JP6545059B2 - ポリマー改質アスファルト組成物 - Google Patents
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Description
本発明におけるアスファルトとしては、例えば、ストレートアスファルト(JIS K 2207 参照)、溶剤脱瀝アスファルト(「新石油辞典」,石油学会編,1982年,p.308 参照)等のアスファルト又はこれらの混合物を使用することができる。本発明ではアスファルトの針入度グレードごとに検討し、ストレートアスファルト40/60〜200/300相当品まで使用することができる。
ブローンアスファルトは、JIS K 2207に規定されているブローンアスファルト10〜20、又は同じくJIS K 2207に規定されている防水工事用アスファルト3種等が含まれる。このブローンアスファルトは、ストレートアスファルトを単独、もしくはプロセスオイルもしくは溶剤脱瀝油を混合したものを原料物質とし、これに250℃〜320℃の高温で空気を吹き込むブローイングを施す。これにより、酸化や脱水素重縮合等を化学的に反応させることでブローンアスファルトを得ることが可能となる。このとき、ブローイングを通じて原料物質の分子量を増加させ、粘度を上昇させることも可能となる。
芳香族系重質鉱油は、原油の減圧蒸留残油をプロパン等により脱瀝して得られた溶剤脱瀝油を更にフルフラール等の極性溶剤を用いて溶剤抽出することにより、ブライトストック(重質潤滑油)を得る際の溶剤抽出油、すなわち、エキストラクトが使用できる。本発明において芳香族重質鉱油としては、エキストラクトを添加することが好ましい。
アスファルト組成物への補強材として添加される熱可塑性エラストマーである。SBSの分子量は、12万〜25万とされている。SBSは、SBS全重量に対するスチレンの重量%が、25〜35重量%であり、好ましくは27〜33重量%である。
本発明では、ポリマー改質アスファルト組成物中の貯蔵安定性を確保させるためにカルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペンを添加することが好ましい。
から求めることができる。車輪11による往復頻度が、42(回/分)である場合、(2)式を変形すると以下の(2)´式に書き換えることができる。
DS(回/mm)=630(回)/d(mm)・・・・・・・・・・(2)´
ここでは吸水率0.64%の砕石を使用している。骨材の吸水率が高いと、被覆されたアスファルトを骨材が吸収し、結果的に混合物中のアスファルト量が少ない配合となる。また吸水率の高い骨材は、使用時の湿度や表面の湿潤状態によってアスファルトの吸収量が大きく変化し、結果として混合物中のアスファルト量が変動することになる。 従って、混合物中のアスファルト量を一定に保つために、吸水率は1.5%未満、望ましくは1.0%未満とする必要がある。
ここでは見掛密度2.66g/cm3の砕石を使用した。
ここでは安定性2.4%の砕石を使用した。ここでいう安定性とは、凍結融解に対する安定性を規定したものである。この安定性の数値が小さいほど、凍結融解時の骨材破壊が少ない。舗装設計施工指針では12%以下と規定しているが、骨材の性状のばらつきを抑制するために、当該指針の規定の半分としている。
ここではすり減り減量12.6%の砕石を使用した。すり減り減量試験は、骨材の硬さおよびすり減りに対する抵抗、すなわち骨材の耐久性を評価する試験である。すり減り減量が20%を越えるとわだち掘れが大きくなるので、ここではすり減り減量を20%以下、望ましくは15%以下とした。
ここでは軟石量2.5%の砕石を使用した。軟石量は、黄銅の棒(モース硬度3〜4)によりひっかき跡が付くかを判定する試験で、骨材が黄銅よりも硬いか、軟らかいかを判定する試験である。軟石量はすり減り減量試験と同様に、骨材の硬さおよびすり減りに対する抵抗、すなわち骨材の耐久性を評価する試験である。軟石量は一般的に5%以下である必要がある。(舗装調査・試験法便覧A008参照。)
ここでは細長、あるいは扁平な石片の含有量2.8%の砕石を使用した。ここでいう石片は、一般には長軸/短軸比が3以上のものを細長、あるいは扁平な石片として使用する。細長,あるいは扁平な石片が混入すると、舗装もしくは試験用の供試体が、ある方向からの荷重に対して、変形しやすくなる可能性がある。すなわち細長,あるいは扁平な石片が多く混入していると、それらが向きを揃えて配向し、その向きと平行な荷重に対しては、垂直な荷重に対するよりも変形しやすくなる。
11 車輪
Claims (2)
- 何れも重量%で、
ベースアスファルト:50%〜80%、
針入度が10超〜40であり、針入度指数3以上であるブローンアスファルト:10%〜40%未満、
芳香族系重質鉱油:5%超〜10%、
SBS:1%〜3%、
カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン:0.3%〜1%を含有すること
を特徴とするポリマー改質アスファルト組成物。 - SBS:2%〜3%を含有すること
を特徴とする請求項1記載のポリマー改質アスファルト組成物。
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