で、ベーパ回収装置20を運転させる。また、ベーパ回収装置20の運転中に貯蔵タンク10が負圧であることを確認しながら、貯蔵タンク10の側板のマンホールを開放する。そうすると、貯蔵タンク10内に空気が入り酸素濃度が上昇する。作業者は、貯蔵タンク10内の酸素濃度が所定値に回復した後に、貯蔵タンク10内の臭気を確認し、臭気が低下していると判断すると、全身エアーラインマスクを着用して貯蔵タンク10へ入槽して残液の回収を行う。この回収後に、貯蔵タンク10に窒素を供給して残留ガス(酢酸エチルベーパ等の可燃性ガス)を除去する窒素パージを行う。除去されるガスは、ベーパ回収装置20に吸い込まれ、第1吸収液に吸収される。
次に、貯蔵タンク10及び配管17、18に対して、スチームを送るスチーミングを行うことにより臭気を除去する。そして、例えば貯蔵タンク10は解体工事に引き渡される。
次に、バルブ、及びポンプ11、12等を分解して整備する。その際、臭気が残っているものについては、酢酸エチルに浸漬させた後に、スチーミング(スチームによる洗浄)を行う。さらに、液配管17及びベーパ配管18のパッキン交換を行い、液配管17及びベーパ配管18内を清水で洗浄した後に、仕上げとしてスチーミングと乾燥をこの順番で行う。
[3.実施の形態の効果等]
本実施の形態では、メルカプタンベーパの吸収に適した酢酸エチルを吸収液として使用しているため、メルカプタンベーパを効果的に回収することができる。従って、貯蔵タンク10外部においてメルカプタン臭の拡散を抑制できる。
本実施の形態では、第1密閉容器24内のガスに含まれる酢酸エチルベーパが、二次吸収部26において第2吸収液に吸収される。従って、酢酸エチルベーパの臭いの拡散を抑制できる。なお、参考までに、二次吸収部26は、メルカプタンの吸収に適した吸収液(酢酸エチル等)を用いる場合だけでなく、メルカプタン以外のベーパの吸収に適した吸収液として臭いが強いものを用いる場合にも適用できる。
本実施の形態では、貯蔵タンク10だけでなく、貯蔵タンク10に接続する接続配管17,18も洗浄する。そのため、接続配管17,18に残るメルカプタンベーパによるメルカプタン臭の拡散を抑制できる。
本実施の形態では、洗浄対象回路における洗浄液の循環によって、貯蔵タンク10及び接続配管17,18の両方を洗浄する。そのため、貯蔵タンク10及び接続配管17,18を効率的に洗浄できる。
[4.変形例1]
変形例1では、二次吸収部26等が上述の実施の形態とは異なる。図6に示すように、第2吸収液が循環する循環回路61と、第1密閉容器24からのガス(ケミカルベーパを含むガス)を循環回路61に導入部62とを備えている。循環回路61には、循環ポンプ63と、第2密閉容器26aと、エジェクタ65とが接続されている。エジェクタ65には、上述の導入部62として、ホース等の管を接続する接続口62(例えばフランジ継手が設けられた接続口)が設けられている。第2密閉容器26aには、第2吸収液(例えば、灯油)が貯留されている。
また、変形例1では、第1密閉容器24の底部に第1排出管71が接続され、第2密閉容器26aに第2排出管72が接続されている。第1排出管71と第2排出管72とは合流し、合流箇所から延びる接続管にはポンプ73が設けられている。この接続管は、スロップタンク(図示省略)に接続されている。
ベーパ回収装置20は、例えばドーム型の貯蔵タンク10の屋根板に一端が接続された接続管の他端を接続口22に接続して使用することができる。ベーパ回収装置20(循環ポンプ23及び循環ポンプ63)を運転させると、循環回路21において、図6に示す矢印の方向に第1吸収液が循環し、エジェクタ25が吸引作用により接続口22からガスを吸い込む。循環回路21では、エジェクタ25に吸い込まれたガスに含まれるメルカプタンベーパが、第1吸収液に吸収される。
また、循環回路61において、図6に示す矢印の方向に第2吸収液が循環し、エジェクタ65が吸引作用により接続口62からガスを吸い込む。循環回路61では、エジェクタ25に吸い込まれたガスに含まれる酢酸エチルベーパが、第2吸収液に吸収される。また、上述の実施の形態と同様に、第2密閉容器26a内の液面上のガスは、第2密閉容器26aから排出され、脱臭用容器27a内において脱臭剤によってメルカプタンベーパが脱臭される。
第1密閉容器24で使用された第1吸収液と、第2密閉容器26aで使用された第2吸収液とは、ポンプ73によってスロップタンクへ送られる。なお、貯蔵タンク10における貯蔵油が少ない時や気温が低い時には、貯蔵タンク10から循環回路21に導入されるガスの流量を調節できるように、貯蔵タンク10と接続口22とを接続する接続管に調整弁を設けてもよい。
[5.その他の変形例]
上述の実施の形態において、第1吸収液として、酢酸エチルの代わりにメチルエチルケトン(MEK)を使用してもよい。この場合、洗浄液としても、第1吸収液と同じメチルエチルケトン(MEK)を使用してもよいし、酢酸エチルを使用してもよい。
上述の実施の形態において、第2吸収液として、灯油の代わりにアセトン、軽質油又は潤滑油等の油を使用してもよい。
上述の実施の形態において、貯蔵タンク10がコーンルーフ型又はドームルーフ型であってもよいし、貯蔵タンク10はフローティング型又はインナーフロート型であってもよい。貯蔵タンク10の型式に応じて洗浄機Cが使い分けられる。
上述の実施の形態では、循環回路21,61にエジェクタ25,65を設けているが、外部のガスを循環回路21,61に導入することができればよく、エジェクタ25,65は必ずしも使用しなくてもよい。
<実施例>
以下、本発明の実施例について説明する。実施例としては、吸収液として酢酸エチルを用いて、エチルメルカプタンを酢酸エチルに吸収させる実験を行った。
実験では、ホールピペットを用いて酢酸エチル9mLをバイアル(容量120mL)に入れて、そして、ホールピペットを用いて既知濃度のエチルメルカプタン標準溶液1mLをバイアルに加えた。エチルメルカプタン標準溶液は、4種類の濃度(0.8μg/mL、4μg/mL、40μg/mL、400μg/mL)のものを使用した。
エチルメルカプタン標準溶液1mLをバイアルに加えた後は、バイアルに対しゴム栓をし、その上からアルミニウムキャップを載せてアルミニウムキャップ締め器で、バイアルにゴム栓を固定した。そして、バイアルを手で30秒間振とうさせ、30℃の恒温水槽に入れて30分間静置させた。静置させた状態でガスタイトシリンジを用いて気相を適量とり、直ちにGC分析装置の試料導入部に注入した。GC分析装置を用いて検出されたエチルメルカプタンの濃度を表1に示す。なお、各濃度のエチルメルカプタン標準溶液に対し、3回の試験を行った。
試験に用いた試薬及び化学品は次のとおりである。
・酢酸エチル(濃縮5000) 残留農薬・PCB試験用(キシダ化学株式会社)
・ベンゼン 高速液体クロマトグラフィー用(関東化学株式会社)
・エチルメルカプタン 1級
(エチルメルカプタン標準原液を適量分取し、ベンゼンを用いて0.8μg/mL、4μg/mL、40μg/mL、400μg/mLに調製した。)
また、GC分析(ガスクロマトグラフィー分析)の条件は次のとおりである。
・分析装置:島津GC−2014
・カラム:β,β−ODPN 3m×3mm×0.5μm
・検出器:120℃ 炎光光度検出器(FPD)
・インジェクション:120℃
・カラム流量:40mL/min(N
<比較例>
引き続き、比較例について説明する。比較例としては、吸収液として鉱油を用いて、エチルメルカプタンを鉱油に吸収させる実験を行った。試験に用いた鉱油は次のとおりである。実験方法は実施例と同じであり、鉱油以外の試薬及び化学品と、GC分析の条件とは、実施例と同じである。
・ダイアナ フレシア G−9(出光興産株式会社)
具体的に、ホールピペットを用いて鉱油9mLをバイアル(容量120mL)に入れて、そして、ホールピペットを用いて既知濃度のエチルメルカプタン標準溶液1mLをバイアルに加えた。エチルメルカプタン標準溶液は、4種類の濃度(0.8μg/mL、4μg/mL、40μg/mL、400μg/mL)のものを使用した。続いて、バイアルに対しゴム栓をし、その上からアルミニウムキャップを載せてアルミニウムキャップ締め器で、バイアルにゴム栓を固定した。そして、バイアルを手で30秒間振とうさせ、30℃の恒温水槽に入れて30分間静置させた。静置させた状態でガスタイトシリンジを用いて気相を適量とり、直ちにGC分析装置の試料導入部に注入した。なお、各濃度のエチルメルカプタン標準溶液に対し、3回の試験を行った。
Figure 0006547105
表1では、エチルメルカプタンの検出濃度は、吸収液が鉱油である場合に比べて、吸収液が酢酸エチルである場合の方が低い。具体的に、吸収液が酢酸エチルである場合のエチルメルカプタンの検出濃度は、吸収液が鉱油である場合のエチルメルカプタンの検出濃度の28%から40%となっている。実施例及び比較例によれば、メルカプタンベーパの吸収に酢酸エチルが有効であることが示された。なお、実験データは記載していないが、発明者は、吸収液としてメチルエチルケトンを用いる場合の有効性についても確認している。
本発明は、貯蔵タンクの貯蔵油に由来するベーパ回収装置等に適用可能である。
10 貯蔵タンク
17 液配管(接続配管)
18 ベーパ配管(接続配管)
20 ベーパ回収装置
21 循環回路
22 接続口(導入部)
23 循環ポンプ
24 第1密閉容器
26 二次吸収部
27 脱臭部

Claims (2)

  1. 貯蔵油を貯蔵する貯蔵タンクの洗浄方法であって、
    貯蔵油に含まれる成分のベーパを吸収する吸収液を洗浄液として使用し、前記貯蔵タンク内で前記洗浄液を噴射させて前記貯蔵タンクを洗浄すると共に、前記貯蔵タンクに接続する既設の接続配管として、該貯蔵タンクに対し貯蔵油を入庫又は出庫するための液配管、及び、ベーパ配管に前記洗浄液を流通させて前記液配管及び前記ベーパ配管を洗浄する洗浄ステップと、
    前記洗浄ステップ後、前記液配管及び前記ベーパ配管に残った洗浄液を前記貯蔵タンクに流入させて回収する第1回収ステップと、
    前記第1回収ステップ後、前記貯蔵タンクから前記洗浄液を密閉回収容器に回収すると共に、前記ベーパを吸収する吸収液が循環する循環回路に、前記密閉回収容器内のガスを導入して、該ガスに含まれる前記ベーパを前記吸収液に吸収させる第2回収ステップとを備えていることを特徴とする、タンクの洗浄方法。
  2. 前記洗浄ステップでは、前記貯蔵タンク、前記液配管及び前記ベーパ配管を含む洗浄対象回路に前記洗浄液を循環させ、該循環する洗浄液を前記貯蔵タンク内で噴射して該貯蔵タンクを洗浄することを特徴とする、請求項1に記載のタンクの洗浄方法。
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